1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:24:49.11 :1Ct1a5aH0.net
石川「愛、今度の歌謡祭で日高舞と戦うための歌は決まったかしら?」
愛「いえ、まだです…ママの歌う『ALIVE』の凄さはあたしが一番分かってるつもりです…だからこそ、考えれば考える程どんな歌でも駄目だって思えてきちゃって…」
愛「この前のオーディションだって、絶不調だなんて言ってたママにさえ勝てなくて…まなみさんの事だって…あたし、もうどうしたら良いのか…」
石川「そうよね、日高舞の歌う『ALIVE』は特別。世界中の人に勇気を与え続けてきたものだから…」
石川「きっと、あなたが日高舞以上の歌い手になったとしても『ALIVE』で彼女以上の評価を得るのは不可能に近いでしょうね」
石川「でもね愛、あなたがどうしても勝ちたいって言うなら、一つだけ可能性があるの」
石川「愛、今度の歌謡祭で日高舞と戦うための歌は決まったかしら?」
愛「いえ、まだです…ママの歌う『ALIVE』の凄さはあたしが一番分かってるつもりです…だからこそ、考えれば考える程どんな歌でも駄目だって思えてきちゃって…」
愛「この前のオーディションだって、絶不調だなんて言ってたママにさえ勝てなくて…まなみさんの事だって…あたし、もうどうしたら良いのか…」
石川「そうよね、日高舞の歌う『ALIVE』は特別。世界中の人に勇気を与え続けてきたものだから…」
石川「きっと、あなたが日高舞以上の歌い手になったとしても『ALIVE』で彼女以上の評価を得るのは不可能に近いでしょうね」
石川「でもね愛、あなたがどうしても勝ちたいって言うなら、一つだけ可能性があるの」
2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:25:32.37 :1Ct1a5aH0.net
愛「え、本当ですか!?」
石川「でもこれは可能性で言えば、Bランクになった今のあなたでも不可能と変わらないかもしれないわ。それ程過酷なものよ、それでも良いなら…」
愛「構いません!!やれることは全部やっておきたいんです!!」
石川「それでは手配しておくわ。今度のレッスンの時間に、いつもとは違うレッスン場に向かって頂戴」
【いつもと違うレッスン場】
愛「なんだか初めての場所だとレッスン場でも緊張するなあ、いつもの場所より遠いし、全然広くて色々ハイテクな感じだし」
春香「愛ちゃん、こんにちは!」
愛「あっ春香さん、こんにちは!えへへ、この間の開局記念イベント以来ですね!」
愛「春香さんは、普段ここで練習してるんですか?」
春香「ううん、普段使ってる練習場は愛ちゃんたちが使ってるのと同じ所だよ。今日は愛ちゃんの歌謡祭についての事で来たんだ」
愛「えっ?って事はもしかして、春香さんがあたしを特訓してくれるとか、そう言う事ですか?」
春香「まあ、そういう感じかな…今回は私じゃなくて、主にこの二人ってことになるけど」
愛「え、本当ですか!?」
石川「でもこれは可能性で言えば、Bランクになった今のあなたでも不可能と変わらないかもしれないわ。それ程過酷なものよ、それでも良いなら…」
愛「構いません!!やれることは全部やっておきたいんです!!」
石川「それでは手配しておくわ。今度のレッスンの時間に、いつもとは違うレッスン場に向かって頂戴」
【いつもと違うレッスン場】
愛「なんだか初めての場所だとレッスン場でも緊張するなあ、いつもの場所より遠いし、全然広くて色々ハイテクな感じだし」
春香「愛ちゃん、こんにちは!」
愛「あっ春香さん、こんにちは!えへへ、この間の開局記念イベント以来ですね!」
愛「春香さんは、普段ここで練習してるんですか?」
春香「ううん、普段使ってる練習場は愛ちゃんたちが使ってるのと同じ所だよ。今日は愛ちゃんの歌謡祭についての事で来たんだ」
愛「えっ?って事はもしかして、春香さんがあたしを特訓してくれるとか、そう言う事ですか?」
春香「まあ、そういう感じかな…今回は私じゃなくて、主にこの二人ってことになるけど」
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:26:20.04 :1Ct1a5aH0.net
武田「初めまして、僕は武田蒼一。しがない音楽プロデューサーで、『オールド・ホイッスル』などの番組をやらせてもらってるよ」
愛「うわあ、あのオールド・ホイッスルを!?あたし、あの番組大好きで、いつも欠かさず見てます!!」
武田「そうか、それは光栄だよ」
千早「……如月千早です、主に私があなたの歌を見ていく予定です」
愛「えへへ、初めまして!千早さんの事はテレビで何度も見てます!凄い綺麗な歌を歌う人だなあって、尊敬してました!よろしくお願いします!!」
千早「実はあなたとは、随分前に一度会ってるのだけれど…」
愛「え?」
武田「時間が惜しい、単刀直入且つ分かり易くいこう。日高君、これを」
愛「これは封筒と…CD?」
武田「日高君、君は『ゼロドライブ』という歌の事を知っているかい?」
愛「!!」
愛「……はい、あります…でも、あくまで噂だけで…ママに直接聞いた事は無いです…」
春香・千早「……」
武田「初めまして、僕は武田蒼一。しがない音楽プロデューサーで、『オールド・ホイッスル』などの番組をやらせてもらってるよ」
愛「うわあ、あのオールド・ホイッスルを!?あたし、あの番組大好きで、いつも欠かさず見てます!!」
武田「そうか、それは光栄だよ」
千早「……如月千早です、主に私があなたの歌を見ていく予定です」
愛「えへへ、初めまして!千早さんの事はテレビで何度も見てます!凄い綺麗な歌を歌う人だなあって、尊敬してました!よろしくお願いします!!」
千早「実はあなたとは、随分前に一度会ってるのだけれど…」
愛「え?」
武田「時間が惜しい、単刀直入且つ分かり易くいこう。日高君、これを」
愛「これは封筒と…CD?」
武田「日高君、君は『ゼロドライブ』という歌の事を知っているかい?」
愛「!!」
愛「……はい、あります…でも、あくまで噂だけで…ママに直接聞いた事は無いです…」
春香・千早「……」
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:27:00.24 :1Ct1a5aH0.net
武田「齟齬が出ないようここは一から説明するが、『ゼロドライブ』とは、君のお母さんにして伝説的アイドル・日高舞が、現役時代に唯一歌いこなす事ができなかった歌なんだ」
愛「……」
武田「知っての通り、当時『時代の象徴』とまで言われた日高舞は、殆どどんな歌でもハイレベルに歌いこなす事のできた、紛れも無い世界最高のトップシンガーだった」
