1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 02:53:52.53 :Wc/VU3W60.net
サトシ「よーしよし偉いぞピカチュウ」
オーキド「ピッピカチュウ」
カスミ「サトシ…それはピカチュウじゃないわ。オーキド博士よ」
サトシ「カスミ…?いきなり何言ってんだ?ほら!どう見たってピカチュウじゃないか」
カスミ「いい加減に現実を見て!ピカチュウはもういない…死んだのよ!」
サトシ「よーしよし偉いぞピカチュウ」
オーキド「ピッピカチュウ」
カスミ「サトシ…それはピカチュウじゃないわ。オーキド博士よ」
サトシ「カスミ…?いきなり何言ってんだ?ほら!どう見たってピカチュウじゃないか」
カスミ「いい加減に現実を見て!ピカチュウはもういない…死んだのよ!」
2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 02:54:43.62 :Mg+0b8MW0.net
オーキドはどういう心境なんだよ
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 02:57:05.19 :Wc/VU3W60.net
タケシ「カスミ、そっとしておいてやれ…今はまだ、現実を受け入れられないんだろう」
カスミ「でもっ…もう1年になるのよ!こんなサトシ見てられない!」
タケシ「あの惨劇から一年か…。サトシの傷は癒えても、心に空いた穴は塞がっちゃいない」
サトシ「よーしピカチュウ!特訓に行こうぜ!」
オーキド「ピカピッカァ!」
タケシ「ボケたオーキド博士をピカチュウと思い込むことで、心の穴を埋めようとしているんだ」
カスミ「サトシ…」
タケシ「カスミ、そっとしておいてやれ…今はまだ、現実を受け入れられないんだろう」
カスミ「でもっ…もう1年になるのよ!こんなサトシ見てられない!」
タケシ「あの惨劇から一年か…。サトシの傷は癒えても、心に空いた穴は塞がっちゃいない」
サトシ「よーしピカチュウ!特訓に行こうぜ!」
オーキド「ピカピッカァ!」
タケシ「ボケたオーキド博士をピカチュウと思い込むことで、心の穴を埋めようとしているんだ」
カスミ「サトシ…」
8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:01:14.87 :Wc/VU3W60.net
あ! やせいの ラッタ がとびだしてきた!
サトシ「よし!ピカチュウ!でんこうせっかだ!」
オーキド「ピッカ!」シュインシュインドシュイン
ラッタをたおした!
サトシ「いいぞ!ピカチュウ!その調子だ!」
オーキド「ピカピカピー!」
サトシ「ん?あそにトレーナーがいるな」
サトシ「よーし!ポケモンバトルを申し込もう」
サトシ「ねぇそこの君!俺とポケモンバトルしようぜ!」
トレーナー「いいぜ!かかってきな!行け、ギャラドス!」
サトシ「ピカチュウ!君に決めた!」
オーキド「ピッカッチュー!!」
トレーナー「えっ」
サトシ「ピカチュウ、先手必勝だ!10万ボルト!」
トレーナー「ちょっと待って」
トレーナー「そのおじいちゃんなんなの。メタモン?」
あ! やせいの ラッタ がとびだしてきた!
サトシ「よし!ピカチュウ!でんこうせっかだ!」
オーキド「ピッカ!」シュインシュインドシュイン
ラッタをたおした!
サトシ「いいぞ!ピカチュウ!その調子だ!」
オーキド「ピカピカピー!」
サトシ「ん?あそにトレーナーがいるな」
サトシ「よーし!ポケモンバトルを申し込もう」
サトシ「ねぇそこの君!俺とポケモンバトルしようぜ!」
トレーナー「いいぜ!かかってきな!行け、ギャラドス!」
サトシ「ピカチュウ!君に決めた!」
オーキド「ピッカッチュー!!」
トレーナー「えっ」
サトシ「ピカチュウ、先手必勝だ!10万ボルト!」
トレーナー「ちょっと待って」
トレーナー「そのおじいちゃんなんなの。メタモン?」
9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:04:00.28 :Wc/VU3W60.net
サトシ「え?何言ってるんだよどこからどう見てもピカチュウだろ!」
トレーナー「ピカチュウ?どう見ても人間にしか見えないんだけど」
サトシ「人間じゃねーよピカチュウだよ!ほら鳴き声だって…」
オーキド「ピカチュウ!ピカピッカピッカチュウー!」
サトシ「ほら完全にピカチュウじゃねーか!」
トレーナー「うーん、じゃあいいや新種のピカチュウってことで…」
サトシ「よーしじゃあバトル続行だぜ!ピカチュウ!かみなりだ!」
オーキド「ピッカァー!!」
しかしPPが足りない!
