1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:04:24.102 :9AkLfcWUa.net
俺「そ、そんな、俺ただの一般人ですよ?」
美人エージェント「お嬢様の趣味嗜好は少し偏りがありまして……日誌や普段の会話から好みの男性を割り出しました」
俺「そ、その好みの男性っていうのが、お、俺……?」
美人エージェント「お嬢様はこの先社交界にて数多くの英傑を相手にする事になる……しかしお嬢様には女としての艶が足りていません。経験を積んで頂かねば」
俺「そ、それだけの理由で俺にお嬢様を抱けと?」
美人エージェント「理由はそれだけではないのですが……とりあえず手付金として200万円を。成功報酬として5000万円と財閥からの永続的なバックアップを保証します」
俺「こ、断る訳には……」
美人エージェント「断る理由がありますか?」
俺「だ、だって俺、童貞なんですよ!?こ、これでも初めては好きな人にって決めてるんだ!」
美人エージェント「はぁ……なら童貞じゃなくなればその安っぽいプライドも消えますね」ツカツカ
俺「えっえっ来ないで」
美人エージェント「童貞なんて大した事じゃないって教えてあげますよ」
俺「ギャアー」
俺「そ、そんな、俺ただの一般人ですよ?」
美人エージェント「お嬢様の趣味嗜好は少し偏りがありまして……日誌や普段の会話から好みの男性を割り出しました」
俺「そ、その好みの男性っていうのが、お、俺……?」
美人エージェント「お嬢様はこの先社交界にて数多くの英傑を相手にする事になる……しかしお嬢様には女としての艶が足りていません。経験を積んで頂かねば」
俺「そ、それだけの理由で俺にお嬢様を抱けと?」
美人エージェント「理由はそれだけではないのですが……とりあえず手付金として200万円を。成功報酬として5000万円と財閥からの永続的なバックアップを保証します」
俺「こ、断る訳には……」
美人エージェント「断る理由がありますか?」
俺「だ、だって俺、童貞なんですよ!?こ、これでも初めては好きな人にって決めてるんだ!」
美人エージェント「はぁ……なら童貞じゃなくなればその安っぽいプライドも消えますね」ツカツカ
俺「えっえっ来ないで」
美人エージェント「童貞なんて大した事じゃないって教えてあげますよ」
俺「ギャアー」
11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:07:40.643 :9AkLfcWUa.net
俺「ふうー……」タバコスパー
美人エージェント「どうでしたか?童貞を捨てる前と今で、何か心境に変化は?」
俺「いや、特にないですね……なんか変な事にこだわってたなあ、俺」
美人エージェント「ふふ、皆そんなものです……あら?まだ元気ですね」
俺「あっと……こりゃ申し訳ありません」
美人エージェント「初めてですものね……私は構いませんから、もう少し楽しんで下さい」
俺「い、いいのぉ?」
俺「ふうー……」タバコスパー
美人エージェント「どうでしたか?童貞を捨てる前と今で、何か心境に変化は?」
俺「いや、特にないですね……なんか変な事にこだわってたなあ、俺」
美人エージェント「ふふ、皆そんなものです……あら?まだ元気ですね」
俺「あっと……こりゃ申し訳ありません」
美人エージェント「初めてですものね……私は構いませんから、もう少し楽しんで下さい」
俺「い、いいのぉ?」
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:10:04.251 :9AkLfcWUa.net
俺「んあ……ふぁぁ……なんかすげー夢見たな、溜まってんのかな」
俺「あれ……200万円……それから、キスマークの付いた置き手紙、トーストとベーコンエッグ……」
俺「夢じゃないんだぁ……なんかまずい事に足突っ込んだ気がする」
俺「置き手紙には、今日の5時に指定の場所に行けって書かれてるな……仕方ない、乗りかかった船だ。やってやるか」
