2:代行ありがとうございます:2013/02/01(金) 19:05:17.87 :/9j5A1O4i
喫茶店
泰葉「はぁ…」
泰葉「お仕事…少なくなってきちゃったな…」
泰葉「同期の人達はほとんど人気が出てきてるのに…私だけ…くやしいな…」
泰葉「…一度だけでいい…チャンスさえあれば…」
泰葉「でも…そんなチャンスなんて来るわけ…」
泰葉「…もう…やめる…?」
泰葉「でも…今更芸能界をやめたって、私には何も…」
泰葉「……あれ?」
泰葉「なんで…私は芸能活動なんて…やってるんだろ…?」
泰葉「楽しくもない…辛いだけなのに…」
泰葉「……」
?「あのー…」
泰葉「思い出せない…」
喫茶店
泰葉「はぁ…」
泰葉「お仕事…少なくなってきちゃったな…」
泰葉「同期の人達はほとんど人気が出てきてるのに…私だけ…くやしいな…」
泰葉「…一度だけでいい…チャンスさえあれば…」
泰葉「でも…そんなチャンスなんて来るわけ…」
泰葉「…もう…やめる…?」
泰葉「でも…今更芸能界をやめたって、私には何も…」
泰葉「……あれ?」
泰葉「なんで…私は芸能活動なんて…やってるんだろ…?」
泰葉「楽しくもない…辛いだけなのに…」
泰葉「……」
?「あのー…」
泰葉「思い出せない…」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:07:59.08 :/9j5A1O4i
?「あの…ちょっといいかな?」
泰葉「……え?私ですか?はい」
?「俺はこういうものなんだけど」スッ
泰葉「あ、はい。ご丁寧にどうも」
泰葉「……えっ…!?」
P「アイドル事務所でプロデューサーをしているPです。キミの名前教えてもらってもいいかな?」
泰葉「あ…私は、岡崎泰葉です」
P「岡崎泰葉さんだね、覚えた」
泰葉「あの、何かご用でしょうか?」
P「ああ、それはね……キミを、スカウトしにきたんだ」
泰葉「え……!?」
P「キミにうちのプロダクション所属アイドルになって欲しい」
?「あの…ちょっといいかな?」
泰葉「……え?私ですか?はい」
?「俺はこういうものなんだけど」スッ
泰葉「あ、はい。ご丁寧にどうも」
泰葉「……えっ…!?」
P「アイドル事務所でプロデューサーをしているPです。キミの名前教えてもらってもいいかな?」
泰葉「あ…私は、岡崎泰葉です」
P「岡崎泰葉さんだね、覚えた」
泰葉「あの、何かご用でしょうか?」
P「ああ、それはね……キミを、スカウトしにきたんだ」
泰葉「え……!?」
P「キミにうちのプロダクション所属アイドルになって欲しい」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:10:14.50 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
泰葉家
泰葉「ふぅ…」
泰葉「……」
泰葉「どうしよう……」
・ ・ ・
泰葉家
泰葉「ふぅ…」
泰葉「……」
泰葉「どうしよう……」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:12:16.05 :/9j5A1O4i
・・・
・・
・
泰葉「アイドル…私がですか?」
P「ああ、キミにはトップアイドルになれる素質がある!一目見てティンときたんだ!」
泰葉「私が…トップアイドルに…」
泰葉(信じられない…ほとんど仕事のない私がトップになれるなんて…そんなの…)
P「あ、いきなりこんなこと言われても困るよね」
泰葉「…あの」
P「なに?」
泰葉「少し…考える時間をください…」
P「うん、わかった。決まったらその名刺に書いてある番号にかけてくれ」
泰葉「わかりました」
P「それじゃあ、失礼するね。話を聞いてくれてありがとう」
・
・・
・・・
・・・
・・
・
泰葉「アイドル…私がですか?」
P「ああ、キミにはトップアイドルになれる素質がある!一目見てティンときたんだ!」
泰葉「私が…トップアイドルに…」
泰葉(信じられない…ほとんど仕事のない私がトップになれるなんて…そんなの…)
P「あ、いきなりこんなこと言われても困るよね」
泰葉「…あの」
P「なに?」
泰葉「少し…考える時間をください…」
P「うん、わかった。決まったらその名刺に書いてある番号にかけてくれ」
泰葉「わかりました」
P「それじゃあ、失礼するね。話を聞いてくれてありがとう」
・
・・
・・・
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:16:09.03 :/9j5A1O4i
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:20:23.41 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
数日後
泰葉「えーっと…ここかぁ」
コンコン
?『はーい、どうぞー』
泰葉「失礼します、先日お電話致しました、岡崎泰葉です」
P「お!岡崎さん、来てくれたか!」
泰葉「あ、Pさん」
・ ・ ・
数日後
泰葉「えーっと…ここかぁ」
コンコン
?『はーい、どうぞー』
泰葉「失礼します、先日お電話致しました、岡崎泰葉です」
P「お!岡崎さん、来てくれたか!」
泰葉「あ、Pさん」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:23:23.43 :/9j5A1O4i
・
・
・
P「はい、お茶」コトッ
泰葉「ありがとうございます」
P「それで、結論は出たかな?」
泰葉「はい。……私、アイドルになります」
P「そうか!ありがとう、嬉しいよ!」
泰葉「……あの」
P「ん?何かな?」
泰葉「私、アイドルの仕事を見学したいんですけど…いいですか?」
P「見学ね、ちょっと待って……うん、いいよ」
泰葉「ありがとうございます」
P「明日、卯月と凛のトークライブがあるから、それにしよう」
泰葉「はい、よろしくお願いします」
・
・
・
P「はい、お茶」コトッ
泰葉「ありがとうございます」
P「それで、結論は出たかな?」
泰葉「はい。……私、アイドルになります」
P「そうか!ありがとう、嬉しいよ!」
泰葉「……あの」
P「ん?何かな?」
泰葉「私、アイドルの仕事を見学したいんですけど…いいですか?」
P「見学ね、ちょっと待って……うん、いいよ」
泰葉「ありがとうございます」
P「明日、卯月と凛のトークライブがあるから、それにしよう」
泰葉「はい、よろしくお願いします」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:27:05.50 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
