1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:30:36.75 :CPXz7wym0
事務所にて
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
響「外から聞こえるこの声……石焼き芋の屋台だぞ」
貴音「あなた様ぁ」クネクネ
P「貴音……食べたいのか?」
貴音「無論です。ああ、後生ですから」
真美「兄ちゃ→ん。真美も焼き芋、食べたいよ→」
真「それって、プロデューサーのおごりですか? やーりぃ!」
P「まあ、いいか。小鳥さんも食べますよね、焼き芋」
小鳥「はい。BLと、お芋が嫌いな女の子はいませんから」
貴音「びぃえる?」
P「女の子?」
事務所にて
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
響「外から聞こえるこの声……石焼き芋の屋台だぞ」
貴音「あなた様ぁ」クネクネ
P「貴音……食べたいのか?」
貴音「無論です。ああ、後生ですから」
真美「兄ちゃ→ん。真美も焼き芋、食べたいよ→」
真「それって、プロデューサーのおごりですか? やーりぃ!」
P「まあ、いいか。小鳥さんも食べますよね、焼き芋」
小鳥「はい。BLと、お芋が嫌いな女の子はいませんから」
貴音「びぃえる?」
P「女の子?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:32:19.04 :E1kxchjV0
なんで女って芋好きなんだろ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:32:50.16 :CPXz7wym0
あずさ「屋台のお芋って、美味しいのよね~」
春香「家庭でも、新聞紙にくるんでレンジかけたりするんだけど、やっぱり石焼きにはかなわないよねー」
やよい「えんせきがいせんこうか、ですねよー」
千早「まあ、なんでもいいですけど」ゴクッ
P「よし、買ってくるか。待ってろみんな」
あずさ「屋台のお芋って、美味しいのよね~」
春香「家庭でも、新聞紙にくるんでレンジかけたりするんだけど、やっぱり石焼きにはかなわないよねー」
やよい「えんせきがいせんこうか、ですねよー」
千早「まあ、なんでもいいですけど」ゴクッ
P「よし、買ってくるか。待ってろみんな」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:35:22.08 :CPXz7wym0
たるき亭前
P「ええと……石焼き芋屋は……」
ヤーキイモー……
P「え? もしかして行っちゃった? はあ。遅かったか……」
たるき亭前
P「ええと……石焼き芋屋は……」
ヤーキイモー……
P「え? もしかして行っちゃった? はあ。遅かったか……」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:38:22.31 :CPXz7wym0
事務所にて
P「という訳だ、ゴメンみんな」
真美「え→」
真「もう口の中、甘いお芋の準備オーケーだったのに」
やよい「ざんねんですー……」
貴音「……」ボロボロ
春香「まあまあ、今日は私のクッキーにしてよ。きっと次に売りに来たら、今度こそプロデューサーさんが買ってくれるから。ね、プロデューサーさん」
P「ああ。次は必ずな」
事務所にて
P「という訳だ、ゴメンみんな」
真美「え→」
真「もう口の中、甘いお芋の準備オーケーだったのに」
やよい「ざんねんですー……」
貴音「……」ボロボロ
春香「まあまあ、今日は私のクッキーにしてよ。きっと次に売りに来たら、今度こそプロデューサーさんが買ってくれるから。ね、プロデューサーさん」
P「ああ。次は必ずな」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:41:11.43 :CPXz7wym0
翌日
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
貴音「あなた様っ!」
P「おっ、来たみたいだな。よし、じゃあ買ってくる」
貴音「あなた様、ご武運を。雪歩!」
雪歩「はいですぅ」カチッカチッ