トレーナー「ギャラドス!今だやれっ!かみつく!」
ギャラドス「ギャアアアス!」ガブリ!
オーキド「ピッピカァ!!」ブシャー!
サトシ「ピカチュウ!頑張れ!耐えるんだ!頑張れぇ!」
トレーナー「トドメだギャラドス!はかいこうせん!」
ギャラドス「ギャオース!!」ドギャーーーン!
オーキド「ピッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
サトシ「ピカチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」
サトシ「え?何言ってるんだよどこからどう見てもピカチュウだろ!」
トレーナー「ピカチュウ?どう見ても人間にしか見えないんだけど」
サトシ「人間じゃねーよピカチュウだよ!ほら鳴き声だって…」
オーキド「ピカチュウ!ピカピッカピッカチュウー!」
サトシ「ほら完全にピカチュウじゃねーか!」
トレーナー「うーん、じゃあいいや新種のピカチュウってことで…」
サトシ「よーしじゃあバトル続行だぜ!ピカチュウ!かみなりだ!」
オーキド「ピッカァー!!」
しかしPPが足りない!
トレーナー「ギャラドス!今だやれっ!かみつく!」
ギャラドス「ギャアアアス!」ガブリ!
オーキド「ピッピカァ!!」ブシャー!
サトシ「ピカチュウ!頑張れ!耐えるんだ!頑張れぇ!」
トレーナー「トドメだギャラドス!はかいこうせん!」
ギャラドス「ギャオース!!」ドギャーーーン!
オーキド「ピッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
サトシ「ピカチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」
12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:05:45.54 :s/SEv8XZ0.net
ワロタw w w
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:06:56.90 :1JqkwuBH0.net
容赦ねぇなおい
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:07:29.65 :Wc/VU3W60.net
トレーナー「金は貰っておくぜ。俺に挑みたいならもう少しレベルを上げておくんだな」
サトシ「ピカチュウ!大丈夫かピカチュウ!」ダッ
オーキド「ピィカ…ピカピィ…」
サトシ「クッ、酷い…!このままじゃピカチュウは…。ダメだ!回復アイテムもない!」
オーキド「ピカピィ…。ピッピカァ…」
サトシ「大丈夫だピカチュウ!すぐにポケモンセンターへ連れて行ってやるからな!」
オーキド「ピカァ…」ガクッ
サトシ「ピカチュウ…?ピカチュウッ!駄目だ死ぬなぁ!目を覚ませピカチュウ!」
オーキド「 」
サトシ「ピカチュウ!なんでだ!俺はまたピカチュウを守れないのかよ!」
サトシ「また…?あれ、どういうことだ?頭がっ…痛い。なんだ?前にも同じことが…」
そしてサトシは一年前の惨劇を思い出す
トレーナー「金は貰っておくぜ。俺に挑みたいならもう少しレベルを上げておくんだな」
サトシ「ピカチュウ!大丈夫かピカチュウ!」ダッ
オーキド「ピィカ…ピカピィ…」
サトシ「クッ、酷い…!このままじゃピカチュウは…。ダメだ!回復アイテムもない!」
オーキド「ピカピィ…。ピッピカァ…」
サトシ「大丈夫だピカチュウ!すぐにポケモンセンターへ連れて行ってやるからな!」
オーキド「ピカァ…」ガクッ
サトシ「ピカチュウ…?ピカチュウッ!駄目だ死ぬなぁ!目を覚ませピカチュウ!」
オーキド「 」
サトシ「ピカチュウ!なんでだ!俺はまたピカチュウを守れないのかよ!」
サトシ「また…?あれ、どういうことだ?頭がっ…痛い。なんだ?前にも同じことが…」
そしてサトシは一年前の惨劇を思い出す
18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:13:23.00 :Wc/VU3W60.net