武田「そんな彼女に挑戦状の様に叩き付けられた超高難易度の歌がこれだ。恐らく世界で数十人しか歌う事の出来ない代物だろう、宛らモーツァルトの『魔笛』などの様に」
武田「この企画が頓挫すると、当時彼女が所属していたプロダクションは、彼女のその絶対的なイメージの遵守の為、話が広がる前にこの歌を封印、データも破棄された。彼女には知名度に伴って様々な噂が流れているが、これは事実だ」
武田「君に渡したものは、渡米した如月君が、半年前に見つけてくれた海外のファンが持っていた資料を基に、僕がこの歌を再現したものだ」
武田「開局記念イベントでの、君のステージを見せてもらった…君は、人並み外れた強いノドを持っている。僕たちは他にこんな子見た事ないよ、君なら眠り続けていたこれを歌いこなす事ができるかもしれない…」
愛「私が人並み外れた…?」
武田「偉大な母親が成し遂げられなかった事に娘が挑む、これなら内容でも話題性でも、伝説である日高舞の『ALIVE』と十分勝負になると思う」
愛「ママが成し遂げられなかったことを、あたしがやる…」
武田「そう、君の歌声でこの歌は真に産声を上げる…」
武田「齟齬が出ないようここは一から説明するが、『ゼロドライブ』とは、君のお母さんにして伝説的アイドル・日高舞が、現役時代に唯一歌いこなす事ができなかった歌なんだ」
愛「……」
武田「知っての通り、当時『時代の象徴』とまで言われた日高舞は、殆どどんな歌でもハイレベルに歌いこなす事のできた、紛れも無い世界最高のトップシンガーだった」
武田「そんな彼女に挑戦状の様に叩き付けられた超高難易度の歌がこれだ。恐らく世界で数十人しか歌う事の出来ない代物だろう、宛らモーツァルトの『魔笛』などの様に」
武田「この企画が頓挫すると、当時彼女が所属していたプロダクションは、彼女のその絶対的なイメージの遵守の為、話が広がる前にこの歌を封印、データも破棄された。彼女には知名度に伴って様々な噂が流れているが、これは事実だ」
武田「君に渡したものは、渡米した如月君が、半年前に見つけてくれた海外のファンが持っていた資料を基に、僕がこの歌を再現したものだ」
武田「開局記念イベントでの、君のステージを見せてもらった…君は、人並み外れた強いノドを持っている。僕たちは他にこんな子見た事ないよ、君なら眠り続けていたこれを歌いこなす事ができるかもしれない…」
愛「私が人並み外れた…?」
武田「偉大な母親が成し遂げられなかった事に娘が挑む、これなら内容でも話題性でも、伝説である日高舞の『ALIVE』と十分勝負になると思う」
愛「ママが成し遂げられなかったことを、あたしがやる…」
武田「そう、君の歌声でこの歌は真に産声を上げる…」
5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:27:32.27 :1Ct1a5aH0.net
【レッスン開始】
千早「日高さん、歌詞は覚えたかしら?」
愛「ええ、はい…でも…」
千早「どうしたの?」
愛「この歌、ブレスまでの間隔が凄く長い上に、ハイテンポで、伸びが必要じゃないですか…こんな歌、とても…」
武田「そうだな、こんなもの誰も歌えない。小細工など通用しない、僕からもしてあげられることはもう何もない」
武田「それに、僕は予定があるのでこれで失礼させてもらうよ。悔しいと思うのであれば、自力で歌いこなすしかないんだ」
愛「…やってやります!ママになんて負けるもんか!!」
千早「……」
武田「取り敢えず君はこれを歌いこなすことに集中したまえ。振付と演出は他の765プロのメンバーが考えてくれる。ただ、この企画はインパクトが重要だ。発表まで機密性を重視する、関係者以外には他言無用だよ」
千早「……では、まずは私がメロディ有りで短く区切って歌うから、それに付いてきて。その後通しでやりましょう」
愛「はい!!」
【レッスン開始】
千早「日高さん、歌詞は覚えたかしら?」
愛「ええ、はい…でも…」
千早「どうしたの?」
愛「この歌、ブレスまでの間隔が凄く長い上に、ハイテンポで、伸びが必要じゃないですか…こんな歌、とても…」
武田「そうだな、こんなもの誰も歌えない。小細工など通用しない、僕からもしてあげられることはもう何もない」
武田「それに、僕は予定があるのでこれで失礼させてもらうよ。悔しいと思うのであれば、自力で歌いこなすしかないんだ」
愛「…やってやります!ママになんて負けるもんか!!」
千早「……」
武田「取り敢えず君はこれを歌いこなすことに集中したまえ。振付と演出は他の765プロのメンバーが考えてくれる。ただ、この企画はインパクトが重要だ。発表まで機密性を重視する、関係者以外には他言無用だよ」
千早「……では、まずは私がメロディ有りで短く区切って歌うから、それに付いてきて。その後通しでやりましょう」
愛「はい!!」
6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:28:08.23 :1Ct1a5aH0.net
―
――
―――
千早「では、通しでいくわよ」
♪~
愛「~…~…~♪」
千早「全然駄目よ、曲のテンポに全然付いていけてない」
愛「すみません、もう一度…」
愛「―…―…―♪」
愛「―…!?ゴホッ!ゲハッ!」
春香「愛ちゃん、大丈夫!?」サスサス
愛「コホッ…はい、すみません…」
千早「テンポばかり気にして、呼吸のタイミングを忘れているからそうなるの。声も全然伸びてない」
千早「いい?『――♪』、こう。サビまでこのテンポを維持して!その後、1回の呼吸で更に大きく伸ばすんだから」
愛「気を付けてやります…」ハアハア
愛「(あたしは、まなみさんを絶対取り返す!……そして、ママに絶対…勝つ!!)」
―
――
―――
千早「では、通しでいくわよ」
♪~
愛「~…~…~♪」
千早「全然駄目よ、曲のテンポに全然付いていけてない」
愛「すみません、もう一度…」
愛「―…―…―♪」
愛「―…!?ゴホッ!ゲハッ!」
春香「愛ちゃん、大丈夫!?」サスサス
愛「コホッ…はい、すみません…」
千早「テンポばかり気にして、呼吸のタイミングを忘れているからそうなるの。声も全然伸びてない」
千早「いい?『――♪』、こう。サビまでこのテンポを維持して!その後、1回の呼吸で更に大きく伸ばすんだから」
愛「気を付けてやります…」ハアハア
愛「(あたしは、まなみさんを絶対取り返す!……そして、ママに絶対…勝つ!!)」
7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:28:52.03 :1Ct1a5aH0.net
―
――
―――
千早「…もう何十回もやってるのに全然駄目よ!!呼吸のタイミングもまだ把握できてないの!?」
愛「……すみ…ません…もう、一回…」ゼイゼイ
春香「愛ちゃん、さっきからずっとぶっ続けだし、もう休んだ方が…それに何だかさっきから顔色が」
フラッ…バタン!