翌日
トークライブ会場
P「今日は新人の子が見学するからな、気合入れろよー」
凛「新人の子?…またスカウトしてきたの?」
卯月「その新人の子ってどこですかー?」
P「ああ、ちょっと待ってろ。おーい、泰葉ー!」
泰葉「はい」ヒョコ
卯月「お!」
泰葉「岡崎泰葉、16歳です。元子役です。よろしくお願いします」
凛「渋谷凛、15歳です。よろしく」
卯月「島村卯月、17歳、よろしくね!泰葉ちゃんって子役やってたんだね!凄いなぁ」
P「俺も履歴書見て始めて知った」
・ ・ ・
翌日
トークライブ会場
P「今日は新人の子が見学するからな、気合入れろよー」
凛「新人の子?…またスカウトしてきたの?」
卯月「その新人の子ってどこですかー?」
P「ああ、ちょっと待ってろ。おーい、泰葉ー!」
泰葉「はい」ヒョコ
卯月「お!」
泰葉「岡崎泰葉、16歳です。元子役です。よろしくお願いします」
凛「渋谷凛、15歳です。よろしく」
卯月「島村卯月、17歳、よろしくね!泰葉ちゃんって子役やってたんだね!凄いなぁ」
P「俺も履歴書見て始めて知った」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:30:46.78 :/9j5A1O4i
泰葉「凄くなんて…ないですよ…」
P「…っと、そろそろ準備しとけー」
卯月「はーい。またね泰葉ちゃん」
凛「行ってくるね」
P「ああ、頑張ってこい」
泰葉「頑張ってください」
泰葉「凄くなんて…ないですよ…」
P「…っと、そろそろ準備しとけー」
卯月「はーい。またね泰葉ちゃん」
凛「行ってくるね」
P「ああ、頑張ってこい」
泰葉「頑張ってください」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:33:30.30 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
トークライブ
卯月「凛ちゃん、あれやってよ!きらりちゃんのモノマネ!」
凛「ええっ!?やだよ…あれはラジオだから出来たんだよ?みんなが見てるところで出来るものじゃあ…」
卯月「みんなは凛ちゃんのモノマネみたいよねー!?」
観客「みたーい!!!」
卯月「ほら!みんな見たいって言ってるよ!アイドルなんだから、ファンの期待には答えなきゃ!」
凛「うっ…!」
卯月「はい、見・た・い!見・た・い!凛ちゃんのモノマネ見・た・い!」
観客「見・た・い!見・た・い!」
凛「うぅっ…!」
・ ・ ・
トークライブ
卯月「凛ちゃん、あれやってよ!きらりちゃんのモノマネ!」
凛「ええっ!?やだよ…あれはラジオだから出来たんだよ?みんなが見てるところで出来るものじゃあ…」
卯月「みんなは凛ちゃんのモノマネみたいよねー!?」
観客「みたーい!!!」
卯月「ほら!みんな見たいって言ってるよ!アイドルなんだから、ファンの期待には答えなきゃ!」
凛「うっ…!」
卯月「はい、見・た・い!見・た・い!凛ちゃんのモノマネ見・た・い!」
観客「見・た・い!見・た・い!」
凛「うぅっ…!」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:34:59.76 :+3W6j2nS0
見・た・い!
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:35:44.42 :Ffiz4OTL0
見・た・い!
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:35:59.18 :/9j5A1O4i
卯月「ほらほら!早く早く!」
凛「……今回だけだからね…」カァァ
観客「おおおおおお!!!」
卯月「さっすが凛ちゃん!そうこなくっちゃね!それじゃあ凛ちゃんのモノマネ、どうぞー!」
凛「……」
凛「…に、にょわー…り、りんちゃんだにぃ…?りんちゃんのきゅんきゅんぱわー?で…ハピハピさせるにぃ…?」カーッ
卯月「……」
観客「……」
凛「うぅっ…!///」カァァ
卯月「か…」
観客「かわいいいいいい!!!!!」
卯月「可愛い!凛ちゃん可愛い!!」
凛「ぅぅう~~~っ!!」ガンッガンッ
卯月「ほらほら!早く早く!」
凛「……今回だけだからね…」カァァ
観客「おおおおおお!!!」
卯月「さっすが凛ちゃん!そうこなくっちゃね!それじゃあ凛ちゃんのモノマネ、どうぞー!」
凛「……」
凛「…に、にょわー…り、りんちゃんだにぃ…?りんちゃんのきゅんきゅんぱわー?で…ハピハピさせるにぃ…?」カーッ
卯月「……」
観客「……」
凛「うぅっ…!///」カァァ
卯月「か…」
観客「かわいいいいいい!!!!!」
卯月「可愛い!凛ちゃん可愛い!!」
凛「ぅぅう~~~っ!!」ガンッガンッ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:38:27.33 :/9j5A1O4i
・
・
・
P「どうだ、泰葉?」
泰葉「……すごい…ですね。とっても…楽しそうです。輝いてるみたい…」
泰葉(私とは正反対…)
泰葉「……」
・
・
・
P「どうだ、泰葉?」
泰葉「……すごい…ですね。とっても…楽しそうです。輝いてるみたい…」
泰葉(私とは正反対…)
泰葉「……」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:41:09.27 :/9j5A1O4i
P「泰葉だって、ああなることができるぞ」
泰葉「私にも…なれるんですか?」
P「なれるさ……俺がしてみせる!2人でトップを目指そう!」
泰葉「ふふっ…プロデューサーって結構熱いんですね」
泰葉「私…プロデューサーを信じて、アイドルをやります」
泰葉「子どもの頃からずっと芸能界で生きてきたんです。だから華やかなだけの世界じゃないって分かってる…でも私たちならやれますよね。プロデューサーも私を信じてくれますか?」
P「ああ、信じるさ!これから一緒に頑張ろうな!」
泰葉「はい、よろしくお願いします…!」
P「泰葉だって、ああなることができるぞ」
泰葉「私にも…なれるんですか?」
P「なれるさ……俺がしてみせる!2人でトップを目指そう!」
泰葉「ふふっ…プロデューサーって結構熱いんですね」
泰葉「私…プロデューサーを信じて、アイドルをやります」
泰葉「子どもの頃からずっと芸能界で生きてきたんです。だから華やかなだけの世界じゃないって分かってる…でも私たちならやれますよね。プロデューサーも私を信じてくれますか?」
P「ああ、信じるさ!これから一緒に頑張ろうな!」
泰葉「はい、よろしくお願いします…!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:44:47.13 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
