寺田心「コロちゃん コロちゃん」
ｷﾞｭｯ

ココア「ずっとくまさんのぬいぐるみを持ち歩いてるんだね」

リゼ「テレビで言ってた通りだ」

寺田心「お姉ちゃんの頭に乗せてるそれも ぬいぐるみでしゅか？」

ティッピー「ｼﾞｯ…」

チノ「あ…これはティッピーです…この店の看板ウサギです…」

寺田心「かわいいでしゅね～」
ﾓﾐﾓﾐ

ティッピー「ﾁﾉ…」

ティッピー「ﾁﾉ…」

チノ「えっ…あっ！」

寺田心「えへへ」
ﾓﾐﾓﾐ

チノ「あの…ごめんなさい…ティッピーを触るのは コーヒー3杯目からなんですよ…」

寺田心「ふぁうっ？！」

寺田心「ごめんなしゃぁぁい…ぼくはただぁ…」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

チノ「あっ…すみません…」

寺田心「ぷりぃぃぃあああっ」

ココア「いいよ！心くんは特別だよっ！」

ココア「ほら！もっとティッピー触っていいよ！！」

寺田心「ほんとでしゅか？！ありがとうございまひゅ！！」
ﾓﾐﾓﾐ

ティッピー「ﾌﾞ…ﾌﾞﾋﾟ…」

チノ「ティッピー…許してあげてください…」

ティッピー「ｲﾃﾞｱ…」
ﾁｯ

ティッピー「ﾂ…」
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ティッピー「ﾂｧ！！ﾂｧ！！」

寺田心「！！」
ﾋﾞｸｯ

寺田心「えーん えーん」

ココア「いーけないんだーいけないんだー ティッピー泣かせた～」

ココア「ダウンタウンDXで言われちゃうよ～」

チノ「ごめんなさい…ティッピーも謝ってください…」

ココア「大丈夫だよ ココアお姉ちゃんがついてるからね」
ｷﾞｭｯ

寺田心「お姉ちゃん いい匂いでしゅ」

チノ「むぅ…！」

チノ「たまには私にもお姉ちゃんさせてください」
ｷﾞｭｰｯ

寺田心「こっちのお姉ちゃんもいい匂いでしゅね」

寺田心「あっちのお姉ちゃんも気になるでしゅ」

リゼ「えっ！！」

ココア「ほら リゼちゃん！お客さんから指名だよ！」

リゼ「えっ？！なっ…」

寺田心「お姉ちゃん」
ｷﾞｭｰｯ

寺田心「いい匂いでしゅ」
ﾊｧﾊｧﾊｧ

リゼ（か…かわいいっ…）

リゼ（私に妹か弟がいたらこんな感じだったのかな…）
ﾖｼﾖｼ

寺田心「ふかふかでしゅね～」
ﾓﾐﾓﾐ

リゼ（心くん 私が守護ってやるからな）

ココア「リゼちゃんずるい！」

チノ「ラテ2つできあがりましたよ」

寺田心「わぁいでしゅ！」
ｺﾞｸｯ

寺田心「アヂィッ！！」

寺田心「熱いでしゅ えっ えっ」

チノ「すみません…熱かったかな…？」

寺田心「うぅ…やけどしたでしゅ…」

ココア「お姉ちゃんが見てあげるからね…口を開けてごらん？」

寺田心「あーん」
ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

ココア「大丈夫！やけどしてないよ！」

リゼ「氷を入れた方がいいかもな」

チノ「えっ」

チノ「味が落ちるから嫌です…それだけは本当に勘弁してください…」

リゼ「チノ！！」

チノ「仕方ないので私がふーふーしてあげます」

チノ「ふー…ふー…」
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

リゼ「チノの肺活量じゃ無理だ 私がいっしょに手伝ってやる」

リゼ「ふーふー」
ﾌｰﾌｰ

チノ「ふーふー」
ﾌｰﾌｰ

寺田心「がんばれー！！」

ココア「わぁ！楽しそう！私もふーふーする！」

チノ「ふー…ふー…」
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

リゼ「ふーふー」

ココア「ふーふー」

寺田心「がんばれー！！」

リゼ「…」
ﾍﾟﾛｯ

リゼ「よし もういいだろう」

チノ「ﾊｧﾊｧ…」
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ココア「はい！心くん！私たちがふーふーしたんだよ！」

寺田心「…」

寺田心「卵かけごはんが食べたいのーーー！！」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ

ココア「？！」

リゼ「？！」

チノ「？！」

『？！！』

寺田心「卵かけごはん～～～！！卵かけごはん～～～！！」

寺田心「卵かけごはんが食べたいのーーー！！」

寺田心「た・ま・ご・か・け！！」

寺田心「ばあああああ！！」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ

ココア「卵かけごはん大好きなんだね」
ﾖｼﾖｼ

チノ「うちは喫茶店なので 卵かけごはんは…」

リゼ「よし！サービスで作ってあげよう！」

寺田心「本当でしゅか？！」

チノ「えっ…でもそんなことをしたら他のお客さんから…」

青山「…」
ｼﾞｯ

リゼ「大丈夫だよ 私がなんとかする」

ココア「じゃあ私 冷蔵庫から卵を持ってくるね」

チノ「じゃあその間 私は心くんと遊んどきます」
ｷﾞｭｯ

寺田心「お姉しゃん」
ｷﾞｭｯ

ティッピー「ｷｨｨｨｨｯ」
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ココア「あー！！卵がなーい！」

