律子「プ、プロデューサー、亜美真美抱えてどこに行くんですか!?」

P「行ってくる」

律子「だからどこに――……行っちゃった……」

P「乗れ」

亜美「兄(C)どこ行くのー」

真美「どこ行くのー」

P「ゲーセンだ」

亜美「え、やったー！」

真美「真美、ジャイロゼッターのカードのやつやりたい！」

～30分後～

P「着いたぞ」

亜美「兄(C)」

真美「ここ何？」

P「ゲーセンだ」

亜美「何と言うか全体的に」

真美「暗くない？」

P「さあ、中に入るぞ」

亜美「薄暗い！」

真美「タバコくさい！」

P「うるさい」

亜美「パチンコみたいなやつとー、何か大きいゲームとー」

真美「UFOキャッチャー、だけ」

P「さあ、やるぞ」

亜美「えー…この中に亜美達の触覚が動くもの何てないよー」

真美「亜美、それを言うなら触手じゃない？」

P「食指な」

亜美「ねえ真美、このUFOキャッチャーの景品……これ何？」

真美「ipod……のパチものだね」

亜美「安っぽいね」

真美「でも、なんか惹かれるね」

亜美「真美、こっち」

真美「おお、何か高そうな腕時計！」

亜美「でも良く見ると……」

真美「安っぽい」

亜美「真美、真美！」

真美「なにー…おおう」

亜美「銀色の、ライターだね」

真美「でも、写真が貼ってあるね」

亜美「んっふっふ～、きわどい水着ですな～」

真美「ですな～兄(C)が好きそうな感じ」

亜美「こっちは――あ」

真美「どったの、亜美――」

亜美真美「「」」

P「こらこら、それは見ちゃ駄目だ」

亜美「裸のお姉さんの///」

真美「DVD///」

亜美「おおおおおお！」

真美「どったの、亜美!?」

亜美真美「「伊勢えびだー!!!!!」」

P「どうだ、やりたいやつ見つかったか？」

亜美「伊勢えびやりたい!」

真美「でも一回500円だよ」

P「いいよ、やってみな」

亜美「いいの？」

P「何事も経験だ」

真美「ありがとう兄(C)!!」

亜美「じゃあ亜美が①のボタン押すから」

真美「真美は②のボタンね」

亜美「おお……相手はピクリともしませんな」

真美「3本爪だし、これは楽勝っしょ」

亜美「よし、いけいけいけ……」

真美「掴んだー！」

亜美「持ち上げたー！」

ボチャン

亜美真美「「落ちたー!!!!」」

亜美「くそー」

真美「悔しいー…あれ、兄(C)は？」

亜美「あ、いた」

真美「兄(C)それ何？」

P「この筒の中に紙が入ってるんだ」

亜美「紙？」

真美「あ、一等はラジコンだって」

P「さっきから挑戦してるんだが……ほら、これやるよ」

亜美「４等の紙がいっぱい」

真美「４等は……ポテトチップ」

P「ほら1000円ずつやるから、好きなのやってこい」

亜美真美「「わーい!!」」

亜美「真美、何か取れた？」

真美「ううん、駄目」

亜美「ねえ真美」

真美「ん？」

亜美「この腕時計取って兄(C)にプレゼントしようよ」

真美「いいね、亜美」

亜美「あー…また倒れて横になっちゃった」

真美「ほぼ全部の腕時計、倒れちゃったね」

亜美「ねえ真美、無理に持ち上げなくてもいいんじゃない」

真美「どうすんの」

亜美「ちょっとずつ、こう、穴に寄せていけば……」

真美「よし、やってみよう」

亜美「あー…」

真美「逆に遠ざかっちゃった……」

亜美「真美、あといくらある？」

真美「ええと、200円」

亜美「亜美は300円。ねえ、一度に500円入れてみようよ」

真美「おお、6回できてお得だ」

亜美「駄目だー…」

真美「あと1回だよー…」

亜美「もうやけくそだ。あの奥の端にあるやつ取ってみよう……あ」

真美「えー、アームここまでしか届かないのー」

亜美「全然違うとこ降ろしちゃったよー」

真美「あ」

亜美「お」

真美「アームの片方が」

亜美「腕時計が乗ってる板の」

真美「隙間に引っかかって」

亜美真美「「斜めに持ちあげたー!!!!!」」

亜美「板に乗ってる腕時計が」

真美「滑って」

亜美真美「「穴に落ちていくー!!!!!!」」

亜美「……真美、これいいのかな」

真美「……とりあえず兄(C)のとこに行こう」

P「おーい、そろそろ帰るぞ」

亜美「兄(C)、これ」

真美「はい、プレゼント」

P「おお！　すごいな、取れたのか」

亜美「まだあるよ」

真美「はい」

P「2つも取れたのか！　才能あるじゃないか」

亜美「まだまだあるよ」

真美「どんどんあるよ」

P「……いくつ、取れたんだ」

亜美真美「「14個」」

P「……どうやって取ったか教えてくれ」

亜美「いやー楽しかったねー」

真美「充実感を感じるねー」

P「いやはや、まさかそんな取り方があるとはなー」

亜美「兄(C)、また連れていってよ」

真美「真美達、今度はもっとたくさん取るよ」

P「そうだな、また行くか」

亜美真美「「やったー!!!!」」

律子「あ、やっと帰ってきた……って、なんですかその荷物は」

P「ええと……ラジコン2台と、食器セットが3つ、あと小物が少々」

亜美「ポテトチップが10袋」

真美「小さい缶ジュースが7本」

P「あと伊勢えび」

律子「伊勢えび!?」

おわり

読んでくれてありがとうございます。

腕時計や伊勢海老キャッチャーなど、ほとんど体験談です。

でも伊勢海老すぐに無くなっちゃったね。磯臭かったもんね。

今度は律子で何か書きたい。