1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:28:11.60 :ahS4pjx50
純一「そうなのか、つかさちゃんって名前なんだね」
つかさ「…」
純一「えっと、ここには一人で来たのかな?」
つかさ「…」
純一「もしかして迷子だったりする?」
つかさ「ねえ」
純一「うん? どうかした?」
つかさ「こどもあつかいしないで」
純一「…うん、ごめん」
純一「そうなのか、つかさちゃんって名前なんだね」
つかさ「…」
純一「えっと、ここには一人で来たのかな?」
つかさ「…」
純一「もしかして迷子だったりする?」
つかさ「ねえ」
純一「うん? どうかした?」
つかさ「こどもあつかいしないで」
純一「…うん、ごめん」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:30:39.69 :ahS4pjx50
つかさ「…」てくてく
純一「あのー」
つかさ「なあに」
純一「あはは、やっぱり気になっちゃってさ。どうしてこんな所に一人でいるのかなって」
つかさ「ひとりでもへいき」
純一「そう言う問題じゃあ…」
つかさ「…」てくてく
純一「あ、待って待って」
つかさ「…」てくてく
純一「あのー」
つかさ「なあに」
純一「あはは、やっぱり気になっちゃってさ。どうしてこんな所に一人でいるのかなって」
つかさ「ひとりでもへいき」
純一「そう言う問題じゃあ…」
つかさ「…」てくてく
純一「あ、待って待って」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:33:58.31 :ahS4pjx50
つかさ「ちゅるる」
純一(ジュースをあげたら止まってくれたよ)
つかさ「ぷはぁ」
純一「ねえ、つかさちゃん。迷子じゃなかったら、どうしてこんな所に居るのかな」
つかさ「しりたいの?」
純一「そうだね、お兄さんはちょっと気になってるかも」
つかさ「…」ごそごそ
純一「?」
つかさ「もしもし、けいさつですか」
純一「ちょっと待って! 判断が即決過ぎるよ!」
つかさ「ちゅるる」
純一(ジュースをあげたら止まってくれたよ)
つかさ「ぷはぁ」
純一「ねえ、つかさちゃん。迷子じゃなかったら、どうしてこんな所に居るのかな」
つかさ「しりたいの?」
純一「そうだね、お兄さんはちょっと気になってるかも」
つかさ「…」ごそごそ
純一「?」
つかさ「もしもし、けいさつですか」
純一「ちょっと待って! 判断が即決過ぎるよ!」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:37:50.30 :ahS4pjx50
つかさ「うそ。にせもののでんわよ」ひらひら
純一「うっ…」
つかさ「こんなのにだまされるなんて、それだとしょうらいふあんだね」クスクス
純一(なんだろう、凄く手玉に取られてる感が)
つかさ「…」くいくいっ
純一「ん、えっと。どうかした?」
つかさ「みてて」
純一「あ、うん」
つかさ「…」とととっ
つかさ「えいっ」ぽいっ
かこーん!
純一「おお、カンが綺麗にごみ箱に」
つかさ「ふふん」
つかさ「うそ。にせもののでんわよ」ひらひら
純一「うっ…」
つかさ「こんなのにだまされるなんて、それだとしょうらいふあんだね」クスクス
純一(なんだろう、凄く手玉に取られてる感が)
つかさ「…」くいくいっ
純一「ん、えっと。どうかした?」
つかさ「みてて」
純一「あ、うん」
つかさ「…」とととっ
つかさ「えいっ」ぽいっ
かこーん!
純一「おお、カンが綺麗にごみ箱に」
つかさ「ふふん」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:42:16.89 :ahS4pjx50
公園 砂場
純一「…」
つかさ「…」ザクザク
純一「楽しい?」
つかさ「しょうじき」
つかさ「びみょう」
純一(正直な子だ…)
つかさ「そっち、てつだって」
純一「こっち?」
つかさ「うん」
純一「よいしょっと、えっと、つかさちゃんは何を作ってるのかな」
つかさ「…」
つかさ「えんまんなかてい…」ザクザク
純一「将来有望だね」
公園 砂場
純一「…」
つかさ「…」ザクザク
純一「楽しい?」
つかさ「しょうじき」
つかさ「びみょう」
純一(正直な子だ…)
つかさ「そっち、てつだって」
純一「こっち?」
つかさ「うん」
純一「よいしょっと、えっと、つかさちゃんは何を作ってるのかな」
つかさ「…」
つかさ「えんまんなかてい…」ザクザク
純一「将来有望だね」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:45:39.74 :ahS4pjx50
つかさ「できたわ」
ジャーン!
純一「おお! なんだかすごいけど、良く作れたな僕たち!」
つかさ「ふふん」
純一「つかさちゃんはモノを作るのが上手だね」
つかさ「ものだけじゃないわ」
純一「うん?」
つかさ「きっとそうなってみせる」
純一(よくわからないけれど、凄まじいオーラを感じる)
つかさ「できたわ」
ジャーン!