俺「んあ……ふぁぁ……なんかすげー夢見たな、溜まってんのかな」
俺「あれ……200万円……それから、キスマークの付いた置き手紙、トーストとベーコンエッグ……」
俺「夢じゃないんだぁ……なんかまずい事に足突っ込んだ気がする」
俺「置き手紙には、今日の5時に指定の場所に行けって書かれてるな……仕方ない、乗りかかった船だ。やってやるか」
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:13:24.717 :HhKbgefLa.net
俺「ここでいいのかなぁ……すみませーん」
トレーナー「おう、来たな!この下手くそ野郎!」
俺「へ、下手くそ野郎!?」
トレーナー「あんた、昨日女抱いたんだろ?」
俺「え、ええ」
トレーナー「正直痛かった、高速手マンが拷問だったって言ってたぞ」
俺「……」
トレーナー「なあに、恥じる事はない!童貞には良くある事だ!今から改善して行けばいいんだよ!女の喜ばせ方、教えてやらぁ!」
俺「……は、はい!お願いします!」
俺「ここでいいのかなぁ……すみませーん」
トレーナー「おう、来たな!この下手くそ野郎!」
俺「へ、下手くそ野郎!?」
トレーナー「あんた、昨日女抱いたんだろ?」
俺「え、ええ」
トレーナー「正直痛かった、高速手マンが拷問だったって言ってたぞ」
俺「……」
トレーナー「なあに、恥じる事はない!童貞には良くある事だ!今から改善して行けばいいんだよ!女の喜ばせ方、教えてやらぁ!」
俺「……は、はい!お願いします!」
18:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:15:47.012 :HhKbgefLa.net
俺「し、舌が攣りました……おまけに腱鞘炎ですぅ……」
トレーナー「ふうむ、まだまだだな!今日はこれくらいにしておくか」
俺「あ、ありがとうございました……」
俺「し、舌が攣りました……おまけに腱鞘炎ですぅ……」
トレーナー「ふうむ、まだまだだな!今日はこれくらいにしておくか」
俺「あ、ありがとうございました……」
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:25:03.956 :HhKbgefLa.net
俺「今日は疲れたなぁ……」
美人エージェント「お帰りなさいませ」
俺「うわぁ!なんでいるんだよぉ!」
美人エージェント「私は栄養士でもありまして、今日からあなたの台所を預からせてもらいます」
俺「そ、そうなの……ん、いい匂い」
美人エージェント「これからお嬢様の相手をしてもらうに当たって、体調は万全にしておかねばなりませんから」
俺「あれ?でもこれ、一人分しかないよ?」
美人エージェント「私は仕事の後で食事を済ませます。構わず食べてください。良く噛んで」
俺「……1人で食べるの?」
美人エージェント「その通りです」
俺「……」スタスタ
美人エージェント「な、何をしているのですか?」
俺「いいからいいから」
俺「今日は疲れたなぁ……」
美人エージェント「お帰りなさいませ」
俺「うわぁ!なんでいるんだよぉ!」
美人エージェント「私は栄養士でもありまして、今日からあなたの台所を預からせてもらいます」
俺「そ、そうなの……ん、いい匂い」
美人エージェント「これからお嬢様の相手をしてもらうに当たって、体調は万全にしておかねばなりませんから」
俺「あれ?でもこれ、一人分しかないよ?」
美人エージェント「私は仕事の後で食事を済ませます。構わず食べてください。良く噛んで」
俺「……1人で食べるの?」
美人エージェント「その通りです」
俺「……」スタスタ
美人エージェント「な、何をしているのですか?」
俺「いいからいいから」
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:31:39.536 :HhKbgefLa.net
俺「よおし、出来たぞ!俺特性こってり焼きそばだ!」
美人エージェント「何をしているのですか。私の料理に加えてこれを食べるとカロリーオーバーになってしまいますよ」