同日 夜
泰葉家
泰葉「ふわぁ…」
泰葉「もう寝よっと」
ボフッ
泰葉「いよいよ…明日から本格的にアイドル活動開始か…」
泰葉「まず明日はレッスン…明後日は挨拶回り…新人の頃みたいね」モゾモゾ
泰葉「……」
泰葉「アイドルになって何が変わるか、まだ分からない。でもワクワクしてる」
泰葉「明日からの活動、頑張ろう。もう、負けたくないから」
・ ・ ・
同日 夜
泰葉家
泰葉「ふわぁ…」
泰葉「もう寝よっと」
ボフッ
泰葉「いよいよ…明日から本格的にアイドル活動開始か…」
泰葉「まず明日はレッスン…明後日は挨拶回り…新人の頃みたいね」モゾモゾ
泰葉「……」
泰葉「アイドルになって何が変わるか、まだ分からない。でもワクワクしてる」
泰葉「明日からの活動、頑張ろう。もう、負けたくないから」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:47:32.93 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
翌日
泰葉「おはようございます」
P「おはよう泰葉」
泰葉「今日はレッスンですよね?」
P「ああ、そうだな。送ってくからちょっと待ってて」
泰葉「わかりました。ありがとうございます」
・ ・ ・
翌日
泰葉「おはようございます」
P「おはよう泰葉」
泰葉「今日はレッスンですよね?」
P「ああ、そうだな。送ってくからちょっと待ってて」
泰葉「わかりました。ありがとうございます」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:50:26.99 :/9j5A1O4i
・
・
・
車内
ブロロロ
P「なあ泰葉」
泰葉「なんですか?」
P「仕事のことで質問とかないか?」
泰葉「質問、ですか…今更私がプロデューサーに教えて貰うことなんて…?…いえ、特に無いです」
P「……そうか」
・
・
・
車内
ブロロロ
P「なあ泰葉」
泰葉「なんですか?」
P「仕事のことで質問とかないか?」
泰葉「質問、ですか…今更私がプロデューサーに教えて貰うことなんて…?…いえ、特に無いです」
P「……そうか」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:53:40.26 :/9j5A1O4i
・
・
・
レッスン場
トレーナー「あなたが新人の岡崎泰葉さんね。私は皆さんのレッスンを担当しているトレーナーです。よろしくお願いしますね!」
泰葉「よろしくお願いします」
P「俺は事務所に戻るな。じゃあな泰葉、頑張れよ。トレーナーさん、よろしくお願いします」
トレーナー「はい、任せて下さい!」
泰葉「プロデューサー、ありがとうございました」
トレーナー「…それじゃあ、始めましょうか」
泰葉「はい」
・
・
・
レッスン場
トレーナー「あなたが新人の岡崎泰葉さんね。私は皆さんのレッスンを担当しているトレーナーです。よろしくお願いしますね!」
泰葉「よろしくお願いします」
P「俺は事務所に戻るな。じゃあな泰葉、頑張れよ。トレーナーさん、よろしくお願いします」
トレーナー「はい、任せて下さい!」
泰葉「プロデューサー、ありがとうございました」
トレーナー「…それじゃあ、始めましょうか」
泰葉「はい」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:56:40.63 :/9j5A1O4i
・
・
・
泰葉「ふぅ…」ゴクゴク
泰葉「後は事務所に戻れば、今日のお仕事は終了と」
泰葉「…まだ時間があるから……ちょっとレッスン場を探検してみようかな」
泰葉「同じ事務所の子もいるかもしれないし…」
テクテク
泰葉「今日は人少ないのかな、空き部屋が多い…」
ハイ、コレデラスト!
泰葉「……ん?」チラッ
・
・
・
泰葉「ふぅ…」ゴクゴク
泰葉「後は事務所に戻れば、今日のお仕事は終了と」
泰葉「…まだ時間があるから……ちょっとレッスン場を探検してみようかな」
泰葉「同じ事務所の子もいるかもしれないし…」
テクテク
泰葉「今日は人少ないのかな、空き部屋が多い…」
ハイ、コレデラスト!
泰葉「……ん?」チラッ
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 19:59:07.75 :/9j5A1O4i
―――
レッスンルーム内
ルキトレ「お疲れ様でした本田さん!」
未央「はぁ…ふぅ…お疲れ様でした!」
ルキトレ「大丈夫ですか?」
未央「大丈夫!大丈夫!ルキトレちゃんは心配性だなー、もー!」
ルキトレ「でも…この後も…するんでしょう?」
未央「そりゃそうだよ!うづきんやしぶりんに負けてられないからね!」
ルキトレ「……身体を壊さないように気をつけて下さいね」
未央「わかってるって、大丈夫だからさ」
ルキトレ「…これ、姉さん特製のドリンクです。疲労に効くらしいので、良かったら飲んでみて下さい」
未央「お、ありがとー!後で飲むよ!」
ルキトレ「はい……それじゃあ、私はこれから用事があるので失礼しますね」
未央「あ、うん!じゃーねー!」
ルキトレ「さようなら…頑張ってくださいね」
―――
レッスンルーム内
ルキトレ「お疲れ様でした本田さん!」
未央「はぁ…ふぅ…お疲れ様でした!」
ルキトレ「大丈夫ですか?」
未央「大丈夫!大丈夫!ルキトレちゃんは心配性だなー、もー!」
ルキトレ「でも…この後も…するんでしょう?」
未央「そりゃそうだよ!うづきんやしぶりんに負けてられないからね!」
ルキトレ「……身体を壊さないように気をつけて下さいね」
未央「わかってるって、大丈夫だからさ」
ルキトレ「…これ、姉さん特製のドリンクです。疲労に効くらしいので、良かったら飲んでみて下さい」
未央「お、ありがとー!後で飲むよ!」
ルキトレ「はい……それじゃあ、私はこれから用事があるので失礼しますね」
未央「あ、うん!じゃーねー!」
ルキトレ「さようなら…頑張ってくださいね」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:01:59.21 :/9j5A1O4i
未央「うん、ありがと!」
ガチャ
泰葉「!」
ルキトレ「あ…」
ルキトレ「す、すいません」ペコリ
泰葉「…いえ」ペコリ
ルキトレ「失礼しますね」
バタン
タッタッタ
泰葉「行っちゃった…」
泰葉「あの子って、確か同じ事務所の本田未央さん…」
泰葉「……」ジーッ
未央「うん、ありがと!」
ガチャ
泰葉「!」
ルキトレ「あ…」
ルキトレ「す、すいません」ペコリ
泰葉「…いえ」ペコリ
