清原「それでは本日のヒーローインタビューです！今日の主役は！もちろん！清原選手です～！」

清原「いや～ありがとうございます！」

清原「すごいですね清原さん！最後のホームラン！東京ドームの天井を突き抜けていきましたよ！」

清原「あれは自分でもびっくりしました！ピッチャーがヘボい球を投げるからつい力みすぎてしまって……」

清原「いや～っそうは言ってもさすがは清原選手！他球団からは年棒１０倍の条件での移籍の話もあるそうですが？」

清原「僕の心は金じゃ買えませんよ。僕はただ子供の頃からの夢だったこのユニフォームを着て野球をやりたいだけですから。」

清原「渋いーっ！渋すぎるーっ！」

清原「いいぞー清原～！」

清原「きーよはらっ！きーよはらっ！」

清原「巷では、ＰＬ以来のＫＫコンビ復活の噂もありますが？」

清原「どうなんでしょうね。僕が高卒ドラフト１位で巨人に入り４番に立ってからもう３０年になります。」

清原「時間の流れは早いですね」

清原「しかしです。僕がいくら巨人で待っていても、桑田はまだ３０年で１勝すらしていない。あれでは巨人のユニフォームは着れません」

清原「確かに。桑田は情けで他球団に入れてもらったものの、投げては打たれ投げては打たれのまるで成長なしですからね」

清原「あんなカスはいっそ野球なんかやめちまえばいい。そう思いませんか、みなさん！」

清原「そうだーっ！」

清原「やめちまえーっ！」

清原「ＰＬの面汚しーっ！」

清原「しかし！僕は心のどこかでまだ彼を信じています！いつか！彼が１勝したら！僕の口利きで年棒１０００円で巨人に入れてやってもいいです」

清原「うおおーっ！さすが男清原だーっ！」

清原「清原さんかっこいいーっ！」

刑務官Ａ「おい…ちょっとやばいんじゃないか？」

刑務官Ｂ「…ううむ…まあ変に関わっても俺達の仕事が増えるだけだし…」

刑務官Ａ「だな…ほっとくか…シャブ中なんて構ってるほど暇じゃないしな」

刑務官Ｂ「さあ、見回り、見回り！」

刑務官Ａ「ええーと…次の部屋は…あっ、こいつも野球の奴だ！」

刑務官Ｂ「ああ…斎藤佑樹か…あいつも面倒なんだよなあ…」

刑務官Ａ「こいつも薬関係で入ってるの？」

刑務官Ｂ「ああ、あんまり成績が悪いんで球界追放になってな。錯乱状態で車を運転して歩行者の列に突っ込んだらしいよ。何年前のことだったかな」

刑務官Ａ「野球の世界も大変なんだな…あっ、何かブツブツ聞こえるぞ！」

刑務官Ｂ「ちょっと聞き耳を立ててみるか」

てょ「……人間は…学歴なんだ…高卒は…クズなんだ…」

てょ「料理の上手い嫁なんて…いらない…」

てょ「外食をすれば済むことだ…」

てょ「アメリカに住むなんて…バカのやることだ…」

てょ「住むなら…やっぱり…青山だ…」

てょ「俺は…早稲田卒なんだ…」

てょ「本だって…いっぱい出してるんだ…」

てょ「ちきしょう…それなのに…全財産を賭けて買ったカイエンで……歩行者の列に突っ込んじまうなんて……」

てょ「金がなかったから中古で買ったせいで…ブレーキが壊れてたなんて……」

てょ「俺が悪いんじゃない…中古車屋が悪いんだ…俺は…おれは……こんなところに…」

てょ「うおおーっ！出してくれーっ！こっから出してくれーっ！！」


ﾋﾞｯﾀｰﾝ


刑務官Ａ「うおおっ！扉に体当たりしてきやがった！」

刑務官Ｂ「ああ…あいつ感情が高ぶるといつもこうなんだ」

刑務官Ａ「そ、そうなのか…ああびっくりした…」

刑務官Ｂ「さあ、見回り、見回り！」

刑務官Ａ「えっと…次の部屋は…あっ！この子！どっかで見た顔だな…」

刑務官Ｂ「ああ、こいつはベッキーだ。休業した後にすぐに不倫相手に捨てられてな。ショックで薬に逃げたらしい」

刑務官Ａ「へぇー。痩せすぎててわからなかったよー何かブツブツ聞こえるな…」

刑務官Ｂ「ちょっと盗み聞きしてみるか…」

ベッキー「ねえねえ、私が一番興奮したプレイ覚えてる？」

ベッキー「なあにい？」

ベッキー「やっぱり生放送中にリモコンバイブで責められた時だよお。服の下は亀甲縛りだったしさあ」

ベッキー「そんなこともあったねえ」

ベッキー「お嫁さんの留守中にお嫁さんの部屋でセックスしまくったのもよかったなあ。またしたいねえ」

ベッキー「そうだねえ」
ベッキー「また奥さんに電話をかけさせながら高速手コキしてあげるからねえ」

ベッキー「楽しみだなあ」

ベッキー「早く刑期終わらないかなあ」

刑務官Ａ「…………」

刑務官Ｂ「……………」

刑務官Ａ「…ちょっとムラムラ…してきたな…」

刑務官Ｂ「…まあ…元々はかわいい顔した子だったしな……」

刑務官Ａ「…この子が…後で何を言っても……それは薬中の戯言で済むのかな…？」

刑務官Ｂ「…まあ…そうなるな……」

刑務官Ａ「…ちょっと……俺…彼女の願望…叶えてあげようかな…」

刑務官Ｂ「…いや…やめとけ……」

刑務官Ａ「そ、そうだよな……俺…あ、あの……なんてバカなこと……」

刑務官Ｂ「わかってる。誰にも言わないよ。先に行ってろ。この先の部屋にまた田代が入ってきたからさ。」

刑務官Ａ「あ、ありがとな……じゃ……先に行ってるわ……」

ﾀｯﾀｯﾀｯ


刑務官Ｂ「……………」

ｶﾞﾁｬｯ


刑務官Ｂ「…やあベッキー……こっちを向きな……」




完