俺「違うよ、こりゃあんたの食事!」
美人エージェント「え?」
俺「メシはみんなで食べると楽しいんだよ!テレビでも見ながら、さ」
美人エージェント「……そうですか……納得はしていませんが、貴方がそれで満足するなら、頂きます」
俺「頂きまーす!ん、こりゃ……肉かと思ったら甘く煮たコンニャクだ!美味い!」
美人エージェント「ずっ、ずぞぞ……けふっ、けふっ」
俺「そっちはどう?」
美人エージェント「あ、味が濃くて脂っぽくて……申し訳ありませんが、私の好みでは……」
俺「あ……そうなの……」
美人エージェント「……分かりました。次からは2人分を用意します。それで構いませんね?」
俺「あ、うん……」
俺「よおし、出来たぞ!俺特性こってり焼きそばだ!」
美人エージェント「何をしているのですか。私の料理に加えてこれを食べるとカロリーオーバーになってしまいますよ」
俺「違うよ、こりゃあんたの食事!」
美人エージェント「え?」
俺「メシはみんなで食べると楽しいんだよ!テレビでも見ながら、さ」
美人エージェント「……そうですか……納得はしていませんが、貴方がそれで満足するなら、頂きます」
俺「頂きまーす!ん、こりゃ……肉かと思ったら甘く煮たコンニャクだ!美味い!」
美人エージェント「ずっ、ずぞぞ……けふっ、けふっ」
俺「そっちはどう?」
美人エージェント「あ、味が濃くて脂っぽくて……申し訳ありませんが、私の好みでは……」
俺「あ……そうなの……」
美人エージェント「……分かりました。次からは2人分を用意します。それで構いませんね?」
俺「あ、うん……」
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:36:26.789 :HhKbgefLa.net
俺「はぁ、はぁ……」
トレーナー「ようし、筋トレはこれで終了だ!女はやはりいい体の女が好きだからな!」
俺「な、なんか短期間なのに凄く体が絞れれてる気がします……」
トレーナー「適切な食事、適切なトレーニングをすれば誰でも良い体になる!さて、次は女性器についての教材ビデオだ!訓練も良いが、座学も怠ってはいけないぞ!」
俺「は、はいぃ」
俺「はぁ、はぁ……」
トレーナー「ようし、筋トレはこれで終了だ!女はやはりいい体の女が好きだからな!」
俺「な、なんか短期間なのに凄く体が絞れれてる気がします……」
トレーナー「適切な食事、適切なトレーニングをすれば誰でも良い体になる!さて、次は女性器についての教材ビデオだ!訓練も良いが、座学も怠ってはいけないぞ!」
俺「は、はいぃ」
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:41:37.347 :HhKbgefLa.net
俺「ただいまー」
美人エージェント「お帰りなさいませ、今日はカレーでございます」
俺「おお、カレー!大好きです!」
美人エージェント「それは良かったです……でも、コンニャク米ですよ」
俺「それくらい気にしませんよ。我慢せず食べられて、しかも美味しいですからね。旦那さんは幸せだろうなぁ」
美人エージェント「旦那?ふふ、まさか。この仕事してて男性に縁なんてありませんよ」
俺「ええ?そうなの、勿体無いなあ」
美人エージェント「毎日あちこち走り回って仕事していますから……正直なところ、貴方と食事する時間が、一番気楽でして」
俺「あら、そーなの。テレビでも見ながら食べよっか」
美人エージェント「……はい、そうしましょう」
俺「ただいまー」
美人エージェント「お帰りなさいませ、今日はカレーでございます」
俺「おお、カレー!大好きです!」
美人エージェント「それは良かったです……でも、コンニャク米ですよ」
俺「それくらい気にしませんよ。我慢せず食べられて、しかも美味しいですからね。旦那さんは幸せだろうなぁ」
美人エージェント「旦那?ふふ、まさか。この仕事してて男性に縁なんてありませんよ」
俺「ええ?そうなの、勿体無いなあ」
