1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:21:41.54 :sJPC1FP60
P「……お前、今日何個目だ?」
加蓮「一個目だよ?」
P「……ここに凛と奈緒からの」
加蓮「あー……二個目、かな」
P「……加蓮」
P「……お前、今日何個目だ?」
加蓮「一個目だよ?」
P「……ここに凛と奈緒からの」
加蓮「あー……二個目、かな」
P「……加蓮」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:22:13.31 :sJPC1FP60
加蓮「ちょ、そんな目で見ないでよー。それに、べつに一日何個までー、とか、ないでしょ?」
P「あんまり食べると腹を壊すぞ」
加蓮「大丈夫だって。子供じゃあるまいし」
P「子供関係ないだろ……それに、加蓮は子供だろ」
加蓮「いやいや、私、もう16だよ? 16と言えば結婚できる年齢だよ。結婚できる年齢だったらもう大人と言っても過言じゃない。つまり、私は国から大人だと認められているということだよ」
P「なんだその屁理屈……国を持ち出すなら国が20歳からって決めてるだろ……」
加蓮「あ、そっか。それじゃあ国の方から攻めるのはダメかー」
加蓮「ちょ、そんな目で見ないでよー。それに、べつに一日何個までー、とか、ないでしょ?」
P「あんまり食べると腹を壊すぞ」
加蓮「大丈夫だって。子供じゃあるまいし」
P「子供関係ないだろ……それに、加蓮は子供だろ」
加蓮「いやいや、私、もう16だよ? 16と言えば結婚できる年齢だよ。結婚できる年齢だったらもう大人と言っても過言じゃない。つまり、私は国から大人だと認められているということだよ」
P「なんだその屁理屈……国を持ち出すなら国が20歳からって決めてるだろ……」
加蓮「あ、そっか。それじゃあ国の方から攻めるのはダメかー」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:22:48.37 :sJPC1FP60
P「攻めるって……加蓮。結局お前はどうしたいんだよ」
加蓮「アイスが食べたい」
P「だろ? ……いや、ダメだけどな」
加蓮「ダメなら戻さないでよー」
P「そうだな、ごめん……って、なんで俺が謝ってるんだよ」
加蓮「それは私に聞かれても」
P「それは……そうだな」
加蓮「そうそう。もう、Pさんってばなんでも私のせいにしてー」
P「してるか……?」
加蓮「してるしてる。これはもう、アイスを買ってもらわないとね」
P「そうだな、お詫びにアイスを――って、なるか」
加蓮「ならないかー」
P「攻めるって……加蓮。結局お前はどうしたいんだよ」
加蓮「アイスが食べたい」
P「だろ? ……いや、ダメだけどな」
加蓮「ダメなら戻さないでよー」
P「そうだな、ごめん……って、なんで俺が謝ってるんだよ」
加蓮「それは私に聞かれても」
P「それは……そうだな」
加蓮「そうそう。もう、Pさんってばなんでも私のせいにしてー」
P「してるか……?」
加蓮「してるしてる。これはもう、アイスを買ってもらわないとね」
P「そうだな、お詫びにアイスを――って、なるか」
加蓮「ならないかー」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:23:14.99 :sJPC1FP60
P「ならない。あんまりアイスばっかり食べるのは健康にも悪いからな」
加蓮「それは私が病気がちだったから?」
P「病気がちじゃなかったとしても、だ。相手が誰であっても同じことを言うよ」
加蓮「……そっか」
P「ああ」
加蓮「……なんか、それはそれでむかつくなぁ」
P「……どうしろって言うんだよ」
加蓮「どうしろって言うんだろうね?」
P「俺に聞くなよ」
P「ならない。あんまりアイスばっかり食べるのは健康にも悪いからな」
加蓮「それは私が病気がちだったから?」
P「病気がちじゃなかったとしても、だ。相手が誰であっても同じことを言うよ」
加蓮「……そっか」
P「ああ」
加蓮「……なんか、それはそれでむかつくなぁ」
P「……どうしろって言うんだよ」
加蓮「どうしろって言うんだろうね?」
P「俺に聞くなよ」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:23:40.68 :sJPC1FP60
