1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:28:30.34 :LUfgUyYmO
―叱られた後にある晩御飯の不思議 あれは魔法だろうか 目の前が滲む―
全く以てその通りだ。 あの日、俺は些細な事でいつも俺たちのために身を粉にしながら頑張ってくれていた姉に対して怒鳴り、傷付けたと同時に勝手に自分でも傷付いていた。
だけどあの日伊織姉ちゃんからプライドを教わり、やよい姉ちゃんと仲直り・・・というか謝り合いをして、無事家に帰り、晩御飯を食べ直した。
―叱られた後にある晩御飯の不思議 あれは魔法だろうか 目の前が滲む―
全く以てその通りだ。 あの日、俺は些細な事でいつも俺たちのために身を粉にしながら頑張ってくれていた姉に対して怒鳴り、傷付けたと同時に勝手に自分でも傷付いていた。
だけどあの日伊織姉ちゃんからプライドを教わり、やよい姉ちゃんと仲直り・・・というか謝り合いをして、無事家に帰り、晩御飯を食べ直した。
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:32:44.22 :LUfgUyYmO
とっておいてあったご飯を冷たいまま食べた、電子レンジの無いウチしょうがないけど。
その時の俺は冷めたご飯を掻き込みながら泣いていた。今ならあの時泣いた理由が、なんとなく分かる気がする。
やよい「長介? どうしたの?」
長介「なんでもない! ちょっとノドに詰まっただけ!」
とっておいてあったご飯を冷たいまま食べた、電子レンジの無いウチしょうがないけど。
その時の俺は冷めたご飯を掻き込みながら泣いていた。今ならあの時泣いた理由が、なんとなく分かる気がする。
やよい「長介? どうしたの?」
長介「なんでもない! ちょっとノドに詰まっただけ!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:37:45.45 :LUfgUyYmO
何故とっさに嘘をついたのだろうか、今でも分からない。
やよい「じゃあ、背中さすってあげるね?」
長介「うん・・・ズズッ」
その日の夜、俺は今までよりもっと手伝って姉ちゃんに楽をさせてやろうと心の中で誓った。
何故とっさに嘘をついたのだろうか、今でも分からない。
やよい「じゃあ、背中さすってあげるね?」
長介「うん・・・ズズッ」
その日の夜、俺は今までよりもっと手伝って姉ちゃんに楽をさせてやろうと心の中で誓った。
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:38:54.82 :LUfgUyYmO
―数年後―
父「じゃあ父さんたちは出掛けてくるから留守番頼むな」
母「出かける時は戸締まりもしておいてね」
やよい「うん!任せて、いってらっしゃーい!」
やよい「長介はほんとに行かなくて良かったの?」
長介「ん、昼から友達と遊ぶし」
やよい「友達と遊ぶって、今年受験でしょ?勉強は?」
長介「するから」
やよい「するならいいんだけど・・・じゃあ私お仕事行ってくるね、お昼は冷蔵庫に入ってるから」
―数年後―
父「じゃあ父さんたちは出掛けてくるから留守番頼むな」
母「出かける時は戸締まりもしておいてね」
やよい「うん!任せて、いってらっしゃーい!」
やよい「長介はほんとに行かなくて良かったの?」
長介「ん、昼から友達と遊ぶし」
やよい「友達と遊ぶって、今年受験でしょ?勉強は?」
長介「するから」
やよい「するならいいんだけど・・・じゃあ私お仕事行ってくるね、お昼は冷蔵庫に入ってるから」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:41:32.28 :LUfgUyYmO
俺はあの日の誓いをとっくに破っていた。
そのまま昼まで寝ることにした、もちろん勉強はしない。
最近つまらない嘘をよくつくようになった。
昼になり、やっと布団から出てきて朝食兼昼飯を食べる。
最近のウチは大分安定してきて、電子レンジを買えるレベルまできた。
俺はあの日の誓いをとっくに破っていた。
そのまま昼まで寝ることにした、もちろん勉強はしない。
最近つまらない嘘をよくつくようになった。
昼になり、やっと布団から出てきて朝食兼昼飯を食べる。
最近のウチは大分安定してきて、電子レンジを買えるレベルまできた。
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:45:41.37 :LUfgUyYmO
飯も食べ終わり、遊びに行く支度をしていると電話が鳴った。
長介「もしもし」
?「もしもし! 高槻さんのお宅ですよね!?」
長介「はい、そうですけど・・・」
声の主は相当慌てていた。
?「あの私、765プロのプロデューサーですが・・・」
飯も食べ終わり、遊びに行く支度をしていると電話が鳴った。
長介「もしもし」
?「もしもし! 高槻さんのお宅ですよね!?」
長介「はい、そうですけど・・・」
声の主は相当慌てていた。
?「あの私、765プロのプロデューサーですが・・・」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:47:11.00 :LUfgUyYmO
長介「プロデューサーの兄ちゃん?」
P「はい・・・長介か?」
長介「うん、そうだけど」
P「ご両親は?」
長介「今留守だけど・・・姉ちゃんに何かあったの?」
P「あぁ・・・やよいが・・・リハーサル中に倒れたんだ」
長介「プロデューサーの兄ちゃん?」
P「はい・・・長介か?」
長介「うん、そうだけど」
P「ご両親は?」
長介「今留守だけど・・・姉ちゃんに何かあったの?」
P「あぁ・・・やよいが・・・リハーサル中に倒れたんだ」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:50:21.84 :LUfgUyYmO
―――
――
―
長介「姉ちゃん!?」
やよい「どうしたの長介? そんなに慌てて」
長介「へ?」
P「やよいもう平気なのか?」
やよい「はい!ちょっとふらついただけなのに、プロデューサーってば大げさですよ」
長介「なんだよ・・・」
P「まぁ、大丈夫そうで良かったよ、じゃあ俺は先に事務所に戻って皆に報告してくるよ」
―――
――
―
長介「姉ちゃん!?」
やよい「どうしたの長介? そんなに慌てて」
長介「へ?」
P「やよいもう平気なのか?」
やよい「はい!ちょっとふらついただけなのに、プロデューサーってば大げさですよ」
長介「なんだよ・・・」
P「まぁ、大丈夫そうで良かったよ、じゃあ俺は先に事務所に戻って皆に報告してくるよ」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:55:45.74 :LUfgUyYmO
長介「で、いつ帰れるの?」
やよい「うーん、一応検査をしてからだって」
長介「仕事は?」
やよい「いい機会だから少し休めって言われちゃった」
長介「まぁ確かに働き過ぎだったよな」
やよい「そうかな?」
長介「そうだよ」
やよい「えへへ///」
長介「で、いつ帰れるの?」
やよい「うーん、一応検査をしてからだって」
長介「仕事は?」
やよい「いい機会だから少し休めって言われちゃった」
長介「まぁ確かに働き過ぎだったよな」
やよい「そうかな?」
長介「そうだよ」
やよい「えへへ///」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 08:59:23.78 :LUfgUyYmO
やよい「そういえば皆は?」
長介「あ~、忘れてた、ちょっと電話してくる」
やよい「うん」
―――
やよい「お母さんたちなんだって?」
長介「遅くなりそうだから長介見てろってさ」
やよい「そっか」
やよい「そういえば皆は?」
長介「あ~、忘れてた、ちょっと電話してくる」
やよい「うん」
―――
やよい「お母さんたちなんだって?」
長介「遅くなりそうだから長介見てろってさ」
やよい「そっか」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:02:48.69 :LUfgUyYmO
やよい「長介、晩御飯はどうするの?」
長介「なんか買ってくるよ」
やよい「もったいないよ」
長介「じゃあ帰ってもいいの? 寂しくない?」
やよい「うぅ~寂しいです・・・でもお金は?」
長介「」
やよい「貸してあげよっか?」
やよい「長介、晩御飯はどうするの?」
長介「なんか買ってくるよ」
やよい「もったいないよ」
長介「じゃあ帰ってもいいの? 寂しくない?」
やよい「うぅ~寂しいです・・・でもお金は?」
長介「」
やよい「貸してあげよっか?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:04:52.18 :LUfgUyYmO
やよい「私のかばん取って」
長介「ん」
やよい「ありがとう、えっと・・・」
長介「まだ使ってんだ、それ」
やよい「べろちょろのこと?」
長介「うん、もらいもんだっけ?」
やよい「うん、そうなんだー」
やよい「それにしてもさ、なんだか久しぶりだね、こうやって話すの」
やよい「私のかばん取って」
長介「ん」
やよい「ありがとう、えっと・・・」
長介「まだ使ってんだ、それ」
やよい「べろちょろのこと?」
長介「うん、もらいもんだっけ?」
やよい「うん、そうなんだー」
やよい「それにしてもさ、なんだか久しぶりだね、こうやって話すの」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:08:49.51 :LUfgUyYmO
長介「んじゃ、帰るよ」
やよい「え・・・?」
長介「何? 寂しいの? 夜の病院が恐いの?」
やよい「うん・・・両方」
長介「それじゃ・・・」ガタッ
やよい「ま、待って長介!帰らないで!」
長介「違うよ・・・家に連絡してくる、今日は姉ちゃんといるって・・・」
やよい「長介・・・!」
長介「んじゃ、帰るよ」
やよい「え・・・?」
長介「何? 寂しいの? 夜の病院が恐いの?」
やよい「うん・・・両方」
長介「それじゃ・・・」ガタッ
やよい「ま、待って長介!帰らないで!」
長介「違うよ・・・家に連絡してくる、今日は姉ちゃんといるって・・・」
やよい「長介・・・!」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:10:45.58 :LUfgUyYmO
―翌朝―
長介「んん~・・・ふわぁ・・・ぁ・・・」
やよい「! ・・・おはよう長介」
長介「はよ、眠れなかったの? 目ぇ赤いぞ」
やよい「え、えへへ・・・」
長介「俺いなくてもいっしょじゃん・・・」
長介「ダメだよ!長介がいなかったら私死んじゃってたよ!?」
長介「んな大げさな・・・」
―翌朝―
長介「んん~・・・ふわぁ・・・ぁ・・・」
やよい「! ・・・おはよう長介」
長介「はよ、眠れなかったの? 目ぇ赤いぞ」
やよい「え、えへへ・・・」
長介「俺いなくてもいっしょじゃん・・・」
長介「ダメだよ!長介がいなかったら私死んじゃってたよ!?」
長介「んな大げさな・・・」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:14:12.16 :LUfgUyYmO
長介「んじゃ、俺帰るわ」
やよい「そっか・・・」
長介「今度は皆で来るからさ、そんなメソメソすんなよ」
やよい「な、泣いてないよ!」
長介「じゃあ」
やよい「またね」
長介「んじゃ、俺帰るわ」
やよい「そっか・・・」
長介「今度は皆で来るからさ、そんなメソメソすんなよ」
やよい「な、泣いてないよ!」
長介「じゃあ」
やよい「またね」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:17:10.69 :LUfgUyYmO
―数日後―
俺は四人を連れて姉ちゃんのお見舞いに行った。
久しぶりに会えて姉ちゃんもかすみたちも嬉しそうだった。
しばらくみんなで談笑したあと、姉ちゃんが聞いてきた。
やよい「みんなと1人でお話していいかな?」
そろそろ検査の結果が出る頃だった。
―数日後―
俺は四人を連れて姉ちゃんのお見舞いに行った。
久しぶりに会えて姉ちゃんもかすみたちも嬉しそうだった。
しばらくみんなで談笑したあと、姉ちゃんが聞いてきた。
やよい「みんなと1人でお話していいかな?」
そろそろ検査の結果が出る頃だった。
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:19:45.16 :LUfgUyYmO
>>18
やっちまった
長介「ダメだよ!長介がいなかったら私死んじゃってたよ!?」 ×
やよい「ダメだよ!長介がいなかったら私死んじゃってたよ!?」 ○
脳内補完頼んます
>>18
やっちまった
長介「ダメだよ!長介がいなかったら私死んじゃってたよ!?」 ×
やよい「ダメだよ!長介がいなかったら私死んじゃってたよ!?」 ○
脳内補完頼んます