美人エージェント「毎日あちこち走り回って仕事していますから……正直なところ、貴方と食事する時間が、一番気楽でして」
俺「あら、そーなの。テレビでも見ながら食べよっか」
美人エージェント「……はい、そうしましょう」
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:45:50.043 :HhKbgefLa.net
俺「ちわーす、ししょー!トレーニングに来ましたぁ」
「あんたが依頼人か?」
俺「わっ?だ、誰ですか?」
カサノヴァ「俺か?俺の事はカサノヴァと呼べ……女を落とすテクにかけては日本で一番の男さ」
俺「そ、そうなんですか。カサノヴァさん、ししょ……トレーナーさんは?」
カサノヴァ「違う土地に行ったさ……伝言を預かっている。教えることはすべて教えた。後はお前次第、だとさ」
俺「ししょー……」
カサノヴァ「ハッ、これからは俺が師匠だ。お前に女の股を開かせる方法、女を幸せにする方法、教えてやる」
俺「は、はい!」
俺「ちわーす、ししょー!トレーニングに来ましたぁ」
「あんたが依頼人か?」
俺「わっ?だ、誰ですか?」
カサノヴァ「俺か?俺の事はカサノヴァと呼べ……女を落とすテクにかけては日本で一番の男さ」
俺「そ、そうなんですか。カサノヴァさん、ししょ……トレーナーさんは?」
カサノヴァ「違う土地に行ったさ……伝言を預かっている。教えることはすべて教えた。後はお前次第、だとさ」
俺「ししょー……」
カサノヴァ「ハッ、これからは俺が師匠だ。お前に女の股を開かせる方法、女を幸せにする方法、教えてやる」
俺「は、はい!」
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:48:26.455 :HhKbgefLa.net
俺「ふぅ……新しい師匠ともやっていけそうだな」
美人エージェント「あ、お帰りなさい」
俺「ただいま、今日は何?」
美人エージェント「えーと、マグロの血合いのステーキに……色々、ね」
俺「なあに、豪華じゃないの」
美人エージェント「いっつも豪華でしょ!さ、早く座って!テレビ始まっちゃうよ」
俺「うん、そうだね……」
俺「ふぅ……新しい師匠ともやっていけそうだな」
美人エージェント「あ、お帰りなさい」
俺「ただいま、今日は何?」
美人エージェント「えーと、マグロの血合いのステーキに……色々、ね」
俺「なあに、豪華じゃないの」
美人エージェント「いっつも豪華でしょ!さ、早く座って!テレビ始まっちゃうよ」
俺「うん、そうだね……」
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:53:53.014 :HhKbgefLa.net
俺「ふう……ごちそうさまでした」
美人エージェント「ごちそうさまでした……」
俺「……さって、駅前まで送りますか。あ、カイロ使う?」
美人エージェント「……まだ、帰りません」
俺「え?どうしたの、急に」
美人エージェント「トレーニングももう大詰め、毒味をしないといけません」
俺「い、いや、別に良いけど、急だねえ」
美人エージェント「……随分、落ち着いてしまいましたね。童貞だった頃の貴方がずっと昔の事のよう」
俺「……なあに、トレーニングを受けて、毎日美味しいご飯食べてりゃ、人間変わるって」
美人エージェント「ふふ……そうですね」
俺「……よっこらしょっと」ヒョイッ
美人エージェント「きゃっ!」
俺「前はあんたにリードされっぱなしだったからね、今日はリベンジマッチだ」
美人エージェント「……お、お手柔らかに、ね」
俺「ふう……ごちそうさまでした」
美人エージェント「ごちそうさまでした……」
俺「……さって、駅前まで送りますか。あ、カイロ使う?」
美人エージェント「……まだ、帰りません」
俺「え?どうしたの、急に」
美人エージェント「トレーニングももう大詰め、毒味をしないといけません」
俺「い、いや、別に良いけど、急だねえ」
美人エージェント「……随分、落ち着いてしまいましたね。童貞だった頃の貴方がずっと昔の事のよう」