加蓮「それはそうだね。じゃあ、アイス食べよっか」
P「ああ、そう……は、ならないぞ」
加蓮「あー、惜しかったのにー」
P「惜しくない」
加蓮「でも、もうちょっとで『そうだな』みたいにならなかった?」
P「……なった、かも」
加蓮「ほらー」
P「『ほらー』じゃない」
加蓮「『ホラー』?」
P「『ホラー』でもない」
加蓮「それはそうだね。じゃあ、アイス食べよっか」
P「ああ、そう……は、ならないぞ」
加蓮「あー、惜しかったのにー」
P「惜しくない」
加蓮「でも、もうちょっとで『そうだな』みたいにならなかった?」
P「……なった、かも」
加蓮「ほらー」
P「『ほらー』じゃない」
加蓮「『ホラー』?」
P「『ホラー』でもない」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:24:07.68 :sJPC1FP60
加蓮「あ、でも、暑いのが悪いんだし、ホラー映画とかを見るのもいいかも。ね、Pさん。ホラー映画、見ない?」
P「なんでそう……いや、まあ、アイスを食べるよりはいいか」
加蓮「そうそう。『きゃー』ってPさんにも抱きつけるしねー」
P「なんで抱きつくことが目的になってるんだよ……抱きついたらむしろ暑いだろ」
加蓮「それはそれ、これはこれ、だよ?」
P「どれだよ……」
加蓮「……Pさんは、私に抱きつかれるの、イヤ?」
P「……イヤでは、ないけど」
加蓮「じゃ、決定♪ PさんPさん、映画、見よ?」
P「……わかった」
加蓮「あ、でも、暑いのが悪いんだし、ホラー映画とかを見るのもいいかも。ね、Pさん。ホラー映画、見ない?」
P「なんでそう……いや、まあ、アイスを食べるよりはいいか」
加蓮「そうそう。『きゃー』ってPさんにも抱きつけるしねー」
P「なんで抱きつくことが目的になってるんだよ……抱きついたらむしろ暑いだろ」
加蓮「それはそれ、これはこれ、だよ?」
P「どれだよ……」
加蓮「……Pさんは、私に抱きつかれるの、イヤ?」
P「……イヤでは、ないけど」
加蓮「じゃ、決定♪ PさんPさん、映画、見よ?」
P「……わかった」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:24:37.57 :sJPC1FP60
――
加蓮「あー、面白かった♪」
P「そうだな。だから離れてくれないか?」
加蓮「こわくて離れたくなーい、とか?」
P「なんで疑問形なんだよ……そもそもそこまでこわくなかっただろ」
加蓮「だね。でも、Pさんの胸、ドキドキしてない?」
――
加蓮「あー、面白かった♪」
P「そうだな。だから離れてくれないか?」
加蓮「こわくて離れたくなーい、とか?」
P「なんで疑問形なんだよ……そもそもそこまでこわくなかっただろ」
加蓮「だね。でも、Pさんの胸、ドキドキしてない?」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:25:05.73 :sJPC1FP60
P「……加蓮もだろ」
加蓮「……ふふっ。バレてた?」
P「……バレてた」
加蓮「そっか。……なんか、ちょっと、恥ずかしいかも」フフッ
P「……恥ずかしいのに、なんで笑ってるんだよ」
加蓮「恥ずかしいけど……嬉しいから、かも」
P「……そうか」
加蓮「うん」
P「……加蓮もだろ」
加蓮「……ふふっ。バレてた?」
P「……バレてた」
加蓮「そっか。……なんか、ちょっと、恥ずかしいかも」フフッ
P「……恥ずかしいのに、なんで笑ってるんだよ」
加蓮「恥ずかしいけど……嬉しいから、かも」
P「……そうか」
加蓮「うん」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:25:33.34 :sJPC1FP60
P「……で、まだ離れる気はないのか? 俺も少し、あつくなってきたんだが」
加蓮「……もう少しだけ、ダメ?」
P「……ダメじゃない」
加蓮「……ありがと、Pさん」ギュッ
P「……で、まだ離れる気はないのか? 俺も少し、あつくなってきたんだが」
加蓮「……もう少しだけ、ダメ?」
P「……ダメじゃない」
加蓮「……ありがと、Pさん」ギュッ
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:25:59.25 :sJPC1FP60
