1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:52:03.143 :ygqnXF3z0.net
「俺、実況を引退することに決めたよ」
つわはすは三人に小さな声で告げた。
いつもは実況を撮るために集まり、わいわいと盛り上がる騒がしい部屋だが、今はそんな実況を撮っている部屋と同じ部屋とは思えないほどの重苦しい雰囲気が流れている。
「俺、実況を引退することに決めたよ」
つわはすは三人に小さな声で告げた。
いつもは実況を撮るために集まり、わいわいと盛り上がる騒がしい部屋だが、今はそんな実況を撮っている部屋と同じ部屋とは思えないほどの重苦しい雰囲気が流れている。
2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:52:27.262 :ygqnXF3z0.net
「それは! それは……」
つわはすの言葉を受けて、まず反応したのはキヨだ。
キヨは思わず、つわはすの言葉を否定しようと大きな声をあげたが、続きの言葉は思ったように出てこなかった。当然、キヨ個人の意見としては引退を阻止したい。一緒に実況を続けよう、そう言葉を紡ぎたいのに、思ったように口は動かなかった。
「それは! それは……」
つわはすの言葉を受けて、まず反応したのはキヨだ。
キヨは思わず、つわはすの言葉を否定しようと大きな声をあげたが、続きの言葉は思ったように出てこなかった。当然、キヨ個人の意見としては引退を阻止したい。一緒に実況を続けよう、そう言葉を紡ぎたいのに、思ったように口は動かなかった。
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:52:34.076 :1Cz27rDX0.net
誰だよ
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:52:42.973 :ygqnXF3z0.net
「いやだよ! つわはす君ともっと実況撮りたいよ!」
駄々をこねる子供のように、つわはすを引き止めたのはレトルトだ。
レトルトは自分の感情を素直に吐露している。決して何も考えていないから出た言葉ではない、彼なりにも思うところがあった上で、それでも自分の感情の昂りを押さえきれなかったからの発言なのだろう。
「いやだよ! つわはす君ともっと実況撮りたいよ!」
駄々をこねる子供のように、つわはすを引き止めたのはレトルトだ。
レトルトは自分の感情を素直に吐露している。決して何も考えていないから出た言葉ではない、彼なりにも思うところがあった上で、それでも自分の感情の昂りを押さえきれなかったからの発言なのだろう。
5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:52:58.392 :ygqnXF3z0.net
「レトさん……」
「キヨ君だってそうでしょ!? つわはす君と実況したいんでしょ!?」
「そりゃ、俺だってつわはす君と実況もっと撮りたいよ。でも……」
「でも、からのいい訳なんていらないよ! したいか、したくないか、それだけで充分じゃん!」
必死に本音をぶつけるレトルトは、現実を直視したくなかっただけなのかもしれない。自分と同じよう道を歩き続けてきた仲間がいなくなる、そんな現実を。
「ありがとう、レトさん。そういう風に引き止めてくれて、ほんっとに嬉しい。でも、もう決めたことだから」
つわはすは笑顔でレトルトに声を掛けた。その笑顔は、あまりにも弱々しく、あまりにも儚げであった。
「レトさん……」
「キヨ君だってそうでしょ!? つわはす君と実況したいんでしょ!?」
「そりゃ、俺だってつわはす君と実況もっと撮りたいよ。でも……」
「でも、からのいい訳なんていらないよ! したいか、したくないか、それだけで充分じゃん!」
必死に本音をぶつけるレトルトは、現実を直視したくなかっただけなのかもしれない。自分と同じよう道を歩き続けてきた仲間がいなくなる、そんな現実を。
「ありがとう、レトさん。そういう風に引き止めてくれて、ほんっとに嬉しい。でも、もう決めたことだから」
つわはすは笑顔でレトルトに声を掛けた。その笑顔は、あまりにも弱々しく、あまりにも儚げであった。
6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:53:27.252 :ygqnXF3z0.net
「だって、こんな引退……絶対に……間違ってるよ」
もしも、つわはすの引退が全てに区切りをつけて、自身が決めたことだったのなら、レトルトは満面の笑顔で送り出していただろう。
「おめでとう」「まっ、俺のほうが面白いけどね」「どうせ一ヵ月後に帰ってくるんでしょ?」
どんな言葉をかけていたのだろうかは想像に過ぎないが、それでもいつものようにバカをやりながらお互い飾らない笑顔で、それこそ今のような表情にはなっていなかったはずだ。
「だって、こんな引退……絶対に……間違ってるよ」
もしも、つわはすの引退が全てに区切りをつけて、自身が決めたことだったのなら、レトルトは満面の笑顔で送り出していただろう。
「おめでとう」「まっ、俺のほうが面白いけどね」「どうせ一ヵ月後に帰ってくるんでしょ?」
どんな言葉をかけていたのだろうかは想像に過ぎないが、それでもいつものようにバカをやりながらお互い飾らない笑顔で、それこそ今のような表情にはなっていなかったはずだ。
8:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:53:49.020 :ygqnXF3z0.net