ルキトレ「失礼しますね」
バタン
タッタッタ
泰葉「行っちゃった…」
泰葉「あの子って、確か同じ事務所の本田未央さん…」
泰葉「……」ジーッ
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:04:46.07 :/9j5A1O4i
―――
レッスンルーム内
未央「さて…と…」
未央「…自主トレ、頑張りますか!」
・
・
・
未央「ふっ…!ふっ…!」タンッタタンッ
未央「はぁ…!ふっ…!」タタタターンッ
泰葉(凄いな…レッスンやって疲れ切ってるはずなのに、まだ頑張って…)
泰葉(なんでこんなに一生懸命に…)
泰葉「私には…この一生懸命さが…足りなかったのかな…」
未央「ふっ…!……ん?」チラッ
泰葉「あ」
―――
レッスンルーム内
未央「さて…と…」
未央「…自主トレ、頑張りますか!」
・
・
・
未央「ふっ…!ふっ…!」タンッタタンッ
未央「はぁ…!ふっ…!」タタタターンッ
泰葉(凄いな…レッスンやって疲れ切ってるはずなのに、まだ頑張って…)
泰葉(なんでこんなに一生懸命に…)
泰葉「私には…この一生懸命さが…足りなかったのかな…」
未央「ふっ…!……ん?」チラッ
泰葉「あ」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:07:05.55 :/9j5A1O4i
未央「あれ?誰?」
泰葉「あ、私は岡崎泰葉です。つい先日、本田さんと同じプロダクションに所属させていただいています」ペコリ
未央「そうなんだ!そういえばプロデューサーが元子役の子が所属したって言ってたなあ」
未央「念のため自己紹介しとくね、私は本田未央!15歳だよ!岡崎先輩はいくつ?」
泰葉「先輩…ですか?あなたの方がアイドルでは先輩なはずですけど…あ、16歳です」
未央「年上じゃん!それに子役もやってたんだから芸歴も長いんでしょ?だから岡崎先輩!」
泰葉「は、はぁ…」
未央「岡崎先輩、これからよろしくね!」
泰葉「あ、はい。よろしくお願いします、本田さん」
未央「むー」
泰葉「どうしたんですか?」
未央「固い!固いよ岡崎先輩!本田さんじゃなくて、未央って呼んで!」
泰葉「…わかりました。未央…さん」
未央「うん、よろしい!」
未央「あれ?誰?」
泰葉「あ、私は岡崎泰葉です。つい先日、本田さんと同じプロダクションに所属させていただいています」ペコリ
未央「そうなんだ!そういえばプロデューサーが元子役の子が所属したって言ってたなあ」
未央「念のため自己紹介しとくね、私は本田未央!15歳だよ!岡崎先輩はいくつ?」
泰葉「先輩…ですか?あなたの方がアイドルでは先輩なはずですけど…あ、16歳です」
未央「年上じゃん!それに子役もやってたんだから芸歴も長いんでしょ?だから岡崎先輩!」
泰葉「は、はぁ…」
未央「岡崎先輩、これからよろしくね!」
泰葉「あ、はい。よろしくお願いします、本田さん」
未央「むー」
泰葉「どうしたんですか?」
未央「固い!固いよ岡崎先輩!本田さんじゃなくて、未央って呼んで!」
泰葉「…わかりました。未央…さん」
未央「うん、よろしい!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:12:10.49 :/9j5A1O4i
・
・
・
泰葉「あの、未央さん」
未央「なにー?」
泰葉「どうして、そんなに頑張れるんですか?レッスンやって、クタクタのはずなのに、自主トレして…辛いのに…報われてないのに…なんでアイドルを続けられるんですか…?」
未央「うーん…それはねー…」
泰葉「…はい」
未央「ファンのみんなの笑顔が見たいから、かな」
泰葉「ファンの…笑顔…」
未央「うん、うづきんやしぶりんに比べれば全然だけど、私にもファンがいる。小さなお仕事だけど見に来てくれるファンがいる。その人達を笑顔にするのが大好きなんだ!」
未央「もちろん、ファン以外の人を笑顔にするのも大好きだよ!でも、こんな私を応援してくれてるファンのみんなを、まずは喜ばせたいなって!」
泰葉(ファンの笑顔なんて…今まで考えたことなかった…)
未央「ファンのみんなのことを想えば大丈夫!ルキトレちゃんは心配してたけど、こんなレッスンなんてヘーキヘーキ!」
泰葉「……」
・
・
・
泰葉「あの、未央さん」
未央「なにー?」
泰葉「どうして、そんなに頑張れるんですか?レッスンやって、クタクタのはずなのに、自主トレして…辛いのに…報われてないのに…なんでアイドルを続けられるんですか…?」
未央「うーん…それはねー…」
泰葉「…はい」
未央「ファンのみんなの笑顔が見たいから、かな」
泰葉「ファンの…笑顔…」
未央「うん、うづきんやしぶりんに比べれば全然だけど、私にもファンがいる。小さなお仕事だけど見に来てくれるファンがいる。その人達を笑顔にするのが大好きなんだ!」
未央「もちろん、ファン以外の人を笑顔にするのも大好きだよ!でも、こんな私を応援してくれてるファンのみんなを、まずは喜ばせたいなって!」
泰葉(ファンの笑顔なんて…今まで考えたことなかった…)
未央「ファンのみんなのことを想えば大丈夫!ルキトレちゃんは心配してたけど、こんなレッスンなんてヘーキヘーキ!」
泰葉「……」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:15:26.77 :/9j5A1O4i
未央「あれ…?せんぱーい?どしたのー?」
泰葉「…未央さんは…凄いですね」
未央「そう?えへへー照れちゃうなー」
泰葉「…未央さんと会えて良かった」
泰葉「掴めた気がします、大事なこと」
未央「え、なにそれ!?教えて!」
泰葉「それは、内緒です」
未央「えー!ずるーい!」
泰葉「未央さんはもうわかっているはずですよ」
未央「えー…何だろー…」ウーンウーン
泰葉「…ふふ」
未央「あれ…?せんぱーい?どしたのー?」
泰葉「…未央さんは…凄いですね」
未央「そう?えへへー照れちゃうなー」
泰葉「…未央さんと会えて良かった」
泰葉「掴めた気がします、大事なこと」
未央「え、なにそれ!?教えて!」
泰葉「それは、内緒です」
未央「えー!ずるーい!」
泰葉「未央さんはもうわかっているはずですよ」
未央「えー…何だろー…」ウーンウーン
泰葉「…ふふ」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:18:18.66 :/9j5A1O4i
未央「んー!わかんないからいーや!それより、マストレさんの特製ドリンク飲もーっと!」
泰葉「特製ドリンク?」
未央「マストレさんって一番凄いトレーナーさんがね、栄養を考えてドリンク作ってくれるんだー」
泰葉「そうなんですか」
未央「うん。さてと、今日はどんな味かなー」ゴクッ
未央「――っ!」
