1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 00:42:21.83 :sUHJE77O0
ザーッ
みほ「雨、止まないね」
沙織「みぽりん、今日は模擬演習止めとく?」
みほ「そうだね、風も強いし、みんなに言っておこっか」
沙織「うん、わかった、それじゃあ私からみんなに言っておくね!」
みほ「ありがとう、沙織さん」
ザーッ
みほ「雨、止まないね」
沙織「みぽりん、今日は模擬演習止めとく?」
みほ「そうだね、風も強いし、みんなに言っておこっか」
沙織「うん、わかった、それじゃあ私からみんなに言っておくね!」
みほ「ありがとう、沙織さん」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 00:44:05.75 :sUHJE77O0
沙織「今後の日程もあるだろうから、一回格納庫に集まる方がいいかな?」
みほ「そうだね、今から集まってもらおっか」
沙織「私は少し用事してから行くね、5分くらい遅れるかも」
みほ「わかった、それじゃあ先に行って待ってるね」
沙織「うん、それじゃあまた後でっ」
沙織「今後の日程もあるだろうから、一回格納庫に集まる方がいいかな?」
みほ「そうだね、今から集まってもらおっか」
沙織「私は少し用事してから行くね、5分くらい遅れるかも」
みほ「わかった、それじゃあ先に行って待ってるね」
沙織「うん、それじゃあまた後でっ」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 00:45:36.27 :sUHJE77O0
みほ「今日の模擬戦が出来ないとなると、これからの日程は...」ブツブツ
みほ「明日使って、休日にあのメニューを...っと」
みほ「あれ、晴れてきちゃった、まあでも、またすぐに雨、が...」
みほ「...なんだろう、あの、霧」
みほ「今日の模擬戦が出来ないとなると、これからの日程は...」ブツブツ
みほ「明日使って、休日にあのメニューを...っと」
みほ「あれ、晴れてきちゃった、まあでも、またすぐに雨、が...」
みほ「...なんだろう、あの、霧」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 01:00:42.31 :sUHJE77O0
杏「お、西住ちゃん、きたきた」
みほ「すいません、ちょっと遅れてしまって」
麻子「沙織はどうした」グテー
みほ「ちょっと用事で遅れると」
そど子「レオポンも遅れるって聞いたわよ」
桃「全く!けしからん奴らだ!」
杏「お、西住ちゃん、きたきた」
みほ「すいません、ちょっと遅れてしまって」
麻子「沙織はどうした」グテー
みほ「ちょっと用事で遅れると」
そど子「レオポンも遅れるって聞いたわよ」
桃「全く!けしからん奴らだ!」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 01:07:58.31 :sUHJE77O0
みほ「すいません、私が急に呼んだばかりに」
杏「他の子は集まってるんだし、始めちゃえばー?」
みほ「そうですね、では、今後の予定について」
ウウゥゥゥゥゥ――
みほ「話し...て...」
みほ「すいません、私が急に呼んだばかりに」
杏「他の子は集まってるんだし、始めちゃえばー?」
みほ「そうですね、では、今後の予定について」
ウウゥゥゥゥゥ――
みほ「話し...て...」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 01:15:50.99 :sUHJE77O0
華「サイレン、でしょうか」
そど子「防災無線、よね、何かあったのかしら」
桂利奈「わぁぁぁ、初めて聞いたぁ!」キャッキャッ
梓「か、桂利奈、騒いじゃダメだよっ」キラキラ
みほ「ど、どうしたんでしょうか...」
麻子「...なんだ、あの霧」
華「サイレン、でしょうか」
そど子「防災無線、よね、何かあったのかしら」
桂利奈「わぁぁぁ、初めて聞いたぁ!」キャッキャッ
梓「か、桂利奈、騒いじゃダメだよっ」キラキラ
みほ「ど、どうしたんでしょうか...」
麻子「...なんだ、あの霧」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 01:26:17.64 :sUHJE77O0
ツチヤ「た、助けて...っ!」ゼェゼェ
みほ「ツチヤさん?あ、あの、何があって...」
ツチヤ「...ぃる」
みほ「え、あの、なんて」
ツチヤ「霧の中に、何かいるっ!」
ツチヤ「た、助けて...っ!」ゼェゼェ
みほ「ツチヤさん?あ、あの、何があって...」
ツチヤ「...ぃる」
みほ「え、あの、なんて」
ツチヤ「霧の中に、何かいるっ!」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 01:35:20.68 :sUHJE77O0
優花里「な、何かって、なんのことでしょうか」
ツチヤ「とにかく、中に何かいる!」
ツチヤ「早く!早くシャッターを閉めて!」
そど子「何かってなによ!そんな抽象的じゃ伝わらないわ!」
そど子「分からないなら私が見てくるから!」ダッ
ツチヤ「あ、待って!ダメ!いったら...っ!」
優花里「な、何かって、なんのことでしょうか」
ツチヤ「とにかく、中に何かいる!」
ツチヤ「早く!早くシャッターを閉めて!」
そど子「何かってなによ!そんな抽象的じゃ伝わらないわ!」
そど子「分からないなら私が見てくるから!」ダッ
ツチヤ「あ、待って!ダメ!いったら...っ!」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 01:46:45.86 :sUHJE77O0
そど子「きゃああああああああああああああああああ!」
みほ「ひっ」ビクッ
そど子「いやあああああああああああ!あああああああああ!」
そど子「ああああああああ、あ」ビチャッ
華「な、なにが、なにが起きて...」
そど子「きゃああああああああああああああああああ!」
みほ「ひっ」ビクッ
そど子「いやあああああああああああ!あああああああああ!」
そど子「ああああああああ、あ」ビチャッ
華「な、なにが、なにが起きて...」
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 01:53:47.12 :sUHJE77O0
ツチヤ「シャッター!早く!」
桃「っ、仕方ない!」ガララッ
ガシャーン
みほ「.........」
妙子「な、なに、どうなってるの、やだ、やだぁ...」
ツチヤ「シャッター!早く!」
桃「っ、仕方ない!」ガララッ
ガシャーン
みほ「.........」
妙子「な、なに、どうなってるの、やだ、やだぁ...」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:01:01.40 :sUHJE77O0
麻子「おい、そど子を助けに行った方が良いんじゃないのか」
梓「で、でもあの霧の中には、それこそ」
麻子「まだ何があったかもわからないだろっ!」
梓「ひぃっ、ご、ごめんなさい!」
杏「...ほら、みんな、落ち着いて、一回、落ち着こう」
麻子「おい、そど子を助けに行った方が良いんじゃないのか」
梓「で、でもあの霧の中には、それこそ」
麻子「まだ何があったかもわからないだろっ!」
梓「ひぃっ、ご、ごめんなさい!」
杏「...ほら、みんな、落ち着いて、一回、落ち着こう」
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:08:26.26 :sUHJE77O0
杏「何があったのか、推測でしか今は言えない、だから」
杏「とにかく今は落ち着い、ひっ!」グラッ
みほ「きゃあああああああ!」グラグラグラ
優花里「じ、地震です!皆さん頭を守って!」グラグラグラ
杏「何があったのか、推測でしか今は言えない、だから」
杏「とにかく今は落ち着い、ひっ!」グラッ
みほ「きゃあああああああ!」グラグラグラ
優花里「じ、地震です!皆さん頭を守って!」グラグラグラ
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:15:32.74 :fRQkO8v6o
船上で地震…?
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:17:36.77 :sUHJE77O0
あゆみ「や、止んだ...?」
桃「どうなってるんだ!くそっ!どうしたらいい!」
桂利奈「うわああぁぁん!帰りたいよぉぉぉ!」
ザワザワ
典子「.........」
典子「...これは、死だよ」
あゆみ「や、止んだ...?」
桃「どうなってるんだ!くそっ!どうしたらいい!」
桂利奈「うわああぁぁん!帰りたいよぉぉぉ!」
ザワザワ
典子「.........」
典子「...これは、死だよ」
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:31:29.58 :sUHJE77O0
優花里「あ、あの!」
みほ「あ、秋山さん、どうしました?」
優花里「わ、私、家族が心配です」
優花里「家まで、様子を見に行きたい、です」
優花里「あ、あの!」
みほ「あ、秋山さん、どうしました?」
優花里「わ、私、家族が心配です」
優花里「家まで、様子を見に行きたい、です」
28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:32:52.04 :sUHJE77O0
桃「それは、あの霧の中に入る、ということか」
優花里「で、ですから、誰か一緒に来てください」
華「.........」
みほ「...えっと、その」
優花里「お願いします、誰か、ついてきてください」
優花里「だ、だれか...」
桃「それは、あの霧の中に入る、ということか」
優花里「で、ですから、誰か一緒に来てください」
華「.........」
みほ「...えっと、その」
優花里「お願いします、誰か、ついてきてください」
優花里「だ、だれか...」
29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:43:40.04 :sUHJE77O0
「.........」
優花里「そう、ですよね、仕方ない、ですよね」
優花里「私、一人で、行ってきます」ダッ
桃「おい!シャッターを開けるな!」
優花里「隣の小さな扉から出るだけなので、大丈夫、ですよ」
優花里「皆さんと、会えることを祈っておきますね」ポロッ
「.........」
優花里「そう、ですよね、仕方ない、ですよね」
優花里「私、一人で、行ってきます」ダッ
桃「おい!シャッターを開けるな!」
優花里「隣の小さな扉から出るだけなので、大丈夫、ですよ」
優花里「皆さんと、会えることを祈っておきますね」ポロッ
30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 02:51:34.17 :sUHJE77O0
みほ「秋山さん!まって!」
優花里「それでは」ガチャッ
みほ「あ、秋山さんっ!」ダッ
華「みほさん!」ガシッ
みほ「華さん!秋山さんを追いかけなくちゃっ!」
杏「西住ちゃん、落ち着こう、外に何かいる、それだけは本当だよ」
みほ「秋山さん!まって!」
優花里「それでは」ガチャッ
みほ「あ、秋山さんっ!」ダッ
華「みほさん!」ガシッ
みほ「華さん!秋山さんを追いかけなくちゃっ!」
杏「西住ちゃん、落ち着こう、外に何かいる、それだけは本当だよ」
31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 03:02:04.82 :sUHJE77O0
みほ「でも!」
桃「西住の言うことも分かる、だが、今は秋山の無事を祈るしかない」
みほ「...っ、わかり、ました」
麻子「.........」
麻子「...沙織」
みほ「でも!」
桃「西住の言うことも分かる、だが、今は秋山の無事を祈るしかない」
みほ「...っ、わかり、ました」
麻子「.........」
麻子「...沙織」
32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 03:14:30.92 :sUHJE77O0
杏「みんな、聞いてほしい」
杏「色々と思うことはあると思う、推測するしか出来ないこともある」
桃「ただ、外には何かいる、これは、今一番可能性の高いことだ」
桃「無意味に外に出ず、中で助けを待っていよう」
