妹(78)「おにーーぃちゃん！」ｶﾞﾊﾞｯ

俺(83)「だ、だから急に抱きつくのやめろって！！」

妹(78)「えーだっておにぃちゃんの余命後3ヶ月なんだもーん」

fin

妹(83)「おぼん下げに来たわよ…ってほとんど残してるじゃない！！」

俺(84)「ごめんな…食欲がなくて…」


妹(83)「い、いいわよ別にっ私が食べさせてあげるわよ！あ、あーんしなさいよ」

俺(84)「いや、食べられないんだよ…」

妹(83)「も、もういいわよ！勝手にしなさい！」ﾊﾞﾝｯ

俺(84)「…悪いことしてしまったかなぁ…でも仕方ないんだよ…」

ｶﾞﾗｯ

俺(84)「ん？」

妹(83)「あの…鼻から液体流し込むやつ持ってきたわよ…そ、それなら食べられるでしょっ！！」

俺(84)「ありがとうこれなら食べれるよ。いただきます」

fin

妹(78)「今日はおにぃちゃんとデートだーー！！」

妹(83)「ちょ、ちよっと！私もいるのよ！デートとかハレンチなこと言うのやめなさい！」

俺(84)「はははっ！どこへ行く？俺は車椅子だからあまり人の多い所には行けないな…」

妹(83)「じゃあ昔からある近所の公園に行く？のんびりできるわよ」

俺(84)「それはいいな！懐かしいなぁ…3人で一日中遊んだ日もあったよなぁ…」

妹(78)「そこでお姉ちゃんが「おにいちゃんとここで結婚式開くの！」って言ってたよねー！」

妹(83)「そ、そそそ、そんなこと言ったことないわよっ！！嘘はやめなさい！！」

俺(83)「はははっ！よし、じゃあ行こうか！！」

孫(23)「ｶﾞﾗｯおじいちゃん。今日手術の日だよ」

fin

妹(83)「あー腰が痛いわね…早く歯磨いて寝ましょう……こ、これは⁉︎」

おにいちゃんの入れ歯

妹(83)「…だ、だめよそんなこと！変態みたいじゃない！だめだめだめ！」

妹(83)「…で、でもちょっとだけなら……いやでも……ﾊﾟｸｯ」

ｶﾞﾗｯ

妹(78)「あれ？お姉ひゃん？わたひの入れ歯ひらない？」

fin

妹(83)「暇ね…」

俺(84)「あぁ…暇だな…ちょっとライザップして痩せてくるわ」

妹(78)「ぷwおにぃちゃんそれ2ヶ月はかかるよーおにぃちゃんの余命後1ヶ月でしょー？」

fin

妹(78)「おにーぃちゃん！」

俺(83)「ん…？誰だ？」

妹(78)「出たーーwwおにぃちゃんの認知症ww」

俺(83)「本当に誰だ…？」

妹(78)「(あっでも兄妹関係を忘れることで本当の恋人同士に近づけるかも！)」

俺(83)「あ、思い出したわ。妹だ」

妹(78)「んもう！おにぃちゃんたらー」

fin

もう終わろ