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:22:09.37 :LUfgUyYmO
はじめに浩三が、続いて浩司、浩太郎が姉ちゃんの病室で二人きりで話をした。俺はずいぶんそわそわしていたらしい、それも浩三に心配される程に。
かすみは何か紙切れを持って部屋から出てきた時目を真っ赤にしてすぐにどこかに行った。
さて、次は俺の番だ。
はじめに浩三が、続いて浩司、浩太郎が姉ちゃんの病室で二人きりで話をした。俺はずいぶんそわそわしていたらしい、それも浩三に心配される程に。
かすみは何か紙切れを持って部屋から出てきた時目を真っ赤にしてすぐにどこかに行った。
さて、次は俺の番だ。
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:28:37.01 :LUfgUyYmO
長介「・・・なぁ、かすみ泣いてたぞ? なんの話したんだ?」
やよい「ちょっとこっち来て」
俺の言葉を無視して、姉ちゃんはCDプレイヤーを取り出した。
長介「あれ? そんなの持ってたっけ?」
やよい「うん、千早さんがくれたんだ」
長介「・・・なぁ、かすみ泣いてたぞ? なんの話したんだ?」
やよい「ちょっとこっち来て」
俺の言葉を無視して、姉ちゃんはCDプレイヤーを取り出した。
長介「あれ? そんなの持ってたっけ?」
やよい「うん、千早さんがくれたんだ」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:31:26.82 :LUfgUyYmO
やよい「長介と聞きたくてね」
俺は渡されたイヤホンをはめる。
やよい「じゃあかけるね」
しばらくすると起動音に混じりながら音楽が聞こえてきた。
やよい「ね?覚えてる?あの日のこと」
二人で並んで音楽を聞いてると姉ちゃんが急に聞いてきた。
長介「うん・・・」
いまでもはっきりと覚えてる、忘れられる訳がない。
やよい「長介と聞きたくてね」
俺は渡されたイヤホンをはめる。
やよい「じゃあかけるね」
しばらくすると起動音に混じりながら音楽が聞こえてきた。
やよい「ね?覚えてる?あの日のこと」
二人で並んで音楽を聞いてると姉ちゃんが急に聞いてきた。
長介「うん・・・」
いまでもはっきりと覚えてる、忘れられる訳がない。
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:35:09.84 :LUfgUyYmO
やよい「あの時初めて長介がどんなことを考えてたか分かったよ」
長介「あん時はどうもすみませんでした・・・」ペコリ
やよい「あはは、やめてよ・・・私も悪かったんだし」
やよい「ねぇねぇ、あの時の晩御飯美味しかった?」
楽しそうに姉ちゃんが聞いてきた。
長介「冷めてたけど・・・それなりに・・・」
やよい「ふーん・・・そっか・・・そーなんだー・・・へー・・・」
長介「嘘、すげぇ美味かった、今まで食った中で一番美味かった」
やよい「えへへ~、よかった」
やよい「あの時初めて長介がどんなことを考えてたか分かったよ」
長介「あん時はどうもすみませんでした・・・」ペコリ
やよい「あはは、やめてよ・・・私も悪かったんだし」
やよい「ねぇねぇ、あの時の晩御飯美味しかった?」
楽しそうに姉ちゃんが聞いてきた。
長介「冷めてたけど・・・それなりに・・・」
やよい「ふーん・・・そっか・・・そーなんだー・・・へー・・・」
長介「嘘、すげぇ美味かった、今まで食った中で一番美味かった」
やよい「えへへ~、よかった」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:41:49.25 :LUfgUyYmO
しばらく二人で音楽を聞いていたら、自然と聞けた。
長介「結構マズイ病気なの?」
やよい「うーんとね・・・小さな腫瘍があるんだって、でもすぐに治療すれば治るんだって!」
長介「仕事はもう少し休むの?」
やよい「うん、そうだね」
長介「死なないよな?」
しばらく二人で音楽を聞いていたら、自然と聞けた。
長介「結構マズイ病気なの?」
やよい「うーんとね・・・小さな腫瘍があるんだって、でもすぐに治療すれば治るんだって!」
長介「仕事はもう少し休むの?」
やよい「うん、そうだね」
長介「死なないよな?」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:44:43.05 :LUfgUyYmO
不謹慎だとは思ったけど聞かずにはいられなかった。
やよい「大丈夫だよ、私は死なないよ、心配?」
長介「当たり前だろ・・・家族なんだから」
やよい「うん・・・ありがとう長介」
やよい「それと・・・ごめんね・・・」ボソッ
不謹慎だとは思ったけど聞かずにはいられなかった。
やよい「大丈夫だよ、私は死なないよ、心配?」
長介「当たり前だろ・・・家族なんだから」
やよい「うん・・・ありがとう長介」
やよい「それと・・・ごめんね・・・」ボソッ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:47:07.79 :LUfgUyYmO
―――
――
―
やよい「ねぇねぇ長介、長介は何かお願い事ある?」
なんの脈絡もなしに姉ちゃんが聞いてきた。少しだけ考えてから答える。
長介「姉ちゃんが早く良くなること、かな」
嘘なんかではなく、純粋な本心だった。照れくさかったけど何故だか言っておきたかった。
恥ずかしくて、そっぽを向きながら目だけで姉ちゃんの表情を伺った。
てっきり、笑ってるか照れてるかだと思ったが全く違った、姉ちゃんは泣いていた。
―――
――
―
やよい「ねぇねぇ長介、長介は何かお願い事ある?」
なんの脈絡もなしに姉ちゃんが聞いてきた。少しだけ考えてから答える。
長介「姉ちゃんが早く良くなること、かな」
嘘なんかではなく、純粋な本心だった。照れくさかったけど何故だか言っておきたかった。
恥ずかしくて、そっぽを向きながら目だけで姉ちゃんの表情を伺った。
てっきり、笑ってるか照れてるかだと思ったが全く違った、姉ちゃんは泣いていた。
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 09:51:53.90 :LUfgUyYmO
長介「!?」
やよい「あ! ごめんね・・・グスッ・・・嬉しくて・・・」
長介「なんだ・・・びっくりした」
やよい「えへへ・・・長介も大きくなったね」グスッ
長介「や、やめろよ・・・ちょ・・・撫でるな撫でるな!」
つい照れて顔がにやけそうになる。
俺は他の誰に褒められるより姉ちゃんに褒められることが好きだった。
長介「!?」
やよい「あ! ごめんね・・・グスッ・・・嬉しくて・・・」
長介「なんだ・・・びっくりした」
やよい「えへへ・・・長介も大きくなったね」グスッ
長介「や、やめろよ・・・ちょ・・・撫でるな撫でるな!」
つい照れて顔がにやけそうになる。
俺は他の誰に褒められるより姉ちゃんに褒められることが好きだった。
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:03:11.98 :LUfgUyYmO
長介「じゃあ姉ちゃんは?」
聞かなくても大体分かってるつもりだった、みんなの幸せとかトップアイドルだろう・・・だが実際は全然違うものだった。
やよい「みんなとずっと一緒にいたいな」
少し驚いた、姉ちゃんの言葉にも姉ちゃんの寂しそうな表情にも。
長介「じゃあ姉ちゃんは?」
聞かなくても大体分かってるつもりだった、みんなの幸せとかトップアイドルだろう・・・だが実際は全然違うものだった。
やよい「みんなとずっと一緒にいたいな」
少し驚いた、姉ちゃんの言葉にも姉ちゃんの寂しそうな表情にも。
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:09:55.55 :LUfgUyYmO
長介「姉ちゃんの願い事は叶うよ、俺が保証する」
予想外だった、いつも自分の事は二の次にしていた姉ちゃんが自分のことを願うだなんて。
長介「あ、でもずっとは無理じゃないか?」
やよい「え!? どうして!?」
長介「当たり前じゃん、俺達だって将来仕事したり、かすみとか姉ちゃんは結婚したら家出てくんじゃねぇの?」
やよい「あ、そういうことかー・・・えへへ」
長介「姉ちゃんの願い事は叶うよ、俺が保証する」
予想外だった、いつも自分の事は二の次にしていた姉ちゃんが自分のことを願うだなんて。
長介「あ、でもずっとは無理じゃないか?」
やよい「え!? どうして!?」
長介「当たり前じゃん、俺達だって将来仕事したり、かすみとか姉ちゃんは結婚したら家出てくんじゃねぇの?」
やよい「あ、そういうことかー・・・えへへ」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:12:44.16 :LUfgUyYmO
長介「そういう抜けたとこ、相変わらずだな」
やよい「そんなことないよー」
長介「そんなことあるの、んじゃそろそろ帰るよ、みんな呼んでくる」
やよい「・・・うん」
それから姉ちゃんに別れを告げ、帰路についた。その頃にはかすみも元に戻っていた。
長介「そういう抜けたとこ、相変わらずだな」
やよい「そんなことないよー」
長介「そんなことあるの、んじゃそろそろ帰るよ、みんな呼んでくる」
やよい「・・・うん」
それから姉ちゃんに別れを告げ、帰路についた。その頃にはかすみも元に戻っていた。
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:16:38.83 :LUfgUyYmO
帰りの道中、かすみに紙切れのことを聞いてみた、女同士の秘密だとかで教えてくれなかった。
ついでに泣いていた理由も聞いてみた。今度は怒られた。
家に帰ると母さんが帰っていて、晩御飯を作ってくれていた。
帰りの道中、かすみに紙切れのことを聞いてみた、女同士の秘密だとかで教えてくれなかった。
ついでに泣いていた理由も聞いてみた。今度は怒られた。
家に帰ると母さんが帰っていて、晩御飯を作ってくれていた。
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:28:07.09 :LUfgUyYmO
あれからしばらく経った、相変わらず姉ちゃんは入院しているが、たくさんの人が見舞いに来たから姉ちゃんも退屈はしてないようだった。
姉ちゃんは犬のぬいぐるみがお気に入りらしく、いつも一緒に寝ていたらしい
ちなみに姉ちゃんはその犬を熊だと思い込んでいた。
あれからしばらく経った、相変わらず姉ちゃんは入院しているが、たくさんの人が見舞いに来たから姉ちゃんも退屈はしてないようだった。
姉ちゃんは犬のぬいぐるみがお気に入りらしく、いつも一緒に寝ていたらしい
ちなみに姉ちゃんはその犬を熊だと思い込んでいた。
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:30:19.63 :LUfgUyYmO
最近は母さんがいないときはかすみが飯を作ったり家事をしている。けちをつけるつもりはないが、やはり姉ちゃんと比べると劣る。
そんな偉そうなことを言う俺はというと、姉ちゃんのお見舞いに託つけて家のことをかすみに任せ、家にいないようにしていた。
最近は母さんがいないときはかすみが飯を作ったり家事をしている。けちをつけるつもりはないが、やはり姉ちゃんと比べると劣る。
そんな偉そうなことを言う俺はというと、姉ちゃんのお見舞いに託つけて家のことをかすみに任せ、家にいないようにしていた。
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:33:00.11 :LUfgUyYmO
今日はかすみと二人で姉ちゃんのお見舞いに行った、弟たちは母さんが見てくれている。
その帰りの道すがら、かすみに聞いてみた。
長介「かすみの宝物ってなに?」
かすみ「急にどうしたの?」
長介「いや・・・ふと気になったからさ」
今日はかすみと二人で姉ちゃんのお見舞いに行った、弟たちは母さんが見てくれている。
その帰りの道すがら、かすみに聞いてみた。
長介「かすみの宝物ってなに?」
かすみ「急にどうしたの?」
長介「いや・・・ふと気になったからさ」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:37:35.23 :LUfgUyYmO
かすみ「宝物か・・・ん~、と・・・ね、魔法の作り方、お姉ちゃんにもらったんだ」
長介「は?」
かすみ「秘密のメモだよ」
そう言ってかすみは半分沈みかけた夕日を背に笑った、と思う・・・逆光であんまり見えなかったからよく分からなかったけど・・・
かすみ「宝物か・・・ん~、と・・・ね、魔法の作り方、お姉ちゃんにもらったんだ」
長介「は?」
かすみ「秘密のメモだよ」
そう言ってかすみは半分沈みかけた夕日を背に笑った、と思う・・・逆光であんまり見えなかったからよく分からなかったけど・・・
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:40:51.04 :LUfgUyYmO
