1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:30:07.87 :IgxGXd4n0
綾乃「うーー・・・・ゴホゴホ」
綾乃「最悪・・・・元旦から風邪を引くなんて・・・・」
綾乃「しかも熱は39度もあるし、頭はガンガン痛いし、咳は時々止まらない事があるし、食欲は無いし・・・」
綾乃「こんな新年の始まり、ないないナイアガラよ!」
綾乃「うーー・・・・」
綾乃「ゴホゴホ・・・」
綾乃「うーー・・・・ゴホゴホ」
綾乃「最悪・・・・元旦から風邪を引くなんて・・・・」
綾乃「しかも熱は39度もあるし、頭はガンガン痛いし、咳は時々止まらない事があるし、食欲は無いし・・・」
綾乃「こんな新年の始まり、ないないナイアガラよ!」
綾乃「うーー・・・・」
綾乃「ゴホゴホ・・・」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:33:05.10 :IgxGXd4n0
ピンポーン
綾乃「あれ、誰かお見舞いに来たのかしら?」
千歳「綾乃ちゃん、お見舞いに来たで」
綾乃「千歳!」
綾乃「・・・・」
千歳「綾乃ちゃん、部屋にいるんやろ。ドアを開けてもええ?」
ピンポーン
綾乃「あれ、誰かお見舞いに来たのかしら?」
千歳「綾乃ちゃん、お見舞いに来たで」
綾乃「千歳!」
綾乃「・・・・」
千歳「綾乃ちゃん、部屋にいるんやろ。ドアを開けてもええ?」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:35:01.13 :IgxGXd4n0
綾乃「千歳、帰って!」
綾乃「千歳、帰って!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:37:21.83 :IgxGXd4n0
千歳「あ、綾乃ちゃん・・・」
綾乃「今は千歳と会いたくないの!だから早く帰って!」
千歳「綾乃ちゃん・・・・」
千歳「・・・・」
千歳「じゃあ、うち帰るわ・・・」
千歳「お見舞いに持ってきた物、ここに置いていくや・・・」
千歳「・・・・」
綾乃「・・・・」
綾乃「何言っているの・・・・ 私・・・・」
千歳「あ、綾乃ちゃん・・・」
綾乃「今は千歳と会いたくないの!だから早く帰って!」
千歳「綾乃ちゃん・・・・」
千歳「・・・・」
千歳「じゃあ、うち帰るわ・・・」
千歳「お見舞いに持ってきた物、ここに置いていくや・・・」
千歳「・・・・」
綾乃「・・・・」
綾乃「何言っているの・・・・ 私・・・・」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:40:54.76 :IgxGXd4n0
綾乃「こんな酷い風邪だから千歳に移らせないために「部屋に入らないで」と言おうとしたのに・・・」
綾乃「まるで千歳を嫌っているような言い方になってしまった・・・」
綾乃「私、千歳の事は全く嫌ってないし、千歳がいないと私は・・・・」
綾乃「私は・・・」ウルッ
綾乃「・・・・」ポロッ
綾乃「うぅぅ・・・・」ポロポロ
綾乃「こんな酷い風邪だから千歳に移らせないために「部屋に入らないで」と言おうとしたのに・・・」
綾乃「まるで千歳を嫌っているような言い方になってしまった・・・」
綾乃「私、千歳の事は全く嫌ってないし、千歳がいないと私は・・・・」
綾乃「私は・・・」ウルッ
綾乃「・・・・」ポロッ
綾乃「うぅぅ・・・・」ポロポロ
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:43:59.97 :IgxGXd4n0
千歳の家
千歳「綾乃ちゃん、怒ってた・・・・」
千歳「なんかうち、綾乃ちゃんを怒らせるような事をしたのかな?」
千歳「綾乃ちゃんに嫌われるなんて・・・・」
千歳「イヤや・・・」
千歳「うちはいつも綾乃ちゃんの側にいたいのに・・・」ウルッ
千歳「何でや、何でや、綾乃ちゃん・・・・」ポロポロ
千歳「うぅぅ・・・」ポロポロ
千鶴「姉さん・・・」
千歳の家
千歳「綾乃ちゃん、怒ってた・・・・」
千歳「なんかうち、綾乃ちゃんを怒らせるような事をしたのかな?」
千歳「綾乃ちゃんに嫌われるなんて・・・・」
千歳「イヤや・・・」
千歳「うちはいつも綾乃ちゃんの側にいたいのに・・・」ウルッ
千歳「何でや、何でや、綾乃ちゃん・・・・」ポロポロ
千歳「うぅぅ・・・」ポロポロ
千鶴「姉さん・・・」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:46:52.14 :IgxGXd4n0
千鶴「姉さん、杉浦さんの家に行ったら?」
千歳「ムリや・・・ 何度行っても綾乃ちゃんは・・・」ポロポロ
千鶴「いや、杉浦さん、今度は部屋に入れてくれると思うよ」
千歳「えっ」
千鶴「姉さん、杉浦さんの家に行ったら?」