愛「…ヒュー……ヒュー…」ゼイゼイ
春香「愛ちゃん!?」
【病院】
愛「……」スースー
春香「愛ちゃん、神経性の過呼吸だって…そんなに思い詰めてやってたんだ…」
千早「でも歌いこなせていない事に変わりはないわ」
千早「開局記念イベントでの日高さんを見せてもらって、それが舞さんの娘だと知った時は期待したけれど…正直に言って、今は失望しているわ」
春香「どうしてそんな事言うの…?それに今日の千早ちゃんは何だか変だよ…まるで、私と会った頃に戻っちゃったみたい…」
千早「私は、日高さんに生半可な気持ちで舞さんの歌って欲しくないだけよ」
―
――
―――
千早「…もう何十回もやってるのに全然駄目よ!!呼吸のタイミングもまだ把握できてないの!?」
愛「……すみ…ません…もう、一回…」ゼイゼイ
春香「愛ちゃん、さっきからずっとぶっ続けだし、もう休んだ方が…それに何だかさっきから顔色が」
フラッ…バタン!
愛「…ヒュー……ヒュー…」ゼイゼイ
春香「愛ちゃん!?」
【病院】
愛「……」スースー
春香「愛ちゃん、神経性の過呼吸だって…そんなに思い詰めてやってたんだ…」
千早「でも歌いこなせていない事に変わりはないわ」
千早「開局記念イベントでの日高さんを見せてもらって、それが舞さんの娘だと知った時は期待したけれど…正直に言って、今は失望しているわ」
春香「どうしてそんな事言うの…?それに今日の千早ちゃんは何だか変だよ…まるで、私と会った頃に戻っちゃったみたい…」
千早「私は、日高さんに生半可な気持ちで舞さんの歌って欲しくないだけよ」
8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:29:35.56 :1Ct1a5aH0.net
―
――
―――
【12年前・日高邸】
ピンポーン
舞『ようこそ、いらっしゃいませ』
千種『すみません、娘の我が儘を聞いて頂いて…大変でしょうにわざわざ会って下さって…』
舞『構いませんよ』
千早『舞さん、わたし、歌が好きで、舞さんの歌が大好きです!それなのに、どうして歌うの止めちゃんたんですか!?』
千種『千早!』
千早『わたし、舞さんの歌は全部聞きました!もうこれから新しい歌が聞けなくなるなんていやです!!』
舞『……そうね、あなたみたいなこの子の気持ちを裏切っちゃうことは分かってたわ』
舞『それでも、私はこの子の事が大切なの』ギュ
愛『ん~?』
千早『舞さんの、赤ちゃん…?』
―
――
―――
【12年前・日高邸】
ピンポーン
舞『ようこそ、いらっしゃいませ』
千種『すみません、娘の我が儘を聞いて頂いて…大変でしょうにわざわざ会って下さって…』
舞『構いませんよ』
千早『舞さん、わたし、歌が好きで、舞さんの歌が大好きです!それなのに、どうして歌うの止めちゃんたんですか!?』
千種『千早!』
千早『わたし、舞さんの歌は全部聞きました!もうこれから新しい歌が聞けなくなるなんていやです!!』
舞『……そうね、あなたみたいなこの子の気持ちを裏切っちゃうことは分かってたわ』
舞『それでも、私はこの子の事が大切なの』ギュ
愛『ん~?』
千早『舞さんの、赤ちゃん…?』
9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:30:26.69 :1Ct1a5aH0.net
舞『あなたが私の歌を好きって言ってくれて心から嬉しいのも本当。でも、この子の為だけに歌いたいのも本当』
舞『人ってね、本当の気持ちが幾つもあるの。でも、どれか一つしかそれを守れない時がある…』
千早『……』
舞『あなたは本当に歌が大好きなのね。なら、何か大切なものの為に歌えるようになって。それはとても素敵な事よ』
千早『たいせつな…もの…?』
舞『そう…そうすれば、あなたが私に憧れた様に、誰かに光をあげられる』
舞『今日はせっかく来てくれたんだから、私の歌を聴いて帰ってね。この子の子守り歌なんだけど…』
舞『ひとつの命が生まれ行く…♪』
―――
――
―
春香「……」
愛「(……だから千早さん、私と会った事があるって……)」
舞『あなたが私の歌を好きって言ってくれて心から嬉しいのも本当。でも、この子の為だけに歌いたいのも本当』
舞『人ってね、本当の気持ちが幾つもあるの。でも、どれか一つしかそれを守れない時がある…』
千早『……』
舞『あなたは本当に歌が大好きなのね。なら、何か大切なものの為に歌えるようになって。それはとても素敵な事よ』
千早『たいせつな…もの…?』
舞『そう…そうすれば、あなたが私に憧れた様に、誰かに光をあげられる』
舞『今日はせっかく来てくれたんだから、私の歌を聴いて帰ってね。この子の子守り歌なんだけど…』
舞『ひとつの命が生まれ行く…♪』
―――
――
―
春香「……」
愛「(……だから千早さん、私と会った事があるって……)」
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:31:12.95 :1Ct1a5aH0.net
【レッスン場】
愛「……ま”た、お”願いします……」フラフラ
春香「愛ちゃん…声もガラガラじゃない…」
千早「……」つ足
ステン!
