真「チョコは貰うものでしょ…」ﾆﾔﾘ


美希「はい……？」


小鳥「真クン。小包よ」


どさっ


やよい「わ！」


千早「あー。真、確かに女の子からチョコ貰うタイプの女よね」


やよい「女子高とかだと必ずいますよねー」

>>2
まじか。すまん


千早「それにしてもちょっと貰いすぎじゃない？」


律子「女として間違ってる」


美希「真クンもしかして……男子なんじゃない？」

千早「真男子疑惑勃発？」


真「バカなこと言わないでよ！」


真「見ればわかるでしょ！ボクのどこが男なの！」


やよい「そうですよ！男子疑惑を言い過ぎですよ！ひどいです！」


やよい「これは女装男子疑惑ですよ」ﾆｺｯ

千早「確かにそうね。男子疑惑は言い過ぎだったわ」


真「ちょ…ちょっとまって！」


真「男子疑惑ならまだしも女装男子疑惑って嫌すぎるでしょ！」


美希「真クンが男子だとしっくりするの。そのカッコ良すぎるイケメンフェイスとか。一人称ボクだし」


真「これは父さんが…！」


律子「とか言いながらボクって一人称直さないわよね」


律子「女装男子をカモフラージュするためのボクっ娘きどり？」


真「ボクっ娘きどりとか言うなぁ！」

美希「ちょっと！皆ひどいの！」


真「美希……」


美希「ミキは真クンが男でも、今までと変わらずに接するの。むしろそっちの方が好都合なの」


真「え！？」


千早「それもそうね」


律子「悪かったわね。真」


真「謝るところが違うだろ！」


真「ボクは男子でも女装男子でもなく、正真正銘の女だよ！」


千早、律子、やよい「……」


真「まさか皆本気で疑ってる訳じゃないよね！？」

千早「ウタガッテナイヨ」


やよい「ゼンゼンウタガッテナイデスヨ」


真(完全に疑っている…！)


真「よし！そこまで言うならわかった！女ということを証明するよ！」


真「見て！ほら！」ﾇｷﾞｯ


律子「潔い脱ぎっぷりが男っぽい」


美希「女の子はそんなイキナリ脱いだりしないの」


真「じゃあどうやって女って証明すれば良いのさ！」


千早「女っぽいしぐさを見せれば良いのでは？」


真「女っぽいしぐさ？」

真「女っぽいしぐさってどんな感じかな…」


やよい「そうですね。例えば………」


やよい「女の子座りとか」


真「あ」ｱｸﾞﾗ


真「できるよ！女の子座りくらいできるよ！」


真「こうでしょ……」ｸﾞｸﾞｸﾞ


真「ほらできた。コレで女と認めてよね…」


びんっ

真「だーーーっ！」ﾋﾞｮｰﾝ


やよい「飛びました！」


律子「内股にするとものすごいバネ作用があるらしい」


美希「イキナリムリするからなの……。最初から女の子座りはちょっとハードル高いの」


美希「最初は立った状態からの内股から始めたら？」


美希「ほら、出来たの」


真「お、おお……」


ｸﾞｸﾞｸﾞ…


びんっ！

真「だー！」ﾄﾞｶﾞｯ


律子「今度は回りの人間(千早)が飛ばされた！」


千早「」


真「もう一回！もう一回挑戦させて！」


美希「ダメなの。周囲に危害がおよぶの」


真「お願いだから！内股くらいできるから！」


やよい「広い場所で練習してからにしてください！」ｱﾄｽﾞｻﾘｰ


律子「私に真を内股にする良い考えがある」

真「……」


千早「……」


美希「内股なの」


やよい「内股ですー！」


真「コラー！」


やよい「内股に見えますよ！真さん！」


美希「よかった。よかったの真クン！」


真「何達成感味わってるんだよ！」


真「根本的な解決になってないだろ！」

美希「え……と。なんの話だったの？」


やよい「真さんが女だってどうやって証明するか。ですよ」


美希「ああ。そうだったの」


美希「女々しさを見せるの。昔の事をいつまでもネチネチと語って」


真「それならできそうだ。……昔」


真「小学三年の時ボクの給食のカレーに消ゴムのカスいれた天海だけは絶対に許さない」


美希「そうそう。良い感じなの」

真「三歳の頃。猫が割った花瓶をボクのせいにされた……」


美希「え？…よくおぼえてるね……」


真「生後三日目！病院の看護婦はボクをそっと抱えてあたりを窺いながら隣の赤ん坊と入れ換え……」


美希「ええーー！」


真「おのれガナハ！よくもユキーホを絶対に許さん！皆のもの 私に続け。このままバスティーユ牢獄へ向かうぞ……」


やよい「ついに前世のことまで語り出しました！」


美希「これは女々しいの！」

やよい「あなたは誰ですか？」


真「私は18世紀パリに住むフランス衛兵隊隊長」


律子「なんだ前世やっぱり男じゃないの」


真「………」


律子「…仕方ないわね。真」


律子「一緒にお風呂に入ろう。そうすれば証明できるわ」


真「ほら！やっぱりそれが一番手っ取り早いじゃないか！」

美希「で。どうだったの？」


律子「……それが…」



律子「男とか女とかいう以前に、子供でした」




千早やよい美希(苦笑)


やよい「ところで真さんはどうしたんですか？」


律子「内股でシャンプーしてたけど…」


真「」かぽーん



終われ

あ

このSSは女の子のかわいさをお楽しみいただくため、邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただくSSです


っていれるの忘れてた

しかしSSってのは思ったより体力使うね。初スレ立て初SSだったけど。支援ってレスがあるだけで頑張れる

んじゃまた機会があれば