業者の人「ハンコお願いしまーす」

チノ「はーい」
ﾎﾟﾝｯ

業者の人「ありがとうございまーす」

チノ「おつかれさまです」

チノ「…」

チノ「！！」

チノ「なんですかこれ！！」

ココア「どうしたの？」

チノ「どうしたも大下もありませんよ！！」

チノ「なんでマドラーなんか20箱も注文したんですか？！」

ココア「あっ 2箱にするのを間違えちゃった」

チノ「2箱でも多いです！どうしてくれるんですか！」

ココア「発注ミスだね！」

チノ「…やはりココアさんにはまだ発注の仕事は早かったです…」

チノ「まったく…ココアさんのバカさには怒りを通り越してあきれます」

ココア「ごめんね…」

ティッピー「死ね」

チノ「許しません」
ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

ココア「…」

チノ「もうマドラーの件はいいです 私がなんとかしときます」

ココア「本当！？」

ココア「ありがとー チノちゃん！！」
ｷﾞｭｰｯ

チノ「離してください 邪魔です」

ココア「よーし！今日もお仕事がんばるぞー！！」

チノ「…」
ｲﾗｯ

チノ「昔から常々 思っていたことですが 改めて 心をこめて言わせていただきましょう」

チノ「あなたは天才です！」

チノ「本当に…この私の邪魔をすることにかけてはねぇーーーっ！」

ココア「だからさっきから謝ってるでしょ！ちょっとしつこいよ！」

リゼ「2人ともやめろ！」

リゼ「チノ…悔しいのはわかるけど ココアだってチノを困らせようと思ってやったわけじゃないんだぞ」

ココア「そうだよ」

チノ「す…すみません…でした…」

リゼ「ココアも もうこんなミスはしないよな」

ココア「当たり前だよ！」

チノ（まったく リゼさんはココアさんに甘すぎです）

ココア「とろけるミルクココアッアッアッアッ♪」

チノ「ココアさん」

ココア「またマドラーのことー？！」

チノ「接客態度のことですよ お客さんには笑顔で対応してください」

ココア「してるよー 青山さんにはー！」

チノ「青山さんだけ笑顔で対応しても仕方ないです みんなに笑顔で対応してください」

ココア「でも青山さんにも笑顔で接客しないのと 青山さんにだけ笑顔で接客するのだったら？」

チノ「それは…うちの理念は1人でも多くの方を笑顔にする…なので後者ですが…」

ココア「ほらね！！」

チノ「屁理屈ばっかりで話になりません」

ココア「どこにいくの？コンビニいくならジュース」

チノ「お風呂ですよ！！」

ココア「いっしょに入ろうよ～」

チノ「嫌です ガキじゃないんですから」

ココア「ちぇ」

ココア（どうしてチノちゃんは あんなに怒りん坊さんなんだろ）

ココア（チノちゃんも疲れてるんだろうなぁ）

ココア（チノちゃんを笑顔にしてあげたいな）

ココア（そうだ！パンツを隠そう）
ｻｯ

チノ「あ…あれ…？私のパンツがありません…」

チノ「ど…どこへいってしまったのでしょう…」
ｷｮﾛｷｮﾛ

チノ「ここかな…」

ココア「標準よし！」

チノ「？！」

ココア「カンチョー！！」
ｸﾞｻｯ

チノ「ああああああッ？！！」
ﾍﾞﾘﾍﾞﾘﾍﾞﾘｯ

ココア「えいえいえいっ！！」
ｸﾞｸﾞｸﾞｯ

チノ「やめっ…やめてェェェェッ！！」
ﾍﾞﾘﾍﾞﾘﾍﾞﾘｯ

チノ「ｶﾞﾁｶﾞﾁｶﾞﾁ」
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

チノちゃんは青ざめた顔で
お尻から血を流し倒れていた

ココア「チノちゃん？」

ココア「チーノーちゃん！」

ココア「チノちゃんってばー」
ｶｼｬｯ

チノ「…ｩｰｷｭｰｼｬ…」
ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

ココア「どうしたの？チノちゃん？」

チノ「…ｷｭｰｷｭ…」
ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

ココア「チノちゃーん？」

チノ「ｷｭｳ…ｷｭｳ…」
ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

チノ「」
ｶﾞｸｯ

ココア「チノちゃん？！」

-なぞのばしょ

チノ「ここは…？」