P「火打ち石……俺、焼き芋を買いに行くだけなんだけど……まあいいか」
翌日
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
貴音「あなた様っ!」
P「おっ、来たみたいだな。よし、じゃあ買ってくる」
貴音「あなた様、ご武運を。雪歩!」
雪歩「はいですぅ」カチッカチッ
P「火打ち石……俺、焼き芋を買いに行くだけなんだけど……まあいいか」
19: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】(-1+0:15) :2012/12/07(金) 19:45:28.43 :CPXz7wym0
たるき亭前
P「ええと……石焼き芋屋は……」
イーシヤーキイモー……
P「え? ええっ!? も、もうあんな遠くに?」
P「……」
P「戻るか、事務所に」
貴音「うええ……うええええ……」
P「な、泣くなよ貴音」
貴音「焼き芋が……食べたかったのです……ううう」
たるき亭前
P「ええと……石焼き芋屋は……」
イーシヤーキイモー……
P「え? ええっ!? も、もうあんな遠くに?」
P「……」
P「戻るか、事務所に」
貴音「うええ……うええええ……」
P「な、泣くなよ貴音」
貴音「焼き芋が……食べたかったのです……ううう」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:47:47.64 :HQ/KNYeu0
お姫ちんかわええ
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:49:05.68 :CPXz7wym0
雪歩「はうぅ……きっと、私の切り火がヘタだったからですぅ」
P「い、いやいや、違うよ雪歩。買えなかったのは、俺が不甲斐ないからだ」
伊織「そこまで言うからには、対策もちゃんと考えてるんでしょうね?」
P「ああ。昨日も今日も、あの石焼き芋屋が来たのは3時だ。明日はその時間に、事務所の前で待ちかまえる」
やよい「なるほどー。声が聞こえてから買いに行くんじゃなくて、もう待っているんですね」
あずさ「じゃあ明日こそは……楽しみね~」
P「ええ。期待していてください」
雪歩「はうぅ……きっと、私の切り火がヘタだったからですぅ」
P「い、いやいや、違うよ雪歩。買えなかったのは、俺が不甲斐ないからだ」
伊織「そこまで言うからには、対策もちゃんと考えてるんでしょうね?」
P「ああ。昨日も今日も、あの石焼き芋屋が来たのは3時だ。明日はその時間に、事務所の前で待ちかまえる」
やよい「なるほどー。声が聞こえてから買いに行くんじゃなくて、もう待っているんですね」
あずさ「じゃあ明日こそは……楽しみね~」
P「ええ。期待していてください」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:53:01.33 :CPXz7wym0
更に翌日 たるき亭前
P「そろそろ3時……」
真「どうですか? 来ましたか、プロデューサー」
P「おお、真。普段通りなら、もうすぐだと思っているんだけどな」
真「ええ。それにしても、寒いですね」
P「まったく。この寒空に、立っているだけだと本当に……!」
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
P「聞こえてきたぞ。例の石焼き芋屋の声……あれ?」
真「え? ええっ!?」
更に翌日 たるき亭前
P「そろそろ3時……」
真「どうですか? 来ましたか、プロデューサー」
P「おお、真。普段通りなら、もうすぐだと思っているんだけどな」
真「ええ。それにしても、寒いですね」
P「まったく。この寒空に、立っているだけだと本当に……!」
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
P「聞こえてきたぞ。例の石焼き芋屋の声……あれ?」
真「え? ええっ!?」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:55:22.00 :CPXz7wym0
♪ いーしや~キイイイィィィーーーン……彡ビユウッ彡……ンモー……やきいも~♪
