弟「そんな簡単な仕事じゃないでしょ」

弟「カミソリの手入れとかしなきゃいけないし」

俺「だから理容師だろ」

俺「俺がやりたいのは美容師だよ」

俺「たいして面白くねえんだから被せんなよ」

俺「ちぎって殺すぞ」

弟「でもさ」

弟「渡辺直美のイメージが強すぎるんだよなあ…」

俺「それビヨンセ」

俺「さっきから俺の滑舌いじってんじゃねえよ」

弟「なんで急に揚げ物の話すんだよ」

俺「カツレツって言ってねえよ」

俺「シンプルに死ねよ」

俺「だから美容師シュミレーションするから、お前客やれよ」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

弟「いやだからさ、」

俺「やれよ！！！！」

俺「ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝて言ったらやるってルールだろ」

弟「だからさ、兄ちゃん5個もバイト掛け持ちしてんのに両立すんのは難しいでしょ」

俺「じゃあバイトやめるよ！！！！！！」

弟「え！？兄ちゃんバイトやめんの！？」

俺「体（てい）だよ体！！！！！！！」

弟「あ、体ね」

俺「そうだよ」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

弟「でもな～」

俺「やれよ！！！！！！！！」

弟「乗らねえんだよなあ」

俺「乗る乗らないじゃねえんだよ」

俺「嫌でもやれよゴミ」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

弟「今日はどんな髪にする予定ですか？？」

俺「俺がなりてえんだよ！！！！！！」

俺「ボケてんのかクソガキ」

俺「いい加減にしろよ」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

弟「あーあ」

弟「腹減ったな～」

俺「腹減ってんじゃねえよ！！！！！」

俺「美容師来いよ」

弟「ジョナサン行ってから美容師行こうとしてたんだよ」

俺「真っ直ぐ来いよ」

俺「ジョナサンは我慢しろよ！！！！！！」

俺「わ～髪切りたいな～髪切りたいな～って来ればいいんだよ！！！！！！！」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

弟「わ～髪切りたいな～髪切りたいな～」

俺「まんまじゃねえかよ！！！！！！！」

弟「髪切りたいな～腐ってカツレツ死ねよ！！！！！！！」

俺「突っ込んでんだからボケ終われよ！！！！！！！！！！！」

俺「ボケ終われってなんだよ！！！！！！」

弟「いやしらねえよ」

俺「ちゃんとやれ」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

弟「いや乗らねえんだよなあ」

俺「うっせえよ！！！！！！！」

俺「失せろ！！！！！！！」

弟「もっと斬新な設定じゃねえと乗らねえよ」

俺「斬新な設定ってなんだよ！！！！！！」

俺「じゃあ！！！！！！」

俺「眉間に水滴！！！！！！」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

弟「は！！！？？？」

俺「話が違うぞ！！！！！契約違反だぞ！！！！！！！！」

俺「斬新な設定ならやるっつっただろ！！！！！！！！！」

弟「眉間に水滴ってなんだよ！！！」

俺「だから！！！！！！」

俺「眉間に水滴を垂らされ続けて気が狂いそうだから止めてくれ！！！！！！」

弟「言葉足らずにも程があるだろ！！」

俺「やれよ！！！！！！！！」ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧｰﾝ

俺「あーーー辛いよーーー」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

俺「この拷問が一番辛いんだよなーーー」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

弟「水の無駄遣いはやめなさーーーーい！！！！！！」

弟「バサバサバサバサ！！！！」

弟「やあ、僕は水の精霊だよっ」

俺「世界観が独特すぎんだろ！！！！！！！」

俺「普通に止めろ普通に！！！！！！！」

俺「この話題のメインは俺なんだからサブは黙ってろよ！！！！！！！」

弟「いやいやいやいやｗｗｗｗｗｗｗｗ」

弟「シャブはやってねえよｗｗｗｗｗｗｗ」

俺「シャブっつってねえよ！！！！！！」

俺「再度いじってんじゃねえよ！！！！！」

弟「キャンタマはいじってねえよ！！！！」

俺「キャンタマの話はしてねえよ！！！！！！」

俺「汚えし興味ねえよ！！！！！！」

俺「ほんと何もできねえんだな」

俺「マジでシャブやってんじゃねえの？」

弟「ややややってねえよ！！」

俺「やってる奴の言い方だよそれ」

弟「やってねえよ！！！！！」

弟「やってねえよ！！！！！」

俺「いやわかったから」

弟「やってねえよ！！！！！」

弟「やってねえよ！！！！！！！！！！！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

俺「ったくどっか行っちまったよ…」

それから一年弟とは会っていません
おわり

ちなみに三四郎の漫才にインスピレーションを受けてます