サトシ(そうだ…あれは確か…一年前のポケモンリーグ決勝でのバトル…)
サトシ(相手はドラゴン使いのワタル。ワタルが出してきたのはカイリュー)
サトシ(お互い残るは最後の一匹、倒された方が敗北というバトルの正念場)
サトシ(だけどその時の俺は、ワタルのカイリューが相手でも勝つ自信があった)
サトシ(その時のピカチュウは、まさに最強と言っていいほど鍛えあげられていた)
サトシ(そして俺は信じていた。ピカチュウが負けるはずがないと)
サトシ(そしてあの瞬間、バトルの最後、HPぎりぎりのカイリューが放ったはかいこうせん)
サトシ(そのとき俺は勝利を確信した。ピカチュウなら、よけられると)
サトシ(はかいこうせん後の、隙をついての10万ボルト…それが俺の予想した勝利への道筋だった)
サトシ(しかし、俺の予想は外れた。ワタルのカイリューが放ったはかいこうせんの狙いは俺だった)
サトシ(ワタルは勝つために、トレーナーである俺を直接狙ったんだ。そしてピカチュウは、俺をかばって…)
サトシ(そうだ…あれは確か…一年前のポケモンリーグ決勝でのバトル…)
サトシ(相手はドラゴン使いのワタル。ワタルが出してきたのはカイリュー)
サトシ(お互い残るは最後の一匹、倒された方が敗北というバトルの正念場)
サトシ(だけどその時の俺は、ワタルのカイリューが相手でも勝つ自信があった)
サトシ(その時のピカチュウは、まさに最強と言っていいほど鍛えあげられていた)
サトシ(そして俺は信じていた。ピカチュウが負けるはずがないと)
サトシ(そしてあの瞬間、バトルの最後、HPぎりぎりのカイリューが放ったはかいこうせん)
サトシ(そのとき俺は勝利を確信した。ピカチュウなら、よけられると)
サトシ(はかいこうせん後の、隙をついての10万ボルト…それが俺の予想した勝利への道筋だった)
サトシ(しかし、俺の予想は外れた。ワタルのカイリューが放ったはかいこうせんの狙いは俺だった)
サトシ(ワタルは勝つために、トレーナーである俺を直接狙ったんだ。そしてピカチュウは、俺をかばって…)
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:14:43.64 :wmLZA4lN0.net
ワタル最低だなwww
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:21:19.22 :Wc/VU3W60.net
サトシ(それからは覚えていない。恐らく俺は負けたんだろう)
サトシ(気が付くとそこは、病院のベッドの上だった)
サトシ(俺は真っ先にピカチュウの無事を確かめようとした。ピカチュウは大丈夫か)
サトシ(病室で付き添っていたタケシにそう聞いても、首を横に振るだけだった)
サトシ(俺は事実を受け入れることができなかった。例えピカチュウの墓を目の前にしても)
サトシ(それから俺はずっとピカチュウを探しまわった。ピカチュウが死ぬはずがない)
サトシ(ピカチュウはきっとどこかにいる。そう思って草むらや家の中をずっと探し続けた)
サトシ(カスミやタケシは何も言わなかった。そんな俺を遠くから心配そうに眺めていた)
サトシ(そしてある日、俺がマサラタウンの草むらをいつものように探しまわっていると)
サトシ(後ろからピカチュウの鳴き声が聞こえたんだ。振り向くとそこには、オーキド博士がいた)
サトシ(それからは覚えていない。恐らく俺は負けたんだろう)
サトシ(気が付くとそこは、病院のベッドの上だった)
サトシ(俺は真っ先にピカチュウの無事を確かめようとした。ピカチュウは大丈夫か)
サトシ(病室で付き添っていたタケシにそう聞いても、首を横に振るだけだった)
サトシ(俺は事実を受け入れることができなかった。例えピカチュウの墓を目の前にしても)
サトシ(それから俺はずっとピカチュウを探しまわった。ピカチュウが死ぬはずがない)
サトシ(ピカチュウはきっとどこかにいる。そう思って草むらや家の中をずっと探し続けた)
サトシ(カスミやタケシは何も言わなかった。そんな俺を遠くから心配そうに眺めていた)
