比奈「えー、というわけで、記念娘のお三方っスね。どうぞー」

藍子「こ、こんにちは！　今日はよろしくお願いします！」

春菜「よろしくお願いしまーす！　って、あれ？　Ｐさんの代わりに荒木さん？」

比奈「忙しいらしくて無理やり代行させられちゃったんスよー。それより歌鈴ちゃんは？」

藍子「おかしいなあ、さっきまで一緒にいたんですけど……」

歌鈴「ふぇぇ……遅くなりました……」

春菜「あ、来ましたね。歌鈴ちゃんどうしたの？」

歌鈴「転んじゃって服が……へ、変なトコロありませんか！？」

比奈「大丈夫っスよ。サンタコスの方がよっぽど変っスから……あはは」

藍子「そんなことないですよ！　よくお似合いですし、すごくかわいいです！」

比奈「あ、何だか今日を頑張れそうな気がするッス……ありがとう藍子ちゃん」

春菜「まぁまぁ、それより眼鏡どうぞ」

比奈「ひぃっ！　ど、どうも……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

歌鈴(ど、どうして怯えてるんだろう？)

――プロフィール　高森藍子ver

ｱｲﾄﾞﾙ名:高森藍子
ﾌﾘｶﾞﾅ:たかもりあいこ
年齢:16
身長:155cm　体重:42kg
B:74　W:60　H:79
誕生日:7月25日　星座:獅子座
血液型:O型　利き手:右
出身地:東京
趣味:近所の公園をお散歩

比奈(あ、カンペ。テロップ入ったみたいッスね)

比奈「では改めてご紹介しまスか。こちらがー、あー、パッションに残された良心こと、高森藍子ちゃんッス」

藍子「えっと、その、頑張ります！」

比奈「そんなに堅くならなくていいッスよ。今日はちょろっとお喋りするだけでいいみたいッスから」

藍子「そ、そうなんですか？　よかったぁ……プライベートが暴露されちゃうって聞いてたんですよ」

比奈「うっ、身に覚えが……ま、まあそんな危険性はないはずなので安心していいッスよ。ね？」ﾁﾗｯ

？「……」ﾆｯｺﾘ

比奈(ちひろさんの笑顔ほどこの事務所で怖いものはないッスね……)

――プロフィール　上条春菜ver

ｱｲﾄﾞﾙ名:上条春菜
ﾌﾘｶﾞﾅ:かみじょうはるな
年齢:18
身長:156cm　体重:42kg
B:79　W:56　H:80
誕生日:4月10日　星座:牡羊座
血液型:O型　利き手:右
出身地:静岡
趣味:猫と縁側でお昼寝

比奈「続いてこちら、えー、私と眼鏡と猫と、金子みｓじゃなくて上条春菜ちゃんッス」

春菜「……あのう」

比奈「あ、はい。どうぞ」

春菜「荒木さん、どうして先ほど眼鏡を掛けてなかったんですか？」

比奈「え゛」

春菜「ふふふ――私いま、絶賛眼鏡布教中なんですよ。だから『眼鏡スト』の荒木さんにも魅力を語って欲しいな、って思ってたところなんです」

比奈「」

春菜「……ふふっ、後でお願いしますね♪」

比奈「あ、その、コンタクトも……な、何でもないッス……」

――プロフィール　道明寺歌鈴(最新)ver

ｱｲﾄﾞﾙ名:道明寺歌鈴
ﾌﾘｶﾞﾅ:どうみょうじかりん
年齢:17
身長:155cm　体重:42kg
B:80　W:55　H:82
誕生日:1月1日　星座:山羊座
血液型:A型　利き手:右
出身地:奈良
趣味:境内のお掃除

比奈「続いてこちら、うー、期待を裏切らないドジ巫女、道明寺歌鈴ちゃんッス」

歌鈴「あ、あはは……私はもっとドジを減らしたいんですけどね」

比奈「いやいやぁ、ドジっ娘枠は美味しいポジションっスよ」

歌鈴「美味しい！？」

比奈「一歩間違えるとあざといなんて言われちゃうけど、その点歌鈴ちゃんは大丈夫っスね。満点っス」

歌鈴「そんなぁ……私だって本当はあざとい？　んですよ！」

比奈「以上のお三方でお送りしまッス。はい拍手ー」

歌鈴「む、無視しないでくださいよぅ……くすん」

比奈(歌鈴ちゃんはかわいいッスねぇ)

