ことり「穂乃果ちゃん……って、えーと……かっこいい男の人が好きなの？」

穂乃果「んー……性格とかも大事だけど顔もいいには越したことないでしょ？」

ことり「あー……えっと……｣ﾁﾗ

海未「……」ｺｸ

海未「穂乃果は……将来男の人と結婚したいのですか？」

穂乃果「ウェディングドレスは女の夢だよ！」

海未「そうではなくてですね……その……」

海未「穂乃果は男の人が好きなのですか？」

穂乃果「え？当たり前だよ」

うみこと「」

穂乃果「あれ？穂乃果なんか変なこと言ったかな……？」

ことり「穂乃果ちゃん、ちょっとまっててね」

穂乃果「え？うん」

海未「行きましょう、ことり」

穂乃果「あれ？海未ちゃんもいっちゃうの？」

海未「ええ、少しことりと大事なお話が」

ことり「海未ちゃん……」

海未「ええ……これは由々しき事態です……」

ことり「まさか穂乃果ちゃんがノンケだったなんて……」

海未「このままでは将来三人で同棲して幸せな生活を送る計画がパァになります」

ことり「私は汚らわしい男なんかが穂乃果ちゃんの身体に触れることを考えるだけで……うっ……」

海未「落ち着いて、ことり。そのようなことを考えてはいけません。幸い穂乃果は未だ恋愛経験が皆無です。まだ手遅れというわけではないでしょう。女性同士の素晴らしさを知ってもらうのです」

ことり「でも……どうやって……？」

海未「>>15してみましょう」

海未「女性同士の素晴らしさを知ってもらうにはやはり身体に教え込むのが一番でしょう。セックスするしかありません」

ことり「いきなり……？無理だと思うけどな……」

海未「無理やりやってしまえばいいのです」

ことり「レイプするってこと？それはちょっと……」

海未「ですよね……第一それで穂乃果との関係が悪くなってしまったらそれこそ本末転倒ですし……」

ことり「もうちょっとゆっくり進めた方がいいと思う」

海未「わかりました」

ことり「でも……どうしても穂乃果ちゃんが女の子に振り向いてくれなかったら……私も腹を括るよ。穂乃果ちゃんを犯す」

海未「……ええ、そうならないように頑張りましょう」

海未「まずは……男は汚らわしいものだということを知ってもらいましょう」

ことり「わかったよ、海未ちゃん」



海未「お待たせしました」

ことり「ただいま、穂乃果ちゃん」

穂乃果「おかえりー、さみしかったよー」

ことり「ごめんね」

海未「そうそう、さっき言ってた福山雅治なんですけど、あの人ラジオだと下品なことばかり言ってるらしいですよ」

穂乃果「下品？えっちなことってこと？」

海未「ええ、そうです。顔は確かに整ってますけど、頭のなかはいやらしいことで一杯なんですよ、きっと」

ことり「男の人ってきっとみんなそうなんだろうね……なんか嫌だな」

海未(ナイスフォローです、ことり)ﾁﾗ

ことり(まかせて、海未ちゃん！)ｺｸﾝ

穂乃果「でも、男の人ってそれが普通なんじゃないかな？えっちなこと考えない人なんて多分いないよ？それに……ほ、穂乃果も少女漫画でキスしてるシーンとかあると……ちょっとえっちな気分になることあるし……//」

海未(今日のオカズは穂乃果のこの表情で決まりですね、ことり)ﾁﾗ

ことり(海未ちゃん、しっかりして)ﾌﾙﾌﾙ

穂乃果「ちょ、ちょっと、二人して静かになんないでよぉ//二人はどうなの？えっちなこと考えたりしたことない？」

海未「あ、あるわけないじゃないですかっ破廉恥なっ！//」

海未(毎日穂乃果とことりでしてるなんて言えない……)

穂乃果「ことりちゃんは？」

ことり「ぴいっ！？し、してないよっ！」

ことり(海未ちゃんと穂乃果ちゃんをローテーションでオカズにしてるなんて言えない……)

海未(しかし、おそらくこの作戦は失敗です。次は男を下げるのではなく、女を上げる作戦です)ﾁﾗ

ことり(了解、サー)ｺｸﾝ

穂乃果「そっかぁ……もしかして穂乃果って変なのかな……//女の人ってあんまりえっちなこと考えないのかな？」

海未「そんなことないと思いますよ。女の人でも……その、いわゆる自慰行為をする人は大勢いると聞きます//」

穂乃果「じーこーい？ってなに？」

海未(まだそこまでは行ってないんですね、好都合です)

