久「しかし、珍しい病気？ね」

優希「病気ってレベルじゃないと思うじぇ…」

照「全くだ。完治には姉の献身的な愛が必要だな」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

和「いいえ、咲さんの看病は私がします。お義姉さんは、安心して東京に帰って下さい」ﾓｺﾞﾓｺﾞ



和「ところで、なぜ照さんが清澄に？」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

照「咲のお尻の穴から、麻雀牌が出て来たと聞いて、夜行バスで帰って来た。ちなみに彼女は付き添い」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

菫「あのさ…、突っ込んだら負けだと思ったから、突っ込まなかったけど…。お前ら何、モゴモゴしてるんだ？」



和「麻雀牌ですが？」

照「麻雀牌だが？」

菫「麻雀牌って、舐める物か…？」

照「えっ、菫は麻雀牌舐めないの？」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

和「オカルトは否定しますけど、麻雀に大して愛を持てば、麻雀が強くなれると思いますよ」



久「ねぇ…、舐めた事ある？」

優希「あるわけないじぇ。放課後、和ちゃんが牌をペロペロしてる姿は見た事あるじぇ」

照「おい、ピンク。いい加減、撥よこせ」

和「お義姉さんこそ、イーピン下さいよ」

照「わかったよ」ﾍﾟﾍﾟｯ

和「ちなみに何味ですか？」

照「昨日、咲ちゃんが作ったハンバーグの味」

和「あら…咲さんの手料理」ｳｯﾄﾘ

照「ちなみにお前のは何の味だ？」

和「お味噌汁ですね。味噌の香りが、たまらないですよ」ﾍﾟﾍﾟｯ

照「ふむ、堪能しよう」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

和「この牌が、咲さんの胃を通って、腸を通って、肛門にまで辿り着いたのですね…。ステキですね」ﾓｺﾞﾓｺﾞ



久「うぇ…、また口の中でモゴモゴしてる…」

優希「思いっきり、間接キスになってるけど、気にしないのかじぇ？」

菫「多分、咲ちゃんのお尻から出て来たから、他人の舐めた物とか気にして無いと思うぞ」

ガチャ

咲「ただいま、戻りました…」

久「お疲れ。検査結果どうだった？」

咲「はい。お医者様も、全く聞いた事のない症状らしくて…。レントゲンも撮って貰いましたけど…」

咲「胃とか、どこにも麻雀牌は見当たらないそうです」

久「うーん、牌を飲み込んだのが、出て来たとかじゃなかったのね」

咲「私も小さな子供じゃないですし、麻雀牌は飲み込みませんよ…」

久「そうよね…。全くもって意味がわからないわね」

咲「そして、病院でまたこれが出てきちゃいまして…」ｽｯ


優希「中と9萬だじぇ…」

菫「また麻雀牌か」

咲「汚いので、袋に入れて来ました」



|彡ｻｯ

照「ふむ、中と9萬か。どれどれ」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

和「あぁーーーーーーー！！！！！！！！一つ下さいよ！？」

照「やだ。おっ、咲。今日の昼はカレーか？」

咲「う、うん。そうだけど…、お姉ちゃん、それ汚いよ！」



バコン！→腹パン

和「吐き出せって言ってるんですよ！おらぁ！」

照「ごぶっ」


ポロッ

和「中いただきます」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

ﾋﾟｰｺﾞﾛｺﾞﾛ､ｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙ

咲「うっ！？」

咲「すいません！ちょっと、おトイレに…」



バタン


和「部長と優希は、舐めませんか？」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

久「いやぁ…、私達はちょっと…」



照「菫はどうなの？牌に愛されたくないの？」

菫「うん、私は凡人代表でいいよ。だから、麻雀牌は舐めない」

トイレ

咲「ふぅ…」


ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

ﾎﾟﾁｬﾝﾎﾟﾁｬﾝ……

咲「いっぱい出ちゃった…」

咲「一応、ビニールに入れておこう…」

咲「戻りました…。今まで一番、出ちゃいました」ﾄﾞｯｻﾘ

菫「おっ、大量だなぁ。ん？この牌はもしや…」


菫、ビニールの手袋をつける

菫「テーブルに並べてみよう。19萬子、19ソウズ、19筒子、北東南西、撥白中…」



優希「国士無双、13面待ちだじぇ」

久「流石、咲。牌に愛された最強の魔物ね」

照「ほぅ…、これはもう…」

和「えぇ…、麻雀牌がある以上、やる事は一つですね…」



照・和「「麻雀って楽しいよね！？」」

