1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 20:39:03.08 :eO67UROw0
みどり「……よっと」
たまこ「相変わらず上手いねえ。私何回やっても上手く出来ないよ~」
みどり「やり方が悪いんじゃない?」
たまこ「そうかな~? もう一度手本を見せてもらってもいい?」
史織「……」
みどり「いいよ!」
史織「……」カチッ
みどり「うわっ……つ……」ヴヴヴ
たまこ「だっ、大丈夫!?」
史織「……ふふ」カチッ
みどり「ふぅ……だ、大丈夫だよ! ちょっとバランス崩しちゃって」
みどり「……よっと」
たまこ「相変わらず上手いねえ。私何回やっても上手く出来ないよ~」
みどり「やり方が悪いんじゃない?」
たまこ「そうかな~? もう一度手本を見せてもらってもいい?」
史織「……」
みどり「いいよ!」
史織「……」カチッ
みどり「うわっ……つ……」ヴヴヴ
たまこ「だっ、大丈夫!?」
史織「……ふふ」カチッ
みどり「ふぅ……だ、大丈夫だよ! ちょっとバランス崩しちゃって」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 20:42:53.73 :eO67UROw0
たまこ「えぇ~みどりちゃんでもそんな時があるんだねぇ」
みどり「そりゃああるよ」
たまこ「じゃあもう一回やってもらってもいい?」
みどり「も、もちろん!」
みどり「よっ……」
史織「今っ!」カチカチッ
みどり「くっ……う」
たまこ「本当に大丈夫? また倒れちゃったけど……」
みどり「ごめん……今日はちょっと調子が悪いみたい」
たまこ「だね……。もう部活の時間も終わりだし、今日は帰ろうか」
みどり「あ、私ちょっと用事があるから先に帰っててよ」
たまこ「あ、そう? わかったよ~」
たまこ「えぇ~みどりちゃんでもそんな時があるんだねぇ」
みどり「そりゃああるよ」
たまこ「じゃあもう一回やってもらってもいい?」
みどり「も、もちろん!」
みどり「よっ……」
史織「今っ!」カチカチッ
みどり「くっ……う」
たまこ「本当に大丈夫? また倒れちゃったけど……」
みどり「ごめん……今日はちょっと調子が悪いみたい」
たまこ「だね……。もう部活の時間も終わりだし、今日は帰ろうか」
みどり「あ、私ちょっと用事があるから先に帰っててよ」
たまこ「あ、そう? わかったよ~」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 20:46:52.82 :eO67UROw0
みどり「……ちょっと」
史織「あ、みどり」
みどり「あ、じゃないよ……。たまこといる時はスイッチ作動させないでって言ったでしょ?」
史織「バレない程度でしてるからいいでしょ?」
みどり「でも……」
史織「それに、気持ちよかったでしょ?」
みどり「そ、それはまぁ……」
史織「よいしょ」
みどり「ちょっと! いきなりパンツの中に手を入れないでよ!」///
史織「うわっ……凄い濡れてるよ?」
みどり「も、もう! 誰かに見られてたらどうするの?」
史織「大丈夫だよ。わざわざ体育館の倉庫裏に来る人なんてこの時間はいないから」
みどり「……ちょっと」
史織「あ、みどり」
みどり「あ、じゃないよ……。たまこといる時はスイッチ作動させないでって言ったでしょ?」
史織「バレない程度でしてるからいいでしょ?」
みどり「でも……」
史織「それに、気持ちよかったでしょ?」
みどり「そ、それはまぁ……」
史織「よいしょ」
みどり「ちょっと! いきなりパンツの中に手を入れないでよ!」///
史織「うわっ……凄い濡れてるよ?」
みどり「も、もう! 誰かに見られてたらどうするの?」
史織「大丈夫だよ。わざわざ体育館の倉庫裏に来る人なんてこの時間はいないから」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 20:52:24.82 :eO67UROw0
かんな「やっと終わった」
かんな「もう皆は部活終わってる時間だよね」
かんな「そういえば、この間体育館の倉庫に私の工具セット忘れちゃったんだよね」
かんな「今日は親方の作業を手伝うつもりだったし、取りに行かないと」
???「んっ……あ……」
かんな「ん? 何でしょうかあれ」
史織「ほらほら、顔が凄いことになってるよ?」
みどり「し、史織の意地悪ぅ……んぁっ」
かんな「……!?」
かんな「設計図の描き過ぎで目が疲れたのかな……。まさかみどちゃんとしおちゃんが……」
みどり「も、もう私……」
史織「えっ、もうなの?」
かんな「……いや。あれは間違いなくみどちゃんとしおちゃんですよね……」
かんな「やっと終わった」
かんな「もう皆は部活終わってる時間だよね」
かんな「そういえば、この間体育館の倉庫に私の工具セット忘れちゃったんだよね」
かんな「今日は親方の作業を手伝うつもりだったし、取りに行かないと」
???「んっ……あ……」
かんな「ん? 何でしょうかあれ」
史織「ほらほら、顔が凄いことになってるよ?」
みどり「し、史織の意地悪ぅ……んぁっ」
かんな「……!?」
かんな「設計図の描き過ぎで目が疲れたのかな……。まさかみどちゃんとしおちゃんが……」
みどり「も、もう私……」
史織「えっ、もうなの?」
かんな「……いや。あれは間違いなくみどちゃんとしおちゃんですよね……」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 20:58:09.50 :eO67UROw0
かんな「そんな……。みどちゃんはたまちゃんのことが好きだったはずでは……」
みどり「んんっ……!」
かんな「それ以前にこんな場所であんなことをしますかね」
史織「うわぁ……凄いとろとろだね」チュパチュパ
みどり「そんな汚いもの舐めないで……」
史織「汚くなんてないよ」
かんな「ど、どうしよう……出るに出れない……」
かんな「考えろ……考えろ私……。ここはやはり見なかったことにするべきか」
史織「……さて、そろそろ私達も帰ろうか」
みどり「……うん。そうだね」
かんな「いやいや、ここは注意するべきか。でもそんなことしたら私が見てたってバレるし」
史織「……!」
みどり「!?」
かんな「あっ」
かんな「そんな……。みどちゃんはたまちゃんのことが好きだったはずでは……」
