高校生「…あの、俺もう帰りますから…」

男「…まあ、君に選択肢なんて無いんだけど」

高校生「………？」

男「見て、この写真…撮ったのは僕だけど」

高校生「！！！……こ、これ」

男「はは、気付かなかった？いくら年確で売ってくれないからってお酒の万引きはダメだよ？」

高校生「……っ………」

男「君がお酒飲みそうには見えないけどなぁ…命令されたの？まあ、なんにせよこれ学校に送ればどうなるかな？」

高校生「！…が、学校には……言わないでください…」

男「……でも、万引きは犯罪だよ？罰を受けるべきだと思わない？」

高校生「………」

男「……はは、そんな怯えなくて大丈夫だよ、ちょっと僕の言う通りにすればこの写真は消してあげる」

男「複製とか疑うなら隅々まで調べてもらって構わないよ」

男「…とにかく、僕の言う通りにしてれば悪いようにはしないから、ね？」

高校生「………あの、何をすれば」

男「そうだなあ…じゃあ、まず僕の家に行こうか」

高校生「え…？」

男「大丈夫、ここから歩いて行けるから」

高校生「で、でも…帰らないと、兄に怒られるので…」

男「何で？まだ6時前だよ？…じゃあ9時前には帰してあげるから」

高校生「…や、でも……」

男「………あのさ、自分の立場分かってる？あんまり我儘言うと写真送りつけるよ？」

高校生「！……あ、ごめんなさ…」

男「…いいよ、ごめんね？じゃ8時ぐらいには帰してあげるよ、さ、こっち」

高校生「………はい」

男宅

男「先週掃除したからあんま汚くはないと思うけど…まあ、適当に座って」

高校生「……………」

男「……そんな固くならなくていいよ、ほら」

高校生「………え…！んぐっ………！っふ、んッ……」

男「…ん……ぷはっ、あれ、もしかしてディープキスしたの初めて？」

高校生「や、やだ…やめて下さい……」

男「……じゃ、今日はフェラしたら終わりにしてあげるよ」ボロンッ

高校生「……っ！フェラって……そんなの、出来ません……っ！」

男「………嫌なら良いけど…分かってるよね？」

高校生「……ぅ………っ……ん……っく…」

男「ほら、もっと舌使って…本当に下手だなあ」

高校生「ん…ごめんなさ……んぐっ……っ、んん…………」

男「…っ……はぁ……出すよ…どうせ飲めないだろうから、顔にかけるね」ドピュピュ

高校生「っ！…んぁ…………あ……」

あ、言ってなかったけど胸糞注意です

男「はは、学ランにもかかっちゃったね、拭いてあげるよ」

高校生「ぁ…ぁ……っ……」

男「…今日はもう帰って良いよ、帰り道分かるよね？……じゃ、また明日ね」

高校生「………あ、あした…？そんな…」

男「……………何か言った？」

高校生「っ……お願いします…もっと早い時間に出来ませんか……？朝でも良いですから……」

男「んー……まあ朝なら良いよ、じゃ8時に来てよ」

高校生「分かりました…」

男「じゃあね、気を付けて…フラフラしてると可愛いから連れてかれちゃうよ？はは」

高校生「………失礼しました」ガチャ


男「……ふぅ、…あ、もしもし？…この前さ、めちゃくちゃ可愛い男子高校生の弱み握ったって言ったよね？それで……」

高校生「……………どうしよう、今、家に帰ったら…」

高校生「…………………でも帰らなきゃ」

高校生「……ただいま」

ダダダダダッ

兄「ぁあ！？お前何してたんだよ！！俺の飯も作らないで！！！しかも何も買ってきてないのかよ！！！今酒切らしてるって言ってたじゃねぇか！」

高校生「ご、ごめん…お酒買う金無かったし…今日はちょっと色々あって」

兄「はぁ！？お前の都合なんて知るかよ！！金無いならバイト掛け持ちすればいいだろうが！！つーか今月分の金まだ貰ってないんだけど」

高校生「これ以上バイトは増やせないよ…というか……え…この前2万あげたよね？…あれで…」

兄「あ？あんな金もうパチンコで消えたわ！もう2万無いとスクフェスの新ガチャでUR出ねえじゃねえかよ！」

高校生「………でも、本当に今月はもう無理だから…」

兄「～～～ッッ！！あーもう！！ふざけんなよッ！！」ドガッバキィ

高校生「いっ……や、やめ………っっ！！」

兄「はぁ、はぁ……バイト無理ならさぁ、お前顔だけは良いんだからババアとか変態男相手に援交すれば良いだろ」

高校生「………それは…………金はどうにかするから…」

兄「チッ、お前は金さえ払ってれば良いんだよ！！……あー凛ちゃんは今日も可愛いなぁ…はぁはぁ………」

高校生「………………(明日は、何をされるんだろう……)」

高校生「………(援交……もうあんな思いはしたくない…でも………)」

高校生「……………」

翌朝

高校生「………ん……朝か……8時にまた……あの……」

高校生「………とにかく、朝御飯作らないと」