梓「あ、あの、助けって、いつになれば...」
杏「分からない、でも、今は待つしかない」
杏「みんな、聞いてほしい」
杏「色々と思うことはあると思う、推測するしか出来ないこともある」
桃「ただ、外には何かいる、これは、今一番可能性の高いことだ」
桃「無意味に外に出ず、中で助けを待っていよう」
梓「あ、あの、助けって、いつになれば...」
杏「分からない、でも、今は待つしかない」
33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 03:23:29.56 :sUHJE77O0
典子「会長!徹底抗戦ですよ!せっかく、格納庫には戦車があるんですから!」
杏「相手が、戦車で打ち倒せるとは限らない、それは、最後の手段にしよう」
典子「大丈夫です!根性でどうにかなります!」
桃「今はまだ様子を見ろと言ってるんだ!」
典子「会長!徹底抗戦ですよ!せっかく、格納庫には戦車があるんですから!」
杏「相手が、戦車で打ち倒せるとは限らない、それは、最後の手段にしよう」
典子「大丈夫です!根性でどうにかなります!」
桃「今はまだ様子を見ろと言ってるんだ!」
34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 03:24:33.49 :sUHJE77O0
典子「.........」ギリッ
桃「.........」イライラ
柚子「と、とにかく今はみんな落ち着こう」アセアセ
華「私達、どうなるんでしょうね...」
みほ「.........うん」
典子「.........」ギリッ
桃「.........」イライラ
柚子「と、とにかく今はみんな落ち着こう」アセアセ
華「私達、どうなるんでしょうね...」
みほ「.........うん」
35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 03:41:18.46 :sUHJE77O0
桃「しかし、ここの電気は生きているんだな」
柚子「ええ、元々戦車道の為に作られた高校だから」
柚子「不測の事態にも対応できるよう、発電機が裏にね」
桃「なるほどな、そういうわけで、うわっ」バチッ
桃「しかし、ここの電気は生きているんだな」
柚子「ええ、元々戦車道の為に作られた高校だから」
柚子「不測の事態にも対応できるよう、発電機が裏にね」
桃「なるほどな、そういうわけで、うわっ」バチッ
36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 03:49:18.25 :sUHJE77O0
あけび「て、停電ですか」
杏「まずいね、この状況で停電になると、みんなの不安が一層」
みほ「あ、あの、私、裏の発電機のところ見てきますね」
桃「そうだな、発電機のところに扉がある、そこから様子だけでも見てこれるか」
みほ「分かりました、大丈夫そうなら、皆さんに手伝ってもらうかもしれません」
桃「分かった、じゃあ、頼んだぞ」
みほ「はい」
あけび「て、停電ですか」
杏「まずいね、この状況で停電になると、みんなの不安が一層」
みほ「あ、あの、私、裏の発電機のところ見てきますね」
桃「そうだな、発電機のところに扉がある、そこから様子だけでも見てこれるか」
みほ「分かりました、大丈夫そうなら、皆さんに手伝ってもらうかもしれません」
桃「分かった、じゃあ、頼んだぞ」
みほ「はい」
37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 03:56:35.72 :sUHJE77O0
みほ「確か、この辺に、あった、この扉だ」
みほ「っと、なんか焦げ臭い、もしかして、ショートしちゃった?」
みほ「それなら、外の配盤をみ、て...」
ドア「」ガンッ ガンッ
みほ「え、え、な、なに、誰かいるの」
みほ「確か、この辺に、あった、この扉だ」
みほ「っと、なんか焦げ臭い、もしかして、ショートしちゃった?」
みほ「それなら、外の配盤をみ、て...」
ドア「」ガンッ ガンッ
みほ「え、え、な、なに、誰かいるの」
38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 04:03:05.42 :sUHJE77O0
ドア「」ガンッ ガンッ
みほ「あ、あの!誰ですか!」
ドア「」
ドア「」ガンガンガンガン
みほ「ひっ!」ダッ
ドア「」ガンッ ガンッ
みほ「あ、あの!誰ですか!」
ドア「」
ドア「」ガンガンガンガン
みほ「ひっ!」ダッ
39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 04:10:52.82 :sUHJE77O0
桃「本当なんだな、扉の前に何かいたと」
みほ「はいっ、扉を何度も何度も攻撃していて」
杏「だとしたら、ちょいとまずいかもしれないねぇ」
みほ「ほら、見て下さ...あ、あれ?」
ドア「」
桃「本当なんだな、扉の前に何かいたと」
みほ「はいっ、扉を何度も何度も攻撃していて」
杏「だとしたら、ちょいとまずいかもしれないねぇ」
みほ「ほら、見て下さ...あ、あれ?」
ドア「」
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 04:11:47.84 :sUHJE77O0
みほ「ち、違うんです!本当にさっきまでは、あの扉が」
杏「まあまあ、今はいないってことだろうし、鬼のいぬ間に、ってね」
桃「そうですね、みんなの恐怖が増幅する前に、早く電気を」ガチャッ
みほ「っ、あ、あれ」
桃「ほら、何もいないじゃないか、まあ何も見えないけどな」
みほ「そ、そうですか、それなら、よかったで、す…」ハッ
みほ「ち、違うんです!本当にさっきまでは、あの扉が」
杏「まあまあ、今はいないってことだろうし、鬼のいぬ間に、ってね」
桃「そうですね、みんなの恐怖が増幅する前に、早く電気を」ガチャッ
みほ「っ、あ、あれ」
桃「ほら、何もいないじゃないか、まあ何も見えないけどな」
みほ「そ、そうですか、それなら、よかったで、す…」ハッ
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 04:24:03.73 :sUHJE77O0
杏「河嶋!後ろ!」
桃「え、うわああああああああ!」ガシッ
触手「」ウネウネ
みほ「きゃあああああああ!」
杏「西住ちゃん!河嶋引っ張って!」
杏「河嶋!後ろ!」
桃「え、うわああああああああ!」ガシッ
触手「」ウネウネ
みほ「きゃあああああああ!」
杏「西住ちゃん!河嶋引っ張って!」
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 04:33:41.03 :sUHJE77O0
桃「くそ!離せ!くそ!くそ!」
触手「」ペタッ
桃「っぁ、ぎゃあああああああああああああああああ!」
杏「河嶋どうし、た...」
触手「」ニクヘンベッタリ
桃「くそ!離せ!くそ!くそ!」
触手「」ペタッ
桃「っぁ、ぎゃあああああああああああああああああ!」
杏「河嶋どうし、た...」
触手「」ニクヘンベッタリ
43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 04:39:46.77 :sUHJE77O0
みほ「いやあああああああああああああああああ!」
桃「たす、たすけて!会長!会長!たすけ」
触手「」ペタペタ
桃「ぎゃああああああああああああああああああ!」
杏「か、かわしま...」ガタガタ
みほ「あ、いや、こないで、いや、いやああぁぁぁ...」
みほ「いやあああああああああああああああああ!」
桃「たす、たすけて!会長!会長!たすけ」
触手「」ペタペタ
桃「ぎゃああああああああああああああああああ!」
杏「か、かわしま...」ガタガタ
みほ「あ、いや、こないで、いや、いやああぁぁぁ...」
44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 04:42:24.42 :sUHJE77O0
桃「ああああああ、あ、あ、あぁ、ぅぁ」
触手「」グルグル
桃「ああぁぁぁぁぁぁぁ...... ... 」ズルズル
扉「」ガチャンッ
みほ「うそ、ゆめだ、ゆめだよ、いや、いやぁ...」
杏「あ、あぁ、うああああああああああああああ!」
桃「ああああああ、あ、あ、あぁ、ぅぁ」
触手「」グルグル
桃「ああぁぁぁぁぁぁぁ...... ... 」ズルズル
扉「」ガチャンッ
みほ「うそ、ゆめだ、ゆめだよ、いや、いやぁ...」
杏「あ、あぁ、うああああああああああああああ!」
48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 11:19:37.74 :3hIBQjwQo
乙。
元ネタあるんなら教えてもらえるとありがたい
元ネタあるんなら教えてもらえるとありがたい
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 11:34:01.78 :S6PLpFgd0
原作スティーブン・キングのミストって映画です
兎に角後味が悪いが面白いことも確かな作品ですね
兎に角後味が悪いが面白いことも確かな作品ですね
53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 14:56:46.89 :sUHJE77O0
柚子「そ、んな、桃ちゃんが...」
杏「すまない、すまない、本当にすまないっ」ポロポロ
みほ「.........」
華「みほさん、気を、落とさないでください」
みほ「う、ん」
柚子「そ、んな、桃ちゃんが...」
杏「すまない、すまない、本当にすまないっ」ポロポロ
みほ「.........」
華「みほさん、気を、落とさないでください」
みほ「う、ん」
55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 15:03:36.24 :sUHJE77O0
典子「戦うしかない!根性で相手を倒そう!」
典子「自分達の戦車を信じて相手を打ち破ればいい!」
妙子「キャプテン、相手が戦車で倒せるか分かりませんよ」
あけび「でも、それも一つの手かもしれないですね」
ツチヤ「失敗したら逃げ場がなくなるかもしれないのにっ!」
典子「戦うしかない!根性で相手を倒そう!」
典子「自分達の戦車を信じて相手を打ち破ればいい!」
妙子「キャプテン、相手が戦車で倒せるか分かりませんよ」
あけび「でも、それも一つの手かもしれないですね」
ツチヤ「失敗したら逃げ場がなくなるかもしれないのにっ!」
56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 15:11:58.07 :sUHJE77O0
麻子「まだ、外で逃げてるやつもいるかもしれない、だろ」
優季「外のこと何も分かってないんですから、まずは様子を見て」
梓「もう待つのも限界だよ!」
桂利奈「じゃあどうすんの!」
エルヴィン「私が偵察に行く!」
麻子「まだ、外で逃げてるやつもいるかもしれない、だろ」
優季「外のこと何も分かってないんですから、まずは様子を見て」
梓「もう待つのも限界だよ!」
桂利奈「じゃあどうすんの!」
エルヴィン「私が偵察に行く!」
57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 15:23:11.59 :sUHJE77O0
カエサル「なっ、本気か!」
エルヴィン「こうなっては、誰かが行くしかないだろう」
エルヴィン「私はプラウダ戦であの銀世界の中を偵察したんだ」
エルヴィン「任せてくれ、最前線は慣れっこさ」
みほ「エルヴィンさん...」
カエサル「なっ、本気か!」
エルヴィン「こうなっては、誰かが行くしかないだろう」
エルヴィン「私はプラウダ戦であの銀世界の中を偵察したんだ」
エルヴィン「任せてくれ、最前線は慣れっこさ」
みほ「エルヴィンさん...」
58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 15:30:18.43 :sUHJE77O0
おりょう「…ここで行かねば、時代の先駆者を支えるソウルネームが廃るぜよ」
左衛門佐「政宗公は、いつだって大きな壁を乗り越えてきたからな」
カエサル「やれやれ、リーダーが動かぬ軍は好きではないからな」
エルヴィン「みんな...」
カエサル「カバさんチームはいつだってカバさんチームだ」
カエサル「どんなことになってもこの4人で行こう、賽は投げられた、だ」
おりょう「…ここで行かねば、時代の先駆者を支えるソウルネームが廃るぜよ」
