1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 12:49:31.76 :gQuYrfF00
阿笠「新一、新しいスイッチじゃ」
コナン「……」
阿笠「新一、新しいスイッチじゃ」
コナン「……」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 12:51:31.69 :gQuYrfF00
阿笠「今回の殺し方は一味ひねってあっての」
コナン「……博士、もう止めようぜ。なんか飽きちまったよ」
コナン「来る日も来る日も光彦を殺してばっかりいてよ」
阿笠「なぜじゃ、新一もあんなに楽しそうだったではないか」
コナン「楽しかったさ、最初はな。今じゃ光彦のリアクションは見たことあるのばっかり。殺し方だって何かの二番煎じ。捻りもない。真新しさもない」
コナン「つまんねぇよ、正直」
阿笠「新一」
コナン「……懐かしいよ。単純な殺し方でさ、光彦がリアクションをして、それを見て皆で笑って」
コナン「……あの頃の笑いと感動をもう一度味わいてぇな……」
阿笠「……」
阿笠(ワシはまだ飽きてないんじゃが、一人でやってもつまらんしのぉ)
阿笠(どうにかして新一の殺る気を出させねば)
コナン「……わりぃ、今日はもう帰るよ」
阿笠「できるかもしれん」
コナン「なぐさめはいいって」
阿笠「待つんじゃ、ワシを信じろ、新一」
阿笠「今回の殺し方は一味ひねってあっての」
コナン「……博士、もう止めようぜ。なんか飽きちまったよ」
コナン「来る日も来る日も光彦を殺してばっかりいてよ」
阿笠「なぜじゃ、新一もあんなに楽しそうだったではないか」
コナン「楽しかったさ、最初はな。今じゃ光彦のリアクションは見たことあるのばっかり。殺し方だって何かの二番煎じ。捻りもない。真新しさもない」
コナン「つまんねぇよ、正直」
阿笠「新一」
コナン「……懐かしいよ。単純な殺し方でさ、光彦がリアクションをして、それを見て皆で笑って」
コナン「……あの頃の笑いと感動をもう一度味わいてぇな……」
阿笠「……」
阿笠(ワシはまだ飽きてないんじゃが、一人でやってもつまらんしのぉ)
阿笠(どうにかして新一の殺る気を出させねば)
コナン「……わりぃ、今日はもう帰るよ」
阿笠「できるかもしれん」
コナン「なぐさめはいいって」
阿笠「待つんじゃ、ワシを信じろ、新一」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 12:54:08.42 :gQuYrfF00
阿笠「出来たぞ新一、『弱くてニューゲーム』スイッチじゃ」
コナン「……」
阿笠「ほら、どうした、もっと喜ばんか」
コナン「どうやって喜べってんだ。期待した俺がバカだったよ」
阿笠「これを使って過去へ戻るのじゃ」
コナン「過去へ戻るったって記憶がそのまんまじゃ」
阿笠「もちろん、記憶は当時の物に戻されるぞ。
阿笠「もっとも、『ワシの作ったスイッチで過去へ戻ってきた』という記憶は残ったままじゃが」
コナン「……博士、二つほど疑問があるんだけどいいか?」
博士「なんじゃ」
コナン「記憶を消せるんなら今の記憶を消せばいいんじゃねぇか」
阿笠「今のまま記憶を消しても光彦君の再生能力まで元には戻らん」
阿笠「あれは、すでにスイッチで元には戻せんほど増大しておる。このまま初めてもすぐに虐待方法が尽きてしまうじゃろ」
コナン「そういうことか」
コナン「あともう一つ。なんで『弱くて』なんだ? 『強くて』でいいだろ?」
阿笠「強くてニューゲームだと、光彦君に関する記憶を忘れられん」
阿笠「しかし、普通のニューゲームだと、また、同じ事件が起きる。新一も変えたい過去があるじゃろ?」
コナン「……ある」
阿笠「ならば、敵を弱くして悲劇を起こさなくするのじゃ!」
コナン「凄ぇぜ博士!」
阿笠「喜んでもらえて何よりじゃわい」
阿笠「さて、どこまで戻るかの? 一応、新一が黒の組織に襲われた時まで戻れるよう設定できるが」
コナン「俺の中でもう答えは決まってるよ」
コナン「光彦を虐待し始めたあたりからwwwww」
阿笠「それでこそ新一じゃ!」ポチッ
阿笠「出来たぞ新一、『弱くてニューゲーム』スイッチじゃ」
