鰍「無名ちゃーん、ほら起きてー。朝ご飯できてるよ。遅刻しちゃうよー」ﾕｯｻﾕｯｻ

無名「んー……まだ……あとごふん……」ｽﾋﾟｰ

鰍「こらこら」

無名「おやすみ……」ｸﾞｰｽｶﾋﾟｰ

鰍「起きないとご飯おかわり禁止の刑だよ！」

無名「いやだ……」ﾑｸﾘ

鰍(あ、効いた)

無名「おこめいっぱいたべる……」ﾎﾞｹｰｯ

鰍「はいはい」

無名「顔洗ってくる……」ｽﾀｽﾀ

鰍「あっ、そっちは」

無名「」ｺﾞﾝ

鰍「壁が」

無名「」ﾎﾞｹｰｯ

鰍「遅かった……」

無名「いただきます！」ﾊﾟﾝｯ

鰍「はい、いただきます」

ﾜｲﾜｲ

無名「んーっ、美味しい。この一杯の為に生きてるんだよねぇ」ｳﾏｳﾏﾓｸﾞﾓｸﾞ

子どもたち(オヤジくさいよ無名ちゃん)

無名「お米はいいねえ。お米はお腹を潤してくれる。人間の生み出した文化の極みだよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾊﾟｸﾊﾟｸｶﾞﾂｶﾞﾂ

鰍「おかわりもあるからね」

無名「うん。おかわりー」ﾊﾞｯ

鰍「速い！？」

ﾊﾐｶﾞｷﾀｲﾑ終ﾜﾘｰ

鰍「あ、もうこんな時間。幼稚園のバスが来ちゃう。行くよみんなー」

子どもたち「はーい」

無名「はぁーい」

鰍「無名ちゃんは私と一緒ね！」

無名(私12歳なんだけど……高校って……鰍と一緒だからまあいっか)

小太郎「鰍ちゃん頼むねー。無名ちゃん！」

無名「用心棒にまっかせなさい！」ｸﾞｯ

ｵﾊﾖｰ ｵﾊﾖｰ ﾜｲﾜｲ……

生駒「おー、おはようほづ……無名、鰍」

無名「おはよ……ってか、その名前で呼ぼうとするなっての！」

生駒「何故に……」ｶﾞｰﾝ

逞生「なあ……前から疑問だったんだけどさ」ﾋｿﾋｿ

鰍「？」

逞生「無名ちゃんって12歳なんだろ……？俺たちと同じクラスでいいのか？高校生だぞ」

鰍「うーん、でも、菖蒲様が手続きしてくれたみたいだし……無名ちゃんもみんなと学校に通いたいって」

生駒「12歳にしては発育いいもんな。小学生じゃ無理があ」ﾄﾞｽｺﾞｽｯ

無名「へんたい」

生駒「」 ﾁｰﾝ ﾀﾞﾝｺﾝｼｮｳｼﾞｮｳ

逞生「南無……」

1時限目

ワザトリ先生「えー、この問題を解いてもらおうか。じゃあ……」

ｼｰﾝ……

ワザトリ先生「無名！」

無名「ふぁっ！？」ﾋﾞｸﾝｯ

生駒(無名！その問題の答えは√2だぞ！るーと2！)

無名「えと……えーと……」ｵﾛｵﾛ

生駒(るーと！に！)ｼﾞｪｽﾁｬｰﾊﾞｯﾊﾞｯ

無名「」

生駒(無名ェェェッ！！俺を見ろーッ！！)

ｾﾅｶﾁｮﾝﾁｮﾝ

鰍「ルート2だよ無名ちゃん」ﾎﾞｿｯ

無名「る……ルート2」

ワザトリ先生「おお！正解だ、よく出来たな」

無名「か……鰍ぁ……////ありがとぉ……////」ﾎﾟｯ

鰍「どういたしまして////」ﾎﾟｿﾘ

生駒「」ｽﾞｰﾝ

逞生(ドンマイ生駒)

