1:代行 ID:8Qzw1UBAO:2013/04/20(土) 01:59:05.83 :LRxTnBjK0
出囃子:フラワーガール
三線:我那覇響
貴音「みなさま、本日はようこそお越しくださいました」
出囃子:フラワーガール
三線:我那覇響
貴音「みなさま、本日はようこそお越しくださいました」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 02:07:00.61 :8Qzw1UBAO
貴音「ええ、今回から出囃子というものを付けていただけることになりました」
貴音「出囃子というものは次に誰が出てくるのかわかるようにする、てぇまそんぐのようなものでございます」
貴音「私の希望としては、新曲の『ぷりんせす すのぅ ほわいと』がよかったのですが、響にお願いしたところ」
貴音「『完璧に自分でもさすがに三日では無理だぞ…』と言われてしまいました」
貴音「まぁたしかにもう四月だというのにすきぃの歌では合わないのもありましたし、よく弾いて慣れ親しんだものをお願いした次第にございます」
貴音「さて、短い話ではございますが一席おつきあいください」
貴音「ええ、今回から出囃子というものを付けていただけることになりました」
貴音「出囃子というものは次に誰が出てくるのかわかるようにする、てぇまそんぐのようなものでございます」
貴音「私の希望としては、新曲の『ぷりんせす すのぅ ほわいと』がよかったのですが、響にお願いしたところ」
貴音「『完璧に自分でもさすがに三日では無理だぞ…』と言われてしまいました」
貴音「まぁたしかにもう四月だというのにすきぃの歌では合わないのもありましたし、よく弾いて慣れ親しんだものをお願いした次第にございます」
貴音「さて、短い話ではございますが一席おつきあいください」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 02:18:08.39 :8Qzw1UBAO
貴音「十人寄れば気は十色と申します。お顔の形が違いますようにみなさんそれぞれに心持ちというものが違ってございます」
貴音「好き嫌いなどというものはどなたにもあるものですが、あれが好き、これが嫌いというのがこれまた一人ひとり違っておりまして」
貴音「小鳥嬢などは大変にお酒を…好むのでございますが、私などはまだ二十歳を越えておりませぬので、お酒を飲むことはできません」
貴音「それでは私の好むものは何かと言われますと、らぁめんというものが非常に好きなのでございます」
貴音「屋台であればまず素のらぁめんというものを一杯いただき、そのお店の特徴というものを知ります」
貴音「その後に、とっぴんぐの品を一品ずつ入れて一杯ずつ食べてゆきます」
貴音「すべての組み合わせを試したのち、最後に一杯、一番美味と感じた食べ方で食べるのでございます」
貴音「このようなことを申しますと、小鳥嬢などは胸焼けがして参ってしまうようで、どうも苦手なようですね」
貴音「十人寄れば気は十色と申します。お顔の形が違いますようにみなさんそれぞれに心持ちというものが違ってございます」
貴音「好き嫌いなどというものはどなたにもあるものですが、あれが好き、これが嫌いというのがこれまた一人ひとり違っておりまして」
貴音「小鳥嬢などは大変にお酒を…好むのでございますが、私などはまだ二十歳を越えておりませぬので、お酒を飲むことはできません」
貴音「それでは私の好むものは何かと言われますと、らぁめんというものが非常に好きなのでございます」
貴音「屋台であればまず素のらぁめんというものを一杯いただき、そのお店の特徴というものを知ります」
貴音「その後に、とっぴんぐの品を一品ずつ入れて一杯ずつ食べてゆきます」
貴音「すべての組み合わせを試したのち、最後に一杯、一番美味と感じた食べ方で食べるのでございます」
貴音「このようなことを申しますと、小鳥嬢などは胸焼けがして参ってしまうようで、どうも苦手なようですね」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 02:36:18.76 :8Qzw1UBAO
貴音「『お酒の飲みすぎではないでしょうか?』などと気にかけますと、『面目ない』なんて謝られてしまったり……いや、別に謝らなくてもいいのですが」
貴音「ま、そうは申しましても、お酒というものはやっぱり、たいそう結構なもののようでございます。並んでちびちびやっておりますとしらない人とでもすぐに仲良くなれるようですね、不思議なもので」