高校生「…作り終わったし…7時40分…そろそろ行くか……」

高校生「行って、きます…」


男「やあ！おはよう、やっぱり来てくれたんだね」

高校生「おはようございます……あの…」

男「ん？どうしたの？」

高校生「何か、靴たくさんあるんですけど…」

男「ああ、気付いちゃった？そう、今日は一日中君のこと可愛がってあげようと思って」

高校生「え………？でも」

男「でも僕1人じゃあ疲れちゃうでしょ？だから友達呼んだんだ」

高校生「い、ちにち中って…いや、今日学校あるんですけど…」

男「そんなの休めば良いでしょ？電話しなよ…ね？ほら、皆中で君のこと待ってるんだよ」

高校生「…い、嫌です…何で…そんなの、聞いてません…！」

男「……大丈夫、皆でシた方が気持ち良いよ」

高校生「っ……怖いです…ほんとに…許してください」

男「はぁ……ほら、早く中入って？もう電話良いでしょ？1日くらいサボっても平気だって」

高校生「や、やめて下さい…！本当に…無理です…っ」

男「………そう。じゃあ、今日1日学校行かないのと、今日行くけど写真送られるのとどっちが良いの？最悪退学だよ？進学校だしね」

高校生「…………………」

男「ま、諦めなって、ね」グイッ

高校生「…あっ……」

男「…ごめーん皆待たせたね！ほら、これが電話で言ってた高校生君」

友1「おお！やっぱ可愛いね！写真で見た通りだ！」

友2「すげえ…今から男子高校生犯すんだ…おい、カメラ大丈夫か？」

友3「バッチリ！今日は高校生くんの可愛い姿いっぱい撮ってあげるからね」

高校生「………っっ！？」

男「あれ？何で自分の事知ってるの？って顔してるね」

高校生「写真って…何の話ですか…ッ…んぐっ！？…ぅあ、や……」

友1「気にしない気にしない！さ、一緒に気持ち良い事しようねー」

高校生「……やめ…誰か……ッ！」

友2「馬鹿かよ、来る訳ないだろ…ほら、しゃぶれ」

友3「おっ、涙目の顔も可愛いね！撮らなきゃ！」

10時間後

友2「はぁ…はぁ………ッ、中に出すぞ……おら、ケツ上げろ」

高校生「…んぁ……は、はい…いっぱい…中に出してください……っ」

友2「…うっ！……」ドピュピュ

高校生「ぁあッ……ああ……はぁ…はぁ…」

友2「はぁ…もう6時か…そろそろ潮時かぁ？」

男「そうだねー高校生君、今日はどうだった？」

高校生「…ぁ…ん…き、気持ち良かった、です…」

友1「すっかり壊れちゃったなあ、まあ好都合だけど」

友3「良い写真がたくさん撮れたよ、またよろしくね」

男「じゃあ、今回はここでお開きという事で！」

友達「じゃあなー」

高校生「………んっ……はぁ………」

男「……シャワー浴びたら帰りな」

高校生「は、はい………」

男「明日も8時ね、流石に明日は学校行かせるよ」

高校生「…………はい」

男「………………じゃ」


高校生「ただいま…」

兄「おい！お前何のつもりだよ！！学校から電話来て………っ」

高校生「…………ごめんなさい…ごめんなさい…………俺……」

兄「……は、はぁ？何で泣いてんだよ！？気持ち悪いんだよ！！お前のせいで俺が迷惑だったんだからな！しかも今日も夕飯…」

高校生「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさ」

兄「っ！もう良いよお前は！さっきから気持ち悪りぃんだよ！早く消えろ！………ったく何でお前なんかに俺が………」

兄「………血も繋がってない癖に」

高校生「！！……………………」

兄「……あーもう怒る気力も失せたわ……明日は絶対早く帰って飯作ってろよ！！明日お前が早く帰って来ないと困るんだよ！！」

高校生「……………………」

兄「何だよ………早く寝ろもう」

高校生「……ありがとう、お兄ちゃん」

兄「！………はぁ？」

高校生「ごめんね、明日は………いや、何でもない…おやすみ」

兄「…………おい、お前」

ピロリン♪

兄「……あ？…あぁ、イベント時間か…まあ……あいつは明日で良いや……ったく…何なんだよ…」


男「…あ、もしもし？あ、うん…今日は楽しかったね、ああ、いや違うって……うん？うん、そう、それでね……ちょっと…明日やっぱりあの子に謝ろうかなって……うん…」

男「………だってお前見た？あれ……そう、バッグの中に入ってたさ、…そうそれ……」

男「うん……あの子本当にお兄ちゃんの事好きなんだね……怯えてるみたいだったけど………うん」

男「………何かあれ見たら萎えちゃったよ…はは、何か申し訳ない事したなぁって……あぁ…」

男「………うん、はは、分かってる、じゃあね」

男「………………はぁ、よし」

翌朝

……ピピピ……ピピピ……

兄「……………んん……んだよ…うるせえな……いつまでアラーム鳴ってんだよ……まだ起きねえのかよあいつ……」

