1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 21:50:37.56 :5ICIRgzH0.net
陸奥「え?」
長門「扶桑、山城、赤城に大和……最近は金剛にまで懐いているみたいじゃないか」
陸奥「そうね、随分と仲がいいみたい」
長門「察するに、吹雪は年上のお姉さま系がタイプなんだろう?」
陸奥「単に人あたりがいいだけじゃない?」
長門「いや! あれは確実に恋をする女の目だった! 私にはわかる!」
陸奥「はぁ……」
長門「なのに! なぜ! 私には懐いてくれないんだ!」
陸奥(帰ろうかしら)
陸奥「え?」
長門「扶桑、山城、赤城に大和……最近は金剛にまで懐いているみたいじゃないか」
陸奥「そうね、随分と仲がいいみたい」
長門「察するに、吹雪は年上のお姉さま系がタイプなんだろう?」
陸奥「単に人あたりがいいだけじゃない?」
長門「いや! あれは確実に恋をする女の目だった! 私にはわかる!」
陸奥「はぁ……」
長門「なのに! なぜ! 私には懐いてくれないんだ!」
陸奥(帰ろうかしら)
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 21:52:55.74 :guNQCOLf0.net
なるほど
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 22:02:13.18 :5ICIRgzH0.net
長門「地位、実力、容姿……どれをとってもトップクラスの頼れるお姉さんだろう、私は!」
長門「なのに吹雪ときたら、私に懐かないどころか若干避ているような気さえする」
長門「なぜだ……私の何がいけないんだ……」
陸奥「威厳がありすぎて近寄りがたいとか?」
長門「むぅ、やはり秘書艦という立場が問題なのか」
長門「となると、やはり秘書艦をやめるしか……」ボソッ
陸奥「何馬鹿なこと言ってるの」
長門「しかし、このまま私だけ避けられるのは……」
陸奥「姉さんがいなくなったら、誰がこの艦隊の指揮を執るの?」
長門「それは提督が……ん? そういえば今朝から提督の姿が見えないな」
陸奥「金剛の体当たりでぎっくり腰になって寝込んでるわ」
長門「またか……提督もお年だというのに……」
長門「地位、実力、容姿……どれをとってもトップクラスの頼れるお姉さんだろう、私は!」
長門「なのに吹雪ときたら、私に懐かないどころか若干避ているような気さえする」
長門「なぜだ……私の何がいけないんだ……」
陸奥「威厳がありすぎて近寄りがたいとか?」
長門「むぅ、やはり秘書艦という立場が問題なのか」
長門「となると、やはり秘書艦をやめるしか……」ボソッ
陸奥「何馬鹿なこと言ってるの」
長門「しかし、このまま私だけ避けられるのは……」
陸奥「姉さんがいなくなったら、誰がこの艦隊の指揮を執るの?」
長門「それは提督が……ん? そういえば今朝から提督の姿が見えないな」
陸奥「金剛の体当たりでぎっくり腰になって寝込んでるわ」
長門「またか……提督もお年だというのに……」
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 22:10:54.76 :5ICIRgzH0.net
陸奥「金剛は懲罰房に入れてあるから」
長門「そろそろ対処を考えないといけないな」
陸奥「とにかく、現状では姉さんが抜けたらこの鎮守府はおしまいよ」
長門「うむ……」
陸奥「駆逐艦の娘にちやほやされたいなら、私の方で何とかしてあげるから我慢しなさい」
長門「なっ、私はロリコンじゃないぞっ!?」
陸奥「ロリコンなんて一言も言ってないけど」
長門「うっ」
陸奥「……吹雪も姉さんの危険な目つきに警戒して寄ってこないんじゃないかしら」