みどり「んんっ……!」
かんな「それ以前にこんな場所であんなことをしますかね」
史織「うわぁ……凄いとろとろだね」チュパチュパ
みどり「そんな汚いもの舐めないで……」
史織「汚くなんてないよ」
かんな「ど、どうしよう……出るに出れない……」
かんな「考えろ……考えろ私……。ここはやはり見なかったことにするべきか」
史織「……さて、そろそろ私達も帰ろうか」
みどり「……うん。そうだね」
かんな「いやいや、ここは注意するべきか。でもそんなことしたら私が見てたってバレるし」
史織「……!」
みどり「!?」
かんな「あっ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:03:39.13 :eO67UROw0
かんな「こんな所であんなことやこんなことしてたなんて見てないよ」
史織「それ見てたってことだよね……」
みどり「どっ、どうしよ……! あ、あのかんな、これはね?」
かんな「驚きましたよ。お二人がこんな関係になっていたとは」
みどり「別にそういう訳じゃ……いや、そうとも言うけど……」
史織「かんな! このことは秘密にして貰えないかな……?」
かんな「別にいいですけど」
史織「ありがとう」
みどり「はぁ……。かんなに見られるなんて」
かんな「でも私で良かったよ。私以外が見てたら大変なことになってたと思うし」
史織「そうだね」
みどり「だからこんな所でやりたくないって言ったのに……」
かんな「こんな所であんなことやこんなことしてたなんて見てないよ」
史織「それ見てたってことだよね……」
みどり「どっ、どうしよ……! あ、あのかんな、これはね?」
かんな「驚きましたよ。お二人がこんな関係になっていたとは」
みどり「別にそういう訳じゃ……いや、そうとも言うけど……」
史織「かんな! このことは秘密にして貰えないかな……?」
かんな「別にいいですけど」
史織「ありがとう」
みどり「はぁ……。かんなに見られるなんて」
かんな「でも私で良かったよ。私以外が見てたら大変なことになってたと思うし」
史織「そうだね」
みどり「だからこんな所でやりたくないって言ったのに……」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:09:10.03 :eO67UROw0
史織「その割にはノリノリだったよね?」
みどり「べ、別にノリノリなんてなってないから」
史織「じゃあどうしてあんなに濡れてたのかな……」
みどり「……馬鹿」
かんな「お惚気なら他所でどうぞ」
みどり「あっ、ごめん……」
かんな「それにしてもお二人はどうしてこんな仲に?」
みどり「それは……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
みどり「もち蔵はたまこに振られたらしいし、告白するなら今しかないよね」
みどり「頑張らなきゃ、私」
みどり「おーいっ!」
たまこ「あ、みどりちゃん!」
史織「その割にはノリノリだったよね?」
みどり「べ、別にノリノリなんてなってないから」
史織「じゃあどうしてあんなに濡れてたのかな……」
みどり「……馬鹿」
かんな「お惚気なら他所でどうぞ」
みどり「あっ、ごめん……」
かんな「それにしてもお二人はどうしてこんな仲に?」
みどり「それは……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
みどり「もち蔵はたまこに振られたらしいし、告白するなら今しかないよね」
みどり「頑張らなきゃ、私」
みどり「おーいっ!」
たまこ「あ、みどりちゃん!」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:13:12.75 :eO67UROw0
みどり「ちょっとこっちに来てもらえる?」
たまこ「うん! いいよ~」
みどり「……この辺りでいいかな」
たまこ「どうしたの?」
みどり「たまこ! 私、たまこのことが好きです!」
たまこ「うん? 私も好きだよ~」
みどり「そうじゃなくて……異性? いや、女として好きって意味で」
たまこ「えっ?! えぇっと……」
たまこ「あう……その……ごめんなさい!」
みどり「……そっか」
みどり「た、たまこ!」
みどり「……居ないし」
みどり「ちょっとこっちに来てもらえる?」
たまこ「うん! いいよ~」
みどり「……この辺りでいいかな」
たまこ「どうしたの?」
みどり「たまこ! 私、たまこのことが好きです!」
たまこ「うん? 私も好きだよ~」
みどり「そうじゃなくて……異性? いや、女として好きって意味で」
たまこ「えっ?! えぇっと……」
たまこ「あう……その……ごめんなさい!」
みどり「……そっか」
みどり「た、たまこ!」
みどり「……居ないし」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:18:28.26 :eO67UROw0
みどり「はぁ……私ってそんなに嫌われてたかなぁ」
みどり「そもそもいきなり私が告白しただなんて、たまこからしたら飛躍し過ぎな話だよね」
みどり「はぁ……うっ……」
みどり「うぅっ……たまこぉ……」
史織「……!」
史織「み、みどり……こんな所でどうしたの?」
みどり「あ、史織……見ないで」
史織「でも……」
みどり「放っといて!」
史織「あっ……ご、ごめんなさい」
みどり「あ……ごめん」
史織「もし良かったら、何があったか教えてくれないかな? そしたら気持ちが楽になるかもしれないし」
みどり「はぁ……私ってそんなに嫌われてたかなぁ」
みどり「そもそもいきなり私が告白しただなんて、たまこからしたら飛躍し過ぎな話だよね」
みどり「はぁ……うっ……」
みどり「うぅっ……たまこぉ……」
史織「……!」
史織「み、みどり……こんな所でどうしたの?」
みどり「あ、史織……見ないで」
史織「でも……」
みどり「放っといて!」
史織「あっ……ご、ごめんなさい」
みどり「あ……ごめん」
史織「もし良かったら、何があったか教えてくれないかな? そしたら気持ちが楽になるかもしれないし」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:24:08.85 :eO67UROw0
史織「そんなことが……。ねえ、みどりはレズなの?」