純一「おお! なんだかすごいけど、良く作れたな僕たち!」
つかさ「ふふん」
純一「つかさちゃんはモノを作るのが上手だね」
つかさ「ものだけじゃないわ」
純一「うん?」
つかさ「きっとそうなってみせる」
純一(よくわからないけれど、凄まじいオーラを感じる)
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:50:24.75 :ahS4pjx50
つかさ「…」てくてく
純一「…」すたすた
つかさ「あなたは」
純一「うん?」
つかさ「あなたは、こうこうせい?」
純一「そうだよ、輝日東高校に通ってるんだ」
つかさ「ふーん」
純一「良い学校だよ。つかさちゃんも将来は受験してみたらどうかな?」
つかさ「かんがえとく」コク
純一「そっか」
つかさ「でも」じー
純一「?」
つかさ「…やっぱりなんでもない」
純一(一瞬こっちを見てたけど、どうしたのかな?)
つかさ「…」てくてく
純一「…」すたすた
つかさ「あなたは」
純一「うん?」
つかさ「あなたは、こうこうせい?」
純一「そうだよ、輝日東高校に通ってるんだ」
つかさ「ふーん」
純一「良い学校だよ。つかさちゃんも将来は受験してみたらどうかな?」
つかさ「かんがえとく」コク
純一「そっか」
つかさ「でも」じー
純一「?」
つかさ「…やっぱりなんでもない」
純一(一瞬こっちを見てたけど、どうしたのかな?)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:52:25.28 :ahS4pjx50
ブランコ
つかさ「…」
キィーコキィーコ
純一「あはは、どう? 楽しい?」とんっ
つかさ「たかい」
純一「そうだね、高いね。じゃあもっと高くしてあげよう」とんっ
キィーコキィーコ
つかさ「…」
純一「どうっ?」
つかさ「ふふっ」
純一「あはは」
ブランコ
つかさ「…」
キィーコキィーコ
純一「あはは、どう? 楽しい?」とんっ
つかさ「たかい」
純一「そうだね、高いね。じゃあもっと高くしてあげよう」とんっ
キィーコキィーコ
つかさ「…」
純一「どうっ?」
つかさ「ふふっ」
純一「あはは」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/03(日) 23:54:59.52 :ahS4pjx50
鉄棒
つかさ「…」
純一「おー昔よく遊んだなぁ」
つかさ「これ、いい。やらない」
純一「え? やりたくないの?」
つかさ「…うん」
純一「どうして、結構楽しいよ?」
ぐるんっ
純一「ほら、逆上がり」
つかさ「!」キラキラ
純一「……、一緒に練習する?」
つかさ「っ!」びくっ
つかさ「へ、へいき」ぷいっ
鉄棒
つかさ「…」
純一「おー昔よく遊んだなぁ」
つかさ「これ、いい。やらない」
純一「え? やりたくないの?」
つかさ「…うん」
純一「どうして、結構楽しいよ?」
ぐるんっ
純一「ほら、逆上がり」
つかさ「!」キラキラ
純一「……、一緒に練習する?」
つかさ「っ!」びくっ
つかさ「へ、へいき」ぷいっ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:02:36.00 :qEacZ/y70
猫「にゃー」
つかさ「…」
純一「野良猫だね」
猫「にゃーにゃー」
つかさ「…」
純一「なつっこい猫だな。どれ…」なでなで
猫「ぐるる~…」
純一「可愛いな、お前」
つかさ「…」じぃー
純一「つかさちゃんも触ってみる?」
つかさ「う、うん」
純一「うん、じゃあゆっくり触ってごらん。そうそう…ゆっくりね」
つかさ「…っ」そぉ~
猫「にゃおん」
つかさ「…あたたかい」
猫「にゃー」
つかさ「…」
純一「野良猫だね」
猫「にゃーにゃー」
つかさ「…」
純一「なつっこい猫だな。どれ…」なでなで
猫「ぐるる~…」
純一「可愛いな、お前」
つかさ「…」じぃー
純一「つかさちゃんも触ってみる?」
つかさ「う、うん」
純一「うん、じゃあゆっくり触ってごらん。そうそう…ゆっくりね」
つかさ「…っ」そぉ~
猫「にゃおん」
つかさ「…あたたかい」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:04:13.88 :qEacZ/y70
猫「にゃー」
つかさ「にゃー」
純一(さて、どうしたものか…こうやって遊んでみたものの…)
つかさ「ふふっ」なでなで
純一「……」
純一(もう少しだけ様子を見ておこうかな、うん)
猫「にゃー」
つかさ「にゃー」
純一(さて、どうしたものか…こうやって遊んでみたものの…)
つかさ「ふふっ」なでなで
純一「……」
純一(もう少しだけ様子を見ておこうかな、うん)
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:08:08.98 :qEacZ/y70
猫「にぁーん!」
つかさ「ばいばい」フリフリ
純一「……。これから何処に行きたい?」
つかさ「?」
純一「まあその、せっかくこうやって出会えたんだしさ」
純一「…僕が連れていける限りの場所なら、何処にだって連れって上げるよ」
つかさ「けいさつ?」