――フリートークをどうぞ

比奈(……それにしても)

藍子「？　どうかしましたか？」

比奈「ああ、何でもないッスよ。フリートークいきましょっか」

春菜「私、今年中にあと30人は眼鏡を布教してみせます！」

歌鈴「えー！　春菜ちゃん、そんなに眼鏡持ってたの？」

藍子「私たちも眼鏡貰っちゃったけど、これって春菜ちゃんの自腹……？」

春菜「お気になさらず！　眼鏡ストを増やすのが私の使命ですから！」

　 ﾜｲﾜｲ　ｶﾞﾔｶﾞﾔ

比奈(それにしても、みんなスタイルまちまちなのに体重同じなんスよね)

比奈(人体の神秘？　ううん、まあいっか)

ちなみに

[クリスマスパーティー]荒木比奈
ﾌﾘｶﾞﾅ:あらきひな
年齢:20
身長:157cm　体重:42kg
B:83　W:56　H:82
誕生日:4月9日　星座:牡羊座
血液型:A型　利き手:右
出身地:神奈川
趣味:漫画描く

・共演

比奈「藍子ちゃんと歌鈴ちゃんは前から仲良しさんッスよね」

藍子「そうですねえ。歌鈴ちゃんが巫女さんのお仕事してるところ、見させてもらったことありますよ！」

歌鈴「はわわっ！　あの時の話はあんまり、ね？」

春菜「ってことは歌鈴ちゃんの実家がある奈良まで？」

比奈「お散歩を極めると東京から奈良までひとっ走り、じゃなくてひと歩きなんスねぇ」

藍子「ち、違いますよ！　お仕事で近くまで来てたからちょっとお邪魔しただけです！」

歌鈴「それより！　荒木さんと春菜ちゃんも、お仕事で共演されてましたよね！」

比奈「そ、そうッスよ？　あの時も春菜ちゃんから眼鏡貰っちゃって、ははっ」

春菜「眼鏡ストとして勝負眼鏡は外せませんからね！」

比奈(コンタクトで大きなお仕事できる日はくるんスかねえ……)

・きゅーてぃくるぱっしょん

比奈「藍子ちゃんはキュートでもやってけそうッスよね」

藍子「あはは、よく言われます。でも私がいなくなったら」

春菜「……プロデューサーさんが大変なことになりそう」

比奈「パッションは個性派揃いッスからねぇ。私なんかきっと消去法でクールっスよ」

歌鈴「そ、そんなことないですよ！　でも藍子ちゃんは凄いなあ。私なんかいつもみんなに迷惑かけちゃって……」

比奈「クールに来てみたら意外とドジもしなくなったりして。どうッスか？」

歌鈴「私がクールですか！？　クールな私、クールな私――」

・クールな歌鈴

歌鈴「……」ｻｯｻｯ

藍子「歌鈴ちゃん、私もお掃除のお手伝いしてもいい？」

歌鈴「それには及びませんよ、藍子さん。後はこの集めた落ち葉を――」

　ｽﾃｰﾝ　ﾊﾞｻｱｧｧｧｧ

藍子「……」

歌鈴「……」ﾑｸﾘ

藍子「大丈夫ですか！？　ああっ、髪も服も落ち葉だらけに！」

歌鈴「問題ありません。それよりも、やはりお手伝いをお願いしても……？」

藍子「う、うん！　私がお掃除しておくから、歌鈴ちゃんは着替えた方が」

歌鈴「そうします。では急いで行ってきま――」ﾄﾞﾃｯ　ｶﾞﾂｰﾝ

藍子「歌鈴ちゃーーーん！！」

――――
――
―

・きゅーてぃくるぱっしょん ２

歌鈴「あわ、あわわ……」

藍子「歌鈴ちゃん落ち着いて！」

比奈「クールなドジっ娘、なかなか新しいかもしれないッスね」

歌鈴「うぅ、新しくなくていいです……」

春菜「私たちの配属先って誰が決めてるんでしょうね？　やっぱりＰさん？」

比奈「じゃないッスか？」

藍子「そう考えると、急に責任を感じちゃいますね。私ちゃんとパッションできてるかなぁ……」

春菜「私も……私ってクールなんですかね」

歌鈴「キュート……キュートかぁ……」

比奈「みんなプロデューサーのこと大好きなんスねえ。心配しなくても――」

比奈(あ、三人とも赤くなった)