コナン「……」
阿笠「ほら、どうした、もっと喜ばんか」
コナン「どうやって喜べってんだ。期待した俺がバカだったよ」
阿笠「これを使って過去へ戻るのじゃ」
コナン「過去へ戻るったって記憶がそのまんまじゃ」
阿笠「もちろん、記憶は当時の物に戻されるぞ。
阿笠「もっとも、『ワシの作ったスイッチで過去へ戻ってきた』という記憶は残ったままじゃが」
コナン「……博士、二つほど疑問があるんだけどいいか?」
博士「なんじゃ」
コナン「記憶を消せるんなら今の記憶を消せばいいんじゃねぇか」
阿笠「今のまま記憶を消しても光彦君の再生能力まで元には戻らん」
阿笠「あれは、すでにスイッチで元には戻せんほど増大しておる。このまま初めてもすぐに虐待方法が尽きてしまうじゃろ」
コナン「そういうことか」
コナン「あともう一つ。なんで『弱くて』なんだ? 『強くて』でいいだろ?」
阿笠「強くてニューゲームだと、光彦君に関する記憶を忘れられん」
阿笠「しかし、普通のニューゲームだと、また、同じ事件が起きる。新一も変えたい過去があるじゃろ?」
コナン「……ある」
阿笠「ならば、敵を弱くして悲劇を起こさなくするのじゃ!」
コナン「凄ぇぜ博士!」
阿笠「喜んでもらえて何よりじゃわい」
阿笠「さて、どこまで戻るかの? 一応、新一が黒の組織に襲われた時まで戻れるよう設定できるが」
コナン「俺の中でもう答えは決まってるよ」
コナン「光彦を虐待し始めたあたりからwwwww」
阿笠「それでこそ新一じゃ!」ポチッ
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 12:57:26.52 :gQuYrfF00
コナン「ふぐぅぅっ!!」
コナン(戻ってこれたか。ここは………米花公園みたいだな)
歩美「どうしちゃったのコナン君」
元太「大丈夫かよコナン」
コナン「歩美、元太」
コナン(おお、元太の頭がオニギリだ。しかも、人の言葉を喋ってる)
歩美「どこか痛いの?」
コナン「ああ、いや、べつに、平気」
元太「なら静かにしてろよな。これからが面白いんだから」
コナン「わりぃわりぃ――――ところで、俺たちこんな草むらに隠れて何やってんだ?」
元太「何言ってんだコナン。かくれんぼだろ」
歩美「光彦君が鬼だよ」
コナン(あれ? おかしいな。光彦が虐められてると思ったのに)
光彦「じゅうー、じゅういちー、じゅうにー」
元太「さて、コナン、早く押してくれよ」
元太「『光彦の足の小指にタンスが当たった衝撃がくる』スイッチ」
コナン「よしきた!」
コナン(どうせスイッチはいつものポケットに――――あった!)ポチ
光彦「じゅうはちゃぁあああっ!」
歩美&元太&コナン「wwwww」ポチ
コナン(リアクションを覚えてない! 最高だぜ博士!)
光彦「きュぁイっ!」
歩美&元太&コナン「wwwww」
コナン(光彦を虐殺しなくても、こんなに笑えるんだなぁ。……忘れてたぜ、こんな感覚)
歩美「コナン君笑い過ぎ~www」
コナン「え?」
元太「涙でてんぞ」
コナン「……バーロー」
こうして、俺は忘れていた笑顔と感動を取り戻したのだった
コナン「ふぐぅぅっ!!」
コナン(戻ってこれたか。ここは………米花公園みたいだな)
歩美「どうしちゃったのコナン君」
元太「大丈夫かよコナン」
コナン「歩美、元太」
コナン(おお、元太の頭がオニギリだ。しかも、人の言葉を喋ってる)
歩美「どこか痛いの?」
コナン「ああ、いや、べつに、平気」
元太「なら静かにしてろよな。これからが面白いんだから」
コナン「わりぃわりぃ――――ところで、俺たちこんな草むらに隠れて何やってんだ?」
元太「何言ってんだコナン。かくれんぼだろ」
歩美「光彦君が鬼だよ」
コナン(あれ? おかしいな。光彦が虐められてると思ったのに)
光彦「じゅうー、じゅういちー、じゅうにー」
元太「さて、コナン、早く押してくれよ」
元太「『光彦の足の小指にタンスが当たった衝撃がくる』スイッチ」
コナン「よしきた!」
コナン(どうせスイッチはいつものポケットに――――あった!)ポチ
光彦「じゅうはちゃぁあああっ!」
歩美&元太&コナン「wwwww」ポチ
コナン(リアクションを覚えてない! 最高だぜ博士!)
