2: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/20(土) 15:49:14.45 :oKHzMqGe0
【過去】
提督「…」
時雨「どうしたんだい?港で空を見上げて。」
提督「時雨か、…ただ、着任したばかりの頃を思い出して、な。」
提督「…鎮守府も、騒がしくなったな。」
時雨「そうだね。」
提督「…」
【過去】
提督「…」
時雨「どうしたんだい?港で空を見上げて。」
提督「時雨か、…ただ、着任したばかりの頃を思い出して、な。」
提督「…鎮守府も、騒がしくなったな。」
時雨「そうだね。」
提督「…」
4: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/20(土) 16:13:56.00 :oKHzMqGe0
提督「たしか、初建造で建造されたのが…」
時雨「ボク、だったね。」
提督「ああ、そうだ。あのときは資材も少なく設定した。だから駆逐艦が出るとはわかっていた。」
時雨「じゃあ本当は他の子が出て欲しかったの?」
提督「…いや、正直、誰でもよかったな。…初期艦…五月雨も寂しいと言っていた。」
時雨「そういえば…何で提督は初期艦を五月雨にしたの?」
提督「…似てたから、だな。」
時雨「誰に?」
提督「…俺の、幼馴染みだ。今は…死んでしまったがな。」
時雨「…。ごめん、聞くべきじゃなかったね。」
提督「たしか、初建造で建造されたのが…」
時雨「ボク、だったね。」
提督「ああ、そうだ。あのときは資材も少なく設定した。だから駆逐艦が出るとはわかっていた。」
時雨「じゃあ本当は他の子が出て欲しかったの?」
提督「…いや、正直、誰でもよかったな。…初期艦…五月雨も寂しいと言っていた。」
時雨「そういえば…何で提督は初期艦を五月雨にしたの?」
提督「…似てたから、だな。」
時雨「誰に?」
提督「…俺の、幼馴染みだ。今は…死んでしまったがな。」
時雨「…。ごめん、聞くべきじゃなかったね。」
6: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/20(土) 16:28:23.23 :oKHzMqGe0
提督「いいんだ。そんなに気にしなくても。」
時雨「でも、人のトラウマを思い出させるような事を自分はしたくはないよ。」
提督「ああ、大丈夫だ。俺はそれくらいで思い詰めるような奴じゃない。…で、話の続きだ。」
提督「俺は…もしかしたら重ねていたのかもな。…あいつと、五月雨を。」
提督「いいんだ。そんなに気にしなくても。」
時雨「でも、人のトラウマを思い出させるような事を自分はしたくはないよ。」
提督「ああ、大丈夫だ。俺はそれくらいで思い詰めるような奴じゃない。…で、話の続きだ。」
提督「俺は…もしかしたら重ねていたのかもな。…あいつと、五月雨を。」
7: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/20(土) 16:52:54.20 :oKHzMqGe0
提督「…ん、雨が降りそうだ。俺は執務に戻るとしよう。たしか時雨はこの後…」
時雨「演習、だね。五月雨も一緒さ。」
提督「そうか。頑張れよ。…ん?鎮守府からだれか走ってくるな…五月雨?」
時雨「傘、持ってきてるね。…でも、二本しかない。」
提督「ははは、…ああいうドジっ娘なところ、あいつにそっくりだ。」
提督「時雨は一本の傘に五月雨と一緒に入ればいい。」
時雨「うん、そうさせてもらう。」
提督「じゃあ、帰ろうか。」
時雨「…うん。」
【過去】 終
提督「…ん、雨が降りそうだ。俺は執務に戻るとしよう。たしか時雨はこの後…」
時雨「演習、だね。五月雨も一緒さ。」
提督「そうか。頑張れよ。…ん?鎮守府からだれか走ってくるな…五月雨?」
時雨「傘、持ってきてるね。…でも、二本しかない。」
提督「ははは、…ああいうドジっ娘なところ、あいつにそっくりだ。」
提督「時雨は一本の傘に五月雨と一緒に入ればいい。」
時雨「うん、そうさせてもらう。」
提督「じゃあ、帰ろうか。」
時雨「…うん。」
【過去】 終
8: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/20(土) 16:54:21.55 :oKHzMqGe0
書き忘れ。
※これは短編集みたいな奴です。
書き忘れ。
※これは短編集みたいな奴です。
9: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/20(土) 17:31:27.80 :oKHzMqGe0
【隣督】
プルルルプルル ガチャ
隣督「よお。」
提督「…何だお前か。どうした?」
隣督「元気?」
提督「唐突だな。…まあ、皆元気だが?」
隣督「…そうか。」
提督「落ち込んでるな。…何かあったのか?」
隣督「それがよぉ…
~数分前 隣鎮守府の工廠~
隣督「おっ、建造終わってるな。どれ…。」
曙「クソ提督」
霞「クズ司令官」
満潮「死にたいの!?」
隣督「」
【隣督】
プルルルプルル ガチャ
隣督「よお。」
提督「…何だお前か。どうした?」
隣督「元気?」
提督「唐突だな。…まあ、皆元気だが?」