貴音「小鳥嬢や高木殿などは『あなた、どちらからおいでで?品川?はー私も品川ですよ。奇遇ですねぇ。お一人でやってらっしゃる? そうですか。どうですか、お近付きの印に』とか」
貴音「『あらお隣さん、独り酒なら一緒に飲みません?…へへへ、あたしも嫌いじゃない方なんですよ、はい、じゃ乾杯!(グイッ)
あぁ、あなた良い飲みっぷりですねぇ。負けてられないわぁ、じゃ、二杯目の乾杯!!』などとしているうちにすっかりお友達になってしまっているのでございます」
貴音「そこへいきますと、どうも、らぁめんをやったりとったり、というのはいけませんね」
貴音「『どうですか、ずぞぞぞぞ…お近付きの印に、一杯。ずぞぞぞぞ…ねぎらぁめん、啜りかけですけど…』」
貴音「…これはどうも具合が悪うございますね。
まぁ、人それぞれに違いがあるからこそ人生面白いのでございましょう」
貴音「『お酒の飲みすぎではないでしょうか?』などと気にかけますと、『面目ない』なんて謝られてしまったり……いや、別に謝らなくてもいいのですが」
貴音「ま、そうは申しましても、お酒というものはやっぱり、たいそう結構なもののようでございます。並んでちびちびやっておりますとしらない人とでもすぐに仲良くなれるようですね、不思議なもので」
貴音「小鳥嬢や高木殿などは『あなた、どちらからおいでで?品川?はー私も品川ですよ。奇遇ですねぇ。お一人でやってらっしゃる? そうですか。どうですか、お近付きの印に』とか」
貴音「『あらお隣さん、独り酒なら一緒に飲みません?…へへへ、あたしも嫌いじゃない方なんですよ、はい、じゃ乾杯!(グイッ)
あぁ、あなた良い飲みっぷりですねぇ。負けてられないわぁ、じゃ、二杯目の乾杯!!』などとしているうちにすっかりお友達になってしまっているのでございます」
貴音「そこへいきますと、どうも、らぁめんをやったりとったり、というのはいけませんね」
貴音「『どうですか、ずぞぞぞぞ…お近付きの印に、一杯。ずぞぞぞぞ…ねぎらぁめん、啜りかけですけど…』」
貴音「…これはどうも具合が悪うございますね。
まぁ、人それぞれに違いがあるからこそ人生面白いのでございましょう」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 02:43:28.32 :8Qzw1UBAO
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
美希「あ、雪歩戻ってきたの!おかえり!…ってどうしたの」
雪歩「ひぅーっ、はぁっ、はぁっ」
美希「そんな急いで走ってきて…いったい何があったの?」
雪歩「それっ…がっ…はぁ…向こう…のっ…あぁ…」
亜美「ゆきぴょん深呼吸深呼吸!」
雪歩「ひっひっふー…ひっひっふー…」
亜美「ゆきぴょんそれはさまぁ~ず法だよ!」
真美「ラマーズ法だよ!!」
美希「そんなことはどうでもいいの…落ち着いた?」
雪歩「ふぅ…なんとか」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
美希「あ、雪歩戻ってきたの!おかえり!…ってどうしたの」
雪歩「ひぅーっ、はぁっ、はぁっ」
美希「そんな急いで走ってきて…いったい何があったの?」
雪歩「それっ…がっ…はぁ…向こう…のっ…あぁ…」
亜美「ゆきぴょん深呼吸深呼吸!」
雪歩「ひっひっふー…ひっひっふー…」
亜美「ゆきぴょんそれはさまぁ~ず法だよ!」
真美「ラマーズ法だよ!!」
美希「そんなことはどうでもいいの…落ち着いた?」
雪歩「ふぅ…なんとか」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 02:51:33.94 :8Qzw1UBAO
美希「どーしたの?」
亜美「なんかオバケにでも遭ったみたいな顔だけど…」
雪歩「どうしたも何も…それが…」
雪歩「…出たの」ガタガタ
真美「出たの!?こんな昼間っから?」
雪歩「私どうしても早く事務所に戻らなくちゃいけなくて…だからいつもは表通りを通るんだけど…ほら、裏道…駅から事務所の一つ向こうの通りまで真っ直ぐなのあるでしょ?」
亜美「あー…小学校の時に暗くなったらそこは歩くなって言われてた」
美希「ビルの合間だしお稲荷さんとかあってなんだか不気味なんだよね…」
雪歩「すぐ…抜けようと思って早足だったんだけど…」
真美「出てきたんだね…」
美希「どーしたの?」
