お前ら「えっと、日本人です」

お嬢様「まあ、国内のシンガーを選ぶとは通ですわ。
　　　　　声楽曲がお好きなのですね？」

お前ら「はぁ……まあそんなとこっすね」

男「名前を教えてくれるかな？」

お嬢様「そうね。お前らさんはAKGのフラッグシップのヘッドホンを
　　　　　お使いになってる方ですから、素敵な音源をお知りなのでしょう？」

男「……fripSideです」

紳士「ほう。英語なのか。知らない名前だな」

お嬢様「きっと知る人ぞ知るシンガーなのでしょう」

男「あ……えっと、そんなすごくないっす」

お嬢様「ご謙遜を。家に帰ったらPCで調べてみますわ」

紳士「今日は有意義な話し合いができたよ。明日感想を言うからね」

翌日。


お嬢様「お前らさん……昨日教えてくださった音源をYOUTUBEで聴きましたわ……」

紳士「僕もだよ……。あれはいわゆるアニメ系の曲だったんじゃないのかい？
　　　　　しかも上のレスで僕の表記が紳士から男に代わっていたのでショックだったよ」

お前ら「……」

お嬢様「大音量で聴いたので高音が耳に刺さってしましたわ」

紳士「とある科学のなんたら～などというアニメで使われた曲だったが、
　　　　ダイナミックレンジが異常に狭く、低音域の厚みが全く足りなかったぞ」

お嬢様「音場にも自然な広がりがありませんでした。
　　　　　ポップスではサビ？というのでしょうか。
　　　　　盛り上がるところでは無数の電子音が重なって不快でしたわ」

紳士「クラシックのフォルテシモならばスピーカーの前後左右に
　　　　音場が広がるのに、なぜアニメの歌ではそうならないんだい？」

お前ら「知らねえよ!!」

お嬢様「はぅあ!!」

紳士「なにぃ!!　急に怒り出したぞ!!　ちなみに<お前ら>は人物名だ!!」

お前ら「こういう音なんだからしょうがねえだろ!!」

紳士「落ち着きなさい!!　唾がお嬢様に飛ぶだろ!!」

お嬢様「傘をさしたので平気ですわ」

お前ら「だいたいクラシックとかジャズってそんなに音が良いのかよ!!」

紳士「音が良いって……」

お嬢様「申し上げにくいのですが、天と地ほど違いますわ」

お前ら「んだとぉ!!」

紳士「君の曲を自宅の機器でモニタリングしたのだが、
　　　　あの曲には生楽器が一つも使われてなかったな」

お嬢様「ああいう曲が一般人の方々の間で人気なのですね。
　　　　　私も全部機械で作られた曲というのは初めて知りました」

お前ら「うっせえ!!　全部シンセで悪いか!!　打ち込み舐めんじゃねえぞ!!」

紳士「しかしだね、モニタリングすると不自然なほど中音から高音に
　　　　音が寄っていることがわかるのだよ」

お嬢様「たとえばジャズでしたらウッドベースやドラムの音域が
　　　　　しっかりと低音を補ってくれますが、あの曲はブーミーな
　　　　　低音らしきものがスピーカーからボンボンと……」

お前ら「それ以上アニソンを悪く言うんじゃねえ!!
　　　　　ジャズなんて退屈なだけじゃねえか!!
　　　　　人の声の入ってない曲なんて聞いて面白いのかよ!!」

お嬢様「はい」

お前ら「即答!?」

紳士「今回はいい勉強になったよ。他にも色々とアニメソング？とやら
　　　　　を聴いてみたのだが、例外なく打ち込み音で構成されていた」

お嬢様「本物の演奏者がいない音楽なんてこの世にあるのですね」

お前ら「バカにするなって言ったろうが!!」

紳士「いやいや、ただ驚いてるのだよ。我々にとってはまさに異文化だったからね」

お嬢様「私は幼い頃からお父様に連れられてアムステルダムやウィーンの
　　　　　コンサートホールによく行ってましたの。
　　　　　アニメソングは紳士さんのおっしゃるとおり新鮮でしたわ」