未央「……」
未央「んー!わかんないからいーや!それより、マストレさんの特製ドリンク飲もーっと!」
泰葉「特製ドリンク?」
未央「マストレさんって一番凄いトレーナーさんがね、栄養を考えてドリンク作ってくれるんだー」
泰葉「そうなんですか」
未央「うん。さてと、今日はどんな味かなー」ゴクッ
未央「――っ!」
未央「……」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:21:11.32 :/9j5A1O4i
泰葉「未央さん?」
スッ
未央「…ちょっと飲んでみて」
泰葉「は、はぁ…」
ゴクッ
泰葉「――っ!」
泰葉「……」
未央「……」
泰葉「……」
未央「……あははっ」
泰葉「……ふふっ」
泰葉・未央「まっずい」
泰葉「未央さん?」
スッ
未央「…ちょっと飲んでみて」
泰葉「は、はぁ…」
ゴクッ
泰葉「――っ!」
泰葉「……」
未央「……」
泰葉「……」
未央「……あははっ」
泰葉「……ふふっ」
泰葉・未央「まっずい」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:24:05.96 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
泰葉(今日は宣材の撮影)
泰葉(最近はモデルの仕事がなかったから、久しぶりの撮影になるかな)
P「泰葉、大丈夫か?」
泰葉「大丈夫、一人で出来ますから」
P「わかった、じゃあ行ってこい」
泰葉「はい」
・ ・ ・
泰葉(今日は宣材の撮影)
泰葉(最近はモデルの仕事がなかったから、久しぶりの撮影になるかな)
P「泰葉、大丈夫か?」
泰葉「大丈夫、一人で出来ますから」
P「わかった、じゃあ行ってこい」
泰葉「はい」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:24:53.75 :+zBxJzS50
(宣材ってなあに?)
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:26:55.95 :4jNPEHyf0
>>45
宣伝材料のことだお!
オーディションとか営業の時に相手に渡すアイドルのデータみたいなもんだ
宣伝材料のことだお!
オーディションとか営業の時に相手に渡すアイドルのデータみたいなもんだ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:27:29.06 :/9j5A1O4i
・
・
・
カメラマン「はーい、撮るよー!」
泰葉「はい」
カシャカシャ
P(ちょっと笑顔が固いような…?気のせいかな…?)
・
・
・
カメラマン「はーい、撮るよー!」
泰葉「はい」
カシャカシャ
P(ちょっと笑顔が固いような…?気のせいかな…?)
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:30:13.82 :/9j5A1O4i
・
・
・
カメラマン「はい、お疲れ様でした!」
泰葉「ありがとうございました」ペコリ
P「お疲れ様、泰葉。結構できてたじゃないか」
泰葉「モデルをやってましたから」
P「そうだったな……っと、この後はレッスンだな、行こうか」
泰葉「はい」
・
・
・
カメラマン「はい、お疲れ様でした!」
泰葉「ありがとうございました」ペコリ
P「お疲れ様、泰葉。結構できてたじゃないか」
泰葉「モデルをやってましたから」
P「そうだったな……っと、この後はレッスンだな、行こうか」
泰葉「はい」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:33:05.74 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
レッスン場
トレーナー「お疲れ様でした!」
泰葉「お疲れ様でした」ペコリ
泰葉「未央さんは…っと」テクテク
泰葉「…いた」
未央『よっ…はっ…!』タッタッタンッ
泰葉「……」ガチャ
泰葉「失礼します」
・ ・ ・
レッスン場
トレーナー「お疲れ様でした!」
泰葉「お疲れ様でした」ペコリ
泰葉「未央さんは…っと」テクテク
泰葉「…いた」
未央『よっ…はっ…!』タッタッタンッ
泰葉「……」ガチャ
泰葉「失礼します」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:36:14.30 :/9j5A1O4i
未央「ん?お!岡崎先輩!」
泰葉「おはようございます、未央さん」
未央「うん、おはよ!」
泰葉「自主トレ、また頑張ってるんですね」
未央「うん、うづきんやしぶりんに負けてられないからね!もちろん、ファンのためでもあるよ」
泰葉「そうですか…」
未央「うん!」
泰葉「なら、私も頑張ろうかな」
泰葉「誰にも負けたくないから…」
未央「お!岡崎先輩も自主トレやる?」
泰葉「ええ、やります」
未央「よっし!じゃあ頑張ろー!」
泰葉(私にしか出来ない事…考えたい)
泰葉(そのためにも、今はまず実力を付けないと)
未央「ん?お!岡崎先輩!」
泰葉「おはようございます、未央さん」
未央「うん、おはよ!」
泰葉「自主トレ、また頑張ってるんですね」
未央「うん、うづきんやしぶりんに負けてられないからね!もちろん、ファンのためでもあるよ」
泰葉「そうですか…」
未央「うん!」
泰葉「なら、私も頑張ろうかな」
泰葉「誰にも負けたくないから…」
未央「お!岡崎先輩も自主トレやる?」
泰葉「ええ、やります」
未央「よっし!じゃあ頑張ろー!」
泰葉(私にしか出来ない事…考えたい)
泰葉(そのためにも、今はまず実力を付けないと)
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:39:17.88 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
P(今日は泰葉と未央が、卯月と凛のライブの前座に出る)
P(泰葉はステージ慣れしてそうだから大丈夫だろうが、未央は経験不足だから心配だな…)
未央「う、うおお…いよいよ出番かぁ…」ガタガタ
P「大丈夫か?未央」
未央「大丈夫、大丈夫!武者震い的なものだって!」
泰葉「深呼吸したらどうです?」
未央「そっか!そうだね。すーっ…はーっ…!」
P「泰葉は落ち着いてるな」
泰葉「ええ、ステージには慣れてるから平気よ」
未央「よっし!落ち着いた!」
P「ホントに大丈夫か」
未央「大丈夫だって!それじゃ、行ってくるね!」
泰葉「行ってきます」
P「ああ、頑張ってこい」
・ ・ ・
P(今日は泰葉と未央が、卯月と凛のライブの前座に出る)