亜美「なんかオバケにでも遭ったみたいな顔だけど…」
雪歩「どうしたも何も…それが…」
雪歩「…出たの」ガタガタ
真美「出たの!?こんな昼間っから?」
雪歩「私どうしても早く事務所に戻らなくちゃいけなくて…だからいつもは表通りを通るんだけど…ほら、裏道…駅から事務所の一つ向こうの通りまで真っ直ぐなのあるでしょ?」
亜美「あー…小学校の時に暗くなったらそこは歩くなって言われてた」
美希「ビルの合間だしお稲荷さんとかあってなんだか不気味なんだよね…」
雪歩「すぐ…抜けようと思って早足だったんだけど…」
真美「出てきたんだね…」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 02:57:29.89 :8Qzw1UBAO
雪歩「ふっ…と後ろになにかいるってなって」ガタガタ
雪歩「早足でこっちに来るのがわかって…私そこで動けなくなっちゃって…でも、なんとかしなきゃって思って勇気を出して振り向いたら…」
雪歩「振り向いたら…」
三人「ゴクリ…」
雪歩「こんなチワワがっ!!」
三人「「「キャーーーーーーーーー!!!!!」」」
三人「「「……ってあれ?」」」
雪歩「ふっ…と後ろになにかいるってなって」ガタガタ
雪歩「早足でこっちに来るのがわかって…私そこで動けなくなっちゃって…でも、なんとかしなきゃって思って勇気を出して振り向いたら…」
雪歩「振り向いたら…」
三人「ゴクリ…」
雪歩「こんなチワワがっ!!」
三人「「「キャーーーーーーーーー!!!!!」」」
三人「「「……ってあれ?」」」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:02:42.71 :8Qzw1UBAO
美希「…チワワ?」
真美「あの犬?」
亜美「のあ猫?」
亜美・真美「「お兄ちゃん!!」」
美希「そんなことはどうでもいいの」
雪歩「私そこでびっくりして腰が抜けちゃって…ものすごく吠えながら近づいてきて…」
亜美「でもチワワだよねぇ…」
雪歩「後ろから男の人もやってきて…私怖くなって這いながら逃げてきたの」
真美「たぶん男の人は飼い主さんだね」
美希「…チワワ?」
真美「あの犬?」
亜美「のあ猫?」
亜美・真美「「お兄ちゃん!!」」
美希「そんなことはどうでもいいの」
雪歩「私そこでびっくりして腰が抜けちゃって…ものすごく吠えながら近づいてきて…」
亜美「でもチワワだよねぇ…」
雪歩「後ろから男の人もやってきて…私怖くなって這いながら逃げてきたの」
真美「たぶん男の人は飼い主さんだね」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:08:46.12 :8Qzw1UBAO
美希「でもあんなにもったいぶってチワワってなんか拍子抜けなの。まぁ雪歩だから仕方ないんだけど、でもちょっと臆病すぎだと思うな」
雪歩「そんなこと言ったって、私は小さいころから犬が苦手で…臆病でダメダメで…どーしようもなくて、ひんそーでちんちくりんで…」
雪歩「こんな私なんて!」
亜美「うにゃー!!ゆきぴょん落ち着いて!!」
真美「深呼吸深呼吸!」
雪歩「ひっひっふー…ひっひっふー」
亜美「ゆきぴょんそれさまぁ~ず法だよ!」
真美「天丼だよ!!」
美希「でもあんなにもったいぶってチワワってなんか拍子抜けなの。まぁ雪歩だから仕方ないんだけど、でもちょっと臆病すぎだと思うな」
雪歩「そんなこと言ったって、私は小さいころから犬が苦手で…臆病でダメダメで…どーしようもなくて、ひんそーでちんちくりんで…」
雪歩「こんな私なんて!」
亜美「うにゃー!!ゆきぴょん落ち着いて!!」
真美「深呼吸深呼吸!」
雪歩「ひっひっふー…ひっひっふー」
亜美「ゆきぴょんそれさまぁ~ず法だよ!」
真美「天丼だよ!!」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:14:18.62 :8Qzw1UBAO
美希「まぁ、人間なにかしら嫌いなもの、恐いものがあるの。そういえば亜美は何か苦手なものってない?」
亜美「え?亜美?うーん…そう面と向かって聞かれると言いにくいなー…まぁ、ヘビかなぁ」
美希「ふーん、真美は?」
真美「真美はナメクジが苦手なんだよー…昔触ってかぶれたから」
雪歩「なんだか、双子でも苦手なものが違うって意外だね」
亜美「そう?」
真美「そんなもんじゃない?…そーだミキミキは?」