純一「危ない所にはつれて行かないから、安心してね!」
つかさ「ふふふ、うそよ」くすくす
純一「そういってくれて、安心したよ…」
猫「にぁーん!」
つかさ「ばいばい」フリフリ
純一「……。これから何処に行きたい?」
つかさ「?」
純一「まあその、せっかくこうやって出会えたんだしさ」
純一「…僕が連れていける限りの場所なら、何処にだって連れって上げるよ」
つかさ「けいさつ?」
純一「危ない所にはつれて行かないから、安心してね!」
つかさ「ふふふ、うそよ」くすくす
純一「そういってくれて、安心したよ…」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:11:36.12 :qEacZ/y70
デパート
純一「ここでいいの?」
つかさ「ていばん」
純一(…一体なんのだろう)
つかさ「あ。あれみて」
純一「うん? ガチャポン?」
つかさ「やってみたい」
純一「よし、いいよ。どれどれ…うっ、最近のは300円の奴とかもあるのか…」
つかさ「これがいい」
純一「こ、これ? こっちの100円とかもあるよ?」
つかさ「こっちがいい」
純一「…了解」
デパート
純一「ここでいいの?」
つかさ「ていばん」
純一(…一体なんのだろう)
つかさ「あ。あれみて」
純一「うん? ガチャポン?」
つかさ「やってみたい」
純一「よし、いいよ。どれどれ…うっ、最近のは300円の奴とかもあるのか…」
つかさ「これがいい」
純一「こ、これ? こっちの100円とかもあるよ?」
つかさ「こっちがいい」
純一「…了解」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:13:16.54 :qEacZ/y70
つかさ「きれいね」
純一「指輪か。けっこうデザインも綺麗だ」
つかさ「…その」ちら
純一「うん?」
つかさ「あ、ありがと…」
純一「……。どういたしまして」にこにこ
つかさ「……」テレテレ
つかさ「きれいね」
純一「指輪か。けっこうデザインも綺麗だ」
つかさ「…その」ちら
純一「うん?」
つかさ「あ、ありがと…」
純一「……。どういたしまして」にこにこ
つかさ「……」テレテレ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:15:54.37 :qEacZ/y70
つかさ「ふふん」
純一(ほう左薬指につけるか。おませちゃんだなぁ)じぃー
つかさ「!」びくっ
純一「? どうかしたの?」
つかさ「…か、かんちがいしないでよねっ」ぷいっ
たたたーっ!
純一「……」
純一「え? どういう意味だろう?」
つかさ「ふふん」
純一(ほう左薬指につけるか。おませちゃんだなぁ)じぃー
つかさ「!」びくっ
純一「? どうかしたの?」
つかさ「…か、かんちがいしないでよねっ」ぷいっ
たたたーっ!
純一「……」
純一「え? どういう意味だろう?」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:19:37.83 :qEacZ/y70
食品売り場
つかさ「…」
純一「あ、居た居た。探したよつかさちゃん」
つかさ「…」
純一「急に走って言ったら駄目じゃないか、ん?」
「ねーねーお母さん! あれほしいー!」
「だめよ、我慢しなさい。お姉ちゃんだって我慢してるじゃない」
つかさ「…」
純一「つかさちゃんどうかしたの?」
つかさ「…がまん」
純一「え?」
つかさ「なんでもない」とてとて
純一「…?」
食品売り場
つかさ「…」
純一「あ、居た居た。探したよつかさちゃん」
つかさ「…」
純一「急に走って言ったら駄目じゃないか、ん?」
「ねーねーお母さん! あれほしいー!」
「だめよ、我慢しなさい。お姉ちゃんだって我慢してるじゃない」
つかさ「…」
純一「つかさちゃんどうかしたの?」
つかさ「…がまん」
純一「え?」
つかさ「なんでもない」とてとて
純一「…?」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:25:57.29 :qEacZ/y70
ゲーセン
純一「どうだろう、ここが僕の遊び場だよ?」
つかさ「…」キラキラ
純一(興味津々のご様子)
つかさ「あれ、やってみたい」くいくい
純一「どれどれ。ufoキャッチャーか」
チャリーン
純一「いいよ、つかさちゃん」
つかさ「うんっ」
つかさ「っ…ん~! ん~!」ぷるぷる
純一(一生懸命に中を覗き込もうと頑張ってる…可愛い)
つかさ「んっ!」げしっ
純一「痛い!」
ゲーセン
純一「どうだろう、ここが僕の遊び場だよ?」
つかさ「…」キラキラ
純一(興味津々のご様子)
つかさ「あれ、やってみたい」くいくい
純一「どれどれ。ufoキャッチャーか」
チャリーン
純一「いいよ、つかさちゃん」
つかさ「うんっ」
つかさ「っ…ん~! ん~!」ぷるぷる
純一(一生懸命に中を覗き込もうと頑張ってる…可愛い)
つかさ「んっ!」げしっ
純一「痛い!」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:29:30.94 :qEacZ/y70