俺「……なあに、トレーニングを受けて、毎日美味しいご飯食べてりゃ、人間変わるって」
美人エージェント「ふふ……そうですね」
俺「……よっこらしょっと」ヒョイッ
美人エージェント「きゃっ!」
俺「前はあんたにリードされっぱなしだったからね、今日はリベンジマッチだ」
美人エージェント「……お、お手柔らかに、ね」
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 20:56:22.595 :HhKbgefLa.net
俺「んぁ……ふぁぁ……あ、あれ?居ないのぉ?」
俺「……また朝ごはんと置き手紙か。前と同じだな……」
俺「……今日、お嬢様が、行きつけのバーで1人でお酒を召す予定……決行するなら、今日……」
俺「……」
俺「んぁ……ふぁぁ……あ、あれ?居ないのぉ?」
俺「……また朝ごはんと置き手紙か。前と同じだな……」
俺「……今日、お嬢様が、行きつけのバーで1人でお酒を召す予定……決行するなら、今日……」
俺「……」
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 21:00:41.911 :HhKbgefLa.net
お嬢様「はぁ……もう、やんなっちゃう……私に令嬢なんて無理……」ブツブツ
マスター「どうぞ」スッ
お嬢様「え?私、頼んでないけど……」
マスター「あちらのお客様からです」
お嬢様「……あ、ありがとうございます」
俺「いえいえ」ニコッ
お嬢様(……や、やばっ、あの人凄い好み……)
俺「……あの」
お嬢様「は、はいっ!」ビクッ
俺「何か、悩みでも、ある?なんか、そんな顔してたよ」
お嬢様「え……と、悩みですか……でも、人に話していい事じゃありませんし……」
俺「はは、野暮だったかな。それじゃ、単に2人で楽しくお話しようよ」
お嬢様「は、はいっ!」
お嬢様「はぁ……もう、やんなっちゃう……私に令嬢なんて無理……」ブツブツ
マスター「どうぞ」スッ
お嬢様「え?私、頼んでないけど……」
マスター「あちらのお客様からです」
お嬢様「……あ、ありがとうございます」
俺「いえいえ」ニコッ
お嬢様(……や、やばっ、あの人凄い好み……)
俺「……あの」
お嬢様「は、はいっ!」ビクッ
俺「何か、悩みでも、ある?なんか、そんな顔してたよ」
お嬢様「え……と、悩みですか……でも、人に話していい事じゃありませんし……」
俺「はは、野暮だったかな。それじゃ、単に2人で楽しくお話しようよ」
お嬢様「は、はいっ!」
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 21:03:13.194 :HhKbgefLa.net
お嬢様「ん……あふ……あ、朝だぁ……俺さん……俺さん?」
お嬢様「俺さん!?居ないの!?俺さん!」
お嬢様「……こ、これ、置き手紙……?」
お嬢様「……また、いつか、会える、なんて、嘘、付かないでよぉ……」
お嬢様「本当に……本当に好きになったのにぃ……ひっく……ひっく……」
お嬢様「ん……あふ……あ、朝だぁ……俺さん……俺さん?」
お嬢様「俺さん!?居ないの!?俺さん!」
お嬢様「……こ、これ、置き手紙……?」
お嬢様「……また、いつか、会える、なんて、嘘、付かないでよぉ……」
お嬢様「本当に……本当に好きになったのにぃ……ひっく……ひっく……」
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 21:10:18.777 :HhKbgefLa.net
お嬢様「……」シズシズ
社長「おや、あそこにいるのは財閥のお嬢様じゃないか。少しからかってみるかね」
お嬢様「……マティニを」
ボーイ「こちらになります」
お嬢様「……」コクッ
社長「やあ、お嬢様。随分といい飲みっぷりですな」
お嬢様「社長さん?……ええ、私、今日は少し酔いたい気分ですの」
社長「っ」ドキッ
お嬢様「……」パクッ
社長(なんだこの眼は……この前までまるで何も知らないおぼこだったのに……今は、何も動じない貫禄と、男を狂わすような魅力を……!)