「P-Pは、P-Pはなんかないのかよ」
キヨはずっと沈黙を貫いていたP-Pに言葉を振った。
おそらく、キヨやレトルトより、P-Pのほうがつわはすとの交流は深かっただろう。故に、今回の騒動でつわはすが引退を決めたことで一番ショックを受けていたのは彼なのだろう。
だからこそ、このままP-Pが沈黙しているのはキヨは認められなかったし、もしかしたらP-Pならという一縷の望みが合ったのかもしれない。
だが、P-Pの出した言葉は、キヨの想像とはかけ離れた言葉だった。
「うん、仕方ないんじゃない? つわはすさん、今までお疲れ」
キヨの思考は、一瞬だけ停止した。そして思考が動き出すのと激情に駆られP-Pの胸ぐらを掴んだのは同時だった。
「P-Pは、P-Pはなんかないのかよ」
キヨはずっと沈黙を貫いていたP-Pに言葉を振った。
おそらく、キヨやレトルトより、P-Pのほうがつわはすとの交流は深かっただろう。故に、今回の騒動でつわはすが引退を決めたことで一番ショックを受けていたのは彼なのだろう。
だからこそ、このままP-Pが沈黙しているのはキヨは認められなかったし、もしかしたらP-Pならという一縷の望みが合ったのかもしれない。
だが、P-Pの出した言葉は、キヨの想像とはかけ離れた言葉だった。
「うん、仕方ないんじゃない? つわはすさん、今までお疲れ」
キヨの思考は、一瞬だけ停止した。そして思考が動き出すのと激情に駆られP-Pの胸ぐらを掴んだのは同時だった。
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:54:08.317 :ygqnXF3z0.net
「お前! 他になんかねえのかよ! なんでそんなに素っ気ねえんだよ!」
「だって、仕方ないじゃん。素直に諦めた方がみんな楽だよ」
その言葉に、キヨは血管が破裂しそうになるぐらい怒り、そしてP-Pを思いっきり殴り飛ばした。
「ちょっ! ダメだよキヨ君!」
「何で止めんだよレトさん! こんなこと言われてむかつかねえのかよ!?」
「P-P殴ってもつわはす君は喜ばないし、むしろ罪悪感にかられるだけだって!」
「うるせぇ! 俺の気がすまねぇんだよ!」
「お前! 他になんかねえのかよ! なんでそんなに素っ気ねえんだよ!」
「だって、仕方ないじゃん。素直に諦めた方がみんな楽だよ」
その言葉に、キヨは血管が破裂しそうになるぐらい怒り、そしてP-Pを思いっきり殴り飛ばした。
「ちょっ! ダメだよキヨ君!」
「何で止めんだよレトさん! こんなこと言われてむかつかねえのかよ!?」
「P-P殴ってもつわはす君は喜ばないし、むしろ罪悪感にかられるだけだって!」
「うるせぇ! 俺の気がすまねぇんだよ!」
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:55:05.265 :ygqnXF3z0.net
再び殴りかかろうとするキヨを必死でレトルトは抑えるが、キヨの勢いは止まらない。ジリジリとP-Pへの距離を縮めていき、羽交い絞めしているレトルトを無視して殴りかかろうとした瞬間、
「もう、いいんだ!」
悲痛なつわはすの叫び声が部屋に響いた。
「ありがとうキヨ君、俺のためにこんなに怒ってくれて。んで、ごめんなP-P、俺のせいで殴られて」
つわはすの言葉にようやく冷静さを取り戻したキヨは、その場に座り込み黙り込んだ。
再び殴りかかろうとするキヨを必死でレトルトは抑えるが、キヨの勢いは止まらない。ジリジリとP-Pへの距離を縮めていき、羽交い絞めしているレトルトを無視して殴りかかろうとした瞬間、
「もう、いいんだ!」
悲痛なつわはすの叫び声が部屋に響いた。
「ありがとうキヨ君、俺のためにこんなに怒ってくれて。んで、ごめんなP-P、俺のせいで殴られて」
つわはすの言葉にようやく冷静さを取り戻したキヨは、その場に座り込み黙り込んだ。
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 01:55:34.525 :ygqnXF3z0.net
「とにかく、俺のせいで迷惑掛けてごめん。今日は、もう解散して、またSkypeで話すよ」
まるで、逃げるようにつわはすは言葉を口にすると、手荷物をバッと持ち、部屋を出て行った。
「キヨ君追って!」
殴り飛ばされ、壁にもたれかかるP-Pに寄りそっていたレトルトは、直ぐ様キヨに指示をした。
対して、キヨはレトルトとP-Pの方を向くことなく、無言のまま部屋を出た。
部屋に残されたのは、たった一つの虚しい静寂だった。
「とにかく、俺のせいで迷惑掛けてごめん。今日は、もう解散して、またSkypeで話すよ」
まるで、逃げるようにつわはすは言葉を口にすると、手荷物をバッと持ち、部屋を出て行った。
「キヨ君追って!」
殴り飛ばされ、壁にもたれかかるP-Pに寄りそっていたレトルトは、直ぐ様キヨに指示をした。
対して、キヨはレトルトとP-Pの方を向くことなく、無言のまま部屋を出た。
部屋に残されたのは、たった一つの虚しい静寂だった。
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/18(土) 02:01:05.318 :yzwvXFH90.net
なんだこれ・・・・・
コメント
ニコニコ動画の個人投稿者で動画の合計再生数ダントツ一位の実況廃人
実況者は公式のイベントとかに出て金稼ぐ奴が多いんだけどこいつはマスク付きとかでも出たりせず、身バレには注意してた
今回身内からの写真リークがあってそこから出身校だの本名だの全部バレて引退
他にも顔バレた奴らいたけど大して影響なかったのがこいつだけ致命的だったみたいだな