兄「………今何時だよ……！え、もう8時……あいつまだ起きてないのか？」

兄「何だ………何か変だぞ……昨日から」

兄「………おい、高校生！！入るぞ！」

ガチャ

兄「お前いつまで寝て……っっ！！！！」

兄「………お、お、お前……………っ」


男「………うーん…8時過ぎたのにまだ来ない…電話も出ないし……もう…こんな時に…」

男「……家は分かってるんだけどなぁ…でもお兄さんが居るし……もう少し待つかぁ」

兄「……………………何で……」

兄「……お前、何で死ぬんだよ………」

兄「……折角、兄らしい事しようと思った日にさ……」

兄「………本当馬鹿だな…お前………」

兄「俺が冗談で欲しいって呟いたナイフも……これ高かったのに………」

兄「……………………」

兄「………ん、……手紙…？遺書？何だこれ…住所？…」

『男さんという人の家に行ってください、そしたらこの2通の手紙をそれぞれ開けて下さい、お互いの内容は教えないようにして下さい』

兄「………誰だよ……というより…男やらの家に行く前にまず警察に連絡しないとな………」

兄「はぁ……………」

何日か後

ピンポーン

兄「………あの、すいません」

男「あっはい、どなたですか？」

兄「高校生の兄です……で分かりますかね」

男「！…はい、もちろん……どうしたんですか？」

兄「いや、あの……高校生とどういう関係で？」

男「えっ、いや…たまたま知り合って…あの、勉強教えたりしてました」

兄「そうですか………いや、あの………」

男「最近連絡も無くて、心配していたんですよ、弟さんどうされたんですか？」

兄「…………死にました」

男「えっ！？……え？…いや…そんな……」

兄「………朝起きたら…首を吊ってて……はい…」

男「……それは……いえ、知りませんでした……わざわざありがとうございます……」

兄「……それで、これ」

男「………手紙ですか？僕宛に？」

兄「ええ………自分もまだ開けてません…あと、お互い内容は教えないように、と…」

男「…はぁ……じゃあ一緒に見ましょうか？あ、どうぞ上がって下さい」

兄「…………はい」

男「あ……そういうば、このまえ高校生くんと会った時、お兄さんに誕生日プレゼントを渡すとかって言ってましたけど……」

兄「ああ、はい……結構高い物で…あ、読みました？」

男「あ、すいませんまだです………」

兄「…………………自分はもう読みました…」

男「………僕も読みましたが………」

兄「……いや、本当にあいつは良いものをプレゼントしてくれました」

男「…………………そうですか…」

男「それは良かったですね、羨ましいです」

兄「…それで……何故包丁を持ってらっしゃる？」

男「何故でしょう………ところで、僕は手紙に書いてある事は全て嘘だと思っています」

兄「………自分もですよ、それだけは分かります…でも何故貴方が包丁を持っているのか分からない」

男「………………貴方もね」

友1「おい、ニュース見ただろ？」

友2「……………見たに決まってんだろ……」

友3「まさか男がね……人を刺すなんて思わなかったけど」

友2「差し違えたんだろ？それで2人とも死んだって………」

友3「しかも相手はあの高校生くんのお兄さんでしょ？首吊りもびっくりしたけど…」

友1「………本当謎だよな………」

友2「いや本当にに分からねぇよ、あの2人の関係性もよく分からないし…兄が復讐したって思っても刺し違えるって変じゃないか？」

友3「………同時にって事だからね…お互いに殺意があったって事だろう……でも…」

友1「………………いや、うん……誰かが仕掛けた事としか考えられないな…」

友2「2人とも死ぬようにか？…無理だろ、そんなの……そもそも誰が」

友3「…………あ、」

『お兄ちゃんへ
誕生日プレゼント気に入ってくれましたか？
これは一生に一度のお願いですが、男さんを殺して下さい。

そうすれば俺は安心して天国に行けます。お兄ちゃんとは血も繋がってないし、仲も良かったとは言えなかったけど、俺はずっと兄として尊敬していました。

俺は天国に行きますが、どうか幸せになって下さい』

『男さんへ
こっそり台所の包丁を研いでおいたの気付きましたか？
これは一生に一度のお願いですが、兄を殺してください。

そうすれば俺は安心して天国に行けます。男さんとは身体だけの関係だったし、他愛のない会話さえしなかったけど、俺はずっと淡い恋心を抱いていました。

俺は天国に行きますが、どうか幸せになって下さい』

fin.

これは高校生くんの愛の復讐劇です！
楽しめましたか？
これは実を言うと僕の実体験から作られています
更に実を言うと僕は高校1年生なのです

僕は死にたいと思っても死ねませんでしたが皆さんも気を付けましょうね！