千歳「ムリや・・・ 何度行っても綾乃ちゃんは・・・」ポロポロ
千鶴「いや、杉浦さん、今度は部屋に入れてくれると思うよ」
千歳「えっ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:51:09.71 :IgxGXd4n0
千鶴「杉浦さんが色々不器用だという事、姉さんも知っているよね」
千歳「えぇ・・・」
千鶴「もしかして、杉浦さん、姉さんの事を思って部屋に入れなかったと思う」
千歳「えっ」
千鶴「杉浦さんが色々不器用だという事、姉さんも知っているよね」
千歳「えぇ・・・」
千鶴「もしかして、杉浦さん、姉さんの事を思って部屋に入れなかったと思う」
千歳「えっ」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:54:15.43 :IgxGXd4n0
千鶴「おそらく杉浦さんはかなり酷い風邪を引いている」
千鶴「それを姉さんに移したくないために部屋に入れるのを拒んだ」
千鶴「だけど、杉浦さんは不器用だから、キツい口調になってしまった」
千歳「じゃあ、うちは綾乃ちゃんに嫌われてないんや?」
千鶴「そうだよ。姉さん」
千鶴「姉さんは今から杉浦さんの所に行くべきだよ」
千鶴「きっと、杉浦さん、悲しんでいると思うから」
千鶴「おそらく杉浦さんはかなり酷い風邪を引いている」
千鶴「それを姉さんに移したくないために部屋に入れるのを拒んだ」
千鶴「だけど、杉浦さんは不器用だから、キツい口調になってしまった」
千歳「じゃあ、うちは綾乃ちゃんに嫌われてないんや?」
千鶴「そうだよ。姉さん」
千鶴「姉さんは今から杉浦さんの所に行くべきだよ」
千鶴「きっと、杉浦さん、悲しんでいると思うから」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/02(水) 23:57:02.14 :IgxGXd4n0
千歳「千鶴、ありがとうな。うち、もう一回綾乃ちゃんの所に行ってくるわ」
千鶴「姉さん、頑張って!」
千歳「じゃあ、行って来ます」
千鶴「姉さん・・・・」
千鶴「・・・・」
千鶴「」ダバー
千歳「千鶴、ありがとうな。うち、もう一回綾乃ちゃんの所に行ってくるわ」
千鶴「姉さん、頑張って!」
千歳「じゃあ、行って来ます」
千鶴「姉さん・・・・」
千鶴「・・・・」
千鶴「」ダバー
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:05:41.46 :KdmdTwrJ0
綾乃「うぅぅ・・・千歳・・・」
ピンポーン
綾乃「もしかして、千歳?」
千歳「綾乃ちゃん、またお見舞いに来たで」
綾乃「千歳・・・・」
千歳「綾乃ちゃん、また部屋の前まで来たで。部屋の中に入ってもええ?」
綾乃「いいわよ・・・」
千歳「じゃあ、入るや」
綾乃「うぅぅ・・・千歳・・・」
ピンポーン
綾乃「もしかして、千歳?」
千歳「綾乃ちゃん、またお見舞いに来たで」
綾乃「千歳・・・・」
千歳「綾乃ちゃん、また部屋の前まで来たで。部屋の中に入ってもええ?」
綾乃「いいわよ・・・」
千歳「じゃあ、入るや」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:11:54.37 :KdmdTwrJ0
千歳「綾乃ちゃん、大丈夫?」
綾乃「大丈夫じゃないわよ。こんな状況だから・・・ こんな状況だから・・・」
千歳「綾乃ちゃん・・・」
綾乃「こんな酷い状況だから千歳に移させないために部屋に入れさせなかったの・・・」
綾乃「だけど、私、不器用だからあんな酷い発言になっちゃって・・・」
綾乃「私、あの後、ずっと泣いていた・・・」
綾乃「あんな酷い発言を言った後悔と」
綾乃「千歳がもう私の側に来なくなるじゃないかという恐怖で・・・」
綾乃「だから、今、千歳がここに来てくれて良かった・・・」
綾乃「千歳がまた側に来てくれて良かった・・・」ウルッ
綾乃「私、こんなに不器用だから千歳が側にいないとダメだから・・・」ポロポロ
千歳「綾乃ちゃん・・・」
千歳「綾乃ちゃん、大丈夫?」
綾乃「大丈夫じゃないわよ。こんな状況だから・・・ こんな状況だから・・・」
千歳「綾乃ちゃん・・・」
綾乃「こんな酷い状況だから千歳に移させないために部屋に入れさせなかったの・・・」
綾乃「だけど、私、不器用だからあんな酷い発言になっちゃって・・・」
綾乃「私、あの後、ずっと泣いていた・・・」
綾乃「あんな酷い発言を言った後悔と」
綾乃「千歳がもう私の側に来なくなるじゃないかという恐怖で・・・」
綾乃「だから、今、千歳がここに来てくれて良かった・・・」
綾乃「千歳がまた側に来てくれて良かった・・・」ウルッ
綾乃「私、こんなに不器用だから千歳が側にいないとダメだから・・・」ポロポロ
千歳「綾乃ちゃん・・・」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:19:32.42 :KdmdTwrJ0