美希「まぁ、人間なにかしら嫌いなもの、恐いものがあるの。そういえば亜美は何か苦手なものってない?」
亜美「え?亜美?うーん…そう面と向かって聞かれると言いにくいなー…まぁ、ヘビかなぁ」
美希「ふーん、真美は?」
真美「真美はナメクジが苦手なんだよー…昔触ってかぶれたから」
雪歩「なんだか、双子でも苦手なものが違うって意外だね」
亜美「そう?」
真美「そんなもんじゃない?…そーだミキミキは?」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:18:45.15 :8Qzw1UBAO
美希「うーんと…いきなり言われると…あーでも、タコが苦手かな」
亜美「なんで?よくタコヤキ食べたりするじゃん?」
美希「食べれるタコは問題ないの。でも、生きてるタコは…なんだかこう…ゾワってなるの」
雪歩「あー…なんとなくわかる気がするよ」
美希「でもイカは平気だったりするの」
真美「なんとなくわかるよ。真美もでんでんむしは平気」
亜美「亜美もトカゲは平気」
美希「うーんと…いきなり言われると…あーでも、タコが苦手かな」
亜美「なんで?よくタコヤキ食べたりするじゃん?」
美希「食べれるタコは問題ないの。でも、生きてるタコは…なんだかこう…ゾワってなるの」
雪歩「あー…なんとなくわかる気がするよ」
美希「でもイカは平気だったりするの」
真美「なんとなくわかるよ。真美もでんでんむしは平気」
亜美「亜美もトカゲは平気」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:23:44.58 :8Qzw1UBAO
美希「でもやっぱり恐い人やモノってなかなか浮かばな……あ!」
亜美「亜美もう一つあったや」
真美「たぶん真美も…ミキミキも同じ人浮かべたと思う」
雪歩「…?」
美希「せーので言うの…」
美希「せーのっ!!」
三人「「「律子(律っちゃん)!!!」」」
律子「呼んだ?」
三人「「「ぎゃあし!!!」」」
美希「でもやっぱり恐い人やモノってなかなか浮かばな……あ!」
亜美「亜美もう一つあったや」
真美「たぶん真美も…ミキミキも同じ人浮かべたと思う」
雪歩「…?」
美希「せーので言うの…」
美希「せーのっ!!」
三人「「「律子(律っちゃん)!!!」」」
律子「呼んだ?」
三人「「「ぎゃあし!!!」」」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:33:49.56 :8Qzw1UBAO
美希「り…律子!!」
律子「美希」
美希「…さん!!いつの間に!!」
律子「いつの間にも何もあんた達が来る前からいたわよ」
雪歩「ごめんなさい律子さん。私全然気づかなくて…」
律子「あぁいいわよ気にしないで…にしても、さっきから聞いてたらだらしないわねぇ…」
真美「律っちゃんは苦手なものはないの?」
律子「そんなの無いわよ」
亜美「言い切るねぇ…ほんとに何にもないの?」
美希「り…律子!!」
律子「美希」
美希「…さん!!いつの間に!!」
律子「いつの間にも何もあんた達が来る前からいたわよ」
雪歩「ごめんなさい律子さん。私全然気づかなくて…」
律子「あぁいいわよ気にしないで…にしても、さっきから聞いてたらだらしないわねぇ…」
真美「律っちゃんは苦手なものはないの?」
律子「そんなの無いわよ」
亜美「言い切るねぇ…ほんとに何にもないの?」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:44:21.26 :8Qzw1UBAO
律子「大人になったら恐いモノは無くなるものよ。いい、人間は万物の霊長なんだから、ヘビが恐い、ナメクジが恐い、なんて言ってんじゃないわよ」
亜美真美「「むぅ…」」
律子「あんたもタコだのなんて…嫌いなものを嫌いなまんまにしておくからいけないのよ。レッスンの時もそうよ!」
美希「あーもーわかったのわかったの!小言小町にはウンザリなの」
雪歩「それにしても…ほんとに嫌いなものって無いんですか?」
律子「当たり前よ嫌いなものなんてなんにも…あっ…いや、なんにもってわけじゃないんだけど…」
亜美「おやおや~なんなのかな~あの『あっ』ってぇのは」
真美「どーやら何かあるみたいですぜぇ亜美さんよ」
律子「大人になったら恐いモノは無くなるものよ。いい、人間は万物の霊長なんだから、ヘビが恐い、ナメクジが恐い、なんて言ってんじゃないわよ」
亜美真美「「むぅ…」」
