1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:27:00.37 :WnmDsSpt0
モバマス橘ありすSSです。
P「橘?平気か?」
ありす「だから名前で呼ばっ……え?」
P「ん?どうかしたか?橘」
ありす「い、いえいえ。ただ珍しいなと思いまして」
P「いやさ、毎回言われてると流石にこっちも悪いなって最近思うようになってきてさ。
少しずつ直すように努力しててさ」
ありす「はぁ、なるほど」
P「こっちの方がいいんだよな。あり、いや、橘」
ありす「え、えぇ。そちらの方がしっくりきていいですね」
P「良かった。それなら、早速仕事に向かうとするか」
ありす「は、はい…」
P「それじゃ、ちひろさん行ってきますね」
ちひろ「行ってらっしゃい」
ちひろ(何だかまた妙なことをし始めたわねプロデューサーさん…)
モバマス橘ありすSSです。
P「橘?平気か?」
ありす「だから名前で呼ばっ……え?」
P「ん?どうかしたか?橘」
ありす「い、いえいえ。ただ珍しいなと思いまして」
P「いやさ、毎回言われてると流石にこっちも悪いなって最近思うようになってきてさ。
少しずつ直すように努力しててさ」
ありす「はぁ、なるほど」
P「こっちの方がいいんだよな。あり、いや、橘」
ありす「え、えぇ。そちらの方がしっくりきていいですね」
P「良かった。それなら、早速仕事に向かうとするか」
ありす「は、はい…」
P「それじゃ、ちひろさん行ってきますね」
ちひろ「行ってらっしゃい」
ちひろ(何だかまた妙なことをし始めたわねプロデューサーさん…)
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:28:30.48 :WnmDsSpt0
車内
P「正直さ、まだ、橘呼びは慣れないなぁ」
ありす「そ、そうなんですか?」
P「ま。でも、これもウチのアイドルに気持ち良く仕事して貰うためだしな。我慢我慢」
ありす「そうですね」
P「考えてみれば、俺みたいな奴に名前で呼ばれても困るもんな」
P(テレビで見たけど、やっぱり思春期の子はそういうの嫌がるみたいだし)
ありす「あの、プロデューサー―」
P「お、着いたぞー。橘。今日も頑張ろう」
ありす「あ、はい」
車内
P「正直さ、まだ、橘呼びは慣れないなぁ」
ありす「そ、そうなんですか?」
P「ま。でも、これもウチのアイドルに気持ち良く仕事して貰うためだしな。我慢我慢」
ありす「そうですね」
P「考えてみれば、俺みたいな奴に名前で呼ばれても困るもんな」
P(テレビで見たけど、やっぱり思春期の子はそういうの嫌がるみたいだし)
ありす「あの、プロデューサー―」
P「お、着いたぞー。橘。今日も頑張ろう」
ありす「あ、はい」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:31:40.85 :WnmDsSpt0
―――
――
P「お疲れ様橘。これ」
ありす「…ありがとうございます」ムスッ
P「どうした気分でも悪いのか?」
ありす「別に、どうというわけではありません。あなたに非はありませんからっ」
P「ん?平気ならいい。それじゃ事務所に帰ろうか」
ありす「はい…」
P(うーん。何故だろう。元気がない。何か無いかな)ガサゴソ
P「あっ―」
ありす「なんですか?」バッ
P「い、いや、飴でも食べるか?」
ありす「は、はい…。ありがとうございます」カァァ
ありす(うう…恥ずかしい)
―――
――
P「お疲れ様橘。これ」
ありす「…ありがとうございます」ムスッ
P「どうした気分でも悪いのか?」
ありす「別に、どうというわけではありません。あなたに非はありませんからっ」
P「ん?平気ならいい。それじゃ事務所に帰ろうか」
ありす「はい…」
P(うーん。何故だろう。元気がない。何か無いかな)ガサゴソ
P「あっ―」
ありす「なんですか?」バッ
P「い、いや、飴でも食べるか?」
ありす「は、はい…。ありがとうございます」カァァ
ありす(うう…恥ずかしい)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:35:55.76 :WnmDsSpt0
事務所
P「ただいま帰りました」
ちひろ「お疲れ様です」
