咲「和ちゃん気持ちよかった？」

和「凄かったです……咲さんは？」

咲「最低でも100点だよ」ﾆｺ

和「もう、咲さんったら……///ねえ咲さん私達ずっといっしょにいましょうね？」

咲「もちろんだよ和ちゃん……」

和「どんなことがあってもずっといっしょですよ？」

咲「約束するよ」

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咲「えっ……？そんな和ちゃんが……交通事故で死んだ？」ｶﾞｸｶﾞｸ

咲「…………」

久「あの子、お通夜もお葬式も終わってだいぶ経つのにまだ立ち直らないわね……」

まこ「しょうがないじゃろ。和とは自他ともに認めるバカップルじゃったし……」

優希「咲ちゃん……」

京太郎「なあ、咲。今日久し振りに2人でゲーセン行こうぜ？」

咲「京ちゃん……。でも私、今はそんな気分じゃないの……」

京太郎「たまにはいいじゃねえか。奢ってやるからさｗなっ？」

咲（きっと私を励まそうとしてくれてるんだよね……。このままじゃいけないのは分かってるし、もしいいキッカケになれば……）

咲「うん、じゃあ行こうかな」

京太郎「そうこなくっちゃ！」

京太郎「ふぃー。久し振りに楽しそうだったな咲」

咲「うん、京ちゃんありがとね」

京太郎「なあ久し振りにウチ寄ってかねえか？」

咲「えっ、でも……もう暗くなってきたし……」

京太郎「大丈夫大丈夫、今日ウチに親いるし。家も近いし送ってくからさ？」ｸﾞｲｯ

咲「あっ……ちょっと引っ張らないでよ」

京太郎「まあいいじゃんいいじゃんｗ」

咲（私のために元気付けようとしてくれてるんだよね……なら断っちゃ悪いし……）


京太郎「あれ？ｗ親出かけてるのか？2人っきりだな咲ｗ」

咲「京ちゃん……やっぱり私、帰るね……」

京太郎「いいじゃんいいじゃんｗここまで来たんだしちょっと遊んでけよｗ」ｸﾞｲｯ

咲「あっちょっと……」

ﾄﾞｻｯ

咲「え？京ちゃん何を……？」

京太郎「お前、和がいなくなって溜まってたんだろ？ｗ俺が発散させてやるよｗ」ﾓﾐﾓﾐ

咲「いやっ！離してぇ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

京太郎「暴れんじゃねえよ！」ﾄﾞｽｯ

咲「がはっ！」

京太郎「へへへ……もう邪魔な和はいねえ……ずっと好きだったんだぜ咲ぃ！」ﾑﾆﾑﾆ

咲「いやああああああああああ！」

ﾄﾞﾝｯ！！

京太郎「……ん？なんだ今の音？」

京太郎「まっいいかｗ」ｻﾜｻﾜ

咲「ひっ、助けて和ちゃん……」

京太郎「和なんてもういねえってのｗ」ｻｯ

咲（えっ？今一瞬和ちゃんが見えたような……？）

京太郎「……ぐっ！？首がっ……」

京太郎「う……」ﾊﾞﾀｯ

咲「ひぃ！？ちょっと京ちゃん？」

咲「死んでる……まさか和ちゃんが私を助けるために……？」

？「咲さん……」ﾎﾞｿｯ

咲「っ！？気のせい……？和ちゃんの声が聞こえたような……」

久「そんな……須賀君が咲をレ○プしようとして和に須賀君が殺されたなんて……」

優希「確かに素手で首の骨が折られて殺されたらしいし……咲ちゃんにそんな力あるとも思えないじょ……」

まこ「そんな馬鹿なことが……」

咲「私今日はもう帰っていいですか……？」

久「いいわ。いろんなことがあって疲れてるわよね」

咲「はい。お先に失礼します」

咲「きっとあの時和ちゃんが私を助けてくれたんだよね……」

咲「疲れたな。まだ早いけど少し眠ろう……」

ﾄﾞﾝｯ！!