――
加蓮「それじゃ、Pさん。アイス、食べよっか」
P「結局そこに戻るのか……」
加蓮「映画も見たしさー」
P「関係ないだろ」
――
加蓮「それじゃ、Pさん。アイス、食べよっか」
P「結局そこに戻るのか……」
加蓮「映画も見たしさー」
P「関係ないだろ」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:26:36.87 :sJPC1FP60
加蓮「いやいや、意外と関係あるかもよ?」
P「何が関係あるんだ?」
加蓮「うーん……私にはわからないけど」
P「わからないのか……」
加蓮「うん。でも、アイスは食べたい」
P「どんだけだよ……太るぞ」
加蓮「あ、女の子にそんなこと言っちゃってー……Pさん、デリカシーってものを考えてよー」
加蓮「いやいや、意外と関係あるかもよ?」
P「何が関係あるんだ?」
加蓮「うーん……私にはわからないけど」
P「わからないのか……」
加蓮「うん。でも、アイスは食べたい」
P「どんだけだよ……太るぞ」
加蓮「あ、女の子にそんなこと言っちゃってー……Pさん、デリカシーってものを考えてよー」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:27:03.30 :sJPC1FP60
P「デリカシーって……俺はプロデューサーだからな。アイドルの体調管理はしっかりしないといけないだろ。体重とかもその内だ」
加蓮「でも、私はもうちょっと太ってもいいと思わない?」
P「それ、自分で言うのか……」
加蓮「言っちゃう言っちゃう。私、割りと痩せてると思うし。胸はそこそこあるのにねー」
P「……まあ、そうだな」
加蓮「あ、顔赤くなったー。なになに? さっきの感触、思い出してるの?」
P「っ……お前、あれもわざとだったのか」
P「デリカシーって……俺はプロデューサーだからな。アイドルの体調管理はしっかりしないといけないだろ。体重とかもその内だ」
加蓮「でも、私はもうちょっと太ってもいいと思わない?」
P「それ、自分で言うのか……」
加蓮「言っちゃう言っちゃう。私、割りと痩せてると思うし。胸はそこそこあるのにねー」
P「……まあ、そうだな」
加蓮「あ、顔赤くなったー。なになに? さっきの感触、思い出してるの?」
P「っ……お前、あれもわざとだったのか」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:27:30.86 :sJPC1FP60
加蓮「そりゃそうだよー。……それで、私のおっぱい、どうだった?」
P「……それ、聞くのか」
加蓮「聞くよ。で、どうだった?」
P「……良かった」
加蓮「……へえ」
P「……にやにやするな」
加蓮「それは難しい相談だねー。……そっか。Pさん、私の胸、良かったんだ」
P「繰り返すな。……くそっ、なんでこんな……」
加蓮「そりゃそうだよー。……それで、私のおっぱい、どうだった?」
P「……それ、聞くのか」
加蓮「聞くよ。で、どうだった?」
P「……良かった」
加蓮「……へえ」
P「……にやにやするな」
加蓮「それは難しい相談だねー。……そっか。Pさん、私の胸、良かったんだ」
P「繰り返すな。……くそっ、なんでこんな……」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:28:19.26 :sJPC1FP60
加蓮「あはは。ごめんごめん、機嫌なおしてー。アイスおごるからー」
P「誰がおごられるか」
加蓮「でも、たぶん私の方が給料――あ」
P「……」
加蓮「あー……ごめんね?」
P「……そこで申し訳なくされると本気で情けなくなってくるからやめてくれ」
加蓮「それじゃあ……Pさんの甲斐性なしー、とか?」
P「それの方がへこむ」
加蓮「えー。どっちなのー?」
P「どう言われても悲しいかな……」
加蓮「あはは。ごめんごめん、機嫌なおしてー。アイスおごるからー」
P「誰がおごられるか」
加蓮「でも、たぶん私の方が給料――あ」
P「……」
加蓮「あー……ごめんね?」
P「……そこで申し訳なくされると本気で情けなくなってくるからやめてくれ」
加蓮「それじゃあ……Pさんの甲斐性なしー、とか?」
P「それの方がへこむ」
加蓮「えー。どっちなのー?」