愛「きゃあ!?」ドテッ
春香「千早ちゃん!?」
愛「何するんですか!?」
千早「何度やっても無駄よ!!さっさと帰ってくれた方が、余計な手間が掛からなくて助かるの!こっちだって暇じゃないのよ!」
愛「……そんな事、誰にも言わせないっ…!!」ダッ
愛「!!??ゴホッ、ゲホッ、ガハッ!…うっ…」ガクッ
春香「愛ちゃん!?」
千早「……」サッ
愛「…ううっ…ううう…うわああああん!!ああん!!うあああああん!」
【レッスン場】
愛「……ま”た、お”願いします……」フラフラ
春香「愛ちゃん…声もガラガラじゃない…」
千早「……」つ足
ステン!
愛「きゃあ!?」ドテッ
春香「千早ちゃん!?」
愛「何するんですか!?」
千早「何度やっても無駄よ!!さっさと帰ってくれた方が、余計な手間が掛からなくて助かるの!こっちだって暇じゃないのよ!」
愛「……そんな事、誰にも言わせないっ…!!」ダッ
愛「!!??ゴホッ、ゲホッ、ガハッ!…うっ…」ガクッ
春香「愛ちゃん!?」
千早「……」サッ
愛「…ううっ…ううう…うわああああん!!ああん!!うあああああん!」
11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:32:28.57 :1Ct1a5aH0.net
千早「…今のあなたにこれは歌いこなせないわよ、どうしてだか分かる!?」
千早「コンディションがボロボロでは、精神力がものを言う…それなのにあなたは、ママに勝つだとか、負けるだとか、そんな小さな事に拘ってる!!」
千早「あなたのお母さんはね、舞さんは、もっと大きなものの為に歌っていたの!!私たちが憧れてしまう様な、私たちの夢にだってなれるような大きなものの為に!!」
千早「歌う意味を…もう一度、考えなさい…!」
【レッスン再開】
♪~
愛「―~―~―♪」
千早「……」フルフル
春香「駄目…やっぱり、あの喉じゃあ音程取るのも…」
千早「(日高さん、あなたは何の為に歌っているの…?)」
愛「(あたしは…あたしは…歌が大好きだからだああああああああああああああっ!!!!!)」
愛「――――――♪!!」
千早「…今のあなたにこれは歌いこなせないわよ、どうしてだか分かる!?」
千早「コンディションがボロボロでは、精神力がものを言う…それなのにあなたは、ママに勝つだとか、負けるだとか、そんな小さな事に拘ってる!!」
千早「あなたのお母さんはね、舞さんは、もっと大きなものの為に歌っていたの!!私たちが憧れてしまう様な、私たちの夢にだってなれるような大きなものの為に!!」
千早「歌う意味を…もう一度、考えなさい…!」
【レッスン再開】
♪~
愛「―~―~―♪」
千早「……」フルフル
春香「駄目…やっぱり、あの喉じゃあ音程取るのも…」
千早「(日高さん、あなたは何の為に歌っているの…?)」
愛「(あたしは…あたしは…歌が大好きだからだああああああああああああああっ!!!!!)」
愛「――――――♪!!」
12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:33:00.25 :1Ct1a5aH0.net
千早・春香「!!!」
春香「凄い…やったよ、愛ちゃん!」
千早「……」
愛「(見たか、千早さん!…見たか、ママ…!)」
千早・春香「!!!」
春香「凄い…やったよ、愛ちゃん!」
千早「……」
愛「(見たか、千早さん!…見たか、ママ…!)」
13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:33:48.54 :1Ct1a5aH0.net
【数日後】
愛「――――――♪…ありがとうございました!!」
真「……ほんとに凄いね、僕、完璧に聴き入っちゃってたよ」
真「でも、ハイテンポだけど完璧にボールタイプの歌だねこれ…激しいダンスじゃ、全体と合わないし、やってる余裕も無いかな…予想してなかった訳じゃないけど、また考え直しだなあ…」
伊織「まっ、こればっかりはアンタに分が悪いかもね、真。そんな事だろうと思って、演出プランの内からやれるパフォーマンスをいくつか考えておいたわ。時間が勿体無いし、それをアレンジするのがベストよ」
愛「真さんも、伊織さんも忙しいのに手伝って貰っちゃってすみません…」
真「気にしないでくれよ、愛。僕、頑張っている人が大好きなんだ。レッスンを見てても、愛はいつも全力前回って感じで、ずっと何かやってあげられる事は無いかなって思ってたんだ」
伊織「そうよ。これは世界であんただけしか歌えない歌。歌の歴史の中でも、いわゆるブレイクスルーでしょ?頂点を目指す者としては、時間を費やしたって釣りの来る経験だわ」
愛「真さん、伊織さん…」
【数日後】
愛「――――――♪…ありがとうございました!!」
真「……ほんとに凄いね、僕、完璧に聴き入っちゃってたよ」
真「でも、ハイテンポだけど完璧にボールタイプの歌だねこれ…激しいダンスじゃ、全体と合わないし、やってる余裕も無いかな…予想してなかった訳じゃないけど、また考え直しだなあ…」
伊織「まっ、こればっかりはアンタに分が悪いかもね、真。そんな事だろうと思って、演出プランの内からやれるパフォーマンスをいくつか考えておいたわ。時間が勿体無いし、それをアレンジするのがベストよ」
愛「真さんも、伊織さんも忙しいのに手伝って貰っちゃってすみません…」
真「気にしないでくれよ、愛。僕、頑張っている人が大好きなんだ。レッスンを見てても、愛はいつも全力前回って感じで、ずっと何かやってあげられる事は無いかなって思ってたんだ」
伊織「そうよ。これは世界であんただけしか歌えない歌。歌の歴史の中でも、いわゆるブレイクスルーでしょ?頂点を目指す者としては、時間を費やしたって釣りの来る経験だわ」
愛「真さん、伊織さん…」
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:34:57.15 :1Ct1a5aH0.net