真「……」
P「……」
真「……確か、ドップラー効果って言うんですよね。ああいう現象」
P「……ああ。ものすごいスピードだったな。法令速度違反も甚だしい」
真「……」
P「……」
真「というか……」
P「絶対、売る気ないだろ! あの石焼き芋屋!!」
♪ いーしや~キイイイィィィーーーン……彡ビユウッ彡……ンモー……やきいも~♪
真「……」
P「……」
真「……確か、ドップラー効果って言うんですよね。ああいう現象」
P「……ああ。ものすごいスピードだったな。法令速度違反も甚だしい」
真「……」
P「……」
真「というか……」
P「絶対、売る気ないだろ! あの石焼き芋屋!!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:58:19.99 :CPXz7wym0
P「と、いうわけだ」
貴音「ふええ……ふえええん……」
響「たかねー。元気出して欲しいぞ」
貴音「わたくし、わたくしね。きょうこそはおいもたんが、たべられるとおもっていたの」
春香「貴音さん、ショックで幼児化しちゃってますね」
貴音「ひびきおねえたーん」
響「よしよしだぞ。なあプロデューサー、そういう事ならもうあの焼き芋屋はあきらめて、どこかよそで……」
P「いいや!」
雪歩「えっ!?」
P「と、いうわけだ」
貴音「ふええ……ふえええん……」
響「たかねー。元気出して欲しいぞ」
貴音「わたくし、わたくしね。きょうこそはおいもたんが、たべられるとおもっていたの」
春香「貴音さん、ショックで幼児化しちゃってますね」
貴音「ひびきおねえたーん」
響「よしよしだぞ。なあプロデューサー、そういう事ならもうあの焼き芋屋はあきらめて、どこかよそで……」
P「いいや!」
雪歩「えっ!?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 19:59:41.05 :CPXz7wym0
P「石焼き芋屋だというアナウンスをしておきながら、売る気が無いあの態度に、俺は腹が立ってきた」
真「うわあ、プロデューサーが燃えてる」
P「焼き芋を楽しみにしていた貴音を、こんなにしてくれた借りもある」
貴音「ひびきおねえたーん。このごほんよんでえ」
響「はいはい。ええと……濃厚な鶏ガラと、魚介のコハク酸のうま味が絶妙に織りなす味のハーモニーは……」
P「絶対に、あの石焼き芋屋から買ってやる! みてろ!!」
貴音「がんばってね、おにいたん」キャッキャッ
P「石焼き芋屋だというアナウンスをしておきながら、売る気が無いあの態度に、俺は腹が立ってきた」
真「うわあ、プロデューサーが燃えてる」
P「焼き芋を楽しみにしていた貴音を、こんなにしてくれた借りもある」
貴音「ひびきおねえたーん。このごほんよんでえ」
響「はいはい。ええと……濃厚な鶏ガラと、魚介のコハク酸のうま味が絶妙に織りなす味のハーモニーは……」
P「絶対に、あの石焼き芋屋から買ってやる! みてろ!!」
貴音「がんばってね、おにいたん」キャッキャッ
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:01:31.56 :CPXz7wym0
さらに翌日 たるき亭前
春香「な、なんですかこの車は!」
P「俺の愛車、ハチロクだ。初期型のGTアペックスだぞ」
春香「そ、そうなんですか。すごいですね」
雪歩「じゃあ、いつも使ってる車は?」
P「あれは、765プロの営業車だ。さすがに、ハチロクで営業回りはできないからな」
響「? じゃあこのにハチロクって車は、どういう車なんだ?」
さらに翌日 たるき亭前
春香「な、なんですかこの車は!」
P「俺の愛車、ハチロクだ。初期型のGTアペックスだぞ」
春香「そ、そうなんですか。すごいですね」
雪歩「じゃあ、いつも使ってる車は?」
P「あれは、765プロの営業車だ。さすがに、ハチロクで営業回りはできないからな」
響「? じゃあこのにハチロクって車は、どういう車なんだ?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:04:02.01 :N66GDZ1/0
イニピー
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:05:23.95 :CPXz7wym0
