京子「本当かー？　あかりの家に調べに行ってもいい？」

あかり「そ、それはダメ！」

京子「どうして？」

あかり「えっと…それは…」

京子「バレちゃうからだろー？」

あかり「ち、違うもん！」

京子「じゃあそれを確かめに行こうよ」

あかり「うぅ…」

あかり「今日はちなつちゃんと遊びに行く約束があるから明日ならいいよぉ」

ちなつ「そんな約束してないけど」

京子「あかりー、嘘は良くないぞ」

あかり「ご、ごめんね」

京子「じゃあこれからあかりんちに行くこと決定だな！」

あかり（ちなつちゃんなら助けてくれると思ったのに…）

あかり「そうえいば、結衣ちゃん新しいゲーム買ったんだって！」

結衣「ああ、そうだね。ナモクエの新作昨日買ったよ」

京子「本当！？じゃあ今度貸してね」

あかり「えっ…」

京子「えっ？」

あかり「今日やりにいかないの？」

京子「え、だってまだ結衣は楽しんでる最中だろ」

あかり「そ、そうだね」

京子「さ、あかりんちに行こう！」

あかり「ひいぃ…」

京子「お泊りセット持ってあかりの部屋に来た」

あかり「京子ちゃん、飲み物持ってきたよぉ」

京子「お、さんきゅ！」

京子「あれ、あかりの分はないのか？」

あかり「あ、あかりは今のどが渇いてないんだよぉ！」

京子「ふーん」

京子「くんくん」

あかり「ちょっ、何してるの！？」

京子「あかりの布団に変なにおいついてないかなーって」

あかり「は、恥ずかしいからやめてよぉ！」

京子「うん、干したてのにおいしかしなかった」

あかり「もう…」ﾋﾔﾋﾔ

京子「こっちはどうだ」ｸﾝｸﾝ

あかり「あ、あかりのパジャマのお股の部分…」

京子「洗剤のにおいしかしないな」

あかり「京子ちゃんは疑いすぎなんだよぉ」

京子「もっとあかりのにおいがしてもいいと思うんだけどな」

あかり「ちょっとおトイレいってくるねぇ」

京子「えっ…あかり、家に着いてから10回目じゃないか？」

あかり「そ、そうかな」

京子「ほんとうに出てるの？」

あかり「出てるよぉ！」

京子「飲み物飲んでないのに？」

あかり「と、とにかくしたくなるの！」

あかり「…」ｳﾄｳﾄ

京子「あかり、起きてる？」

あかり「ﾊｯ…起きてるよぉ」ｺﾞｼｺﾞｼ

京子「もう11時だぞ…そろそろ寝たほうがいいんじゃないの？」

あかり「まだ眠くないもん！」

京子「そ、そう…」

京子「すーすー」

あかり「京子ちゃん寝ちゃった……もう2時だもんね…」

あかり「……」

あかり「…………」

あかり「……！」

あかり（ね、寝ちゃダメ……今夜はずっと起きてるんだもん…そしたらおねしょしないですむ…はず）

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

京子「ふわぁ～～よく寝た」

あかり「……」

京子「あかり…起きてるの？」

あかり「…起きてるよぉ」

京子「早起きだなー」

あかり（なんとか眠らずに朝を迎えられたよぉ…）

あかり（眠すぎて頭どうかなりそうだけど…）

京子「じゃあ早速おねしょチェーック」ﾊﾞｻｯ

京子「くんくん…うん、あかりのにおいしかしない」

京子「おねしょしてないのかあ…」

あかり「当たり前だよぉ！あかり、もう中学生なんだから！」

京子「そうだよな…。中学生にもなっておねしょしてるなんてありえないよな」

京子「疑ってごめん！」

あかり「まったくもう！」

ちなつ「あかりちゃんおはよー」

あかり「あ、ちなつちゃんおはよぉ…」

あかり（眠くて倒れそうだよぉ…）

ちなつ「大丈夫？　なんかふらふらしてるけど」

あかり「座れば平気だよぉ…」

あかり「…」

あかり（授業中なのに…先生の言葉が頭に入ってこないよぉ…）

あかり（眠い………）ｶｸｯ　ｶｸｯ

あかり「」ﾊﾟﾀﾝ

ちなつ「！？」

ちなつ（あ、あかりちゃんが授業中に居眠りしてる！？！？）

ちなつ（まあでもあかりちゃんお疲れだったみたいだし…）

ちなつ（少し寝かせておいてあげてもいいかな）

あかり「」ﾁｮﾛ…ﾁｮﾛ

ちなつ「！？？！？？？」

あかり「うーん…わぁいプールだぁ…むにゃむにゃ」ﾁｮﾛﾁｮﾛ

ちなつ「」



おわり