長介「なんで・・・泣いてんだよ・・・」
逆光で見え難かったがよくよく見てみると涙が頬を伝っていた。
かすみ「あれ? どうしてかな? ・・・グスッ・・・分かんない・・・よ・・・」
そう言うとかすみは膝から崩れ落ち、かすみの瞳から堰を切った様に大粒の涙が溢れ出した。
長介「なんで・・・泣いてんだよ・・・」
逆光で見え難かったがよくよく見てみると涙が頬を伝っていた。
かすみ「あれ? どうしてかな? ・・・グスッ・・・分かんない・・・よ・・・」
そう言うとかすみは膝から崩れ落ち、かすみの瞳から堰を切った様に大粒の涙が溢れ出した。
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:42:24.27 :LUfgUyYmO
俺はどうしたらいいのか分からず、ただ隣に立っていることしか出来なかった。
しばらく待っているとかすみも落ち着いた。
俺は飲み物を買ってくる、とだけ言って返事も聞かずその場を離れた。
俺はどうしたらいいのか分からず、ただ隣に立っていることしか出来なかった。
しばらく待っているとかすみも落ち着いた。
俺は飲み物を買ってくる、とだけ言って返事も聞かずその場を離れた。
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:46:22.35 :LUfgUyYmO
長介「お茶でいいよな」
あまり金に余裕がないためかすみの分しか買わない、姉ちゃんが仕事を休んでいる間は無駄遣いは禁物だ。
長介「はい、お茶」
かすみ「ありがと・・・」
かすみはまだ泣いていたみたいで、擦っていた目は赤く腫れていた。
長介「お茶でいいよな」
あまり金に余裕がないためかすみの分しか買わない、姉ちゃんが仕事を休んでいる間は無駄遣いは禁物だ。
長介「はい、お茶」
かすみ「ありがと・・・」
かすみはまだ泣いていたみたいで、擦っていた目は赤く腫れていた。
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:48:30.11 :LUfgUyYmO
長介「えっと・・・姉ちゃんのこと?」
かすみ「・・・うん・・・」
長介「そっか」
長介「お茶飲んだら?」
かすみ「うん・・・頂きます・・・」
長介「えっと・・・姉ちゃんのこと?」
かすみ「・・・うん・・・」
長介「そっか」
長介「お茶飲んだら?」
かすみ「うん・・・頂きます・・・」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:49:34.00 :LUfgUyYmO
長介「・・・こないだ姉ちゃんにさ」
かすみ「?」
長介「長介の願い事って何かってきかれたんだよ」
かすみ「なんて答えたの?」
長介「いや・・・俺は・・・その・・・」
長介「・・・こないだ姉ちゃんにさ」
かすみ「?」
長介「長介の願い事って何かってきかれたんだよ」
かすみ「なんて答えたの?」
長介「いや・・・俺は・・・その・・・」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:50:31.96 :LUfgUyYmO
かすみ「言えないような恥ずかしいこと言ったの?」
長介「ぅえっ!?」
かすみ「言ったんだ」クスッ
長介「聞かないで・・・」
かすみ「だったらなんでそんなこと急に言ったの?」
かすみ「言えないような恥ずかしいこと言ったの?」
長介「ぅえっ!?」
かすみ「言ったんだ」クスッ
長介「聞かないで・・・」
かすみ「だったらなんでそんなこと急に言ったの?」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:55:49.15 :LUfgUyYmO
長介「なんとなく・・・だよ」
かすみ「じゃあお姉ちゃんは?聞いたでしょ?」
長介「あぁ・・・姉ちゃんは『ずっとみんなといたい』だってさ」
ずっと一緒になんて無理だよな、と一人で笑っていると、かすみはまた泣き出してしまっていた。
長介「なんとなく・・・だよ」
かすみ「じゃあお姉ちゃんは?聞いたでしょ?」
長介「あぁ・・・姉ちゃんは『ずっとみんなといたい』だってさ」
ずっと一緒になんて無理だよな、と一人で笑っていると、かすみはまた泣き出してしまっていた。
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 10:59:30.31 :LUfgUyYmO
長介「俺なんかマズイ事言った?」
かすみ「ううん・・・なんでもない・・・長介は悪くないよ・・・」
長介「なぁ・・・姉ちゃんやっぱりヤバイのかな?」
かすみ「そんなことないよ! お姉ちゃん・・・は、グスッ・・・大丈夫だからっ・・・」
事態は俺が思っていたものよりずっと深刻なものだった。
長介「俺なんかマズイ事言った?」
かすみ「ううん・・・なんでもない・・・長介は悪くないよ・・・」
長介「なぁ・・・姉ちゃんやっぱりヤバイのかな?」
かすみ「そんなことないよ! お姉ちゃん・・・は、グスッ・・・大丈夫だからっ・・・」
事態は俺が思っていたものよりずっと深刻なものだった。
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:01:22.34 :LUfgUyYmO
その後かすみが落ち着くのを待ってからまた二人で歩き出す。
長介「そんなメソメソするなよ・・・」
こんなことしか言えない。気のきいた事が言えない自分が歯痒かった。
それでもかすみは笑ってくれた。気利きすぎだろ。
その後かすみが落ち着くのを待ってからまた二人で歩き出す。
長介「そんなメソメソするなよ・・・」
こんなことしか言えない。気のきいた事が言えない自分が歯痒かった。
それでもかすみは笑ってくれた。気利きすぎだろ。
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:02:42.86 :LUfgUyYmO
長介 (かすみもいろいろ溜め込んでるのかな・・・)
そう思ったから、
長介「俺もできる範囲で家事とか、手伝うよ」
自然とこう言えた。
人生で二度目の誓い、今回は姉ちゃんが戻って来るまでの期限つき、今度こそ守ろうと思った。勉強も少しずつ始めた。
長介 (かすみもいろいろ溜め込んでるのかな・・・)
そう思ったから、
長介「俺もできる範囲で家事とか、手伝うよ」
自然とこう言えた。
人生で二度目の誓い、今回は姉ちゃんが戻って来るまでの期限つき、今度こそ守ろうと思った。勉強も少しずつ始めた。
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:05:07.79 :LUfgUyYmO
次の日からの俺の1日は、学校に行って帰って、浩三を幼稚園に迎えに行って、帰ったら洗濯物を取り込み弟たちの世話をする。
また、その間にちょこちょこ勉強する。
長介 (ごめん、かすみ、これは無茶苦茶大変だ・・・)
それまでかすみに任せっきりだったことを反省した。
次の日からの俺の1日は、学校に行って帰って、浩三を幼稚園に迎えに行って、帰ったら洗濯物を取り込み弟たちの世話をする。
また、その間にちょこちょこ勉強する。
長介 (ごめん、かすみ、これは無茶苦茶大変だ・・・)
それまでかすみに任せっきりだったことを反省した。
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:08:20.45 :LUfgUyYmO
また、姉ちゃんにこれからはあまり顔を出せない旨を伝えた、すると・・・
やよい「そっか、じゃあ仕方ないね」
前みたいにもっと寂しがるかと思っていたが、意外にもあっさりしていた。
姉ちゃんに手伝いを始めたというと、また3年前みたいだね、と言った。
また、姉ちゃんにこれからはあまり顔を出せない旨を伝えた、すると・・・
やよい「そっか、じゃあ仕方ないね」
前みたいにもっと寂しがるかと思っていたが、意外にもあっさりしていた。
姉ちゃんに手伝いを始めたというと、また3年前みたいだね、と言った。
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:10:48.04 :LUfgUyYmO
やよい「そういえはあの時はどうして次の日から自分で起きるようになったの?すぐにやめちゃってたけど」
長介「や…あれはいろいろあったんだよ…てか、よく覚えてんな、結構昔の事なのに」
やよい「だってお姉ちゃんだもん!」エッヘン
長介「はは、なんだそれ」
やよい「そういえはあの時はどうして次の日から自分で起きるようになったの?すぐにやめちゃってたけど」
長介「や…あれはいろいろあったんだよ…てか、よく覚えてんな、結構昔の事なのに」
やよい「だってお姉ちゃんだもん!」エッヘン
長介「はは、なんだそれ」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:22:01.71 :LUfgUyYmO
やよい「で、どうしてかな?」
長介「だから、プライド、なんだって」
自分で言ってて何がプライドだと自嘲気味に思った、すぐにやめたくせにと。
やよい「そっか」ニコッ
日に日に痩せていっているが笑顔は前と変わらないいつも通りのこっちまで元気になる笑顔だった。
やよい「で、どうしてかな?」
長介「だから、プライド、なんだって」
自分で言ってて何がプライドだと自嘲気味に思った、すぐにやめたくせにと。
やよい「そっか」ニコッ
日に日に痩せていっているが笑顔は前と変わらないいつも通りのこっちまで元気になる笑顔だった。
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:23:55.57 :LUfgUyYmO
やよい「ねぇ長介、お散歩しない?」
長介「俺はいいけど・・・体調は大丈夫なのか?」
やよい「大丈夫大丈夫!ほら、行こ?」
長介「ん、分かった」
やよい「ねぇ長介、お散歩しない?」
長介「俺はいいけど・・・体調は大丈夫なのか?」
やよい「大丈夫大丈夫!ほら、行こ?」
長介「ん、分かった」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:28:37.91 :LUfgUyYmO
病院の敷地を姉ちゃんと歩いた。姉ちゃんはよく散歩をしていたらしい。
姉ちゃんはここでも人気者らしく、看護師だったり他の患者によく話しかけられてはお菓子を貰っていた。
しばらく歩いているとふと姉ちゃんが
やよい「今度はみんなでお花見とかしたいねー、あ! これも私の願い事ね」
病院の敷地を姉ちゃんと歩いた。姉ちゃんはよく散歩をしていたらしい。
姉ちゃんはここでも人気者らしく、看護師だったり他の患者によく話しかけられてはお菓子を貰っていた。
しばらく歩いているとふと姉ちゃんが
やよい「今度はみんなでお花見とかしたいねー、あ! これも私の願い事ね」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:35:57.77 :LUfgUyYmO
だけど姉ちゃんの願い事は叶うことはなかった。
その一週間後
姉ちゃんの容態は急変し、二度と姉ちゃんが目を覚ますことはなかった。
姉ちゃんは最期まで笑顔だった。
だけど姉ちゃんの願い事は叶うことはなかった。
その一週間後
姉ちゃんの容態は急変し、二度と姉ちゃんが目を覚ますことはなかった。
姉ちゃんは最期まで笑顔だった。
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:37:46.82 :8Ay2+Wjy0
おいちょっと待てよ…
70: 忍法帖【Lv=23,xxxPT】(1+0:15) :2012/11/08(木) 11:38:42.38 :R21cBXSr0
やよいいいい
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:38:42.86 :LUfgUyYmO
数日後、姉ちゃんの葬儀が行われた。たくさんの人が来てくれ、そして泣いてくれた。ここでも姉ちゃんの人気が窺えた。
かすみや浩太郎、浩司に始まり、プロデューサーの兄ちゃんや他のアイドルの人たちも泣いていた。俺が見たこともない人も泣いていた。
唯一泣いていなかったのは死がまだよくわかっていない浩三と俺、それと意外にも姉ちゃんと一番・・・仲の良かった伊織姉ちゃんだった。
数日後、姉ちゃんの葬儀が行われた。たくさんの人が来てくれ、そして泣いてくれた。ここでも姉ちゃんの人気が窺えた。
かすみや浩太郎、浩司に始まり、プロデューサーの兄ちゃんや他のアイドルの人たちも泣いていた。俺が見たこともない人も泣いていた。
唯一泣いていなかったのは死がまだよくわかっていない浩三と俺、それと意外にも姉ちゃんと一番・・・仲の良かった伊織姉ちゃんだった。
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:47:23.58 :LUfgUyYmO
葬儀は滞りなく進みついに出棺の時が来た。俺はいつもと変わらない笑顔の姉ちゃんの遺影を抱えて霊柩車を見送る。