P「コイツは軽量で後輪駆動だからな、得意技は……ドリフトだ」
やよい「ドラフトですかー! うっうー、燃えますねー」
P「やよい、ドラフトじゃなくてドリフトな」
真美「そ→だよ、やよいっち。ドラフトじゃなくて、ドリフだYO!」
P「いやだから、ドリフトな」
亜美「亜美たちね→こないだCSでドリフの特集を……兄ちゃん! うしろ! うしろ!」
P「なんだ? えっ!?」
ヒュッ
P「コイツは軽量で後輪駆動だからな、得意技は……ドリフトだ」
やよい「ドラフトですかー! うっうー、燃えますねー」
P「やよい、ドラフトじゃなくてドリフトな」
真美「そ→だよ、やよいっち。ドラフトじゃなくて、ドリフだYO!」
P「いやだから、ドリフトな」
亜美「亜美たちね→こないだCSでドリフの特集を……兄ちゃん! うしろ! うしろ!」
P「なんだ? えっ!?」
ヒュッ
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:09:09.39 :CPXz7wym0
真「へへっ、驚きましたか? プロデューサー」
雪歩「ま、真ちゃん……今、自転車で車の上を飛び越えて……」
真「ボクの愛車、ビアンキですよ」
響「すごいぞ真!」
真「今時の流行はカーボンフレームですけど、ボクはこの頑丈なフレームが好きなんですよね」
千早「え? もしかして真は、自転車であの石焼き芋屋さんを追いかけるの?」
真「うん! プロデューサー、どっちが先に焼き芋を買うか、勝負ですね!」
千早「いくらなんでも、車と自転車じゃあ差がありすぎじゃないかしら」
P「そうだな。誰かハチロクに乗ってくれるか? まあ女の子が3人乗っても、それほどの重量にはならないだろうけど」
春香「はいっ!」
真美「はいは→い!」
響「自分もいいか?」
真「へへっ、驚きましたか? プロデューサー」
雪歩「ま、真ちゃん……今、自転車で車の上を飛び越えて……」
真「ボクの愛車、ビアンキですよ」
響「すごいぞ真!」
真「今時の流行はカーボンフレームですけど、ボクはこの頑丈なフレームが好きなんですよね」
千早「え? もしかして真は、自転車であの石焼き芋屋さんを追いかけるの?」
真「うん! プロデューサー、どっちが先に焼き芋を買うか、勝負ですね!」
千早「いくらなんでも、車と自転車じゃあ差がありすぎじゃないかしら」
P「そうだな。誰かハチロクに乗ってくれるか? まあ女の子が3人乗っても、それほどの重量にはならないだろうけど」
春香「はいっ!」
真美「はいは→い!」
響「自分もいいか?」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:15:11.30 :CPXz7wym0
P「よし、じゃあ小柄な真美と響は悪いが後ろに乗ってくれ」
春香「! じょ、助手席に私が……」
亜美「はるるん、はるるん! よだれよだれ」
P「? ははは、春香も意外に食いしん坊だな。待ってろ! あの焼き芋、全部買い取ってやる」
あずさ「あの屋台の車の焼き芋を全部ですか!? それはお腹いっぱいになりそうね~うふふ」
貴音「焼き芋で満腹!? この想像は、めちゃくちゃぐらっときます……」
P「いいぜ……好きなだけ食べても。よし、真は先行してスタートしてくれ」
真「はい、じゃあ後で」
P「みんなはハチロクに乗っててくれ、石焼き芋屋がたるき亭の前を通り過ぎたら、スタートする」
真美「行ってくるね、亜美。そんじゃあ……♪ ミラクル~スタ↑ト♪」
亜美「♪ スタ←ト♪ いってら~」
響「今、なんか変な歌声だったぞ。よいしょっと」
春香「あ、じゃ、じゃあよろしくお願いしますね。プロデューサーさん」
P「よし、じゃあエンジンかけるな。春香、シートベルトは着けておけよ」
P「よし、じゃあ小柄な真美と響は悪いが後ろに乗ってくれ」
春香「! じょ、助手席に私が……」
亜美「はるるん、はるるん! よだれよだれ」
P「? ははは、春香も意外に食いしん坊だな。待ってろ! あの焼き芋、全部買い取ってやる」
あずさ「あの屋台の車の焼き芋を全部ですか!? それはお腹いっぱいになりそうね~うふふ」
貴音「焼き芋で満腹!? この想像は、めちゃくちゃぐらっときます……」