・きゅーてぃくるぱっしょん ３

比奈「春菜ちゃんはどこでもこなせそうな気がするッス」

春菜「そうですか？　つまり私って特徴が……？」

比奈「あー、そうじゃなくて、キュートでもやってけそうかなーとは思ってたんスけど、最近は眼鏡の布教に情熱を燃やしてるみたいで」

藍子「なるほど、私に眼鏡をくれた時の春菜ちゃんは確かにパッションにあふれてたかも！」

歌鈴「私も同感です！」

比奈(アタシの時はパッションというよりもアグレッションって感じだったなー、なんて)

春菜「そ、そうかな……なんか恥ずかしいですね！　ようし、眼鏡布教活動、もっともっとがんばりますよ！」

３人「あ」



(その後、事務所が眼鏡だらけになったとかならないとか

・眼鏡

比奈「お二人とも、眼鏡を掛けてみてどうッスか？」

藍子「うーん、眼鏡越しに見るのって慣れないうちは違和感が凄いですよね」

歌鈴「度が入ってなくても、眼鏡を掛けてるとなんだかよく転ぶ気がします」

比奈「ツッコミ待ちッスね？」

歌鈴「ふぇぇ……」

比奈「冗談スよ、冗談！　最初のうちはみんなそうだと思いまスから」

春菜「私は眼鏡がないと逆に違和感ですね。視力のこともあるけど世界が歪んで見えたりとか」

藍子「そういえば春菜ちゃんが眼鏡を掛けてないところ、見たことないなあ」

　ざわ・・・　ざわ・・・

比奈(えっ、何この擬音)

・本体

歌鈴「春菜ちゃんが眼鏡してないところ、私も見たことないです！」

比奈「あ、踏み込んじゃうんスね」

春菜「眼鏡のない私なんて、ただの眼鏡ですから……」

藍子「春菜ちゃんそれどういう意味！？」

比奈「ほら、漫画とかでよくある本体は実はこっち、みたいなもんスよ」

歌鈴「ふぇっ！？　春菜ちゃんってまさか……」

春菜「……ふふっ♪」

藍子「」ｿﾞｸｯ

比奈「いやいや、さすがの春菜ちゃんもそこまでは」

歌鈴「あ、荒木さんも本当は……！」

比奈「私は人間っス、いやホントに」

・クリスマス

比奈「この格好で言うのもなんスけど、もうすぐクリスマスっスね」

春菜「もうそんな時期なんですねー。なんだかあっという間でした」

藍子「みなさんはクリスマスに予定ってありますか？」

比奈「見ての通り、私はサンタさんのお仕事っスよ。まー今までよりは充実しそうなクリスマスになりそうッスけどね。歌鈴ちゃんは？」

歌鈴「私はその……さんの予定を聞いてみてから決めようかにゃ、はわっ、噛みました！」

比奈「春菜ちゃんは？」

春菜「私も……今はまだ保留です！」

比奈「(これは……)藍子ちゃんはどうッスか」

藍子「わ、私も保留中です……すみません、私から振っておいて」

比奈「いいんスよ、まだ時間はあるし。みんな良いクリスマスになるといいッスね」

比奈(プロデューサーの甲斐性が試される時も近いッスか？)