みどり「えっ……。ま、まあそういうことになるのかも」
みどり「といっても、たまこ以外を意識したことはないんだけど」
史織「そうなんだ」
史織「……ねえ、私で良かったら使ってもいいよ」
みどり「え?」
史織「私とするの……嫌?」
みどり「えぇっ……。別に嫌って訳じゃないけど……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
みどり「ということでして……」
かんな「告白するなら相談してくれても良かったのに」
みどり「……ごめん。かんなにはいつもお世話になってるからあんまり迷惑かけたくなかったから」
かんな「今までの付き合いなのに、みどちゃんにとって私はその程度なの?」
史織「そんなことが……。ねえ、みどりはレズなの?」
みどり「えっ……。ま、まあそういうことになるのかも」
みどり「といっても、たまこ以外を意識したことはないんだけど」
史織「そうなんだ」
史織「……ねえ、私で良かったら使ってもいいよ」
みどり「え?」
史織「私とするの……嫌?」
みどり「えぇっ……。別に嫌って訳じゃないけど……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
みどり「ということでして……」
かんな「告白するなら相談してくれても良かったのに」
みどり「……ごめん。かんなにはいつもお世話になってるからあんまり迷惑かけたくなかったから」
かんな「今までの付き合いなのに、みどちゃんにとって私はその程度なの?」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:28:28.17 :eO67UROw0
かんな「違うよね」
みどり「……ごめん」
かんな「ま、もういいですよ。過ぎたことですしね」
かんな「……それにしても、学校でしちゃうのはどうかと思いますよ? 高校生にしてはいささか過激だと思いますよ」
史織「ごめんなさい。それは私の趣味なの」
かんな「趣味?」
史織「なんていうかその……私、Sなんだよね」
かんな「あぁ」
史織「だから外でしたら恥ずかしさも相まって興奮するかなぁって……」
かんな「そうですか……。でももうしない方がいいよ?」
史織「そうだね。もう懲りたよ」
みどり「ほんとにね……」
かんな「違うよね」
みどり「……ごめん」
かんな「ま、もういいですよ。過ぎたことですしね」
かんな「……それにしても、学校でしちゃうのはどうかと思いますよ? 高校生にしてはいささか過激だと思いますよ」
史織「ごめんなさい。それは私の趣味なの」
かんな「趣味?」
史織「なんていうかその……私、Sなんだよね」
かんな「あぁ」
史織「だから外でしたら恥ずかしさも相まって興奮するかなぁって……」
かんな「そうですか……。でももうしない方がいいよ?」
史織「そうだね。もう懲りたよ」
みどり「ほんとにね……」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:33:10.37 :eO67UROw0
かんな「ということは、みどちゃんはMなの?」
みどり「違うから!」
史織「本人は否定してるけど、その素質は十分にあるように見えるよ」
かんな「じゃなければ、あんな顔までしませんしね」
みどり「えっ!? 顔まで見てたの……?」
かんな「夕日に反射してばっちりと」
みどり「あぁぁ……今まで生きてきた中で一番恥ずかしいかも」
史織「まあまあ」
みどり「大体、史織が悪いんだからね!? あの時誘ってきて、うなずいたらいきなりお尻を叩き出すし……」
史織「それは……。あ、でも途中からかなりいやらしい声を出してたよね」
みどり「それは気分が乗ってきちゃったからしょうがないじゃん!」
かんな「開き直った」
かんな「ということは、みどちゃんはMなの?」
みどり「違うから!」
史織「本人は否定してるけど、その素質は十分にあるように見えるよ」
かんな「じゃなければ、あんな顔までしませんしね」
みどり「えっ!? 顔まで見てたの……?」
かんな「夕日に反射してばっちりと」
みどり「あぁぁ……今まで生きてきた中で一番恥ずかしいかも」
史織「まあまあ」
みどり「大体、史織が悪いんだからね!? あの時誘ってきて、うなずいたらいきなりお尻を叩き出すし……」
史織「それは……。あ、でも途中からかなりいやらしい声を出してたよね」
みどり「それは気分が乗ってきちゃったからしょうがないじゃん!」
かんな「開き直った」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:37:29.86 :eO67UROw0
みどり「そういうこと言わないでよ」
みどり「あ、ほら! もう結構暗いし、今日は帰ろうよ」
史織「あ、そうだね」
かんな「とはいえ私達、登下校する道は途中まで一緒だから話題は途切れないと思うけど……」
みどり「その話振ったら無視しちゃうから」
史織「無視したら……」カチッ
みどり「ひぃっ!? やっ、やめっ」ヴヴヴ
史織「これだよ?」カチッ
かんな「うわあ……」
みどり「……はい」
史織「それじゃ、帰ろうか」
かんな「そうだね」
みどり「そういうこと言わないでよ」
みどり「あ、ほら! もう結構暗いし、今日は帰ろうよ」
史織「あ、そうだね」
かんな「とはいえ私達、登下校する道は途中まで一緒だから話題は途切れないと思うけど……」
みどり「その話振ったら無視しちゃうから」
史織「無視したら……」カチッ
みどり「ひぃっ!? やっ、やめっ」ヴヴヴ
史織「これだよ?」カチッ
かんな「うわあ……」
みどり「……はい」
史織「それじゃ、帰ろうか」
かんな「そうだね」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:41:47.59 :eO67UROw0
たまこ「……はぁ。ただいまー」
あんこ「あ、お姉ちゃんお帰り」
たまこ「んー! あんこ~!」
あんこ「も、もう! いきなり抱きつかないでよ! それにあんこじゃなくてあん!」
デラ「お、娘よ。帰ったか」
たまこ「あ、デラちゃん」
デラ「娘、私は空腹だぞ」
たまこ「あー……お父さんに言ってお餅分けてもらってよ」
デラ「……? 娘、どうかしたか?」
たまこ「ううん」
あんこ「そういえばお姉ちゃん、今日ただいまって元気がなかったかも」