隣督「…そうか。」
提督「落ち込んでるな。…何かあったのか?」
隣督「それがよぉ…
~数分前 隣鎮守府の工廠~
隣督「おっ、建造終わってるな。どれ…。」
曙「クソ提督」
霞「クズ司令官」
満潮「死にたいの!?」
隣督「」
10: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/20(土) 17:39:50.21 :oKHzMqGe0
隣督「…流石に来るものあるだろ。」
提督「…知るか。そんなことで軍用通信機使うな。」ガチャ
隣督「お、おい!切るな!おい!」
提督「…まったく。」
【隣督】 終
隣督「…流石に来るものあるだろ。」
提督「…知るか。そんなことで軍用通信機使うな。」ガチャ
隣督「お、おい!切るな!おい!」
提督「…まったく。」
【隣督】 終
14: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/22(月) 02:35:02.11 :qEwQMish0
【鎮守府の謎】
提督「ふむ…」
提督「皆がなにやってるか軽く調べてみよう。」
提督「…よし。この部屋は…」ガチャ
提督「第六駆逐隊の部屋か。置いてある写真を見るに、流石に皆の仲は良好だ。…ん?この掛け軸…何かおかしい気が…。」
提督「…っ!色が薄い…?まさか、これはコピーか!?」
提督「最近よく執務室の物が無くなる気がしたが、まさかここの物も無くなっていたとは。」
提督「…誰が盗んでいるんだ?」
【鎮守府の謎】
提督「ふむ…」
提督「皆がなにやってるか軽く調べてみよう。」
提督「…よし。この部屋は…」ガチャ
提督「第六駆逐隊の部屋か。置いてある写真を見るに、流石に皆の仲は良好だ。…ん?この掛け軸…何かおかしい気が…。」
提督「…っ!色が薄い…?まさか、これはコピーか!?」
提督「最近よく執務室の物が無くなる気がしたが、まさかここの物も無くなっていたとは。」
提督「…誰が盗んでいるんだ?」
15: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/22(月) 02:43:10.36 :qEwQMish0
提督「第六駆逐隊は今は演習で外にいるが、この事は言うべきか…。」
提督「…いや、まだ他の部屋の物も無くなってるかもしれない。先に調べてからにしよう。」ガチャ
提督「…しかし、どこから調べようか…。」スタスタ
提督「物、と言うからには資材庫にも行くか。」スタスタ
提督「で」
提督「お前はここで何をしている。」
赤城「あ」
提督「第六駆逐隊は今は演習で外にいるが、この事は言うべきか…。」
提督「…いや、まだ他の部屋の物も無くなってるかもしれない。先に調べてからにしよう。」ガチャ
提督「…しかし、どこから調べようか…。」スタスタ
提督「物、と言うからには資材庫にも行くか。」スタスタ
提督「で」
提督「お前はここで何をしている。」
赤城「あ」
17: ◆4AAGxIlPnA:2016/08/22(月) 03:11:49.56 :qEwQMish0
赤城「えーっと……すいませんでした。」カジカジ
提督「謝りながらボーキを食うな。反省する気あるのか。まずはそのボーキを置け。」
赤城「…はい。」ゴトン
提督「…食べた量は?」
赤城「…少しだけ。」
提督「…お前の少しは他より多いんだよ。だからお前は罰として暫く飯3割カットな。」
赤城「そんな!あんまりですよ!」
提督「自業自得だ。まったく…。」スタスタ
提督「ふむ…。」
提督「最近資材がよく減る気がしたが、赤城だったか。しかし、執務室の物や第六駆逐隊の掛け軸(本物)が消える原因が赤城とは思えん。」
提督「謎だ…。」
その頃…
大淀「最近隣の鎮守府から物がいくつか消えたんですって。」
隣督「ふーん。」
大淀「それにしても提督は最近家具を変えましたけど、そんな家具コインどこにあったんです?」
隣督「あ~、うん。気にしないで。」
大淀「それになぜ第六駆逐隊の掛け軸を?この鎮守府には暁型の娘達はいませんよ?」
隣督「あ」
【鎮守府の謎】 終?
赤城「えーっと……すいませんでした。」カジカジ
提督「謝りながらボーキを食うな。反省する気あるのか。まずはそのボーキを置け。」
赤城「…はい。」ゴトン
提督「…食べた量は?」
赤城「…少しだけ。」
提督「…お前の少しは他より多いんだよ。だからお前は罰として暫く飯3割カットな。」
赤城「そんな!あんまりですよ!」
提督「自業自得だ。まったく…。」スタスタ
提督「ふむ…。」
提督「最近資材がよく減る気がしたが、赤城だったか。しかし、執務室の物や第六駆逐隊の掛け軸(本物)が消える原因が赤城とは思えん。」
提督「謎だ…。」
その頃…
大淀「最近隣の鎮守府から物がいくつか消えたんですって。」
隣督「ふーん。」
大淀「それにしても提督は最近家具を変えましたけど、そんな家具コインどこにあったんです?」
隣督「あ~、うん。気にしないで。」
大淀「それになぜ第六駆逐隊の掛け軸を?この鎮守府には暁型の娘達はいませんよ?」
隣督「あ」
【鎮守府の謎】 終?
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