長門「ちがっ、そんなことは断じてない!」
陸奥「金剛は懲罰房に入れてあるから」
長門「そろそろ対処を考えないといけないな」
陸奥「とにかく、現状では姉さんが抜けたらこの鎮守府はおしまいよ」
長門「うむ……」
陸奥「駆逐艦の娘にちやほやされたいなら、私の方で何とかしてあげるから我慢しなさい」
長門「なっ、私はロリコンじゃないぞっ!?」
陸奥「ロリコンなんて一言も言ってないけど」
長門「うっ」
陸奥「……吹雪も姉さんの危険な目つきに警戒して寄ってこないんじゃないかしら」
長門「ちがっ、そんなことは断じてない!」
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 22:18:06.59 :5ICIRgzH0.net
陸奥「実は、今まで黙ってたけど、意見箱の中に結構アレな投書があるのよね」
長門「な、なにがアレなんだ……」
陸奥「えーっと……例えばコレ」ガサゴソ
最近、中破して帰ってくると長門さんが真っ先に来てくれるのです。
それはうれしいのですが、心配するあまり体を触診してきてくれるのが恥ずかしいのです。
失礼の無いように断りたいのですが、どうしたらいいのでしょう。
駆逐艦 I
陸奥「……だ、そうだけれど」
長門「」
陸奥「実は、今まで黙ってたけど、意見箱の中に結構アレな投書があるのよね」
長門「な、なにがアレなんだ……」
陸奥「えーっと……例えばコレ」ガサゴソ
最近、中破して帰ってくると長門さんが真っ先に来てくれるのです。
それはうれしいのですが、心配するあまり体を触診してきてくれるのが恥ずかしいのです。
失礼の無いように断りたいのですが、どうしたらいいのでしょう。
駆逐艦 I
陸奥「……だ、そうだけれど」
長門「」
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 22:23:29.32 :5ICIRgzH0.net
長門「待て、待ってくれ」
陸奥「何?」
長門「それは誤解で……」
陸奥「こんなのもあるわ」
最近ウチを見る長門の視線が怪しい。
この間は書店で変装した長門がLOを買っているところを見た。
身の危険を感じる。何とかして欲しい。
軽空母 R
陸奥「ねぇ」
長門「」
陸奥「流石にこれはマズイと思う」
長門「」
長門「待て、待ってくれ」
陸奥「何?」
長門「それは誤解で……」
陸奥「こんなのもあるわ」
最近ウチを見る長門の視線が怪しい。
この間は書店で変装した長門がLOを買っているところを見た。
身の危険を感じる。何とかして欲しい。
軽空母 R
陸奥「ねぇ」
長門「」
陸奥「流石にこれはマズイと思う」
長門「」
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 22:41:43.36 :5ICIRgzH0.net
長門「ぅ、うわああああああああああああ!!」ダッ
陸奥「ちょっ、待ちなさい!」
長門(おしまいだ! まさかアレを見られていたなんて!)ダダダダダ
長門(もう……この鎮守府に私の居場所は……)タッタッタ
長門「うぅ……」ガクッ
吹雪「……」カチャカチャ
長門(あれは……吹雪? 持っているのは食事か?)
長門(一体何を……寮とは違う方向だし、部屋で食べるというわけではなさそうだが)
長門(…………ついて行ってみよう)
長門「ぅ、うわああああああああああああ!!」ダッ
陸奥「ちょっ、待ちなさい!」
長門(おしまいだ! まさかアレを見られていたなんて!)ダダダダダ
長門(もう……この鎮守府に私の居場所は……)タッタッタ
長門「うぅ……」ガクッ
吹雪「……」カチャカチャ
長門(あれは……吹雪? 持っているのは食事か?)