たまこ「大丈夫大丈夫!」
あんこ「そう?」
たまこ「……はぁ。ただいまー」
あんこ「あ、お姉ちゃんお帰り」
たまこ「んー! あんこ~!」
あんこ「も、もう! いきなり抱きつかないでよ! それにあんこじゃなくてあん!」
デラ「お、娘よ。帰ったか」
たまこ「あ、デラちゃん」
デラ「娘、私は空腹だぞ」
たまこ「あー……お父さんに言ってお餅分けてもらってよ」
デラ「……? 娘、どうかしたか?」
たまこ「ううん」
あんこ「そういえばお姉ちゃん、今日ただいまって元気がなかったかも」
たまこ「大丈夫大丈夫!」
あんこ「そう?」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:46:46.12 :eO67UROw0
たまこ「うん。ちょっと部屋行ってるねー」
あんこ「わかった」
あんこ「……ねえ、お姉ちゃんどうしちゃったんだと思う?」
デラ「さてな。この間もこのような調子で帰ってきた時があったな」
あんこ「あ、そうだったね」
あんこ「何か悩みでもあるのかな……」
デラ「悩み多き年頃だからな。それも仕方あるまい」
あんこ「ふーん……」
あんこ「あ! そうだ。お姉ちゃんに聞いてきてよ!」
デラ「何故に私が行かねばならんのだ」
あんこ「お姉ちゃんどうせ、あんこが聞いても教えてくれないから」
デラ「それは一理あるな。姉としての立場あるからな」
デラ「どれ、私が聞いてきてやろう」
たまこ「うん。ちょっと部屋行ってるねー」
あんこ「わかった」
あんこ「……ねえ、お姉ちゃんどうしちゃったんだと思う?」
デラ「さてな。この間もこのような調子で帰ってきた時があったな」
あんこ「あ、そうだったね」
あんこ「何か悩みでもあるのかな……」
デラ「悩み多き年頃だからな。それも仕方あるまい」
あんこ「ふーん……」
あんこ「あ! そうだ。お姉ちゃんに聞いてきてよ!」
デラ「何故に私が行かねばならんのだ」
あんこ「お姉ちゃんどうせ、あんこが聞いても教えてくれないから」
デラ「それは一理あるな。姉としての立場あるからな」
デラ「どれ、私が聞いてきてやろう」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:50:15.86 :eO67UROw0
デラ「娘。ちょっと入るぞ」
たまこ「デラちゃん……」
デラ「どうした娘よ。あんも心配しておるぞ?」
たまこ「あ、ごめんね? 大丈夫だから」
デラ「そのようには見えぬがな。私で良ければ相談に乗ってやろう」
たまこ「そう? 誰にも言わない?」
デラ「勿論だ。私を誰だと思っている。デラ・モチマッ」
たまこ「それはもういいよ」
デラ「あ、はい」
たまこ「えっとねぇ……何から話そうかな」
たまこ「この間ね、もち蔵に告白されたの」
デラ「ほう、向かいの青年が」
デラ「娘。ちょっと入るぞ」
たまこ「デラちゃん……」
デラ「どうした娘よ。あんも心配しておるぞ?」
たまこ「あ、ごめんね? 大丈夫だから」
デラ「そのようには見えぬがな。私で良ければ相談に乗ってやろう」
たまこ「そう? 誰にも言わない?」
デラ「勿論だ。私を誰だと思っている。デラ・モチマッ」
たまこ「それはもういいよ」
デラ「あ、はい」
たまこ「えっとねぇ……何から話そうかな」
たまこ「この間ね、もち蔵に告白されたの」
デラ「ほう、向かいの青年が」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 21:54:50.47 :eO67UROw0
たまこ「その時は私もち蔵には興味が無かったから振ったんだけど……」
デラ「悲恋だったな……。青年……」
たまこ「その何日か後に、みどりちゃんからも告白されて」
デラ「何と……!」
デラ「臨海学校で執拗に青年の邪魔をしていたのはそういう訳だったのだな」
たまこ「え、そうなの?」
デラ「いや、何でもない。続けてくれ」
たまこ「うん。その時、ただでさえもち蔵にちょっと悪いことしちゃったかなって思ってたのにいきなり告白されて」
たまこ「しかもみどりちゃんだよ? 気が動転して、断っちゃったんだ……」
デラ「ほう。娘は黄色い娘のことが好きなのか?」
たまこ「いや、そう意識したことはないんだけど……」
たまこ「だからといって嫌いってわけじゃないし……」
たまこ「何も考えずにその場で咄嗟に断ったのは悪かったなって思って」
たまこ「その時は私もち蔵には興味が無かったから振ったんだけど……」
デラ「悲恋だったな……。青年……」
たまこ「その何日か後に、みどりちゃんからも告白されて」
デラ「何と……!」
デラ「臨海学校で執拗に青年の邪魔をしていたのはそういう訳だったのだな」
たまこ「え、そうなの?」
デラ「いや、何でもない。続けてくれ」
たまこ「うん。その時、ただでさえもち蔵にちょっと悪いことしちゃったかなって思ってたのにいきなり告白されて」
たまこ「しかもみどりちゃんだよ? 気が動転して、断っちゃったんだ……」
デラ「ほう。娘は黄色い娘のことが好きなのか?」
たまこ「いや、そう意識したことはないんだけど……」
たまこ「だからといって嫌いってわけじゃないし……」
たまこ「何も考えずにその場で咄嗟に断ったのは悪かったなって思って」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:00:25.31 :eO67UROw0
デラ「なるほどな。その後彼女との関係はどうなった?」
たまこ「次の日、みどりちゃんに会ったらまるで何事もなかったみたいな感じで接してくれたから……」
デラ「それが彼女なりの気遣いなんだろう。勿論、娘も普通に接したのだな?」
たまこ「うん……」
デラ「それで良い。変に意識させてしまっては逆に距離を感じさせてしまうからな」
たまこ「みどりちゃんに何て言えばいいのかな?」
デラ「……それは娘が考えることだ」
たまこ「そうだよね……。今日はもう寝ようと思うから、皆にご飯作らなくてごめんねって言っておいてくれる?」
デラ「了解した」
たまこ「ありがとう」
デラ「なるほどな。その後彼女との関係はどうなった?」
たまこ「次の日、みどりちゃんに会ったらまるで何事もなかったみたいな感じで接してくれたから……」
デラ「それが彼女なりの気遣いなんだろう。勿論、娘も普通に接したのだな?」
たまこ「うん……」