光彦「きュぁイっ!」
歩美&元太&コナン「wwwww」
コナン(光彦を虐殺しなくても、こんなに笑えるんだなぁ。……忘れてたぜ、こんな感覚)
歩美「コナン君笑い過ぎ~www」
コナン「え?」
元太「涙でてんぞ」
コナン「……バーロー」
こうして、俺は忘れていた笑顔と感動を取り戻したのだった
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 13:02:05.67 :gQuYrfF00
~とある日~
コナン「あれれ~」
小五郎「どうした坊主」
コナン「この結び目おかしいよ~」
モブ警察「なぜだね」
コナン「だって、普通は結んだら紐が下を向くでしょ。見てよこれ」
小五郎「確かに、紐が上を向いてるな」
コナン「ってことは、この紐は前から結ばれたってことだよね」
小五郎「たまたまだろ」
モブ警察「前から結びたい気分だったのかもしれん」
コナン「そ、そうかもね。あはは……」
コナン(だめだこりゃ)
~とある日~
コナン「あれれ~」
小五郎「どうした坊主」
コナン「この結び目おかしいよ~」
モブ警察「なぜだね」
コナン「だって、普通は結んだら紐が下を向くでしょ。見てよこれ」
小五郎「確かに、紐が上を向いてるな」
コナン「ってことは、この紐は前から結ばれたってことだよね」
小五郎「たまたまだろ」
モブ警察「前から結びたい気分だったのかもしれん」
コナン「そ、そうかもね。あはは……」
コナン(だめだこりゃ)
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 13:05:26.83 :gQuYrfF00
コナン「でさぁ、その時光彦がwwwww」
阿笠「ホホッ。それはぜひ見たかったわい」
コナン「そうだ博士。あのニューゲームスイッチ、欠点があるぜ」
阿笠「どこがじゃ」
コナン「あれ味方の頭までポンコツになってんだよ。記憶力は無くなるし、推理だって輪をかけてめちゃくちゃになってるし。弱くなるのは敵だけじゃなかったのか」
阿笠「? きちんと言っておいたじゃろ」
コナン「聞いてねぇよ」
阿笠「いいや、聞いてるはずじゃ。よく思い出してみい。あの時の会話を。本当にワシは言っておらなんだか? 敵だけじゃと言っておったか? 全員がと言っておらんかったか?」
コナン「そ、そう言われてみれば、そういう気も」
阿笠「じゃろ」
コナン「ところでさ、もうすぐバーボンが来る時期だけど、あいつを上手く捕まえられねぇかな?」
阿笠「無理じゃろうな。組織は弱くなっておらぬし」
コナン「なんで」
阿笠「今回のスイッチの特性じゃからじゃ」
コナン(え? だって、今回のスイッチの効果は――――どんなだっけ?)
コナン(スイッチの名前は――――なんだっけ?)
コナン(そもそもスイッチを押したのは――――だれだっけ?)
コナン「でさぁ、その時光彦がwwwww」
阿笠「ホホッ。それはぜひ見たかったわい」
コナン「そうだ博士。あのニューゲームスイッチ、欠点があるぜ」
阿笠「どこがじゃ」
コナン「あれ味方の頭までポンコツになってんだよ。記憶力は無くなるし、推理だって輪をかけてめちゃくちゃになってるし。弱くなるのは敵だけじゃなかったのか」
阿笠「? きちんと言っておいたじゃろ」
コナン「聞いてねぇよ」
阿笠「いいや、聞いてるはずじゃ。よく思い出してみい。あの時の会話を。本当にワシは言っておらなんだか? 敵だけじゃと言っておったか? 全員がと言っておらんかったか?」
コナン「そ、そう言われてみれば、そういう気も」
阿笠「じゃろ」
コナン「ところでさ、もうすぐバーボンが来る時期だけど、あいつを上手く捕まえられねぇかな?」
阿笠「無理じゃろうな。組織は弱くなっておらぬし」
コナン「なんで」
阿笠「今回のスイッチの特性じゃからじゃ」
コナン(え? だって、今回のスイッチの効果は――――どんなだっけ?)
コナン(スイッチの名前は――――なんだっけ?)
コナン(そもそもスイッチを押したのは――――だれだっけ?)
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 13:06:59.75 :gQuYrfF00
終わり。html化依頼行ってきます
終わり。html化依頼行ってきます
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/24(日) 13:13:01.16 :gQuYrfF00
バーボンの記憶が残ってるのおかしいですね。
バーボンの記憶が残ってるのおかしいですね。
コメント
組織以外の全員の頭脳が低下しているとどうなるのか、新鮮な気持ちで光彦弄りができるようになったからどうなるのか、そこを書き出す前に終わっちゃってるね