左衛門佐「政宗公は、いつだって大きな壁を乗り越えてきたからな」
カエサル「やれやれ、リーダーが動かぬ軍は好きではないからな」
エルヴィン「みんな...」
カエサル「カバさんチームはいつだってカバさんチームだ」
カエサル「どんなことになってもこの4人で行こう、賽は投げられた、だ」
59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 15:40:48.18 :sUHJE77O0
杏「本当に、いいんだね」
エルヴィン「ええ、誰かがしないといけないことですから」
杏「ありがとう、それじゃあ、頼みたい」
みほ「あ、あの」
エルヴィン「ん、どうしたんだ、隊長」
杏「本当に、いいんだね」
エルヴィン「ええ、誰かがしないといけないことですから」
杏「ありがとう、それじゃあ、頼みたい」
みほ「あ、あの」
エルヴィン「ん、どうしたんだ、隊長」
60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 15:47:17.98 :sUHJE77O0
みほ「どこまで行ったか、その、あの、行動範囲が目に見えないので」
みほ「このロープをつけて、行って、もらえますか」
カエサル「なるほど、確かにそれは良い案だな」
エルヴィン「わかった、任せてくれ、やるからには徹底的にしよう」
みほ「すいません、お願いします」
みほ「どこまで行ったか、その、あの、行動範囲が目に見えないので」
みほ「このロープをつけて、行って、もらえますか」
カエサル「なるほど、確かにそれは良い案だな」
エルヴィン「わかった、任せてくれ、やるからには徹底的にしよう」
みほ「すいません、お願いします」
61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 15:58:21.78 :sUHJE77O0
エルヴィン「それじゃあ、行ってくる」
カエサル「扉を開けた先に、確か渡り廊下があったはずだ」
おりょう「渡り廊下の先は見知った校内ぜよ」
左衛門佐「何も恐れることはないな、そこは我らの戦場だ」
エルヴィン「戦場の霧は晴れた、だな」
エルヴィン「それじゃあ、行ってくる」
カエサル「扉を開けた先に、確か渡り廊下があったはずだ」
おりょう「渡り廊下の先は見知った校内ぜよ」
左衛門佐「何も恐れることはないな、そこは我らの戦場だ」
エルヴィン「戦場の霧は晴れた、だな」
62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:02:59.95 :sUHJE77O0
みほ「気を付けてくださいね」
エルヴィン「ああ、もちろんだ、っと、そういや」
エルヴィン「これ、誰か持っていてくれないか」
華「...まあ、銃、ですよね」
みほ「気を付けてくださいね」
エルヴィン「ああ、もちろんだ、っと、そういや」
エルヴィン「これ、誰か持っていてくれないか」
華「...まあ、銃、ですよね」
63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:03:43.42 :sUHJE77O0
エルヴィン「ああ、風情が欲しかったから、F型の中に飾っておいていた銃でな」
エルヴィン「観賞用ということだけど、一応まだ現役だ、弾もこれだけある」
エルヴィン「隠れて数回撃っただけだが、使えることは確かだったから」
エルヴィン「そうだな、最強の砲手だから銃だってきっと使えるだろう」
エルヴィン「ああ、風情が欲しかったから、F型の中に飾っておいていた銃でな」
エルヴィン「観賞用ということだけど、一応まだ現役だ、弾もこれだけある」
エルヴィン「隠れて数回撃っただけだが、使えることは確かだったから」
エルヴィン「そうだな、最強の砲手だから銃だってきっと使えるだろう」
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:11:31.89 :sUHJE77O0
華「そ、そんな簡単には...」
エルヴィン「大丈夫、きっと使いこなせる、これでみんなを守ってくれ」
エルヴィン「それじゃあ、行ってくるからな」ガチャッ
みほ「はい、お気をつけて」
華「そ、そんな簡単には...」
エルヴィン「大丈夫、きっと使いこなせる、これでみんなを守ってくれ」
エルヴィン「それじゃあ、行ってくるからな」ガチャッ
みほ「はい、お気をつけて」
65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:17:46.85 :sUHJE77O0
みほ「.........」スルスル
杏「西住ちゃん、どう」
みほ「ええ、何もないようです、正常です」
みほ「あれ、少し早くなった、走ってるのかな...っうわ!」
みほ「.........」スルスル
杏「西住ちゃん、どう」
みほ「ええ、何もないようです、正常です」
みほ「あれ、少し早くなった、走ってるのかな...っうわ!」
66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:23:13.05 :sUHJE77O0
柚子「な、なにそのロープの速さ!」
みほ「分かりません!みんなでとめ、っ!」
華「みほさん!大丈夫ですか!」
妙子「グローブをつけて、みんなで止めましょう!」
ねこにゃー「今こそ私達の出番にゃ!」
ぴよたん「力強すぎだっちゃ!」
柚子「な、なにそのロープの速さ!」
みほ「分かりません!みんなでとめ、っ!」
華「みほさん!大丈夫ですか!」
妙子「グローブをつけて、みんなで止めましょう!」
ねこにゃー「今こそ私達の出番にゃ!」
ぴよたん「力強すぎだっちゃ!」
67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:25:49.32 :sUHJE77O0
みほ「っ、動きが、なくなった」
華「一度引っ張ってみましょう、何か、分かるかもしれません」
みほ「う、うん、わかった、引っ張ってみるね」スルスル
みほ「...っ!」
杏「こ、これって、血だよね」
みほ「っ、動きが、なくなった」
華「一度引っ張ってみましょう、何か、分かるかもしれません」
みほ「う、うん、わかった、引っ張ってみるね」スルスル
みほ「...っ!」
杏「こ、これって、血だよね」
68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:26:40.03 :sUHJE77O0
柚子「あ、あのロープの先に付いてるのって」
エルヴィン「」グチャッ
華「きゃああああああああああああああああああああ!」
みほ「んぷっ、おぇ、おえぇぇぇ」
柚子「あ、あのロープの先に付いてるのって」
エルヴィン「」グチャッ
華「きゃああああああああああああああああああああ!」
みほ「んぷっ、おぇ、おえぇぇぇ」
69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 16:27:40.80 :sUHJE77O0
ツチヤ「扉閉めなよ!早く!」
柚子「わ、わかった!」ガチャッ
麻子「...中が安全なら、中でいるのが一番いい」
杏「...今日はもう、何も考えないでいよっか」
みほ「う、うぅ、うぅぅぅぅぅ...」ポロポロ
ツチヤ「扉閉めなよ!早く!」
柚子「わ、わかった!」ガチャッ
麻子「...中が安全なら、中でいるのが一番いい」
杏「...今日はもう、何も考えないでいよっか」
みほ「う、うぅ、うぅぅぅぅぅ...」ポロポロ
74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 18:24:58.74 :sUHJE77O0
華「みほさん、みほさん」
みほ「ん、う、どうしたの、華さん」
華「なんか、変な虫が窓に止まってるんですよ」
みほ「変な虫?」
華「何か、光に集まってるらしいです、ほら」
華「みほさん、みほさん」
みほ「ん、う、どうしたの、華さん」
華「なんか、変な虫が窓に止まってるんですよ」
みほ「変な虫?」
華「何か、光に集まってるらしいです、ほら」
75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 18:33:04.66 :sUHJE77O0
みほ「うわ、ホントだ、気持ち悪いね」
梓「うわぁ、光ある場所に集まってくる、きもちわるー」
あや「とか言って梓、目キラキラさせてんじゃん」
梓「そ、そんなことない、きゃあ!」バリッ
みほ「うわ、ホントだ、気持ち悪いね」
梓「うわぁ、光ある場所に集まってくる、きもちわるー」
あや「とか言って梓、目キラキラさせてんじゃん」
梓「そ、そんなことない、きゃあ!」バリッ
76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 18:36:23.24 :sUHJE77O0
ツチヤ「なに、どうしたの!」
梓「何かが窓に突っ込んできてっ」
あゆみ「梓しゃがんで!」
梓「え、きゃあああああああああああ!」パリン
ツチヤ「なに、どうしたの!」
梓「何かが窓に突っ込んできてっ」
あゆみ「梓しゃがんで!」
梓「え、きゃあああああああああああ!」パリン
77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 18:42:42.00 :sUHJE77O0
杏「どうした!何があっ、た...」
翼竜「」バサバサ
虫「」ブゥン
柚子「ひっ、あ、あ、あぁ」
柚子「きゃああああああああああああああああ!」
杏「どうした!何があっ、た...」
翼竜「」バサバサ
虫「」ブゥン
柚子「ひっ、あ、あ、あぁ」
柚子「きゃああああああああああああああああ!」
78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 18:47:56.94 :sUHJE77O0
桂利奈「やだああああああああああああ!」
桂利奈「虫きもいきもい!寄んないでよ!」
桂利奈「っ!いた、刺され、た、あ、ぇ」
桂利奈「っ...ぁ...」ドサッ
桂利奈「やだああああああああああああ!」
桂利奈「虫きもいきもい!寄んないでよ!」
桂利奈「っ!いた、刺され、た、あ、ぇ」
桂利奈「っ...ぁ...」ドサッ
79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 18:55:12.54 :sUHJE77O0
ももがー「この!この!この!」
ももがー「た、倒せた!私にも倒せた!やった!」クルッ
翼竜「」キシャー
ももがー「...っぁ」
翼竜「」グチュッ
ももがー「ぎゃああああああああああああ!」
ももがー「この!この!この!」
ももがー「た、倒せた!私にも倒せた!やった!」クルッ
翼竜「」キシャー
ももがー「...っぁ」
翼竜「」グチュッ
ももがー「ぎゃああああああああああああ!」
80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:01:28.22 :sUHJE77O0
典子「ぁ、ぅ、っあ」
虫「」ジロジロ
典子「や、やれるもんならやってみろ、ほら!」
虫「」ヨジヨジ
典子「ひぃっ、うあ、あ、あ、ああぁ...」
典子「ぁ、ぅ、っあ」
虫「」ジロジロ
典子「や、やれるもんならやってみろ、ほら!」
虫「」ヨジヨジ
典子「ひぃっ、うあ、あ、あ、ああぁ...」
81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:05:12.13 :sUHJE77O0
みほ「ツチヤさん!火をつけてください!」
ツチヤ「わかった!」
みほ「うう、うわああああああああああああああ!」ブンブン
翼竜「ギュァァァァァ」ヒダルマ
みほ「皆さん!掃除用具でもなんでもいいです!松明のようにして相手を燃やしてください!」
みほ「ツチヤさん!火をつけてください!」
ツチヤ「わかった!」
みほ「うう、うわああああああああああああああ!」ブンブン
翼竜「ギュァァァァァ」ヒダルマ
みほ「皆さん!掃除用具でもなんでもいいです!松明のようにして相手を燃やしてください!」
82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:10:16.04 :sUHJE77O0
柚子「この!焼けちゃえ!うわああああああああ!」
柚子「あっ」ツルッ
柚子「ぎゃあああああああああああああああああああああ!」ヒダルマ
杏「小山!」
柚子「熱い!熱い!熱いいいいいいいいいいいいいいいい!」
柚子「この!焼けちゃえ!うわああああああああ!」