純一「よいしょっと」ぐいっ
純一「高さはこれぐらいで大丈夫?」
つかさ「へいき」
純一「よし、じゃあ頑張ってみようか。何を取るつもりなのかな?」
つかさ「えっとね、これ」
純一「…なんだろう、赤ちゃんの人形?」
つかさ「これがほしいの」コク
純一「そっか。頑張れ頑張れ」
つかさ「がんばる…」ぽち ウィーン
純一「…」どきどき
つかさ「…」どきどき
純一「よいしょっと」ぐいっ
純一「高さはこれぐらいで大丈夫?」
つかさ「へいき」
純一「よし、じゃあ頑張ってみようか。何を取るつもりなのかな?」
つかさ「えっとね、これ」
純一「…なんだろう、赤ちゃんの人形?」
つかさ「これがほしいの」コク
純一「そっか。頑張れ頑張れ」
つかさ「がんばる…」ぽち ウィーン
純一「…」どきどき
つかさ「…」どきどき
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:33:12.15 :qEacZ/y70
つかさ「…」ショボン
純一「そんなに落ち込まなくても。初めてだったんだし、ね?」
つかさ「でも、ほしかった…」
純一「…」ゴソゴソ
純一(今月のお小遣い…く、これもまた運命か…)
純一「ちょっと待っててね。僕、お金崩して来るから」
つかさ「…」
純一(聞こえたかな。ふぅ、そんなにもアレが取りたかったのかなぁ)スタスタ
つかさ「…」
つかさ「! あ、あれ…?」きょろきょろ
つかさ「……どこいったの…?」
つかさ「…」ショボン
純一「そんなに落ち込まなくても。初めてだったんだし、ね?」
つかさ「でも、ほしかった…」
純一「…」ゴソゴソ
純一(今月のお小遣い…く、これもまた運命か…)
純一「ちょっと待っててね。僕、お金崩して来るから」
つかさ「…」
純一(聞こえたかな。ふぅ、そんなにもアレが取りたかったのかなぁ)スタスタ
つかさ「…」
つかさ「! あ、あれ…?」きょろきょろ
つかさ「……どこいったの…?」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:36:56.56 :qEacZ/y70
つかさ「はぁっ…はぁっ…」たったった
つかさ「んっ…えっと…」
つかさ「あ、いたっ…!」
てくてく…
つかさ「……」くいくいっ
俺「ん、誰?」
つかさ「っ!?」びくっ
くる! たたたた!
俺「?」
~~~
つかさ「はぁっ…はぁっ…どこ…んんっ…」
つかさ「どこにったのっ……あっ!」
どて!
つかさ「はぁっ…はぁっ…」たったった
つかさ「んっ…えっと…」
つかさ「あ、いたっ…!」
てくてく…
つかさ「……」くいくいっ
俺「ん、誰?」
つかさ「っ!?」びくっ
くる! たたたた!
俺「?」
~~~
つかさ「はぁっ…はぁっ…どこ…んんっ…」
つかさ「どこにったのっ……あっ!」
どて!
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:41:58.44 :qEacZ/y70
つかさ「いたい…」
つかさ「……っ…」
つかさ「がまん、がまんしなくちゃ…」
つかさ「ないたら、だめ…」
つかさ「わたしは…ないちゃだめ、だから…ぐす」
つかさ「いいこの…わたしはっ…ないちゃ、だめ…ひっく…だからっ…」
つかさ「でも、やっぱりっ…わた、わたしっ…!」
つかさ「うぇええんっ…! どこぉおっ…! どこにいるのぉっ…!」
つかさ「あぁんっ…! やぁあだぁ~…! ひっく、ぐしゅっ…!」
つかさ「いたい…」
つかさ「……っ…」
つかさ「がまん、がまんしなくちゃ…」
つかさ「ないたら、だめ…」
つかさ「わたしは…ないちゃだめ、だから…ぐす」
つかさ「いいこの…わたしはっ…ないちゃ、だめ…ひっく…だからっ…」
つかさ「でも、やっぱりっ…わた、わたしっ…!」
つかさ「うぇええんっ…! どこぉおっ…! どこにいるのぉっ…!」
つかさ「あぁんっ…! やぁあだぁ~…! ひっく、ぐしゅっ…!」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:45:22.45 :qEacZ/y70
つかさ「やだよぉ~っ…! ひとり、はっ…やだぁっ…!」
つかさ「びぇえええっ…!」
「──あ、こんな所に居た!」
つかさ「ひっくっ…えぐっ……え…?」
純一「探したよっ…! もう、何処に行ったのかと思ったじゃないか!」
つかさ「ひっぐ…ぐしっ…」ごしごし
純一「あーダメダメ。そんな風に擦っちゃ、目元が真っ赤になっちゃうよ」ゴソゴソ
つかさ「ぐすっ…」
純一「僕が拭いてあげるから、ね? ほら、もう大丈夫…安心して…」フキフキ
つかさ「…っ」
ぎゅっ!
純一「おっとと…」
つかさ「やだよぉ~っ…! ひとり、はっ…やだぁっ…!」
つかさ「びぇえええっ…!」
「──あ、こんな所に居た!」
つかさ「ひっくっ…えぐっ……え…?」
純一「探したよっ…! もう、何処に行ったのかと思ったじゃないか!」
つかさ「ひっぐ…ぐしっ…」ごしごし
純一「あーダメダメ。そんな風に擦っちゃ、目元が真っ赤になっちゃうよ」ゴソゴソ
つかさ「ぐすっ…」
純一「僕が拭いてあげるから、ね? ほら、もう大丈夫…安心して…」フキフキ
つかさ「…っ」
ぎゅっ!