卯月「お疲れ様でーす。プロデューサーさん」
ありす「お疲れ様です。それでは私はこれで帰りますね。お疲れ様でした」バタンッ
P「お、おう。また明日な。橘」
卯月「プロデューサーさん。ありすちゃんに何かしたんですか?」
P「いや、ただ、特には…。体調が優れないんじゃないかなぁ」
ちひろ「いやいや、プロデューサーさん。それは違いますよ」
P「ん?何か知ってるんですか?」
ちひろ(どう考えてもあなたのせいでしょうに……)
事務所
P「ただいま帰りました」
ちひろ「お疲れ様です」
卯月「お疲れ様でーす。プロデューサーさん」
ありす「お疲れ様です。それでは私はこれで帰りますね。お疲れ様でした」バタンッ
P「お、おう。また明日な。橘」
卯月「プロデューサーさん。ありすちゃんに何かしたんですか?」
P「いや、ただ、特には…。体調が優れないんじゃないかなぁ」
ちひろ「いやいや、プロデューサーさん。それは違いますよ」
P「ん?何か知ってるんですか?」
ちひろ(どう考えてもあなたのせいでしょうに……)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:39:29.66 :WnmDsSpt0
卯月「そう言えば、プロデューサーさん、ありすちゃんのことさっきなんて呼びました?」
P「ん?橘って呼んだよ。だって、嫌がるから―」
卯月「それじゃないですか?」
P「えっ、なんで?」
卯月「なんでじゃないですよ。プロデューサーさん」
ちひろ「分かってないですねぇ。プロデューサーさん」
P(なんでなんだろう…俺は言われた通りにことをしたのに)
P「何がどう変わるんだ?」
卯月「例えば私がちひろさんのことを苗字で呼ぶとしますよね。千川さんこんにちは」
ちひろ「えぇ、こんにちは」
P「うわぁ、凄い他人行儀な感じだ。卯月何かあったのか?」
卯月「そう言えば、プロデューサーさん、ありすちゃんのことさっきなんて呼びました?」
P「ん?橘って呼んだよ。だって、嫌がるから―」
卯月「それじゃないですか?」
P「えっ、なんで?」
卯月「なんでじゃないですよ。プロデューサーさん」
ちひろ「分かってないですねぇ。プロデューサーさん」
P(なんでなんだろう…俺は言われた通りにことをしたのに)
P「何がどう変わるんだ?」
卯月「例えば私がちひろさんのことを苗字で呼ぶとしますよね。千川さんこんにちは」
ちひろ「えぇ、こんにちは」
P「うわぁ、凄い他人行儀な感じだ。卯月何かあったのか?」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:43:40.17 :WnmDsSpt0
卯月「ということなんです。いきなり、苗字で呼ばれたら壁を感じるじゃないですか」
P「なるほど…。ちょっと理解したよ。でも、橘、もといありすもそうなのかな?」
ちひろ「最近、名前で呼ばないでって言う時の顔が心なし楽しそうにしてましたからねぇ…」
P「意外と見てますね…」
ちひろ「伊達に毎日事務仕事してませんからねっ」
ちひろ(ちょっと鼻を鳴らした感じで得意げな顔してましたからねぇ……)
卯月「だから、これからもプロデューサーさんはちゃんとありすちゃんと呼ぶべきなんですよっ」
P「わ、分かった。それじゃ、明日から直すよ」
ちひろ「今直しましょうよ。ほら、電話貸してあげますから」
P「わ、分かりました……」ピポパ
卯月「ということなんです。いきなり、苗字で呼ばれたら壁を感じるじゃないですか」
P「なるほど…。ちょっと理解したよ。でも、橘、もといありすもそうなのかな?」
ちひろ「最近、名前で呼ばないでって言う時の顔が心なし楽しそうにしてましたからねぇ…」
P「意外と見てますね…」
ちひろ「伊達に毎日事務仕事してませんからねっ」
ちひろ(ちょっと鼻を鳴らした感じで得意げな顔してましたからねぇ……)
卯月「だから、これからもプロデューサーさんはちゃんとありすちゃんと呼ぶべきなんですよっ」
P「わ、分かった。それじゃ、明日から直すよ」
ちひろ「今直しましょうよ。ほら、電話貸してあげますから」
P「わ、分かりました……」ピポパ
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:47:51.62 :WnmDsSpt0
―――
――
ありす(私何かしましたっけ…?)