チノ「…そうだ…仕事しないと…今日は土曜日…お客さんが多いのでちゃんとしてくださいよ…」

チノ「ココアさん？」

チノ「…！！」

チノの母「チノ…」

チノ「あ…あなたは…もしかして…！！」

-病院

チノ「ハッ！！」
ﾊﾟﾁｯ

チノ「夢…？じゃあここは…」
ｽﾞｷｯ

チノ「痛ァッ！！」

タカヒロ「目が覚めたか」

チノ「お父さん 私はどうなってしまったんですか…」

タカヒロ「落ち着いて聞いてくれ」

タカヒロ「お医者さんのおかげで人口肛門にならなくてすんだが…後遺症が残った」

チノ「後遺症…！？」

タカヒロ「トイレで力んだときなんかに お尻の穴から腸が出やすくなってしまったらしい」

チノ「？！」

チノ「な…なんでそんなことに…わ…私…」

タカヒロ「ココアくんも チノを驚かそうと思ってやったらしい」

タカヒロ「悪気はなかった…ココアくんを責めないでやってくれ…」

チノ「悪気はなかったって…悪気がなかったらなにをしても」
ｽﾞｷｯ

チノ「うぅ…」

チノ（どうなってしまったんですか 私の体…）
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

-1週間後・ラビットハウス

チノ「ようやく 退院できました」

ココア「あっ チノちゃん ケツの穴の調子はどう？」

リゼ「や…やめろ…ココア…」

チノ「まぁまぁですよ おかげさまでね」

ココア「仕事中に腸が出ちゃったときはすぐにいってね お姉ちゃんがなんとかするよ！」

チノ「………はい」

リゼ「チノ 今日は座ってろ 私とココアでなんとかするから」

シャロ「これ退院祝い リンゴよ」

チノ「ありがとうございます」

ココア「盗んだものじゃないよね？」

千夜「私からはこれ 甘兎庵の100円割引券よ」

チノ「すみません ありがとうございます」

ココア「500円くらいにしたらいいのに」

チノ（ココアさん…）

チノ（私が入院しているとき ずっとなにを考えていたのかわかりますか…？）

チノ（動く度に肛門に走る激痛…脱腸の恐怖に怯えながらのトイレ…お医者さんに私の肛門を見せる恥辱…）

チノ（これら全てをココアさんにも味わってほしい…）

チノ（私と同じ目に遭ってくれますよね…？）

チノ（私たちは“姉妹”なんですから………）

ココア「いらっしゃいませー！！」

チノ「！」

ココア「はい！はい！」

チノ（ココアさん…）

ココア「キリマンジャロ一丁ーーーっ！！」

『あいよー』

チノ（ちゃんと仕事できてる…）

リゼ「ココアのやつ チノのあいた穴を埋めるためにがんばってるんだ」

チノ「えっ」

ココア「いらっしゃいませっ！ご案内しますね！」

チノ「苦手な接客も自分から…」

ココア「青山さん！シュガーとミルクは必要な分だけにしてください！」

青山「バレちゃいました すみませ～ん」

チノ「ちゃんとお客さんにも注意を………」

チノ「ココアさん………」

チノ（でも脱腸はしてもらいます）

ココア「お風呂♪お風呂♪」

チノ（手口はココアさんがやったのと同じですよ）

チノ（パンツを隠して タンスからとろうとしゃがんだところを）

チノ（ココアさんの肛門を私の指で貫く！）

ココア「あれー？私のパンツがないよー」

チノ（しゃがめ！）

ココア「まぁいいや パンツはくのめんどくさいし」

チノ「？！」

チノ「くっ…今しかない！」

チノ「五郎丸ーーーっ！！」

ココア「チノちゃん？！」

ｸﾞｷｸﾞｷｸﾞｷｯ

ｸﾞｷｸﾞｷｸﾞｷｯ

チノ「ｶﾞﾁｶﾞﾁｶﾞﾁ」
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

チノちゃん 指先 粉砕骨折

ココア「チノちゃん？」

ココア「チーノーちゃん！」

ココア「チノちゃんってばー」
ｶｼｬｯ

チノ「…ｩｰｷｭｰｼｬ…」
ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

ココア「どうしたの？チノちゃん？」

チノ「…ｷｭｰｷｭ…」
ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

ココア「チノちゃーん？」

チノ「ｷｭｳ…ｷｭｳ…」
ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

チノ「」
ｶﾞｸｯ

完