霊柩車が最期の別れをクラクションで伝えると、多くの人が嗚咽混じりの声で、ありがとう、と叫んだ。
葬儀は滞りなく進みついに出棺の時が来た。俺はいつもと変わらない笑顔の姉ちゃんの遺影を抱えて霊柩車を見送る。
霊柩車が最期の別れをクラクションで伝えると、多くの人が嗚咽混じりの声で、ありがとう、と叫んだ。
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:49:40.94 :LUfgUyYmO
俺達家族と近親者は霊柩車の後を追い火葬場まで行った。車内は意外に明るく、いろんな話をしていた。俺はそんな気分じゃなかったから、ずっと窓の外を見ていた。
火葬場に着き、本当の本当に姉ちゃんとのお別れの時が来た。
この時、涙がこぼれそうになったが何故か必死に耐えた。
俺達家族と近親者は霊柩車の後を追い火葬場まで行った。車内は意外に明るく、いろんな話をしていた。俺はそんな気分じゃなかったから、ずっと窓の外を見ていた。
火葬場に着き、本当の本当に姉ちゃんとのお別れの時が来た。
この時、涙がこぼれそうになったが何故か必死に耐えた。
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:51:19.48 :LUfgUyYmO
全部終わり家に帰ると、玄関前に伊織姉ちゃんがいた。
伊織「ちょっといいかしら」
黙って頷き、付いていくと近くの公園に着いた。
流石にウサギは連れてきていないみたいだった。
全部終わり家に帰ると、玄関前に伊織姉ちゃんがいた。
伊織「ちょっといいかしら」
黙って頷き、付いていくと近くの公園に着いた。
流石にウサギは連れてきていないみたいだった。
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 11:59:40.11 :LUfgUyYmO
伊織「やよいの病気、なんの病気か知ってた?」
長介「腫瘍があるとは聞いたけど、詳しくは・・・」
伊織「そう、ならやよいが重い病気だったのはいくらなんでも分かってたわね?」
頷いて答える。
伊織「やよいの病気、なんの病気か知ってた?」
長介「腫瘍があるとは聞いたけど、詳しくは・・・」
伊織「そう、ならやよいが重い病気だったのはいくらなんでも分かってたわね?」
頷いて答える。
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:05:47.49 :LUfgUyYmO
伊織「やよいはなんで教えてくれなかったのかしらね」
どうやら伊織姉ちゃんも知らなかったらしい。
長介「知らないよ・・・そんなこと」
伊織「あら、長介でも分からないの?」
俺でもってなんだろう。
伊織「やよいはなんで教えてくれなかったのかしらね」
どうやら伊織姉ちゃんも知らなかったらしい。
長介「知らないよ・・・そんなこと」
伊織「あら、長介でも分からないの?」
俺でもってなんだろう。
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:12:15.77 :LUfgUyYmO
今度はこちらから質問する。
長介「伊織姉ちゃんはなんで泣かなかったの?姉ちゃんと一番仲がよかったのに・・・悲しくなかったの?」
伊織「悲しいわよ・・・滅茶苦茶悲しいに決まってるじゃない・・・」
長介「なら、なんで・・・」
伊織「約束、したのよ・・・やよいと」
今度はこちらから質問する。
長介「伊織姉ちゃんはなんで泣かなかったの?姉ちゃんと一番仲がよかったのに・・・悲しくなかったの?」
伊織「悲しいわよ・・・滅茶苦茶悲しいに決まってるじゃない・・・」
長介「なら、なんで・・・」
伊織「約束、したのよ・・・やよいと」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:27:48.58 :LUfgUyYmO
長介「姉ちゃんと?」
伊織「えぇ、あんたたちを支えてあげてって、あの子ずっとあんたたちの心配してたわよ・・・自分の事はほったらかしのくせに・・・」
伊織姉ちゃんは目が真っ赤だった、多分俺も。
長介「だから・・・泣かなかったの?」
長介「姉ちゃんと?」
伊織「えぇ、あんたたちを支えてあげてって、あの子ずっとあんたたちの心配してたわよ・・・自分の事はほったらかしのくせに・・・」
伊織姉ちゃんは目が真っ赤だった、多分俺も。
長介「だから・・・泣かなかったの?」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:35:14.65 :LUfgUyYmO
伊織「えぇ・・・私が、泣いたら・・・あんた達が泣けないじゃない」
伊織姉ちゃんのその言葉を聞いた途端俺の視界は歪み、目から涙が溢れた。
俺はやっと泣くことができた。
伊織姉ちゃんは自分より大きくなった俺の体を支えてくれた。
伊織「えぇ・・・私が、泣いたら・・・あんた達が泣けないじゃない」
伊織姉ちゃんのその言葉を聞いた途端俺の視界は歪み、目から涙が溢れた。
俺はやっと泣くことができた。
伊織姉ちゃんは自分より大きくなった俺の体を支えてくれた。
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:39:27.19 :LUfgUyYmO
姉ちゃんも泣きたかったんだろうけど、俺のため、泣かないでいてくれた。俺はずっと姉ちゃんの腕の中で泣いた。
姉ちゃんは俺が落ち着くまでずっと鼻をすすりながら背中をさすってくれた。
しばらくして落ち着きを取り戻してからふと、伊織姉ちゃんに聞いてみた。
姉ちゃんも泣きたかったんだろうけど、俺のため、泣かないでいてくれた。俺はずっと姉ちゃんの腕の中で泣いた。
姉ちゃんは俺が落ち着くまでずっと鼻をすすりながら背中をさすってくれた。
しばらくして落ち着きを取り戻してからふと、伊織姉ちゃんに聞いてみた。
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:45:11.68 :LUfgUyYmO
長介「ケンカして、仲直りした後の晩御飯ってさ・・・不思議だよね」
伊織「ごめんなさい、私には分からないわ、ちなみにどんな感じなの?」
長介「えっと、なんかよく分かんないけど、温かいんだ・・・すごく」
伊織「そう、あんたたちって、すごく羨ましいわ」
長介「ケンカして、仲直りした後の晩御飯ってさ・・・不思議だよね」
伊織「ごめんなさい、私には分からないわ、ちなみにどんな感じなの?」
長介「えっと、なんかよく分かんないけど、温かいんだ・・・すごく」
伊織「そう、あんたたちって、すごく羨ましいわ」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:48:15.98 :LUfgUyYmO
長介「そうかな?ケンカだってすっごくするよ」
伊織「それでも、よ・・・そしたら不思議な晩御飯が待ってるんでしょ?」
長介「うん」
伊織「ふふっ、だからよ、あぁ・・・高槻家に生まれたかったわ」
長介「そうかな?ケンカだってすっごくするよ」
伊織「それでも、よ・・・そしたら不思議な晩御飯が待ってるんでしょ?」
長介「うん」
伊織「ふふっ、だからよ、あぁ・・・高槻家に生まれたかったわ」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:53:36.91 :LUfgUyYmO
長介「それが姉ちゃんの願い事?」
伊織「願い? それはちょっと違うわね・・・どうして?」
長介「ちょっと前に姉ちゃんに聞かれたんだ、長介の願い事は何?って」
伊織「なんていったの?」
長介「姉ちゃんが早く良くなることって・・・結局叶わなかったんだけどね」
長介「それが姉ちゃんの願い事?」
伊織「願い? それはちょっと違うわね・・・どうして?」
長介「ちょっと前に姉ちゃんに聞かれたんだ、長介の願い事は何?って」
伊織「なんていったの?」
長介「姉ちゃんが早く良くなることって・・・結局叶わなかったんだけどね」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 12:57:52.56 :LUfgUyYmO
伊織「そう、それで」
長介「うん」
伊織「そうね・・・私の願い事はやよいとまた一緒のステージに立つこと・・・だったわ」
長介「俺達願い事が叶わなかった者同士だね」
伊織「そうね・・・」
伊織「そう、それで」
長介「うん」
伊織「そうね・・・私の願い事はやよいとまた一緒のステージに立つこと・・・だったわ」
長介「俺達願い事が叶わなかった者同士だね」
伊織「そうね・・・」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:01:51.82 :LUfgUyYmO
伊織「あんた、これからどうするの?」
長介「まずは・・・受験、かな、最近あまり勉強できてないから」
伊織「そう、何か分からない問題でもあったら事務所にでも来なさい、きっと手が空いてる誰かが教えてくれるわ」
伊織「あんた、これからどうするの?」
長介「まずは・・・受験、かな、最近あまり勉強できてないから」
伊織「そう、何か分からない問題でもあったら事務所にでも来なさい、きっと手が空いてる誰かが教えてくれるわ」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:05:50.31 :LUfgUyYmO
長介「でも、迷惑じゃない?」
伊織「そんなことないわ、やよいは私たちの家族なんだからあんたたちも私たちの家族なんだから」
長介「ありがとう・・・・・・ございます・・・」グスッ
伊織「今日は好きなだけ泣きなさい」
長介「でも、迷惑じゃない?」
伊織「そんなことないわ、やよいは私たちの家族なんだからあんたたちも私たちの家族なんだから」
長介「ありがとう・・・・・・ございます・・・」グスッ
伊織「今日は好きなだけ泣きなさい」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:07:53.25 :J6+ZFZ0+0
やよいは天使になったのか…
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:10:01.53 :LUfgUyYmO
―――
――
―
長介「じゃあ・・・そろそろ帰るよ、皆心配してるかもしれないし」
伊織「そうね、それじゃ」
長介「あ、あの・・・ありがとうございました!」ペコッ
伊織「な、何よ!? 急に改まっちゃって・・・えと・・・ど、どういたしまして・・・?」オドオド
長介「あはは、伊織姉ちゃんはやっぱそうじゃなきゃね!」
伊織「な!? もう知らないんだから!」
長介「あはは、またね」
伊織「ふんっ、あんたなんか知らないわよ」
―――
――
―
長介「じゃあ・・・そろそろ帰るよ、皆心配してるかもしれないし」
伊織「そうね、それじゃ」
長介「あ、あの・・・ありがとうございました!」ペコッ
伊織「な、何よ!? 急に改まっちゃって・・・えと・・・ど、どういたしまして・・・?」オドオド
長介「あはは、伊織姉ちゃんはやっぱそうじゃなきゃね!」
伊織「な!? もう知らないんだから!」
長介「あはは、またね」
伊織「ふんっ、あんたなんか知らないわよ」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:11:45.68 :LUfgUyYmO
家に帰ると、すぐに寝た。知らない間に疲れていたみたいだった。
それから俺は家事を本格的に手伝い始めた。もちろん勉強も、分からないところがあったらすぐに事務所に行った。みんなすごい優しかった、弟たちを連れていっても嫌な顔一つしなかったし。
みんな快く教えてくれた。
真美姉ちゃんや亜美姉ちゃんはすぐにイタズラしてきてちょっとだけ邪魔だったけど、気を使わないでいてくれたのはすごく嬉しかった。
他にも、天海さんは手作りのお菓子をくれたりした。お土産に持たせてくれたりもした。美味しかった。
家に帰ると、すぐに寝た。知らない間に疲れていたみたいだった。
それから俺は家事を本格的に手伝い始めた。もちろん勉強も、分からないところがあったらすぐに事務所に行った。みんなすごい優しかった、弟たちを連れていっても嫌な顔一つしなかったし。
みんな快く教えてくれた。
真美姉ちゃんや亜美姉ちゃんはすぐにイタズラしてきてちょっとだけ邪魔だったけど、気を使わないでいてくれたのはすごく嬉しかった。
他にも、天海さんは手作りのお菓子をくれたりした。お土産に持たせてくれたりもした。美味しかった。
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:14:30.71 :LUfgUyYmO
如月さんはなにかと気にかけてくれた、思っていたより凄くいい人だった、特に浩司や浩三と仲がよかった。
美希姉ちゃんは安眠枕っていうのをくれたり、かすみにおしゃれな服を買ってくれたりした。
真姉ちゃんは浩三に男に間違えられてかなり落ち込んでいた、でもしょうがない気がするのは俺だけかな?
