手寅「まだまだ続くよ！って、本当に続いてるときは言わないよね」

木胡桃「もう終わるよ！と言ってくれた方がよっぽど親切です」

魔梨威「いや、続くって言ってるんだから続くんじゃないのかい？」

苦来「……『独島は韓国の領土』」


魔梨威「な！？いきなり何言ってんだよ苦来！」

苦来「本当に自国の領土と思ってるなら、スポーツの場でそんな事言う必要ないじゃない」

苦来「それをわざわざ言うなんて、その逆を証明したようなもの…！」

木胡桃「た、確かに……」

魔梨威「どーいう事だい？」

苦来「一人でアトラクションに並んで『遅いから先に乗っちゃうよ？』って電話してみたり」

木胡桃「それエア電話です！っていうか一人で来てません？」

苦来「LOを『なんか綺麗な表紙の本だなー』って呟きながら買ってみたり」

木胡桃「絶対中身知ってます！キモい！」

苦来「面倒な注文に『はい！喜んで！』って答えてみたり」

木胡桃「きっとウザいって思ってます！」

苦来「言わなきゃ気付かないのに、わざわざ言ってバレちゃう感じ」

魔梨威「なるほど…『元祖○○』とか書いてあると逆に疑っちゃう感じか」

丸京「本当にお前が創始者なのか、と？」

魔梨威「そうそう。それに『本家』と『元祖』とか、どっちが大元なんだよ！」

手寅「ご当地ラーメンってよく元祖名乗ってるけど、どこが本当の元祖なんだろうね」


木胡桃「東京に店を出すご当地ラーメンが元祖や本家名乗ってたりするけど、それはどうなんでしょう？」

魔梨威「東京に店出してるんなら、それはもはや東京のラーメン店じゃないか！元祖を名乗るなよ！」

苦来「それに、のれん分けでの出店なら本家じゃなくて別家だし」

丸京「元祖！でぶや の本当の元祖(前身番組)は debuya」

手寅「ゴールデン昇格とかテコ入れ・枠移動で、前身番組とは程遠くなってたのにね」

魔梨威「あぁ、そんな番組あったな」

丸京「元祖天才バカボン はアニメ二作目。アニメ一作目のタイトルは天才バカボン」

魔梨威「二作目なのかよ！元祖を名乗るなよ！」

丸京「でも二作目の方が原作踏襲してるから、元祖といえば元祖かも知れないな」

魔梨威「そ、そうなのかい…？」


木胡桃「……まさかリアルタイム視聴じゃないですよね？」

苦来「だとしたらガンちゃん何歳だろう」

木胡桃「…で、何の話でしたっけ？」

苦来「元祖……じゃなくて、わざわざ言っちゃう話」

魔梨威「わざわざ言うといえばアレだよな、悪役」

木胡桃「悪役？」

魔梨威「『はっはっは！私は弱点である○○を攻撃しない限り倒せん！！』って」

手寅「あー、言う言う」

魔梨威「自分の弱点言うとか、どんだけマゾヒストだよ！」

丸京「今時そんな敵いるのか？」

苦来「そこまで露骨じゃなくても、十分ヒントになる情報喋ったりはするよね」

魔梨威「『私は本体であるメガネを攻撃しない限り倒せん！』とか言うんだろ丸京？」

魔梨威「自分の弱点言うとかとんだマゾヒストだな！」

丸京「いや、言わないし本体じゃないから。っていうか悪役扱いすんな」

手寅「メガネ無い方が強かったしね、ガンちゃん」


木胡桃「そもそも メガネが本体 って元ネタは何なんですか？銀魂とか？」

苦来「さぁ…？でももっと昔からあるような気はする」

手寅「そういえば、食べ物ってわざわざ言うよね。ハンバーガーで『ビーフ100％』とか」

魔梨威「偽装しているとでも！？」

手寅「いや、そこはビーフ100％なんだろうけど、わざわざ言うって事は……」

苦来「偽装する余地はある、と？」

木胡桃「ミミズバーガーとか、怖いこと言わないで下さい！」

魔梨威「あぁ、そんな都市伝説あったなぁ…」

丸京「そんな映画もあったな」

苦来「食べ物って言えばまずアレでしょ、裏に書いてある成分表示…！」

・pH調整剤　・タンパク加水分解物
・乳化剤　・ゲル化剤　・デキストリン
・亜塩素酸ナトリウム　・酸化ケイ素

苦来「よく分からない添加物の数々に食欲が失せます！」


手寅「表示が義務づけられてるから、しょうがないじゃない」

苦来「それはわかってるの。わかってるけどいざ書かれると食欲が…！」

苦来「ゲル化剤で、胃や腸までゲル化したらどーするつもり！？」

魔梨威「しねーよ！…しねーよな？」

丸京「そこは自信もってツッコめよ」

魔梨威「でもまぁ、よくわかんねー事書かれると食べる気なくすよな。何とかナトリウムとか」

手寅「塩化ナトリウムとか？」

魔梨威「あぁ、食べる気なくなるねぇ…」

木胡桃「……塩化ナトリウムは塩のことですよ？」


魔梨威「え…？も、もちろん知ってるよ！！常識だろ！？」


丸京「……マリーさん、それだよそれ」