ことり(穂乃果ちゃんぴゅあでかわいい♫)

海未「いえ、なんでもありません。しかしやはり、女性には同じ女性にしかわからないことがたくさんありますよね」

穂乃果「？うん」

海未「人生のパートナーはやはりお互いのことを分かり合える方がいいと私は思います」

ことり「そうだね。でも同性にしかわからないことっていっぱいあるんだよね……」

海未「そう考えると、女性同士で交際する方が案外居心地がいいかもしれませんね｣ﾁﾗ

海未(少々支離滅裂ですが、穂乃果なら……)

穂乃果「なるほど……確かに……｣ﾑﾑﾑ

穂乃果「でも、簡単には分かり合えないからこそ、分かり合える相手をパートナーにできたら素敵じゃないかな？」

海未(くっ！思ったより手強いですね……)

穂乃果「あ、でもでも、別に同性愛もいいと思うんだよね！」

うみこと(！)

海未「そうですよね。異性愛がお互いを理解するのが難しい愛なら、同性愛は社会に理解されるのが難しい愛と言えるでしょう」

ことり「でも、社会に冷たい目で見られながらもお互いの愛を信じる同性愛も、結構素敵だと思うなっ！」

穂乃果「あー、確かに！」

海未(いい調子です！)

穂乃果「今日は楽しかったね」

海未「ええ」

ことり「じゃあまた学校でねっ！」



海未「さて、穂乃果がノンケと判明はしたものの、同性愛にたいする偏見が無いことはかなり大きいですよ」

ことり「そうだね、まだ手遅れじゃあないよね」

海未「しかし、これからが大変です……どうしましょう……」

ことり「私に考えがあるよ。海未ちゃん、桜Trickってアニメ知ってる？」

海未「桜Trick……？」

翌日放課後

ことり「穂乃果ちゃん、これから暇？」

穂乃果「うん！今日は練習もないし寄り道してく？」

ことり「あのね、穂乃果ちゃんに見せたいものがあるの。うちに来ない？」

穂乃果「いくいく！ことりちゃんち久しぶりだなー。海未ちゃんは？｣

ことり「誘ってあるよっ」

海未「お待たせしました、二人とも。行きましょうか」

穂乃果「おー！」

海未「ことり、ことり｣ｺｿｺｿ

ことり「なあに？」

海未「借りたDVD拝見したのですが……これは恋愛とは少し違うような気がするのですが……」

ことり「うん、そうかもね。でも、昨日までノンケだった穂乃果ちゃんを変えるのは簡単じゃないよ。まだ女の人を好きにならなくていい。まずは女の子同士のキスにたいする抵抗をなくそうかなって」

海未「なるほど……たしかに、登場人物たちはことあるごとにキスしていましたね……」

ことり「でね、ちょっと作戦があるんだけど……」

海未「作戦？」

ことり「あのね………でね…………｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

海未「！？」

穂乃果「おーい！二人で何話してるのー？」

ことり「なんでもないよ、穂乃果ちゃん！」

海未「……」

(・8・)宅

穂乃果「見せたいものって何？」

ことり「うん、穂乃果ちゃんって、アニメは見る？」

穂乃果「アニメかー、ジブリの映画とか、夕方やってるコナンとか見ることはあるよ」

ことり「今日見せたいのはアニメなんだよ」

穂乃果「へー！見せたいって思うくらい面白いのかなっ｣ﾜｸﾜｸ

ﾕｳﾁｬｰﾝ ﾊﾙｶｰ

穂乃果「へー、かわいい女の子が出るアニメなんだ」

ｲﾁｬｲﾁｬ

穂乃果「この二人は幼馴染なのかな？なんだか穂乃果たちみたいだね！」

ことり(そろそろOP……)


ｷｽ!ｷｽ!ｷｽ!ﾓｳﾑﾁｭｳﾅﾉ


穂乃果「ほ！？」

海未(うぅ……やっぱりキスシーンは直視できません……//)

穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん、今……キスしてたよね？」

ことり「うん、昨日同性愛の話題とかでたから、これ見せたら穂乃果ちゃんがどんな反応するかなって」

海未(ストレートですね……ですがことりはたまにいたずら好きなところがあるから別に変ではありませんが……)

穂乃果「へ、へー、そうなんだ……ふむふむ……」

ﾕｳﾁｬｰﾝ ﾊﾙｶｰ
ｲﾁｬｲﾁｬ

穂乃果「……｣ｼﾞｰ

ことり(真剣に見てる……)

海未(顔が仄かに赤いですね、穂乃果だけに……)

ﾄｸﾍﾞﾂﾅｺﾄ...ｷｽﾄｶ...?
ﾁｭｰ

穂乃果「むむ……｣ｼﾞｰ

海未(はぅ……キスしてる……破廉恥な……//)


ﾍﾞﾗﾝﾀﾞﾃﾞﾁｭｯﾁｭ

穂乃果「………//｣ｼﾞｰ

ことり(見入ってるなー、いい傾向かな？)

視聴終了

穂乃果「……｣ﾎﾟｰ

海未「……//」ｶｧ

ことり「どうだったかな？」

穂乃果「え！？えーと……その……//｣ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ことり(海未ちゃん、今だよ！)ﾁﾗ

海未(ほ、ほんとに……？)ﾁﾗ

ことり(……)ｺｸﾝ

ことり「なんだか……私もキス……したくなっちゃったな……//」

穂乃果「！？」

海未「わ、わわわ私も//」

穂乃果「！！？？？」

ことり「じゃあ海未ちゃん……する……？」

海未「は、はい……」

穂乃果「え？え？」

ことり「海未ちゃん……」

海未「ことり……」

ｽｰ

穂乃果「あわわわわわ//」

ﾁｭｯ

ことり「ん……」

海未「ん……」

穂乃果「ほぁ～……//｣ﾎﾟｹｰ

ｽｯ

ことり「……海未ちゃんのくちびる甘い……癖になりそう//」

海未「はぅっ……｣ﾊﾞﾀ

穂乃果「海未ちゃん！？」

海未「う～……｣ｷｭｰ

穂乃果「気絶してる……」

ことり「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「ひゃいっ！？」

ことり「穂乃果ちゃん……私……穂乃果ちゃんともしたいな？」

穂乃果「ぴいっ！？」

ことり「だめかな？」

穂乃果「で、でも……女の子同士だし……それに今海未ちゃんとしたから、浮気って言うんじゃないかな……？｣ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ことり「これは友達同士のキスだよ？私たち、昔から三人ずっと一緒だったでしょ？私もあんな風に海未ちゃんと穂乃果ちゃんと『特別』になりたいな……海未ちゃんも穂乃果ちゃんも大好きだもん……」

穂乃果「あぅ……えっと……//｣ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ことり「それに、穂乃果ちゃんすっごく真剣にみてたよね？キス……してみたくない？」

穂乃果「…………い」

ことり「え？」

穂乃果「してみたい……//」

ことり「ふふ……おいで、穂乃果ちゃん……」

穂乃果「うん……//」

海未「うーん……私は何を……」


穂乃果「ことりちゃん……ことりちゃん……｣ﾁｭｯﾁｭ

ことり｢ﾎﾉｶﾁｬﾝ……｣ﾁｭｯﾁｭ


海未「」


ことり「あ、穂乃果ちゃん、海未ちゃん起きたみたいだよ」

穂乃果「ほんとだぁ……｣ﾄﾛｰﾝ

ことり「ほら、海未ちゃんにもしてあげて……」

穂乃果「うん……」

穂乃果「海未ちゃーん……｣ﾎﾟｹｰ

海未(あわわわわ//近い！穂乃果が近い！//嬉しい！恥ずかしい！)

穂乃果「海未ちゃん、ちゅー」

ﾁｭｰ

海未「ん……ほのかぁ……｣ﾁｭｯﾁｭ

穂乃果「海未ちゃん……｣ﾁｭｯﾁｭ

穂乃果「ことりちゃんもきてぇ……三人でチューしょうよぉ……｣ﾄﾛｰﾝ

ことり「うん……」

ことり「その日から穂乃果ちゃんはキス大好きになり毎日三人でチュッチュする生活を送りました」

ことり「穂乃果ちゃんがノンケになったかは、また別のお話♫」

おわり