サトシ(そしてある日、俺がマサラタウンの草むらをいつものように探しまわっていると)
サトシ(後ろからピカチュウの鳴き声が聞こえたんだ。振り向くとそこには、オーキド博士がいた)
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:29:18.15 :Wc/VU3W60.net
サトシ(そうして俺は、ボケたオーキド博士をピカチュウと思い込むことにした)
サトシ(本当は心の底では気づいていたんだ、これはピカチュウじゃなくて、オーキド博士だってことに)
サトシ(でも、そのときの俺は、ピカチュウが死んだ現実を受け入れることができなかった)
サトシ(俺は心の穴を埋めるように、ピカチュウとの日々を過ごした)
サトシ(それなのに、俺はまた同じ過ちを…)
サトシ(俺はピカチュウを二度失ってしまったんだ。俺の弱さのせいで…)
オーキド博士はそのまま二度と目を覚まさなかった
葬式はマサラタウンのオーキド研究所で行われた
表向きには、草むらを歩いていたところ不運にも野生ポケモンに出くわし
そのまま襲われて死んだことにされていた
サトシ(そうして俺は、ボケたオーキド博士をピカチュウと思い込むことにした)
サトシ(本当は心の底では気づいていたんだ、これはピカチュウじゃなくて、オーキド博士だってことに)
サトシ(でも、そのときの俺は、ピカチュウが死んだ現実を受け入れることができなかった)
サトシ(俺は心の穴を埋めるように、ピカチュウとの日々を過ごした)
サトシ(それなのに、俺はまた同じ過ちを…)
サトシ(俺はピカチュウを二度失ってしまったんだ。俺の弱さのせいで…)
オーキド博士はそのまま二度と目を覚まさなかった
葬式はマサラタウンのオーキド研究所で行われた
表向きには、草むらを歩いていたところ不運にも野生ポケモンに出くわし
そのまま襲われて死んだことにされていた
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:36:26.03 :Wc/VU3W60.net
オーキド博士が死んでから数日、サトシはずっと自分の家で塞ぎ込んでいた
コンコン
シゲル「サトシ、ちょっといいかい。」
サトシ「シゲル…?今は、一人にしておいてくれねーか…」
シゲル「話したいことがあるんだ。これ、おじいちゃんの部屋で見つけたんだ」
サトシ「これは、ポケモンの卵…?」
シゲル「そう、サトシ、君の死んだピカチュウが残した卵だ」
オーキド博士が死んでから数日、サトシはずっと自分の家で塞ぎ込んでいた
コンコン
シゲル「サトシ、ちょっといいかい。」
サトシ「シゲル…?今は、一人にしておいてくれねーか…」
シゲル「話したいことがあるんだ。これ、おじいちゃんの部屋で見つけたんだ」
サトシ「これは、ポケモンの卵…?」
シゲル「そう、サトシ、君の死んだピカチュウが残した卵だ」
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:41:00.27 :Wc/VU3W60.net
サトシ「ピカチュウの!?」
シゲル「恐らくリーグ前、君がピカチュウをおじいちゃんの研究所に預けていたとき」
シゲル「そのときに、君のピカチュウが研究所で生んだ卵だ」
サトシ「そんな、でも俺そんなこと全然知らなくて」
シゲル「それもそのはずだ。隠してたんだよ、おじいちゃんがずっとね」
サトシ「オーキド博士が?なんでそんなことを…。それに卵を産んだなら相手がいるはずだ」
シゲル「……」
サトシ「相手は雌のピカチュウか?誰のポケモンなんだ?」
シゲル「…相手はピカチュウじゃない。ピカチュウと卵を生んだのは、オーキド博士だ」
サトシ「!?」
サトシ「ピカチュウの!?」
シゲル「恐らくリーグ前、君がピカチュウをおじいちゃんの研究所に預けていたとき」
シゲル「そのときに、君のピカチュウが研究所で生んだ卵だ」
サトシ「そんな、でも俺そんなこと全然知らなくて」
シゲル「それもそのはずだ。隠してたんだよ、おじいちゃんがずっとね」
サトシ「オーキド博士が?なんでそんなことを…。それに卵を産んだなら相手がいるはずだ」
