日直「ぶりっ子さんはどんな悪口を言われましたか？」

ぶりっ子「キモいって言われました(泣)」

日直「誰か俺くんが悪口を言ってる所を見た人はいますか？」

真面目メガネ「…」無言で手を挙げる

日直「真面目メガネさんが見たと言っています。俺くんは本当に知らないんですか？」

俺「知らねえよ」

友達「ぶりっ子さんが嘘付いてると思いまーすｗ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

日直「静かにしてください」

日直「他に俺くんが悪口を言ってる所を見た人はいませんか？」

女子数人が手を挙げる

日直「俺くんどうですか？」

俺「知らねえよｗ」

ぶりっ子「（泣）」

真面目メガネ「大丈夫だよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

友「早くかえりてえええええええええええええええええ！！！！！」

日直「静かにしてください」

日直「…」ﾁﾗｯ（先生に助けを求める視線を向ける）

先生「ハァ………俺は本当に言ってないのか？」

俺「言ってないですよｗ」

先生「ヘラヘラすんなよ」

俺「言ってないっすよ」

先生「じゃあなんでこんなに見たって言う奴がいるんだ？」

俺「わかりませーん」

ぶりっ子「（泣）」

先生「本当に言ってないのか？」

俺「言ってませんってｗ」

先生「…」

友「まだかよぉ！！俺帰りたい！！！！」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

日直「静かにしてください」

ぶりっ子「もういいよ！！！！（泣）」机に突っ伏す

真面目メガネ「…俺くんさいてー」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

俺「ほらぶりっ子さんが嘘ついてただけですよｗ」

ｻｲﾃｲ　ｼﾝｼﾞﾗﾝﾅｲ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

先生「…」

日直「他に何か良かったことや嫌なことがあった人はいませんか？」

友「まだやんのかよおおおおおおおおおおお！！！！！！！」

真面目メガネ「はい！」

日直「真面目メガネさん」

真面目メガネ「俺くんが今嘘をついてるのを見て嫌な思いになりました」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

