1: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 06:54:49.67 :GPAqBAd20
!注意!
ラブライブ!『μ's』SSです。
このSSはフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
……が、敬称略にて失礼致します。
暖かい世界が嫌いな人は、即ブラウザバックを強く推奨します。
!注意!
!注意!
ラブライブ!『μ's』SSです。
このSSはフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
……が、敬称略にて失礼致します。
暖かい世界が嫌いな人は、即ブラウザバックを強く推奨します。
!注意!
2: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 06:55:23.17 :GPAqBAd20
南條「…………」
南條「…………」
3: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 06:56:00.40 :GPAqBAd20
─────────────────────
南條「──あれから、時間が経ったな」
南條「うん、時間が経った……」
新田「どうしたの? ぼんやりして」
南條「ちょっと今までの事を思い出しててね」
内田「……色々あったもんね」
─────────────────────
南條「──あれから、時間が経ったな」
南條「うん、時間が経った……」
新田「どうしたの? ぼんやりして」
南條「ちょっと今までの事を思い出しててね」
内田「……色々あったもんね」
4: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 06:57:21.27 :GPAqBAd20
南條「正直、大変だった。
でも、それは誰もが同じだし……」
南條「みんなの──これは、ファンの方々や裏方さんたちも含めた、なんだけどね。
みんなのおかげで、私はここまで頑張ってこれたんだ」
pile「なんちゃん……」
南條「だから、ありがとう。みんな」
徳井「それは私たちもだよ」
南條「えっ?」
南條「正直、大変だった。
でも、それは誰もが同じだし……」
南條「みんなの──これは、ファンの方々や裏方さんたちも含めた、なんだけどね。
みんなのおかげで、私はここまで頑張ってこれたんだ」
pile「なんちゃん……」
南條「だから、ありがとう。みんな」
徳井「それは私たちもだよ」
南條「えっ?」
5: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:00:02.75 :GPAqBAd20
楠田「ファイナルライブが終わって、新しい『ラブライブ!』が始まって……」
飯田「普通だったら、μ'sの勢いは無くなるよね」
三森「でも、私たちは……どこか心残りがあった。
あの時の年末やファイナルライブだって、いつもと同じ、それぞれが出来る事を精一杯やりはしたけど……」
飯田「やっぱり、みんなで出たかったんだよ。紅白」
南條「……ごめん」
楠田「ファイナルライブが終わって、新しい『ラブライブ!』が始まって……」
飯田「普通だったら、μ'sの勢いは無くなるよね」
三森「でも、私たちは……どこか心残りがあった。
あの時の年末やファイナルライブだって、いつもと同じ、それぞれが出来る事を精一杯やりはしたけど……」
飯田「やっぱり、みんなで出たかったんだよ。紅白」
南條「……ごめん」
6: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:01:43.43 :GPAqBAd20
久保「ううん、よしのんのあの時があったから、今のμ'sがあるんだ」
南條「えっ?」
新田「常に今が最高だから、後悔は無いし満足も納得もしてた。
でも、常に今が最高だからこそ、心残りもあった」
内田「9人全員で、紅白の舞台に立ちたかったって」
pile「だからこそ、次に繋げられたんだよ。まだ先があったんだよ。
μ'sは」
楠田「未だにこうしてμ'sを続けてこられたのは、奇跡だと思う」
飯田「しかも、またこの場所に、今度はμ'sのフルメンバーで帰ってこれるなんてね」
久保「ううん、よしのんのあの時があったから、今のμ'sがあるんだ」
南條「えっ?」
新田「常に今が最高だから、後悔は無いし満足も納得もしてた。
でも、常に今が最高だからこそ、心残りもあった」
内田「9人全員で、紅白の舞台に立ちたかったって」
pile「だからこそ、次に繋げられたんだよ。まだ先があったんだよ。
μ'sは」
楠田「未だにこうしてμ'sを続けてこられたのは、奇跡だと思う」
飯田「しかも、またこの場所に、今度はμ'sのフルメンバーで帰ってこれるなんてね」
7: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:02:56.10 :GPAqBAd20
三森「これも、ここまであった、やって来た事に何一つ無駄が無かったから。