シゲル「……」
サトシ「相手は雌のピカチュウか?誰のポケモンなんだ?」
シゲル「…相手はピカチュウじゃない。ピカチュウと卵を生んだのは、オーキド博士だ」
サトシ「!?」
33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:46:38.31 :Wc/VU3W60.net
シゲル「その卵は、ピカチュウと、おじいちゃんとの間に産まれた卵なんだよ」
サトシ「ちょっと待てよ!何言ってるんだ!ポケモンと人間の間に卵なんて…」
シゲル「その通りだ。ポケモンは人間との間に子供を作ることは不可能。人間ならね」
サトシ「!まさか…!」
シゲル「そう、君のずっと会っていたおじいちゃんは、おじいちゃんの真似をしているメタモン」
シゲル「本物のオーキド博士は、とっくの昔に死んでいたんだ」
サトシ「そんな…。俺が知っているオーキド博士は、メタモンだったのか…?」
シゲル「その卵は、ピカチュウと、おじいちゃんとの間に産まれた卵なんだよ」
サトシ「ちょっと待てよ!何言ってるんだ!ポケモンと人間の間に卵なんて…」
シゲル「その通りだ。ポケモンは人間との間に子供を作ることは不可能。人間ならね」
サトシ「!まさか…!」
シゲル「そう、君のずっと会っていたおじいちゃんは、おじいちゃんの真似をしているメタモン」
シゲル「本物のオーキド博士は、とっくの昔に死んでいたんだ」
サトシ「そんな…。俺が知っているオーキド博士は、メタモンだったのか…?」
36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:52:29.70 :Wc/VU3W60.net
シゲル「フッ僕も君と同じさ…。おじいちゃんが死んだ時、僕はどうしてもおじいちゃんの死を受け入れられなかった」
サトシ「……」
シゲル「そして僕は、研究所にいたメタモンをおじいちゃんと思い込んだ」
シゲル「メタモンも僕のために、ずっとおじいちゃんのものまねをし続けてくれた」
シゲル「そうするうちに、僕もメタモンも、このオーキド博士こそが本物のオーキド博士だと思うようになったんだ」
シゲル「やっと思い出した。いや、やっと現実を受け入れることができたよ。メタモンが死んでようやく」
サトシ「じゃあオーキド博士はボケていたんじゃなくて…」
シゲル「そう、あの時の僕と、君を重ねて…。死んだピカチュウの代わりになろうとしたんだ」
シゲル「でもメタモンオーキド博士でいる時間が長すぎた。もう、オーキド博士以外にはなれなくなっていた」
サトシ「俺のために…オーキド博士のままでピカチュウを演じて…」
シゲル「フッ僕も君と同じさ…。おじいちゃんが死んだ時、僕はどうしてもおじいちゃんの死を受け入れられなかった」
サトシ「……」
シゲル「そして僕は、研究所にいたメタモンをおじいちゃんと思い込んだ」
シゲル「メタモンも僕のために、ずっとおじいちゃんのものまねをし続けてくれた」
シゲル「そうするうちに、僕もメタモンも、このオーキド博士こそが本物のオーキド博士だと思うようになったんだ」
シゲル「やっと思い出した。いや、やっと現実を受け入れることができたよ。メタモンが死んでようやく」
サトシ「じゃあオーキド博士はボケていたんじゃなくて…」
シゲル「そう、あの時の僕と、君を重ねて…。死んだピカチュウの代わりになろうとしたんだ」
シゲル「でもメタモンオーキド博士でいる時間が長すぎた。もう、オーキド博士以外にはなれなくなっていた」
サトシ「俺のために…オーキド博士のままでピカチュウを演じて…」
37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 03:53:05.85 :G9ZUQcnJ0.net
メタモン…
45:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 04:11:27.07 :Wc/VU3W60.net
シゲル「おそらく君のピカチュウは、リーグ戦で命を落とすことを気づいていたんだ」
サトシ「……」
シゲル「だからその前に、メタモンとの間に子供を作った。自分がいつ死んでもいいように」
サトシ「ピカチュウ…」
シゲル「だけどメタモンは卵を君に預けることをしなかった」
シゲル「君がピカチュウの死を受け止めきれていなかったからだ」
シゲル「だからメタモンは葛藤し、自らがピカチュウを演じることを選んだんだ」
シゲル「思い出せ、君の夢はなんだ!ポケモンマスターになることだろう!」
シゲル「さぁ、この卵を孵化させて、そしてもう一度立ち上がるんだ!」
シゲル「それが死んだメタモンとピカチュウの願いなんだよ」
シゲル「じゃあな、ポケモンリーグ決勝で待ってるぜ」
シゲル「おそらく君のピカチュウは、リーグ戦で命を落とすことを気づいていたんだ」
サトシ「……」
シゲル「だからその前に、メタモンとの間に子供を作った。自分がいつ死んでもいいように」
サトシ「ピカチュウ…」
シゲル「だけどメタモンは卵を君に預けることをしなかった」
シゲル「君がピカチュウの死を受け止めきれていなかったからだ」
シゲル「だからメタモンは葛藤し、自らがピカチュウを演じることを選んだんだ」
シゲル「思い出せ、君の夢はなんだ!ポケモンマスターになることだろう!」
シゲル「さぁ、この卵を孵化させて、そしてもう一度立ち上がるんだ!」
シゲル「それが死んだメタモンとピカチュウの願いなんだよ」
シゲル「じゃあな、ポケモンリーグ決勝で待ってるぜ」
46:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 04:14:23.76 :Wc/VU3W60.net
サトシ「そうだ、思い出したよ。俺は、ポケモンマスターになりたかったんだ」
サトシ「ピカチュウ、オーキド博士。俺、もう一度やってみるよ」
おや…? たまごがかえって ピカチュウがうまれた!
ピカチュウ2世「ピッカァ!ピカピッカァ!」
サトシ「よしよし!お前の名前はオーキドだ!よろしくなオーキド!」
オーキド「ピカピッカピー!」
数年後
ポケモンリーグ決勝
サトシ「オーキド、10万ボルトだ!」
オーキド「ピッカー!」
完
サトシ「そうだ、思い出したよ。俺は、ポケモンマスターになりたかったんだ」
サトシ「ピカチュウ、オーキド博士。俺、もう一度やってみるよ」
おや…? たまごがかえって ピカチュウがうまれた!
ピカチュウ2世「ピッカァ!ピカピッカァ!」
サトシ「よしよし!お前の名前はオーキドだ!よろしくなオーキド!」
オーキド「ピカピッカピー!」
数年後
ポケモンリーグ決勝
サトシ「オーキド、10万ボルトだ!」
オーキド「ピッカー!」
完
47:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 04:16:26.56 :iUf6wfFuO.net
ピチュー「ん?」
50:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 04:19:07.73 :Wc/VU3W60.net
>>47
しまった
まあいいや第一世代はピチューなんて存在してないんだよ
>>47
しまった
まあいいや第一世代はピチューなんて存在してないんだよ
52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 04:23:39.13 :bZjkNVV50.net
>>50
それ言ったら第一世代はタマゴシステム自体存在しないぞ
それ言ったら第一世代はタマゴシステム自体存在しないぞ
54:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 04:26:35.46 :coxmhW0t0.net
おもしろかった
58:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/23(金) 05:39:46.33 :UQ0fZPwS0.net
思いのほかいい話だった
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