柚子「あっ」ツルッ
柚子「ぎゃあああああああああああああああああああああ!」ヒダルマ
杏「小山!」
柚子「熱い!熱い!熱いいいいいいいいいいいいいいいい!」
83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:15:21.12 :sUHJE77O0
柚子「熱い!熱い!熱いいいいいいいいいいいいいいいい!」
杏「しっかりしろ小山!今助けてやるからな!」
柚子「会長!死にたくないです!いやだ!助けてください!」
柚子「ああああああああああああああああ!」
柚子「熱い!熱い!熱いいいいいいいいいいいいいいいい!」
杏「しっかりしろ小山!今助けてやるからな!」
柚子「会長!死にたくないです!いやだ!助けてください!」
柚子「ああああああああああああああああ!」
84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:16:18.09 :sUHJE77O0
梓「あ、あ、ああぁぁ」ブルブル
翼竜「」ジワリジワリ
梓「た、たすけて、だれ、か...」
みほ「梓ちゃん!」ガバッ
翼竜「」キシャー
梓「あ、あ、ああぁぁ」ブルブル
翼竜「」ジワリジワリ
梓「た、たすけて、だれ、か...」
みほ「梓ちゃん!」ガバッ
翼竜「」キシャー
85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:19:51.48 :sUHJE77O0
華「二人共伏せてください!」
ドンッ
翼竜「」
みほ「...た、たすかった」
梓「ぁ、せん、ぱい、先輩ぃぃぃ!」ポロポロ
華「二人共伏せてください!」
ドンッ
翼竜「」
みほ「...た、たすかった」
梓「ぁ、せん、ぱい、先輩ぃぃぃ!」ポロポロ
86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:24:47.43 :sUHJE77O0
華「は、はぁぁぁぁ、なんとかなりましたね」
麻子「五十鈴さん、初めての射撃だろう、凄いな」
華「ふふっ、案外的を射るものはなんでも得意なのかもしれないですね」
杏「おい!小山しっかりしろ!小山!」
小山「っぁ...あぁぁあぁ...」
華「は、はぁぁぁぁ、なんとかなりましたね」
麻子「五十鈴さん、初めての射撃だろう、凄いな」
華「ふふっ、案外的を射るものはなんでも得意なのかもしれないですね」
杏「おい!小山しっかりしろ!小山!」
小山「っぁ...あぁぁあぁ...」
87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:29:27.85 :sUHJE77O0
みほ「会長!どうされ...っ」
杏「小山が、小山が、小山がぁぁ...っ!」
麻子「これは、まずいな、ヤケドの範囲が大きすぎる」
杏「どうにかして治療できないの!ねえ!」
ツチヤ「隣の倉庫に、工具に混じって救急箱があったと思います」
麻子「厳しいかもしれないが、ないよりかはあった方が良いだろう」
みほ「会長!どうされ...っ」
杏「小山が、小山が、小山がぁぁ...っ!」
麻子「これは、まずいな、ヤケドの範囲が大きすぎる」
杏「どうにかして治療できないの!ねえ!」
ツチヤ「隣の倉庫に、工具に混じって救急箱があったと思います」
麻子「厳しいかもしれないが、ないよりかはあった方が良いだろう」
88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:30:48.34 :sUHJE77O0
麻子「ただ、誰が行く?この状況で外に出る奴がいるのか?」
麻子「なあ、会長」
杏「私は行く!もうこれ以上、友達を見捨てたくない!」
杏「私一人でもいい!何もしないまま過ごすよりかは」
麻子「ふざけるな!」
杏「っ!」ビクッ
麻子「ただ、誰が行く?この状況で外に出る奴がいるのか?」
麻子「なあ、会長」
杏「私は行く!もうこれ以上、友達を見捨てたくない!」
杏「私一人でもいい!何もしないまま過ごすよりかは」
麻子「ふざけるな!」
杏「っ!」ビクッ
89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:34:23.64 :sUHJE77O0
麻子「私だって、沙織やそど子を見捨てたくなかった!それでも!」
麻子「会長の言うことに従わないと混乱するから従ったんだ!」
麻子「なのに会長は助けに行くだと!じゃああの二人はどうなる!」
麻子「誰にも助けられず、見捨てられた二人はどうなるんだ!」
麻子「沙織とそど子だって、だって、あ、うああああああああ!」
杏「.........」
麻子「私だって、沙織やそど子を見捨てたくなかった!それでも!」
麻子「会長の言うことに従わないと混乱するから従ったんだ!」
麻子「なのに会長は助けに行くだと!じゃああの二人はどうなる!」
麻子「誰にも助けられず、見捨てられた二人はどうなるんだ!」
麻子「沙織とそど子だって、だって、あ、うああああああああ!」
杏「.........」
90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:35:55.06 :sUHJE77O0
みほ「...会長、それは私だって同じです」
みほ「私だって、秋山さんを追いかけられなかった、助けられなかった」
みほ「でも、だからこそ、救える命は救いたいです」
杏「に、西住ちゃん...っ!」
みほ「目の前で救えるかもしれない命を放っておけません」
みほ「行くなら時間との戦いです、急ぎ準備して、すぐに行きましょう」
みほ「...会長、それは私だって同じです」
みほ「私だって、秋山さんを追いかけられなかった、助けられなかった」
みほ「でも、だからこそ、救える命は救いたいです」
杏「に、西住ちゃん...っ!」
みほ「目の前で救えるかもしれない命を放っておけません」
みほ「行くなら時間との戦いです、急ぎ準備して、すぐに行きましょう」
91:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:39:33.12 :sUHJE77O0
ツチヤ「私も、行くよ、あそこの倉庫は自動車部のお得意先だから」
杏「みんな、みんな...っ!」
麻子「...すまない、会長、少し頭に血が上っていた」
麻子「西住さんの言う通りだ、事実としてあるのは、助けられなかったことだけだ」
麻子「行ったら助けられた、二人共亡くなった、それはまだ事実じゃない」
ツチヤ「私も、行くよ、あそこの倉庫は自動車部のお得意先だから」
杏「みんな、みんな...っ!」
麻子「...すまない、会長、少し頭に血が上っていた」
麻子「西住さんの言う通りだ、事実としてあるのは、助けられなかったことだけだ」
麻子「行ったら助けられた、二人共亡くなった、それはまだ事実じゃない」
92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/03(木) 19:40:46.38 :sUHJE77O0
麻子「目の前で救える命を見捨てていいわけがない」
麻子「私も行く、任せてくれ」
杏「ありがとう、ホントに、ありがとう!」ウルッ
みほ「感動するのは小山先輩を助けてからですよ、会長」
杏「...あぁ、もちろんだ!」
みほ「では、行きましょう」
麻子「目の前で救える命を見捨てていいわけがない」
麻子「私も行く、任せてくれ」
杏「ありがとう、ホントに、ありがとう!」ウルッ
みほ「感動するのは小山先輩を助けてからですよ、会長」
杏「...あぁ、もちろんだ!」
みほ「では、行きましょう」
96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 01:37:59.50 :IxrgsfAj0
ツチヤ「な、なんとか倉庫まで辿り着けたね」ガチャッ
みほ「はい、倉庫まで来れば一安心ですね、救急箱を探しましょう」
麻子「うわ、汚いな、なんだここ、蜘蛛の巣ばっかじゃないか」
杏「でもなー、前来た時はこんなに蜘蛛の巣無かったような気がするけど」
ツチヤ「な、なんとか倉庫まで辿り着けたね」ガチャッ
みほ「はい、倉庫まで来れば一安心ですね、救急箱を探しましょう」
麻子「うわ、汚いな、なんだここ、蜘蛛の巣ばっかじゃないか」
杏「でもなー、前来た時はこんなに蜘蛛の巣無かったような気がするけど」
97:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 01:56:23.25 :IxrgsfAj0
ツチヤ「そうですねよね、ここまで汚れて、なん、て...」
みほ「...ツチヤさん?」
ツチヤ「...ぃ」
ツチヤ「いやあああああああああああああ!」
ツチヤ「そうですねよね、ここまで汚れて、なん、て...」
みほ「...ツチヤさん?」
ツチヤ「...ぃ」
ツチヤ「いやあああああああああああああ!」
98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 02:00:22.58 :IxrgsfAj0
麻子「おい!どうした!落ち着け!何があった!」
ツチヤ「あ、あそこ...っ」ガタガタ
麻子「...っ!」
ナカジマ「」
麻子「おい!どうした!落ち着け!何があった!」
ツチヤ「あ、あそこ...っ」ガタガタ
麻子「...っ!」
ナカジマ「」
100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 02:04:58.62 :IxrgsfAj0
みほ「ひっ!」
杏「な、なんなのさ、その蜘蛛の糸!」
ナカジマ「ご、めん、ごめん、ごめん...」
ツチヤ「ナカジマ!しっかりして!大丈夫!今助けてあげるから!」
ナカジマ「だめ、だよ、にげ、て」クラッ
みほ「ひっ!」
杏「な、なんなのさ、その蜘蛛の糸!」
ナカジマ「ご、めん、ごめん、ごめん...」
ツチヤ「ナカジマ!しっかりして!大丈夫!今助けてあげるから!」
ナカジマ「だめ、だよ、にげ、て」クラッ
101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 02:27:32.17 :IxrgsfAj0
ツチヤ「ナカジマ、だいじょう...っぁ」ハッ
ナカジマ「」セナカパックリ
子蜘蛛「」カサカサカサカサ
みほ「きゃああああああああああああああああああああああ!」
ツチヤ「ナカジマ、だいじょう...っぁ」ハッ
ナカジマ「」セナカパックリ
子蜘蛛「」カサカサカサカサ
みほ「きゃああああああああああああああああああああああ!」
102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 02:36:59.32 :IxrgsfAj0
杏「ひ、に、にげ...」ドンッ
親蜘蛛「」キシャー
ツチヤ「いやああああああ!」
麻子「全員逃げろ!」
みほ「っ痛!」ドテッ
麻子「西住さん!」
杏「ひ、に、にげ...」ドンッ
親蜘蛛「」キシャー
ツチヤ「いやああああああ!」
麻子「全員逃げろ!」
みほ「っ痛!」ドテッ
麻子「西住さん!」
103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 02:47:12.44 :IxrgsfAj0
親蜘蛛「」キシャー
みほ「あ、あぁ、ああぁぁぁ...っ!」
ツチヤ「うわああああああああ!」バール
親蜘蛛「ギュァァァァァ!」
杏「ほら西住ちゃん!立って!早く!」
みほ「は、はい!」ダッ
親蜘蛛「」キシャー
みほ「あ、あぁ、ああぁぁぁ...っ!」
ツチヤ「うわああああああああ!」バール
親蜘蛛「ギュァァァァァ!」
杏「ほら西住ちゃん!立って!早く!」
みほ「は、はい!」ダッ
104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:05:04.45 :IxrgsfAj0
ツチヤ「あ、あぁ、あぁぁぁ...っ」グスッ
ツチヤ「ナカジマぁ、大丈夫だって、言ってたじゃんかぁぁぁ...」
ツチヤ「みんなぁ、会いたいよぉぉ、どこにいんのぉ...っ」
ツチヤ「ああああああぁぁぁ...」
ツチヤ「あ、あぁ、あぁぁぁ...っ」グスッ
ツチヤ「ナカジマぁ、大丈夫だって、言ってたじゃんかぁぁぁ...」
ツチヤ「みんなぁ、会いたいよぉぉ、どこにいんのぉ...っ」
ツチヤ「ああああああぁぁぁ...」
105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:18:47.00 :IxrgsfAj0
柚子「」
杏「ごめんな、小山、よく頑張ったな、本当に今までありがとう」