純一「おっとと…」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:49:48.38 :qEacZ/y70
つかさ「……」ぎゅううっ
純一「あはは。怖かったの?」
つかさ「…こわく、なんか、ない」
純一「そっか、つかさちゃんは強いね」
つかさ「……」
純一「でもさ、いいんだよ。こういうときは」
つかさ「…なにが、いいの」
純一「うん? それはね、つかさちゃんが泣きたいって思った時は…」
純一「…別に泣いても良いって事」なでなで
つかさ「…」
純一「強がらなくてもいい。僕は別に強いつかさちゃんが、みたいわけじゃないんだよ」
つかさ「…」
純一「そのままでいいんだ。そのままで、ね」
つかさ「……」ぎゅっ…
つかさ「……」ぎゅううっ
純一「あはは。怖かったの?」
つかさ「…こわく、なんか、ない」
純一「そっか、つかさちゃんは強いね」
つかさ「……」
純一「でもさ、いいんだよ。こういうときは」
つかさ「…なにが、いいの」
純一「うん? それはね、つかさちゃんが泣きたいって思った時は…」
純一「…別に泣いても良いって事」なでなで
つかさ「…」
純一「強がらなくてもいい。僕は別に強いつかさちゃんが、みたいわけじゃないんだよ」
つかさ「…」
純一「そのままでいいんだ。そのままで、ね」
つかさ「……」ぎゅっ…
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:53:36.30 :qEacZ/y70
つかさ「…」ぎゅっ
純一(全く離れなくなっちゃった。仕方ない、抱っこするか…)
つかさ「ぐす」
純一「これからどうしようっか、つかさちゃん」
つかさ「…」
純一「あはは。もういっかい、ufoキャッチャーやってみる?」
つかさ「…うん」
純一「よし。今度は僕に任せてみてよ」
つかさ「とれる?」
純一「もちろん。とって見せるよ」
つかさ「…ありがと」
つかさ「…」ぎゅっ
純一(全く離れなくなっちゃった。仕方ない、抱っこするか…)
つかさ「ぐす」
純一「これからどうしようっか、つかさちゃん」
つかさ「…」
純一「あはは。もういっかい、ufoキャッチャーやってみる?」
つかさ「…うん」
純一「よし。今度は僕に任せてみてよ」
つかさ「とれる?」
純一「もちろん。とって見せるよ」
つかさ「…ありがと」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:55:56.34 :rBG4mLq10
俺wwwww
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 00:56:38.72 :qEacZ/y70
うぃーん かしょん
純一「……」
つかさ「……」
かすんっ!
純一&つかさ「あー」
純一「だめかぁ…そろそろ残金が底をつきそうだ…」
つかさ「…」
純一「ごめんね、あんだけ豪語しておいてさ」
つかさ「いい、へいき」
純一「…そう?」
つかさ「こういうのなれてる、から」
つから「だから、へいきなの」
純一「……」
純一「よし! そしたらもう全部使っちゃおう! 小遣いなんて豪快に使っちゃおう!」
うぃーん かしょん
純一「……」
つかさ「……」
かすんっ!
純一&つかさ「あー」
純一「だめかぁ…そろそろ残金が底をつきそうだ…」
つかさ「…」
純一「ごめんね、あんだけ豪語しておいてさ」
つかさ「いい、へいき」
純一「…そう?」
つかさ「こういうのなれてる、から」
つから「だから、へいきなの」
純一「……」
純一「よし! そしたらもう全部使っちゃおう! 小遣いなんて豪快に使っちゃおう!」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:00:41.78 :qEacZ/y70
つかさ「え…」
純一「今度こそ此処で待っててね、つかさちゃん。直ぐに戻ってくるからさ!」
つかさ「でも」
純一「いいってば、全然大丈夫さ!」なでなで
つかさ「…」
純一「…だからさ、平気だなんて言わないでね」
つかさ「っ…」
たたっ…ぎゅっ!
純一「おっとと。一緒に両替に行く?」
つかさ「うん」こく
純一「よし、とことんやってやるぞ!」
つかさ「え…」
純一「今度こそ此処で待っててね、つかさちゃん。直ぐに戻ってくるからさ!」
つかさ「でも」
純一「いいってば、全然大丈夫さ!」なでなで
つかさ「…」
純一「…だからさ、平気だなんて言わないでね」
つかさ「っ…」
たたっ…ぎゅっ!
純一「おっとと。一緒に両替に行く?」
つかさ「うん」こく
純一「よし、とことんやってやるぞ!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:03:12.98 :qEacZ/y70
つかさ「っ…っ…!」アタフタ
純一「そこ! そこだ!」
つかさ「そこ!」
ぴた!
純一「よし! 次は奥だよつかさちゃん!」
つかさ「う、うんっ!」ぽち
うぃーん!
純一「…っ」
つかさ「…そこっ!」ピタァアア!
純一「おおっ! ぴったし!」
つかさ「まだ…これから…」ドキドキ
うぃーん!
かちん!
純一&つかさ「!」
ガタタ ゴトン!
つかさ「っ…っ…!」アタフタ
純一「そこ! そこだ!」
つかさ「そこ!」
ぴた!
純一「よし! 次は奥だよつかさちゃん!」
つかさ「う、うんっ!」ぽち
うぃーん!
純一「…っ」
つかさ「…そこっ!」ピタァアア!
