アッキー「くぅ～ん…」

あい「アッキーくん…キミも天体観測がしたいのかい…？」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「そうか…少々面を食らってしまったが歓迎するよ」

あい「さぁ、天体観測を始めようか」

輝子「ヒャッハー！！」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「うん。あれはほうき星では無く、星輝子くんだね」

蘭子「闇に飲まれよ！！」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「フッ…深い闇に飲まれない様に精一杯だね…」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「なに、震えることは無い。彼女はああ見えて無害だ」

早苗「ビールおかわりー♪」

友紀「あたしもー♪」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「あぁ。静寂を切り裂いていくつもの声が生まれてきたね」

早苗「あいちゃん達も一杯いっとくー？」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「なに、私たちを呼んでいるが返事などしなくても構わないさ」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「そうだね。我々は気付けばいつだってひたすら何かをさがしている…」

智絵里「あっ…四つ葉のクローバー…♪」

あい「幸せの定義とか…」

乃々「ほんとに、むぅ～りぃ～…」

あい「悲しみの置き場とかもね…」

杏「生まれたら死ぬまで働きたくない」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「そうだね。そろそろ天体観測を始めようか」

みちる「今まで食べたパンの枚数は覚えています！！」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「あぁ、凄まじい記憶力だと私も思うよ」

由里子「やっぱりこの夏はプロデューサー総受けが熱いじぇ！」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「なに、知らないものを無理に知る必要は無いさ」

光「アタシ…いつ再登場するんだろ…」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「彼女かい？暗闇の中で微かに輝く光さ…」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「そうだね。人間は背が伸びるにつれて伝えたいことが増えていく」

きらり「やっぱりおっきいと、可愛くないかにぃ…」

あい「案ずるな、きらりくん。キミは今のままで充分魅力的さ」

歌鈴「ふぇぇ…また手紙の宛先を書き忘れちゃったよぉ…」

アッキー「くぅ～ん…」

あい「そうだね。彼女のウッカリは時々心配になるよ」

ぽつぽつ…

あい「むっ…？雨だと…」

あい「予報が外れてしまったな…」

仁奈「……」

仁奈「ふぇっ…」

あい「今にも泣きだしそうだ！？」

仁奈「あいおねーさん…」

あい「よしよし。大丈夫だよ仁奈くん」

あい「なに、この程度の雨。すぐに止むさ」

仁奈「おしっこ…」

あい「催しただけだったのかい！？」

アッキー「くぅ～ん…」ぷるぷる…

あい「キミはそこらの草村で済ませてきたまえ！」

仁奈「ションベン小僧の気持ちになるですよ…」

あい「早まるな！！すぐ近くに公衆便所があるから！！」

あい「（そして私は仁奈くんを担いで静寂と暗闇の中、駆け抜けた…)」

仁奈「あいおねーさん…仁奈、もう…」

あい「もう少しだけ！もう少しだけ堪えてくれ！！」

仁奈「……あっ」

あい「……えっ」

仁奈「……ふぇっ」

あい「……」

あい「（この日知った背中の温かさを未だに私は覚えている…)」

あい「（そして今年も夏がやってきた)」

あい「（前と同じ午前2時、私は踏み切りまで駆けていく…)」

あい「…始めようか、天体観測」

あい「2分後に犬が来なくとも…」

ちひろ「もう一度キミに会おうとするならガチャが一番♪」

あい「運営の犬が来ただと！？」

拓海（歌)「イマというほうき星、単車で追いかけてーる♪」

あい「無理矢理出番を作ったな！？」

茜（歌)「いぇいいぇーいっ！！！」

あい「午前2時に大声を出すな！！」

おわり
むしゃくしゃして書いた