長門(一体何を……寮とは違う方向だし、部屋で食べるというわけではなさそうだが)
長門(…………ついて行ってみよう)
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 22:50:11.99 :5ICIRgzH0.net
―懲罰房―
吹雪「金剛さん?」
金剛「……ブッキー?」
吹雪「お昼ご飯持ってきましたよ」
金剛「ブッキー……」
吹雪「はい、冷めないうちに食べてください」
金剛「私は……艦娘失格デス」
吹雪「え?」
金剛「また提督に怪我をさせてしまって……」
吹雪「確かに、ちょっとやりすぎだったとは思いますけど……」
金剛「もう私は、解体された方がいいのかも……」
吹雪「そんなことありません!」
金剛「え?」
―懲罰房―
吹雪「金剛さん?」
金剛「……ブッキー?」
吹雪「お昼ご飯持ってきましたよ」
金剛「ブッキー……」
吹雪「はい、冷めないうちに食べてください」
金剛「私は……艦娘失格デス」
吹雪「え?」
金剛「また提督に怪我をさせてしまって……」
吹雪「確かに、ちょっとやりすぎだったとは思いますけど……」
金剛「もう私は、解体された方がいいのかも……」
吹雪「そんなことありません!」
金剛「え?」
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 23:04:59.89 :5ICIRgzH0.net
吹雪「私、知ってます……金剛さんが提督のために、影で他の誰よりも努力してること」
金剛「……」
吹雪「提督が危険な任務を命令しなきゃいけなくなったとき、真っ先に志願して艦隊の指揮を保とうとしてること」
金剛「……それは」
吹雪「提督だって、絶対に金剛さんに感謝してます」
金剛「そう……なのカナ……」
吹雪「実は提督から伝言があるんです。『体の調子が悪いから、しばらく傍で手伝ってくれないか』って」
金剛「!」
吹雪「提督は金剛さんを必要としてるんです、だから解体されたいなんて二度と言っちゃダメですよ?」
金剛「……うん、わかったヨ」
吹雪「はい、じゃあご飯食べてください。夕方には出してもらえるはずですから」
金剛「ブッキー……Thank youネ」
吹雪「私、知ってます……金剛さんが提督のために、影で他の誰よりも努力してること」
金剛「……」
吹雪「提督が危険な任務を命令しなきゃいけなくなったとき、真っ先に志願して艦隊の指揮を保とうとしてること」
金剛「……それは」
吹雪「提督だって、絶対に金剛さんに感謝してます」
金剛「そう……なのカナ……」
吹雪「実は提督から伝言があるんです。『体の調子が悪いから、しばらく傍で手伝ってくれないか』って」
金剛「!」
吹雪「提督は金剛さんを必要としてるんです、だから解体されたいなんて二度と言っちゃダメですよ?」
金剛「……うん、わかったヨ」
吹雪「はい、じゃあご飯食べてください。夕方には出してもらえるはずですから」
金剛「ブッキー……Thank youネ」
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 23:07:05.88 :kVZqYN3xp.net
あったけえ
38:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 23:11:43.59 :5ICIRgzH0.net
吹雪「……どういたしまして」スッ
ナデナデ
金剛「え?」
吹雪「……えっ、あっ!」バッ
金剛「ブッキー?」
吹雪「すすみません! あのその、婚后さん元気無さそうだったから……つい、えっと」ワタワタ
金剛「…………ん」ズイ
吹雪「え?」
金剛「もっとなでて欲しいネー」
吹雪「え、それは……」
金剛「それに……今は私も誰かに甘えたい気分なんだけど……だめカナ?」
吹雪「!」キュン
吹雪「あの、じゃあ……失礼します」ナデナデ
金剛「ふふ……」
吹雪「……どういたしまして」スッ
ナデナデ
金剛「え?」
吹雪「……えっ、あっ!」バッ
金剛「ブッキー?」
吹雪「すすみません! あのその、婚后さん元気無さそうだったから……つい、えっと」ワタワタ
金剛「…………ん」ズイ
吹雪「え?」