萩原さんは男が苦手らしく、俺だけ露骨に避けられたのも今となってはいい思い出です。
如月さんはなにかと気にかけてくれた、思っていたより凄くいい人だった、特に浩司や浩三と仲がよかった。
美希姉ちゃんは安眠枕っていうのをくれたり、かすみにおしゃれな服を買ってくれたりした。
真姉ちゃんは浩三に男に間違えられてかなり落ち込んでいた、でもしょうがない気がするのは俺だけかな?
萩原さんは男が苦手らしく、俺だけ露骨に避けられたのも今となってはいい思い出です。
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:18:46.13 :LUfgUyYmO
あずさお姉さんは、何て言うか凄かった、いろいろ。迷子もそうだけど・・・なにより・・・乳、あれは思春期男子には刺激的過ぎた。しかも本人にあまり自覚がないのが余計に質が悪い。
貴音姉ちゃんはいろんなラーメン屋に連れていってくれた。でもあの呪文ラーメンは食べきれなかった。貴音姉ちゃんもいろいろとでかかった。刺激がヤバかった・・・
律子姉ちゃんは最初ちょっと怖いかもと思ったけど面倒見のいい人だった。怒ると滅茶苦茶怖かったけど・・・
響姉ちゃんは前会ったときと同じように接してくれた。
あずさお姉さんは、何て言うか凄かった、いろいろ。迷子もそうだけど・・・なにより・・・乳、あれは思春期男子には刺激的過ぎた。しかも本人にあまり自覚がないのが余計に質が悪い。
貴音姉ちゃんはいろんなラーメン屋に連れていってくれた。でもあの呪文ラーメンは食べきれなかった。貴音姉ちゃんもいろいろとでかかった。刺激がヤバかった・・・
律子姉ちゃんは最初ちょっと怖いかもと思ったけど面倒見のいい人だった。怒ると滅茶苦茶怖かったけど・・・
響姉ちゃんは前会ったときと同じように接してくれた。
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:27:19.65 :LUfgUyYmO
伊織姉ちゃんはみんなの前だと照れてしまうらしく、ぶつくさ言いながらも俺達を歓迎してくれた。
小鳥お姉さん!!小鳥お姉さんはとても若くて大変魅力的な女性でした!
社長さんはよく手品を見せてくれた。みんな素直に感心していたら、何故か社長さんは笑顔で涙を流していた。
伊織姉ちゃんはみんなの前だと照れてしまうらしく、ぶつくさ言いながらも俺達を歓迎してくれた。
小鳥お姉さん!!小鳥お姉さんはとても若くて大変魅力的な女性でした!
社長さんはよく手品を見せてくれた。みんな素直に感心していたら、何故か社長さんは笑顔で涙を流していた。
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:28:23.93 :LUfgUyYmO
それから、受験の日の朝、伊織姉ちゃんがウチまで来てくれた。
伊織「はい、これ皆から」
長介「御守り? ありがとう」
伊織「ちゃんと頑張んなさいよ、このスーパーアイドル伊織ちゃんが見てやったんだから落ちたら許さないわよ」
長介「うん、大丈夫」
浩三「ちょうすけにいちゃん!」
長介「浩三? 見送りしてくれるのか? ありがとう」
浩三「うん、やよいねえちゃんがね、がんばれっていってるよ」
それから、受験の日の朝、伊織姉ちゃんがウチまで来てくれた。
伊織「はい、これ皆から」
長介「御守り? ありがとう」
伊織「ちゃんと頑張んなさいよ、このスーパーアイドル伊織ちゃんが見てやったんだから落ちたら許さないわよ」
長介「うん、大丈夫」
浩三「ちょうすけにいちゃん!」
長介「浩三? 見送りしてくれるのか? ありがとう」
浩三「うん、やよいねえちゃんがね、がんばれっていってるよ」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:28:46.25 :n4Gzaa9F0
小鳥に何か掴まれてるwww
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:38:06.68 :LUfgUyYmO
長介「・・・・・・そっか、じゃあ姉ちゃんに任せろって伝えてくれるか?」
浩三「うん!!」
長介「ん、じゃあもう家ん中戻りな、風邪引くぞ」
浩三「うん、がんばてね」ガラ
長介「おう!」
長介「・・・・・・そっか、じゃあ姉ちゃんに任せろって伝えてくれるか?」
浩三「うん!!」
長介「ん、じゃあもう家ん中戻りな、風邪引くぞ」
浩三「うん、がんばてね」ガラ
長介「おう!」
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:39:54.87 :LUfgUyYmO
長介「・・・じゃあ行くね」
伊織「いってらっしゃい」
かすみ「ちょっと待って長介!」
かすみ・浩太郎・浩司「頑張って長介(兄ちゃん)!!」ニコッ
長介「・・・おう!」ニコッ
長介「・・・じゃあ行くね」
伊織「いってらっしゃい」
かすみ「ちょっと待って長介!」
かすみ・浩太郎・浩司「頑張って長介(兄ちゃん)!!」ニコッ
長介「・・・おう!」ニコッ
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:45:15.17 :LUfgUyYmO
合格発表の日、かすみと一緒に見に行った。
かすみ「ねぇ長介番号あった?」
長介「待って、今探し中・・・!?」
かすみ「あった?」
長介「うおぉぉぉ! あった! あったぞかすみ!」
かすみ「本当に!? やったー!」
かすみ「おめでとう、お兄ちゃん」
合格発表の日、かすみと一緒に見に行った。
かすみ「ねぇ長介番号あった?」
長介「待って、今探し中・・・!?」
かすみ「あった?」
長介「うおぉぉぉ! あった! あったぞかすみ!」
かすみ「本当に!? やったー!」
かすみ「おめでとう、お兄ちゃん」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:49:35.87 :LUfgUyYmO
―合格発表から数日後―
合格祝いということで事務所の人達が毎年恒例らしいお花見に俺達兄弟を誘ってくれた。
この頃世間では高槻やよいという名前は忘れられていた。少し悲しいけど・・・仕方ないのかもしれない。
伊織「この私が見てやったんだから受かって当たり前でしょ」
―合格発表から数日後―
合格祝いということで事務所の人達が毎年恒例らしいお花見に俺達兄弟を誘ってくれた。
この頃世間では高槻やよいという名前は忘れられていた。少し悲しいけど・・・仕方ないのかもしれない。
伊織「この私が見てやったんだから受かって当たり前でしょ」
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:56:12.64 :LUfgUyYmO
真美「おやおやいおり~ん」
亜美「合格発表の日ずっとソワソワしてたのはどなたですかな~」
伊織「ばっ、ソワソワなんてしてなかったでしょ!?」
あずさ「あらあら、でも伊織ちゃんたら長介君から合格したって連絡が来たあとちょっぴり泣いていたのよ~」
真美「おやおやいおり~ん」
亜美「合格発表の日ずっとソワソワしてたのはどなたですかな~」
伊織「ばっ、ソワソワなんてしてなかったでしょ!?」
あずさ「あらあら、でも伊織ちゃんたら長介君から合格したって連絡が来たあとちょっぴり泣いていたのよ~」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 13:59:04.11 :LUfgUyYmO
伊織「あずさ!? 別に泣いてないわよ!」
長介「へ~」
律子「しかもそのあとからすっごくご機嫌だったものね」
伊織「り、律子までなに言ってんのよ!」
長介「あはは、ありがとう伊織姉ちゃん」
伊織「うぅ~、ちょっとお手洗い!」
律子「あ、逃げた」
長介「あれ? 俺なんか変なこと言いました?」
律子「いいえ、むしろ逆ね」
伊織「あずさ!? 別に泣いてないわよ!」
長介「へ~」
律子「しかもそのあとからすっごくご機嫌だったものね」
伊織「り、律子までなに言ってんのよ!」
長介「あはは、ありがとう伊織姉ちゃん」
伊織「うぅ~、ちょっとお手洗い!」
律子「あ、逃げた」
長介「あれ? 俺なんか変なこと言いました?」
律子「いいえ、むしろ逆ね」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:01:22.59 :LUfgUyYmO
長介 (そういえば、確か姉ちゃんが死ぬ少し前にお花見がしたいって言ってたな・・・)
浩三「にいちゃんどうしたの?」
長介「ん? 姉ちゃんは楽しんでるかなーってさ」
浩三「・・・・・・うん! たのしいって言ってるよ」
長介「そっか、じゃあ姉ちゃんの願い事は一個叶ったな!」
浩三「兄ちゃんすっごくうれしそうだね!」
長介 (そういえば、確か姉ちゃんが死ぬ少し前にお花見がしたいって言ってたな・・・)
浩三「にいちゃんどうしたの?」
長介「ん? 姉ちゃんは楽しんでるかなーってさ」
浩三「・・・・・・うん! たのしいって言ってるよ」
長介「そっか、じゃあ姉ちゃんの願い事は一個叶ったな!」
浩三「兄ちゃんすっごくうれしそうだね!」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:10:29.03 :LUfgUyYmO
長介「そっか・・・」
浩三「ん? にいちゃんのおねがいごとってなに?」
長介「ん~、分かんないんだよな・・・もう叶わない願い事だったし」
浩三「・・・だったら、あたらしいおねがいごと、みつかるといいね!」
長介「そうだなぁ・・・浩三はなにかお願い事はある?」
浩三「う~んとね・・・・・・にいちゃんのおねがいごとがみつかること」
長介「お前、姉ちゃんみたいだな」
長介「そっか・・・」
浩三「ん? にいちゃんのおねがいごとってなに?」
長介「ん~、分かんないんだよな・・・もう叶わない願い事だったし」
浩三「・・・だったら、あたらしいおねがいごと、みつかるといいね!」
長介「そうだなぁ・・・浩三はなにかお願い事はある?」
浩三「う~んとね・・・・・・にいちゃんのおねがいごとがみつかること」
長介「お前、姉ちゃんみたいだな」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:18:24.13 :LUfgUyYmO
響「お! 何してるんだ二人とも、とりあえず自分も混ぜろー!!」
真美「真美もー!」
亜美「亜美もー!」
かすみ「わ、私もー」
長介「うわ! 何!? ちょ! 危ないって!」
そうやってみんなで笑い転げた。久しぶりに全力で楽しめた気がした。
響「お! 何してるんだ二人とも、とりあえず自分も混ぜろー!!」
真美「真美もー!」
亜美「亜美もー!」
かすみ「わ、私もー」
長介「うわ! 何!? ちょ! 危ないって!」
そうやってみんなで笑い転げた。久しぶりに全力で楽しめた気がした。
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:27:57.83 :LUfgUyYmO
その夜、俺は自分の願い事や宝物について考えていた。
長介 (俺の願いは・・・もう叶わない・・・)
長介 (でも、姉ちゃんの願い事は叶った・・・と言ってもいいのなら叶った)
長介 (生きてる俺の願いが叶わず、死んだ姉ちゃんの願い事は叶う・・・)
長介 (姉ちゃんの宝物って・・・なんなのかな・・・俺は・・・・・・)
その夜、俺は自分の願い事や宝物について考えていた。
長介 (俺の願いは・・・もう叶わない・・・)
長介 (でも、姉ちゃんの願い事は叶った・・・と言ってもいいのなら叶った)
長介 (生きてる俺の願いが叶わず、死んだ姉ちゃんの願い事は叶う・・・)
長介 (姉ちゃんの宝物って・・・なんなのかな・・・俺は・・・・・・)
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:31:33.04 :LUfgUyYmO
長介 (ん? もう朝か?)
