照「うぅ…今日…日曜日…」

咲「でも、もう１１時だよ。午前中終わっちゃうよ」

照「…午後になにかすることがあるわけじゃない」

咲「それはそうだけど」

照「咲も、もう少し寝よ」ｸﾞｲｯ

咲「うわわっ」ﾄﾞｻｯ

照「咲だけ、起きちゃったらさみしい」ｷﾞｭｩ

咲「お姉ちゃんも起きればいいでしょー」ｼﾞﾀｼﾞﾀ

照「それは、いや」

咲「もー」

照「…咲はもう眠くないの？」

咲「そんなことないけど…」

照「じゃあ、寝よ？」

咲「でも、せっかくの休日がもったいないよ？」

照「…もったいなくない」

咲「え？」

照「咲と一緒に過ごせればそれだけでいいよ」

咲「っ！！///」ｶｧｱｱ

照「……」

照（かわいい…）

咲「…どうしたの？」

照「…やっぱり起きようかな」

咲「それはよかっ」

照「ん」ﾁｭ

咲「！？！？！？！？」

照「…ぁむ…ん…」

咲「え？え？///」

照「…ん…これがおわったりゃ、おきる…」ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ

咲「ちょ、ボタン外さないで！」

照「…着たままがいいの？」

咲「そういうことじゃないよー！」

照「……」ﾋﾟﾀｯ

咲「ど、どうしたの…？」

照「……」ｼﾞｰ

咲「そ、そんなに見ないでよ…」

照「…たってる」

咲「！！！//////」

照「あさだち？」

咲「……」

照「……」

咲「……」

照「…ごめん」

咲「もう、朝の時間じゃないよ…」

照「え？そっち…」

咲「え？」

照「なんでもない…」

咲「……」

照「……」

咲「…ボタン閉めてもいいかな？」

照「え、待って」

咲「う、うん…」

照「……」

咲「……」

照「……しないの？」

咲「……するの？」

照「するつもり、だった」

咲「だった…」

照「あ、ちが、したい！」

咲「……」

照「でも咲がイヤならやめる」

咲「……」

照「……」

咲「…いいよ」

照「…え？」

咲「わ、私もしたい」

照「本当！？」

咲「…たぶん」

照「気、遣ってない？」

咲「うん…」

照「咲もしたい？」

咲「…うん」

照「よかった…」ｷﾞｭｩｰ

咲「うわわ！お姉ちゃん」

照「よかった…いつも、本当はイヤなんじゃないかなって思ってた」

咲「…そんなことないよ」

咲「その、びっくりするけど、嬉しいよ」

照「そっか…そっか…」ﾎｯ

咲「うん」

照「……」

咲「……」

照「……」

咲「…お姉ちゃん？」

照「……」ｽｰｽｰ

咲「え？うそ！寝ちゃったの？」

照「……」ｽｰｽｰ

咲「うわ、動けない」ｼﾞﾀｼﾞﾀ

照「……」ｽｰｽｰ

咲「もぉー」

照「……」ｽｰｽｰ

咲「…しょうがないなぁ」

照「……」ｽｰｽｰ

咲「もう少しだけ、このまま…」

----------------------------------
------------------------



照「」ﾊﾟﾁｯ

照（あれ…今何時…？）ｷｮﾛｷｮﾛ

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照（え？なんで咲はそんなにあられもない姿なの…）

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「……あ！」ﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸ

照（そうだ。私あのまま寝ちゃったんだ…）

照（なにもしてない…）

照（でも、なんで咲は服着なかったんだろう？）←自覚なし

咲「……ん…」ｽﾔｽﾔ

照「……」ﾑﾗｯ

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「咲…おきて」ﾕｻﾕｻ

咲「…ん〜…」

照「おはよう、咲」

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「……」

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照（…すれば、起きるかな？）ｿﾛｰ

照「……は！」

照（さすがに、寝込みを襲うのは…）ﾁﾗｯ

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「……」

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照（咲もイヤじゃないって言ってたし）

照（いいよね）

照「えっと…いただきます？」ｽﾙｯ

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「……ん…」ﾊﾑﾊﾑ

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「…さき…」ﾚﾛｯ

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「…えいっ」ｷﾞｭｯ

咲「んっ」

照「！！」

咲「……」

照「……」ｿﾜｿﾜ

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「……」

照「……むなしい」

咲「……」ｽﾔｽﾔ

照「…もう一回寝よう」

照「おやすみ」

---------------------------
----------------------



咲「…ん…さむ…」ﾊﾟﾁｯ

咲「…あ！今何時！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

時計「」ｻﾝｼﾞﾊﾝ！

咲「もうこんな時間…」

咲「っくしゅん」

咲「さむい…」

咲「なんで私、服着てないの！？」

照「……」ｽｰｽｰ

咲「あ」ﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸ

照「……」ｽｰｽｰ

咲「あー……」

照「……」ｽｰｽｰ

咲「あーあー……」

咲「…起きよう」

照「……」ｽｰｽｰ

咲「」ﾁﾗｯ

照「……」ｽｰｽｰ

咲（ぐっすり寝てるなぁ…）

咲（今起こしたら、してくれるのかな…）

照「……」ﾊﾟﾁｯ

咲「！？」ﾋﾞｸﾝ

照「…さき？おきるの…？」

咲「…あ！起こしちゃった？」

照「うん…」

咲「ごめんね。でも、もうすぐ４時だよ」

照「んー」

咲「…起きないの？」

照「…咲。なんでそんな肌色なの？」

咲「っ！///」

照「…あ」ﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸ

咲「…お姉ちゃんのせいだよ」

照「うん…」

咲「…せ、責任とって」

照「え…」

咲「あたためて？」ｽﾞｲｯ

照「え？でも、もう４時…」

咲「いまさらだよ」ﾁｭ

照「…んっ」

咲「…ちゅ…おねえちゃん…」

照「…ん……むぐ…」

咲「…っはぁ」

照「…咲。待って」

咲「…やだ」

照「咲！」

咲「！」ﾋﾞﾋﾞｸﾝ

照「大きい声だしてごめん。でも、今はできない」

咲「…どうして？」

照「…お腹がへって」

咲「…え」

照「お腹がへって動けない」

咲「…あ」ｸﾞｩｩｳｳ

照「ね？」

咲「……」

照「…お、怒らないで」ｱｾｱｾ

咲「…くすっ」

照「…咲？」

咲「お姉ちゃん、自由すぎるよ」

照「…ごめん」

咲「ううん。それがお姉ちゃんだもん」

照「う…ほめられてない…」

咲「ほめてるよー？」

咲「お姉ちゃん、なにが食べたい？」

照「…玉子焼き」

咲「ん。分かった」

照「…甘いのがいい」

咲「うん。知ってるよ」

照「そう」

咲「うん。じゃあつくってくる」

照「…咲」

咲「なに？」

照「ありがとう」

咲「…うん」

照「あ！あと」

咲「？」

照「食べ終わったら、続き、しよう」

咲「それはダメ。５時に夢中が始まっちゃうから」

照「……」


カン！

終わりです。宮永姉妹が東京で二人で暮らしたらこんな感じだと思います