金剛「もっとなでて欲しいネー」
吹雪「え、それは……」
金剛「それに……今は私も誰かに甘えたい気分なんだけど……だめカナ?」
吹雪「!」キュン
吹雪「あの、じゃあ……失礼します」ナデナデ
金剛「ふふ……」
41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 23:17:54.51 :5ICIRgzH0.net
長門(なんだアレは)ギリッ
長門(なぜ懲罰を受けているはずの金剛がいい思いをしているっ)ギリギリ
長門(くっ……おちつけ長門……冷静になるんだ)
長門(今のを見ていてわかった……吹雪に対しては普段の姿とは異なる弱さを見せることが有効だと)
長門(そのギャップがきっと吹雪の心の琴線に触れるのだろう……)
長門(そうだ……こんな風に他の艦娘と吹雪が接触するところを観察すれば、私に足りないものがわかるかもしれない)
長門(よし……引き続き吹雪のあとを追っていこう)
長門(なんだアレは)ギリッ
長門(なぜ懲罰を受けているはずの金剛がいい思いをしているっ)ギリギリ
長門(くっ……おちつけ長門……冷静になるんだ)
長門(今のを見ていてわかった……吹雪に対しては普段の姿とは異なる弱さを見せることが有効だと)
長門(そのギャップがきっと吹雪の心の琴線に触れるのだろう……)
長門(そうだ……こんな風に他の艦娘と吹雪が接触するところを観察すれば、私に足りないものがわかるかもしれない)
長門(よし……引き続き吹雪のあとを追っていこう)
52:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 23:44:21.31 :5ICIRgzH0.net
吹雪「……」テクテク
長門(調練場へ向かっているのか……いい心がけだ)
大和「あ、吹雪ちゃん!」
吹雪「大和さんも調練ですか?」
大和「はい、長距離砲撃の精度を高めようと思ってたんですが……」
吹雪「何かあったんですか?」
大和「当たった的の交換の仕方がわからなくて……」
吹雪「ああ、なるほど、ここを使うの初めてだったんですね」
大和「すみません……」
吹雪「気にしないでください、えっと、ここに妖精さんに連絡できる通信機があるんですけど……」
長門(大和か……調練するのはいいが、お前のは模擬弾でも資材がバカ高いを忘れるなよ)
長門(しかし、以前も大和を連れ出したりしていたし、吹雪は大和に構いすぎじゃないのか?)
長門(うらやま……けしからんな、大和はあれでも秘密兵器なんだぞ……)
吹雪「……」テクテク
長門(調練場へ向かっているのか……いい心がけだ)
大和「あ、吹雪ちゃん!」
吹雪「大和さんも調練ですか?」
大和「はい、長距離砲撃の精度を高めようと思ってたんですが……」
吹雪「何かあったんですか?」
大和「当たった的の交換の仕方がわからなくて……」
吹雪「ああ、なるほど、ここを使うの初めてだったんですね」
大和「すみません……」
吹雪「気にしないでください、えっと、ここに妖精さんに連絡できる通信機があるんですけど……」
長門(大和か……調練するのはいいが、お前のは模擬弾でも資材がバカ高いを忘れるなよ)
長門(しかし、以前も大和を連れ出したりしていたし、吹雪は大和に構いすぎじゃないのか?)
長門(うらやま……けしからんな、大和はあれでも秘密兵器なんだぞ……)
56:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/08(日) 23:51:14.47 :5ICIRgzH0.net
大和「ありがとうございます」
吹雪「大和さんのお役に立てて良かったです。じゃあ私は向こうで……」
大和「あ、あの!」
吹雪「はい?」
大和「私、ここの鎮守府のことがよくわからないので……その、よろしければ色々と案内して欲しいんですけれど……」
吹雪「え?」
大和「あ、すみません……ご迷惑、でしたよね」
吹雪「いえ、全然! そうですね、じゃあ調練も一緒にして、その後鎮守府の中を案内しますね」
大和「! ありがとうございます!」
長門(吹雪、嬉しそうだな……)
長門(これはきっと、自分より性能や戦略上での立場が上の大和に頼られるのが嬉しいんじゃないか?)
