佐天「おぢょ？」

初春「やってみる価値はありますね」

黒子「さっそく準備に取りかかりますの」

佐天「ぴーなっつ」

御坂「私に任せなさい」

佐天「ぅおぎゃあああああｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ブーッ！

御坂「大丈夫よきっと」

黒子「もっと自分を信じなさいな」

初春「佐天さんならきっとやれます」

御坂「見つけたわ」

黒子「あれが学園都市第一位…」

初春「なんだかとっても弱そうですね」

佐天「おすしｗｗｗｗｗｗｗｗ右から読んでもおすしｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

御坂「そう、頑張って」

初春「佐天さんならきっとやれます」

黒子「レベル0からの下克上拝見させていただきますの」

佐天「ん゛じッ！！」ブーッ！

初春「はい、これ佐天さんが言ってた包丁と鉄パイプです」

黒子「なるほどあえて科学の力を使わないで勝負いたしますのね」

御坂「腕っぷしのみでレベル5に勝ってレベル0のみんなに勇気を与えるつもりなのよ」

佐天「ほぉ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！」ｽﾙｯ

初春「どうして全裸になったんですか？」

黒子「きっと武器を隠し持ってないというアピールですの」

御坂「正々堂々正面から戦うという佐天さんの決意の現れでもあるわきっと」

初春「どうしてそんなことまで…」

御坂「命をかけてでも同じ悲しみを背負う無能力者に何かを示したいのよ…泣かせてくれるじゃない」ﾎﾛﾘ

佐天「ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷるｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ブーッ！

初春「まだ気付かれていないみたいですね」

御坂「しっ、動くわよ」

佐天「きいいいええええええええ！！！！」

黒子「奇声を上げつつ鉄パイプを振り回しながら背後から突進しましたの」

初春「全然正々堂々戦ってないじゃないですか」

御坂「どんな手を使ってでも勝たなきゃいけない戦いがあるのよ」

佐天「うぅおぁああぁあぁああああ！！！！」

ガギィィィィン！！

初春「あ」

御坂「効いたみたいね」

黒子「第一位が頭から血を吹き出しながら倒れましたの」

佐天「おぎゃｗｗｗｗｗｗおぎゃｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ｶﾞﾝｯ!ｶﾞﾝｯ!ｶﾞﾝｯ!ｶﾞﾝｯ!

初春「すごいですあの第一位を圧倒してます」

佐天「うな重はもうこりごりなのだｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ｶﾞﾝｯ!ｶﾞﾝｯ!ｶﾞﾝｯ!ｶﾞﾝｯ!ｶﾞﾝｯ!

黒子「馬乗りになってのタコ殴りですの」

ゴギッ！

初春「あ、鉄パイプ折れちゃいましたね」

御坂「出るわよ佐天さんの伝家の宝刀穴空き包丁」

佐天「へへｗｗｗｗｗｗｗへへへｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛﾘ

初春「満面の笑みで刃の部分を舐めてますね、すごく楽しそう」

初春「口元が血まみれですの」

御坂「もうすぐ学園都市中に自分達の存在が認められるんだもの、そりゃ嬉しいわよ」

佐天「ほななｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ガッ

黒子「首元にえげつない一撃」

御坂「終わったわ、佐天さんの勝ちね」

初春「待ってください」

佐天「お゛？」ぶらん

初春「佐天さんの右手が変な方向に曲がってます」

黒子「いったいどういうことですの？」

御坂「ついに使ってきたわね…これが第一位の能力よ」

初春「佐天さんすごい動揺してます」

黒子「左手で頭をかきむしりながら何やら呟いてますの」

佐天「1,2,3-ﾌﾟﾛﾊﾟﾝﾄﾘｵｰﾙ(ｸﾞﾘｾﾘﾝ)…」ぶつぶつ

御坂「危ない！」

ドゴオオオオン！

初春「ああっ！佐天さんが吹っ飛ばされて頭からビルに刺さってしまいました！」

黒子「骨が全部折れましたの！」

佐天「骨が全部折れた」

初春「ボロ雑巾のようにやられてますね」

御坂「ここまでね、私たちは帰りましょう」

初春「でも…！」

御坂「私たちにはやらなきゃいけないことがあるでしょ？」

初春「やらなきゃいけないこと…ですか？」

黒子「佐天さんのお葬式の準備ですの」

御坂「葬儀の日程、式場、規模、宗教形式、喪主を決めるのは遺族、近親者がしなければならない一番大切なことなの」

黒子「学園都市で死亡した生徒の遺体は学園都市で埋葬する事になっていますので業者との打ち合わせに関してもご親族の方々だけではなくこちらも介入することになっていますの」

初春「そうですか、では私は死亡届けについて役所に相談してきますね」

翌日、佐天さんの葬儀はしめやかに執り行われた

完