2時限目

生駒(……誰かの視線を感じる……誰だ……)ﾁﾗﾁﾗ

無名(生駒が落ちつきなくて授業に集中できない……)ｲﾗｲﾗ

生駒(……そこかッ！？)ﾌﾘﾑｷﾊﾞｯ

来栖「」ｼﾞｰｯ

生駒「」

生駒(お、俺を見てる……？なんて熱視線だ)ﾄﾞｷｯ

来栖(菖蒲様……真剣に授業に取り組むお姿が素晴らしい……ノートをとるお姿も凛として素敵だ……というか何故お前は此方を見る。邪魔だ)ｼﾞｰｯ

生駒(あっ黒板かごめん)

無名(いや菖蒲さんでしょ)

3時限目

生駒「うおおおおおお！成功したんだ！俺のー！俺がー！！」

無名「うるさい」ﾄﾞｽｯ

生駒「」 ﾁｰﾝ

巣刈「みんなでやる実験だけどな」

4時限目

吉備土先生「さーて、今日の体育の授業はー」

侑那「筋肉、開放します！」ﾜｸﾜｸ

吉備土先生「短距離走のタイム測るぞー」

侑那「」ｶﾞｯｸｼ

巣刈(見たかった……)

菖蒲「お饅頭が食べたいなあ……」ｸﾞｩ

来栖(可愛い)

お昼休み

鰍「無名ちゃん、お昼ご飯食べよう～」

無名「♪」

ﾑﾒｶｼﾞｲﾁｬｲﾁｬ

男共(何だあの空間楽園か)

無名「おっべんとおっべんと♪おっこめ♪」

鰍「はい。ちゃんといただきますするんだよ～」

無名「うん！いただきます……わぁ、おにぎり大きい！ありがとう鰍！中身は何ー？」

鰍「どういたしまして！うんとね、鮭にたらこに昆布におかかに梅干しに……」

生駒「いったい何個食べるつもりだよ穂積……いっぱい食べるのもいいけど、お米ばっかりだと太るぞ」

無名「混ざってくるなあ！しかも本名で呼ばないでよ！」ﾒｷｬｱｯ

生駒「オゴファァァァァ何故に……」ﾁｰﾝ

無名「私をその名前で呼んでいいのは……」ﾁﾗｯ

鰍「？」

無名「……か、鰍だけ……なんだからね////」

鰍「むめ……穂積、ちゃん////」

無名「私の卵焼きあげるね……あ、あーん////」

鰍「あーん////」

ﾑﾒｶｼﾞｲﾁｬｲﾁｬｷﾏｼﾀﾜｰ

生駒「もうやだこの人たち」

鈴木先生「今日はもう自習デース」ｷﾗｯ

ﾜｲﾜｲ

生駒「このフォルムが最高なんだよな！」ﾍﾟﾗｯ

逞生「分かる分かる、スラッとしつつ、出るところは出て……」ﾍﾟﾗｯ

生駒「次のページも、たまんないぜ。この色……おぉん……」

菖蒲「な、何のお話でしょう？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

来栖「菖蒲様、聞いてはなりません。あの者たちにはスケベの疑いが」

生駒「甲鉄城……来年まで乗客予約埋まってるのがなー！悔しいなー！」

逞生「なー！」

無名(真面目に勉強しよ)

放課後

ﾜｲﾜｲ ﾏﾀﾈｰ

生駒「無名！今日は部活がないんだ。お兄ちゃんと一緒に帰ろうぜ！！」ｼｭﾊﾞﾊﾞｯ

無名「え、いやだよ鰍と帰るから。というかお兄ちゃんって何」

生駒「」

逞生「生駒ェ……」

無名「なに、あんた泣いてんの！？」

鰍「み、みんなで一緒に帰ろう！ね？」

無名「ま、まあいいけど……ごめん、言い過ぎたよ……」(鰍やさしい……////)

生駒「ありがとう……！」ﾊﾟｧｧｧｧｧ

巣刈「犬みたいだな」

侑那「飼い慣らされてる犬ね」

スズキ=サン「finishデス。年齢設定は突っ込まないでね」