長介(今何時だ? 時計は?)
長介「おーい、かすみー浩太郎ー、いないのか?」
長介「っかしいな・・・」
自分の声に何か違和感を感じた。
長介 (陽は登ってるけど・・・なんか、物音がしない?)
長介 (ん? もう朝か?)
長介(今何時だ? 時計は?)
長介「おーい、かすみー浩太郎ー、いないのか?」
長介「っかしいな・・・」
自分の声に何か違和感を感じた。
長介 (陽は登ってるけど・・・なんか、物音がしない?)
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:32:27.25 :LUfgUyYmO
長介「あ、夢ん中か」
長介 (でもなんか今のウチとは違う・・・か?)
長介「電子レンジがないな・・・」
長介「仏壇もないし、姉ちゃんが生きてた頃かな」
懐かしさを感じながら、しばらく家を探索してから気付いた。
長介「あ、夢ん中か」
長介 (でもなんか今のウチとは違う・・・か?)
長介「電子レンジがないな・・・」
長介「仏壇もないし、姉ちゃんが生きてた頃かな」
懐かしさを感じながら、しばらく家を探索してから気付いた。
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:34:03.73 :LUfgUyYmO
長介 (家だけじゃなくてこれ俺まで昔に戻ってるのか?なんか家がでかい)
鏡を見てみる、やっぱり俺も小さくなっていた。だから声に違和感を感じたのだろう。
長介 (外に出てみよ)
外に出ると、そこもあの頃のままだった。
長介「結構変わってるもんだな・・・」
長介 (家だけじゃなくてこれ俺まで昔に戻ってるのか?なんか家がでかい)
鏡を見てみる、やっぱり俺も小さくなっていた。だから声に違和感を感じたのだろう。
長介 (外に出てみよ)
外に出ると、そこもあの頃のままだった。
長介「結構変わってるもんだな・・・」
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:43:39.84 :LUfgUyYmO
しばらく歩いていると、人の声が聞こえた。声のする方へ行くとみんなでよく遊んだりした公園に出た。
公園ではかすみ、浩太郎、浩司、ベンチには浩三、そして姉ちゃんがいて、野球をしていた。
すると、足下にボールが転がってきた、ボールを拾い上げ投げ返そうとした瞬間、周りには誰もいなくなっていた。
公園にひとりぼっち、・・・急に寂しくなってきて、浩三がいたベンチに座り込み泣き出してしまった。
しばらく歩いていると、人の声が聞こえた。声のする方へ行くとみんなでよく遊んだりした公園に出た。
公園ではかすみ、浩太郎、浩司、ベンチには浩三、そして姉ちゃんがいて、野球をしていた。
すると、足下にボールが転がってきた、ボールを拾い上げ投げ返そうとした瞬間、周りには誰もいなくなっていた。
公園にひとりぼっち、・・・急に寂しくなってきて、浩三がいたベンチに座り込み泣き出してしまった。
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:47:16.50 :LUfgUyYmO
夢の中だからかずっと泣いていても涙が枯れることはなかった。
辺りに誰もいなかったから人目も憚らず、大声を上げて泣いていた。
いなかったはずなのに・・・
?「ねぇ君、どうしたの?」
俺は驚いて肩をびくつかせた。
夢の中だからかずっと泣いていても涙が枯れることはなかった。
辺りに誰もいなかったから人目も憚らず、大声を上げて泣いていた。
いなかったはずなのに・・・
?「ねぇ君、どうしたの?」
俺は驚いて肩をびくつかせた。
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:50:53.57 :LUfgUyYmO
聞いた事のないはずなのに懐かしい声だった。
懐かしさのあまりさらに涙が出てきてしまった。
俺が落ち着くまでその人は黙って待っていてくれた。
俺がやっと落ち着き、話始める、なんか恥ずかしいから顔は伏せたままだ。
聞いた事のないはずなのに懐かしい声だった。
懐かしさのあまりさらに涙が出てきてしまった。
俺が落ち着くまでその人は黙って待っていてくれた。
俺がやっと落ち着き、話始める、なんか恥ずかしいから顔は伏せたままだ。
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 14:54:18.71 :LUfgUyYmO
長介「姉ちゃんが、死んで、だけど姉ちゃんの願い事は叶って、でも、生きてる俺の願いは叶わなくて」
脈絡も何もいっさい無い俺以外には分からない様な下手くそな言葉、でもその人は察してくれたみたいで・・・
?「君の願い事ってなんだったのかな?」
優しい口調で聞いてくれる。
長介「姉ちゃんの病気が早くよくなること・・・」
?「そっか、じゃあ今は?」
長介「姉ちゃんが、死んで、だけど姉ちゃんの願い事は叶って、でも、生きてる俺の願いは叶わなくて」
脈絡も何もいっさい無い俺以外には分からない様な下手くそな言葉、でもその人は察してくれたみたいで・・・
?「君の願い事ってなんだったのかな?」
優しい口調で聞いてくれる。
長介「姉ちゃんの病気が早くよくなること・・・」
?「そっか、じゃあ今は?」
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:02:27.15 :LUfgUyYmO
長介「いま? わかんないよ・・・」
?「うーん・・・じゃあなにか最近嬉しかった事はあったかな?」
長介「嬉しかったこと・・・・・・姉ちゃんの願いが叶ったこと・・・かな、浩三に言われたんだ、兄ちゃんすっごくうれしそうだよって」
?「じゃあそれだよ、まずひとつ、君のお姉ちゃんの願い事を叶える事」
長介「姉ちゃんの願いを叶えること? なんで?」
?「お姉ちゃんの願い事が叶うと君も嬉しい、だからだよ、君も君のお姉ちゃんも嬉しくなるんだよ? 素晴らしい事だよ?」
長介「そう・・・なのかな? じゃあまずひとつ目だね」
長介「いま? わかんないよ・・・」
?「うーん・・・じゃあなにか最近嬉しかった事はあったかな?」
長介「嬉しかったこと・・・・・・姉ちゃんの願いが叶ったこと・・・かな、浩三に言われたんだ、兄ちゃんすっごくうれしそうだよって」
?「じゃあそれだよ、まずひとつ、君のお姉ちゃんの願い事を叶える事」
長介「姉ちゃんの願いを叶えること? なんで?」
?「お姉ちゃんの願い事が叶うと君も嬉しい、だからだよ、君も君のお姉ちゃんも嬉しくなるんだよ? 素晴らしい事だよ?」
長介「そう・・・なのかな? じゃあまずひとつ目だね」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:10:48.26 :LUfgUyYmO
?「他にはなにかあるかな?」
長介「俺のやりたいこととかじゃなくて、嬉しかったこととも真逆なんだけど・・・いい?」
?「もちろん」
長介「もう、世間では姉ちゃんの事が忘れられてて、それが悲しいんだ・・・知り合いは覚えててくれるんだけどね・・・」
?「他にはなにかあるかな?」
長介「俺のやりたいこととかじゃなくて、嬉しかったこととも真逆なんだけど・・・いい?」
?「もちろん」
長介「もう、世間では姉ちゃんの事が忘れられてて、それが悲しいんだ・・・知り合いは覚えててくれるんだけどね・・・」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:21:59.93 :LUfgUyYmO
?「よし、それじゃあ君のお姉ちゃんを生き返らせよう」
長介「できるの!?」
?「あはは、違う違う、生き返らせるのは君の仕事、俺のやることじゃあないよ」
長介「じゃあどうやるの?」
?「それも君の考える事だよ」
?「よし、それじゃあ君のお姉ちゃんを生き返らせよう」
長介「できるの!?」
?「あはは、違う違う、生き返らせるのは君の仕事、俺のやることじゃあないよ」
長介「じゃあどうやるの?」
?「それも君の考える事だよ」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:23:52.24 :LUfgUyYmO
長介「なにそれ? 全然分かんないよ」
?「まぁいろんな方法があるからね・・・大丈夫、時間はたっぷりあるよ」
長介「ねぇ・・・お兄さんの宝物ってなに?」
?「俺の? たぶん言わなくても君なら分かるよ」
長介「なんで?」
長介「なにそれ? 全然分かんないよ」
?「まぁいろんな方法があるからね・・・大丈夫、時間はたっぷりあるよ」
長介「ねぇ・・・お兄さんの宝物ってなに?」
?「俺の? たぶん言わなくても君なら分かるよ」
長介「なんで?」
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:32:50.55 :LUfgUyYmO
?「なぜなら、君の願いや宝物は俺の物でもあるからだよ」
長介「でも・・・俺の宝物、ひとつ無くしちゃったんだ・・・しかも2度と取り戻せないんだ」
?「本当に無くしたの?」
長介「だって、もうこの世にないんだよ?」
?「確かにもう触れないかもしれないね・・・でもね? 君が忘れていない限りその宝物は絶対になくしたことにはならないし、絶対に死なないんだよ」
?「なぜなら、君の願いや宝物は俺の物でもあるからだよ」
長介「でも・・・俺の宝物、ひとつ無くしちゃったんだ・・・しかも2度と取り戻せないんだ」
?「本当に無くしたの?」
長介「だって、もうこの世にないんだよ?」
?「確かにもう触れないかもしれないね・・・でもね? 君が忘れていない限りその宝物は絶対になくしたことにはならないし、絶対に死なないんだよ」
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:33:58.47 :LUfgUyYmO
長介「俺が忘れない限り・・・」
?「ちょっとばかしヒントをあげすぎちゃったかな」
長介「俺にできるかな?」
?「大丈夫、君の願いはちゃんと叶うよ」
長介「本当に?」
?「あぁ」
長介「なんでわかるの?」
?「だって俺は―――
長介「俺が忘れない限り・・・」
?「ちょっとばかしヒントをあげすぎちゃったかな」
長介「俺にできるかな?」
?「大丈夫、君の願いはちゃんと叶うよ」
長介「本当に?」
?「あぁ」
長介「なんでわかるの?」
?「だって俺は―――
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:40:31.09 :LUfgUyYmO
気がつくと朝だった、俺の顔は涙でグシャグシャだった、皆に気付かれないように布団から出て顔を洗った。
長介 (俺の願い・・・姉ちゃんの願い・・・俺の宝物・・・)
長介「てか、あれは誰だったんだ?」
長介(夢だったから顔も肝心なところも覚えてないし・・・)
気がつくと朝だった、俺の顔は涙でグシャグシャだった、皆に気付かれないように布団から出て顔を洗った。
長介 (俺の願い・・・姉ちゃんの願い・・・俺の宝物・・・)
長介「てか、あれは誰だったんだ?」
長介(夢だったから顔も肝心なところも覚えてないし・・・)
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:44:01.99 :LUfgUyYmO
長介 (姉ちゃんを生き返らせる、か・・・俺が忘れない限り姉ちゃんは死なない・・・・・・だったら)
長介「よし!」パン
早速朝飯の時俺の計画を皆に伝えた。
長介「なぁ・・・みんな、俺姉ちゃんを生き返らせるよ」
かすみ「何言ってるの長介、お姉ちゃんはもう・・・」
長介「分かってるよ姉ちゃんは死んでる・・・でもな?」
長介 (姉ちゃんを生き返らせる、か・・・俺が忘れない限り姉ちゃんは死なない・・・・・・だったら)
長介「よし!」パン
早速朝飯の時俺の計画を皆に伝えた。
長介「なぁ・・・みんな、俺姉ちゃんを生き返らせるよ」
かすみ「何言ってるの長介、お姉ちゃんはもう・・・」
長介「分かってるよ姉ちゃんは死んでる・・・でもな?」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:50:34.59 :LUfgUyYmO
浩三「おねえちゃんはしんでないよ!」
長介「あぁ、その通りだ浩三」
浩太郎「兄ちゃんできるの?」
長介「分からん、けどやってみるよ」
浩司「兄ちゃんかっけー!」
浩三「おねえちゃんはしんでないよ!」
長介「あぁ、その通りだ浩三」
浩太郎「兄ちゃんできるの?」
長介「分からん、けどやってみるよ」