長門(頼りにされるというのは心地がいいからな……む、ならば私が吹雪を頼れば……ふむ)
大和「ありがとうございます」
吹雪「大和さんのお役に立てて良かったです。じゃあ私は向こうで……」
大和「あ、あの!」
吹雪「はい?」
大和「私、ここの鎮守府のことがよくわからないので……その、よろしければ色々と案内して欲しいんですけれど……」
吹雪「え?」
大和「あ、すみません……ご迷惑、でしたよね」
吹雪「いえ、全然! そうですね、じゃあ調練も一緒にして、その後鎮守府の中を案内しますね」
大和「! ありがとうございます!」
長門(吹雪、嬉しそうだな……)
長門(これはきっと、自分より性能や戦略上での立場が上の大和に頼られるのが嬉しいんじゃないか?)
長門(頼りにされるというのは心地がいいからな……む、ならば私が吹雪を頼れば……ふむ)
60:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:03:15.92 :0Hfvht1c0.net
大和「助かりました、ありがとうございました、吹雪ちゃん」
吹雪「お役にたてて良かったです」
大和「それで、あの……よければこのあと一緒に……」モジモジ
吹雪「あ、えっと……すみません、これから扶桑先輩のところへ行く予定があって」
大和「扶桑さん……そうですか」シュン
吹雪「あの……また今度、一緒に調練しましょう!」
大和「! あ、あの、明日でも大丈夫ですか!?」
吹雪「明日? 大丈夫ですよ」
大和「じゃ、じゃあ明日、またよろしくお願いします!」
吹雪「はい、では失礼します」
大和(また明日……ふふふ……)
長門(一人で笑っている……大和、何を考えているんだ……まさかよからぬことを……)
長門(あ、いかん、吹雪を見失ってしまう!)サッ タタタ サッ
夕立「あれ……長門秘書艦っぽい?」
睦月「何やってるんだろう……あれ? 吹雪ちゃん?」
大和「助かりました、ありがとうございました、吹雪ちゃん」
吹雪「お役にたてて良かったです」
大和「それで、あの……よければこのあと一緒に……」モジモジ
吹雪「あ、えっと……すみません、これから扶桑先輩のところへ行く予定があって」
大和「扶桑さん……そうですか」シュン
吹雪「あの……また今度、一緒に調練しましょう!」
大和「! あ、あの、明日でも大丈夫ですか!?」
吹雪「明日? 大丈夫ですよ」
大和「じゃ、じゃあ明日、またよろしくお願いします!」
吹雪「はい、では失礼します」
大和(また明日……ふふふ……)
長門(一人で笑っている……大和、何を考えているんだ……まさかよからぬことを……)
長門(あ、いかん、吹雪を見失ってしまう!)サッ タタタ サッ
夕立「あれ……長門秘書艦っぽい?」
睦月「何やってるんだろう……あれ? 吹雪ちゃん?」
62:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:10:33.03 :0Hfvht1c0.net
コンコン
吹雪「吹雪です。扶桑先輩、いらっしゃいますか?」
扶桑「いいわよ、入ってきて」
吹雪「失礼します」ガチャ
扶桑「いらっしゃい、どうしたの?」
吹雪「今度の演習の件で……ってぇぇええ!?」
山城「うるさいわね……なに、吹雪じゃない」
吹雪「あっ、あの……お二人共、その、格好が……」
扶桑「ちょっと暑くて、涼しい格好をしてたのよ」
吹雪(涼しいって……ほぼ裸になればそれは涼しいだろうけど……)
山城「あなたも一緒に涼む? ほら、いらっしゃい」
吹雪「ひぇ!? あ、あの……」
扶桑「いいわね、最近吹雪と一緒にいる時間が少ないものね」
山城「姉さまもこういってるわよ、ほら、吹雪も脱ぎなさい」
吹雪「ああああの、ひょわっ!?」
コンコン
吹雪「吹雪です。扶桑先輩、いらっしゃいますか?」
扶桑「いいわよ、入ってきて」
吹雪「失礼します」ガチャ
扶桑「いらっしゃい、どうしたの?」
吹雪「今度の演習の件で……ってぇぇええ!?」
山城「うるさいわね……なに、吹雪じゃない」
吹雪「あっ、あの……お二人共、その、格好が……」
扶桑「ちょっと暑くて、涼しい格好をしてたのよ」
吹雪(涼しいって……ほぼ裸になればそれは涼しいだろうけど……)
山城「あなたも一緒に涼む? ほら、いらっしゃい」
吹雪「ひぇ!? あ、あの……」
扶桑「いいわね、最近吹雪と一緒にいる時間が少ないものね」
山城「姉さまもこういってるわよ、ほら、吹雪も脱ぎなさい」
吹雪「ああああの、ひょわっ!?」
66:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:15:17.25 :0Hfvht1c0.net
長門「な……な……」ワナワナ
長門(色欲姉妹めっ……吹雪になんてことをっ)
長門(吹雪もっ、なぜ顔を赤らめてドキドキしているんだ! そいつらは痴女だぞ!)