P(泰葉はステージ慣れしてそうだから大丈夫だろうが、未央は経験不足だから心配だな…)
未央「う、うおお…いよいよ出番かぁ…」ガタガタ
P「大丈夫か?未央」
未央「大丈夫、大丈夫!武者震い的なものだって!」
泰葉「深呼吸したらどうです?」
未央「そっか!そうだね。すーっ…はーっ…!」
P「泰葉は落ち着いてるな」
泰葉「ええ、ステージには慣れてるから平気よ」
未央「よっし!落ち着いた!」
P「ホントに大丈夫か」
未央「大丈夫だって!それじゃ、行ってくるね!」
泰葉「行ってきます」
P「ああ、頑張ってこい」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:42:33.01 :/9j5A1O4i
・
・
・
観客「ザワザワ、ザワザワ」
未央「みなさーん、こんにちはー!本田未央でーす!」
泰葉「岡崎泰葉です」
未央「みんなー、ノッてるー!?」
観客「……」シーン
未央「ダメダメーそんなんじゃ!もっとノリよくいかないと!」
未央「しょーがないなぁー、私達がみんながのれるように歌うよ!だからみんな、しっかり聴いててねー!」
泰葉「未央さん…」
未央「いくよ、泰葉ちゃん。レッスンの成果、見せよう!」
泰葉「はい…!」
・
・
・
観客「ザワザワ、ザワザワ」
未央「みなさーん、こんにちはー!本田未央でーす!」
泰葉「岡崎泰葉です」
未央「みんなー、ノッてるー!?」
観客「……」シーン
未央「ダメダメーそんなんじゃ!もっとノリよくいかないと!」
未央「しょーがないなぁー、私達がみんながのれるように歌うよ!だからみんな、しっかり聴いててねー!」
泰葉「未央さん…」
未央「いくよ、泰葉ちゃん。レッスンの成果、見せよう!」
泰葉「はい…!」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:45:38.52 :/9j5A1O4i
・
・
・
観客「うおおおおお!!!」
未央「みんなありがとー!」
泰葉「ありがとうございました…!」
観客「ミーオ!ミーオ!ヤスハ!ヤスハ!」
未央「あはは!みんなありがとうー!すっごい楽しかったよー!」
泰葉「あ……ふふっ」
泰葉(お仕事でこんな気持ちになるの、初めてかも…たのしい…)
未央「ふふっ、次はうづきんとしぶりんの出番だから、お楽しみにね!」
・
・
・
観客「うおおおおお!!!」
未央「みんなありがとー!」
泰葉「ありがとうございました…!」
観客「ミーオ!ミーオ!ヤスハ!ヤスハ!」
未央「あはは!みんなありがとうー!すっごい楽しかったよー!」
泰葉「あ……ふふっ」
泰葉(お仕事でこんな気持ちになるの、初めてかも…たのしい…)
未央「ふふっ、次はうづきんとしぶりんの出番だから、お楽しみにね!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:49:24.77 :/9j5A1O4i
・
・
・
P「2人ともお疲れ、良くできてたぞ」
泰葉「ありがとうございます」
未央「やったよ!私やったよプロデューサー!」ピョンピョン
P「ああ、よくやったな!」ナデナデ
未央「えへへー」テレテレ
P「自主トレの成果が出たじゃないか、良く頑張ったな」ナデナデ
未央「ふふん、もっと褒めて褒めてー!」ニコニコ
P「未央は偉いなー」
未央「えへへ」
泰葉「……」ジーッ
・
・
・
P「2人ともお疲れ、良くできてたぞ」
泰葉「ありがとうございます」
未央「やったよ!私やったよプロデューサー!」ピョンピョン
P「ああ、よくやったな!」ナデナデ
未央「えへへー」テレテレ
P「自主トレの成果が出たじゃないか、良く頑張ったな」ナデナデ
未央「ふふん、もっと褒めて褒めてー!」ニコニコ
P「未央は偉いなー」
未央「えへへ」
泰葉「……」ジーッ
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:52:07.69 :/9j5A1O4i
・
・
・
車内
ブロロロ
未央「すぅ…すぅ…」
泰葉「あ、未央さん寝ちゃいましたね」
P「疲れたんだろ。仕事のこともあるけど、連日のレッスンとかもな。……頑張ってたもんなぁ、未央」
泰葉「……そうですね」
P「ああ、凄い努力家だよ、未央は」
泰葉「……」
P「泰葉?」
泰葉「プロデューサー、その、未央さんばかりじゃなくって、私に興味を持ってほしいな…」
P「あ…」
・
・
・
車内
ブロロロ
未央「すぅ…すぅ…」
泰葉「あ、未央さん寝ちゃいましたね」
P「疲れたんだろ。仕事のこともあるけど、連日のレッスンとかもな。……頑張ってたもんなぁ、未央」
泰葉「……そうですね」
P「ああ、凄い努力家だよ、未央は」
泰葉「……」
P「泰葉?」
泰葉「プロデューサー、その、未央さんばかりじゃなくって、私に興味を持ってほしいな…」
P「あ…」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:55:53.28 :/9j5A1O4i
P「すまないな、未央のことばかり話して。泰葉だって頑張ったもんな」
泰葉「はい…」
P「お疲れ様、良く頑張ったな泰葉」
泰葉「ありがとう…ございます」
P「未央と自主トレしてた成果だな」
泰葉「えっ…!?知ってたんですか?」
P「ルキトレさんが教えてくれた」
泰葉「そう…なんだ」
P「うん、本当によく頑張ってるよ泰葉は」ニコッ
泰葉「ふふ、ありがとうございます」ニコッ
泰葉(あ…そういえば、子供の頃、歌とか幼稚園での演劇とか上手くできたら良く褒められてたなぁ)
泰葉(親にも、先生にも…)
泰葉(褒められるのが嬉しくて、凄い練習してたっけ…)
泰葉(ああ…そうか…これかぁ…)
泰葉(私が芸能活動をしてた理由って…)
P「すまないな、未央のことばかり話して。泰葉だって頑張ったもんな」
泰葉「はい…」
P「お疲れ様、良く頑張ったな泰葉」
泰葉「ありがとう…ございます」
P「未央と自主トレしてた成果だな」
泰葉「えっ…!?知ってたんですか?」
P「ルキトレさんが教えてくれた」
泰葉「そう…なんだ」
P「うん、本当によく頑張ってるよ泰葉は」ニコッ
泰葉「ふふ、ありがとうございます」ニコッ
泰葉(あ…そういえば、子供の頃、歌とか幼稚園での演劇とか上手くできたら良く褒められてたなぁ)
泰葉(親にも、先生にも…)
泰葉(褒められるのが嬉しくて、凄い練習してたっけ…)
泰葉(ああ…そうか…これかぁ…)
泰葉(私が芸能活動をしてた理由って…)
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 20:59:01.22 :/9j5A1O4i
泰葉「……あの、ちょっと相談があるんですけど…いいですか?」
P「なんだ?」