P「いいぜ……好きなだけ食べても。よし、真は先行してスタートしてくれ」
真「はい、じゃあ後で」
P「みんなはハチロクに乗っててくれ、石焼き芋屋がたるき亭の前を通り過ぎたら、スタートする」
真美「行ってくるね、亜美。そんじゃあ……♪ ミラクル~スタ↑ト♪」
亜美「♪ スタ←ト♪ いってら~」
響「今、なんか変な歌声だったぞ。よいしょっと」
春香「あ、じゃ、じゃあよろしくお願いしますね。プロデューサーさん」
P「よし、じゃあエンジンかけるな。春香、シートベルトは着けておけよ」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:21:20.91 :CPXz7wym0
グオフゥ ガォフォ ドドドドドドド
春香「やっぱりいつもの車とは、音が違いますね」
P「150馬力あるからな。……!」
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
P「来たな!」
♪ いーしや~キイイイィィィーーーン……彡ビユウッ彡……ンモー……やきいも~♪
真美「兄ちゃん! 今だよ」
P「スタートだ」
ギョオ ギィヤァアア ゴアオォ
春香「うわ、速い!」
真美「兄ちゃん、かっこE→!」
P「これでも昔は、秋名の下りでならしたモンだぜ」
響「意外だぞ」
グオフゥ ガォフォ ドドドドドドド
春香「やっぱりいつもの車とは、音が違いますね」
P「150馬力あるからな。……!」
♪ いーしや~きいも~♪
♪ やきいも~♪
P「来たな!」
♪ いーしや~キイイイィィィーーーン……彡ビユウッ彡……ンモー……やきいも~♪
真美「兄ちゃん! 今だよ」
P「スタートだ」
ギョオ ギィヤァアア ゴアオォ
春香「うわ、速い!」
真美「兄ちゃん、かっこE→!」
P「これでも昔は、秋名の下りでならしたモンだぜ」
響「意外だぞ」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:27:05.91 :CPXz7wym0
P「というか、あの石焼き芋屋……差が縮まらない」
真美「一級品のお芋を載せた、いいマシンじゃないかな→」
響「向こうも相当、速いぞ」
P「こっちも本気を出さないと……な!」
ギュオオオォォォンンン
春香「うわ!」
真美「兄ちゃんが本気になった!?」
響「す、すごいぞ。段々、追いついてきた」
P「先行して逃げるより、後ろから追っかける方が有利だってのは、常識だろ」
春香「アイドルと一緒ですね」
響「春香、なかなか鋭い事を今日は言うんだな」
P「というか、あの石焼き芋屋……差が縮まらない」
真美「一級品のお芋を載せた、いいマシンじゃないかな→」
響「向こうも相当、速いぞ」
P「こっちも本気を出さないと……な!」
ギュオオオォォォンンン
春香「うわ!」
真美「兄ちゃんが本気になった!?」
響「す、すごいぞ。段々、追いついてきた」
P「先行して逃げるより、後ろから追っかける方が有利だってのは、常識だろ」
春香「アイドルと一緒ですね」
響「春香、なかなか鋭い事を今日は言うんだな」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:27:14.99 :YtGQ0PpY0
ゴハァ! プシュア!ギャギャギャギャギャ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:29:15.20 :Oo0Xsc9l0
イニDのセリフをさりげなく入れるのはやめてくれWWWWW
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:32:00.69 :CPXz7wym0
P「確かにな。後ろから追いかけるアイドルは、じっくりとラインもリズムも観察できる。テクがありゃあ、そのコピーもやれるぜ」
真美「亜美もね→、そいえばモノマネ得意なんだよ」
響「器用だもんな。それで、誰のモノマネが一番似てるんだ?」
真美「ん→……やっぱ一番は、真美のマネかな」
響「それって、モノマネかー?」
P「よおし、追いつくぞ」
春香「ぷ、プロデューサーさん! カーブですよ!! カーブ!!!」
ズギュア
真美「え?」
響「い、石焼き芋屋……タイヤが滑りながら曲がったぞ!」