純一「おおっ! ぴったし!」
つかさ「まだ…これから…」ドキドキ
うぃーん!
かちん!
純一&つかさ「!」
ガタタ ゴトン!
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:08:55.14 :qEacZ/y70
純一「うぉおおおっ!!?」
つかさ「っ~~~~!!?」
「やったぁあーーーー!!!」
~~~
つかさ「やわらかい! おっきい!」
純一「あはは。そうだね、よく取れたよ」
つかさ「ふふん」
純一「…良かったね、頑張ったよつかさちゃん」なでなで
つかさ「うんっ」
純一「……」にこにこ
チャラン
純一「おっと、そういえば残金が少し残ってたな。300円ぐらいか…」
つかさ「…」
純一「何かお菓子でもかって食べようかな、つかさちゃん。何か食べたい?」
つかさ「…」ふるふる
純一「うぉおおおっ!!?」
つかさ「っ~~~~!!?」
「やったぁあーーーー!!!」
~~~
つかさ「やわらかい! おっきい!」
純一「あはは。そうだね、よく取れたよ」
つかさ「ふふん」
純一「…良かったね、頑張ったよつかさちゃん」なでなで
つかさ「うんっ」
純一「……」にこにこ
チャラン
純一「おっと、そういえば残金が少し残ってたな。300円ぐらいか…」
つかさ「…」
純一「何かお菓子でもかって食べようかな、つかさちゃん。何か食べたい?」
つかさ「…」ふるふる
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:11:35.48 :qEacZ/y70
純一「遠慮しなくても良いんだよ。もう、これで僕の懐はからっぽだからね!」
つかさ「…」くいくい
純一「うん? どうしたの?」
つかさ「こっちきて」とててっ
純一「わ、わかったよ」
ガチャポン
純一「これ?」
つかさ「そう、またやりたい…だめ?」
純一「これでいいのなら僕は構わないけど…」
つかさ「おかねかして」
純一「ど、どうぞ」ちゃりん
純一「遠慮しなくても良いんだよ。もう、これで僕の懐はからっぽだからね!」
つかさ「…」くいくい
純一「うん? どうしたの?」
つかさ「こっちきて」とててっ
純一「わ、わかったよ」
ガチャポン
純一「これ?」
つかさ「そう、またやりたい…だめ?」
純一「これでいいのなら僕は構わないけど…」
つかさ「おかねかして」
純一「ど、どうぞ」ちゃりん
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:16:16.95 :qEacZ/y70
つかさ「これ、もってて」ずい
純一「う、うん」
つかさ「よいしょ、よいしょ」チャリンチャリン
純一「……」
つかさ「ん~っ!」ギリギリ
コロン!
つかさ「んっ…ん、んんっー! っはぁ…」ギリギリッ…
つかさ「あけて!」
純一「わ、わかったよ」ぱかっ
つかさ「かして!」
純一「どうそ…」
つかさ「…」ごぞごぞ
純一「おお、また指輪か」
つかさ「これ、もってて」ずい
純一「う、うん」
つかさ「よいしょ、よいしょ」チャリンチャリン
純一「……」
つかさ「ん~っ!」ギリギリ
コロン!
つかさ「んっ…ん、んんっー! っはぁ…」ギリギリッ…
つかさ「あけて!」
純一「わ、わかったよ」ぱかっ
つかさ「かして!」
純一「どうそ…」
つかさ「…」ごぞごぞ
純一「おお、また指輪か」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:19:48.14 :qEacZ/y70
つかさ「これ…!」すっ
純一「うん?」
つかさ「…その、つけてあげる」もじもじ
純一「え、僕に?」
つかさ「そお……だめ?」ちら
純一「……」
純一「いいよ、つけてくれるかな?」すっ
つかさ「! ひだりて!」
純一「ひだりて?」
つかさ「うん、そっちじゃなきゃ…だめ」
純一「お、おおっ…じゃあお願いします」
つかさ「これ…!」すっ
純一「うん?」
つかさ「…その、つけてあげる」もじもじ
純一「え、僕に?」
つかさ「そお……だめ?」ちら
純一「……」
純一「いいよ、つけてくれるかな?」すっ
つかさ「! ひだりて!」
純一「ひだりて?」
つかさ「うん、そっちじゃなきゃ…だめ」
純一「お、おおっ…じゃあお願いします」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:22:25.54 :qEacZ/y70
つかさ「…」すっ
純一「…」
つかさ「はいった」
純一「そうだね、入ったね」
つかさ「っ! おそろいだね!」
純一「おお! おそろいだ!」
つかさ「……ひだりて、くすりゆび、ふふっ」によによ
純一(本当にわかっててやってるんだろうか、この子)
つかさ「その、ね」
純一「うん?」
つかさ「っ…あの、ね」もじ
純一「どうかしたの?」
つかさ「…」すっ
純一「…」
つかさ「はいった」
純一「そうだね、入ったね」
つかさ「っ! おそろいだね!」
純一「おお! おそろいだ!」
つかさ「……ひだりて、くすりゆび、ふふっ」によによ
純一(本当にわかっててやってるんだろうか、この子)
つかさ「その、ね」
純一「うん?」
つかさ「っ…あの、ね」もじ
純一「どうかしたの?」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:25:15.26 :qEacZ/y70
つかさ「……」
純一「…?」
つかさ「ありがと、おにいちゃん…っ」
