モバＰ「部長、企画書できました」

部長「おぉ、はやいな。いやぁモバＰくんがこっちに来てくれて助かるよ。最近どの部署も使える人材が少なくてねぇ」

モバＰ「…恐縮です」

部長「帰りに一杯どうだい？今日は私のおごりだ」

モバＰ「すみません、社長に頼まれた仕事がありまして、今日は…」

部長「そうか、なら仕方ないな。では引き続き頑張ってくれ」

モバＰ「はい、ありがとうございます」

モバＰ「ありがとうございました」ﾍﾟｺｯ

オーナー「うん、それじゃあよろしく頼むよ」


――――ﾊﾞﾀﾝｯ、ﾌﾞｩｩｩｩﾝ


モバＰ「…ふぅ」


――――ｷｬｯｷｬｯﾜｲﾜｲ


モバＰ「…」

幸子「で、す、か、らぁー！なんでまたボクの写真集がこんな変なシーンばっかりなんですか！」

武内Ｐ「…とても、良い写真だと思いますが」

友紀「うんうん、あたしもそう思うって言ってるのに、幸子がいつまでもしつこくってさぁ」

紗枝「これなんて幸子はん良い顔しとると思うけどなぁ…ﾌﾌｯ」

幸子「今絶対笑いましたよね！？プロデューサーさん、変更！内容の変更を要求します！」

武内Ｐ「…もう、発売が決定してしまったので…残念ながら」

幸子「そ、そんなぁ！」ｳﾙｯ

美嘉「そんなことよりプロデューサー、きらりちゃん達とのタイアップ企画はどうなってるの？」

幸子「そんなことってなんですか！！」

武内Ｐ「はい、来週の土曜日に決定しました。城ヶ崎さんが頼まれていた姉妹グッズの販売もあるので、期待に沿えたかと」

美嘉「おぉ、やるじゃん！ちょっとは見直してあげてもいいかもねー♪」

武内Ｐ「…ありがとうございます」

輝子「…前も、同じこと言ってた気がする…評価鰻登り過ぎて…茸生えるね…ﾌﾋ」

美嘉「そ…そんなことはない…と思う」

幸子「ちょっと！無視しないでくださいよぉ、プロデューサーさん！」ﾕｻﾕｻ

社員Ａ「うわ…なんだあの団体」

社員Ｂ「すげぇよなぁあのプロデューサー、今じゃ346プロの全アイドルをプロデュースしてるんだろ？」

社員Ａ「マジかよ！どんだけ～」

社員Ｂ「噂じゃ社長の一人息子とかなんとか…まぁ真相はともかく、期待されてんのは間違いないよなぁ」

社員Ａ「うらやましいかぎりだぜ！」



モバＰ「…」

モバＰ「…」ｽﾀｽﾀ

小梅「あっ…こ、こんにちは」

モバＰ「！、…よっ、元気にしてるか小梅？」

小梅「う、うん…大丈夫、だよ」

モバＰ「そいつは何よりだ、…あー、新しいプロデューサーとはどうだ？皆仲良くしてるか？」

小梅「うん、皆最初は戸惑ってたけど、今はだいぶ慣れたみたい」

モバＰ「…そうか、良かったな。これからもあいつと皆のこと、よろしくな」

小梅「…あの、えと…」

モバＰ「ん？」

小梅「…ありがとう、ございました」

モバＰ「…おう」

モバＰ「…」ｶﾀｶﾀ

モバＰ「…」ｶﾀｶﾀ

モバP「…」ｶﾀｶｔ


モバＰ「…何今更後悔してんだ、俺」

モバＰ「皆とろくにコミュニケーションも取らず、出世ばかり気にして、あげくにはあの野郎を妬むとは…」

モバＰ「俺も落ちるところまで落ちたな」

モバＰ「はは…」

モバＰ「…辛いなぁ」ﾎﾟﾛ

まゆ「Ｐさん」

モバＰ「！…まゆ？お前、こんな時間にどうして？」

まゆ「今日はライブがあって、その帰りです」

モバＰ「…そうか、お疲れ様。早く帰って休んだ方がいいぞ。明日も忙しいんだろ？」

まゆ「いえ、明日の予定はないので大丈夫です」

モバＰ「？、なんだ、オフなのか。だとしてもすぐ忙しくなるだろうし、休める時にしっかり休んで…」

まゆ「いえ、もう忙しくなることはないので、大丈夫です」

モバＰ「…どういうことだ？」

まゆ「まゆは今日、アイドルを引退したので、もう大丈夫です」ﾆｺｯ

モバＰ「…え？引退？な、なんで…」

まゆ「そんなの決まってるじゃないですか、Ｐさんがプロデューサーを辞めてしまったからです」

モバＰ「な、なに？」

まゆ「Ｐさんがいないなら、まゆがアイドルをやる理由もありませんし…当然ですよね」

モバＰ「…まさか、今日のライブって」

まゆ「はい、引退ライブです♪」

モバＰ「」

まゆ「これからのこと、一緒に考えてくださいね？」

モバＰ「」

終わりです
実際美嘉や小梅の担当がいるかどうか分かりませんが、寝取られていると言っても過言じゃないよね、あれ