杏子「はぁ……お腹すいた」

僕(おや、あの子は)

僕「お嬢ちゃん、ホ別3でどうかな？」

杏子「え！！？」

～～～～

杏子(ついてきちまったぞ……！)

僕「じゃあ僕先にシャワー浴びてくるから」ﾊﾞﾀﾝ

杏子(……)

杏子(ごめん、おじさん！)財布ぬきぬき

杏子「」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｰ

僕「やれやれやっとお金だけ持っていってくれたか、長湯しすぎてふやけちまったぜ」

杏子(はぁ、腹へった……)

杏子(痴漢の冤罪で金を作るしかねーか……)

杏子「ぎゃーーー！痴漢だー！助けてくれー！」

周り「ざわ！？」

2車両隣り僕「やってねえよ！次で降りろ小娘！！」

杏子「！？」

～～～～

駅員「やったの？」

僕「はい、やりました」

杏子「！？」

杏子「おじさんはどうしてあたしに優しくしてくれるんだ？」

僕「そんなつもりはないよ」

杏子(かっこいいな……///)

～そして結婚～

さやか「へー、ここが二人の愛の巣か、いいねー」

杏子「だろー？まだ子作りどころか体の関係もないんだけどさ」

さやか「へー？」がばっ！

杏子「え！？」どさっ

さやか「じゃあたまってんじゃないの？杏子」ぐちゅぐちゅ

杏子「や、やめろ……！もうそういう関係じゃないだろあたしらさあ！」ﾌﾟｼｬ!ﾌﾟｼｬｰ!

～～～

杏子「あん、あん、あん、あん！」ｽﾘｽﾘｽﾘｽﾘ

さやか「ふぅ」

僕「きょう……こ？」かばんﾄﾞｻｯ

杏子「！？」

～～～～

杏子「慰謝料減額されるのかな……」

僕「財産分与しようか、5:5でいいかい？」

杏子「あたしは小卒だぞ！そんなんじゃ生きていけねーよ！」

僕「じゃあ全財産をあげるよ」

杏子(え！いいのか！？)

さやか「やりぃ！やったね杏子！」

弁護士「え、なにいってるんですか？慰謝料請求しないんですか？」

僕「それで杏子が人生を棒に振ることになったらどうするんですか！？」机ばん！

杏子(さやかには金を持ち逃げされてバイオリンの男に寝とられちまった……)

杏子「くそ！もう自棄だ！風俗で働いてやる！」

ボーイ「杏子さんご指名入りました」

僕「なんだ、杏子じゃねえか」

杏子「おじさん！？」

杏子「よかったな、やっとあたしの体を好きに弄べるってわけだ」

僕「ちょっとおしゃべりしてようか」

杏子「あ、うん……」

僕「今日何時まで？」

杏子「17時あがりだけど」

僕「じゃあそのあと飯でも食いに行くか、17時まで延長で！」

杏子「一ヶ月で300万円稼げたから風俗辞めたけど毎日おしゃべりしかしてねえぞ」

杏子「これからは当たり屋でもしてのんびり暮らすか」

マミ「ブオーーーン！やっぱりミラココアは最高ね、180km北浜チャレンジするわよ」ｷﾞｬﾝ!

杏子「お、おい嘘だろ、この車スピードだしすぎ」

ガシャーーーーーン

～～～病院～～

僕「杏子！！」ばん！

杏子「ｼｭｰ、ｼｭｰ……」

僕「お金ならいくらでも払います、杏子を助けてあげてください」

医者「お金の問題では……あの子はもって1週間……」

僕「」

ほむら「話は聞いたわ」

僕「君は……？」

ほむら「過去に戻って佐倉杏子を助けさせてあげる」

僕「！？」

ほむら「彼女が間違ったことをしたら叱ってあげなさい」

ほむら「彼女が困っていたら一緒に困ってあげなさい」

ほむら「それがあの子が道を踏み外さない唯一の選択よ」

杏子「はぁ、腹へったな、また盗みでもするしかないか……」

コンビニ僕「ｼﾞｰｰｰｰ」

杏子(くっ、すげえ見てきやがる、盗みなんかとても無理そうだ……)

僕「君、お腹すいてるんだったらここで雇ってもらいなよ、廃棄弁当食えるよ」

杏子「ほ、ほんとうか！」

～～～～

マミ「今度車買おうかと思ってるの」ｳｨｰﾝ

ほむら「やめておきなさい巴マミ」ｳｨｰﾝ

僕＆杏子「いらっしゃいませー！」

おわり

読み返して自分で泣いたわ