デラ「それで良い。変に意識させてしまっては逆に距離を感じさせてしまうからな」
たまこ「みどりちゃんに何て言えばいいのかな?」
デラ「……それは娘が考えることだ」
たまこ「そうだよね……。今日はもう寝ようと思うから、皆にご飯作らなくてごめんねって言っておいてくれる?」
デラ「了解した」
たまこ「ありがとう」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:05:34.45 :eO67UROw0
たまこ「……早く寝ちゃったから目が冴えちゃった」
たまこ「たまには散歩してみようかな」
たまこ「流石にこんな朝方には商店街とはいえ誰もいないねぇ……」
たまこ「風が涼しくて気持ちいいなぁ」
たまこ「……」
たまこ「……はぁ」
たまこ「あ、この公園で昔よくみどりちゃんと遊んだんだっけ」
たまこ「懐かしいな~! このブランコ」
たまこ「あ、あれ? もう日の出? 思ったよりも早いなぁ」
たまこ「……綺麗だなぁ」
たまこ「よし!」
たまこ「……早く寝ちゃったから目が冴えちゃった」
たまこ「たまには散歩してみようかな」
たまこ「流石にこんな朝方には商店街とはいえ誰もいないねぇ……」
たまこ「風が涼しくて気持ちいいなぁ」
たまこ「……」
たまこ「……はぁ」
たまこ「あ、この公園で昔よくみどりちゃんと遊んだんだっけ」
たまこ「懐かしいな~! このブランコ」
たまこ「あ、あれ? もう日の出? 思ったよりも早いなぁ」
たまこ「……綺麗だなぁ」
たまこ「よし!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:10:21.26 :eO67UROw0
たまこ「ただいま~!」
豆大「たまこ! どこへ行ってたんだ」
たまこ「あ、ごめんね? ちょっと散歩に……」
豆大「あんまり朝早くから出るなよ。物騒なんだから」
たまこ「はーい! ごめんなさい」
豆大「……ふん」
デラ「娘、今帰ったか」
たまこ「あ、デラちゃん! こんなに早起きしたの初めてじゃない?」
デラ「この家に来てからはな。以前は健康的な生活を送ったものだ」
たまこ「えへへ、そっか」
デラ「娘よ、決まったか?」
たまこ「うん! 私、みどりちゃんに改めて告白の返事を言うつもり」
デラ「……そうか。頑張るんだな」
たまこ「うん!」
たまこ「ただいま~!」
豆大「たまこ! どこへ行ってたんだ」
たまこ「あ、ごめんね? ちょっと散歩に……」
豆大「あんまり朝早くから出るなよ。物騒なんだから」
たまこ「はーい! ごめんなさい」
豆大「……ふん」
デラ「娘、今帰ったか」
たまこ「あ、デラちゃん! こんなに早起きしたの初めてじゃない?」
デラ「この家に来てからはな。以前は健康的な生活を送ったものだ」
たまこ「えへへ、そっか」
デラ「娘よ、決まったか?」
たまこ「うん! 私、みどりちゃんに改めて告白の返事を言うつもり」
デラ「……そうか。頑張るんだな」
たまこ「うん!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:17:16.69 :eO67UROw0
たまこ「おはよ~!」
史織「おはよう」
かんな「たまちゃんおはよう」
たまこ「あれ? みどりちゃんは?」
史織「今日は遅れて来るって」
たまこ「……そっか。ねえ、二人に相談したいことがあるんだけど」
かんな「どしたのたまちゃん」
たまこ「あのね、この間みどりちゃんから告白されたの」
史織「……!」
たまこ「その時は気が動転して断っちゃったんだけど、改めて考え直して、告白の返事がしたいんだけど……どうしたらいいかな?」
かんな「た、たまちゃん……」
たまこ「え? 私何か変なこと言っちゃったかな」
たまこ「おはよ~!」
史織「おはよう」
かんな「たまちゃんおはよう」
たまこ「あれ? みどりちゃんは?」
史織「今日は遅れて来るって」
たまこ「……そっか。ねえ、二人に相談したいことがあるんだけど」
かんな「どしたのたまちゃん」
たまこ「あのね、この間みどりちゃんから告白されたの」
史織「……!」
たまこ「その時は気が動転して断っちゃったんだけど、改めて考え直して、告白の返事がしたいんだけど……どうしたらいいかな?」
かんな「た、たまちゃん……」
たまこ「え? 私何か変なこと言っちゃったかな」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:24:52.62 :eO67UROw0
かんな「いえいえ、全然大丈夫だよ。やはりここは呼び出して素直に打ち明けるしかないんじゃないでしょうかね」
史織「ちょっとかんな……!」
たまこ「……? どうしたの史織ちゃん」
史織「あ、いや……。何でもないの」
たまこ「そうだよね。ありがとかんなちゃん。今日みどりちゃんが学校へ来たら呼び出して言うね」
かんな「頑張って!」
たまこ「うん! この間の返事のせいでみどりちゃんきっと傷ついちゃったから、それも謝らなきゃ」
史織「……そうだね」
たまこ「史織ちゃんどしたの? 何か朝から元気ないよ?」
史織「あ、ごめんねたまこ。今日はちょっと調子が悪いみたい」
たまこ「大変! 無理しちゃダメだよ?」
史織「……うん。わかってる。ありがと」
かんな「……」
かんな「いえいえ、全然大丈夫だよ。やはりここは呼び出して素直に打ち明けるしかないんじゃないでしょうかね」
史織「ちょっとかんな……!」
たまこ「……? どうしたの史織ちゃん」
史織「あ、いや……。何でもないの」
たまこ「そうだよね。ありがとかんなちゃん。今日みどりちゃんが学校へ来たら呼び出して言うね」
かんな「頑張って!」
たまこ「うん! この間の返事のせいでみどりちゃんきっと傷ついちゃったから、それも謝らなきゃ」
史織「……そうだね」
たまこ「史織ちゃんどしたの? 何か朝から元気ないよ?」
史織「あ、ごめんねたまこ。今日はちょっと調子が悪いみたい」
たまこ「大変! 無理しちゃダメだよ?」
史織「……うん。わかってる。ありがと」
かんな「……」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:31:35.39 :eO67UROw0
史織「み、みどりはまだ学校に来てないよね……。10時過ぎに来るって言ってたし……」
史織「……」プルルル
みどり『史織?』
史織「あ! みどり? まだ学校には着いてないよね?」