紳士「僕がアキュフェーズのアンプを使ってるせいなのか、
　　　　どうにも電子音が綺麗に鳴らなくて困ったよ。はは」

お嬢様「私はラックスマンとデノンを使い分けましたけど、
　　　　　いずれも高音の刺さりが消えませんでしたわ」

お前ら（ぶっちゃけ俺の自宅の環境でも変わんねえよ）

紳士「我々がアコースティック楽器中心の編成ばかり聴いてたせいだろうな。
　　　　シンセ中心の曲様にチューニングすればいいのではないか？」

お嬢様「それですわ!!　どのようなスピーカーと組み合わせれば
　　　　　良いのでしょうか？」

>>28「ここで出来る俺がウンディーネのCDをｽｯと差し出す」

紳士「おおっ!!　まきのゆいさんというボーカルだ!!」

お嬢様「この方、音大を出てるそうですわ!!　期待できますわね!!」

お前ら「馬鹿野郎!!　これ以上アニソンを聴くなぁ!!」

お嬢様「ちょっとテストするだけですわ。私のうちで聴いてみましょう」

>>28（え？　俺も行くの？　読者なのに？）

　～オーディオ専用ルーム～

>>28「ちょ……部屋広いな!!」

お前ら「は、はん、ちょっと広いからって調子のんなよ!!」


アルバム「天球の音楽？だっけ」より、ウンディーネを再生


紳士「ほわあああ!!　アニソンなの出だしが静かだぞ!!」

お嬢様「クラシックで言えば穏やかな主題部から
　　　　　ゆったりと展開していく感じ!!　歌い終わった後の余韻!!
　　　　　　こんな曲もあったのですね!!」

お前ら（あれ？　意外に高評価なのか？）

>>28（あぁ。ゆっちの声は高級スピーカーでも最高に輝いてるぜ）←かなりのマニア


お前ら「へへ。どうだお前ら!!　アニソンもすげえだろ!?」

紳士「う、うむ。音楽自体は悪くなかった」

お嬢様「問題は録音ですわ」

紳士「実は今の曲を聴くときにアンプでトーンコントロールをしていた」

お前ら「なんだと……？」

お嬢様「バスとトレブルを最大まで下げて、少しだけミッドを上げましたの」

お前ら「どういうことだよ……？」

紳士「つまりこういうことだ。アニメの曲とやらは例外なくエフェクタで
　　　　リミッタやコンプレッサがかけられてる」

お前ら「……？　なんだそれは？」

お嬢様「おそらく安価な装置でも迫力を出すための措置なのでしょう。
　　　　　全ての楽器の音が平均的にうるさく響くようにいじられてますわ」

紳士「さらにAメロ？からサビまで音量差がほとんどない。
　　　　さらに音場に奥行きがなく、低音が下に伸びない」

お嬢様「私のアンプはDレンジにはかなり敏感ですの」

お前ら「……？」

>>28「え？　俺のCD音質良くなかったの？」

お嬢様「フォステクスのモニタースピーカーに繋げてみましょう」

お前ら「えええ!?　なんて平坦な音なんだ!!
　　　　　全体的に音が軽くてシャリシャリしてる!!」

お嬢様「打ち込み音の電子っぽさがが高解像度で露呈しましたの」

紳士「低音が全く足りてないのが分かったかね？
　　　　安価なコンポには重低音ブーストがよくついてるが、
　　　　　おそらくこのような音楽のために用意されたのだろう」