P「どう言われても悲しいかな……」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:28:48.44 :sJPC1FP60
加蓮「むぅ……あ、じゃあじゃあ」
P「……なんだよ。まだ攻撃するのか?」
加蓮「Pさんのこと、私が養ってあげよっか?」
P「っ」
加蓮「……これは、どうだった?」
P「……情けないけど、なんか、良かった」
加蓮「良かったんだ。……Pさん、もしかして、ヒモの素質あったりして」
P「ない! ……ない、と思う」
加蓮「あ、自信なさげ」
加蓮「むぅ……あ、じゃあじゃあ」
P「……なんだよ。まだ攻撃するのか?」
加蓮「Pさんのこと、私が養ってあげよっか?」
P「っ」
加蓮「……これは、どうだった?」
P「……情けないけど、なんか、良かった」
加蓮「良かったんだ。……Pさん、もしかして、ヒモの素質あったりして」
P「ない! ……ない、と思う」
加蓮「あ、自信なさげ」
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:29:16.13 :sJPC1FP60
P「……というか、冗談でもそういうこと言うなよな」
加蓮「あ、逃げた」
P「逃げてない」
加蓮「えー。そうかなー?」
P「そうだ」
加蓮「そっか。……でも、冗談じゃ、なかったんだけどな」
P「……そういうこと、言うな」
加蓮「ぐっときた?」
P「……きた」
P「……というか、冗談でもそういうこと言うなよな」
加蓮「あ、逃げた」
P「逃げてない」
加蓮「えー。そうかなー?」
P「そうだ」
加蓮「そっか。……でも、冗談じゃ、なかったんだけどな」
P「……そういうこと、言うな」
加蓮「ぐっときた?」
P「……きた」
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:29:43.10 :sJPC1FP60
加蓮「そっかー……ふふっ」
P「……なんだよ」
加蓮「いやー……ね、Pさん。私、16歳なんだよ」
P「……そうだな」
加蓮「もう、結婚できるんだよ」
P「……そうだな」
加蓮「……私が何を言いたいか、わかる?」
P「……アイスを食べたい?」
加蓮「む。……そこでそれを持ってきちゃうか」
加蓮「そっかー……ふふっ」
P「……なんだよ」
加蓮「いやー……ね、Pさん。私、16歳なんだよ」
P「……そうだな」
加蓮「もう、結婚できるんだよ」
P「……そうだな」
加蓮「……私が何を言いたいか、わかる?」
P「……アイスを食べたい?」
加蓮「む。……そこでそれを持ってきちゃうか」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:30:09.49 :sJPC1FP60
P「さっきまで加蓮が言ってたことだろ。……あと、俺もアイスが食べたくなってきた。なんか、あついからな」
加蓮「……そうだね。うん。確かに」
P「だろ?」
加蓮「うん。だから……今は、アイスで我慢してあげる」
P「……お願いします」
加蓮「よろしい♪ ……でも、今は、だからね」
P「……わかってる」
加蓮「ほんとかなー?」
P「本当だよ」
P「さっきまで加蓮が言ってたことだろ。……あと、俺もアイスが食べたくなってきた。なんか、あついからな」
加蓮「……そうだね。うん。確かに」
P「だろ?」
加蓮「うん。だから……今は、アイスで我慢してあげる」
P「……お願いします」
加蓮「よろしい♪ ……でも、今は、だからね」
P「……わかってる」
加蓮「ほんとかなー?」
P「本当だよ」
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/09/14(水) 11:30:37.64 :sJPC1FP60
加蓮「誓える?」
P「誓える」
加蓮「それじゃあ、誓いのキスを――」
P「それは違うだろ」
加蓮「バレたか」
P「バレるよ。……それに、それはまた、な」
加蓮「……うん」
P「……アイス、食べるか」
加蓮「……ん♪」
終
加蓮「誓える?」
P「誓える」
加蓮「それじゃあ、誓いのキスを――」
P「それは違うだろ」
加蓮「バレたか」
P「バレるよ。……それに、それはまた、な」
加蓮「……うん」
P「……アイス、食べるか」
加蓮「……ん♪」
終
コメント
加蓮はやっぱりかわいい!!!!