警官「ちょっとお伺いしたいので暑までご同行願いますか？」

フリーザ「この私に命令するのですか？いいでしょう。すぐに楽にして差し上げましょう」

ザーボン「フリーザ様が力をお出しになられる・・・」

フリーザ「はああああ・・・。あ？」

ザーボン「フリーザ様？」

フリーザ「な、なんという事だ！パワーが出せない！？」

ザーボン「なんですと！？」

警官「すいません。パトカーに乗ってもらえますかね？」

フリーザ「はい・・・」

警察署

警官「喧嘩にでも巻き込まれたのかな？」

ザーボン「ま、まあそんなところですね」

フリーザ（この世界の人間の気を感じ取る事は可能ですね・・・）

フリーザ（ここは日本の東京という場所・・・。フムフム）

警官「ま、君達被害者みたいだから特別に僕のおごりで」ｽｯ

ザーボン「なんですかこれは・・・」

フリーザ「これはカツ丼という食べ物のようですよザーボンさん」

ザーボン「カツ丼・・・いい響きですな」

道

ザーボン「なんとか解放されましたが・・・これからどうしましょう？」

フリーザ「ナメック星に戻れない以上この世界で暮らすしかないでしょうザーボンさん」

ザーボン「左様ですか・・・」

フリーザ「この世界の人間の気でしくみはわかりました。まずは区役所に行くんです」

ザーボン「区役所・・・ですか」

フリーザ「はい」

区役所

フリーザ「名前は夫利座太郎。こっちは座簿次郎です」

役員「夫利座様に座簿様・・・ですね」

フリーザ「はい」

役員「では住民票を作りますので少々お待ちを・・・」

ザーボン「フリーザ様・・・これは・・・」

フリーザ「これからこの世界では夫利座とお呼びなさい。まずは住民票を作ってこの町の住民になるのです」

ザーボン「そのような登録が必要なのですか。夫利座様」

フリーザ「ややこしいですが仕方ない事です」

不動産屋

職員「夫利座様に座簿様。ご希望の物件はありますか？」

フリーザ「なるべく家賃が安いところですかね」

ザーボン「夫利座様・・・これは・・・」

フリーザ「住む場所を探すのですよ座簿さん。野宿は嫌でしょう」

ザーボン「はい・・・」

職員「いい物件が見つかりましたのでご紹介致します」

フリーザ「お願いします」

アパート

職員「ここの大家があなた方のような方々を受け入れると言ってくださりましてね」

ザーボン「うーむ。支配しようとしていたナメック星と比べると劣る・・・」

フリーザ「まあ野宿では無いだけマシでしょ」

職員「ここの201号室になります」

ザーボン「一部屋ですか・・・」

フリーザ「仕方ありませんね・・・」

大家「お。あんたらが新しく入った住民か」

フリーザ「あなたが大家さんですか？」

大家「ああ。飲茶徹って言うのさ。ヤムティーって呼んでくれてもいいぜ」

数日後

ザーボン「あっ。名前間違えた・・・」

フリーザ「何をしているのです！履歴書もタダでは無いのですよ！」

ザーボン「申し訳ありません・・・」

フリーザ「まずは仕事をしなければ・・・この世界で暮らすには働かなくてはならないのです・・・」

ザーボン「いやはや面倒な世界ですね・・・」

フリーザ「戯言せずに履歴書をお書きなさい」ｶｷｶｷ

ザーボン「はい・・・」ｶｷｶｷ

数週間後

フリーザ「今週のジャンプも面白いですね」

ザーボン「しかし夫利座様・・・。お金を使いすぎでは・・・」

フリーザ「何を言うのですか。洗濯機に冷蔵庫・・・日常生活に必要な物ではないですか」

ザーボン「ですが一括払いで購入してしまっては資金の方が・・・。次の給料日までどうやりくりするのです」

フリーザ「ま、まだ財布にお金はありますよ座簿さん」

ザーボン「冷蔵庫が牛乳ときゅうりだけではやりくり出来ませんよ！」

ザーボン「これじゃあ我々は飢え死にです！」

フリーザ「しかしバイトのまかないもありますし・・・

ザーボン「給料日までポテトオンリーですか。あまりにも体に悪すぎる・・・」

フリーザ「おやそろそろバイトの時間です」ｶﾞﾁｬ ｽﾀﾀﾀﾀ

ザーボン「あ！夫利座様っ・・・」

ザーボン「ったく」

ザーボン「・・・さて私も出かけるとしますか」

フリーザ「ザーボンさんは小言がうるさくてたまらない・・・」

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

フリーザ「おや雨ですか・・・。傘をささなければ」ﾊﾞｯ

人「はあはあ・・・うう・・・」

フリーザ「・・・よかったら傘どうぞ」

人「何ぃ？しかし悪いではないか・・・」

フリーザ「そこが私のバイト先なので。ほら、カカロナルド」

人「カカロナルド・・・」

フリーザ「では私は行きますよ。傘は捨てても結構ですので」ｽﾀﾀﾀﾀ

人「・・・」

図書館

ザーボン「やはりナメック星への帰り方はわかりませんね・・・」

ザーボン「フリーザ様はバイトで生活費を稼ぎ私はこうして帰る手がかりを探す・・・」

ザーボン「フリーザ様はいずれこの日本も支配すると言っていたが・・・」

フリーザ『座簿さん！売り上げが上がりましたよ！』

フリーザ『今日は時給が上がりましたよ！』

ザーボン「すっかりこの世界に馴染んでるではないかああああああああああああ！」

カカロナルド

フリーザ「いらっしゃいませお客様。本日はこちらのセットがオススメですよ」ﾆｯｺﾘ

客「ああじゃあそれで」

フリーザ「ありがとうございます！」

フリーザ（ふふふ・・・今月のキャンペーンはなんとしても成功させなければ・・・）

フリーザ（そうしたらカカロナルドの売り上げも伸びます！）

店長「夫利座、ちょっといいか」

フリーザ「はい、なんでしょう？」

フリーザ（あれ？私何かしくじりましたっけ・・・）

店長「まあ悪い話じゃない」

店長「君を永久クルーにしたいと思ってな」

フリーザ「え、永久クルー！」

店長「ああ。これからも頑張ってくれよ」

フリーザ「は、はい！！」

帰り道

フリーザ「ふふふ・・・永久クルーという事は時給もアップですよ！」

フリーザ「これで快適な生活が出来るでしょう！」

フリーザ「ふふふ。座簿さんも喜ぶ事でしょう・・・」

人「おい」

フリーザ「あなたは・・・先程傘をあげた・・・」

人「ああ」

人「貴様が働いているというカカロナルドにさっき行ったぞ」

フリーザ「おおそうだったのですか！声をかけて下さればよかったのに」

人「向かいの本屋から観察していたのだ」

フリーザ「・・・？」

人「何故変身型の宇宙人がカカロナルドでバイトしている！！」

フリーザ「・・・！？何故それを！！」

人「俺様の顔を忘れたか！」

フリーザ「あ、あなたは・・・ベジータ！」

ベジータ「久しぶりだな・・・フリーザ・・・」

フリーザ「あ、あなたが・・・何故この世界に・・・」

ベジータ「・・・」


つづくな

来週アニメを見なければ続き書けないのでさらば