お嬢様「社長さん……ふふ、うちの父をよろしくお願いします」
社長「あ、ああ……勿論ですよ」
お嬢様「では……失礼します」
社長(なんだあの眼は……まるで激しい恋と失恋を同時に感じたような……!これからは舐めてはかかれないぞ……!)
お嬢様「……」シズシズ
社長「おや、あそこにいるのは財閥のお嬢様じゃないか。少しからかってみるかね」
お嬢様「……マティニを」
ボーイ「こちらになります」
お嬢様「……」コクッ
社長「やあ、お嬢様。随分といい飲みっぷりですな」
お嬢様「社長さん?……ええ、私、今日は少し酔いたい気分ですの」
社長「っ」ドキッ
お嬢様「……」パクッ
社長(なんだこの眼は……この前までまるで何も知らないおぼこだったのに……今は、何も動じない貫禄と、男を狂わすような魅力を……!)
お嬢様「社長さん……ふふ、うちの父をよろしくお願いします」
社長「あ、ああ……勿論ですよ」
お嬢様「では……失礼します」
社長(なんだあの眼は……まるで激しい恋と失恋を同時に感じたような……!これからは舐めてはかかれないぞ……!)
33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 21:16:04.615 :HhKbgefLa.net
数ヶ月後
社員「社長、またそんなだらしない格好してぇ~!そんなんだから取引先に舐められるんですよぉ!」
俺「これ、俺の正装なの。新天地で会社立ち上げたはいいけど、やっぱり性に合わないねえ」
社員「まったくもう……あの財閥と繋がってなかったらもうとっくにここ、潰れてますからね!」
俺「これでも頑張ってるんだよ~、取引先が女性の方だと絶対契約出来るし、さ」
社員「それはそうですけど……あ、そういえば、求人、来ましたよ。働かせて欲しいって」
俺「うっそ、物好きな人もいるんだねえ」
社員「応接室にいますから!社長お願いしますね!」
俺「はいはい……」
数ヶ月後
社員「社長、またそんなだらしない格好してぇ~!そんなんだから取引先に舐められるんですよぉ!」
俺「これ、俺の正装なの。新天地で会社立ち上げたはいいけど、やっぱり性に合わないねえ」
社員「まったくもう……あの財閥と繋がってなかったらもうとっくにここ、潰れてますからね!」
俺「これでも頑張ってるんだよ~、取引先が女性の方だと絶対契約出来るし、さ」
社員「それはそうですけど……あ、そういえば、求人、来ましたよ。働かせて欲しいって」
俺「うっそ、物好きな人もいるんだねえ」
社員「応接室にいますから!社長お願いしますね!」
俺「はいはい……」
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 21:20:52.262 :HhKbgefLa.net
俺「どうも、こんにち……は……」
美人「……ふふ、少し太りました?」
俺「な、なんでここに……君は、あの財閥の……」
美人「……万全を期す、って奴ですよ。あの後、プロジェクトに関わった人間は謝礼と引き換えに解雇されたんです」
美人「すべてが計画の上で行われた一番の逢瀬だって知れば、お嬢様がどうなるか分かりませんから」
俺「ど、どうして俺のところに……?」
美人「……ふふ、理由が知りたい?」スッ
俺「……ああ、そりゃ……無粋だな」ギュッ
俺「どうも、こんにち……は……」
美人「……ふふ、少し太りました?」
俺「な、なんでここに……君は、あの財閥の……」
美人「……万全を期す、って奴ですよ。あの後、プロジェクトに関わった人間は謝礼と引き換えに解雇されたんです」
美人「すべてが計画の上で行われた一番の逢瀬だって知れば、お嬢様がどうなるか分かりませんから」
俺「ど、どうして俺のところに……?」
美人「……ふふ、理由が知りたい?」スッ
俺「……ああ、そりゃ……無粋だな」ギュッ
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/02/10(水) 21:21:01.069 :HhKbgefLa.net
おわり
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