1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:11:20.76 :ZLV+T+NZ0
俺「ということは99%脇役扱いということか・・・!」
俺「いやしかし、まだひょっとしたらCV付の主人公という説が・・・」
女子A「男君の両親が今日から海外出張なんだってー」
女子B「えーじゃあ今あの家、妹さんと二人きりー?」
俺「うわああああああああああん」
俺「ということは99%脇役扱いということか・・・!」
俺「いやしかし、まだひょっとしたらCV付の主人公という説が・・・」
女子A「男君の両親が今日から海外出張なんだってー」
女子B「えーじゃあ今あの家、妹さんと二人きりー?」
俺「うわああああああああああん」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:12:15.76 :ZLV+T+NZ0
俺「そうか・・・主人公は俺じゃなくて男だったか・・・」
俺「まあ男が妹(本当は従妹)と同じ家に住んでたり、男に可愛い幼馴染がいる時点で覚悟してたけどな・・・」
俺「だが俺たちは友達だ。それは環境が変わっても!」
俺「おーい男ー昼飯食いにいこうz」
幼馴染「べ、別にあんたのために(ry たまたま作りすぎ(ry」
妹「お兄ちゃんのためにお弁当(ry 一人作るのも二人作るのも手間は(ry」
俺「うわああああああああああん」
俺「そうか・・・主人公は俺じゃなくて男だったか・・・」
俺「まあ男が妹(本当は従妹)と同じ家に住んでたり、男に可愛い幼馴染がいる時点で覚悟してたけどな・・・」
俺「だが俺たちは友達だ。それは環境が変わっても!」
俺「おーい男ー昼飯食いにいこうz」
幼馴染「べ、別にあんたのために(ry たまたま作りすぎ(ry」
妹「お兄ちゃんのためにお弁当(ry 一人作るのも二人作るのも手間は(ry」
俺「うわああああああああああん」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:13:24.51 :ZLV+T+NZ0
俺「昼飯ポジすら奪われた」
俺「他の友人を探そうと思ったが、どうやらあいつらには立ち絵すらないらしく見つからなかった」
俺「これはちょっとしたホラーだな」
俺「まあ気を取り直して、放課後男を遊びに誘うぞ」
俺「ゲーセンは漢のロマン、女子供には踏み込めない領域、ここなら友情を取り戻せる!」
俺「おーい男ーゲーセンいこうz」
金髪「ちょっと男!付き合いなさい!」
男「いきなり(ry 俺の都合(ry」
金髪「うるさいですわ!執事!」
執事「かしこまりました」ガシッ
男「うわあああああああああ」
俺「うわああああああああああん」
俺「昼飯ポジすら奪われた」
俺「他の友人を探そうと思ったが、どうやらあいつらには立ち絵すらないらしく見つからなかった」
俺「これはちょっとしたホラーだな」
俺「まあ気を取り直して、放課後男を遊びに誘うぞ」
俺「ゲーセンは漢のロマン、女子供には踏み込めない領域、ここなら友情を取り戻せる!」
俺「おーい男ーゲーセンいこうz」
金髪「ちょっと男!付き合いなさい!」
男「いきなり(ry 俺の都合(ry」
金髪「うるさいですわ!執事!」
執事「かしこまりました」ガシッ
男「うわあああああああああ」
俺「うわああああああああああん」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:14:57.04 :ZLV+T+NZ0
俺「傍若無人キャラには勝てねーなー」
俺「昼ダメ放課後ダメ、夜は家でパラダイス、と」
俺「こうなればトイレに行く瞬間ぐらいしかないな」
俺「おーい男ー連れションいこうz」
男「お前っていつも個室だよな」
男の娘「んーだってスカートだし、他の人もやたら気にしてくるしね」
男「いっそ女子トイレに入ったほうがいいんじゃないか」
俺「うわああああああああああん」
俺「傍若無人キャラには勝てねーなー」
俺「昼ダメ放課後ダメ、夜は家でパラダイス、と」
俺「こうなればトイレに行く瞬間ぐらいしかないな」
俺「おーい男ー連れションいこうz」
男「お前っていつも個室だよな」
男の娘「んーだってスカートだし、他の人もやたら気にしてくるしね」
男「いっそ女子トイレに入ったほうがいいんじゃないか」
俺「うわああああああああああん」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:15:59.07 :ZLV+T+NZ0
俺「『性別:♂』という優先度も奪われた」
俺「ダメだ・・・もはや俺のアイデンティティは尽きた・・・」
俺「もう俺にはあいつを見守る程度しかできないのか・・・」
俺「あと適当にギャグで殴られたり毒見役にされたり下ネタ言ったり『転校生?女子ならいいな!』とか言ってやれやれとか言われたりするしかないのか・・・」
俺「うわああああああああああん」
俺「『性別:♂』という優先度も奪われた」
俺「ダメだ・・・もはや俺のアイデンティティは尽きた・・・」
俺「もう俺にはあいつを見守る程度しかできないのか・・・」
俺「あと適当にギャグで殴られたり毒見役にされたり下ネタ言ったり『転校生?女子ならいいな!』とか言ってやれやれとか言われたりするしかないのか・・・」
俺「うわああああああああああん」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:16:56.62 :ZLV+T+NZ0
そして月日は流れ、どうやら男は金髪ルートに入ったようであった
俺「もうこの段階なら俺の出番はないな・・・」
俺「個別入るとメインキャラでさえ空気になるのにいわんやただの男友達・・・」
俺「・・・いや・・・待てよ・・・」
俺「・・・ある・・・出番・・・しかも最高に見せ場のあるやつが・・・!」
そして月日は流れ、どうやら男は金髪ルートに入ったようであった
俺「もうこの段階なら俺の出番はないな・・・」
俺「個別入るとメインキャラでさえ空気になるのにいわんやただの男友達・・・」
俺「・・・いや・・・待てよ・・・」
俺「・・・ある・・・出番・・・しかも最高に見せ場のあるやつが・・・!」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:18:16.62 :ZLV+T+NZ0
しばらく後
俺「快晴の中でバイクは気持ちがいい」
俺「・・・と、あれは男か。あれは金髪の家の前・・・!?」
俺(これは・・・ついに・・・!)