日直「静かにしてください」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

日直「静かにしてください！」

日直「俺くんどうですか？」

俺「だから知らないって言ってるだろｗ」

真面目メガネ「ぶりっ子さんに謝りなよ」

ぶりっ子「（泣）」

友「もう適当に謝っとけよ…俺帰りたい！」

俺「ぶりっ子さんごめんなさいｗ言ってないけどｗ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

日直「…ぶりっ子さん良いですか？」

ぶりっ子「（泣）」

友「謝ったんだから終わり！」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

日直「静かにしてください」

俺「謝っても許さないとか意味わからないでーすｗ」

友「ぶりっ子マジうぜえ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

日直「…」（再び先生に助けを求める視線を向ける）

先生「他の人はもう帰っていいぞ。俺とぶりっ子は残ってくれ」

俺「はあ？」

ぶりっ子「（泣）」

友「やっと終わりか！」

日直「先生からのお話は…」

先生「今日はなし」

日直「ｱｯﾊｲ…これで帰りの会を終わります、さようなら！」

サヨウナラ！！！！！！

友「捕まる前に帰ろうぜｗ」

俺「でかい声で言うなよｗ」

真面目メガネ「先生！俺くんが逃げようとしてます！」

俺「は？してないけどｗ」

先生「俺ちょっとこっち来い」

友「じゃあ先帰るね」

俺「じゃあな」

ぶりっ子「（泣）」

真面目メガネ「…」

俺「なんでお前もいんの？帰れよ」

真面目メガネ「いちゃ悪いの？」

俺「残るのは俺とぶりっ子だから～ｗ残念！ｗ」

真面目メガネ「ぶりっ子ちゃんが心配なの！」

俺「かーえれ！かーえれ！」

先生「真面目メガネは帰っていいぞ」

俺「いえーいｗ」

真面目メガネ「…」（半泣きで出て行く）

先生「本当は言ったんだろ？」

俺「言ってないですって」

先生「ぶりっ子はいつ俺にキモいって言われたんだ？」

ぶりっ子「ぐすっ…二時間目の休み時間…（泣）」

俺「あれはお前に言ってないからｗ金魚に言っただけだからｗ」

ぶりっ子「ぶりっ子キモいって言ったもん！！！！！！」

俺「言ってねえよｗ」

ぶりっ子「言ったもん！！！！！言ったの！！！！！！！」

俺「うるさいよｗ」

先生「ぶりっ子落ち着け…」

先生「俺はキモいとは言ったけどぶりっ子に言ったつもりはないんだな？」

俺「そうでーすｗ」

ぶりっ子「言ったもん！！！！！！！！」

先生「落ち着け…」

俺「泣けばいいと思ってるｗ」

ぶりっ子「～～～～！！！！！」殴りかかろうとする

先生「ぶりっ子落ち着け」抑える

先生「俺がぶりっ子に言ったつもりが無くてもだな…ぶりっ子は言われたと思ってる」

ぶりっ子「言ったもん…（泣）」

俺「被害妄想ぅ～ｗ」

ぶりっ子「！！！！」

先生「俺いいかげんにしろ…勘違いさせて悪かったって謝ろうな？それぐらいはいいだろ？」

俺「え～…まぁ謝ってやってもいいけどｗ」

ぶりっ子「勘違いじゃない！！！！俺が私に言ったの！！！！！」

先生「落ち着け…」

俺「勘　違　い　させてごめんなさい～ｗ」

ぶりっ子「もう嫌！！！（泣）」

先生「謝る時は真面目に謝れ」

俺「ごめんなさい」頭下げる

ぶりっ子「…」

先生「ぶりっ子これでいいか？」

ぶりっ子「…うん」

俺（チョロイぜ）

俺「じゃあもう帰っていいですか？」

先生「ああ気をつけてな」

俺「さようなら！」

ぶりっ子「ｻﾖｳﾅﾗ」

先生「ああ」

俺「あーあ誰かさんのせいで遅くなっちゃったｗ」

ぶりっ子「…」

俺「ほんと迷惑だわーｗ」

ぶりっ子「…」

俺「最悪だわーｗ」

ぶりっ子「…」

俺「じゃあなブスｗ」

ぶりっ子「うぅ…（泣）」その場に泣き崩れる

俺「また泣いたｗキモｗ」

ぶりっ子「うっ…うぅ（泣）」

俺「ばいび～ｗ」

翌日

先生「今日はぶりっ子が休みだ」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

友「お前なんかしたの？ｗ」

俺「さあｗ」

真面目メガネ「…」ｼﾞｰｯ

俺「こっち見んなよメガネブスｗ」

真面目メガネ「…」

先生「そこうるさいぞー」

先生「俺」

俺「はい？」

先生「休み時間ちょっと職員室に来てくれ」

俺「はーいｗ」

友「やっぱなんかやったのかｗ」

俺「なんもやってないっすよｗ」

先生「じゃあ俺の話は以上だ」

日直2「起立！礼！」

先生「おう来たか」

俺「なんか用っすか？」

先生「ぶりっ子なんだがな…具合が悪いわけでもないのに学校に行きたがらないそうだ」

俺「へぇー」

先生「多分…というか確実にお前のせいだからこの状態が続くようならお前もう一度ぶりっ子に謝らせるからな」

俺「はいはい」

先生「じゃあ行っていいぞ」

友「どうだった？ｗ」

俺「ぶりっ子が仮病使ってるらしいｗ」

友「へえ」

俺「それでなぜか俺のせいにされたｗ」

友「ｗｗｗｗｗ」

俺「次学校来たらまたいじめてやるわｗ」

友「まだやんのかよｗお前ぶりっ子のこと好きなのか？ｗ」

俺「ちげえよｗ」

真面目メガネ「…」ｼﾞｰｯ

俺「あ？見てんじゃねえよブス」

真面目メガネ「…」

翌日

ぶりっ子「…」

俺「あ！サボりのぶりっ子が学校に来てるｗ」

友「サボって人のせいにとか最低だよな」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ぶりっ子「…」

真面目メガネ「あんなの気にしないで」

ぶりっ子「…」ｺｸﾘ

俺「おっと手が滑った～ｗ」ﾊﾞｼｯ

ぶりっ子「っ…」

友「おっと俺も～」ﾊﾞｼｯ

ぶりっ子「……」ｼﾞﾜｯ

真面目メガネ「ちょっと！」

先生「どうしたー？」

俺「なんでもないよな？」

友「うんｗ」

真面目メガネ「先生！俺くんと友くんがぶりっ子さんに暴力を」

俺「手が滑っただけだし…なぁ？」

友「うんｗ」

俺「まぁでも謝っておくよｗごめんなさい」

友「ごめんな」

ぶりっ子「…」ｺｸﾘ

真面目メガネ「ちょっ…」

先生「…気をつけろよ」

俺「はーいｗ」

その日以降ぶりっ子が学校に来ることはなかった

最初はまたサボりかとか友と陰口を楽しんでいたが一週間もそれが続きすっかり陰口にも飽きた

そしていつの間にかぶりっ子のことなど忘れた

その後すぐに卒業となりぶりっ子がどうなったのかは知らない

END