みどり『まだ家にいるけど……。どうしたの?』
史織「お願いがあるんだけど……」
みどり『何?』
史織「今日、学校休んでくれないかな」
みどり『はぁ!?』
みどり『いきなりどうしたの? ってか何で私が休まなきゃいけないの……』
史織「ごめん! 訳は詳しく言えないんだけど……」
みどり『訳が言えないなら私は頷けないよ」
史織「えっ……。お願い! もういやらしいこともしないから!」
史織「み、みどりはまだ学校に来てないよね……。10時過ぎに来るって言ってたし……」
史織「……」プルルル
みどり『史織?』
史織「あ! みどり? まだ学校には着いてないよね?」
みどり『まだ家にいるけど……。どうしたの?』
史織「お願いがあるんだけど……」
みどり『何?』
史織「今日、学校休んでくれないかな」
みどり『はぁ!?』
みどり『いきなりどうしたの? ってか何で私が休まなきゃいけないの……』
史織「ごめん! 訳は詳しく言えないんだけど……」
みどり『訳が言えないなら私は頷けないよ」
史織「えっ……。お願い! もういやらしいこともしないから!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:35:55.61 :eO67UROw0
みどり『えっ……。それはどっちでもいいんだけど」
史織「えっ、そうなの?」
みどり『まあ、そこまで言うなら……』
史織「本当!? ごめんね。私のわがままで」
みどり『特別なんだから』
史織「特別……うん。本当にありがとう」
かんな「……」
かんな「しおちゃん」
史織「あっ、かんな……」
かんな「みどちゃんに休むように頼んでたの?」
史織「……」
かんな「卑怯だよ。たまちゃんは勇気を出して気持ちを伝える気なのに、それを邪魔するの?」
みどり『えっ……。それはどっちでもいいんだけど」
史織「えっ、そうなの?」
みどり『まあ、そこまで言うなら……』
史織「本当!? ごめんね。私のわがままで」
みどり『特別なんだから』
史織「特別……うん。本当にありがとう」
かんな「……」
かんな「しおちゃん」
史織「あっ、かんな……」
かんな「みどちゃんに休むように頼んでたの?」
史織「……」
かんな「卑怯だよ。たまちゃんは勇気を出して気持ちを伝える気なのに、それを邪魔するの?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:41:36.18 :eO67UROw0
かんな「みどちゃんだってたまちゃんと結ばれることを望んでるはずだよ」
史織「……」
かんな「みどちゃんが傷ついた隙を狙って奪った挙句に、やることはいやらしいことばかり」
史織「……やめてよ」
かんな「体はしおちゃんの方を向いてるかもしれないけど、気持ちはたまちゃんの方しか見てないんだよ」
史織「やめてって言ってるでしょ!?」
かんな「……っ!」
史織「はぁ……はぁ……」
史織「私だって……私だって、みどりのことが好き」
史織「確かにたまことは比べ物にならないくらい一緒にいる時間は短いけど、それでも好きなの!」
かんな「じゃあどうしていやらしいことばかりしかしないの? どうして気持ちを伝えようとしなかったの?」
かんな「みどちゃんだってたまちゃんと結ばれることを望んでるはずだよ」
史織「……」
かんな「みどちゃんが傷ついた隙を狙って奪った挙句に、やることはいやらしいことばかり」
史織「……やめてよ」
かんな「体はしおちゃんの方を向いてるかもしれないけど、気持ちはたまちゃんの方しか見てないんだよ」
史織「やめてって言ってるでしょ!?」
かんな「……っ!」
史織「はぁ……はぁ……」
史織「私だって……私だって、みどりのことが好き」
史織「確かにたまことは比べ物にならないくらい一緒にいる時間は短いけど、それでも好きなの!」
かんな「じゃあどうしていやらしいことばかりしかしないの? どうして気持ちを伝えようとしなかったの?」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:48:23.22 :eO67UROw0
史織「気持ちを伝えるだなんて私には出来ないよ……」
史織「伝えたところで、たまこには勝てないって分かってるから……」
史織「だからSになりきって、みどりを無理やり振り向かせるしかなかった!」
かんな「違うよ」
史織「違わないよ!うぅぅ……くっ……」
かんな「落ち着いて」
かんな「みどちゃんはしおちゃんのことも好きだよ」
史織「ぐすっ……ぇえ?」
かんな「それが恋愛的な意味かどうかは分からないけど、少なくともみどちゃんはしおちゃんのことを嫌ってない」
かんな「自分の気持ちともたまちゃんとも戦わずに諦めていいの?」
かんな「しおちゃんの気持ちはその程度のものなの?」
史織「あ……」
史織「ち、違う! たまこにも負けない! そう思ってる!」
史織「気持ちを伝えるだなんて私には出来ないよ……」
史織「伝えたところで、たまこには勝てないって分かってるから……」
史織「だからSになりきって、みどりを無理やり振り向かせるしかなかった!」
かんな「違うよ」
史織「違わないよ!うぅぅ……くっ……」
かんな「落ち着いて」
かんな「みどちゃんはしおちゃんのことも好きだよ」
史織「ぐすっ……ぇえ?」
かんな「それが恋愛的な意味かどうかは分からないけど、少なくともみどちゃんはしおちゃんのことを嫌ってない」
かんな「自分の気持ちともたまちゃんとも戦わずに諦めていいの?」
かんな「しおちゃんの気持ちはその程度のものなの?」
史織「あ……」
史織「ち、違う! たまこにも負けない! そう思ってる!」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:55:53.73 :eO67UROw0
かんな「それを聞いて安心したよ」
かんな「頑張ってね。まあ、私はたまちゃんを応援しますけどね」
史織「……うん」
かんな「はぁ……もうとっくに授業始まっちゃってるね」
史織「そうだね」
かんな「しおちゃんのせいだからね。今度商店街で何か奢って貰おうかな」
史織「えへへ……分かった」
かんな「教室に戻る? それともこのままここでサボっちゃう?」
史織「私……。みどりの家に行こうと思う」
かんな「……そう」
史織「先生に私も休むって伝えてくれない?」
かんな「奢りもう一つ追加ね」