杏「私が、私がお前を救って、やれなくて、っだから、ぅあ」
杏「なん、で、なんで河嶋も小山も、私の前から、いなく、なって」
杏「う、うあ、あああああああああああああぁぁぁ...」
柚子「」
杏「ごめんな、小山、よく頑張ったな、本当に今までありがとう」
杏「私が、私がお前を救って、やれなくて、っだから、ぅあ」
杏「なん、で、なんで河嶋も小山も、私の前から、いなく、なって」
杏「う、うあ、あああああああああああああぁぁぁ...」
106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:28:22.67 :IxrgsfAj0
みほ「.........」
華「元気を出しましょう、みほさん、いえ、その、難しいかもしれませんが」
華「みほさんの後ろには、まだ沢山の方がいます、応援しています」
華「だから、顔をあげましょう、まだ、終わってませんよ」
みほ「......ん、そう、だね」
みほ「.........」
華「元気を出しましょう、みほさん、いえ、その、難しいかもしれませんが」
華「みほさんの後ろには、まだ沢山の方がいます、応援しています」
華「だから、顔をあげましょう、まだ、終わってませんよ」
みほ「......ん、そう、だね」
107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:40:22.24 :IxrgsfAj0
典子「ツチヤは蜘蛛を一匹殺したんだろ!バールで!」
典子「相手の固さなんてそんなもんだよ!倒せるに違いない!」
典子「シャッターすら破れない相手に装甲を破れてたまるもんか!」
典子「後はみんなの根性だけだよ!ほら!立ち上がろうよ!」
典子「ツチヤは蜘蛛を一匹殺したんだろ!バールで!」
典子「相手の固さなんてそんなもんだよ!倒せるに違いない!」
典子「シャッターすら破れない相手に装甲を破れてたまるもんか!」
典子「後はみんなの根性だけだよ!ほら!立ち上がろうよ!」
108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:47:24.00 :IxrgsfAj0
あけび「なんだか、キャプテンの言うことが正しい気がしますね」
忍「言ってることは確かだからな、後は本当に、根性なのかもしれない」
妙子「み、みんな落ち着こうよ、まだ、全然日数だって経ってないし」
あけび「そんな悠長なこと言ってらんないよ!」
妙子「ご、ごめん、なさい...」
あけび「なんだか、キャプテンの言うことが正しい気がしますね」
忍「言ってることは確かだからな、後は本当に、根性なのかもしれない」
妙子「み、みんな落ち着こうよ、まだ、全然日数だって経ってないし」
あけび「そんな悠長なこと言ってらんないよ!」
妙子「ご、ごめん、なさい...」
109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:52:14.08 :IxrgsfAj0
あや「も、もしかして、磯辺先輩の言うことって、正しいんじゃ」
梓「そんなことないよ!ここは西住先輩の言うこと守ろうっ」
優季「でも、それで、桂利奈ちゃんも亡くなったんだよ!」
ねこにゃー「ももがーの敵を取らないと!」
ぱぞ美「もう、もう、これ以上我慢できない!」
典子「そうだ!自分から待ってても何も変わらない!相手を倒そう!」
あや「も、もしかして、磯辺先輩の言うことって、正しいんじゃ」
梓「そんなことないよ!ここは西住先輩の言うこと守ろうっ」
優季「でも、それで、桂利奈ちゃんも亡くなったんだよ!」
ねこにゃー「ももがーの敵を取らないと!」
ぱぞ美「もう、もう、これ以上我慢できない!」
典子「そうだ!自分から待ってても何も変わらない!相手を倒そう!」
110:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:57:44.47 :IxrgsfAj0
麻子「まずいな、恐慌状態に陥ってるせいで、みんな冷静な判断が出来てない」
華「で、でも、典子さんの判断も聞いてる上では間違ってるとも言えないですし」
みほ「...いや、あの敵に戦車が通用するか分かりません」
みほ「確かに、今まで見た敵は倒せると思います、その判断は間違ってません」
みほ「でもだからと言って、外にいる敵が倒せるとは限りません」
麻子「まずいな、恐慌状態に陥ってるせいで、みんな冷静な判断が出来てない」
華「で、でも、典子さんの判断も聞いてる上では間違ってるとも言えないですし」
みほ「...いや、あの敵に戦車が通用するか分かりません」
みほ「確かに、今まで見た敵は倒せると思います、その判断は間違ってません」
みほ「でもだからと言って、外にいる敵が倒せるとは限りません」
111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 03:58:55.74 :IxrgsfAj0
みほ「思い出してください、あのロープを引っ張る強さ」
みほ「あの強さで引っ張られたら、戦車だって横転します、ですから」
杏「でも、だからって、このまま行けばジリ貧だよ、きっと」グスッ
みほ「はい、イチかバチか外に出るのは、間違った選択肢だとは思いません」
みほ「思い出してください、あのロープを引っ張る強さ」
みほ「あの強さで引っ張られたら、戦車だって横転します、ですから」
杏「でも、だからって、このまま行けばジリ貧だよ、きっと」グスッ
みほ「はい、イチかバチか外に出るのは、間違った選択肢だとは思いません」
112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:00:19.16 :IxrgsfAj0
みほ「問題は、シャッターを開けることによって完璧に逃げ場がなくなること」
みほ「そして、戦車の動きが遅いことです」
みほ「外に出るのは戦うためじゃありません、より良い逃げ場を探す為です」
みほ「もしもの為に、シャッターは閉めたまま、ここは確保しておく方がいいですね」
みほ「良い場所が見つかれば、皆さんに伝えて、そこに移動しましょう」
みほ「問題は、シャッターを開けることによって完璧に逃げ場がなくなること」
みほ「そして、戦車の動きが遅いことです」
みほ「外に出るのは戦うためじゃありません、より良い逃げ場を探す為です」
みほ「もしもの為に、シャッターは閉めたまま、ここは確保しておく方がいいですね」
みほ「良い場所が見つかれば、皆さんに伝えて、そこに移動しましょう」
113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:02:56.27 :IxrgsfAj0
ツチヤ「外に、自動車部のソアラが置いてある、多分、まだ使えるよ」
みほ「ツチヤさん、信じてもいいですか」
ツチヤ「うん、さっき、倉庫に行く時、チラッと見たら、だい、大丈夫、そう、だったからっ」グスッ
みほ「...わかりました、では、それで一度外を探索しましょう」
ツチヤ「外に、自動車部のソアラが置いてある、多分、まだ使えるよ」
みほ「ツチヤさん、信じてもいいですか」
ツチヤ「うん、さっき、倉庫に行く時、チラッと見たら、だい、大丈夫、そう、だったからっ」グスッ
みほ「...わかりました、では、それで一度外を探索しましょう」
114:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:04:00.75 :IxrgsfAj0
麻子「でも、アヒルさんが黙って私達を通してくれるか、だな」
華「難しいと思います、話し合っても平行線ではないでしょうか」
ツチヤ「ソアラに乗れる人数だって、限界があるよ」
みほ「でも、説得するしかありません、何も言わずに飛びだしたら、皆さん戦車に乗ってしまいます」
みほ「私達だけが助かることが目的ではありません、帰ってくる場所として、倉庫は必要です」
麻子「でも、アヒルさんが黙って私達を通してくれるか、だな」
華「難しいと思います、話し合っても平行線ではないでしょうか」
ツチヤ「ソアラに乗れる人数だって、限界があるよ」
みほ「でも、説得するしかありません、何も言わずに飛びだしたら、皆さん戦車に乗ってしまいます」
みほ「私達だけが助かることが目的ではありません、帰ってくる場所として、倉庫は必要です」
115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:05:10.97 :IxrgsfAj0
杏「西住ちゃんに全て任せるよ、私達は」
みほ「...説得してきます、典子さん達も、きっと分かってくれるはずです」
ツチヤ「ソアラの他にも車はあるかもしれない、全滅は防ぎたい、から」
麻子「今ここにいる5人以外に、後一人か二人欲しいな、まあそれはあっちで決めよう」
みほ「分かりました、では早速みんなに考えを伝えて...」
杏「西住ちゃんに全て任せるよ、私達は」
みほ「...説得してきます、典子さん達も、きっと分かってくれるはずです」
ツチヤ「ソアラの他にも車はあるかもしれない、全滅は防ぎたい、から」
麻子「今ここにいる5人以外に、後一人か二人欲しいな、まあそれはあっちで決めよう」
みほ「分かりました、では早速みんなに考えを伝えて...」
116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:06:04.38 :IxrgsfAj0
あけび「いました!キャプテン!ここです!」タタッ
典子「ありがとう佐々木!おい!河西から聞いたぞ!」
典子「お前達、自分達だけで逃げようとしてたらしいな!」
みほ「なっ、違います!」
忍「嘘です!外にある車に乗って逃げると言っていたではありませんか!」
華「それで新しい隠れ場所を探そうとしていただけです!また戻って来ます!」
あけび「いました!キャプテン!ここです!」タタッ
典子「ありがとう佐々木!おい!河西から聞いたぞ!」
典子「お前達、自分達だけで逃げようとしてたらしいな!」
みほ「なっ、違います!」
忍「嘘です!外にある車に乗って逃げると言っていたではありませんか!」
華「それで新しい隠れ場所を探そうとしていただけです!また戻って来ます!」
117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:06:51.74 :IxrgsfAj0
典子「そんな苦しい嘘が通用するわけない!逃げるなんて許さないぞ!」
あゆみ「そんな、先輩達、私達を置いて逃げようとして...」
あや「やっぱり自分のことが一番なんだよ!みんなそうなんだよ!」
梓「ま、待ってください!先輩の言うことも聞いてみないと!一方的ですよ!」
あや「残されて殺されるのは梓かもしれないんだよ!」
典子「そんな苦しい嘘が通用するわけない!逃げるなんて許さないぞ!」
あゆみ「そんな、先輩達、私達を置いて逃げようとして...」
あや「やっぱり自分のことが一番なんだよ!みんなそうなんだよ!」
梓「ま、待ってください!先輩の言うことも聞いてみないと!一方的ですよ!」
あや「残されて殺されるのは梓かもしれないんだよ!」
118:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:08:11.71 :IxrgsfAj0
麻子「西住さん、この状況が続いて良い結果になるとは思えないぞ」
みほ「分かっています!とりあえず今は騒ぎを収めましょう!話が出来ないことには」
典子「こうなれば先手必勝だ!シャッターを開けるぞ!」
ツチヤ「なっ、それはまずい!」
麻子「西住さん、この状況が続いて良い結果になるとは思えないぞ」
みほ「分かっています!とりあえず今は騒ぎを収めましょう!話が出来ないことには」
典子「こうなれば先手必勝だ!シャッターを開けるぞ!」
ツチヤ「なっ、それはまずい!」
119:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:10:10.69 :IxrgsfAj0
忍「分かりました、キャプテン!」ガシッ
あけび「くっ、お、重い、けど」ググッ
典子「みんな根性だぁぁぁ!」
妙子「なんでこんな時に争い合うんですか!」
妙子「みんな止めてください!一度話し合いましょう!」バッ
忍「分かりました、キャプテン!」ガシッ
あけび「くっ、お、重い、けど」ググッ
典子「みんな根性だぁぁぁ!」
妙子「なんでこんな時に争い合うんですか!」
妙子「みんな止めてください!一度話し合いましょう!」バッ
120:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:12:39.25 :IxrgsfAj0