良い事も苦しい事も、全部無駄が無かったから。
その一つひとつの積み重ねを、自分が出来る精一杯でやってきた結果」
徳井「これは、ファイナルライブや紅白だけじゃなくて、そこに至るまでの全部が、ね」
pile「だからね、なんちゃん、私たちからもありがとうなんだ」
南條「みんな……」
久保「たぶん、よしのんも同じなんじゃないかな」
南條「えっ?」
三森「これも、ここまであった、やって来た事に何一つ無駄が無かったから。
良い事も苦しい事も、全部無駄が無かったから。
その一つひとつの積み重ねを、自分が出来る精一杯でやってきた結果」
徳井「これは、ファイナルライブや紅白だけじゃなくて、そこに至るまでの全部が、ね」
pile「だからね、なんちゃん、私たちからもありがとうなんだ」
南條「みんな……」
久保「たぶん、よしのんも同じなんじゃないかな」
南條「えっ?」
8: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:04:38.65 :GPAqBAd20
楠田「私たちはありがたい事に、あれからも色々な仕事を頂いた。
なんちゃんやパイちゃんは、それぞれで紅白に出た年もあったよね。
でも……」
南條「……そうだね。
その時も嬉しかった。本当に嬉しかった。みんなにもお祝いして貰ったし……」
pile「うん!」
新田「楽しかったねえ、あの飲み!」
楠田「私たちはありがたい事に、あれからも色々な仕事を頂いた。
なんちゃんやパイちゃんは、それぞれで紅白に出た年もあったよね。
でも……」
南條「……そうだね。
その時も嬉しかった。本当に嬉しかった。みんなにもお祝いして貰ったし……」
pile「うん!」
新田「楽しかったねえ、あの飲み!」
9: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:14:26.49 :GPAqBAd20
南條「けど……」
南條「……うん、シカコのいう通り、私もだよ」
南條「ずっと、ずっと心残りだった。
あの頃の膝の状態だと、本当にどうしようもなくて……」
楠田「わかってる。
紅白だけじゃない。苦しんで、悩んでいたのを誰よりもずっと見てきたんだもん。わかってるよ」
新田「しかも、色々な人が関わる事だもんね。
私たちだって、自分の力じゃあどうにもならない事は沢山あったから、よくわかる」
南條「でも、やっぱり……」
南條「私だってずっとずっと、μ'sとして、思う存分舞台に立ちたかった……!」
南條「けど……」
南條「……うん、シカコのいう通り、私もだよ」
南條「ずっと、ずっと心残りだった。
あの頃の膝の状態だと、本当にどうしようもなくて……」
楠田「わかってる。
紅白だけじゃない。苦しんで、悩んでいたのを誰よりもずっと見てきたんだもん。わかってるよ」
新田「しかも、色々な人が関わる事だもんね。
私たちだって、自分の力じゃあどうにもならない事は沢山あったから、よくわかる」
南條「でも、やっぱり……」
南條「私だってずっとずっと、μ'sとして、思う存分舞台に立ちたかった……!」
10: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:20:48.72 :GPAqBAd20
Pile「うん。ずっと、気持ちは一つだったよね」
徳井「衝突もあった」
三森「すれ違いも」
内田「つまらない雑音も、山ほどあった」
久保「みんなが、みんなの辛い横顔を見てきたね」
徳井「自分の事で精一杯で、なにも出来なくて……歯がゆい思いをした時もあった」
楠田「でも、心の奥底では一つだった」
新田「最初の最初からやってきた仲間だからね」
Pile「うん。ずっと、気持ちは一つだったよね」
徳井「衝突もあった」
三森「すれ違いも」
内田「つまらない雑音も、山ほどあった」
久保「みんなが、みんなの辛い横顔を見てきたね」
徳井「自分の事で精一杯で、なにも出来なくて……歯がゆい思いをした時もあった」
楠田「でも、心の奥底では一つだった」
新田「最初の最初からやってきた仲間だからね」
13: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:26:49.73 :GPAqBAd20
南條「ありがとう。
私、みんなの事が大好きだよ……! 」グスッ
飯田「ふふっ、そんなの、私たちだって!」
新田「あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?」
コンコン。
Pile「? どうぞ」
ガチャッ。
西川貴教「やあ!」
南條「ありがとう。
私、みんなの事が大好きだよ……! 」グスッ
飯田「ふふっ、そんなの、私たちだって!」
新田「あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?」
コンコン。
Pile「? どうぞ」
ガチャッ。
西川貴教「やあ!」
15: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:30:16.20 :GPAqBAd20
新田「に、西川さんっ!」
μ's全員スタンド・アップ!