春香「愛ちゃんは、千早ちゃんのしごきにもよく耐えて、もう完璧にしちゃったんだよ。愛ちゃんも、歌うとき凄く楽しそう…この歌、気に入った?」
愛「はい、あたし凄くこの歌気に入っちゃいました!何だかこの歌、あたしみたいだなって…」
千早「…あたし、みたい…?」
愛「ええ、あたしは春香さんが芸能界に導いてくれなければ、アイドルになれないままでした…この歌も、あたしが歌わなければ、きっと誰からも歌われないままだったんだろうなって思って…」
春香「愛ちゃん……どう千早ちゃん、愛ちゃんは凄いんだよ?」
千早「ええ…私は舞さんの歌が大好きだった。だから間接的に舞さんの歌を奪った日高さんに、ずっと自分でもよく分からない気持ちと、期待を抱いていた…」
千早「だけど、日高さんは自分の限界を超えて、歌の世界の一つの最果てに辿り着いた…偉そうに散々酷い事を言ってきてしまったけど、私も早くあなたに追いつかなくては…!」
愛「千早さん…」
春香「愛ちゃんは、千早ちゃんのしごきにもよく耐えて、もう完璧にしちゃったんだよ。愛ちゃんも、歌うとき凄く楽しそう…この歌、気に入った?」
愛「はい、あたし凄くこの歌気に入っちゃいました!何だかこの歌、あたしみたいだなって…」
千早「…あたし、みたい…?」
愛「ええ、あたしは春香さんが芸能界に導いてくれなければ、アイドルになれないままでした…この歌も、あたしが歌わなければ、きっと誰からも歌われないままだったんだろうなって思って…」
春香「愛ちゃん……どう千早ちゃん、愛ちゃんは凄いんだよ?」
千早「ええ…私は舞さんの歌が大好きだった。だから間接的に舞さんの歌を奪った日高さんに、ずっと自分でもよく分からない気持ちと、期待を抱いていた…」
千早「だけど、日高さんは自分の限界を超えて、歌の世界の一つの最果てに辿り着いた…偉そうに散々酷い事を言ってきてしまったけど、私も早くあなたに追いつかなくては…!」
愛「千早さん…」
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:35:31.58 :1Ct1a5aH0.net
【日高家】
舞「愛~ちょっと良いかしら?」
愛「何~?ふんふんふーん♪」
舞「あら、私が芸能界復帰してからツンツンしてたけど、なんかご機嫌ね。良い事でもあった?」
愛「べっつに~今度の歌謡祭でママをけちょんけちょんにしてやるって決めただけだし~それで何?ママ」
舞「ホントに言うようになったわね…ええ、ほら私の復帰記念のアリーナライブをやるって話してたでしょ?今日それの打ち合わせがあって遅くなるかもしれないから、夕ご飯先に食べちゃってても良いわよ」
愛「はーい、分かったよママ」
【数十分後】
まなみ「舞さん、迎えに来ました。でもホントに変装して徒歩と電車で行くんですか?車とかの方が…」
舞「ご苦労、まなみ。そうなんだけど、渋滞してると進まなくてイライラするし、気分を変えたいのよ。ホントはイーグルとか戦闘機とか乗って行きたいのよね、『銀色の流星』…憧れちゃうわ」
まなみ「そうですね、電車にしましょう」
【日高家】
舞「愛~ちょっと良いかしら?」
愛「何~?ふんふんふーん♪」
舞「あら、私が芸能界復帰してからツンツンしてたけど、なんかご機嫌ね。良い事でもあった?」
愛「べっつに~今度の歌謡祭でママをけちょんけちょんにしてやるって決めただけだし~それで何?ママ」
舞「ホントに言うようになったわね…ええ、ほら私の復帰記念のアリーナライブをやるって話してたでしょ?今日それの打ち合わせがあって遅くなるかもしれないから、夕ご飯先に食べちゃってても良いわよ」
愛「はーい、分かったよママ」
【数十分後】
まなみ「舞さん、迎えに来ました。でもホントに変装して徒歩と電車で行くんですか?車とかの方が…」
舞「ご苦労、まなみ。そうなんだけど、渋滞してると進まなくてイライラするし、気分を変えたいのよ。ホントはイーグルとか戦闘機とか乗って行きたいのよね、『銀色の流星』…憧れちゃうわ」
まなみ「そうですね、電車にしましょう」
16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:36:18.09 :1Ct1a5aH0.net
【打ち合わせのビル前】
テクテク
舞「!」
母親「いい天気ね」
赤ちゃん「あう~?」
舞「ねえ、この赤ちゃんあなたの子?」
母親「はい?…ええ、そうです」
舞「あなた、幾つ?」
母親「…17です…」
舞「そう…色々大変じゃない?」
母親「はい…」
舞「私もあなたくらいの時に子供産んだの。私も色々あったけど、そんなこと全然関係ないくらい子供ってかわいいものよ。頑張ってね、応援するわ」
母親「…はい、ありがとうございます!」
【打ち合わせのビル前】
テクテク
舞「!」
母親「いい天気ね」
赤ちゃん「あう~?」
舞「ねえ、この赤ちゃんあなたの子?」
母親「はい?…ええ、そうです」
舞「あなた、幾つ?」
母親「…17です…」
舞「そう…色々大変じゃない?」
母親「はい…」
舞「私もあなたくらいの時に子供産んだの。私も色々あったけど、そんなこと全然関係ないくらい子供ってかわいいものよ。頑張ってね、応援するわ」
母親「…はい、ありがとうございます!」
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:37:40.24 :1Ct1a5aH0.net
【打ち合わせ終了後】
舞「私の復帰記念ライブで集まるファンが7万人…なんか少なくない?」
まなみ「日本で最大のアリーナの定員が7万人なんです!」
舞「そう、じゃあ仕方ないわね」
舞「(7万ていうと、私が愛を身籠って周りがごたごたし始めた頃、初めて『ALIVE』を初披露した時のライブがその位だったかしら…)」
母親「……」テクテク
舞「(あっ、さっきの親子…)」
ブウウウゥウウウウウン!!!