泰葉「プロデューサー、アイドルにならなかったら私は普通の女の子だったのかな…?普通の幸せって、なんだろうって…そう、ふと思ったんです」
P「……普通の幸せ…か」
P「……アイドルにならないで、芸能界に関わりを持たなかったら、泰葉は普通の女の子になっていただろうな。普通の幸せは…」
P「泰葉は16歳だよな?」
泰葉「はい」
P「泰葉ぐらいの年頃なら、友達とファストフードでダベったり、ショッピングしたり、彼氏作ったり…普通の幸せってこんな感じかな」
泰葉「……」
P「でも、芸能界に入って有名になってくると難しいよな。友達と何かする分には大丈夫だろうが、アイドルが彼氏なんて作れないからな」
泰葉「そう…ですね」
P「普通の女の子になった泰葉かぁ…それはそれで魅力的かもな」
泰葉「そ、そうですか?///」
P「うん。でも、アイドルやってる泰葉も良いと思う。俺は好きだぞ」
泰葉「わ、わかりました…ありがとうございます…///」カァァ
泰葉「……あの、ちょっと相談があるんですけど…いいですか?」
P「なんだ?」
泰葉「プロデューサー、アイドルにならなかったら私は普通の女の子だったのかな…?普通の幸せって、なんだろうって…そう、ふと思ったんです」
P「……普通の幸せ…か」
P「……アイドルにならないで、芸能界に関わりを持たなかったら、泰葉は普通の女の子になっていただろうな。普通の幸せは…」
P「泰葉は16歳だよな?」
泰葉「はい」
P「泰葉ぐらいの年頃なら、友達とファストフードでダベったり、ショッピングしたり、彼氏作ったり…普通の幸せってこんな感じかな」
泰葉「……」
P「でも、芸能界に入って有名になってくると難しいよな。友達と何かする分には大丈夫だろうが、アイドルが彼氏なんて作れないからな」
泰葉「そう…ですね」
P「普通の女の子になった泰葉かぁ…それはそれで魅力的かもな」
泰葉「そ、そうですか?///」
P「うん。でも、アイドルやってる泰葉も良いと思う。俺は好きだぞ」
泰葉「わ、わかりました…ありがとうございます…///」カァァ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:03:39.50 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
P(あの前座の仕事から泰葉と未央の仕事が増えてくるようになり、知名度も上がってきた)
泰葉「最初はちょっと不安だった…でも最近アイドルのお仕事が充実してきたの!モデルの頃よりお仕事が楽しくなってきたのかなって。この気持ち、プロデューサーにも伝わってますか?」
P「ああ、伝わってるよ」
P(そろそろ、単独ライブを開いてみるのもいいかもしれないな)
・ ・ ・
P(あの前座の仕事から泰葉と未央の仕事が増えてくるようになり、知名度も上がってきた)
泰葉「最初はちょっと不安だった…でも最近アイドルのお仕事が充実してきたの!モデルの頃よりお仕事が楽しくなってきたのかなって。この気持ち、プロデューサーにも伝わってますか?」
P「ああ、伝わってるよ」
P(そろそろ、単独ライブを開いてみるのもいいかもしれないな)
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:04:53.68 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
レッスン場
泰葉「ふっ…!ふっ…!」タッタタッ
未央「岡崎先輩、最近気合はいってるねー」
泰葉「最近お仕事が充実して、楽しいの!だからもっと楽しくなるように、レッスンを頑張ろうって…!」
未央「おおう!私も負けてらんないなー!」
泰葉「島村さんや渋谷さんみたく、もっともっと、輝くの…!」
・ ・ ・
レッスン場
泰葉「ふっ…!ふっ…!」タッタタッ
未央「岡崎先輩、最近気合はいってるねー」
泰葉「最近お仕事が充実して、楽しいの!だからもっと楽しくなるように、レッスンを頑張ろうって…!」
未央「おおう!私も負けてらんないなー!」
泰葉「島村さんや渋谷さんみたく、もっともっと、輝くの…!」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:07:06.87 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
カメラマン「はーい、笑ってー」
泰葉「ふふっ」ニコッ
カメラマン「いいねー」カシャカシャ
P(お!自然に笑えてる)
・ ・ ・
カメラマン「はーい、笑ってー」
泰葉「ふふっ」ニコッ
カメラマン「いいねー」カシャカシャ
P(お!自然に笑えてる)
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:09:46.90 :/9j5A1O4i
・
・
・
泰葉「ありがとうございました」ペコリ
カメラマン「お疲れ様、泰葉ちゃん最近良い感じだね」
泰葉「ふふ、ありがとうございます」
P「泰葉、お疲れ様。いい笑顔だったな」
泰葉「あ、プロデューサー」
泰葉「…うん、最近は自然と笑えてるかなって」ニコッ
泰葉「それと…他にも良くなったことがあるんです」
P「ほー、何が良くなったんだ?」
泰葉「お仕事を全力で頑張ったら、楽しいって思えたんです」
P「そっか…良いことだな」ニコッ
泰葉「はい…!」ニコッ
・
・
・
泰葉「ありがとうございました」ペコリ
カメラマン「お疲れ様、泰葉ちゃん最近良い感じだね」
泰葉「ふふ、ありがとうございます」
P「泰葉、お疲れ様。いい笑顔だったな」
泰葉「あ、プロデューサー」
泰葉「…うん、最近は自然と笑えてるかなって」ニコッ
泰葉「それと…他にも良くなったことがあるんです」
P「ほー、何が良くなったんだ?」
泰葉「お仕事を全力で頑張ったら、楽しいって思えたんです」
P「そっか…良いことだな」ニコッ
泰葉「はい…!」ニコッ
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:12:39.97 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
ある日
事務所
P「なあ泰葉」
泰葉「なんですか?」
P「泰葉の趣味ってドールハウス作りだよな」
泰葉「はい、そうですよ」
P「どうやって作るの?」
泰葉「ドールハウスキットを買って作ったり…100円ショップで材料を揃えることもできますよ」
P「へえ、100均でも材料買えるのか。それで?100均でどんな材料買うの?」
・ ・ ・
ある日
事務所
P「なあ泰葉」
泰葉「なんですか?」
P「泰葉の趣味ってドールハウス作りだよな」
泰葉「はい、そうですよ」
P「どうやって作るの?」
泰葉「ドールハウスキットを買って作ったり…100円ショップで材料を揃えることもできますよ」