咲「私は楽しくないよぉ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



咲「でも病院の先生が、一度出なくなるまで全部出してみなさいって…。カンチョーも大量に処方されました」

久「私も便秘がひどい時はカンチョー使うわよ」

照「なぁ、ピンク。お前とはいつか決着をつけないと行けないと思ってたんだ」

和「同感ですね。ただ麻雀の腕だけは、認めてますよ？まぁ、麻雀も咲さんの方が強いですけど」

照「ふっ、まぁな。しかしピンク。お前には負ける気しないな」

和「そうですか。私も負けませんよ？咲さんのお尻の穴から麻雀牌が出て来ると言うなら…」

和「必要なのは、牌に愛されるとか愛されないとか、そんなオカルトではなく…」



和「咲さんを愛してるか、愛して無いかでは？」ｼﾞﾛｯ

照「なにぃ！？私が咲ちゃんを愛してないとでも？」

和「えぇ。ずっとほったらかしにしてたじゃないですか。後、世界で一番咲さんを愛してるのは、過去未来全て含めて、私でしょう」

照「ありえないな。まだ咲と会って一年も経ってないだろ？お前」

和「それが何か？私と咲さんの、半年間は、お義姉さんと咲さんの16年すら軽く超えました」



和「私の咲さんへの愛は、トリプル役満です。お義姉さんは、精々満貫止まりですよ」ﾄﾞﾝ

照「言ってくれるな…。なら、私に咲麻雀で勝つ自信があると？」

和「麻雀は運の兼ね合いもありますから、私が照さんに負ける事も多々あるでしょう」



和「が、それは普通の麻雀の話です。咲さんのお尻の穴から出る麻雀牌で、私は負ける気がしません」ｺﾞｺﾞｺﾞ

照「上等だ。高校生チャンピオンと中学生チャンピオンのレベルの差、思い知らせてやるよ！」ｺﾞｺﾞｺﾞ



和「負け方は、咲さんから身を引く？どうでしょう」

照「ふっ、いいだろう。この闘い、インハイの決勝戦より死闘になるな」



菫「おいおい、そんなくだらない闘いをインハイと同列にするなよ」

久「くっそー、ジャンケンで負けてしまった…」ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

菫「私なんか強制参加だぞ…。何のために長野まで来たんだか…」ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ



自動卓は、汚れてしまうので手積み麻雀


　　　　菫


和　　　咲　　　照


　　　　久


真ん中の咲の所に、オマルが置いてるので、それに牌を出します

優希はカンチョーしたり、不正がないかジャッチ、そして雑用。

咲「私、みんなの前で、ウ○コしなきゃいけないんですか！？」

照「仕方ないだろ。トイレだと、咲がピンクの有効牌とかしか持って来ない恐れがある」

和「照さんに勝って欲しくて、一発ツモの上がり牌を持って来られると、ちょっと…」



照「真剣勝負だからな」

和「真剣勝負ですからね。他意はありませんよ」

照「お前も雀士なら、負けられない試合で不正行為をされないようにするのは当たり前だと思わないか？」

和「数千局打って来た、私の人生で一番大切な一試合になるでしょう」

なんだかんだで、押し切られました

咲「うぅ…、恥ずかしい…。みんな、あんまり見ないでね」ﾊｧ


咲「うぅーん、うぅーん」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘﾌﾟﾘ…


ボトボト・・・


頑張って、咲さんが53牌出しました。前に出した、13牌を含みます。


優希「じゃあ、私が裏返して、適当にシャッフルするじぇ」

優希「適当に、13牌ずつ。配牌するじぇ」

久「手袋つけよっと」ｽﾁｬ

菫「うむ。しかしこんな麻雀、初めてだ」ｽﾁｬ

咲「あぅ…、ご迷惑かけてすいません」ﾍﾟｺﾘﾝ



照「神聖な麻雀で手袋とか…。ニワカ丸出しだな」

和「全く持って。手袋なんてありえません。ホントは牌を舐めたいくらいですが」

優希「牌がわかっちゃうから、まだダメだじぇ。上がったら、舐めていいじぇ」

和「私が親ですね。・・・ほぅ、これは」ﾆﾔｯ



和「ダブルリーチ！」ﾄﾞﾝ


咲「ぐぐぐ」ﾎﾟﾛﾝ

久「ひゅー、やるわね。和がダブリーなんて初めてじゃない？」ﾄﾝ


咲「ぎぎぎ」ﾎﾟﾛﾝ

照(東一局はどーせ捨てるつもりだったけど、まさかダブリーとはな)ﾄﾝ


咲「うぐぐぐ」ﾎﾟﾛﾝ

菫「流石にこれは当たったら、事故だ」ﾄﾝ

咲「ふーふー」ｽﾞﾘｭ･･･ﾎﾟﾛﾝ

和「咲さんの生命の息吹を感じます。そして…この牌はもちろん…」



和「ダブルリーチ、一発、ツモ、ドラ、タンヤオ。そして咲さんへの愛が跳満です！」ﾄﾞﾔｯ



照「ちっ」

久「親の跳満かー。やるわね」

菫「ふむ」



咲「あぅ…、もう出ないよぉー」

優希「カンチョー行くかじぇ？」

照(照魔鏡使ったけど)


菫→シャープシューター

久→悪待ち

和→デジタル＋咲愛


照(こんな感じのイメージで見えた)