魔梨威「それ？何がだよ？」

丸京「言わなきゃいいのに、わざわざ『もちろん知ってる』って」

魔梨威「な…！？ち、違う！知ってるから知ってると言っただけだ！」

手寅「まぁまぁ、いいじゃない。わざわざ言っちゃっても」

手寅「いい意味でわざわざ言っちゃう事だってあると思うの」

魔梨威「ん…？例えば？」

手寅「『あなたの事なんか全然好きじゃないんだからね！』とか」

木胡桃「ツンデレさんの隠し切れない恋心…！」

手寅「待ち合わせで、結構待ってたのに『今来たところ！』とか」

苦来「優しい…わざわざ言ってバレてるけど優しい！」

手寅「気になって待ち伏せてたのに『偶然だね！』とか」

丸京「いや、それは相手によっては怖いだろ……」

手寅「バレかけても、言っちゃえばこっちのもんよ！」

苦来「確かにそういわれると、言ったもん勝ちみたいなところってあると思う」

丸京「…はぁ？」

苦来「わざわざ言っても、その中身を確認する手間とか考えると、言った事を通せば勝ち！」

木胡桃「まぁ、突っ込まれさえしなければ問題ないですもんね」

苦来「そもそも、誰かが言った事をそこまで追求する？」

苦来「わざわざ言ったことをわざわざほじくるのも野暮じゃなくって？」

魔梨威「野暮、野暮か…そうだよ野暮だよ！」

手寅「言ったもん勝ち…『宝くじの収益は身近な街づくりに役立っています』とか」

木胡桃「そう言われても『へーそうなんだー』くらいなもんですよね」

丸京「公共事業計画のずさんさとか、他のギャンブルに比べて低すぎる還元率とか…」

魔梨威「丸京、それにツッコむなんて野暮だねぇ！」

丸京「あ゛？」

木胡桃「『うどん県』とかも言ったもん勝ちですよね」

魔梨威「『おんせん県』はかなりツッコまれてるけどな」

丸京「桃太郎市！」

魔梨威「それは半分ネタのPRだったろ！」

木胡桃「結局『伝説の岡山市』でしたっけ」

丸京「伝説って…やっぱり桃太郎つながりなのか」

苦来「…まず、岡山が桃太郎発祥の地ってのも言ったもん勝ちな気がする」

手寅「まぁ、おとぎ話だから確かめようがないしね」

苦来「『宇宙一のスピード』とか言ったもん勝ちだよね」

魔梨威「悟空より遅かったけどな」

手寅「まぁ、言ったもん勝ちだから」


丸京「『その腕前は、日本じゃ二番目だ』とかは？」

魔梨威「じゃあ日本一は誰だよ？って突っ込まれるだろ」

手寅「ズバットでしょう」
丸京「ズバットだよな」

魔梨威「は？」

木胡桃「そーいえば、『脱原発』とかも言ったもん勝ちですよね…」

苦来「政治公約なんて、やる気は無くても言ったもん勝ちでしょう」

丸京「っていうか実際勝ったし。自民」

手寅「言ったもん勝ちだから…」

魔梨威「公約違反だと突っ込むのは野暮かね？」

苦来「いちいち突っ込んでたらキリがないでしょう」

手寅「芸能人の『ペ○オクで買った』とかって言ったもん勝ち？」

丸京「いや、それは…まぁそれで金貰えてるならwin-winか」

魔梨威「はぁ？それステマだろ？」


苦来「…逆に『ステマだ』ってのも言ったもん勝ちよね」

木胡桃「半ば言いがかりみたいなのもありますよね」

苦来「口コミマーケティングすら許されない風潮！」

手寅「言ったもん勝ちだからね…」

苦来「そう、人間万事言ったもん勝ち！」

・「○○の起源はわが国」
・「人工衛星の打ち上げ」
・「南○での虐殺はあった」
・「テロとの戦い」
・「ヴェイガンは人間じゃない」
・「三本の矢で景気回復」
・「全米が泣いた」
・「興行収入No.1」
・「女子会」
・「この○○がすごい！」
・「ミルキーはママの味」
・「僕たちは○○芸人です！」
・「今日から一番たくましい」
・「この番組は女の子の可愛さを～」
・「新連載はあったかくなった頃」

丸京「お、おい苦来！そんな多方面から怒られそうな事を……」

手寅「大丈夫よガンちゃん。私がみんなにちゃんと言っておくから」

丸京「言っておくって、何をだよ！？」

手寅「こほん…」


手寅「『この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです』」


魔梨威「…言ったもん勝ちだ！！」

木胡桃「究極の言ったもん勝ちです！」

丸京「いやいや、突っ込まれることは突っ込まれるだろ……」


苦来「突っ込むのは、野暮ですよ？」



おわり

お先に勉強させていただきました
駄文ですいませんでした

>>39
じょしらくは羅列ネタあまり使いませんからね…


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