舞「(ちょっと、あの車…このままじゃ…!?)」
まなみ「乱暴な運転ですね、舞さん…って、え?」
舞「危ないっ!!!!!」ダッ
母親「えっ?」
キキーッ!!ガシャン!!!!
【打ち合わせ終了後】
舞「私の復帰記念ライブで集まるファンが7万人…なんか少なくない?」
まなみ「日本で最大のアリーナの定員が7万人なんです!」
舞「そう、じゃあ仕方ないわね」
舞「(7万ていうと、私が愛を身籠って周りがごたごたし始めた頃、初めて『ALIVE』を初披露した時のライブがその位だったかしら…)」
母親「……」テクテク
舞「(あっ、さっきの親子…)」
ブウウウゥウウウウウン!!!
舞「(ちょっと、あの車…このままじゃ…!?)」
まなみ「乱暴な運転ですね、舞さん…って、え?」
舞「危ないっ!!!!!」ダッ
母親「えっ?」
キキーッ!!ガシャン!!!!
18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:38:35.83 :1Ct1a5aH0.net
【病院】
愛「ママが事故に遭って、車に跳ねられたって!?」
母親「はい、過労で居眠り運転してた車から、私とこの子を庇って…なんて言っていいのか…」
赤ちゃん「うええええん!!うええええええん!!」
まなみ「愛ちゃん…ごめんなさい、ごめんなさい…本当にごめんなさい…私がちゃんと守らなきゃいけなかったのに…」グスッ
【病院】
愛「ママが事故に遭って、車に跳ねられたって!?」
母親「はい、過労で居眠り運転してた車から、私とこの子を庇って…なんて言っていいのか…」
赤ちゃん「うええええん!!うええええええん!!」
まなみ「愛ちゃん…ごめんなさい、ごめんなさい…本当にごめんなさい…私がちゃんと守らなきゃいけなかったのに…」グスッ
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:39:25.24 :1Ct1a5aH0.net
【876プロ】
石川「舞さんは、頭を強く打ったらしくって意識不明の重体。混乱を避けるため、情報管制が敷かれてるけど、7万人規模の復帰記念ライブを企画していた彼女のプロダクションはもうてんやわんやよ」
石川「向こうも途中で中止する訳にもいかなくて、企画をゲストを呼んでのサプライズコンサートに変更したらしいだけど、当然と言うべきか誰も出る人が見つからないそうよ」
春香「それは…」
千早「そうでしょうね、誰も舞さんの代わりになれる人なんていない。舞さんでなければ、ファンは絶対納得しないでしょうね、成功の可能性は絶望的…」
石川「それに失敗したら、そのアイドルは芸能界追放どころか、満足に外を歩けなくなるでしょうね…舞さんの影響力と寄せられている期待は、今でさえそれほど絶大よ…」
石川「問題なのは、先方が舞さんの代わりに、娘であるうちの愛に出演を打診してきてる事よ」
愛「!!」
【876プロ】
石川「舞さんは、頭を強く打ったらしくって意識不明の重体。混乱を避けるため、情報管制が敷かれてるけど、7万人規模の復帰記念ライブを企画していた彼女のプロダクションはもうてんやわんやよ」
石川「向こうも途中で中止する訳にもいかなくて、企画をゲストを呼んでのサプライズコンサートに変更したらしいだけど、当然と言うべきか誰も出る人が見つからないそうよ」
春香「それは…」
千早「そうでしょうね、誰も舞さんの代わりになれる人なんていない。舞さんでなければ、ファンは絶対納得しないでしょうね、成功の可能性は絶望的…」
石川「それに失敗したら、そのアイドルは芸能界追放どころか、満足に外を歩けなくなるでしょうね…舞さんの影響力と寄せられている期待は、今でさえそれほど絶大よ…」
石川「問題なのは、先方が舞さんの代わりに、娘であるうちの愛に出演を打診してきてる事よ」
愛「!!」
20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:40:03.19 :1Ct1a5aH0.net
春香「そんなもの、出られるわけないじゃないですか!愛ちゃんが一生を棒に振ってしまうかもしれないんですよ!?」
千早「そうですよ、それに唯でさえ日高さんは家族が命に関わる大怪我して、それどころじゃ…!」
愛「あたし、出たいです!!そこで『ゼロドライブ』を歌います!!」
千早・春香「日高さん(愛ちゃん)!?」
石川「愛……」
愛「事務所に迷惑が掛かるかもしれないなら、あたし、876プロ辞めてフリーになって勝手に出ます!!」
千早「駄目よ日高さん、冷静なって考えて…」
愛「いやだなあ、千早さんが言ったんですよ、もっと大きなものの為に歌えって。今がその時です!」
愛「ママは、あたしの為に『ALIVE』を歌ってくれた…なら、歌えないママの為にあたしが歌う…それって間違ってますか?」
春香「そんなもの、出られるわけないじゃないですか!愛ちゃんが一生を棒に振ってしまうかもしれないんですよ!?」
千早「そうですよ、それに唯でさえ日高さんは家族が命に関わる大怪我して、それどころじゃ…!」
愛「あたし、出たいです!!そこで『ゼロドライブ』を歌います!!」
千早・春香「日高さん(愛ちゃん)!?」
石川「愛……」
愛「事務所に迷惑が掛かるかもしれないなら、あたし、876プロ辞めてフリーになって勝手に出ます!!」
千早「駄目よ日高さん、冷静なって考えて…」
愛「いやだなあ、千早さんが言ったんですよ、もっと大きなものの為に歌えって。今がその時です!」
愛「ママは、あたしの為に『ALIVE』を歌ってくれた…なら、歌えないママの為にあたしが歌う…それって間違ってますか?」
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:41:21.50 :1Ct1a5aH0.net
【ライブ当日・控室】
春香「愛ちゃん、どうしてこんな無茶な事やるなんて言ったの?体、凄く冷たくなってブルブル震えてるよ…」