P「ジョーダンだろ。100キロ以上、軽く出てる……それなのに直ドリに入った」
春香「それってすごいんですか?」
P「公道であんなことする奴、見たことねえっ!!」
真美「兄ちゃんもやって、やって→!」
P「確かにな。後ろから追いかけるアイドルは、じっくりとラインもリズムも観察できる。テクがありゃあ、そのコピーもやれるぜ」
真美「亜美もね→、そいえばモノマネ得意なんだよ」
響「器用だもんな。それで、誰のモノマネが一番似てるんだ?」
真美「ん→……やっぱ一番は、真美のマネかな」
響「それって、モノマネかー?」
P「よおし、追いつくぞ」
春香「ぷ、プロデューサーさん! カーブですよ!! カーブ!!!」
ズギュア
真美「え?」
響「い、石焼き芋屋……タイヤが滑りながら曲がったぞ!」
P「ジョーダンだろ。100キロ以上、軽く出てる……それなのに直ドリに入った」
春香「それってすごいんですか?」
P「公道であんなことする奴、見たことねえっ!!」
真美「兄ちゃんもやって、やって→!」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:37:05.55 :CPXz7wym0
響「ちょ、真美! 余計なことを……」
ギュウウウンンン
春香「わ、わっほおおおぉぉぉいいい!!!」
P「Do-Dai? 真美!」
真美「すごいすごい! 真美、しびれちゃったよぉ→」
春香「ちょ、ちょっと、プロデューサーさん! こ、怖いです! 怖いですよおぉ!!」
真美「もっかいやってえ→!」
春香「ちょ、ちょっと真美!」
P「こうか?」
ギュウオォォォンンン キキキッ
春香「が、ガードレールがこっちに……ひいい!」
ボスッ
真美「あはははははは! た→のし→!」
響「真美……今、わざと自分の胸にぶつかってきただろ?
響「ちょ、真美! 余計なことを……」
ギュウウウンンン
春香「わ、わっほおおおぉぉぉいいい!!!」
P「Do-Dai? 真美!」
真美「すごいすごい! 真美、しびれちゃったよぉ→」
春香「ちょ、ちょっと、プロデューサーさん! こ、怖いです! 怖いですよおぉ!!」
真美「もっかいやってえ→!」
春香「ちょ、ちょっと真美!」
P「こうか?」
ギュウオォォォンンン キキキッ
春香「が、ガードレールがこっちに……ひいい!」
ボスッ
真美「あはははははは! た→のし→!」
響「真美……今、わざと自分の胸にぶつかってきただろ?
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:43:09.16 :CPXz7wym0
真美「や→、同乗者がひびきんで良かったよ。千早お姉ちゃんじゃあ、エアバックの代わりにならないモンね→」
響「自分も、そんな代わりにはなりたくないぞ!」
春香「そういえばプロデューサーさん? この車、助手席にエアバックは?」
P「ない!」
春香「ううう……やっぱり」
P「だが安心しろ」
春香「え?」
P「運転席にもない!」
春香「なんの救いにもなりませんよ! それってつまり、一蓮托生って事じゃないです……一蓮托生?」
真美「や→、同乗者がひびきんで良かったよ。千早お姉ちゃんじゃあ、エアバックの代わりにならないモンね→」
響「自分も、そんな代わりにはなりたくないぞ!」
春香「そういえばプロデューサーさん? この車、助手席にエアバックは?」
P「ない!」
春香「ううう……やっぱり」
P「だが安心しろ」
春香「え?」
P「運転席にもない!」
春香「なんの救いにもなりませんよ! それってつまり、一蓮托生って事じゃないです……一蓮托生?」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:50:15.09 :CPXz7wym0
~春香の妄想~
P「春香、俺と春香は一蓮托生。その意味は、わかるな?」
春香「はいっ! 私の人生はプロデューサーさんのもの、プロデューサーの人生は私のもの。そうですね?」
P「近いが、違う」
春香「え?」
P「春香の人生は俺のもの、俺の人生も俺のもの」
春香「ほげえ~」
~春香の妄想~
P「春香、俺と春香は一蓮托生。その意味は、わかるな?」
春香「はいっ! 私の人生はプロデューサーさんのもの、プロデューサーの人生は私のもの。そうですね?」