お嬢様「では最近のジャズボーカルを聴いてみましょうか」


ダイアナやノラなど有名どころ


お前ら「うそぉ……演奏者の位置がしっかり伝わるし、低音が床を震わせるほどだ。
　　　　　それにボーカルの吐息まではっきりと分かるぞ」

紳士「ボーカルのメロディラインがよく聴こえると全然世界が違うだろう？」

お嬢様「次はベートーベンのピアノソナタ月光より第三楽章ですわ」

紳士「ほう。このシステムではどのくらい低音が出るかな」

お前ら（はぁ？　なんでピアノで低音を気にするんだよ。
　　　　　あんなの眠気を誘うだけの楽器じゃねえか）


～～～～♪


お前ら「うわあっ!!　暴力のような激しい演奏!!
　　　　　それにこの低音の凄まじさは何なんだ!!」

お嬢様「録音に使用したのはスタインウェイのピアノですわ。
　　　　　電子音では到底出せない域まで低音が出ますの」

紳士「ピアノは再生が難しい楽器だ。分類的には打楽器なのだが、
　　　　非情に幅広い音域を出すよ」

お嬢様「鍵盤を叩いた後の余韻が分かりますか？
　　　　　　部屋に広がるこの空気感。
　　　　　　電子ドラムとはちょっと違いますよね」

お前ら「ちょっと待ってくれよ!!　クラシックってのは
　　　　　独奏楽器でこんなに迫力があるのかよ!!」

お嬢様「フルオーケストラならこれの非ではありませんわ」

紳士「大編成ならマーラーがお薦めだね。
　　　　ロマン派以降は無駄に人数ばかり増やしてるからな」

お前ら「いいよいいよ!!　そんなの聴きたくもねえ!!
　　　　　つーかこの録音の違いは何なんだ？　さっきのジャズだと
　　　　　ボーカルが後ろの壁の方から聴こえてきたぞ？」

お嬢様「分解能や音場空間の違いですわ。もちろん再生装置側だけでなく、
　　　　　ソフトに収録されたデータが大切ですの」

紳士「どれだけ高いヘッドホンやスピーカーを買ったところで、
　　　　再生ソフト側を高音質じゃないと宝の持ち腐れだね」

お嬢様「あなたのヘッドホン、AKGですわね。
　　　　　クラシックの弦楽の響きを聴いたことがありますか？」

お前ら「あるわけないだろ？　俺は澪のファンだから買っただけっす」

お嬢様「デノンのアンプに繋げてみますか。曲はSACDから
　　　　　ブラームスのヴァイオリンソナタ一番にしましょう」

紳士「デノン側で低域の厚みを加えてバランスを取るのか。
　　　　ボリュームはしっかり取ろう」

お前ら「おいおい、そんなに音量あげていいのかよ!?」

お嬢様「いわゆるアニメ系の曲との一番の違いが<音圧>ですわ。
　　　　　アニメ系は音圧が異常に高いので、
　　　　　少し音量を上げるだけで耳に刺さってしまいます」

紳士「一方クラシックは音圧を弱く、レンジを広く取ってる。
　　　　つまり音量が取りにくいのだ。　
　　　　アンプをしっかり駆動させてリアルな音場を得ることができるのだ」

お前ら「うあああああ!?　ピアノがワルツを踊ってるみたいに鳴ってるぞ!!
　　　　　それにヴァイオリンの高音の繊細さがすごい!!
　　　　　弦を弾く姿が映像の様に伝わってくるぞ!!」

紳士「まあ、これが大人のオーディオの世界というわけだよ」

お嬢様「ヘッドホンとスピーカーでは世界が違いますけどね」

紳士「まあいいではないか」

お前ら「……えっとさ、俺のヘッドホンてこんあにポテンシャル高かったの？
　　　　　今まで低音がスカキンだと思ってたんだけど」

お嬢様「それは違いますわ。やや高音寄りに振ってありますが、
　　　　　全体的にフラットでバランスよく鳴る様にチューニングされてます」

紳士「Hi-Fiクラスの製品なら当然だね。低音が足りないと言うなら、
　　　　音源か上流装置(アンプやプレイヤーのこと)を疑うべきだ」

お嬢様「無暗にヘッドホンを買い替える人がいるって聴きましたけど、
　　　　　基本的に無意味ですわ。先にアンプを買い揃えるべきなのに」

紳士「例えば君の持ってるヘッドホン、さらに上のランクが欲しくなったとしても、
　　　　まずはヘッドホンアンプやCDプレイヤーを見直してみたらどうだね？」

お前ら「え？　でもヘッドホンで一番音が変わるんじゃないのか？」

お嬢様「下流は音の出口にすぎません。たしかに下流も大切ですが、
　　　　　下流に水を運ぶのは上流なのです
　　　　＜汚い水が上から流れれば、下流にも汚い水しか流れません＞」

