梨子「もう、海未さんは強情ですね」ｸｽｯ

ｽｸｯ ｽﾀｽﾀ

梨子「海未さん♪」

海未「梨子？」

壁|ﾄﾞﾝｯ

顎ｸｲｯ

梨子「私は海未さんだけを愛していますよ」

海未「あっ///あなたは……///またそうやって……///」

梨子「軽薄な私は嫌いですか？」

海未「……～っ！///どんな梨子でも……です///」

梨子「聞こえませんよ。もう一度言ってください。大きな声で♪」

海未「っ！！///」

海未「あまり、虐めないでください……///」

梨子「海未さん」ﾆｺｯ

海未「……大好きです///」

梨子「え？」ﾆｺﾆｺ

海未「もうっ、梨子！！///」

梨子「私もです。海未さん♪」

ﾁｭｯ

海未「～//////」

海未「もう、あなたという人は……///も、もう少ししたらご飯にしますからね！少しは部屋を片付けなさい！///」

梨子「はーい♪」

海未「まったく……///」



梨子「海未さんはからかい甲斐があるなぁ♪でも……そんなところが好きなんだけど///」

海未「梨子、そろそろご飯ですよ。部屋は片付きましたか――――」

梨子「あ」ﾍﾟﾗｯ

『壁クイ特集』

海未「……………………」

梨子「……………………」

海未「……………………あなたは」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

梨子「いやっ、ごめんなさいっ！すぐ片付けるから――――」

海未「またそんな破廉恥な本を！！！//////」

梨子「破廉恥！！？」

海未「あなたという人は！！///なんなんですか！！///そんな本を……わっ、私じゃ満足出来ないんですか！！///」

梨子「いやどういうことですか！！？ただの雑誌なんですけど！！？」

海未「いーえっ！！そんなものただの破廉恥本ですっ！次の資源ゴミの日に捨てちゃいますからね！！」

梨子「プレミア本を捨てさせるわけないでしょう！！？」

海未「ダメですっ！！そんなもの不健全です！！こっちに渡しなさい！！麻紐でグルグルにしてやりますから！！」

梨子「ダメぇ！！！これだけはダメぇ！！！」

海未「こちらへ渡しなさい！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

梨子「引っ張らないでください！！破けちゃう～！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

ｽﾞﾙｯ

梨子「きゃっ！」

海未「梨子！！」

ｶﾞｼｯ

ﾄﾞｼﾝ

梨子「いたたた……」

海未「すっ、スミマセン梨子……ケガはありません……か……」

ﾑﾆｯ

梨子「んっ///」

ﾑﾆﾑﾆｯ

海未「……………………//////」

梨子「……エッチ」

海未「心外です！！！//////」

ｻﾞｱｻﾞｱ……

梨子「あ、雨……」

海未「ええ。降ってきましたね」

梨子「今日はおうちでゆっくりですね」

海未「梨子はたいてい休みは家で過ごすではありませんか」

梨子「好きなんだからいいじゃないですか。それに」ｿｯ

海未「ん///」

梨子「こうして海未さんの近くにずっといられますからね♪」

海未「……はい///」

梨子「……………………」ｺｸﾝ ｺｸﾝ

海未「梨子、眠いですか？」

梨子「少し……」

海未「また夜更かししたのでしょう」

梨子「ん……」

海未「だからあれほど早く寝なさいと……」

梨子「……」ｺｸﾝ ｺｸﾝ

海未「今寝たら、また夜寝られなくなりますよ」

梨子「いいです……」

海未「いいはずないでしょう。梨子、起きなさい」

梨子「……海未さんがキスしてくれたら……起きます」

海未「っ……///」

梨子「……………………」ｺｸﾝ ｺｸﾝ

ﾁｭｯ

梨子「……海未さん」

海未「……ほ、頬で勘弁してください///」

梨子「……子どもって可愛いですよね」

海未「なんですか急に」

梨子「私たちに子どもが出来たら、どんな子になるんでしょうね」

海未「……梨子に似て優しい子になるのではありませんか？」

梨子「海未さんみたいな美人になるかもしれませんよ？」

海未「……………………」

梨子「……………………」

海未「あの……子どもって///」

梨子「……まあ、いずれは……ですよね///」

海未「はっ、はは、はれん……ち///」ﾌﾟｼｭｳ

梨子「イヤですか？」

海未「……い、今はダメです///もう少し大人になってから……///」

梨子「……することはしてるのに」ﾎﾟｿｯ

海未「////////////」ｶｱｧ

海未「……梨子」

梨子「はい？」

海未「好きです」

梨子「……///め、珍しいですね……海未さんからそんな……///」

海未「好きです。大好きです。愛しています。この世界の誰よりも、私はあなたを思っています」

梨子「うっ、海未さん！？///」

ｷﾞｭｯ

海未「梨子……私と、けっ――――」



――――――――
――――
――



梨子「海未さんっ！！///」ｶﾞﾊﾞｯ

海未「ｸｰｸｰ……」Zzz……

梨子「あ、あれ……？///夢……///」

海未「ｸｰｸｰ……」Zzz……

梨子「～///私ったら、なんて夢を……///」

海未「ｸｰｸｰ……」Zzz……

梨子「……のんきに寝ちゃって」ﾂﾝﾂﾝ

海未「うみゅ……」

梨子「……///海未さん、私も……世界で一番……愛してますからね///」ﾁｭｯ

海未「ん……」

梨子「……いつか海未さんからしてくださいね///情熱的なプロポーズを///」



梨子「答えはもう……決まっていますけど///」