純一「うっ…うん! どういたしまして!」
つかさ「っ~~!」てれてれ
純一(あはは、普通に照れてしまっている僕は一体…)
つかさ「……」すたたっ
純一「ん、あれ? つかさちゃん?」
つかさ「……」くる
純一「? どうしたの、急に離れて……あっ」
つかさ「みつけたの」
純一「そう、なんだ。お母さん? お父さん?」
つかさ「……」
つかさ「…どっちも、かな」
つかさ「……」
純一「…?」
つかさ「ありがと、おにいちゃん…っ」
純一「うっ…うん! どういたしまして!」
つかさ「っ~~!」てれてれ
純一(あはは、普通に照れてしまっている僕は一体…)
つかさ「……」すたたっ
純一「ん、あれ? つかさちゃん?」
つかさ「……」くる
純一「? どうしたの、急に離れて……あっ」
つかさ「みつけたの」
純一「そう、なんだ。お母さん? お父さん?」
つかさ「……」
つかさ「…どっちも、かな」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:27:55.95 :qEacZ/y70
純一「どっちも? じゃあ君を心配して探しにきてたんだよ、きっと」
つかさ「…」
純一「えっと、それじゃあね。また今度、何処かで会えたら」
つかさ「へいき」
純一「えっ?」
つかさ「すぐにまた、あえるから」
純一「うん? えーっと、それはどういう意味?」
つかさ「ふふん」
純一「つかさちゃ───」
~~~
~~
~
純一「どっちも? じゃあ君を心配して探しにきてたんだよ、きっと」
つかさ「…」
純一「えっと、それじゃあね。また今度、何処かで会えたら」
つかさ「へいき」
純一「えっ?」
つかさ「すぐにまた、あえるから」
純一「うん? えーっと、それはどういう意味?」
つかさ「ふふん」
純一「つかさちゃ───」
~~~
~~
~
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:30:27.89 :qEacZ/y70
純一「──ハッ!?」がばぁ!
純一「………」
純一「あ、あれっ? ここはっ?!」
「何を寝惚けた事をいってるのかしら、この人は」
純一「えっ? あ、あれ?」
絢辻「なあに、わたしの顔に何かついてる?」
純一「い、いや! そうじゃない、けど…」
純一(夢だったのか…今の…?)
純一「ってああ! そうだったぁ!」
絢辻「…」
純一「あやつ──じゃなかった、詞! どうなの体調はっ!?」
絢辻「大丈夫、平気よ」
純一「──ハッ!?」がばぁ!
純一「………」
純一「あ、あれっ? ここはっ?!」
「何を寝惚けた事をいってるのかしら、この人は」
純一「えっ? あ、あれ?」
絢辻「なあに、わたしの顔に何かついてる?」
純一「い、いや! そうじゃない、けど…」
純一(夢だったのか…今の…?)
純一「ってああ! そうだったぁ!」
絢辻「…」
純一「あやつ──じゃなかった、詞! どうなの体調はっ!?」
絢辻「大丈夫、平気よ」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:34:17.14 :qEacZ/y70
純一「で、でも!」
絢辻「あなたが心配したってしょうがないじゃないの」
絢辻「…そんなに心配なら、あなたが生んでくれるの? わたしの変わりに?」
純一「うっ、それは出来ないけどさ…」
絢辻「だったら男は黙って見守ってる事。いいわね」
純一「りょ、了解しました…」
絢辻「よろしい」
純一「…えっとさ、詞」
絢辻「ん」
純一「さっきさ、変な夢…を見てたんだ」
純一「で、でも!」
絢辻「あなたが心配したってしょうがないじゃないの」
絢辻「…そんなに心配なら、あなたが生んでくれるの? わたしの変わりに?」
純一「うっ、それは出来ないけどさ…」
絢辻「だったら男は黙って見守ってる事。いいわね」
純一「りょ、了解しました…」
絢辻「よろしい」
純一「…えっとさ、詞」
絢辻「ん」
純一「さっきさ、変な夢…を見てたんだ」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:38:08.01 :qEacZ/y70
絢辻「変な夢?」
純一「うん。こう…なんていうか、どこかで見た事のあるような女の子と一緒に」
純一「ずっと遊び続けるような、そんな夢を」
絢辻「ふーん。それで?」
純一「その子はね、言うんだ。なれてるからって…こんなことは平気、だなんて」
純一「そんなに沢山会話する事はなかったけれど、彼女は、なにかずっと我慢していたように思ったんだ」
絢辻「へぇ、そうなの。そこで貴方は何をしてあげたの、彼女に」
純一「…うーん、とにかく笑ってもらえるように頑張ったかな」
純一「それに泣いても良いよって、そう伝えたかった」
純一「彼女は自分自身を、ものすごく抑え込んでたんだ。あんなにも小さいのに…一人で…」
絢辻「変な夢?」
純一「うん。こう…なんていうか、どこかで見た事のあるような女の子と一緒に」
純一「ずっと遊び続けるような、そんな夢を」
絢辻「ふーん。それで?」
純一「その子はね、言うんだ。なれてるからって…こんなことは平気、だなんて」
純一「そんなに沢山会話する事はなかったけれど、彼女は、なにかずっと我慢していたように思ったんだ」
絢辻「へぇ、そうなの。そこで貴方は何をしてあげたの、彼女に」
純一「…うーん、とにかく笑ってもらえるように頑張ったかな」
純一「それに泣いても良いよって、そう伝えたかった」
