村長｢しずえさんしずえさん｣

しずえ｢どうしたんですか？改まって｣

村長｢忘れ物届けてくれたお礼に何かプレゼントがしたいです｣

村長｢欲しいものとか好きなものとか教えてください｣

しずえ｢ええっ！！いえいえ、そんな、悪いですよ！！｣

村長｢そんなこと言わずに｣

しずえ｢いや、でも…うーん…そうですね…私は…｣

村長｢私は？｣ﾜｸﾜｸ

しずえ｢村長がずっとこの村の村長でいてくれて｣

しずえ｢私はずっと村長の秘書としてお勤めできればこれ以上の幸せはないですよっ！｣

村長｢……しずえさん｣ｷｭｰﾝ

しずえ｢えへへ、口に出すとすごく恥ずかしいですねっ…///｣

村長｢いやいや、そんな、とっても嬉しいですよ｣

しずえ｢じゃ、じゃあ役場に戻ってますね！///｣ﾃﾃﾃﾃ

村長｢転んだりしないように気を付けて下さいねー｣

しずえ｢こ、転びませんよっ！｣ﾌﾟﾝ

ﾃﾃﾃﾃｰ


村長｢はあ…｣

村長｢しずえさん可愛いほんと天使｣

村長｢……というわけでですね｣

村長｢もうしずえさんと一緒にいるとｷｭﾝｷｭﾝしちゃうんですよね｣

村長｢どうしたらいいんでしょう｣

トロワ｢しらないわよ…｣

村長｢そんな、冷たいですよトロワさん｣

トロワ｢のろけは他所でやってほしいわ、アンドゥ｣

村長｢の、のろけだなんて…恋人じゃないんですよ｣

村長｢ああ…でもしずえさんと恋人になれたら…！｣

村長｢なんて幸せな毎日になるんでしょうか…！！｣

村長｢はあ…しずえさん…｣

トロワ｢…はい、おかわり｣ｶﾁｬ

村長｢あ、ありがとうございます｣

村長｢トロワさんの紅茶、好きです｣

トロワ｢はいはい｣

村長｢……｣ﾁﾋﾞﾁﾋﾞ

トロワ｢……｣ｽﾞｽﾞｰｯ

村長｢……｣

村長｢トロワさん、ちょっとお願いがあるのですが｣

トロワ｢どうしたの？下らないこと言わないで頂戴ね｣

村長｢もふもふさせて下さい｣

トロワ｢……｣

トロワ｢はあ？｣

村長｢いいじゃないですかー女の子同士なんですからー｣

村長｢このくらいのボディタッチなんて挨拶みたいなものですよ｣

村長｢実は初めて見たときからずっともふもふしたいと思ってたんです｣

村長｢だから、この通り！お願いします！｣

トロワ｢急にすっとんきょうなこというと思ったら…｣

トロワ｢まあ、別にいいけど…｣

村長｢本当ですか！｣

トロワ｢あ、でも変な所触ったらいくら村長ちゃんでも怒るからね｣

村長｢大丈夫ですよ！｣

村長｢……(どこが変な所なのかわからん)｣

トロワ｢……｣

村長｢ふぉぉぉ…｣ﾓﾌﾓﾌ

トロワ｢……｣

村長｢ふあぁぁぁん…｣ﾓﾌﾓﾌ

村長｢トロワさん気持ちいですぅ…｣ｳｯﾄﾘ

トロワ｢あ、そう｣

トロワ｢…というかあんたにはしずちゃんがいるじゃない｣

トロワ｢私にこんなことしててもいいの？｣

村長｢さっきも言いましたが、私としずえさんは恋人同士ではありません｣ﾓﾌﾓﾌ

村長｢そもそもしずえさんにこんなことしたら心臓が爆発してしまいます｣ﾓﾌﾓﾌ

村長｢友達であるトロワさんだからこの行為はできるのです｣ﾓﾌﾓﾌ

トロワ｢…あ、そう｣

村長｢ふわぁぁぁもふもふだぁぁぁ…｣

ｺﾝｺﾝ

しずえ｢トロワさーん！失礼しますー！｣

ｶﾞﾁｬ

しずえ｢大変言いにくいのですがトロワさんの口癖について苦情が…って｣

村長｢うへへぇぇ…ふわふわぁ…///｣ﾎﾟﾔｰｯ

トロワ｢あ｣

しずえ｢ふ、二人とも、そそそそういう仲だったのですか！？｣

トロワ｢いや、ちが｣

村長｢トロワさーん…ふわふわぁ…だいすきぃ…｣

しずえ｢！！！｣ｼﾞﾜｯ

しずえ｢し、失礼しました！！帰ります！！｣

ｶﾞﾁｬ、ﾊﾞﾀﾝ

ﾊﾞﾀﾀﾀﾀ…

トロワ｢……｣

トロワ｢なんか…面倒なことになりそうね｣

村長｢もふもふだぁぁぁ…////｣ﾓﾌﾓﾌ

トロワ｢あんたもいい加減になさい｣ﾋﾟｼｯ

村長｢いたあっ｣

村長｢ちょ、何するんですか｣

トロワ｢あんた、今ので絶対しずちゃんに誤解されたわよ｣

村長｢え？しずえさん？どうしてです？｣

トロワ｢……はぁ｣

トロワ｢かくかくしかじか｣

村長｢ななななんてことですか！！｣

村長｢私はなんて醜態をしずえさんに…！！｣

村長｢穴があったら入りたいっ…｣ｽﾞｰﾝ

村長｢ちょっと外行って穴掘ってきますね…｣

トロワ｢いや、そんな場合じゃ｣

ｶﾞﾁｬ、ﾊﾞﾀﾝ

トロワ｢行っちゃったし｣

トロワ｢はぁ…ま、あの二人ならなんとかなるでしょ｣

トロワ｢首突っ込みすぎるのも危ない気がするし…というか面倒だし｣

トロワ｢それにしても私って損な役ねえ…当て馬ってやつかしら？羊なのに｣

トロワ｢我ながらつまらないわね｣

ｻﾞｯｼｭｻﾞｯｼｭ

村長｢(しずえさんに女の子が好きってバレてしまいました…)｣