浩司「兄ちゃんかっけー!」
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 15:55:09.58 :LUfgUyYmO
かすみ「だから長介!」
浩三「おねえちゃんならここにいるよ、ね?」
長介「おう、ここにはまだ生きてる」
かすみ「どういうこと? 何するつもりなの?」
長介「俺に任せとけ!」
かすみ「ねぇ! 長介ってば!」
そうして俺は765プロの事務所に向かった。
かすみ「だから長介!」
浩三「おねえちゃんならここにいるよ、ね?」
長介「おう、ここにはまだ生きてる」
かすみ「どういうこと? 何するつもりなの?」
長介「俺に任せとけ!」
かすみ「ねぇ! 長介ってば!」
そうして俺は765プロの事務所に向かった。
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 16:00:56.83 :LUfgUyYmO
―――
――
―
俺はあれからプロデューサーの兄ちゃんの下で、俺達の願いは叶える力を付ける為ずっとレッスンをしていた。そしてついに俺はデビューをした。
そしてIA大賞目前のフェス、その相手は・・・
伊織「正直驚いたわ、あんたがここまでやるなんて」
長介「伊織姉ちゃん・・・・・・当たり前だよ、俺はあの姉ちゃんの弟だよ?」
―――
――
―
俺はあれからプロデューサーの兄ちゃんの下で、俺達の願いは叶える力を付ける為ずっとレッスンをしていた。そしてついに俺はデビューをした。
そしてIA大賞目前のフェス、その相手は・・・
伊織「正直驚いたわ、あんたがここまでやるなんて」
長介「伊織姉ちゃん・・・・・・当たり前だよ、俺はあの姉ちゃんの弟だよ?」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 17:18:10.22 :LUfgUyYmO
伊織「そうね・・・いくらあんたと言えど、手加減は一切しないわよ?」
長介「何を今更、伊織姉ちゃんは初めて会った時からずっと手加減なしだったじゃん」
伊織「そうだったかしら?」
長介「うん、今までありがとうね」
伊織「これからも、でしょ」
伊織「そうね・・・いくらあんたと言えど、手加減は一切しないわよ?」
長介「何を今更、伊織姉ちゃんは初めて会った時からずっと手加減なしだったじゃん」
伊織「そうだったかしら?」
長介「うん、今までありがとうね」
伊織「これからも、でしょ」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 17:26:58.72 :LUfgUyYmO
P「さぁ、そろそろ時間だぞ二人とも、伊織はあっちで律子が待ってるぞ」
伊織「分かったわ、それじゃ」
長介「うん、また」
P「大丈夫か? 緊張してないか?」
長介「平気だよ、あの竜宮小町にチャレンジできるんだ、むしろわくわくしてる」
P「さぁ、そろそろ時間だぞ二人とも、伊織はあっちで律子が待ってるぞ」
伊織「分かったわ、それじゃ」
長介「うん、また」
P「大丈夫か? 緊張してないか?」
長介「平気だよ、あの竜宮小町にチャレンジできるんだ、むしろわくわくしてる」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 17:38:48.50 :LUfgUyYmO
P「そうか・・・なぁ、こんな時にする話じゃないけど、ありがとな」
長介「なにが?」
P「嬉しかったんだ、やよいの後を継ぐ、って言った時・・・なんだか俺まで救われた気がした」
長介「うん」
P「俺も男を相手にするのは初めてで頼りなかったと思うけど、着いてきてくれてありがとう」
P「そうか・・・なぁ、こんな時にする話じゃないけど、ありがとな」
長介「なにが?」
P「嬉しかったんだ、やよいの後を継ぐ、って言った時・・・なんだか俺まで救われた気がした」
長介「うん」
P「俺も男を相手にするのは初めてで頼りなかったと思うけど、着いてきてくれてありがとう」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 17:47:38.50 :LUfgUyYmO
長介「お礼を言うのはこっちの方だよ・・・ってか、まだなんにも終わってないよ」
P「そうだな、よし!長介、お前の力を伊織達に見せつけてやれ!」
長介「おう!」
長介 (姉ちゃん、俺は今から姉ちゃんの親友と勝負してくるよ)
長介「お礼を言うのはこっちの方だよ・・・ってか、まだなんにも終わってないよ」
P「そうだな、よし!長介、お前の力を伊織達に見せつけてやれ!」
長介「おう!」
長介 (姉ちゃん、俺は今から姉ちゃんの親友と勝負してくるよ)
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 17:57:49.25 :LUfgUyYmO
長介 (姉ちゃんなら俺と伊織姉ちゃん、どっちを応援するかな?)
長介 (まぁ、姉ちゃんなら・・・二人ともがんばってって言うよな)
P「どうした? 長介」
長介「姉ちゃんなら誰を応援するかな」
P「両方だろ?」
長介「ですよね?」
長介 (姉ちゃんなら俺と伊織姉ちゃん、どっちを応援するかな?)
長介 (まぁ、姉ちゃんなら・・・二人ともがんばってって言うよな)
P「どうした? 長介」
長介「姉ちゃんなら誰を応援するかな」
P「両方だろ?」
長介「ですよね?」
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 18:09:16.78 :LUfgUyYmO
「長介! がんばってー!」
長介「姉ちゃん?」
長介「なんだよ・・・また予想外したじゃんか・・・」ボソッ
長介「うっしゃあ! 行ってくるよ、兄ちゃん!」
P「行ってこい!」
長介「姉ちゃんも、行ってくるよ」ボソッ
「長介! がんばってー!」
長介「姉ちゃん?」
長介「なんだよ・・・また予想外したじゃんか・・・」ボソッ
長介「うっしゃあ! 行ってくるよ、兄ちゃん!」
P「行ってこい!」
長介「姉ちゃんも、行ってくるよ」ボソッ
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 18:13:19.78 :LUfgUyYmO
―――
――
―
接戦の末、俺は竜宮小町に辛勝、見事IA大賞を授賞した。
やっと叶った俺と姉ちゃんの願い事、残すは俺の願いひとつ、姉ちゃんの願いひとつ、まずは俺の願いから。
―――
――
―
接戦の末、俺は竜宮小町に辛勝、見事IA大賞を授賞した。
やっと叶った俺と姉ちゃんの願い事、残すは俺の願いひとつ、姉ちゃんの願いひとつ、まずは俺の願いから。
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 18:17:55.05 :LUfgUyYmO
俺はプロデューサーに頼み込みあるライブを開催してもらった、そのライブは765プロだけではなく当時の姉ちゃんを知るアイドル、元アイドルの人達に集まってもらった。
穴だらけの計画だったのに皆快く俺の頼みに応じてくれた、中には俺の計画、思いを伝えたら涙を流しながら協力を申し出てくれる人まで現れた。
俺はプロデューサーに頼み込みあるライブを開催してもらった、そのライブは765プロだけではなく当時の姉ちゃんを知るアイドル、元アイドルの人達に集まってもらった。
穴だらけの計画だったのに皆快く俺の頼みに応じてくれた、中には俺の計画、思いを伝えたら涙を流しながら協力を申し出てくれる人まで現れた。
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 18:55:33.76 :LUfgUyYmO
たくさんの人に協力をしてもらい、ついに行われたライブ、高槻やよい復活祭
思えば始めに思い付いてからかなり時間が経ってしまった。
ここで俺はもう一つ行動を起こした。
かねてから考えていた、俺の伝えたかった気持ちを伝えること。
たくさんの人に協力をしてもらい、ついに行われたライブ、高槻やよい復活祭
思えば始めに思い付いてからかなり時間が経ってしまった。
ここで俺はもう一つ行動を起こした。
かねてから考えていた、俺の伝えたかった気持ちを伝えること。
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:02:31.22 :LUfgUyYmO
俺の気持ち、家族の皆に対する愛情
お世話になった皆への感謝
伊織姉ちゃんに対する憧れ
そしてその家族、仲間、好きな人
叱られた後にある晩御飯の暖かさ
その気持ちは変わらないし、多分もっともっと増えるんだと思う
その全部が俺の宝物
俺の気持ち、家族の皆に対する愛情
お世話になった皆への感謝
伊織姉ちゃんに対する憧れ
そしてその家族、仲間、好きな人
叱られた後にある晩御飯の暖かさ
その気持ちは変わらないし、多分もっともっと増えるんだと思う
その全部が俺の宝物
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:09:50.44 :LUfgUyYmO
こんな気持ち、知らない人ばかりだろう。
でも、いや・・・だからこそ・・・
この気持ちを唄にする、分かってほしいから、知って欲しいから。
仕舞ったまま風化してしまうのが嫌だから。
増えすぎてどこかで氾濫してしまうかもしれない。
だから、唄にする。
こんな気持ち、知らない人ばかりだろう。
でも、いや・・・だからこそ・・・
この気持ちを唄にする、分かってほしいから、知って欲しいから。
仕舞ったまま風化してしまうのが嫌だから。
増えすぎてどこかで氾濫してしまうかもしれない。
だから、唄にする。
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:17:13.92 :LUfgUyYmO
BUMP OF CHICKEN
『魔法の料理 ~君から君へ~』
BUMP OF CHICKEN
『魔法の料理 ~君から君へ~』
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:23:55.92 :LUfgUyYmO
ライブは大盛況で幕を閉じた。
ライブが終わった後も反響は凄まじかった。
再び高槻やよいは人々の心のなかで蘇った・・・はずだ、うん・・・きっと。
こうして俺の願い事、姉ちゃんを生き返らせる、は無事に成功した。
残るはあとひとつだけだ。
これが一番難しいと思う。
この願いが叶ったかどうかが分かるのはずっと先の事で、死ぬ時だと思う。
最期が来るまではずっと家族一緒でいたいと思うよ、姉ちゃん。
ライブは大盛況で幕を閉じた。
ライブが終わった後も反響は凄まじかった。
再び高槻やよいは人々の心のなかで蘇った・・・はずだ、うん・・・きっと。
こうして俺の願い事、姉ちゃんを生き返らせる、は無事に成功した。
残るはあとひとつだけだ。
これが一番難しいと思う。
この願いが叶ったかどうかが分かるのはずっと先の事で、死ぬ時だと思う。
最期が来るまではずっと家族一緒でいたいと思うよ、姉ちゃん。
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:33:12.60 :LUfgUyYmO
長介(俺の今までの報告はこんくらい・・・すぐそばで見てたと思うけど)
長介「報告済んだか?」
かすみ「もう少し待って・・・」
長介「うーい」
かすみ「終わったよ・・・じゃあ・・・」
長介「おう、最後にもう一個だけ」
長介(俺の今までの報告はこんくらい・・・すぐそばで見てたと思うけど)
長介「報告済んだか?」
かすみ「もう少し待って・・・」
長介「うーい」
かすみ「終わったよ・・・じゃあ・・・」
長介「おう、最後にもう一個だけ」
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:40:55.71 :LUfgUyYmO
長介「なんと、姉ちゃんに重大発表」
長介「実はこの度高槻家に新しい家族が増えます」
かすみ「お姉ちゃんに挨拶しに来てくれたよ」
伊織「久しぶりね、やよい、突然だけど長介は私が貰うから」
長介「!?」
長介「なんと、姉ちゃんに重大発表」
長介「実はこの度高槻家に新しい家族が増えます」
かすみ「お姉ちゃんに挨拶しに来てくれたよ」
伊織「久しぶりね、やよい、突然だけど長介は私が貰うから」
長介「!?」
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:42:22.54 :lpspM/uC0
!?