千歳「うちも千鶴に励まされてまたここに来る事が出来たんや」
千歳「うちも綾乃ちゃんの側にずっといたいんや」
千歳「綾乃ちゃんが一緒にいないとうち、ダメになってしまうんや」
千歳「だから綾乃ちゃん・・・」
千歳「綾乃ちゃんの風邪を半分、うちに分けてくれないか?」
千歳「うちも千鶴に励まされてまたここに来る事が出来たんや」
千歳「うちも綾乃ちゃんの側にずっといたいんや」
千歳「綾乃ちゃんが一緒にいないとうち、ダメになってしまうんや」
千歳「だから綾乃ちゃん・・・」
千歳「綾乃ちゃんの風邪を半分、うちに分けてくれないか?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:27:23.65 :KdmdTwrJ0
綾乃「ち、千歳!」
綾乃「本気なの!私の風邪を半分分けて欲しいって」
千歳「綾乃ちゃんの風邪をうちとはんぶんこすれば、綾乃ちゃんの風邪は少し良くなるし」
千歳「それにうちの体には綾乃ちゃんの風邪が移る事になるんや」
千歳「風邪とは言え、綾乃ちゃんがうちの体に入るような気がするから、綾乃ちゃんの風邪を分けて欲しいんや」
綾乃「千歳・・・」
綾乃「分かったわ、私の風邪をはんぶんこしてあげるわよ。私も千歳と一心同体になりそうな感じがするし」
千歳「ありがとう、綾乃ちゃん・・・・」
綾乃「ち、千歳!」
綾乃「本気なの!私の風邪を半分分けて欲しいって」
千歳「綾乃ちゃんの風邪をうちとはんぶんこすれば、綾乃ちゃんの風邪は少し良くなるし」
千歳「それにうちの体には綾乃ちゃんの風邪が移る事になるんや」
千歳「風邪とは言え、綾乃ちゃんがうちの体に入るような気がするから、綾乃ちゃんの風邪を分けて欲しいんや」
綾乃「千歳・・・」
綾乃「分かったわ、私の風邪をはんぶんこしてあげるわよ。私も千歳と一心同体になりそうな感じがするし」
千歳「ありがとう、綾乃ちゃん・・・・」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:33:35.92 :KdmdTwrJ0
綾乃「ところで、どうやって私の風邪を千歳に半分に分ける事が出来るの?」
千歳「それはやっぱりこれしかないやろ」
綾乃「ち、ちょっと千歳////」
千歳「大丈夫や、すぐに終わるから」
綾乃「・・・・・」
綾乃「じゃあ、私も・・・」
千歳「綾乃ちゃん、風邪だけど脱いでも大丈夫?」
綾乃「暖房が入っているから、少しくらいは大丈夫よ」
綾乃「じゃあ、千歳、始めましょう」
千歳の家
千鶴「うっ・・・・・・」
千鶴「姉さんと杉浦さんが・・・・・・」
千鶴「」チーン
綾乃「ところで、どうやって私の風邪を千歳に半分に分ける事が出来るの?」
千歳「それはやっぱりこれしかないやろ」
綾乃「ち、ちょっと千歳////」
千歳「大丈夫や、すぐに終わるから」
綾乃「・・・・・」
綾乃「じゃあ、私も・・・」
千歳「綾乃ちゃん、風邪だけど脱いでも大丈夫?」
綾乃「暖房が入っているから、少しくらいは大丈夫よ」
綾乃「じゃあ、千歳、始めましょう」
千歳の家
千鶴「うっ・・・・・・」
千鶴「姉さんと杉浦さんが・・・・・・」
千鶴「」チーン
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:37:29.71 :KdmdTwrJ0
こうして、杉浦さんの風邪は姉さんに半分移った。
それから姉さんは37度代後半の熱と頭痛、咳で3日間倒れていたが、姉さんの顔は嬉しそうだった。
杉浦さんも姉さんと同じ症状でその後も倒れていたが、やはりこっちも嬉しそうな表情をしていた。
そして、私は姉さんと杉浦さんが倒れている間、ずっと涎が止まらなかった。
おしまい
こうして、杉浦さんの風邪は姉さんに半分移った。
それから姉さんは37度代後半の熱と頭痛、咳で3日間倒れていたが、姉さんの顔は嬉しそうだった。
杉浦さんも姉さんと同じ症状でその後も倒れていたが、やはりこっちも嬉しそうな表情をしていた。
そして、私は姉さんと杉浦さんが倒れている間、ずっと涎が止まらなかった。
おしまい
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:38:21.71 :KdmdTwrJ0
タイトルは既に解散したbivattcheeというロックバンドの曲から。
風邪を引いたときに思い浮かんだのを書いてみました。
それでは失礼します。
タイトルは既に解散したbivattcheeというロックバンドの曲から。
風邪を引いたときに思い浮かんだのを書いてみました。
それでは失礼します。
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/03(木) 00:45:46.34 :UI/iUsa20
短めだったな
おつやで
おつやで
コメント