・キュート１ パッション３

藍子「Ｐさんってお休みの日とか何してるんでしょうね？」

比奈「むしろお休みあるんスかね。いつもお仕事してるイメージっスけど」

春菜「いつだったか筋肉痛でお休みしてた日ありましたよね。日頃の運動不足を解消してたりとか？」

歌鈴「ジムとか通ってたりするんでしょうか？　今度トレーナーさんに良いところ紹介してもらおうかな……」

比奈「――ん？　えーと、ここで耳寄りな情報が。プロデューサーとオフや仕事帰りに２人きりでデー、ゴホン、過ごしたことのあるアイドルがいるみたいッス」

３人「ええええええええーー！！」

比奈「１人はまあ、このコーナーで割れてるッスけどね。でもあと３人もいるとは」

藍子「うぅ、いいなぁ羨ましいなぁ。Ｐさん今度のオフの日いつだろう」

春菜「私前から外見のプロデュースをお願いしてたんですけどねー……もっとちゃんと頼んでみようかな」

歌鈴「私も、日頃お世話になってるのに厚かましいかもですけど、Ｐさんにどこか連れてってもらいたいです！」

比奈「さすがのプロデューサーも身体は１つだけッスからねぇ。宝くじを引くつもりで誘ってみたらどうッスか？　――ん？」

？「……」ﾆｯｺﾘ

比奈(うわー、悪魔が誰かのスケジュール表と思わしきプリントをヒラヒラさせて微笑んでる！　あの人容赦ないなー……)

・噂

春菜「Ｐさん、最近ますます頼りがいがあると思うんですよ！」

歌鈴「それすっごく分かります！　今日までの自分があるのも、絶対Ｐさんのおかげですよっ」

藍子「お忙しい中でも私たちのことよく見てくれてて、支えてくれるんですよね！　私、プロデューサーがＰさんで良かったです！」

　ﾜｲﾜｲ　ｷｬｯｷｬｯ

比奈「大人気っスねえ。気持ちはわかるけど――あっ」 ｶﾞﾁｬｯ

Ｐ「おー、さむさむ……やっと帰ってこれたよ」 ﾊﾞﾀﾝ

　ｼｰﾝ

Ｐ「比奈ー、俺の代わりにやってくれてたんだって？　悪いな――」

３人「きゃああああああああああ！！！！」

Ｐ「わーっ、ちょっ！　何だ、何だよ、何ですかァ！？」

比奈「あー、プロデューサーが揉みくちゃに」

・空気は読める

比奈「えー、プロデューサーがノビちゃったので、引き続きお相手は私がしまス」

３人「……」ｼｭﾝ

比奈「まあまあ元気出して。プロデューサーも間が悪かったし仕方ないッス」

藍子「うぅ、でもでも、大丈夫かなあ……」

比奈「ちょっと首がキュッてなったくらいなら心配ないッスよ、あの人なら」

歌鈴「さすがＰさんですね……」

春菜「わ、私、これが終わったら介抱してきます！」

藍子「あ、私もお手伝いしますよ！」

歌鈴「私にも出来ることがあればぜひ！」

比奈(歌鈴ちゃんは勢い余ってトドメ刺しちゃいそう、なんて野暮なことは言わないッス)

――そろそろです

比奈(お、締めていいんスね？)

比奈「それではプロデューサーが息を吹き返す前に、じゃなかった、お時間が来ましたのでこの辺でお開きになりまス」

藍子「もうそんな時間でした？　えっと、お疲れさまでした！」

春菜「私たちの記念LIVEはまだまだ続きます！」

歌鈴「ま、まだお越しでない方も、じぇひ観に来てくだしゃいね、はわっ！」

比奈「次回があるかはわからないけど、今日のところはお終いッス。それじゃあ、さよならー」

春菜「……あっ、忘れてました。最後に眼鏡の魅力についてよろしくお願いしますね♪」

比奈「」

ちひろ「はーいOKでーす！」

比奈「お疲れさ、ってもうプロデューサーのとこいっちゃったんスね。早いなあ」

ちひろ「今日はありがとね、助かっちゃった！　お礼にこれっ」

比奈「おー、スタドリっスね。徹夜のお供にお世話になってまスよ」

ちひろ「半額にしてあげる！」

比奈「……。じゃあ、はい。これで」

ちひろ「まいどあり～♪」





おしまい

一応、デートの件は劇場を見て>>35とちゃんみおの４人ってことで

５人同時は圧迫するから無理だったよすまぬ

それどころかあまり関係ない比奈が目立ち過ぎた感