律子「あんたもタコだのなんて…嫌いなものを嫌いなまんまにしておくからいけないのよ。レッスンの時もそうよ!」
美希「あーもーわかったのわかったの!小言小町にはウンザリなの」
雪歩「それにしても…ほんとに嫌いなものって無いんですか?」
律子「当たり前よ嫌いなものなんてなんにも…あっ…いや、なんにもってわけじゃないんだけど…」
亜美「おやおや~なんなのかな~あの『あっ』ってぇのは」
真美「どーやら何かあるみたいですぜぇ亜美さんよ」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:50:22.98 :8Qzw1UBAO
律子「い、いや~…ちょっと嫌なものを思い出しちゃってね…」
美希「なんなのなの?なんなのなの?自分だけ言わないってのはズルいと思うな」
律子「はぁ…負けたわ。私にも恐いものはあるの。あぁ…思い出しただけで寒気がしてきた…」
雪歩「律子さんの嫌いなもの…」
真美「はいちまったほうが楽になるぜぇ?」
亜美「さもねぇとあのメガネのいとこさんがぎゃおおおんってなるじぇ?」
律子「わかったわよ…りゅんりゅんされるよりはマシだけど…」
律子「い、いや~…ちょっと嫌なものを思い出しちゃってね…」
美希「なんなのなの?なんなのなの?自分だけ言わないってのはズルいと思うな」
律子「はぁ…負けたわ。私にも恐いものはあるの。あぁ…思い出しただけで寒気がしてきた…」
雪歩「律子さんの嫌いなもの…」
真美「はいちまったほうが楽になるぜぇ?」
亜美「さもねぇとあのメガネのいとこさんがぎゃおおおんってなるじぇ?」
律子「わかったわよ…りゅんりゅんされるよりはマシだけど…」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 03:54:17.66 :8Qzw1UBAO
律子「私の…怖いものは…ま…まんじゅう…よ」
美希「まんじゅう?」
雪歩「お茶菓子ですか?」
真美「あの、手のひらに収まるくらいの?」
亜美「意外だねぇ~」
律子「うっさいわね!そうなのよ。私は饅頭がダメなの!文句ある!?」
亜美「べつにぃ~」
律子「私の…怖いものは…ま…まんじゅう…よ」
美希「まんじゅう?」
雪歩「お茶菓子ですか?」
真美「あの、手のひらに収まるくらいの?」
亜美「意外だねぇ~」
律子「うっさいわね!そうなのよ。私は饅頭がダメなの!文句ある!?」
亜美「べつにぃ~」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:02:14.23 :8Qzw1UBAO
雪歩「にしても、お饅頭なら全部ダメなんですか?栗饅頭とか桜饅頭とか」
律子「やめて!!」ガタガタ
雪歩「そんななんて…」
律子「いつも応接間にお茶菓子出すときは必ず羊羹にしてもらってたでしょ?」
雪歩「そういえば…じゃああれは」
律子「そ…そういうことよ…」
雪歩「にしても、お饅頭なら全部ダメなんですか?栗饅頭とか桜饅頭とか」
律子「やめて!!」ガタガタ
雪歩「そんななんて…」
律子「いつも応接間にお茶菓子出すときは必ず羊羹にしてもらってたでしょ?」
雪歩「そういえば…じゃああれは」
律子「そ…そういうことよ…」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:06:41.86 :8Qzw1UBAO
雪歩「だっ大丈夫ですか?すごく気分悪そうです」
律子「大丈夫よすぐ治るから…でもちょっと外回りに行ってくるわ。あったまりたいし…」
雪歩「気をつけてください…」
亜美真美「いってらっしゃ~い」
美希「なの~」
ガチャ
真美「出てった?」
亜美「出てったよ」
美希「交差点も…曲がったの」
雪歩「だっ大丈夫ですか?すごく気分悪そうです」
律子「大丈夫よすぐ治るから…でもちょっと外回りに行ってくるわ。あったまりたいし…」
雪歩「気をつけてください…」
亜美真美「いってらっしゃ~い」
美希「なの~」
ガチャ
真美「出てった?」
亜美「出てったよ」
美希「交差点も…曲がったの」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:14:00.85 :8Qzw1UBAO
亜美「んっふっふ~さっきの律っちゃん。見てたかね?真美隊員?」
真美「見てないわけがないyo!」
美希「律子ってば散々ミキ達に偉そうなことを言って、自分はお饅頭が恐いってなんなの」
亜美「ねー。『人間は万物の霊長』なんて言って」
真美「人間は万物の霊長!キリッ」
