幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「土日の予定はありません」

兄「だからやめろ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「浮いた話は聞きません」

兄「やめてくれ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「携帯電話は鳴りません」

兄「……」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「起きるメリットがありません」

兄「……」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「世間は甘くありません」

兄「……」

幼女「……？」

兄「…………」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「それでも格差は埋まりません」

兄「わかった。ちゃんと反応するから世間を相手にするのはやめろ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「先祖に顔向けできません」

兄「いきなり重いわ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「家族と会話がありません」

兄「これは会話じゃないんだな。ただ俺をおちょくってるんだな」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「暇でしようがありません」

兄「暇じゃないし。勉強してるし」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「受かる見込みはありません」

兄「やめろ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「自分の長所がわかりません」

幼女「というかありません」

兄「ほっとけ！」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「さしたる夢はありません」

兄「……ぐ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「反省する気はありません」

兄「あるよ！ 自分を省みてるよ！」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「行動に移した試しはありません」

兄「ぐ……っ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「ビジョンが全くありません」

兄「び、ビジョン……？」

幼女「これでは話になりません」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「家に居場所がありません」

兄「ここは俺の部屋なんだが」

幼女「そういう意味じゃありません」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

幼女「溜息ばかり絶えません」

兄「そこまで追い詰められてないし」

幼女「少しは自覚を持ちなさい」ﾊｧ

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

『ごはんよー！』

幼女「あ！」

兄「お、メシか」

幼女「あなたのごはんはありません」

兄「なんでだよ」

幼女「うんとこしょ、どっこいしょ」

兄「おい」

幼女「おおきなエビが釣れましたー」

兄「それは俺のエビフライだ」

幼女「はむっ」

兄「あっ、こら」

幼女「ん……とこしょ……あむ……っこいしょ」


兄「盗み食いはいけないことって幼稚園で習わなかったか？」

幼女「わたしこどもなのでわかりません」

ネタ切れにつき終了