俺「おいどうしたんだよ男・・・泣いてるじゃねえか!」
男「金髪が許嫁と(ry 俺よりも素晴らしい相手で(ry あっちのほうが金髪も幸せに(ry」
俺(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!)
男「黙って見送り(ry」
ガスッ
しばらく後
俺「快晴の中でバイクは気持ちがいい」
俺「・・・と、あれは男か。あれは金髪の家の前・・・!?」
俺(これは・・・ついに・・・!)
俺「おいどうしたんだよ男・・・泣いてるじゃねえか!」
男「金髪が許嫁と(ry 俺よりも素晴らしい相手で(ry あっちのほうが金髪も幸せに(ry」
俺(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!)
男「黙って見送り(ry」
ガスッ
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:19:39.68 :ZLV+T+NZ0
俺「俺がお前を殴るのはこれが二度目だな・・・」キリッドヤァァァ
男「っ・・・いきなり何しやがる!」
俺「(ありきたりな説教心配風味~適度なドヤ顔を添えて~)」
男「そうだ・・・くそっ、俺は何を・・・!」
男「ちくしょう、今からじゃ走っても空港には間に合わない・・・!」
俺「後ろに乗れ男!」
俺(っていうか目の前にバイクに乗ってる友人がいるんだから走ろうとか思うなよ頼れよ)
男「すまん、空港まで頼む!」
俺「俺がお前を殴るのはこれが二度目だな・・・」キリッドヤァァァ
男「っ・・・いきなり何しやがる!」
俺「(ありきたりな説教心配風味~適度なドヤ顔を添えて~)」
男「そうだ・・・くそっ、俺は何を・・・!」
男「ちくしょう、今からじゃ走っても空港には間に合わない・・・!」
俺「後ろに乗れ男!」
俺(っていうか目の前にバイクに乗ってる友人がいるんだから走ろうとか思うなよ頼れよ)
男「すまん、空港まで頼む!」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:20:14.60 :uGPKdG7D0
ほう
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:20:53.04 :ZLV+T+NZ0
俺「おら着いたぞっ!空港だ!」
男「でも白バイが大量に来てるぞ・・・!」
俺「俺の事は気にするな、行けっ!」
俺「え、速度超過20キロ、罰金二万っすか・・・うわー財布空っぽになっちゃった、今月どうしよう・・・」
俺「おら着いたぞっ!空港だ!」
男「でも白バイが大量に来てるぞ・・・!」
俺「俺の事は気にするな、行けっ!」
俺「え、速度超過20キロ、罰金二万っすか・・・うわー財布空っぽになっちゃった、今月どうしよう・・・」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:22:47.95 :ZLV+T+NZ0
結局男と金髪はめでたく再びくっついたらしい
俺「俺は、金欠解消のためにバイク売りましたよ・・・っと」
俺「空港まで限界超えた走りしたもんだから全体的にガタが来てて、修理するのも厳しかったからな」
宅配便「お届け物でーす」
俺「ん、なんだいきなり・・・ってデカッ!差出人は・・・男と金髪?お、手紙がついてる」
男『この前は助かった。お礼もかねて、金髪から贈り物だそうだ』
金髪『お父様の会社の倉庫の隅に眠っていたものですが、状態良好だったので差し上げることに致しました』
俺「で、品物は・・・バイク!?しかもこれ3年ぐらい前に生産中止になったレアな奴じゃん!」
俺「さっそく点検を」ガシッ
ピカーーーーーッ
俺「うおっまぶしっ」
俺「バイクが消えて裸の女の子が!?」
to be continued...?
結局男と金髪はめでたく再びくっついたらしい
俺「俺は、金欠解消のためにバイク売りましたよ・・・っと」
俺「空港まで限界超えた走りしたもんだから全体的にガタが来てて、修理するのも厳しかったからな」
宅配便「お届け物でーす」
俺「ん、なんだいきなり・・・ってデカッ!差出人は・・・男と金髪?お、手紙がついてる」
男『この前は助かった。お礼もかねて、金髪から贈り物だそうだ』
金髪『お父様の会社の倉庫の隅に眠っていたものですが、状態良好だったので差し上げることに致しました』
俺「で、品物は・・・バイク!?しかもこれ3年ぐらい前に生産中止になったレアな奴じゃん!」
俺「さっそく点検を」ガシッ
ピカーーーーーッ
俺「うおっまぶしっ」
俺「バイクが消えて裸の女の子が!?」
to be continued...?
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:23:07.85 :d7DaDgBK0
もし主人公の友人ができたらこんなやつになりたい
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/21(木) 19:31:25.03 :hYtDR6Hx0
乙
いい終わり方だ
いい終わり方だ
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