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:47:41.58 :LUfgUyYmO
長介「も、貰うって何!? 貰うって、あんた急に何言ってんの!?」
かすみ「長介テンパり過ぎ」
浩太郎「兄ちゃんだっさ」
長介「いや、そうは言ってもな? 次男坊には分からんやろうけどもな?」
伊織「キャラ変わりすぎよ・・・」
長介「も、貰うって何!? 貰うって、あんた急に何言ってんの!?」
かすみ「長介テンパり過ぎ」
浩太郎「兄ちゃんだっさ」
長介「いや、そうは言ってもな? 次男坊には分からんやろうけどもな?」
伊織「キャラ変わりすぎよ・・・」
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 19:54:31.69 :LUfgUyYmO
長介「え? あぁごめん伊織姉ちゃん」
伊織「なんだって?」キッ
長介「い、伊織・・・さん」
伊織「ヘタレ」
かすみ「ヘタレ」
長介「うるせ・・・」
浩太郎「兄ちゃんどんだけ緊張してるの?」
長介「お前にもそのうち分かるよ・・・」
長介「え? あぁごめん伊織姉ちゃん」
伊織「なんだって?」キッ
長介「い、伊織・・・さん」
伊織「ヘタレ」
かすみ「ヘタレ」
長介「うるせ・・・」
浩太郎「兄ちゃんどんだけ緊張してるの?」
長介「お前にもそのうち分かるよ・・・」
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 20:06:13.58 :LUfgUyYmO
伊織「とにかく、この子達は私に任せてゆっくりしてなさいって事、ずっと見守ってたんでしょう?」
長介「そういうこと、今までありがとうな」
かすみ「伊織お姉ちゃんには私がお料理教えるね」
伊織「とにかく、この子達は私に任せてゆっくりしてなさいって事、ずっと見守ってたんでしょう?」
長介「そういうこと、今までありがとうな」
かすみ「伊織お姉ちゃんには私がお料理教えるね」
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 20:17:52.29 :LUfgUyYmO
伊織「それくらいできるわよ」
浩司「姉ちゃんより旨いのが?」
長介「こら、浩司、聞かなくても分かるだろ?」
伊織「何よ!? やよい方が上手だって言うの!?」
長介「こら、伊織さん、聞かなくても分かるだろ?」
伊織「歯を食い縛りなさい」
伊織「それくらいできるわよ」
浩司「姉ちゃんより旨いのが?」
長介「こら、浩司、聞かなくても分かるだろ?」
伊織「何よ!? やよい方が上手だって言うの!?」
長介「こら、伊織さん、聞かなくても分かるだろ?」
伊織「歯を食い縛りなさい」
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 20:25:11.09 :LUfgUyYmO
―その日の夜―
かすみ「できた」
伊織「みんなを呼んでくるわね」
長介「飯?」
伊織「あら、来てたの」
長介「そろそろかなーって、ほらあいつらもきた」
弟達「はらへり~」
かすみ「だったらお手伝いしてよ」
弟達「うーい」
―その日の夜―
かすみ「できた」
伊織「みんなを呼んでくるわね」
長介「飯?」
伊織「あら、来てたの」
長介「そろそろかなーって、ほらあいつらもきた」
弟達「はらへり~」
かすみ「だったらお手伝いしてよ」
弟達「うーい」
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 20:31:41.22 :LUfgUyYmO
長介「んじゃ、いっただっきます!」
皆「いっただっきまーす!」
長介「これは伊織さんが作ったの?」
伊織「そうよ、美味しいでしょ?」
長介「メチャクチャ美味いよ!」ニコッ
伊織「あ、ありがと・・・」
かすみ(照れてる・・・)
長介 (かわいい)
長介「んじゃ、いっただっきます!」
皆「いっただっきまーす!」
長介「これは伊織さんが作ったの?」
伊織「そうよ、美味しいでしょ?」
長介「メチャクチャ美味いよ!」ニコッ
伊織「あ、ありがと・・・」
かすみ(照れてる・・・)
長介 (かわいい)
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 20:37:58.12 :LUfgUyYmO
浩三「浩司にいちゃんのもーらい」ヒョイ パク
浩司「あ! おい!」ポカッ
浩三「うあぁぁぁ・・・にいちゃんがぶった~」
長介「流石俺の弟」
伊織「どんだけ似てるのよ・・・」
浩太郎「あぁ・・・そういえばそんなことも・・・」
浩司「は? あぁ…」
浩三「浩司にいちゃんのもーらい」ヒョイ パク
浩司「あ! おい!」ポカッ
浩三「うあぁぁぁ・・・にいちゃんがぶった~」
長介「流石俺の弟」
伊織「どんだけ似てるのよ・・・」
浩太郎「あぁ・・・そういえばそんなことも・・・」
浩司「は? あぁ…」
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 20:50:00.90 :LUfgUyYmO
かすみ「こら! 浩司お兄ちゃんでしょ? 浩三に謝りなさい」
長介「マジかよ・・・ぷふっ・・・ククク・・・」
伊織「ふふっ・・・あはは」
かすみ「?」
長介「流石姉ちゃんの妹・・・くははは!」
かすみ「!! あはは! そういうことね」
かすみ「こら! 浩司お兄ちゃんでしょ? 浩三に謝りなさい」
長介「マジかよ・・・ぷふっ・・・ククク・・・」
伊織「ふふっ・・・あはは」
かすみ「?」
長介「流石姉ちゃんの妹・・・くははは!」
かすみ「!! あはは! そういうことね」
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 20:57:57.75 :LUfgUyYmO
長介「そうか、浩三は知らないんだったな・・・くふっ!」
伊織「別に知らなくてもいいことよ・・・ぷふっ!」
かすみ「恥ずかしいなぁ・・・」
浩三「なんのこと?」
長介「多分姉ちゃんもキョトンとしてるよな?」
伊織「えぇ、きっとね」
長介「そうか、浩三は知らないんだったな・・・くふっ!」
伊織「別に知らなくてもいいことよ・・・ぷふっ!」
かすみ「恥ずかしいなぁ・・・」
浩三「なんのこと?」
長介「多分姉ちゃんもキョトンとしてるよな?」
伊織「えぇ、きっとね」
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 21:02:30.44 :LUfgUyYmO
その夜、俺は夢を見た。
懐かしい夢だった。
俺が子どもだったころの夢。
舞台は俺が子供だった頃の世界、でも体は今の体。
俺は歩きながら考え事をしていた。
その夜、俺は夢を見た。
懐かしい夢だった。
俺が子どもだったころの夢。
舞台は俺が子供だった頃の世界、でも体は今の体。
俺は歩きながら考え事をしていた。
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 21:09:08.79 :LUfgUyYmO
長介 (叱られた後にある晩御飯の不思議)
長介 (その謎はまだ俺にも分からない)
長介 (でも、なにか幸せなこと・・・夢が叶ったり、家族が増えたり、仲直りしたあととか)
長介 (そんな事があった後の晩御飯の方が、もっと暖かいと思うんだ)
長介(姉ちゃんはどう思うかな?)
長介 (叱られた後にある晩御飯の不思議)
長介 (その謎はまだ俺にも分からない)
長介 (でも、なにか幸せなこと・・・夢が叶ったり、家族が増えたり、仲直りしたあととか)
長介 (そんな事があった後の晩御飯の方が、もっと暖かいと思うんだ)
長介(姉ちゃんはどう思うかな?)
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 21:13:51.90 :LUfgUyYmO
なんてことを考えながら一人で歩いていた。
すると、誰かの泣き声が聞こえた。
泣き声のする方に行くと、公園のベンチで少年が泣いていた。
少年は人目も憚らず、大きな声で泣いていた。
俺はその少年に見覚えがあった。
なんてことを考えながら一人で歩いていた。
すると、誰かの泣き声が聞こえた。
泣き声のする方に行くと、公園のベンチで少年が泣いていた。
少年は人目も憚らず、大きな声で泣いていた。
俺はその少年に見覚えがあった。
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 21:18:22.08 :LUfgUyYmO
長介「あぁ・・・そっか、そうゆうことか・・・」
長介(そういえば、今の俺の声って)
長介(そうか・・・あのときのあの人は・・・)
長介「ねぇ、君どうしたの?」
少年は肩をびくつかせて驚いた。
長介「あぁ・・・そっか、そうゆうことか・・・」
長介(そういえば、今の俺の声って)
長介(そうか・・・あのときのあの人は・・・)
長介「ねぇ、君どうしたの?」
少年は肩をびくつかせて驚いた。
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 21:19:30.98 :LUfgUyYmO
おわりです
長時間支援保守ありがとうございました 最期は蛇足だったみたいでごめんなさい
おわりです
長時間支援保守ありがとうございました 最期は蛇足だったみたいでごめんなさい
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 21:20:20.65 :2GqHzSNu0
おつかれちゃん







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この2人大好物なんだよ