長門(……いや、吹雪もそういうことに興味がある年頃なのかもしれない)
長門(もしかしたらある程度の色は必要なのかも……なるほど)
長門(な、なら私が、アレなことやコレなことを……吹雪にしても……)
長門「……ふ、ふふ」ニヤニヤ
長門「な……な……」ワナワナ
長門(色欲姉妹めっ……吹雪になんてことをっ)
長門(吹雪もっ、なぜ顔を赤らめてドキドキしているんだ! そいつらは痴女だぞ!)
長門(……いや、吹雪もそういうことに興味がある年頃なのかもしれない)
長門(もしかしたらある程度の色は必要なのかも……なるほど)
長門(な、なら私が、アレなことやコレなことを……吹雪にしても……)
長門「……ふ、ふふ」ニヤニヤ
68:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:21:29.55 :0Hfvht1c0.net
吹雪「つ、疲れた……ご飯食べたら、寝よう……」
赤城「モグモグモグモグモグモグモグモグ」
吹雪(あ、赤城先輩だ!)
赤城「パクパクパクパクパクパクパク」
吹雪(いいなぁ……凄い食べっぷり……私がご飯を沢山食べさせてあげたい……)ポケー
長門(ふむ、そういえば以前から吹雪は食事をしている赤城を見ながらぼーっとしていることがよくあったな)
長門(……大食い系女子萌え、そういうのもあるのか)
長門(幸い燃費で言えば私もなかなかのもの……今日一日吹雪を追跡していたおかげでかなり空腹だ)
長門(…………これは、いける)
吹雪「つ、疲れた……ご飯食べたら、寝よう……」
赤城「モグモグモグモグモグモグモグモグ」
吹雪(あ、赤城先輩だ!)
赤城「パクパクパクパクパクパクパク」
吹雪(いいなぁ……凄い食べっぷり……私がご飯を沢山食べさせてあげたい……)ポケー
長門(ふむ、そういえば以前から吹雪は食事をしている赤城を見ながらぼーっとしていることがよくあったな)
長門(……大食い系女子萌え、そういうのもあるのか)
長門(幸い燃費で言えば私もなかなかのもの……今日一日吹雪を追跡していたおかげでかなり空腹だ)
長門(…………これは、いける)
69:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:26:23.28 :0Hfvht1c0.net
島風「おーい!」タタタタ
吹雪「島風ちゃん?」
島風「長門秘書艦がよんでたよ、至急長門さんの私室に来いって」
吹雪「な、長門さんが?」
島風「うん」
吹雪(長門さん、なんか苦手なんだよね……どうしてだろう)
吹雪「なんの要件だったかは聞いた?」
島風「ううん、何も。ただ急ぎだってことだけ」
吹雪「そう……ありがとう」
島風「じゃあそういうことだから! バイバイ!」タタタタタ
吹雪(何か失敗しちゃったのかな……どうしよう……でも私室ってなんでだろう?)