妙子「一度頭を冷やしましょう!それで、みんなで助かる手段を」
典子「甘ったれんな近藤!よく考えろ!」
典子「勇気を伴わない決断に満足することなんてないんだ!」
典子「受け身を取って犠牲を得るか、前に進んで成功を得るかしかない!」
妙子「その場に留まる勇気だって、あるじゃないですか!」
妙子「一度頭を冷やしましょう!それで、みんなで助かる手段を」
典子「甘ったれんな近藤!よく考えろ!」
典子「勇気を伴わない決断に満足することなんてないんだ!」
典子「受け身を取って犠牲を得るか、前に進んで成功を得るかしかない!」
妙子「その場に留まる勇気だって、あるじゃないですか!」
121:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:13:43.76 :IxrgsfAj0
典子「うるさい!うるさあああああい!」ドガッ
妙子「きゃあっ!」
典子「私を信じろ!前に進んでみんな助かるんだ!」
典子「バレー部は永久に不滅だ!大洗女子学園を、滅ぼされてたまるかあああ!」ガララ
典子「うるさい!うるさあああああい!」ドガッ
妙子「きゃあっ!」
典子「私を信じろ!前に進んでみんな助かるんだ!」
典子「バレー部は永久に不滅だ!大洗女子学園を、滅ぼされてたまるかあああ!」ガララ
122:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:14:46.40 :IxrgsfAj0
ツチヤ「開けられたら終わりだよ!西住隊長!」
みほ「典子さん!やめて!」
妙子「キャプテン!」
典子「わあああああああああ!」
ツチヤ「開けられたら終わりだよ!西住隊長!」
みほ「典子さん!やめて!」
妙子「キャプテン!」
典子「わあああああああああ!」
123:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:16:24.86 :IxrgsfAj0
パンッ
典子「......ぇ」
みほ「......あ」
華「.........」ジャキッ
パンッ
典子「......ぇ」
みほ「......あ」
華「.........」ジャキッ
124:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:17:12.99 :IxrgsfAj0
忍「きゃ、キャプテン!」
典子「いそ、すず、お、まえ」
華「...すみません」
パンッ
忍「きゃ、キャプテン!」
典子「いそ、すず、お、まえ」
華「...すみません」
パンッ
125:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:19:11.27 :IxrgsfAj0
典子「か、はっ」ドサッ
典子「...ぁ...なん、で...」
典子「みんな、と、たす、か、り ... だ、け... 」ドクドク
典子「」
典子「か、はっ」ドサッ
典子「...ぁ...なん、で...」
典子「みんな、と、たす、か、り ... だ、け... 」ドクドク
典子「」
126:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:20:09.18 :IxrgsfAj0
あけび「きゃぷ、てん...?」
忍「うわああああ!キャプテン!キャプテン!」ユサユサ
みほ「典子、さん...」
ツチヤ「今しかないよ!西住隊長!」
ツチヤ「早く!」
あけび「きゃぷ、てん...?」
忍「うわああああ!キャプテン!キャプテン!」ユサユサ
みほ「典子、さん...」
ツチヤ「今しかないよ!西住隊長!」
ツチヤ「早く!」
127:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:21:52.70 :IxrgsfAj0
みほ「...っ、扉から出ましょう!」
麻子「急がないと私達が殺されかねないぞ!」
みほ「分かってます!急いで!」ガチャッ
華「撃ちたくはなかったんです、他に方法があれば、本当に」ワナワナ
みほ「華さんが撃ってないと、私達全員死んでましたよ、きっと」
みほ「...っ、扉から出ましょう!」
麻子「急がないと私達が殺されかねないぞ!」
みほ「分かってます!急いで!」ガチャッ
華「撃ちたくはなかったんです、他に方法があれば、本当に」ワナワナ
みほ「華さんが撃ってないと、私達全員死んでましたよ、きっと」
128:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:22:46.28 :IxrgsfAj0
梓「先輩!私も、連れていってください!」
みほ「うん、梓ちゃん、もちろんだよ」
みほ「ずっと私の味方でいてくれてありがとうね」
梓「先輩の行くところなら、どこまでも付いていきますから!」
みほ「うん、ありがとうね、梓ちゃん」
梓「先輩!私も、連れていってください!」
みほ「うん、梓ちゃん、もちろんだよ」
みほ「ずっと私の味方でいてくれてありがとうね」
梓「先輩の行くところなら、どこまでも付いていきますから!」
みほ「うん、ありがとうね、梓ちゃん」
129:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:24:17.81 :IxrgsfAj0
杏「西住ちゃん!もう待ってられないよ!行こう!」
華「みほさん!」
みほ「分かりました!ツチヤさん、だいたいで良いので場所を教えて下さい!」
ツチヤ「扉出て左の駐車場!車までは走って10秒くらい!」
杏「西住ちゃん!もう待ってられないよ!行こう!」
華「みほさん!」
みほ「分かりました!ツチヤさん、だいたいで良いので場所を教えて下さい!」
ツチヤ「扉出て左の駐車場!車までは走って10秒くらい!」
130:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 04:25:55.31 :IxrgsfAj0
杏「そこの駐車場だと他の車もある!もしかしたら他のも空いてるかもしんないね!」
みほ「分かりました!何があっても皆さん辿り着きましょう!」
みほ「せーので扉を開けて一気に走ります!」
みほ「せーの!」ガチャッ
杏「そこの駐車場だと他の車もある!もしかしたら他のも空いてるかもしんないね!」
みほ「分かりました!何があっても皆さん辿り着きましょう!」
みほ「せーので扉を開けて一気に走ります!」
みほ「せーの!」ガチャッ
136:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 12:34:34.31 :IxrgsfAj0
杏「左に真っ直ぐだよね!」
華「はい!先頭は任せてください!」
みほ「ツチヤさんのソアラって前と同じだよね!」
ツチヤ「そう!シルバーの、ナンバー覚えてるよね!」
華「覚えています!」
杏「左に真っ直ぐだよね!」
華「はい!先頭は任せてください!」
みほ「ツチヤさんのソアラって前と同じだよね!」
ツチヤ「そう!シルバーの、ナンバー覚えてるよね!」
華「覚えています!」
137:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 12:37:41.95 :IxrgsfAj0
みほ「華さんありましたか!」
華「っ、はい!ありました!空いてます!」
華「ほら、皆さん!ここです!ここ!」
みほ「華さん!ありがとう!すぐ追いつ、く...」
みほ「華さんありましたか!」
華「っ、はい!ありました!空いてます!」
華「ほら、皆さん!ここです!ここ!」
みほ「華さん!ありがとう!すぐ追いつ、く...」
139:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 12:51:03.80 :IxrgsfAj0
麻子「五十鈴さん!逃げろ!」
五十鈴「え」クルッ
大カマキリ「」
五十鈴「...ぁ」
麻子「五十鈴さん!逃げろ!」
五十鈴「え」クルッ
大カマキリ「」
五十鈴「...ぁ」
140:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 12:55:57.54 :IxrgsfAj0
大カマキリ「」ガシッ
五十鈴「あ、あぁ」ヒョイ
五十鈴「いやああああああ!助けてえええええええええええええ!」
みほ「華さん!」ダッ
大カマキリ「」ガシッ
五十鈴「あ、あぁ」ヒョイ
五十鈴「いやああああああ!助けてえええええええええええええ!」
みほ「華さん!」ダッ
141:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 13:03:55.21 :IxrgsfAj0
大カマキリ「」ドン ドン
五十鈴「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ......... 」
みほ「華、さ、ん...」
杏「西住ちゃん!後ろにもなんかいる!早く!」
みほ「あ、で、も、はなさん、が」
大カマキリ「」ドン ドン
五十鈴「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ......... 」
みほ「華、さ、ん...」
杏「西住ちゃん!後ろにもなんかいる!早く!」
みほ「あ、で、も、はなさん、が」
142:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 13:04:52.40 :IxrgsfAj0
杏「西住ちゃん!」
麻子「立ち止まるな隊長!前を向け!」
梓「先輩!」
みほ「...っ、はい!」
杏「西住ちゃん!」
麻子「立ち止まるな隊長!前を向け!」
梓「先輩!」
みほ「...っ、はい!」
143:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 13:06:17.45 :IxrgsfAj0
ツチヤ「エンジン点いたよ!すぐ出すからね!」
杏「西住ちゃん!急いで!」
みほ「すいません!すぐ乗ります!」ヒョイ
麻子「と言ってもどこに行く、場所は大事だぞ」
みほ「学園艦の先端に戦闘機の格納庫があるはずです」
みほ「あそこは船内設備に繋がる数少ない場所です、そこに向かいましょう」
ツチヤ「エンジン点いたよ!すぐ出すからね!」
杏「西住ちゃん!急いで!」
みほ「すいません!すぐ乗ります!」ヒョイ
麻子「と言ってもどこに行く、場所は大事だぞ」
みほ「学園艦の先端に戦闘機の格納庫があるはずです」
みほ「あそこは船内設備に繋がる数少ない場所です、そこに向かいましょう」
144:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 13:07:34.90 :IxrgsfAj0
杏「なるほど、確かにあそこなら頑丈かもしれないね」
ツチヤ「わかった!運転は任せて!なるべく飛ばして行くから!」
みほ「いえ、住宅街を疾走しても逃げ場がありません、大通りを通りましょう」
みほ「あと、あの、私の教室の前に、一度寄ってもらえませんか」
みほ「沙織さん、教室に残るって、でも、もしかしたら、まだ...」
杏「なるほど、確かにあそこなら頑丈かもしれないね」
ツチヤ「わかった!運転は任せて!なるべく飛ばして行くから!」
みほ「いえ、住宅街を疾走しても逃げ場がありません、大通りを通りましょう」
みほ「あと、あの、私の教室の前に、一度寄ってもらえませんか」
みほ「沙織さん、教室に残るって、でも、もしかしたら、まだ...」
145:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 13:08:33.89 :IxrgsfAj0
麻子「...ツチヤさん、危険は承知だが、私からも頼む」
麻子「お願いだ、この通りだ」
ツチヤ「...わかった、二人の想いを無碍には出来ないよ、気持ちは、分かるよ」
みほ「ありがとう、ツチヤさん」
麻子「...ツチヤさん、危険は承知だが、私からも頼む」
麻子「お願いだ、この通りだ」
ツチヤ「...わかった、二人の想いを無碍には出来ないよ、気持ちは、分かるよ」
みほ「ありがとう、ツチヤさん」
147:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:04:02.14 :IxrgsfAj0
ツチヤ「ここだよね、隊長の教室」
みほ「う、ん」
梓「先輩、どう、でした」
みほ「.........」フルフル
ツチヤ「ここだよね、隊長の教室」
みほ「う、ん」
梓「先輩、どう、でした」
みほ「.........」フルフル
148:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:05:38.83 :IxrgsfAj0
麻子「...さお、り」
沙織「」
麻子「なあ、沙織、なんでだ、なんで、逃げなかったんだ」
麻子「お前を失ったら、もう、私は何も出来ない、のに、なのに...」
麻子「あ、ああ、うああぁぁぁ...っ」ポロポロ
みほ「ごめんね、沙織さん、ごめん、ごめん、ごめ、ん...ね...」ポロポロ
麻子「...さお、り」
沙織「」
麻子「なあ、沙織、なんでだ、なんで、逃げなかったんだ」
麻子「お前を失ったら、もう、私は何も出来ない、のに、なのに...」
麻子「あ、ああ、うああぁぁぁ...っ」ポロポロ
みほ「ごめんね、沙織さん、ごめん、ごめん、ごめ、ん...ね...」ポロポロ
149:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:12:50.38 :IxrgsfAj0
梓「ツチヤ先輩、あの車、たしか...」
ツチヤ「...うん、ホシノとスズキが、よく二人で乗ってたやつだよ」
ツチヤ「あの時、ナカジマは別の作業で倉庫裏で仕事してて」
ツチヤ「私達は、近くの工場でお手伝いしてて、そうしたら、あの霧が来て」
ツチヤ「ホシノとスズキは、私をここまで送った上で、知り合いを、捜しに行って」
梓「ツチヤ先輩、あの車、たしか...」
ツチヤ「...うん、ホシノとスズキが、よく二人で乗ってたやつだよ」
ツチヤ「あの時、ナカジマは別の作業で倉庫裏で仕事してて」
ツチヤ「私達は、近くの工場でお手伝いしてて、そうしたら、あの霧が来て」
ツチヤ「ホシノとスズキは、私をここまで送った上で、知り合いを、捜しに行って」
150:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:13:37.82 :IxrgsfAj0
ツチヤ『なんで!私も連れてって!』
ホシノ『ダメだ、すごい、嫌な予感がするんだ、あの霧は』
ツチヤ『だったら尚更じゃない!なんで私だけなの!なんで!』
スズキ『...ツチヤが可愛い後輩だからだよ』
スズキ『先輩命令、ツチヤ、降りて、逃げて、あなたは、無事でいて』
ツチヤ『なんで!私も連れてって!』
ホシノ『ダメだ、すごい、嫌な予感がするんだ、あの霧は』
ツチヤ『だったら尚更じゃない!なんで私だけなの!なんで!』
スズキ『...ツチヤが可愛い後輩だからだよ』
スズキ『先輩命令、ツチヤ、降りて、逃げて、あなたは、無事でいて』
151:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:23:50.33 :IxrgsfAj0
ツチヤ「いつもは、後輩扱いなんかしないくせに」
ツチヤ「あんな時だけ、後輩扱い、して、ほんとに、ねぇ」グスッ
ツチヤ「ほんと、ほんと、いやな、せんぱい、だよっ」ポロポロ
みほ「ツチヤ、さん...」
ツチヤ「いつもは、後輩扱いなんかしないくせに」
ツチヤ「あんな時だけ、後輩扱い、して、ほんとに、ねぇ」グスッ
ツチヤ「ほんと、ほんと、いやな、せんぱい、だよっ」ポロポロ
みほ「ツチヤ、さん...」
152:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:25:57.27 :IxrgsfAj0
スズキ「」
ホシノ「」
ツチヤ「みんな、なんで、なんで、私を置いてくのっ...」
ツチヤ「あああぁぁぁぁ......っ」
スズキ「」
ホシノ「」
ツチヤ「みんな、なんで、なんで、私を置いてくのっ...」
ツチヤ「あああぁぁぁぁ......っ」
153:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:37:48.93 :IxrgsfAj0
みほ「っ、ツチヤさん、車止めて!」
ツチヤ「な、なに!」
梓「せ、先輩、どうしたんですか」
みほ「.........」スッ
みほ「っ、ツチヤさん、車止めて!」
ツチヤ「な、なに!」
梓「せ、先輩、どうしたんですか」
みほ「.........」スッ
154:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:39:09.78 :IxrgsfAj0
杏「...なんだ、あれ」
THING「」ズドン ズドン ズドン
梓「ば、ばけもの...っ」ガクガク
麻子「...100mは、下らないぞ」
THING「」ズドン ズドン
杏「...なんだ、あれ」
THING「」ズドン ズドン ズドン
梓「ば、ばけもの...っ」ガクガク
麻子「...100mは、下らないぞ」
THING「」ズドン ズドン
155:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:40:55.75 :IxrgsfAj0
杏「...あんなのがいたら、もう、勝ち目なんて、さ」
梓「あんなのに、殺されたくないよぉ...っ」
ツチヤ「......どっか、行ったから、とりあえず進もう」
みほ「.........」
杏「...あんなのがいたら、もう、勝ち目なんて、さ」
梓「あんなのに、殺されたくないよぉ...っ」
ツチヤ「......どっか、行ったから、とりあえず進もう」
みほ「.........」
156:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:41:52.61 :IxrgsfAj0
ツチヤ「あの、さ、凄く、言いにくいんだけど」
ツチヤ「ガソリン入ってないの、忘れてて、さ」
杏「...そっか」
ツチヤ「戦闘機の格納庫までは持つと思う、から」
ツチヤ「とりあえず、行けるとこまでは、行ってみるね」
ツチヤ「あの、さ、凄く、言いにくいんだけど」
ツチヤ「ガソリン入ってないの、忘れてて、さ」
杏「...そっか」
ツチヤ「戦闘機の格納庫までは持つと思う、から」
ツチヤ「とりあえず、行けるとこまでは、行ってみるね」
157:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:42:50.16 :IxrgsfAj0
梓「それって、帰れない、って」
梓「もう、みんなに、会えないって、ことですか」
ツチヤ「...ごめんね」
梓「帰ってくるって!そう言ったじゃないですか!」
梓「先輩そう言いましたよね!ねえ!先輩!」
梓「それって、帰れない、って」
梓「もう、みんなに、会えないって、ことですか」
ツチヤ「...ごめんね」
梓「帰ってくるって!そう言ったじゃないですか!」
梓「先輩そう言いましたよね!ねえ!先輩!」
158:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:44:00.64 :IxrgsfAj0
みほ「.........」
梓「...っ、私、帰ってこれるって聞いて!だから!」
梓「先輩がやっぱり凄い人だって、みんなに分かってほしくて!」
梓「それで、みんなに驚いてもらいたかったのに!なのに!」
みほ「.........」
梓「...っ、私、帰ってこれるって聞いて!だから!」
梓「先輩がやっぱり凄い人だって、みんなに分かってほしくて!」
梓「それで、みんなに驚いてもらいたかったのに!なのに!」
159:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:44:50.18 :IxrgsfAj0
みほ「.........ごめんね、梓ちゃん」
梓「戻ってこれない、なら、せめて、みんなと一緒にっ」グスッ
梓「う、うぅ、うぅぅ、みんなぁぁぁ...」ポロポロ
みほ「.........ごめんね、梓ちゃん」
梓「戻ってこれない、なら、せめて、みんなと一緒にっ」グスッ
梓「う、うぅ、うぅぅ、みんなぁぁぁ...」ポロポロ
160:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:46:36.99 :IxrgsfAj0
ツチヤ「う、んぷ、おえぇぇっ」
みほ「.........」
麻子「これは、ひどいな」
杏「...みんな、最後まで、戦ったんだね」
杏「船内への入口、あの感じだと、中は、もう...」
ツチヤ「う、んぷ、おえぇぇっ」
みほ「.........」
麻子「これは、ひどいな」
杏「...みんな、最後まで、戦ったんだね」
杏「船内への入口、あの感じだと、中は、もう...」
161:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 15:47:24.49 :IxrgsfAj0
みほ「...行きましょう」
ツチヤ「行くって、どこに」
みほ「...逃げれるところまで、逃げましょう」
みほ「今は、選択肢は、それしかないんですから」
みほ「...行きましょう」
ツチヤ「行くって、どこに」
みほ「...逃げれるところまで、逃げましょう」
みほ「今は、選択肢は、それしかないんですから」
162:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 17:25:42.12 :IxrgsfAj0
ツチヤ「.........」
みほ「.........」
杏「.........」
麻子「.........」
ツチヤ「.........」
みほ「.........」
杏「.........」
麻子「.........」
163:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 17:26:18.06 :IxrgsfAj0
梓「...ん...ぅ...」スゥスゥ
杏「西住ちゃん、澤ちゃんは、寝てる?」
みほ「はい、多分、泣き疲れたんだと思います」
杏「そっか...」
梓「...ん...ぅ...」スゥスゥ
杏「西住ちゃん、澤ちゃんは、寝てる?」
みほ「はい、多分、泣き疲れたんだと思います」
杏「そっか...」
164:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 17:37:01.26 :IxrgsfAj0
杏「...なあ、これってさ、もう、さ」
麻子「...ツチヤさん、ガソリン、もう、無いんだな」
ツチヤ「...うん、ごめんね、ごめん、ねぇっ」
みほ「気にしないでください、ツチヤさん」
杏「...なあ、これってさ、もう、さ」
麻子「...ツチヤさん、ガソリン、もう、無いんだな」
ツチヤ「...うん、ごめんね、ごめん、ねぇっ」
みほ「気にしないでください、ツチヤさん」
165:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 17:37:30.42 :IxrgsfAj0
麻子「ああ、やるだけはやった、それだけは確かだ」
杏「うん、それだけは、間違いないよ」
麻子「...終わった、な」
麻子「ああ、やるだけはやった、それだけは確かだ」
杏「うん、それだけは、間違いないよ」
麻子「...終わった、な」
166:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 17:45:04.76 :IxrgsfAj0
杏「こんな開けた場所で止まるなんて、皮肉にしても酷いもんだよ」
麻子「むしろ、ここまで襲われなかったのが奇跡的だろう」
ツチヤ「私達も、襲われたら、ああなっちゃうんだろうね」
杏「ったく、ここまで苦しい中を生きてきたんだから、最期くらい、報われたかったねぇ」
みほ「.........」
杏「こんな開けた場所で止まるなんて、皮肉にしても酷いもんだよ」
麻子「むしろ、ここまで襲われなかったのが奇跡的だろう」
ツチヤ「私達も、襲われたら、ああなっちゃうんだろうね」
杏「ったく、ここまで苦しい中を生きてきたんだから、最期くらい、報われたかったねぇ」
みほ「.........」
167:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 17:58:33.48 :IxrgsfAj0
麻子「西住さん、何を探しているんだ.?」
みほ「.........」ガサゴソ
みほ「...あった」スッ
ツチヤ「それ、って」
麻子「五十鈴さんの、銃か」
麻子「西住さん、何を探しているんだ.?」
みほ「.........」ガサゴソ
みほ「...あった」スッ
ツチヤ「それ、って」
麻子「五十鈴さんの、銃か」
168:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:09:04.38 :IxrgsfAj0
杏「最後まで徹底抗戦、ってわけじゃ、なさそうだね」