美希「ふふ、上手いの」
亜美「んっふっふ~さっきの律っちゃん。見てたかね?真美隊員?」
真美「見てないわけがないyo!」
美希「律子ってば散々ミキ達に偉そうなことを言って、自分はお饅頭が恐いってなんなの」
亜美「ねー。『人間は万物の霊長』なんて言って」
真美「人間は万物の霊長!キリッ」
美希「ふふ、上手いの」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:20:11.83 :8Qzw1UBAO
美希「律子に今まで怒られてきた分のお返しをしようと思うの!」
亜美「そうだね!たまには律っちゃんをギャフンと言わせてみたいじゃん!」
真美「仕返しとはミキミキも悪い人でございますなぁ~」
美希「いや、これは仕返しじゃないの」
美希「これは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく…!」
美希「ミキ達から律子への、逆襲なの」
亜美「んっふっふ~かっこいいね。逆襲なんて」
真美「そのためには饅頭をたぁくさん用意する必要があるね」
美希「そう。そしてミキ達には強い助っ人がいるの…ねっ」
亜美真美「「ねっ」」
雪歩「」
美希「律子に今まで怒られてきた分のお返しをしようと思うの!」
亜美「そうだね!たまには律っちゃんをギャフンと言わせてみたいじゃん!」
真美「仕返しとはミキミキも悪い人でございますなぁ~」
美希「いや、これは仕返しじゃないの」
美希「これは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく…!」
美希「ミキ達から律子への、逆襲なの」
亜美「んっふっふ~かっこいいね。逆襲なんて」
真美「そのためには饅頭をたぁくさん用意する必要があるね」
美希「そう。そしてミキ達には強い助っ人がいるの…ねっ」
亜美真美「「ねっ」」
雪歩「」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:28:06.31 :8Qzw1UBAO
雪歩「えっと…その…私は…」
亜美「おっと!亜美達から逃げられるとお思いかな?」
真美「この計画を聞かれちまった以上、ゆきぴょんにもキョウハンシャになってもらいますぜ」
雪歩「でもお饅頭の話をしただけであんなになっちゃったんだから、本物を見せたら死んじゃうかもしれないよ…」
美希「さすがにそれはないと思うな」
亜美「饅頭でSATSUGAIするならまさしく『餡殺』ですなぁ」
美希「それいただきなの!作戦名は『アンサツ作戦』!!」
真美「餡殺作戦!!」
雪歩「えっと…その…私は…」
亜美「おっと!亜美達から逃げられるとお思いかな?」
真美「この計画を聞かれちまった以上、ゆきぴょんにもキョウハンシャになってもらいますぜ」
雪歩「でもお饅頭の話をしただけであんなになっちゃったんだから、本物を見せたら死んじゃうかもしれないよ…」
美希「さすがにそれはないと思うな」
亜美「饅頭でSATSUGAIするならまさしく『餡殺』ですなぁ」
美希「それいただきなの!作戦名は『アンサツ作戦』!!」
真美「餡殺作戦!!」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:31:32.45 :8Qzw1UBAO
美希「ふふ、それじゃあみんなでお饅頭をたくさん買ってくるの!!」
雪歩「わ、わたしも?」
真美「そりゃあ、当然でさぁ」
亜美「美味しいお店も知ってそうだしね」
美希「それじゃあ、『アンサツ作戦』開始なの!!」
亜美真美美希「「「おー!!!」」」
雪歩「お、おー…」
美希「ふふ、それじゃあみんなでお饅頭をたくさん買ってくるの!!」
雪歩「わ、わたしも?」
真美「そりゃあ、当然でさぁ」
亜美「美味しいお店も知ってそうだしね」
美希「それじゃあ、『アンサツ作戦』開始なの!!」
亜美真美美希「「「おー!!!」」」
雪歩「お、おー…」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:44:45.79 :8Qzw1UBAO
貴音「人間、目標があると早いものでいつの間にか調べた律子嬢の取引先名簿から彼女の今日の通り道と所用時間を計算し、
時間内かつ、はち合わせない道のりで手提げいっぱいのお饅頭を買ってきたのでございます」
貴音「…この力を一割でも平時に使えば、もっと怒られなくなるのではと常々思っております」