千早「そうよ、私だって、こんなつもりであんなこと言ったんじゃ…」
愛「はい、いつもいてくれたママがいないのが、こんなに辛いなんて…ママが背負ってた期待がこんなに重かったなんて…」
愛「…でもあたし、実は凄く嬉しいんです。千早さんには怒られるかもしれないけど、アタシやっぱりママに勝ちたい…これがママと勝負できる最後のチャンスになっちゃうかもしれないから…」
千早「日高さん…」
伊織「春香のおせっかいは昔からだけど、千早、あんたも大概過保護よね」
千早「水瀬さん…」
伊織「春香や千早にはピンと来ないかもしれないけどね、これは物の道理じゃないの。自分だけの問題、自分でしか解決できないのよ、この気持ちは」
伊織「愛、私にはアンタの気持ち、痛い位分かるわ。アンタに比べればちっぽけなレベルかもしれないけど、私も自分の事を周りに認めさせたかったのよ」
伊織「私はアンタの事を心配なんてしてないわ。でも必ず成功させて、今日の後もステージに立ちなさい!」
愛「伊織さん…ありがとうございます。アタシ、この後も必ずステージに戻ってきます!次もまた、歌う為に!」
【ライブ当日・控室】
春香「愛ちゃん、どうしてこんな無茶な事やるなんて言ったの?体、凄く冷たくなってブルブル震えてるよ…」
千早「そうよ、私だって、こんなつもりであんなこと言ったんじゃ…」
愛「はい、いつもいてくれたママがいないのが、こんなに辛いなんて…ママが背負ってた期待がこんなに重かったなんて…」
愛「…でもあたし、実は凄く嬉しいんです。千早さんには怒られるかもしれないけど、アタシやっぱりママに勝ちたい…これがママと勝負できる最後のチャンスになっちゃうかもしれないから…」
千早「日高さん…」
伊織「春香のおせっかいは昔からだけど、千早、あんたも大概過保護よね」
千早「水瀬さん…」
伊織「春香や千早にはピンと来ないかもしれないけどね、これは物の道理じゃないの。自分だけの問題、自分でしか解決できないのよ、この気持ちは」
伊織「愛、私にはアンタの気持ち、痛い位分かるわ。アンタに比べればちっぽけなレベルかもしれないけど、私も自分の事を周りに認めさせたかったのよ」
伊織「私はアンタの事を心配なんてしてないわ。でも必ず成功させて、今日の後もステージに立ちなさい!」
愛「伊織さん…ありがとうございます。アタシ、この後も必ずステージに戻ってきます!次もまた、歌う為に!」
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:42:08.06 :1Ct1a5aH0.net
【ステージ】
愛「(うわあっ、凄く熱くて眩しい!?これがアリーナの照明と7万人のサイリウム…これが、ママのいた光の中…)」
愛「(お願い、光、私を導いて!ママのいた輝きの向こう側へ!!)」
観客「ん?日高愛?何で娘の方が…?」
観客「舞さんはどうしたんだ?」
ガヤガヤ
愛「…今日、ママは事情があってどうしても来られないんです。期待して来て下さった多くの皆様、本当に申し訳ありません!!…今日は、代わりにアタシが歌います!!」
観客「おい、冗談じゃねえよ!俺は舞さんの歌が楽しみで…」
観客「そうだよ!ふざけんじゃねえよ!!」
ワー!! ワー!!
【ステージ】
愛「(うわあっ、凄く熱くて眩しい!?これがアリーナの照明と7万人のサイリウム…これが、ママのいた光の中…)」
愛「(お願い、光、私を導いて!ママのいた輝きの向こう側へ!!)」
観客「ん?日高愛?何で娘の方が…?」
観客「舞さんはどうしたんだ?」
ガヤガヤ
愛「…今日、ママは事情があってどうしても来られないんです。期待して来て下さった多くの皆様、本当に申し訳ありません!!…今日は、代わりにアタシが歌います!!」
観客「おい、冗談じゃねえよ!俺は舞さんの歌が楽しみで…」
観客「そうだよ!ふざけんじゃねえよ!!」
ワー!! ワー!!
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:42:48.03 :1Ct1a5aH0.net
ダッ
千早「お気持ちは分かります、本当に申し訳ありません!でも、今日は日高さんの歌を聴いてください!!」
伊織「本当にすみません、今日はどうか日高さんの歌を聴いて下さい、お願いします!!ちょっと、物投げないで下さい!!」
春香「愛ちゃん、歌って!!お母さんから受け継いで、あなたが完成させたあなただけの歌を!!!」
観客「何でお前なんだよ!?どういうつもりなんだよ、何なんだお前は!?」
愛「……」スゥ・・・
愛「…聞いて下さい、『ゼロドライブ』!!」
愛「――――♪…」
愛「(あたしはあたしだ、日高愛だ!!届けえええええええええええええええっ!!!!!)」
ダッ
千早「お気持ちは分かります、本当に申し訳ありません!でも、今日は日高さんの歌を聴いてください!!」
伊織「本当にすみません、今日はどうか日高さんの歌を聴いて下さい、お願いします!!ちょっと、物投げないで下さい!!」
春香「愛ちゃん、歌って!!お母さんから受け継いで、あなたが完成させたあなただけの歌を!!!」
観客「何でお前なんだよ!?どういうつもりなんだよ、何なんだお前は!?」
愛「……」スゥ・・・
愛「…聞いて下さい、『ゼロドライブ』!!」
愛「――――♪…」
愛「(あたしはあたしだ、日高愛だ!!届けえええええええええええええええっ!!!!!)」
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:43:35.32 :1Ct1a5aH0.net
観客「これは…」
観客「『ゼロドライブ』って、唯の噂じゃなかったのか…」
観客「凄い…こんな歌、あるんだな」
愛「―――――――――♪!!!」
愛「…―――――――――♪」
愛「……」コクッ
シーン…
観客「……」
パチパチパチパチ…
パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!