P「近いが、違う」
春香「え?」
P「春香の人生は俺のもの、俺の人生も俺のもの」
春香「ほげえ~」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:51:48.88 :CPXz7wym0
春香「うふふ……末永く、よろしくお願いしますね……うふふ」
P「春香?」
響「なかなか差が縮まらないぞ」
P「ああ、カーブのドリフトはあっちが速い。直線じゃあコッチが速いが……」
響「プロデューサー?」
P「他人の走りを見て刺激されるなんて……あんなスゴイものを見せられると、体がムズムズしてじっとしていられない」
真美「ね→。なんか真美、お腹空いてきた→。はるるん、なんか持ってない?」
春香「え? いや、今はなんにも」
真美「ぶ→。今のはるるんは、サイテ→だよ! 助手席に置いてある荷物だよ!」
響「まあまあ真美、今に焼き芋が食べられるから、我慢するんだぞ」
真美「真美、お腹空いたんだもん! ね→兄ちゃん!! どっかで止まってなんか買おうよ→!!!」
P「ここで止まるわけにはいかないだろ」
真美「真美、パンが食べたいよ→! ね→。パン買ってよ!! パン、パン!!!」
P「うるせーな! 後ろからパンパンパンパンと!! うるさくってしょーがねぇ!」
春香「うふふ……末永く、よろしくお願いしますね……うふふ」
P「春香?」
響「なかなか差が縮まらないぞ」
P「ああ、カーブのドリフトはあっちが速い。直線じゃあコッチが速いが……」
響「プロデューサー?」
P「他人の走りを見て刺激されるなんて……あんなスゴイものを見せられると、体がムズムズしてじっとしていられない」
真美「ね→。なんか真美、お腹空いてきた→。はるるん、なんか持ってない?」
春香「え? いや、今はなんにも」
真美「ぶ→。今のはるるんは、サイテ→だよ! 助手席に置いてある荷物だよ!」
響「まあまあ真美、今に焼き芋が食べられるから、我慢するんだぞ」
真美「真美、お腹空いたんだもん! ね→兄ちゃん!! どっかで止まってなんか買おうよ→!!!」
P「ここで止まるわけにはいかないだろ」
真美「真美、パンが食べたいよ→! ね→。パン買ってよ!! パン、パン!!!」
P「うるせーな! 後ろからパンパンパンパンと!! うるさくってしょーがねぇ!」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 20:57:59.29 :CPXz7wym0
春香「ぷ、プロデューサーさん。もう止めましょうよ」
P「え? 春香?」
春香「私、怖いです。この車も、今運転しているプロデューサーさんも、こんなレースも」
響「春香……」
春香「いつもの優しいプロデューサーさんに、もう戻ってください。お願いです」
真美「はるるん……」
P「言っておくが、俺はこれがレースだと思っちゃいない。楽しく走るための車と速く走るための車は何が違うのかを、みんなに教えてやる……これは、おつかいだ」
春香「こんな命がけの、おつかいは嫌です!」
P「! 春香……わかったよ」
春香「プロデューサーさん……」
P「このまま帰ろう。帰りはドライブ気分で、な」
春香「はいっ!」
春香「ぷ、プロデューサーさん。もう止めましょうよ」
P「え? 春香?」
春香「私、怖いです。この車も、今運転しているプロデューサーさんも、こんなレースも」
響「春香……」
春香「いつもの優しいプロデューサーさんに、もう戻ってください。お願いです」
真美「はるるん……」
P「言っておくが、俺はこれがレースだと思っちゃいない。楽しく走るための車と速く走るための車は何が違うのかを、みんなに教えてやる……これは、おつかいだ」
春香「こんな命がけの、おつかいは嫌です!」
P「! 春香……わかったよ」
春香「プロデューサーさん……」
P「このまま帰ろう。帰りはドライブ気分で、な」
春香「はいっ!」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 21:00:14.87 :N66GDZ1/0
もうなにがなんだか
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 21:04:20.29 :CPXz7wym0