貴音「人間、目標があると早いものでいつの間にか調べた律子嬢の取引先名簿から彼女の今日の通り道と所用時間を計算し、
時間内かつ、はち合わせない道のりで手提げいっぱいのお饅頭を買ってきたのでございます」
貴音「…この力を一割でも平時に使えば、もっと怒られなくなるのではと常々思っております」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:49:32.78 :8Qzw1UBAO
**********************
美希「ずいぶんと揃ったの」
亜美「えっと、唐饅頭に白饅頭、蕎麦饅頭、栗饅頭に紅葉饅頭、桜饅頭、中華饅頭、豆大福…」
雪歩「肉まんあんまんピザまんもあるよ」
真美「大福ってのは饅頭かなぁ? こっちはイチゴババロア大福…これなんなの?」
美希「ミキの好みなの」
**********************
美希「ずいぶんと揃ったの」
亜美「えっと、唐饅頭に白饅頭、蕎麦饅頭、栗饅頭に紅葉饅頭、桜饅頭、中華饅頭、豆大福…」
雪歩「肉まんあんまんピザまんもあるよ」
真美「大福ってのは饅頭かなぁ? こっちはイチゴババロア大福…これなんなの?」
美希「ミキの好みなの」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 04:56:33.42 :8Qzw1UBAO
美希「よーし、このお饅頭を全部お盆の上に載せて、このまま律子の机の上に持ってくの!」
亜美「で、ヤツがキューッと参っちまったところで作戦成功っことで救急車を呼ぶんですな」
真美「ホントに殺しちゃったら兄ちゃんとピヨちゃんがカローシしちゃうからね」
美希「そうだ、雪歩は今のうちにお湯を沸かしておくの。終わったらみんなでお茶を飲みながらおやつなの」
雪歩「ふふ、それじゃあいいお茶を淹れようね」
亜美「『俺…この作戦が終わったら実家に帰ってさ…久々に家族でおやつを食べるんだ…』」
真美「それ死亡フラグだよ!!」
美希「よーし、このお饅頭を全部お盆の上に載せて、このまま律子の机の上に持ってくの!」
亜美「で、ヤツがキューッと参っちまったところで作戦成功っことで救急車を呼ぶんですな」
真美「ホントに殺しちゃったら兄ちゃんとピヨちゃんがカローシしちゃうからね」
美希「そうだ、雪歩は今のうちにお湯を沸かしておくの。終わったらみんなでお茶を飲みながらおやつなの」
雪歩「ふふ、それじゃあいいお茶を淹れようね」
亜美「『俺…この作戦が終わったら実家に帰ってさ…久々に家族でおやつを食べるんだ…』」
真美「それ死亡フラグだよ!!」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 05:03:20.24 :8Qzw1UBAO
亜美「ワレ トオクニ リッチャン ハッケンセリ ジムショトウチャクマデ アト 5フン」
真美「時は満ちた…」
美希「これより『アンサツ作戦』を行う。まず、美希が律子の相手をするの」
亜美「その隙に亜美が律っちゃんの机の上にお饅頭を置く」
美希「律子がバタンキューするのを給湯室から見て」
亜美「真美がすかさず118!!」
真美「それ海上保安庁だよ!っていうか真美のセリフだよ!!」
美希「そんなことはどうでもいいの…律子が来る」
亜美真美「「ラジャー!!」」
亜美「ワレ トオクニ リッチャン ハッケンセリ ジムショトウチャクマデ アト 5フン」
真美「時は満ちた…」
美希「これより『アンサツ作戦』を行う。まず、美希が律子の相手をするの」
亜美「その隙に亜美が律っちゃんの机の上にお饅頭を置く」
美希「律子がバタンキューするのを給湯室から見て」
亜美「真美がすかさず118!!」
真美「それ海上保安庁だよ!っていうか真美のセリフだよ!!」
美希「そんなことはどうでもいいの…律子が来る」
亜美真美「「ラジャー!!」」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 05:09:01.60 :8Qzw1UBAO
律子「ただいま」
美希「あ、律子さんお帰りなの!調子はよくなった?」
律子「まぁなんとかね…仕事のことなんか考えてれば大丈夫よ…」
亜美(ワレ ジュンビニ セイコウセリ)
美希「…律子さん疲れてるかもしれないからミキがカバン持つの!だから早く自分の机に行くの!」
律子「なんか気持ち悪いわねぇ…まぁお願いするわ」
ーーーー給湯室ーーーー
美希「あとはバタンキューなの」
ナニヨコレー!!!!