照(ピンクめ…、鏡の中まで、咲を見せるとは…。敵ながら恐ろしい相手)

照(本気でゴッ倒す)

和「さぁ！東一局で終わらせますよ！」

照「次は私が上がるから」



和「ダブルリーチ！」ｺﾞｯ

久(ホントに咲への愛で、ヒキが強くなってるのかしら？)



和「一発ツ…もならず。残念」ﾄﾝ


咲「むむむ」ｺﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟ

久「」ﾄﾝ

照「次は私のツモか。咲、頼む」

咲「うぷぷぷぷ」……ﾌﾟ、ﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾘﾘﾘﾘ！



照「見るまでもないな。ツモのみ」

菫(ははーん、配牌から聴牌してたな。連続和了縛りがあるから、ダブリーかけなかったか)

和「ほぅ、なかなかの偶然ですね」ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ

照「必然だよ」ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ



優希「二人は手についた、咲ちゃんの体液を舐めてるんだじぇ」

久「さぁて、私の親番ね。私の力がどこまで通じるか、チャンピオンに試してみたいから頑張るわよ！」

照「ツモ、平和のみ」

久「あらー」



照「さて、私の親か…。お前達、覚悟はいいな？」ｺﾞｺﾞｺﾞ

咲(お姉ちゃん、本気だ！？)ﾌﾞﾎﾞﾎﾞｯ


ポトン、ポトン、ポトン、ポトン

優希「おおー、四牌同時に出たじぇ。初めて山が作れたじぇ」

三巡目

照「ツモ、平和、ドラ1」

菫「今回は凄まじく早いなぁ…。追いつけないよ」

久「同じく」

和「・・・」

19萬19筒19ソウズ北北南西撥白中



和(残念、聴牌してたのに)

ちなみに咲が出した牌は、普通に並べて再利用してます。カンして、めくる所がないのでみんなカンはしないだけです。


照「この親で、飛ばしてやる！」

和「咲愛で勝ってる以上、勝利の女神は私に微笑みます！」




照「リーチ！」

久(親の満貫か…。そろそろ止めないとね)

菫(とゆーか、臭いで集中できん…)

照「さぁ、咲ちゃん。私の当たり牌を出しなさい」ﾆｺｯ

咲「えっと…、これかな？」ﾌﾟﾘﾌﾟﾘ

照「ふふふ、とってもいい臭いだね。咲の臭いが充満してるね。お姉ちゃん、幸せだよーはうー」



照「さて一発ツモ…えっ！？」

和「ツモですか？早く切って下さい」

照「・・・咲、なんで」ﾄﾝ

和「ロン。それ、私の上がり牌ですよ」

咲「し、知らないよ！？私は何も考えず、牌をただ出してるだけだから」ｵﾛｵﾛ

照「咲ぃぃぃぃぃぃ！？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ




菫「さぁて。私の親か。稼ぐぞ」

照「ロン、平和のみ」

菫「だよなぁ」

南場、和の親

優希「配牌だじぇー」

照「うむ」

菫「なんか臭いに慣れて来た」

久「さっきファブリーズしたからね」



咲「なんかお腹の調子良くなってきました」

和「・・・これは」

和「勝負ありですよ。お義姉さん」

照「は？何を言ってるんだ？私の親番で、軽く逆転するから」

和「悲しい人。牌には愛されて、咲さんには愛されてない事に、まだ気づかないですか？」

照「なぜ赤の他人のお前にそんな事言われなくちゃならない！？私達は、血を分けた姉妹だぞ！」



和「咲さん、牌は出ますか？」



咲「ぐぐぐぐ…」ﾌﾟｽｰ

咲「あれ？出なくなってる？」

和「咲さんのオナラ、クンカクンカ」ｽﾝｽﾝ

和「まぁ…、咲さんはオナラまで花の香りなんですね。フローラル」

菫(えっ…普通に臭いんだけど)



照「何が言いたい！？早く、牌を捨てろ！ピンク」



和「そーいえば、ご紹介が遅れました。お義姉さん。私、宮永咲さんとお付き合いしてます、原村和と申します」ﾍﾟｺﾘ


パラパラ

和「天和。もう上がってます。咲さんのお尻から、牌が出なくなったのがいい証拠です」

照「そんな！？」ｸﾞﾆｬｱ

照「咲は私より、ピンクを愛してると言うのか！？」ｸﾞﾆｬｱ



菫「照が麻雀で完敗するの初めて見た。おい、照。もういいだろ？妹さんも治ったって言ってるし、帰るぞ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

照「・・・」ﾎﾟｶｰﾝ



和「愛は勝つ！」ｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞ

咲「うぅ…、お尻が痛いよぉ」



終わり

アイマスで、伊織のお尻からマシュマロが出て来たSS見たから、パクった。


照より和が好きだ。麻雀は照の方が強いと思う。


反省はしてない。今日はウ○コが出ない。以上