事務所にて
真美「ただいま→!」
響「ふう、疲れたぞー」
春香「プロデューサーさんとドライブ……幸せでした」
P「……春香、俺が暴走している時に、窘めてくれてありがとうな」
春香「え? あ、いいえ。生意気を言っちゃって、ごめんなさい」
P「いや、お陰で目が覚めた」
春香「プロデューサーさん……」
P「みれんたらしく、乗らないのに所持していた車だけどな、もう売ることにするよ」
春香「そんなことしなくても。大好きな車なんですよね?」
P「いや、大事な人を乗せるには不安があるからな」
春香「え?」
P「ちゃんとエアバックのついてる、安心な車を買うよ」
春香「……はいっ! 私、嬉しいです。すごく……嬉しいです」
真「はい、4人の分の焼き芋」
事務所にて
真美「ただいま→!」
響「ふう、疲れたぞー」
春香「プロデューサーさんとドライブ……幸せでした」
P「……春香、俺が暴走している時に、窘めてくれてありがとうな」
春香「え? あ、いいえ。生意気を言っちゃって、ごめんなさい」
P「いや、お陰で目が覚めた」
春香「プロデューサーさん……」
P「みれんたらしく、乗らないのに所持していた車だけどな、もう売ることにするよ」
春香「そんなことしなくても。大好きな車なんですよね?」
P「いや、大事な人を乗せるには不安があるからな」
春香「え?」
P「ちゃんとエアバックのついてる、安心な車を買うよ」
春香「……はいっ! 私、嬉しいです。すごく……嬉しいです」
真「はい、4人の分の焼き芋」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 21:05:27.60 :CPXz7wym0
春香「ありがとう、真。あの、それってつまり……ん? 真!?」
真「随分と遅かったよね。どこ行ってたんですか?」
響「ま、真! 石焼き芋……買えたのか!?」
真美「ど→やって!?」
真「あの猛スピードの車は、宣伝カーなんだって」
P「へ?」
春香「え?」
響「え?」
真美「え→!」
真「売る方の屋台は、後からゆっくりと来てたよ?」
響「うぎゃー! なんだそりゃー!」
P「あんな苦労して、無駄骨だったのか……」
真美「ショック→!」
春香「ありがとう、真。あの、それってつまり……ん? 真!?」
真「随分と遅かったよね。どこ行ってたんですか?」
響「ま、真! 石焼き芋……買えたのか!?」
真美「ど→やって!?」
真「あの猛スピードの車は、宣伝カーなんだって」
P「へ?」
春香「え?」
響「え?」
真美「え→!」
真「売る方の屋台は、後からゆっくりと来てたよ?」
響「うぎゃー! なんだそりゃー!」
P「あんな苦労して、無駄骨だったのか……」
真美「ショック→!」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 21:07:22.13 :CPXz7wym0
春香「ま、まあいいじゃないですか」
P「春香?」
春香「お芋も買えたし、それに……」
P「そうか……そうだな。じゃあさっそく次のオフに、新車を見に……行こうか?」
春香「はいっ!」
貴音「ほんほうにおひひいへすへ」モグモグ
おわり
春香「ま、まあいいじゃないですか」
P「春香?」
春香「お芋も買えたし、それに……」
P「そうか……そうだな。じゃあさっそく次のオフに、新車を見に……行こうか?」
春香「はいっ!」
貴音「ほんほうにおひひいへすへ」モグモグ
おわり
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 21:09:27.82 :CPXz7wym0
以上で、終わりです。
ありがとうございました。
以上で、終わりです。
ありがとうございました。
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 21:12:03.47 :UytQjusA0
おつ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/07(金) 21:14:08.81 :y5R5/LH00
面白かった。乙。
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