真美「始まった!!」
律子「ただいま」
美希「あ、律子さんお帰りなの!調子はよくなった?」
律子「まぁなんとかね…仕事のことなんか考えてれば大丈夫よ…」
亜美(ワレ ジュンビニ セイコウセリ)
美希「…律子さん疲れてるかもしれないからミキがカバン持つの!だから早く自分の机に行くの!」
律子「なんか気持ち悪いわねぇ…まぁお願いするわ」
ーーーー給湯室ーーーー
美希「あとはバタンキューなの」
ナニヨコレー!!!!
真美「始まった!!」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 05:15:58.34 :8Qzw1UBAO
律子「なにこれお饅頭じゃないの!!恐いっ!!恐いわ!!」
美希「さぁもっと怖がるの」
律子「これは白饅頭じゃない!!恐いわ!!(もぐもぐ)、中は粒あんじゃないの!!こしあんより怖いわ!!(もぐもぐ)」
真美「あれ…な、なんだか様子がおかしいよ!」
律子「これは栗饅頭じゃない!!恐いわー疲れた時には甘いものが怖いわ(もぐもぐ)…こっちは肉まんね…お昼抜きだったから嬉し…いや怖いわ(もぐもぐ)」
亜美「全然平気じゃん!!…あ、亜美のピザまん食べられた!」
真美「真美の桜ミクまんもだよー!!」
律子「なにこれお饅頭じゃないの!!恐いっ!!恐いわ!!」
美希「さぁもっと怖がるの」
律子「これは白饅頭じゃない!!恐いわ!!(もぐもぐ)、中は粒あんじゃないの!!こしあんより怖いわ!!(もぐもぐ)」
真美「あれ…な、なんだか様子がおかしいよ!」
律子「これは栗饅頭じゃない!!恐いわー疲れた時には甘いものが怖いわ(もぐもぐ)…こっちは肉まんね…お昼抜きだったから嬉し…いや怖いわ(もぐもぐ)」
亜美「全然平気じゃん!!…あ、亜美のピザまん食べられた!」
真美「真美の桜ミクまんもだよー!!」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 05:20:19.41 :8Qzw1UBAO
亜美「にゃーっ!!律っちゃんにいっぱいくわされたよ~」
真美「食べさせられたんじゃないよ食べられたんだよ~!」
美希「悔しいの!!律子!!いったい律子の嫌いなものはなんなのなの!!」
律子「ふふ…そうねぇ…」
律子「今度は雪歩の淹れた熱いお茶が一杯恐い」
亜美「にゃーっ!!律っちゃんにいっぱいくわされたよ~」
真美「食べさせられたんじゃないよ食べられたんだよ~!」
美希「悔しいの!!律子!!いったい律子の嫌いなものはなんなのなの!!」
律子「ふふ…そうねぇ…」
律子「今度は雪歩の淹れた熱いお茶が一杯恐い」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 05:21:27.88 :8Qzw1UBAO
貴音「お後がよろしいようで」
貴音「お後がよろしいようで」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/20(土) 05:37:09.66 :8Qzw1UBAO
楽屋
貴音「みなさまお疲れ様でした」
貴音「おや?響が見当たりません…響?」
響「Zzz…」
貴音「あら、こんなところで寝ていると風邪をひいてしまいますよ」
貴音「これは…『ぷりんせす すのぅ ほわいと』の楽譜でしょうか…こちらは『風花』?」
貴音「…ありがとう…響」
支援していただいた皆様、代行していただいた方、本当にありがとうございました
楽屋
貴音「みなさまお疲れ様でした」
貴音「おや?響が見当たりません…響?」
響「Zzz…」
貴音「あら、こんなところで寝ていると風邪をひいてしまいますよ」
貴音「これは…『ぷりんせす すのぅ ほわいと』の楽譜でしょうか…こちらは『風花』?」
貴音「…ありがとう…響」
支援していただいた皆様、代行していただいた方、本当にありがとうございました
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