史織「分かった! それじゃあ」
かんな「それを聞いて安心したよ」
かんな「頑張ってね。まあ、私はたまちゃんを応援しますけどね」
史織「……うん」
かんな「はぁ……もうとっくに授業始まっちゃってるね」
史織「そうだね」
かんな「しおちゃんのせいだからね。今度商店街で何か奢って貰おうかな」
史織「えへへ……分かった」
かんな「教室に戻る? それともこのままここでサボっちゃう?」
史織「私……。みどりの家に行こうと思う」
かんな「……そう」
史織「先生に私も休むって伝えてくれない?」
かんな「奢りもう一つ追加ね」
史織「分かった! それじゃあ」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 22:59:37.66 :eO67UROw0
バタン
かんな「はぁ……」
かんな「何偉そうにしてるんだって感じだね……想いを伝えられないのは私も同じなのに」
かんな「たまちゃん……しおちゃん……」
かんな「あの二人が相手じゃ、ちょっと私は勝ち目がないかも」
かんな「くっ……。何泣いてんだか……親方には見せられませんね」
バタン
かんな「はぁ……」
かんな「何偉そうにしてるんだって感じだね……想いを伝えられないのは私も同じなのに」
かんな「たまちゃん……しおちゃん……」
かんな「あの二人が相手じゃ、ちょっと私は勝ち目がないかも」
かんな「くっ……。何泣いてんだか……親方には見せられませんね」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:01:14.87 :VB3AVvr00
大変な四角関係だったでござる
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:01:41.27 :hQ2sZOb70
みどりちゃんハーレム
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:05:58.01 :eO67UROw0
みどり「学校を休むと暇でしょうがないなぁ……。何しようか」
ピンポーン
みどり「こんな時間に誰だろ? セールスかな」
みどり「はーい。どなたですか?」
史織「あ、あの……朝霧です」
みどり「えぇっ! 史織!?」ガチャ
史織「突然ごめんね、こんな時間に。今良かった?」
みどり「家誰も居ないし別にいいけど……。史織、学校は?」
史織「私も休んじゃった」
みどり「えぇ……。人を休ませておいて……」
史織「それはごめんね」
みどり「いいよ! 私は別にそこまで気にしてないから」
みどり「学校を休むと暇でしょうがないなぁ……。何しようか」
ピンポーン
みどり「こんな時間に誰だろ? セールスかな」
みどり「はーい。どなたですか?」
史織「あ、あの……朝霧です」
みどり「えぇっ! 史織!?」ガチャ
史織「突然ごめんね、こんな時間に。今良かった?」
みどり「家誰も居ないし別にいいけど……。史織、学校は?」
史織「私も休んじゃった」
みどり「えぇ……。人を休ませておいて……」
史織「それはごめんね」
みどり「いいよ! 私は別にそこまで気にしてないから」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:14:57.79 :eO67UROw0
みどり「上がってよ」
史織「ううん。玄関でいいよ」
みどり「……そっか。それでどしたの?」
史織「あのね、私みどりにいろいろ言わなくちゃいけないことがあるの」
みどり「……?」
史織「今まで……いやらしいことばっかりしてて本当にごめんなさい」
みどり「えぇっ!?」
史織「私、みどりのことが好きでした。まだ喋ったこともなかった時から」
史織「体育館でお餅を食べてるみどり達を見てて、私も混ざりたいって思った」
史織「みどりがたまこのことが好きって知りながらも、我慢出来なくて……」
史織「みどりがたまこに告白を断られて傷ついてる時に、私今がチャンスだって思ってみどりに近づいたんだよ……」
みどり「……」
史織「それでいやらしいことばっかりして、みどりを振り向かせようと思ってた」
史織「ずるいよね……。気持ち悪いよね……。みどりの純粋な気持ちを弄んでごめんなさい」
みどり「上がってよ」
史織「ううん。玄関でいいよ」
みどり「……そっか。それでどしたの?」
史織「あのね、私みどりにいろいろ言わなくちゃいけないことがあるの」
みどり「……?」
史織「今まで……いやらしいことばっかりしてて本当にごめんなさい」
みどり「えぇっ!?」
史織「私、みどりのことが好きでした。まだ喋ったこともなかった時から」
史織「体育館でお餅を食べてるみどり達を見てて、私も混ざりたいって思った」
史織「みどりがたまこのことが好きって知りながらも、我慢出来なくて……」
史織「みどりがたまこに告白を断られて傷ついてる時に、私今がチャンスだって思ってみどりに近づいたんだよ……」
みどり「……」
史織「それでいやらしいことばっかりして、みどりを振り向かせようと思ってた」
史織「ずるいよね……。気持ち悪いよね……。みどりの純粋な気持ちを弄んでごめんなさい」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:23:28.19 :eO67UROw0
史織「それでね? たまこがあの時何も考えずに咄嗟に断っちゃったからって、改めて返事を言いたいんだって」
史織「きっと想いが通じたんだよ」
みどり「……」
史織「みどりの貞操を奪っちゃってごめんなさい……。私はもう皆とは関わらないから」
みどり「史織は……それでいいの?」
史織「……いいよ。みどりはたまこが好き、たまこはみどりが好き。両想いだよ? だから私のことなんて忘れて」
みどり「……忘れられる訳無いでしょ!?」
史織「……ひっ!?」
みどり「人に散々いやらしいことさせといて……いきなり家に来て、たまこと両想いになったから自分のことは忘れろって?」
みどり「そんなの出来る訳無いじゃん!」
みどり「どうして自分勝手に話を進めちゃうの? 私のことも考えてよ!……」
史織「……ごめんなさい」
史織「それでね? たまこがあの時何も考えずに咄嗟に断っちゃったからって、改めて返事を言いたいんだって」
史織「きっと想いが通じたんだよ」
みどり「……」