ｻﾞｯｼｭｻﾞｯｼｭ

村長｢(気持ち悪いって思われちゃいましたかね…)｣

ｻﾞｯｼｭｻﾞｯｼｭ

村長｢(前の村ではバレちゃって居心地が悪くなって引っ越してきたのに…)｣

ｻﾞｯｼｭｻﾞｯｼｭ

村長｢(トロワさんはバレても今までと同じ態度で接してくれました。とてもいい方です)｣

ｻﾞｯｼｭｻﾞｯｼｭ

村長｢(しずえさんじゃなくてトロワさんを好きになればよかったんでしょうか…)｣

ｻﾞｯｼｭｻﾞｯｼｭ

村長｢そろそろいい大きさですね。入りましょう…よいしょっと｣

ｼｰﾝ

村長｢……｣

村長｢(さっき私はなんて思いました？)｣

村長｢(しずえさんじゃなく、トロワさんに？)｣

村長｢(それってトロワさんに逃げてるだけじゃないですか)｣

村長｢(トロワさんに失礼です…最低ですね…私…)｣

村長｢(こんな私がしずえさんを好きになる資格なんて…)｣ｼﾞﾜｯ

村長｢(…また…引っ越しましょうか…他の村に…)｣ｸﾞｽｯ

(しずえ｢村長がずっとこの村の村長でいてくれて

　　　　私はずっと村長の秘書としてお勤めできればこれ以上の幸せはないですよっ！｣)

ｼｰﾝ

村長｢(しずえさん…)｣

村長｢(そもそも私なんて村長なんて器じゃないんです)｣ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

村長｢(あなたが思うようなできた人間ではないんです…)｣ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

村長｢(本当はいつもいつも逃げてばっかりで…)｣ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

村長｢……っく｣

村長｢うえっ…ひっく…うええええええん｣

村長｢うあああああん…ひくっ…うくっ…ふええええん…｣ｸﾞｽｯ

ｽﾞﾙｯ

？｢きゃあっ！｣

村長｢…ぐす、え？｣

ｺﾞﾂﾝ！

？・村長｢｢いたっ！｣｣

？｢だ、大丈夫ですか！？お怪我はないですか！！？｣

村長｢だ、大丈夫…です｣ｼﾞﾝｼﾞﾝ

？｢な…なんでこんなところにこんな深い穴が…？｣

？｢あとで村長に言って直してもらわないと…｣

村長｢あ…私が村長です｣

？｢え！？村長！？どうしてこんなところに！？｣

村長｢そういえば…その声…しずえさん…？｣

しずえ｢そ、そうです！暗くて全然分かりませんでした…｣

しずえ｢近付けば…ちょっとだけ見えますね…あれ？｣ｼﾞｯ

村長｢や、やめてください！近付かないで下さい！｣ﾊﾞｯ

しずえ｢あ、ごめんなさい…｣ｼｭﾝ

しずえ｢でも村長、何かあったんですか？私でよければ話して下さい…｣

村長｢え…どうして…？｣

しずえ｢その泣き腫らした目に涙の跡…心配です…だって…｣


しずえ｢私はあなたの秘書なんですから｣

村長｢ふっ…ふええええ…｣ｼﾞﾜ

しずえ｢村長、ゆっくりでいいですから｣ﾀﾞｷｯ

村長｢っく、ぐす…しずえさん…｣

しずえ｢はい…トロワさんと何かあったんですか…？｣

村長｢違います…えぐっ…トロワさんとはなんともないんです…ただの友達なんです…｣

しずえ｢え…でも、あのとき大好きって…｣

村長｢誤解です…だって私が本当に好きなのは…ぐす｣

村長｢す、ひっく、好きなのは…｣

村長｢……しずえさん、ですから……｣

しずえ｢え｣

村長｢！｣

村長｢ごっ…ごめんなさいごめんなさい気持ち悪いですよね女同士なんて本当にごめんなさい忘れてください私、もう離れますから｣ｶﾞﾊﾞｯ

しずえ｢ま！待ってください！｣

しずえ｢待って…｣

しずえ｢私、確かにびっくりしましたが村長のこと嫌いになんかなりません｣

しずえ｢確かに…女性の方から告白されたのは初めてですが…村長なら全然悪い気がしません…むしろ嬉しいです｣

しずえ｢ずっと村長にはよくわからないもやもやした感情を抱いていました…｣

しずえ｢気がつかなくってすみません村長…きっと、これが恋…なんでしょうね…｣

しずえ｢村長…好きです！｣


村長｢しずえさん…｣ｸﾞｽｯ

村長｢ひっく…うええええええん…｣

しずえ｢村長…もうここに来てから…泣いてばかりじゃないですか…｣

村長｢だって…ひくっ…｣

しずえ｢村長、顔上げて下さい｣

村長｢…？｣ｸｲｯ

ﾁｭｯ


村長｢……し、しずえさん…！？////｣

しずえ｢涙、止まりました？｣ﾆｺ

村長｢……は、はい…////｣

しずえ｢えへへ、良かったです｣

しずえ｢村長のお役に立てるのが私の一番の幸せですからね！｣






おわり

もうだめだ疲れた
みんなのキャラがどんどん分からなくなってきた




しずえさんはみんなの天使

あっトロワと1ごうとバンタンは俺の住人だからな誰にもやらないからな