紳士「特にアンプには金を惜しむな。まずは持ってるヘッドホンを120パーセント
　　　　駆動させることを考えたまえ。それでダメだと思ったら買い替えると言い」

お前ら「へ、へえ。おまえら詳しいんだな。でもこれは人によって異論有りそうだな」

お前ら「確かにHi-Fi録音の凄さってのは分かったよ。
　　　　　器楽系のジャズを聴いても凄まじいんだろ？」

お嬢様「ええ。怒涛の迫力ですわ」

紳士「本格的なオーディオで聴くサックスやトランペットはすごいよ？」

お前ら「なるほどな……ああ……よく分かったよ」

お嬢様「お前らさん？　顔色が悪いようですが」

お前ら「だけど俺はアニソンが好きなんだ!!」

お嬢様・紳士「……」

お前ら「俺は子供の時からアコースティック楽器に触れてきたわけじゃない!!
　　　　　俺にとっての大好きな音楽はアニソンなんだよ!!
　　　　　　たとえ録音が悪いとしてもな!!」

お嬢様「別に良いと思いますよ？」

お前ら「え？」

紳士「どの音楽を聴くかは自由だからね。
　　　　君の本当に好きな音楽が分かって良かったじゃないか」

お前ら（なんだよこの展開は？）

お嬢様「誤解の内容に言っておきますけど、
　　　　　全てのアニソンの録音が悪いとは言い切れませんよね？」

紳士「さきほどのウンディーネという曲は癒し系だったね。
　　　　電子音だけであれだけ綺麗な伴奏が流せるのは大したものだ」

お嬢様「音楽に必要なメロディはきちんと作れてたと思いますよ？
　　　　　失礼ですが、おんりぃまいれーるがん、という曲はアキュやデノンでは
　　　　　絶望的なサウンドを奏でましたけど、安価な装置では違うでしょう」

紳士「音圧に気を付ければ、普通に楽しめ曲もたくさんあるだろうね」

お嬢様「むしろ原音を変えてしまうようなヘッドホン(重低音ホン)などを
　　　　　試した方が楽しく聴けるかもしれませんね」

紳士「重要なのは低音と高音のバランスだな。おそらくフラットなヘッドホンで
　　　　聴いても粗が目立つだけだろうね。音源がドンシャリなので、
　　　　再生装置もドンシャリに合わせたほうが良いかもね」

お前ら「お前ら……アドバイスしてくれるのか？」

お嬢様「別に非難中傷するためにお呼びしたわけではありませんので」

紳士「関係ないけどお前ら君が、お前らっ、て呼ぶと表現上誤解を生みそうだね」

お嬢様「いんたあねっとで調べてみると、重低音ホンならソニーやパイオニアが
　　　　　強いようですね。これらの製品はお持ちですか？」

お前ら「い、いや持ってないんだ。詳しい人に音源は原音のまま
　　　　　聴いたほうが良いって言われたから」

紳士「んん？　それは大きな間違いだぞ。クラシックやジャズなら当然の理論だが、
　　　　＜ミキシングやマスタリングの段階で音が
　　　　　　散々いじられてるアニソンには通じない概念だ＞