愛「!」
観客「これは…」
観客「『ゼロドライブ』って、唯の噂じゃなかったのか…」
観客「凄い…こんな歌、あるんだな」
愛「―――――――――♪!!!」
愛「…―――――――――♪」
愛「……」コクッ
シーン…
観客「……」
パチパチパチパチ…
パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!
愛「!」
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:44:30.68 :1Ct1a5aH0.net
ウオオオオオオー!!!!!
観客「凄かったぞ、最高だったぞー!!日高愛!!」
観客「こんな歌、今まで聞いた事も無かった…まるで、初めて舞さんの歌を聴いた時みたい…いや、それ以上だった…!!」
観客「……日高…愛…」
【病院】
パチッ…
舞「……良い歌ね、愛…」
まなみ「舞さん!!」
ウオオオオオオー!!!!!
観客「凄かったぞ、最高だったぞー!!日高愛!!」
観客「こんな歌、今まで聞いた事も無かった…まるで、初めて舞さんの歌を聴いた時みたい…いや、それ以上だった…!!」
観客「……日高…愛…」
【病院】
パチッ…
舞「……良い歌ね、愛…」
まなみ「舞さん!!」
26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:45:31.12 :1Ct1a5aH0.net
―
――
―――
愛『ねえママ、ママはこんなに大きいステージで、たくさんのお客さんの前で歌って恥ずかしいとか怖いとか思う事ってなかったの?』
舞『全然!しいて言えば、初めてのライブの時、控室で一瞬お客の反応を考えた位かしら。それ以外は何時でも、早くみんなの前で歌いたい!っていう気持ちだけだったわ』
舞『ステージで歌った時の興奮が忘れられなくって、いつでもステージに戻りたいって思ってたわ。次に歌う為に…またその次も歌う為に』
―――
――
―
―
――
―――
愛『ねえママ、ママはこんなに大きいステージで、たくさんのお客さんの前で歌って恥ずかしいとか怖いとか思う事ってなかったの?』
舞『全然!しいて言えば、初めてのライブの時、控室で一瞬お客の反応を考えた位かしら。それ以外は何時でも、早くみんなの前で歌いたい!っていう気持ちだけだったわ』
舞『ステージで歌った時の興奮が忘れられなくって、いつでもステージに戻りたいって思ってたわ。次に歌う為に…またその次も歌う為に』
―――
――
―
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:46:36.79 :1Ct1a5aH0.net
【後日・アリーナ】
舞「はーい皆さんお久しぶり、舞ちゃんでーす!!心配かけちゃって御免なさい、でも名誉の負傷って奴よ」
MC「芸能界に電撃復帰した日高舞!!今日は、その紆余曲折経ての復帰記念コンサートの予定でしたが、なんと日高舞、アイドルクイーンの座を奪還するべく、娘に挑戦状を叩き付けた!!」
MC「今日は親子同士の直接対決!!歌うは両者共に、かの『ALIVE』!!この芸能界を巻き込み、自分と世界の限界に挑み続ける親子対決の行方は!?」
伊織「…なんだか嬉しそうね、千早」
千早「えっ?ええ、凄く楽しみなの」
真「そう言う伊織も嬉しそうだよ」
春香「愛ちゃーん!!頑張ってー!!!」
MC「それでは登場して頂きましょう、日高愛!!」
愛「こんにちわーーーー!!!!!」
ワアアアアアアアアアアアア
愛「今日も聞いて下さい、アタシの歌!!!」
了
【後日・アリーナ】
舞「はーい皆さんお久しぶり、舞ちゃんでーす!!心配かけちゃって御免なさい、でも名誉の負傷って奴よ」
MC「芸能界に電撃復帰した日高舞!!今日は、その紆余曲折経ての復帰記念コンサートの予定でしたが、なんと日高舞、アイドルクイーンの座を奪還するべく、娘に挑戦状を叩き付けた!!」
MC「今日は親子同士の直接対決!!歌うは両者共に、かの『ALIVE』!!この芸能界を巻き込み、自分と世界の限界に挑み続ける親子対決の行方は!?」
伊織「…なんだか嬉しそうね、千早」
千早「えっ?ええ、凄く楽しみなの」
真「そう言う伊織も嬉しそうだよ」
春香「愛ちゃーん!!頑張ってー!!!」
MC「それでは登場して頂きましょう、日高愛!!」
愛「こんにちわーーーー!!!!!」
ワアアアアアアアアアアアア
愛「今日も聞いて下さい、アタシの歌!!!」
了
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/09(火) 19:51:17.67 :1Ct1a5aH0.net
読んで下さった方、ありがとうございました
絵理「さよなら、玲子」で予告ネタにしましたが、元ネタはウルトラマンダイナです
個人的に、愛ちゃんは色々アスカ・シンに似てるなあと思ってたのでやってみました
モーツァルトの魔笛の夜の女王のアリアについてはあくまで表現です
実際には、歌えるというだけなら、多くの人が歌えると思います
読んで下さった方、ありがとうございました
絵理「さよなら、玲子」で予告ネタにしましたが、元ネタはウルトラマンダイナです
個人的に、愛ちゃんは色々アスカ・シンに似てるなあと思ってたのでやってみました
モーツァルトの魔笛の夜の女王のアリアについてはあくまで表現です
実際には、歌えるというだけなら、多くの人が歌えると思います






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コメント
すごいつまらないね
876SSだから期待したのに期待外れ
千早のキャラが全然違うしこれじゃただの嫌がらせをしてるだけのようなもんじゃん
ゼロドライブ関連は面白かった