ココア「どうしようリゼちゃん！！卵がないよ～！」

リゼ「なに？！」

寺田心「卵かけごはん～！！」

チノ「あと15分くらいでできますからね」

寺田心「あんあー！！」
ﾊﾞｼﾊﾞｼｯ

寺田心がコロちゃんを殴っている！

ココア「早くしないと心くんが悲しむよ」

リゼ「でも卵が…」

リゼ「今から買ってこよう」

ココア「でもお正月だからスーパー混んでるよ…どうしよう…」

青山「どうしました？」

ココア「あっ 青山さん」

リゼ「寺田心くんが卵かけごはんを食べたがってるんだけど…」

リゼ「卵がなくって…」

リゼ「千夜もシャロも仕事が忙しいみたいで電話にでないし…」

青山「それなら私に任せてください」

青山さんが股を広げた

青山「んっ…くっ…うぅ…」
ﾌﾞｯ

青山「んっ…んっ…んっ…」
ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ

ﾎﾞﾄｯ

リゼ「す…すごい…」

ココア「青山さんが卵を産んじゃった！」

青山「私の中で温めた新鮮な卵です 卵かけごはん好きはこうやって体内に卵を持ち歩いてるんですよ～？？」

リゼ「よし！あとはこの卵をシェイクして！」

ココア「なんだかこの卵 べたべたするね」

リゼ「言うな」
ｺﾝｺﾝ

ココア「私に割らせて～」

ココア「卵 片手で割れるんだよ～」
ﾍﾞﾁｬ

リゼ「砕いてるぞ！」

リゼ「卵のカラが入って心くんがケガしたらどうするんだよ」

ココア「青山さんの卵だから大丈夫だよ！」
ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ココア「できた！ココア特製の卵かけごはんだよ！」
ｼﾞｬｰﾝ

寺田心「わぁいでしゅ！！」

ココア「どうぞ♪」
ｺﾞﾄｯ

リゼ「青山さんが温めたくれた卵だぞ」

寺田心「？」

チノ「あ 青山さんはうちの常連さんです」

青山「…」
ﾄﾞﾔｯ

寺田心「いただきま～っしゅ」

寺田心「うわっ！！くさっ！！」

ココア「！！」

リゼ「！！」

チノ「！！」

『！！！』

寺田心「白米のままでいいでしゅ」
ﾎﾟｲｯ

青山「(´；ω；｀)」

ココア「ごめんね 心くん…」

リゼ「今度はもっとおいしいのを作るから許してくれ…」

寺田心「もういいでしゅよ」

寺田心「卵かけごはん…食べたかったなぁ…」

チノ「心くん…」

チノ「くっ…！！」

チノが股を広げた！！

リゼ「な…なにやってるんだチノ？！」

チノ「あ…青山さんができたなら私もできるはずです…」
ﾌﾞｯﾌﾞｯ

ココア「卵を産もうとしてるの？！無理だよっ！死んじゃうよ！！」

チノ「んー！んー！」
ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

寺田心「がんばれー がんばれー」

ココア「チノちゃぁん…」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

TOKIO城島「心くーん！！」

『！！』

TOKIOの城島が卵かけごはんを持って駆けつけた！！

寺田心「リィィィダァァァァッ！！」

リゼ「すごい…チノ！しっかりしろ！おまえは助かったんだ！！」

チノ「ん…？ここは…天国…？」

ココア「よかったね…チノちゃん…」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

TOKIO城島「ゲホッ！！」
ﾄﾞｻｯ

ココア「城島！！」

寺田心「リィィィダァァァァッ！！」

リゼ「ここまでか…」

TOKIO松岡「あとはオレに任せて」

リゼ「！！」

TOKIO松岡「はい 心くん うちのリーダーが運んだ卵かけごはんだよ」

寺田心「おせぇよジジイ共（わぁい！ありがとうございましゅ！！）」

-1週間後

ｶﾜｲｲ ｶﾜｲｲ

ココア「あっ！みてみて！テレビに寺田心が出てるよ！！」

チノ「テレビでもかわいいですね」

シャロ「そうかしら？ただのぶりっ子じゃない」

リゼ「心くんはかわいいだろ」

シャロ「は…はい！！心くんかわいいです！！」

千夜「ラビットハウスに来たらしいわね うらやましいわ」

『この間 ひとりで喫茶店にいきまちた！うさぎさんがいまちた！』

千夜「これってラビットハウスのことじゃない？！」

ココア「すごーい！」

チノ「名前は出されていないとはいえ 少し照れますね…」

『卵かけごはんを頼んだら おばさんがおまたから卵を出してきまちた！』

ココア「…」

チノ「…」

リゼ「…」

シャロ「…」

千夜「…」


完