兄「…って興奮してる場合じゃないんだよ！ちょっとそこに座りなさい！」
妹「ハイハイ。で、なに？」
兄「あのー、えっと、いつもノーパンなの？」
妹「さすがに生理の時は履くけど。大体はノーパン」
兄「…学校にもノーパンで行ってるのか？」
妹「そうだけど？」
兄「…けしからん！お前、健全な青少年を誑かしてるのか！？痴女なのか！？」

妹「失礼じゃない？スカートの下にはいつもジャージのショーパン履いてるんですけど」

兄「その下はノーパンなんだろ？」

妹「…そうだけど。別にノーパンがバレる訳じゃないからいいでしょ」

兄「むむむ…筋とかいろいろ問題があるんじゃ…」

妹「お兄ちゃんさ、さっきから何なの？別に私がノーパンだろうが関係ないでしょ」

兄「…お兄ちゃんはさ、妹がノーパンだったからって暴漢に襲われないか心配なんだよ」

妹「…どういうこと？」

兄「だからさ、妹がノーパンなのがバレてそれをネタに脅されて強姦輪姦なんて展開になったらお兄ちゃんは…お兄ちゃんは…っ！」

妹「…それはエロ同人の読みすぎだと思う」

兄「そんなことないぞ！どこの誰とも知らない奴に妹の花が散らされるなんてお兄ちゃん見たくないッ！」

妹「………」

兄「だから、ノーパンやめろとは言わないからせめて家だけにしような？」

妹「それってお兄ちゃんの前でならノーパンでいていいってこと、だよね」

兄「えっ？…あっ！そ、そうなりますね…」

妹「………」

兄「べ、べつに下心があったわけじゃないからな！ただ人目がある所じゃするなって意味で…」

妹「…でもお兄ちゃん、私がノーパンで興奮してた」

兄「あー…それはそのー…ごめんなさい！でも興奮はしても発情した訳じゃないから！って俺は何を言っているんだ！？」

妹「…べつにいいよ。発情しても」

兄「……え？」

妹「や、やっぱなんでもない」

兄「あ、あはは。そうだよな。兄ちゃんちょっと最近難聴気味で。困っちゃうな！あはは…」

妹「………」

兄「………じ、じゃあこれからは気を付けろよ！説教終わり！行ってよし！」

妹「あっ」

兄「どうした？」

妹「あの、私、ほんとはノーパンだけじゃないんだ」

兄「…ん？」

妹「外ではブラつけてるけど、家だとずっとノーブラなんだ」

兄「……へっ？」

妹「あ、さすがにお父さんがいる時はしてないけど…でも、大体ノーブラなの。今もそうだし」

兄「………えっ？」

妹「…だからさ、ノーブラのお説教は、しないのかなって…」

兄「…………」

妹「お兄ちゃん？聞いてる？」

兄「おっ？おう。ちょっと脳みそが耳から出てたみたいだわ。もう大丈夫」

妹「あはは。その例えキモすぎ。グロいよ」

兄「あ、ああ。そうだな、キモイな……」

妹「うん。ほんとお兄ちゃんキモイ。あはは」

兄「あ、あはははは……」

妹「………」

兄「………」

兄「あ、あのさ」

妹「…なに？」

兄「あ、明日もパンツ、チェックするから」

妹「え？」

兄「独り言だけど、抜き打ちでブラジャー検査もする予定だから」

妹「……」

兄「だから、明日はちゃんとしてくるんだぞ！」

妹「…うん！」

おわり

めぞん一刻はじまったから続かない
ありがとーございました