咲「何……？」ｶﾞﾊﾞｯ

和「咲さん……」

咲「和ちゃん！？なんでここに……」

和「咲さん……」

咲「幽霊でもいい、和ちゃん会いたかったよ……」ｼﾞﾜｧ

和「……」

咲「何をしにここに来たの？」

和「ずっといっしょにいてくれるって約束しましたよね……」

咲「う、うん……」

和「じゃあ死んでくれますね咲さん！」ｶﾞｼｯ

咲「かはっ！首が……や、やめて、和ちゃん！」

和「約束したじゃないですか……！」ｷﾞｭｷﾞｭｷﾞｭ

咲「苦しいよ和ちゃん……！わあぁっ！」ﾀﾞｯ

和「咲さん、逃がさない……」

咲「うわああああああああ！！！！」

ﾊﾞﾝｯ

咲「部長！匿ってください！和ちゃんに狙われてるんです！！」

久「咲……とりあえず落ち着いて事情を話して」

咲「部屋で寝ようとしてたらいきなり凄い音がしていつの間にか和ちゃんがいていきなり首、絞めてきて……」

咲「必死に逃げて来たんです」

久「和は何か言ってた？」

咲「あっ！約束したから死んでくれって……」

久「約束？」

咲「以前、どんなことがあってもずっといっしょだって約束したんです……」

久「……そう」

咲「私は卑怯なんでしょうか？」

久「……そんなことないわ」

久「とにかく私は1人暮らしだし。親には私が連絡しておくから今日は泊まって行きなさい」

咲「ありがとうございます……」

久「……そうだ。念の為あの子を呼んでおくか」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

久「晩御飯出来たわよ。さあどうぞ」

咲「……何から何まですみません」

久「いいのよ。あなたには大会で助けられたことが何度もあるし気にしないで」

咲「……はい、いただきます」

久「咲には早く元気になってもらわないとね。来年の全国大会でも優勝してもらいたいし」

咲「努力します……あっ！この唐揚げおいしい！」ﾊﾟｱｧ

久「そう。よかったわ」

咲「……部長なんで私を泊めてくれたんですか？もしかしたら部長も危険に巻き込まれるかもしれないのに」

久「私は部長だから困っている部員を助ける義務があるし、何より私が咲のことが好きだからよ」ﾆｺ

咲「えっ！私のことが好きって、それってどういう……///」

久「さてどういう意味かしらね」ｹﾗｹﾗ

咲「部長……///」

ﾊﾟﾘｰﾝ！

咲「えっ！？なに！？」

久「あらら愛用のグラスが割れちゃったわね。いきなりどうしたのかしら」ｶﾞｼｬｶﾞｼｬ

咲（まさか和ちゃんいるの……？）ｶｸｶｸ

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久「咲はこの部屋使ってね」

咲「ありがとうございます」

咲（1人じゃ怖いけど部長にもしも危険が及んだらいけないよね……）

咲「……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

久「……やっぱり今日は私の部屋で寝なさい」

咲「えっでも……」

久「いいからいいから。その方が咲の心配せずにしっかり眠れそうだしね」

咲「部長ありがとうございます」ｼﾞﾜｧ

咲「部長。起きてますか？」

久「……」

咲（寝ちゃってるんだ……私も早く寝よう……）ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

咲（和ちゃん……私はやっぱり和ちゃんに殺されるべきなのかな……）

咲（でもやっぱり死ぬの怖いよー……）ｼﾞﾜｧ

ﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯ

咲（何の音……？階段を上ってるような……）ﾌﾄﾝｷﾞｭ

ﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯ

咲（ひぃ！？近づいてきてる！）

ﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯﾄﾝｯ…………

咲（ドアの前にいるの！？）

ｶﾞﾁｬｯｶﾞﾁｬｯ……ｷｨｨｨｨ

咲「うわあああああああああ！！！！」









電気ﾊﾟﾁｯ

久「うーん……どうしたの？咲？」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

咲「部長助けて！！今和ちゃんが階段上って来てドアを開けたの！」ｷﾞｭ

久「あら、ドア閉め忘れたかしら……？気のせいよ。誰もいないわ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