史織「みどりの貞操を奪っちゃってごめんなさい……。私はもう皆とは関わらないから」
みどり「史織は……それでいいの?」
史織「……いいよ。みどりはたまこが好き、たまこはみどりが好き。両想いだよ? だから私のことなんて忘れて」
みどり「……忘れられる訳無いでしょ!?」
史織「……ひっ!?」
みどり「人に散々いやらしいことさせといて……いきなり家に来て、たまこと両想いになったから自分のことは忘れろって?」
みどり「そんなの出来る訳無いじゃん!」
みどり「どうして自分勝手に話を進めちゃうの? 私のことも考えてよ!……」
史織「……ごめんなさい」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:30:08.10 :eO67UROw0
みどり「たまこは……私達がこういう関係だって知ってるの?」
史織「知らない……と思う」
みどり「なのに来たんだね」
史織「だって……!先に行かないとたまこが告白の返事をしちゃうから……」
みどり「やっぱり」
史織「……え?」
みどり「先に来たってことは私に想いを打ち明けて、あわよくば恋人同士になれたらなって思ってたんでしょ? ごめんなさいだなんて言う癖に」
みどり「忘れてだなんて言う癖に」
史織「え……あ……」
みどり「卑怯だよ」
みどり「……罰として、今から学校に一緒に行ってもらいます!」
史織「えっ? なっ、何で……」
みどり「たまこは……私達がこういう関係だって知ってるの?」
史織「知らない……と思う」
みどり「なのに来たんだね」
史織「だって……!先に行かないとたまこが告白の返事をしちゃうから……」
みどり「やっぱり」
史織「……え?」
みどり「先に来たってことは私に想いを打ち明けて、あわよくば恋人同士になれたらなって思ってたんでしょ? ごめんなさいだなんて言う癖に」
みどり「忘れてだなんて言う癖に」
史織「え……あ……」
みどり「卑怯だよ」
みどり「……罰として、今から学校に一緒に行ってもらいます!」
史織「えっ? なっ、何で……」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:40:02.46 :eO67UROw0
みどり「ごめんね。待たせちゃって」
たまこ「いえいえ!」
史織「えっ……? どういうこと?」
みどり「さて、たまこ! 告白の返事を聞かせてくれないかな?」
たまこ「うん……」
たまこ「私まだ、恋愛なんて分からないし、今はやっぱりお餅が一番大切で……」
たまこ「だから、ごめんなさい。でもみどりちゃんの告白はとっても嬉しかったからね!」
みどり「ありがと! よく分かったよ! ……こういうこと」
史織「えっ……えぇ?」
みどり「私、今日事前にメールでたまこから結論は変わらないけど、ちゃんと考えて改めて言いたいって来てね?」
史織「で、でも……みどりは……」
みどり「私はいいの! 第一、たまこの結論なんだから私は変えられないよ……。だけど、たまこは私がこれからも見守るって決めてるから!」
たまこ「えへへ……」
みどり「じゃあ史織、罰を与えます」
みどり「ごめんね。待たせちゃって」
たまこ「いえいえ!」
史織「えっ……? どういうこと?」
みどり「さて、たまこ! 告白の返事を聞かせてくれないかな?」
たまこ「うん……」
たまこ「私まだ、恋愛なんて分からないし、今はやっぱりお餅が一番大切で……」
たまこ「だから、ごめんなさい。でもみどりちゃんの告白はとっても嬉しかったからね!」
みどり「ありがと! よく分かったよ! ……こういうこと」
史織「えっ……えぇ?」
みどり「私、今日事前にメールでたまこから結論は変わらないけど、ちゃんと考えて改めて言いたいって来てね?」
史織「で、でも……みどりは……」
みどり「私はいいの! 第一、たまこの結論なんだから私は変えられないよ……。だけど、たまこは私がこれからも見守るって決めてるから!」
たまこ「えへへ……」
みどり「じゃあ史織、罰を与えます」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:43:49.27 :eO67UROw0
みどり「私と、ずっと一緒にいること!」
史織「えっ……それって……」
みどり「もう、何度も言わせるつもり? これ結構恥ずかしいんだからね……」
史織「……!うっ、うん!」
たまこ「きゃーっ! おめでと!」
みどり「……流石たまこだよ。振った人に突然彼女が出来てもこの対応。はぁ……本当にたまこにはお餅ぐらいしか似合う物がないかもね」
史織「だ、だね……」
たまこ「えっ……えぇ!? 私やっぱりおかしいの!?」
みどり「私と、ずっと一緒にいること!」
史織「えっ……それって……」
みどり「もう、何度も言わせるつもり? これ結構恥ずかしいんだからね……」
史織「……!うっ、うん!」
たまこ「きゃーっ! おめでと!」
みどり「……流石たまこだよ。振った人に突然彼女が出来てもこの対応。はぁ……本当にたまこにはお餅ぐらいしか似合う物がないかもね」
史織「だ、だね……」
たまこ「えっ……えぇ!? 私やっぱりおかしいの!?」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:45:13.95 :eO67UROw0
後日
かんな「聞きましたよ。二人とも付き合い始めたらしいですね」
みどり「うん!」
史織「ありがとね」
かんな「……」
かんな「お二人さん……SMプレイはお好きですか?」
みどしお「……!?」
終わり
後日
かんな「聞きましたよ。二人とも付き合い始めたらしいですね」
みどり「うん!」
史織「ありがとね」
かんな「……」
かんな「お二人さん……SMプレイはお好きですか?」
みどしお「……!?」
終わり
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/22(金) 23:54:03.31 :eL3ZDevzP
乙
本編のみどたそも幸せになってほしい
本編のみどたそも幸せになってほしい
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/23(土) 00:06:01.68 :lOh+Cq2E0
良かった乙!
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