島風「おーい!」タタタタ
吹雪「島風ちゃん?」
島風「長門秘書艦がよんでたよ、至急長門さんの私室に来いって」
吹雪「な、長門さんが?」
島風「うん」
吹雪(長門さん、なんか苦手なんだよね……どうしてだろう)
吹雪「なんの要件だったかは聞いた?」
島風「ううん、何も。ただ急ぎだってことだけ」
吹雪「そう……ありがとう」
島風「じゃあそういうことだから! バイバイ!」タタタタタ
吹雪(何か失敗しちゃったのかな……どうしよう……でも私室ってなんでだろう?)
74:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:36:34.02 :0Hfvht1c0.net
コンコン
吹雪「吹雪です」
「入ってぇー」
吹雪(ん? 長門さん? あれ、でも声の感じが……おかしいな、長門さんじゃないのかな?)
吹雪「し、失礼します」ガチャ
長門「ごめんねぇ~、いきなり呼び出したりしてぇ~」モグモグ
吹雪「」ピシ
吹雪(半裸の長門さんが、よくわからない甘えた?口調で、赤城先輩が食べるようなご飯を食べてる……)
長門「実はちょっと相談したいことがあったんでちゅけどぉ、いぃ?」
長門(まずは普段の私からは想像がつかないであろう甘い雌声でギャップを演出する!)
長門「もぅ、吹雪ちゃんしか頼れる人がいなくってぇ……」
長門(庇護欲をさそう上目遣い! そして秘書艦に頼られることで満たされる自信!)
長門(そして大和もかくや、というほどの食事を平らげていく健啖家っぷり!)
長門(極めつけはどんな大破状態よりもきわどいセクシーランジェリーによる爆発的な色気!)
長門(元々のお姉さんタイプである私がここまですればまさに数え役満! どうだ吹雪! たまらないだろう!)
コンコン
吹雪「吹雪です」
「入ってぇー」
吹雪(ん? 長門さん? あれ、でも声の感じが……おかしいな、長門さんじゃないのかな?)
吹雪「し、失礼します」ガチャ
長門「ごめんねぇ~、いきなり呼び出したりしてぇ~」モグモグ
吹雪「」ピシ
吹雪(半裸の長門さんが、よくわからない甘えた?口調で、赤城先輩が食べるようなご飯を食べてる……)
長門「実はちょっと相談したいことがあったんでちゅけどぉ、いぃ?」
長門(まずは普段の私からは想像がつかないであろう甘い雌声でギャップを演出する!)
長門「もぅ、吹雪ちゃんしか頼れる人がいなくってぇ……」
長門(庇護欲をさそう上目遣い! そして秘書艦に頼られることで満たされる自信!)
長門(そして大和もかくや、というほどの食事を平らげていく健啖家っぷり!)
長門(極めつけはどんな大破状態よりもきわどいセクシーランジェリーによる爆発的な色気!)
長門(元々のお姉さんタイプである私がここまですればまさに数え役満! どうだ吹雪! たまらないだろう!)
78:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:42:46.45 :0Hfvht1c0.net
吹雪「あ、あの……なが、と、さん?」
長門「ん、なんでちゅか?」
吹雪「っ」ゾワッ
吹雪「わわ、わた、わたひ、あの、今すぐ入渠ドッグから妖精さんを呼んできますね」カタカタ
長門「は?」
吹雪「ぐ、具合が悪いなら、すぐに、その、診てもらわないと」カタカタ
長門「ぐ、あい?」
吹雪「しし、しつれいしm」
ダンッ!!