内田「ど、どうされたんですか?」
西川「僕も君たちも、今回の紅白のトリに抜擢されただろ?
だから、本番直前に『負けないぞ!』 って言いたくてね」
Pile「あ、ありがとうございます!」
南條「わざわざ来て頂いて恐縮です!」
西川「いやいや。
現場入りしてすぐに挨拶はして貰ってるし、そういうのは気にする事はないよ。
僕が来たいから来ただけだからね」
新田「に、西川さんっ!」
μ's全員スタンド・アップ!
内田「ど、どうされたんですか?」
西川「僕も君たちも、今回の紅白のトリに抜擢されただろ?
だから、本番直前に『負けないぞ!』 って言いたくてね」
Pile「あ、ありがとうございます!」
南條「わざわざ来て頂いて恐縮です!」
西川「いやいや。
現場入りしてすぐに挨拶はして貰ってるし、そういうのは気にする事はないよ。
僕が来たいから来ただけだからね」
16: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:35:09.71 :GPAqBAd20
西川「それにしても、とうとう完全体の……いや、パーフェクト・μ'sが紅白にやって来たか」
楠田「長い道のりでした」
西川「今でも、当時の君たちの姿を昨日の事のように思い出すよ」
西川「あんときは まだ中坊くささが残ってたけどな」センドウ!
徳井「にゃろう…」ルカワ!
西川「はははっ!
じゃあまた後で。お互いに最高のパフォーマンスで勝負だぞ!」
μ's『はいっ!!!!!』
バタンッ。
南條「……そろそろ時間か」
内田「私たちも行かなきゃね」
西川「それにしても、とうとう完全体の……いや、パーフェクト・μ'sが紅白にやって来たか」
楠田「長い道のりでした」
西川「今でも、当時の君たちの姿を昨日の事のように思い出すよ」
西川「あんときは まだ中坊くささが残ってたけどな」センドウ!
徳井「にゃろう…」ルカワ!
西川「はははっ!
じゃあまた後で。お互いに最高のパフォーマンスで勝負だぞ!」
μ's『はいっ!!!!!』
バタンッ。
南條「……そろそろ時間か」
内田「私たちも行かなきゃね」
17: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:35:35.96 :GPAqBAd20
新田「よし! じゃあみんなっ!」
新田「よし! じゃあみんなっ!」
18: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:40:40.95 :GPAqBAd20
新田「1!」
内田「2!」
三森「3!」
Pile「4!」
飯田「5!」
久保「6!」
徳井「7!」
楠田「8!」
南條「9!」
μ's『μ's、ミュージック……スタート!!!!!!!!!』
──今が最高──
──今も、最高!──
『みんなで叶える物語』、今宵も開幕!
新田「1!」
内田「2!」
三森「3!」
Pile「4!」
飯田「5!」
久保「6!」
徳井「7!」
楠田「8!」
南條「9!」
μ's『μ's、ミュージック……スタート!!!!!!!!!』
──今が最高──
──今も、最高!──
『みんなで叶える物語』、今宵も開幕!
19: ◆DtyewqsIqtbm:2016/01/05(火) 07:41:23.56 :GPAqBAd20
以上です。
夢でも良い。私は夢想します。
それでは、またご縁があれば。
以上です。
夢でも良い。私は夢想します。
それでは、またご縁があれば。
コメント