海未「何をですか？」

穂乃果「私って結構抱きついたりするじゃん？　あれとか…ス…ス…スカラシップ？」

海未「スキンシップですか？」

穂乃果「そそ、それ。抑えたほうがいいのかなって思って」

穂乃果「下手に誤解させちゃったりしたらまずいし」

海未「別にそこまでしなくても…」

穂乃果「でも、ことりちゃんはレズだったよ？」



海未「」

穂乃果「気づいたら女の子が好きになってたんだって」

穂乃果「これからことりちゃんが急に採寸したいとか言い出したら注意しないとね」

海未「は…はい…」

穂乃果「それから一年生。真姫ちゃんと花陽ちゃんで凛ちゃんをかわいがってるんだって」





海未「」

穂乃果「凛ちゃんはネコだったんだね…」


海未「」


穂乃果「たまに練習に遅れてくるときあるけど、ギリギリまでかわいがってるみたい」

穂乃果「それから三年生…」

海未「はい」

穂乃果「三人ともレズだったよ」

海未「はい」

穂乃果「希ちゃんのマンションで一晩中希ちゃんを弄り倒すのがにこちゃんのお気に入りで」



穂乃果「実はウブな希ちゃんをわしわしして更に胸を育てるのが絵里ちゃんのお気に入りなんだって」


海未「はあ…」

海未「…あれ、もしかして、私が最後ですか？」

穂乃果「うん」


海未「…」


海未「…レズかどうか、でしたよね」

穂乃果「うん」

海未「…」

海未「…わかりません」

穂乃果「え？」

海未「わからないんです」

海未「穂乃果やことりのことは好きです。でもそれでレズなのかと言われると…」

穂乃果「どういう風に好きなの？」

海未「…それは…」

海未「好ましい人間として、ですかね…」

穂乃果「じゃあレズじゃないんだ」

海未「断言はできませんが」

穂乃果「じゃあ――」

ｷﾞｭｯ



穂乃果「これからずっと、海未ちゃんがレズになってしまうまで、抱きつくね！」



海未「…はあ」

穂乃果(実は私もレズなんだけど…)

穂乃果(海未ちゃんがノーマルなら、私もノーマルのふりしてようかな)

穂乃果(海未ちゃんがノーマルなら)

穂乃果(海未ちゃんをレズにしてしまえばいいよね)


おわり