咲「部長……」ｷﾞｭｰ

和「咲さんから離れて」ﾎﾞｿ

咲「ひっ」ﾊﾞｯ

久「今の声、和よね……？」

咲「和ちゃんもうやめてよぉ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

久「あれから何も無いけど、やっぱり普通じゃないようね。須賀君のこともあるし……」

咲「どうしよう部長……」

久「大丈夫私が守ってあげるわ。幸い今日から連休だししばらく泊まっていきなさい。ただあなたから親に連絡入れてね」

咲「ありがとうございます……」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ｶﾞﾁｬ

優希「こんにちはーｗ咲ちゃん大丈夫かー？私が守ってやるじぇー！ｗ」ｷﾞｭｰ

咲「優希ちゃん！」

久「優希がいればにぎやかになると思って事情説明して呼んでおいたわ。私はこれから少し出かけてくるしね」

久「じゃあ優希。咲を頼むわね」ｶﾞﾁｬ

優希「おう！私がいればもう安心だじぇｗ」ｽﾘｽﾘ

咲「ありがとう優希ちゃん……」ｷﾞｭ

咲「結局夜眠れなかったな……もう昼だしさすがに眠くなって来たなあ」ﾌﾗﾌﾗ

優希「私が膝枕してやるじぇｗ咲ちゃんは少し寝るといいじょｗ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

咲「じゃあちょっとだけ……ありがとう優希ちゃん……」ﾎﾟｽｯ

優希「困った時はお互いさまだじょｗ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

咲「……ぐぅ」ｽﾔｽﾔ

優希「もう寝ちゃったじぇｗ疲れてたんだなあ。しっかしほっぺ柔らかいじょｗ」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

咲「うーん……あっ優希ちゃんありがとね。おかげでよく寝れたよ」ﾆｺ

優希「……」

咲「優希ちゃん……ねえ？」ﾕｻﾕｻ

優希「……」ﾊﾞﾀｯ

咲「いやあああああああああああ！！優希ちゃん！しっかりしてよ！！！」ﾕｻﾕｻ

優希「……」

咲「ひ、ひぃぃ」

ｶﾞﾁｬ

久「何？今の悲鳴は！？」

咲「部長！優希ちゃんが！優希ちゃんが！」

久「優希がどうしたの？……優希！」ﾀﾞｯ

咲「はっそうだ！救急車！」ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

久「ええ、まだ息があるわ急いで！」

咲「部長。優希ちゃん大丈夫かな……？」

久「とにかく無事を祈りましょう」ｸﾞｯ

咲「ところでその人は？」

久「大会で仲良くなってね。滝見春ちゃんよ。駅まで彼女を向かえに行ってたの。霊関係に強いのよ」

春「彼女のことより宮永さんは自分のことを心配した方がいい」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

春「もう気付いてると思うけどあなたは原村さんに憑かれてる」

春「このままじゃ殺される」ﾎﾟﾘ

咲「そんなどうすれば……」ｼﾞﾜｧ

春「私が祓っておくから安心して」ﾎﾟﾘ

久「春ちゃんは頼りになるわねえ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

春「久に喜んでもらえるなら嬉しい……///」ﾆｺ

咲「よかった……」ﾎｯ

春「破ァ！！」

春「……ふぅ。これでもう大丈夫」

咲「ありがとう滝見さん！」

久「優希も目を覚ましたし一件落着かしらね」

春「じゃあ私も少し寂しいけど帰る」ﾎﾟﾘ

咲「滝見さん助かったよ。これお礼の黒糖だよ」

春「宮永さんありがとう」

咲「もう遅いし私も帰ろうかな。お父さん心配してるだろうし。部長、滝見さん。本当にありがとうございました」ﾍﾟｯｺﾘﾝ

咲「生きてるっていいなぁ」ﾎﾞｿ

咲「和ちゃんには悪いけどやっぱり私はまだ死にたくない。今回のことでよーっくそれが分かったよ」

咲「私がいつか死ぬまで待っててね和ちゃん」

咲「いつか和ちゃんにまた会えたらいいな」

咲「部長から電話？なんだろう？」ﾋﾟｯ

部長『咲！春が今すぐそこから逃げてって言ってるわ！！』

咲「え？」

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵ

咲「あの車運転してるのって……和ちゃん！？」

和「嘘つき」

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ

咲「ぎゃあああああああああああああ！！！！」

咲「和ちゃんごめんね。私死ぬの怖かったの」

和「いいんですよ。咲さんとこうしていられて私は幸せですから」

咲「ありがとう。私も幸せだよ和ちゃん」ｷﾞｭ

和「咲さん……」ｷﾞｭｰ

咲「じゃあいこっか」

和「はい！」ﾆｺ



カン

オカルトの塊と化した和に咲が襲われるSSを書きたかった
見てくれた人ありがとね

おつありがと

>>72
ご想像にお任せします