ツチヤ「...楽、だろうな、怖くも、苦しくも、なくて」
麻子「...昨日から、全然寝てない、もう、疲れた」
杏「......西住ちゃん」
みほ「.........」コク
杏「最後まで徹底抗戦、ってわけじゃ、なさそうだね」
ツチヤ「...楽、だろうな、怖くも、苦しくも、なくて」
麻子「...昨日から、全然寝てない、もう、疲れた」
杏「......西住ちゃん」
みほ「.........」コク
169:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:10:46.94 :IxrgsfAj0
みほ「......弾は、これだけです」
ツチヤ「4発、だね」
杏「...どうする?」
みほ「...皆さんを、ここまで連れてきたのは、私の責任です」
みほ「私は、一人でどうにかします」
みほ「......弾は、これだけです」
ツチヤ「4発、だね」
杏「...どうする?」
みほ「...皆さんを、ここまで連れてきたのは、私の責任です」
みほ「私は、一人でどうにかします」
170:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:13:10.22 :IxrgsfAj0
杏「...ありがとう、西住ちゃん」
ツチヤ「隊長、来世でも、よろしく、ね」
麻子「先に、あっちで待ってるぞ」
麻子「今までありがとう、西住さん」
みほ「.........っ」グスッ
杏「...ありがとう、西住ちゃん」
ツチヤ「隊長、来世でも、よろしく、ね」
麻子「先に、あっちで待ってるぞ」
麻子「今までありがとう、西住さん」
みほ「.........っ」グスッ
172:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:24:11.73 :IxrgsfAj0
みほ「.........」ジャキッ
みほ「.........」スッ
梓「......ん...ぅ」
梓「せ、ん...ぱい...?」
みほ「.........」カチッ
みほ「.........」ジャキッ
みほ「.........」スッ
梓「......ん...ぅ」
梓「せ、ん...ぱい...?」
みほ「.........」カチッ
173:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:25:19.00 :IxrgsfAj0
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
177:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:41:08.91 :IxrgsfAj0
みほ「.........っ」
みほ「...ぅ、ぁ、あぁ、あぁぁ」グスッ
みほ「ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ......っ!」
みほ「うあああああああぁぁぁぁぁぁ...... 」
みほ「.........っ」
みほ「...ぅ、ぁ、あぁ、あぁぁ」グスッ
みほ「ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ......っ!」
みほ「うあああああああぁぁぁぁぁぁ...... 」
178:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:43:05.57 :IxrgsfAj0
みほ「う、うぅ、うぅぅ、うああぁ、あぁぁぁ...」ガチャッ
みほ「早く!早く殺して!殺して!殺してよ!」
みほ「私はここにいるよ!早く殺して!殺してったら!ねえ!」
みほ「殺せええええええええええええ!」
みほ「う、うぅ、うぅぅ、うああぁ、あぁぁぁ...」ガチャッ
みほ「早く!早く殺して!殺して!殺してよ!」
みほ「私はここにいるよ!早く殺して!殺してったら!ねえ!」
みほ「殺せええええええええええええ!」
181:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:51:16.77 :IxrgsfAj0
ガサッ
みほ「.........っ!」ビクッ
みほ「...どうしたんですか、来て、早く、来て」
みほ「早く、きて!私を殺して!さあ!早く!早く!」
みほ「きて!私を殺してよ!ねえ!はやく!」
ガサッ
みほ「.........っ!」ビクッ
みほ「...どうしたんですか、来て、早く、来て」
みほ「早く、きて!私を殺して!さあ!早く!早く!」
みほ「きて!私を殺してよ!ねえ!はやく!」
182:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 18:52:20.74 :IxrgsfAj0
ガサッ ガサッ ガサササッ
みほ「.........」ゴクッ
みほ「...そう、そう、そのまま、きて、早く、殺して!」
みほ「はや、く...」
みほ「.........ぁ」
ガサッ ガサッ ガサササッ
みほ「.........」ゴクッ
みほ「...そう、そう、そのまま、きて、早く、殺して!」
みほ「はや、く...」
みほ「.........ぁ」
183:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 19:02:40.44 :IxrgsfAj0
ティーガ-Ⅰ「」キュラキュラキュラ
JS-2重戦車「」キュラキュラキュラ
チャーチル「」キュラキュラキュラ
スーパーギャラクシー「」ギュィィン
ティーガ-Ⅰ「」キュラキュラキュラ
JS-2重戦車「」キュラキュラキュラ
チャーチル「」キュラキュラキュラ
スーパーギャラクシー「」ギュィィン
184:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 19:06:26.00 :IxrgsfAj0
ケイ「ヘイ!全部焼き尽くしてちょうだい!」
カチューシャ「気持ち悪いわねえ!一掃するのよ!」
ダージリン「そう焦る必要は無いわ、ゆっくりと追い詰めましょう」
アンチョビ「うわぁ!この糸固いな!乾麺でももうちょっと柔らかいぞ!」
みほ「......ぇ、ぁ、どう、いう」
ケイ「ヘイ!全部焼き尽くしてちょうだい!」
カチューシャ「気持ち悪いわねえ!一掃するのよ!」
ダージリン「そう焦る必要は無いわ、ゆっくりと追い詰めましょう」
アンチョビ「うわぁ!この糸固いな!乾麺でももうちょっと柔らかいぞ!」
みほ「......ぇ、ぁ、どう、いう」
187:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 19:14:22.00 :IxrgsfAj0
エリカ「ほら!さっさと動いて!ここはまだ安全じゃないんだから!」
みほ「.........っぁ」
優花里「......ぁ」
みほ「...秋山さん、そのご家族の方、それに」
みほ「倉庫のみんなも、助かって...」
エリカ「ほら!さっさと動いて!ここはまだ安全じゃないんだから!」
みほ「.........っぁ」
優花里「......ぁ」
みほ「...秋山さん、そのご家族の方、それに」
みほ「倉庫のみんなも、助かって...」
189:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 19:20:49.32 :IxrgsfAj0
まほ「みほ!みほ!大丈夫か!」ダッ
みほ「お姉、ちゃん...?」
まほ「よかった、無事で、本当に、よかった...っ」ウルッ
みほ「これって、どういう…」
まほ「みほ!みほ!大丈夫か!」ダッ
みほ「お姉、ちゃん...?」
まほ「よかった、無事で、本当に、よかった...っ」ウルッ
みほ「これって、どういう…」
190:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 19:21:39.75 :IxrgsfAj0
まほ「大洗女子学園艦が原因不明の霧に包まれて、敵に襲われたと聞いている」
まほ「すぐに我々が召集されて、艦内の人々を救助する運びとなった」
まほ「見たことのない生物に、見上げるほどの化け物」
まほ「一時はどうなることかと思ったが、本当に助かったよ」
まほ「戦車でなら、容易に倒すことができて」
まほ「大洗女子学園艦が原因不明の霧に包まれて、敵に襲われたと聞いている」
まほ「すぐに我々が召集されて、艦内の人々を救助する運びとなった」
まほ「見たことのない生物に、見上げるほどの化け物」
まほ「一時はどうなることかと思ったが、本当に助かったよ」
まほ「戦車でなら、容易に倒すことができて」
194:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 19:40:48.54 :IxrgsfAj0
みほ「.........ぁ」
みほ「う、そ、なら、わたしが、みんなを、ころ、して」
まほ「倉庫にいなかった時はみんな諦めていたが、私はお前が生きていると信じてたぞ」
まほ「本当に生きてて良かった、みほ...みほ?」
みほ「.........ぁ」
みほ「う、そ、なら、わたしが、みんなを、ころ、して」
まほ「倉庫にいなかった時はみんな諦めていたが、私はお前が生きていると信じてたぞ」
まほ「本当に生きてて良かった、みほ...みほ?」
195:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 19:42:18.96 :IxrgsfAj0
みほ「い、や、いや、いや、そんなの、そんなのって」
みほ「あ、ごめ、なさい、あ、あぁ、やだ、いや、いや」
みほ「あ、あああ、あぁぁ、いや、だ、っぁ」
みほ「いやあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ..... .... ... .. . 」
みほ「い、や、いや、いや、そんなの、そんなのって」
みほ「あ、ごめ、なさい、あ、あぁ、やだ、いや、いや」
みほ「あ、あああ、あぁぁ、いや、だ、っぁ」
みほ「いやあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ..... .... ... .. . 」
204:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 20:15:46.56 :IxrgsfAj0
――――
――
-
優花里「と、絶望的な状況で、最後は諦める人も少なくない昨今」
みほ「不法侵入秋山さん、警察呼ぶのでその場で待機してください」
優花里「如何なる状況でも諦めなかった西住殿は、まさに軍師の鑑です!」
みほ「私は今まさに、秋山さんとの会話を諦めてるけどね」
――――
――
-
優花里「と、絶望的な状況で、最後は諦める人も少なくない昨今」
みほ「不法侵入秋山さん、警察呼ぶのでその場で待機してください」
優花里「如何なる状況でも諦めなかった西住殿は、まさに軍師の鑑です!」
みほ「私は今まさに、秋山さんとの会話を諦めてるけどね」
205:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 20:16:17.97 :IxrgsfAj0
優花里「私は、西住殿の判断は間違ってなかったと思います!」
みほ「不法侵入されるなら黒森峰に残ってたよ?」ニッコリ
優花里「凄い、西住殿にありがとうって言われちゃいましたぁ」
みほ「明日お医者に掛かりましょう、頭のですよ、秋山さん」
優花里「えへへっ」
おしまい
優花里「私は、西住殿の判断は間違ってなかったと思います!」
みほ「不法侵入されるなら黒森峰に残ってたよ?」ニッコリ
優花里「凄い、西住殿にありがとうって言われちゃいましたぁ」
みほ「明日お医者に掛かりましょう、頭のですよ、秋山さん」
優花里「えへへっ」
おしまい
206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/11/04(金) 20:17:46.12 :IxrgsfAj0
読んでいただいてありがとうございました
お暇あれば過去のもどうぞ
黒森峰みほ「もし流されたのが私の戦車だったら?」
西住みほ「みんなの心の闇、ですか?」
お疲れ様でした、失礼します
読んでいただいてありがとうございました
お暇あれば過去のもどうぞ
黒森峰みほ「もし流されたのが私の戦車だったら?」
西住みほ「みんなの心の闇、ですか?」
お疲れ様でした、失礼します
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