吹雪「ひっ!」
長門「……私は、どこも具合など悪くないぞ?」ニコ
吹雪「ぁ、あぁあ……」ガタガタ
長門「わかった……なぜ私だけお前に好かれないかは分からないが、お前が私を避けていることだけはよくわかった」
吹雪「あ、あの……あの……」ガタガタ
長門「なら、もう軍艦らしく実力行使でなんとかするしかないな」
吹雪「あ、あの……なが、と、さん?」
長門「ん、なんでちゅか?」
吹雪「っ」ゾワッ
吹雪「わわ、わた、わたひ、あの、今すぐ入渠ドッグから妖精さんを呼んできますね」カタカタ
長門「は?」
吹雪「ぐ、具合が悪いなら、すぐに、その、診てもらわないと」カタカタ
長門「ぐ、あい?」
吹雪「しし、しつれいしm」
ダンッ!!
吹雪「ひっ!」
長門「……私は、どこも具合など悪くないぞ?」ニコ
吹雪「ぁ、あぁあ……」ガタガタ
長門「わかった……なぜ私だけお前に好かれないかは分からないが、お前が私を避けていることだけはよくわかった」
吹雪「あ、あの……あの……」ガタガタ
長門「なら、もう軍艦らしく実力行使でなんとかするしかないな」
80:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:46:05.17 :LlWG8FK50.net
これは怖い
84:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 00:54:01.66 :0Hfvht1c0.net
ドガァン
長門「なっ!?」
吹雪「っ!」
夕立「ま、間に合ったっぽい?」
睦月「吹雪ちゃん!」
吹雪「夕立ちゃん……睦月ちゃん」
金剛「長門……一体何をやっているの?」ゴゴゴゴゴ
山城「まぁ、説明してもらわなくても、これはどう見ても……」ゴゴゴゴゴ
扶桑「そういうこと……よね?」ゴゴゴゴゴ
大和「っ!……」ギリギリギリ
赤城「私の夜食がなくなったと思ったら……こんなところにあったんですね」ビキビキ
長門「きっ、貴様ら! 鎮守府内では定められた場所以外での艤装の装着は固く禁じられているんだぞ!!」
金剛「あ゛?」
扶桑「あら、これはロリコン変態害虫を駆除するための……殺虫剤みたいなものですよ」ジャキ
大和「吹雪ちゃんをよくも……許しません、絶対に」ガシャン
ドガァン
長門「なっ!?」
吹雪「っ!」
夕立「ま、間に合ったっぽい?」
睦月「吹雪ちゃん!」
吹雪「夕立ちゃん……睦月ちゃん」
金剛「長門……一体何をやっているの?」ゴゴゴゴゴ
山城「まぁ、説明してもらわなくても、これはどう見ても……」ゴゴゴゴゴ
扶桑「そういうこと……よね?」ゴゴゴゴゴ
大和「っ!……」ギリギリギリ
赤城「私の夜食がなくなったと思ったら……こんなところにあったんですね」ビキビキ
長門「きっ、貴様ら! 鎮守府内では定められた場所以外での艤装の装着は固く禁じられているんだぞ!!」
金剛「あ゛?」
扶桑「あら、これはロリコン変態害虫を駆除するための……殺虫剤みたいなものですよ」ジャキ
大和「吹雪ちゃんをよくも……許しません、絶対に」ガシャン
88:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 01:01:42.61 :0Hfvht1c0.net
長門「ま、待て、おちつけ、話せば分かる、おいまてやm」
カッ
その後、この鎮守府から長門の姿は消え、新たな秘書艦として陸奥が起用された。
心に深い傷を負った吹雪は、しかし、戦艦や空母による手厚いケアにより、徐々に元気な姿を取り戻していった。
~艦~
長門「ま、待て、おちつけ、話せば分かる、おいまてやm」
カッ
その後、この鎮守府から長門の姿は消え、新たな秘書艦として陸奥が起用された。
心に深い傷を負った吹雪は、しかし、戦艦や空母による手厚いケアにより、徐々に元気な姿を取り戻していった。
~艦~
90:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 01:03:58.02 :Ci+5/OW7d.net
嫌な事件だったね…
91:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/09(月) 01:06:15.65 :Q+MV3sU80.net
乙
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