純一「彼女は自分自身を、ものすごく抑え込んでたんだ。あんなにも小さいのに…一人で…」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:41:30.71 :qEacZ/y70
純一「我慢なんてしなくていい。君はそんなにも頑張らなくても良い、僕は…」
純一「僕はそういう風に、彼女に伝えたかったんだと…なんとなく、今はそう思ってる」
絢辻「…ふふっ、なんだかそれって、あれじゃないかしら?」
純一「…あはは、そうだね。本当にあれだよ」
純一&絢辻「何処かで聞いたことのあるような、話」
絢辻「ふふっ」
純一「あはは」
絢辻「なぁーに、夢の中でもわたしに恋しくなってるのかしら?」
純一「かもしれない。けれど、僕は何だか違うような気がするんだ」
絢辻「うん?」
純一「…夢で会えた彼女は、確かに見覚えのある子だったかもしれない」
純一「我慢なんてしなくていい。君はそんなにも頑張らなくても良い、僕は…」
純一「僕はそういう風に、彼女に伝えたかったんだと…なんとなく、今はそう思ってる」
絢辻「…ふふっ、なんだかそれって、あれじゃないかしら?」
純一「…あはは、そうだね。本当にあれだよ」
純一&絢辻「何処かで聞いたことのあるような、話」
絢辻「ふふっ」
純一「あはは」
絢辻「なぁーに、夢の中でもわたしに恋しくなってるのかしら?」
純一「かもしれない。けれど、僕は何だか違うような気がするんだ」
絢辻「うん?」
純一「…夢で会えた彼女は、確かに見覚えのある子だったかもしれない」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:45:34.82 :qEacZ/y70
純一「けれど、僕はそんな彼女を…何処か新しく思えたんだ」
絢辻「どういうことかしら?」
純一「…わからないよ、でも、最後に彼女からのプレゼントをもらった時に」
純一「──また直ぐに会えるって、言ってくれたんだ」
絢辻「……」
純一「ねえ、詞。生まれてくる子は女の子だよね?」
絢辻「そうね」
純一「それはもう、君にそっくりな可愛い女の子だと思うんだ」
絢辻「当たり前じゃない」
純一「うん。だけど、僕はきっと信じてるんだ」
純一「けれど、僕はそんな彼女を…何処か新しく思えたんだ」
絢辻「どういうことかしら?」
純一「…わからないよ、でも、最後に彼女からのプレゼントをもらった時に」
純一「──また直ぐに会えるって、言ってくれたんだ」
絢辻「……」
純一「ねえ、詞。生まれてくる子は女の子だよね?」
絢辻「そうね」
純一「それはもう、君にそっくりな可愛い女の子だと思うんだ」
絢辻「当たり前じゃない」
純一「うん。だけど、僕はきっと信じてるんだ」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:49:37.23 :qEacZ/y70
純一「君にそっくりな可愛い女の子であっても、仮に君そっくりな性格だったとしても」
純一「──僕ら夫婦から生まれてくる子に、我慢なんて絶対にさせないって」
絢辻「……」
純一「そう、信じてる。そして、僕はそれを叶える」
絢辻「断言したわね。期待してるわよ、アナタ」
純一「もちろんだよ。当たり前じゃないか!」
絢辻「ふふ。そうね、わたしだって信じてるわ」
絢辻「この…お腹の中にいるこの子が、本当に良い子に育つって事を」
絢辻「アナタと、わたしと、ずっとずっとね」
純一「うん!」
owari
純一「君にそっくりな可愛い女の子であっても、仮に君そっくりな性格だったとしても」
純一「──僕ら夫婦から生まれてくる子に、我慢なんて絶対にさせないって」
絢辻「……」
純一「そう、信じてる。そして、僕はそれを叶える」
絢辻「断言したわね。期待してるわよ、アナタ」
純一「もちろんだよ。当たり前じゃないか!」
絢辻「ふふ。そうね、わたしだって信じてるわ」
絢辻「この…お腹の中にいるこの子が、本当に良い子に育つって事を」
絢辻「アナタと、わたしと、ずっとずっとね」
純一「うん!」
owari
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:50:20.01 :qEacZ/y70
つかさちゃんぺろぺろ(^ω^)
おわりうんこいってくるノシ
支援ありがとーう
つかさちゃんぺろぺろ(^ω^)
おわりうんこいってくるノシ
支援ありがとーう
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 01:52:03.27 :rBG4mLq10
イイハナシダナー
乙
乙
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 02:53:51.76 :NdhPe3060
絢辻さんと幸せな家庭を築きたい
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 03:20:08.16 :+7JhOCElO
素晴らしい…そして、萌え過ぎて死にそう…
乙
乙
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/04(月) 03:27:18.14 :vYdWYpf90
軽い気持ちで読み始めたら素晴らしかったでござる
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