ありす「昨日まであんなに『ありす、ありす』連呼してたのに…」
ありす「確かに名前で呼ばないでって言ってるのは私ですけど…!」
ありす(何か壁を感じました…。正直ちょっと嫌です)
ありす「嫌われちゃったかなぁ…明日お仕事行きたくないなぁ……」ジワァ
―――
――
ありす(私何かしましたっけ…?)
ありす「昨日まであんなに『ありす、ありす』連呼してたのに…」
ありす「確かに名前で呼ばないでって言ってるのは私ですけど…!」
ありす(何か壁を感じました…。正直ちょっと嫌です)
ありす「嫌われちゃったかなぁ…明日お仕事行きたくないなぁ……」ジワァ
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:52:34.61 :WnmDsSpt0
ヴーヴー
ありす「」ビクッ
ありす(事務所から…何か忘れ物でもしたっけ)
ありす「は、はい。橘」
P『あ、ありすかー?』
ありす「はい…。プロデューサーさんですか?」
P『そうそう。俺、別に怒ってもないからなー』
ありす「はい?」
P『だから、別に、その、そういうことだからな。じゃ』ガチャン
ありす「…ふふ、よかった」ハァ
ヴーヴー
ありす「」ビクッ
ありす(事務所から…何か忘れ物でもしたっけ)
ありす「は、はい。橘」
P『あ、ありすかー?』
ありす「はい…。プロデューサーさんですか?」
P『そうそう。俺、別に怒ってもないからなー』
ありす「はい?」
P『だから、別に、その、そういうことだからな。じゃ』ガチャン
ありす「…ふふ、よかった」ハァ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:54:27.96 :UcB7fsuAO
不器用だなPおい
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 01:59:24.52 :WnmDsSpt0
――
―
事務所
P「あぁ、恥ずかしかった…」
卯月「よくできましたー。流石プロデューサーさん」パチパチ
卯月(今度私も電話して貰いたいなぁ…)
ちひろ「まぁ、これで、平気ですね。プロデューサーさん」
P「まぁ、これでありすが機嫌良くなるといいんだけど……」
――
―
事務所
P「あぁ、恥ずかしかった…」
卯月「よくできましたー。流石プロデューサーさん」パチパチ
卯月(今度私も電話して貰いたいなぁ…)
ちひろ「まぁ、これで、平気ですね。プロデューサーさん」
P「まぁ、これでありすが機嫌良くなるといいんだけど……」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 02:03:20.00 :WnmDsSpt0
翌日
ありす「お、おはようございます」キョロキョロ
ありす(プロデューサーさん。いないかな…)
P「お、ありす。おはよう」
ありす「え、あ、はい。おはようございます」
ありす「え、今なんて?」
P「だから、ありすおはようって」
ありす(良かった、やっぱり、プロデューサーさんには名前で呼んで貰いたいかもしれません。言葉には出来ないですけど)
ありす「だから、言ってるじゃないですかっ、なっ、名前で呼ばないで下さいって」ニコッ
翌日
ありす「お、おはようございます」キョロキョロ
ありす(プロデューサーさん。いないかな…)
P「お、ありす。おはよう」
ありす「え、あ、はい。おはようございます」
ありす「え、今なんて?」
P「だから、ありすおはようって」
ありす(良かった、やっぱり、プロデューサーさんには名前で呼んで貰いたいかもしれません。言葉には出来ないですけど)
ありす「だから、言ってるじゃないですかっ、なっ、名前で呼ばないで下さいって」ニコッ
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 02:05:08.69 :WnmDsSpt0
終わりです。こんな時間なのに見てくれた方。画像貼ってくれた方感謝です。
終わりです。こんな時間なのに見てくれた方。画像貼ってくれた方感謝です。
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 02:09:19.96 :8bPuPv3oO
こういう短編もいいね
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 02:14:00.71 :w8GySPlu0
おっつにゃん
コメント
待っててくれよ!俺のしぶりんとありす!