P「へえ、100均でも材料買えるのか。それで?100均でどんな材料買うの?」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:15:30.48 :/9j5A1O4i
泰葉「樹脂粘土とかバルサ材とかですね」
泰葉「後はダンボールとかいらない布を使ったりしますね」
P「それであんな小さいの作るのかー…よく出来るな」
泰葉「細かい作業とか好きだから…ドールのインテリアを作ってると楽しいの」
P「ほー…今度俺も作ってみようかな」
泰葉「…良かったら作り方、教えましょうか?」
P「お、それは助かるな。頼むよ」
P「そうだ、出来たら泰葉にあげるよ。俺が持っててもしょうがないし」
泰葉「ありがとうございます」
泰葉「樹脂粘土とかバルサ材とかですね」
泰葉「後はダンボールとかいらない布を使ったりしますね」
P「それであんな小さいの作るのかー…よく出来るな」
泰葉「細かい作業とか好きだから…ドールのインテリアを作ってると楽しいの」
P「ほー…今度俺も作ってみようかな」
泰葉「…良かったら作り方、教えましょうか?」
P「お、それは助かるな。頼むよ」
P「そうだ、出来たら泰葉にあげるよ。俺が持っててもしょうがないし」
泰葉「ありがとうございます」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:17:58.82 :/9j5A1O4i
・ ・ ・
P(今日は泰葉がライブで使う衣装合わせだ)
P(俺がデザイナーさんと話し合って作った、泰葉のための特注品だ)
P「泰葉、これが俺からのプレゼント、お前だけの衣装、ピュアドロップだ」
泰葉「ピュア…ドロップ…?ですか?」
P「知ってると思うけど、ピュアは純粋とか無垢って意味だ」
泰葉「純粋…無垢…」
泰葉(子供の頃、純粋に仕事を楽しんでいた無垢な私…)
P「泰葉の純粋さで、観客のみんなが心洗われるようなライブをして欲しいと思ってな。だからピュアドロップって名付けたんだ」
泰葉「プロデューサー…」
P「それを着て今度のライブに出てもらうからな」
泰葉「はい…!」
P「頑張ろうな、泰葉!」
泰葉「はい!」
泰葉(もう一度、昔のように…!)
・ ・ ・
P(今日は泰葉がライブで使う衣装合わせだ)
P(俺がデザイナーさんと話し合って作った、泰葉のための特注品だ)
P「泰葉、これが俺からのプレゼント、お前だけの衣装、ピュアドロップだ」
泰葉「ピュア…ドロップ…?ですか?」
P「知ってると思うけど、ピュアは純粋とか無垢って意味だ」
泰葉「純粋…無垢…」
泰葉(子供の頃、純粋に仕事を楽しんでいた無垢な私…)
P「泰葉の純粋さで、観客のみんなが心洗われるようなライブをして欲しいと思ってな。だからピュアドロップって名付けたんだ」
泰葉「プロデューサー…」
P「それを着て今度のライブに出てもらうからな」
泰葉「はい…!」
P「頑張ろうな、泰葉!」
泰葉「はい!」
泰葉(もう一度、昔のように…!)
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:20:05.74 :/9j5A1O4i
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:23:24.06 :/9j5A1O4i
泰葉「…あのね、プロデューサー」
P「なに?」
泰葉「前座の仕事、あったじゃない?」
P「ああ」
泰葉「あの仕事が成功して、ファンから歓声をもらって『もっとステージで輝きたい!』って、そう思えたの」
P「そうか…」
泰葉「…そろそろ時間ですね」
P「ああ、そうだな…」
泰葉「…あのね、プロデューサー」
P「なに?」
泰葉「前座の仕事、あったじゃない?」
P「ああ」
泰葉「あの仕事が成功して、ファンから歓声をもらって『もっとステージで輝きたい!』って、そう思えたの」
P「そうか…」
泰葉「…そろそろ時間ですね」
P「ああ、そうだな…」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:25:18.51 :/9j5A1O4i
泰葉「プロデューサー、最後に一つだけ、良いかな?」
P「いいぞ、なんでもこい」
泰葉「プロデューサーにとって幸せってなに…?」
P「俺にとっての幸せか…」
P「…プロデュースしたアイドルが輝いて楽しんでれば、それで俺は十分に幸せだよ」ニコッ
泰葉「そう…ですか…」
P「俺も聞いてもいいかな?」
泰葉「…はい」
泰葉「プロデューサー、最後に一つだけ、良いかな?」
P「いいぞ、なんでもこい」
泰葉「プロデューサーにとって幸せってなに…?」
P「俺にとっての幸せか…」
P「…プロデュースしたアイドルが輝いて楽しんでれば、それで俺は十分に幸せだよ」ニコッ
泰葉「そう…ですか…」
P「俺も聞いてもいいかな?」
泰葉「…はい」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:28:54.34 :/9j5A1O4i
P「…泰葉にとっての幸せってどんなだ?」
泰葉「私にとっての幸せ…幸せは…」
泰葉「私にとっての幸せって、アイドルのお仕事を楽しめる今の環境なのかなって…Pさんのおかげ、です」ニコッ
P「そうか、そう言ってくれると嬉しいよ」ニコッ
泰葉「あっ…もう時間ですね」
P「もうか…早いなぁ」
泰葉「それでは、頑張ってきますね…!」
P「ああ、頑張ってこいよ!」
泰葉「行ってきます!輝く舞台へ!」
おわり
P「…泰葉にとっての幸せってどんなだ?」
泰葉「私にとっての幸せ…幸せは…」
泰葉「私にとっての幸せって、アイドルのお仕事を楽しめる今の環境なのかなって…Pさんのおかげ、です」ニコッ
P「そうか、そう言ってくれると嬉しいよ」ニコッ
泰葉「あっ…もう時間ですね」
P「もうか…早いなぁ」
泰葉「それでは、頑張ってきますね…!」
P「ああ、頑張ってこいよ!」
泰葉「行ってきます!輝く舞台へ!」
おわり
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:31:21.73 :/9j5A1O4i
支援ありがとうございました
R→R+への流れを公式の台詞使って書きました
支援ありがとうございました
R→R+への流れを公式の台詞使って書きました
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/01(金) 21:31:56.05 :+3W6j2nS0
おっつおっつ!
輝かせて欲しいね先輩は
輝かせて欲しいね先輩は
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