兄「手始めに、交換日記からやろうと思うんだが」

妹「小学生みたいだよお兄ちゃん！」

兄「交換日記するために、ユー○ャンのボールペン字講座をやってみようと思う」

妹「気が長すぎるよお兄ちゃん！」

兄「やっぱり妹も字が綺麗な人の方が好きだろう？」

妹「ぶっちゃけどうでもいいよお兄ちゃん！」

兄「ボールペン字講座の次は、習字の習い事もしてみようと思うんだ」

妹「何年かかるのお兄ちゃん！」

兄「よし、ボールペン字講座も習字もある程度マスターしたぞ」

妹「習得早いねお兄ちゃん！」

兄「しかし、ああしまった！俺は漢字が苦手なんだ！」

妹「だからどうしたのお兄ちゃん！」

兄「やはり交換日記とかでも、難しい漢字を使って頭良い人アピールしたいじゃんか」

妹「交換日記してる時点で頭ワルそうだよお兄ちゃん！」

兄「魑魅魍魎の跳梁跋扈する悪逆無道な百鬼夜行の暗雲立ち込める帝都にて暴戻不遜な行動を行う、とか書きたいじゃん」

妹「もう何言ってんのかわかんないよお兄ちゃん！」

兄「交換日記でお互いの事がわかったら、デートとかして距離縮めたいよな」

妹「やっとそれっぽくなってきたねお兄ちゃん！」

兄「初デートは呪いの蝋人形館と生ゴミ処理場、どっちがいい？」

妹「最悪の二択だよお兄ちゃん！」

兄「やっぱり無難に映画とかの方がいいのかな」

妹「当然だよお兄ちゃん！」

兄「けどほら、人と違う特別な存在に俺はなりたくってさ」

妹「奇をてらいすぎなんだよお兄ちゃん！」

兄「見る映画でその後の雰囲気が決まるから、ここは慎重に選ばないとな」

妹「そういう事はしっかり考えてるんだねお兄ちゃん！」

兄「よし、妹。テラフォーマーズを見ようか」

妹「よりによって最悪の選択だよお兄ちゃん！」

兄「なかなか面白かったな、妹」

妹「結局見ちゃったねお兄ちゃん！」

兄「いや、本当……面白かったよ、うん。いや、マジで……うん……」

妹「無理しなくていいんだよお兄ちゃん！」

兄「さーて、映画を見た後は……」

妹「おお、やっとシッポリ挿れる展開だね、お兄ちゃん！」

兄「バカお前、まだ早いよ。あと20回くらいはデートしてお互いの事理解しないと」

妹「奥手すぎるよお兄ちゃん！」

兄「っていうかさ、妹……」

妹「な、何？お兄ちゃん！」

兄「……こんな事言うのも、アレなんだけどさ……」

妹「何？何でも言ってよお兄ちゃん！」

兄「兄妹で挿れるとか……おかしくね？」

妹「今さらすぎるよお兄ちゃぁぁぁあああああん！！！！」





おわれ。