お前ら「俺が聞いてたのは……原音じゃないのか？」

お嬢様「先程フォステクスで聴いた音を覚えてますか？
　　　　　伴奏を奏でるデジタルシンセサイザーの音自体が加工された音なのです」

紳士「別にシンセじゃなくても電子系楽器（エレキギターなどを指す）が
　　　　使われてる音源は、多少イコライジングしても楽しく聴けることが多いぞ」

お前ら「へえそうなのか。あとで重低音が出るの、店で視聴してくるよ」

お嬢様「トーンコントロールを使ったことはありますか？」

お前ら「え？」

お嬢様「アニソンのマスター音声はかなりのドンシャリです。
　　　　　デノンのアンプを見てください。仮にトレブルとバスを最大まで下げると？」

お前ら「うわああっ!!　伴奏がバックグランドで鳴ってるように聴こえる!!
　　　　　今まで全部の音がのっぺりしてたのに、少しだけ奥行きができたみたいだ!!」

紳士「エンジニアが下手にミックスしたなら、こちらでもいじってしまえば良いのだよ」

お嬢様「今度は逆に、わずかにトレブルとバスをプラスにしましょう」

お前ら「うおおおお!?　うるさいけど、まるでライブ会場にいるみたいな迫力だ!!
　　　　　音圧が強くて吹き飛ばされそうだぞ!!」

紳士「ソフトがドンシャリなのでアンプもドンシャリにするのも面白いだろ？
　　　　このようにアンプの使い方でいくらでも音の傾向は変わるんだよ」

お前ら「モニターしたのは俺のヘッドホンだけど、信じられないほど
　　　　　低音が鳴ってくれたぜ!!　まるで別のヘッドホンを買ったみたいだ!!」

お嬢様「Hi-Fiクラスのヘッドホンですから、上流の変化を綺麗に
　　　　　受け止めるだけのポテンシャルを持っているのです」

紳士「いかにアンプが重要か分かるだろう？
　　　　別に重低音ホンを買わなくてもそれなりの低音は味わえるのだよ」

お前ら「これすげえな!!　これならヘッドホン買い替える必要ないな!!」

紳士「そうとも言い切れんのだ」

お前ら「え？」

お嬢様「私たちが実験したトーンコントロールはあくまで素人技です。
　　　　　たとえばソニーのXBシリーズであれば、当たり前ですが
　　　　　　プロがチューニングしているのです」

紳士「製品がどのようにチューニングされるかというとだね、
　　　　リファレンスとなるいくつかの音源によって決まるのだよ」

お前ら「どういうことだ？　リファレンスは基準や標準って意味のようだが」

お嬢様「どのヘッドホンにも、この音源はうまく鳴らそうという目標があります。
　　　　　高額の製品は大半がジャズやクラシック。オーディオの常識です」

紳士「重低音ホンというのはダンスミュージックや
　　　　クラブミュージック向けだろうね。君の好きなアニソンも
　　　　ハイテンポの曲だから満足度は高いだろうね」

お嬢様「刺さり気味な高音の制御や、音の分離、
　　　　　低音の厚みの拡大が期待できるでしょう」

お前ら「まじで勉強になったぜ!!」

お嬢様「最後になりますが、レコーディングスタジオで
　　　　　音源が作られる理由をよく知っておいてください」

お前ら「え？」

紳士「オーディオは大まかに分類するとHi-Fiとゼネラルの二種類。
　　　　ミニコンポまでがゼネラルオーディオ。
　　　　そしてヘッドホンはオーディオ・アクセサリーなんだ」

お嬢様「アニメソングやJPOPは、ほとんどん曲がゼネラル向けに
　　　　　レコーディングしてあるので音圧が高いのです」

お前ら「音圧が高いと良いことあるのか？」

紳士「たとえば今主流のIPODがあるだろう？
　　　　小型なので低出力。つまり非力だ」

お嬢様「そういう装置にPCなどで録音した曲を入れるのです。
　　　　　録音したらどうなるでしょう？　フォーマットにもよりますが、
　　　　　基本的に音圧は低くなるでしょう」

紳士「そもそも素人は録音フォーマットなんか気にしないから
　　　　MP3などでブチ込んでる人が多いだろうね」

お前ら「つまり装置の非力さを録音の音圧で補うと？」

お嬢様「それが一つ。他にもいろいろ理由はありますが、
　　　　　お店やラジオで流れた時に音圧が強い方が
　　　　　　聴き取りやすいですね」

紳士「騒音に強くなるように録音されてるんだ。
　　　　電車内やバス内でも聴きやすいようにね」

お嬢様「音がはっきり聴こえる方が、聴いてる人の記憶にも
　　　　　残りやすいだろう、という商業的な意味も込められてますわ」

お前ら「へーえ。てことはむしろ合理的な録音なのかな？」

紳士「Hi-Fi録音のソースを知らない人にとっては、ね」

お嬢様「たとえばオーケトラと比較すると音場が100:1くらい違います。
　　　　　最新のジャズボーカルと比較しても圧倒的に差が出ますよ」

紳士「よりわかりやすく言うと、家庭でしっかり鳴らすべき音源と、
　　　　屋外やPCでも気軽に聴ける音源の違いと言えるだろうね」

お前ら「インドアとアウトドアの違いみたいなもんか。
　　　　　今日はありがとう。今後の参考にするよ」

お嬢様「どうも。ふわぁ……疲れたのでさよなら」
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり