やよい「いいなぁ、私も欲しいなぁ」

社長「高槻君、社内用のスマホを貸してあげよう」

やよい「えっ！ いーんですか！？」

社長「いつも事務所をきれいにしてくれているからね」

やよい「いぇい！」


～高槻家～
やよい「らいん、らいんっと……」

浩太郎「うわー！ 姉ちゃんがすごいの持ってんぞ！」

かすみ「おねえちゃん、それどうしたの？」

やよい「えへへー、社長から借りたんだー」

やよい「あ、ダウンロード終わりました。あ！ 伊織ちゃんだ！」

やよい「『うさちゃん』って、書いてあるけど伊織ちゃんの写真がサムネだからすぐわかりました！」

やよい「さっそく、友達追加しよっと」

～水瀬家～
伊織「ふんふふんー」

伊織「あら？ やよい、LINE始めたのね」

伊織「よし」

『ひよこの大群のスタンプ』ﾋﾟﾛﾘﾝ
『ひよこの大群のスタンプ』ﾋﾟﾛﾘﾝ
『ひよこの大群のスタンプ』ﾋﾟﾛﾘﾝ

～高槻家～
やよい「何かいっぱい来た」

やよい「あ！ カワイイ」

やよい「ねえねえ、かすみ。ほらほら見て見て」

かすみ「わぁ、おねえちゃん、それLINEでしょ？ スタンプだー」

やよい「スタンプ？」

かすみ「ほら、これをこうすると」

『ムーンのモアイ顔』ﾋﾟﾛﾘﾝ

～水瀬家～
伊織「あら」

（既読）＜覚えるの早いじゃない♪＞ﾋﾟﾛﾘﾝ

やよい
＜えへへー＞

伊織
（既読）＜(*ﾟ-ﾟ)＞

やよい
＜(　´_ゝ`)＞


この後、数時間に渡りこのようなやりとりが行われた。
そして、やよいもLINEに慣れてきた頃。

やよい「伊織ちゃんから返事が返ってこない……」

やよい「既読、ってついてるのに。ううー」

長介「姉ちゃん、浩次が――」

やよい「ちょっと黙ってて」

長介「あ、うん……」bikubiku

～事務所～

Ｐ「やよいのやつ、ずっと携帯とにらめっこしてるぞ……」
Ｐ「ん？」ﾋﾟﾛﾘﾝ
Ｐ「LINE ぽんぽんぽんの招待がやよいから……」
Ｐ「うわ、なんだこのスコアは！」

やよい「」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

伊織「おはよー」
やよい「」ｷｯ

伊織「な、なによ？ どうしたの、やよい？」
やよい「何で！」

伊織「えっ」

やよい「何で既読つけてるのに返してくれないの！！」

伊織「えっ」ｼﾞﾜｧ

伊織「あ、あの、ごめ……」

やよい「電話しても出てくれないし！！」

伊織「え、とお風呂入ってたり――」

やよい「それでも返す時間くらいあるよね？」

伊織「うっ……ぐす」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

Ｐ「おい、やよい！ 今のは言い過ぎだぞ」

小鳥「やよいちゃん、目が充血してる。寝てないの？」

やよい「もうっ！ みんな、大嫌い！」ﾀﾞｯ

伊織「ふ、ふええ」ｸﾞｽｯ

小鳥「よしよし」

社長「こ、これは何事かね？」

Ｐ「実は……」


社長「なるほど、高槻君が携帯依存症に……」

伊織「わ、私が悪いのよ……」

Ｐ「伊織？」

伊織「スルーしてたのは事実よ。めんどくさいな、って」

伊織「私、友達失格よね。あの子の」

～夜の公園～
やよい「はあっはあっ」

ｻﾞｱｱｱｱｱ

やよい「雨……つめたい」

やよい「私、何やってるんだろ……」

やよい「画面の中しか見えてなかった。伊織ちゃんのこと、傷つけちゃった」

やよい「この雨の冷たさにも気づかないくらい」

やよい「みんなに謝らなきや！」

伊織「」ﾋﾟﾛﾘﾝ

Ｐ「ん？ やよいからか？」

伊織「ん……」

『ムーンが鼻ほじってるスタンプ』

伊織「ちょｗｗｗ」

やよい「ごめんｗｗｗ伊織ちゃんｗｗｗ誤爆したｗｗｗ」

伊織「いいのよｗｗｗもうｗｗｗ」
やよい「本当に、ごめんね」

伊織「うん……」

こうして、一連の騒動は幕を閉じた。

やよい「LINEは使用時間を決めて正しく使いましょー！」

すげえｸﾞﾀﾞｸﾞﾀﾞだったけど初SS？投稿してみたンゴｗｗｗｗ
最後まで読んでくれた方々あざっす！！


以降、出演者たちからの挨拶です！

やよい「LINEは使用時間を決めて正しく使いましょー！」

伊織「現実を見なさい」

千早「高槻さんｗｗｗカワイイｗｗｗ」

Ｐ「何げに俺いっぱい喋ってたかもな」

律子「そうですね」

小鳥「そうですね」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ
俺「って、あんたもかよ！」

END

本当の本当に終わりｗｗｗ

修行して、またできたら投稿します
期待しないで