お姉さん「おじゃましまーす……わぁ、綺麗なお部屋」

女子大生「あはは、ものがないだけですよ……じゃあ準備するのでちょっと待っててもらっていいですか？」

お姉さん「はーい……人のおうちに来るのなんて久しぶりだわ」


女子大生「さてと……まずは野菜切ろうかな」

お姉さん「手伝いましょうか？」ﾋｮｺｯ

女子大生「わ！だ、大丈夫ですよ！」

お姉さん「いいのよ、待ってるのも退屈だし……お豆腐とか切りましょうか？」

女子大生「じゃ、じゃあ、お願いしてもいいですか？すみません……」

お姉さん「包丁だけ借りてもいい？」

女子大生「はい！どうぞ！」

お姉さん「よっし……このくらいかしら……」ｽｯ

女子大生「あ、手の上で切るやつ！私それできないんですよ、どうやってやるんですか？」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

お姉さん「ああ、これちょっと怖いものね……なるべく力を入れないでやるといいんですって」

女子大生「へぇー！勉強になります」ｻﾞｯｻﾞｯ

お姉さん「若いのに手際がいいわねぇ、いいお嫁さんになるわよ？」

女子大生「あはは、ありがとうございます……彼氏はいないんですけどね」

お姉さん「あらそうなの？こんなに可愛らしいのに」

女子大生「ちょ、ちょっと、やめてくださいよ……/////」

お姉さん「私がもらっちゃおうかしら？なんて、ふふっ」

女子大生「お、お姉さんみたいな綺麗な方にそういう事言われると……ちょっとドキッとしちゃいますよ？/////」

お姉さん「え！？や、ヤダ、冗談よ……/////」

お姉さん「そろそろできたかな？じゃあ……いただきまーす♪」

女子大生「いただきます！あ、私取りますよ？」

お姉さん「ううん、私がとってあげる……何か食べたいものは？」

女子大生「あ、じゃあくずきりを……」

お姉さん「くずきりねー……はいっ、どうぞ？」

女子大生「ありがとうございます！」

お姉さん「熱いから気をつけてね？ふーふーしてあげましょうか、なんちゃって」

女子大生「あはは、子供ですか？あーん……はふっ、あつつ」

お姉さん「ほら、言ってるそばから……」

女子大生「す、すみまへん……あちち」

お姉さん「私も気をつけて……あーん、あむっ」

女子大生「どうですか？」

お姉さん「……おいしい！あっまるわねぇ♪」

女子大生「ねー！お鍋っていいですよね」

お姉さん「ほんと……なんか、2人でお鍋食べてると夫婦みたいね」

女子大生「え？ふ、夫婦ですか？」

お姉さん「ほらあなた、あーん♡なんちゃって」

女子大生「あ、あなたって……女同士じゃないですか……/////」

お姉さん「あら、私は別に気にしないわよ？」ｸｽｸｽ

女子大生「う、うう……/////」

お姉さん「ところで、大学では何をされてるんでしたっけ？」

女子大生「ああ、私は法律とかを……弁護士になりたいんです」

お姉さん「まぁ！立派ねぇ、がんばって？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

女子大生「はい、小さい頃からの夢だったので……ちょっと大変ですけどね」

お姉さん「そっかぁ……私の小さい頃の夢は、素敵なお嫁さんになることだったなぁ」

女子大生「あはは、叶いそうですか？なんて」

お姉さん「あー、バカにしてる？怒るよー」

女子大生「何なら私がもらってあげましょうか？お姉さんが毎日家で迎えてくれたら幸せですよ」

お姉さん「ちょ、ちょっと……/////」

女子大生「なんて、さっきのお返しですよ？ふふ」

お姉さん「も、もう！お姉さんをからかわないの！/////」

女子大生「しめは雑炊ですよ」

お姉さん「やった♪おいしいわよね、いろんな食材のおだしがたっぷり出てるから……」

女子大生「はい！ひとりだと食べきれないんですけどね、今日はふたりなので」

お姉さん「誰かとご飯食べるのって楽しいわぁ、いつもより美味しく感じちゃう」

女子大生「ほんとですね……よし、卵かけよ」

お姉さん「箸を伝わせて回しかけるようにするのがコツらしいわよ？」

女子大生「えーと、こう？ですか？」ﾂﾂﾂｰｯ

お姉さん「そうそう！上手上手！」

女子大生「えへへ、ありがとうございます……さ、蓋してっと」

お姉さん「しっかり者で頼りになるわ……私なんてのーんびりしてるから憧れちゃう」

女子大生「そ、そんな！お姉さんだっていつも階段の掃除とかしっかりなさってるじゃないですか」

お姉さん「ああ、あれは別に……私がしたくてしてるだけよ」

女子大生「なかなかできませんよ……尊敬します」

お姉さん「あら、ありがとね？嬉しいわぁ」

お姉さん「ごちそうさま、お腹いっぱい」ｹﾌﾟ

女子大生「ごちそうさまです、頂いたお野菜美味しかったです！」

お姉さん「あはは、料理が上手だからよ？」

女子大生「ふー……なんか、幸せって感じします」ｺﾞﾛｰﾝ

お姉さん「そうね、なんか久しぶり」

女子大生「……ね、また一緒にご飯食べませんか？もしよかったら」

お姉さん「ふふ、私も同じこと言おうと思ってたところよ」

女子大生「お姉さんと一緒にいると……なんか、安心します」

お姉さん「あらあら、告白？」

女子大生「ち、違いますよ！/////」

お姉さん「あら、そうなの？じゃあそういうことにしとくわね」

女子大生「も、もう……/////」

お姉さん「でも私、いつでもオッケーだからね？その気になったらおいで、なんちゃって」

女子大生「そ、そんな事言ってるとほんとにその気になっちゃいますよ！/////」

お姉さん「いいわよ？お姉さんのところにいらっしゃい♡」

女子大生「まったくぅ……/////」ﾀﾞｷｯ

お姉さん「きゃ！/////」

女子大生「お仕置きです！/////」ｽﾘｽﾘ

お姉さん「いやぁ、ダイタンなんだから……/////」


おわり